JPH0631065Y2 - トッププレート - Google Patents

トッププレート

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JPH0631065Y2
JPH0631065Y2 JP9010888U JP9010888U JPH0631065Y2 JP H0631065 Y2 JPH0631065 Y2 JP H0631065Y2 JP 9010888 U JP9010888 U JP 9010888U JP 9010888 U JP9010888 U JP 9010888U JP H0631065 Y2 JPH0631065 Y2 JP H0631065Y2
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JP
Japan
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plate
sliding
bolt
center
hole
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JP9010888U
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JPH0211809U (ja
Inventor
剛 八百本
真一 前川
茂夫 美藤
Original Assignee
サン仮設株式会社
剛 八百本
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、地下躯体工事を行なうとき、掘削した場所に
工事用資材を持ち込むため、トラックなどを乗り入れら
れるステージを造成するが、その造成のさいに使用され
る部材の1つであるトッププレートに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、ステージを造成するには、先づ掘削した場所に所
要間隔でH型鋼などからなるステージ杭を打ち込み立設
して、その先端を水平にガスなどで溶断したのち、所要
寸法の保持板を電気溶接などで溶接固着する。
次にステージ杭間に夫々の保持板を介してH型鋼からな
る大引材を載置し、保持板にボルト締めで固定して架設
したのち、大引材上に所要間隔で付設されたH型鋼など
からなる根太材上に、さらに覆工板を敷設して造成され
ている。
(考案が解決しようとする課題) ステージ杭は土中に打ち込んで立設させるので、大引材
を架設する相対したステージ杭の対向する面を正確に平
行にさせたり、或は両者の上端における芯線を同一線上
にするようなことは極めて困難である。
そのため先端に固着される保持板は、架設された大引材
をボルト締めできるよう芯線を出して位置を調整しなが
らステージ杭に溶接しているので、その作業が極めて面
倒であり、そのうえ工事現場には余り大きな容量の溶接
機を設置できないので、溶接にも時間がかかり、総体的
な作業工数を多く要する欠点がある。
又地下躯体工事に使用する各資材は、大体リースしたも
のを使用している場合が多いので、各資材を繰返し使用
することが原則なため、解体作業のとき固着した保持板
は溶断により取り外さなければならず、作業工数を多く
要し、そのうえステージ杭に損傷を与えたり、保持板が
再使用できなくなったりする欠点もある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、従来のこのような問題点に着目してなされた
ものであって、簡単な構造で溶接することなくボルト締
付けによりステージ杭に着脱自在に装着可能とすること
により、トッププレートの機能を飛躍的に向上せしめ
て、上記問題点を解決することを目的としている。
本考案は、ステージ杭のH型鋼断面の外囲面積と略同一
面積の正方形状基板に、その一面の中心部に円柱状突出
部を突設し、他面の中央附近に、ボルト孔を有するボル
ト保持板を相対して、基板中心を通り対向する両側面に
直交する直線に平行で且つ所要間隙を保持せしめて突設
すると共に、四隅部に、各側面より同一所要間隔内側に
して、該直線に直交する直線上に該ボルト保持板を夫々
突設された固定板;及び中心部に穿設された該突出部を
摺動自在に嵌合させる楕円形状の摺動孔と、各側辺から
所要寸法内側にした複数箇所に、回動不能に固定された
大引材を締付けするボルトを立設された該固定板と同一
形状の摺動板からなることを特徴とするトッププレート
である。
(作用) トッププレートは、大引材を架設する相対したステージ
杭が正確に芯出しされていなくとも、摺動板の調整で容
易に芯出しを行なうことができるので、ステージ杭の打
ち込みのさいそれ程注意を払う必要がないので、立設が
極めて容易である。
又トッププレートは、ボルト締付けによりH型鋼に取着
し、そのとき芯出しに余り注意を払うことがないので、
従来の溶接の場合に比較して取着が極めて容易であり、
さらに溶接を行なわないので、低技術者でも作業を行な
うことができる。
又地下躯体工事に使用する各資材は、大体リースしたも
のを使用している場合が多いので、各資材を繰返し使用
することが原則なので、解体作業のときトッププレート
を取り外さなければならないが、その作業が極めて容易
で作業工数を余り要せず、また作業中に殆ど自分自身或
はステージ杭に損傷を起すことがなく、繰返し再使用が
できる。
(実施例) 本考案を第1図〜第4図に示す一実施例に基づき以下詳
述する。1は、ステージ杭に使用されるH型鋼2の断面
の各外側角部を結んで形成された外囲面積と略同一面積
で所要厚さの正方形板状の基板3に、その一面の中心部
に、ネジ孔4を軸芯上に設けられた所要高さの円柱状突
出部5を突設し、他面の中心部附近と四隅部の所要箇所
に、中央附近にボルト孔6を設けられた方形板状のボル
ト保持板7を夫々突設された固定板である。
尚、基板3の中央附近には、基板中心Cを通り対向する
両側辺8、8′に直交する直線X上にボルト孔6の軸芯
を置き、基板中心Cを通る直線X及び対向する両側辺
8″、8に直交する直線Yに平行で且つ両側辺8、
8′側へ同一距離離れ、H型鋼2のウエブ分2′の厚さ
を超える所要間隙を保持して2個のボルト保持孔7を突
設して中央固定部9を形成している。また基板3の四隅
部には、対向する両側辺8、8′より同一所要寸法だけ
内側にすると共に、対向する両側辺8″、8よりH型
鋼2のフランジ2″の厚さを超える同一所要間隔を内側
にして、直線Xに平行な直線上に4個のボルト保持板7
を突設して内側固定部10、10′を形成している。
11は、中心部に穿設された、突出部5を摺動自在に嵌
合させる楕円形状の摺動孔12と、隣接する各側辺から
同一所要寸法だけ内側にして正方形状に配置された4箇
所に削設された、大引材を固定するボルト13の頭部1
4を回動不能に嵌合させるボルト窪部15とを備えた、
固定板1と同一面積の正方形板状の摺動下板16、及び
中心部に穿設された、摺動孔12よりも大きく該摺動孔
12に相似形状的に重合される楕円形状の蓋孔17と、
ボルト窪部15に嵌合された4個のボルト13を挿通さ
せる位置に穿設された、ボルトの貫挿孔18とを備え
た、摺動下板16と同一面積の正方形板状の摺動上板1
9からなる摺動板である。尚、摺動板11は、ボルト窪
部15に頭部14を嵌合させてボルト13を摺動下板1
6に立設させたのち、各ボルト13……を各貫挿孔18
……に挿通させて摺動上板19を摺動下板16に重合さ
せて、適宜な方法で両者を固着する。
20は蓋孔17に嵌合させて、突出部5のネジ孔4を介
してビス止めされた蓋、21は固定板1と摺動板11と
からなるトッププレートである。
このトッププレート21は、第4図に示す如く、ステー
ジ杭のH型鋼2先端を水平に断したのち、中央固定部9
の間にウエブ2′を挿入し、内側固定部10、10′を
H型鋼2の両フランジ2″、2″に内接するようにして
H型鋼2の頂部に載置し、中央固定部9の両ボルト保持
板7、7のボルト22を締付け、さらに内側固定部1
0、10′のボルト22′を締付けて固定板1をH型鋼
2に取着し、さらに摺動板11を回動させて大引材を架
設する相手のH型鋼2と芯出しをしたのち、蓋孔17に
蓋20を嵌着して突出部5にビス止めして装着を完了す
る。
この場合、トッププレート21は、大引材を架設する対
向したステージ杭が正確に芯出しされていなくとも、摺
動板11の調整で容易に芯出しを行なうことができるの
で、ステージ杭の打ち込みのさいそれ程注意を払う必要
がないので立設が極めて容易になる。
又トッププレート21は、ボルト締付けによりH型鋼2
に取着し、そのうえ芯出しに余り注意を払うことがない
ので、従来の溶接の場合に比較して取着が極めて容易で
あり、さらに取着に溶接を行なわないので低技術者でも
作業を容易に行なうことができる。
又地下躯体工事に使用する各資材は、大体リースしたも
のを使用している場合が多いので、各資材を繰返し使用
することが原則なので、解体作業のときトッププレート
2を取り外さなければならないが、その作業が極めて容
易で作業工数を余り要せず、また作業中に殆ど損傷を起
こすことがないので、繰返し再使用ができる。
上記の一実施例において、中央固定部9の相対した両ボ
ルト保持板7、7は、両ボルト孔6、6の軸芯を通る線
を線X上に置いたが、軸芯を通る線がH型鋼2のウエブ
2′の幅方向の中心附近にあれば目的を達することがで
きるので、軸芯を通る線を線Xに平行でその附近にある
ようにすると良い。
又摺動板11は、摺動下板16と摺動上板19の2枚で
構成したが、一方の面側から摺動孔12と蓋孔17の重
合した段付きの摺動孔と、貫挿孔18とを穿設し、他方
の面側から貫挿孔18の軸芯上で適宜の深さの窪部15
を削設するならば一枚の板で構成しても良い。
又摺動板11に4個のボルト13を立設するようにした
が、使用目的によっては、摺動孔12の長軸方向で一方
側の2個のボルト13であっても良い。
(考案の効果) 本考案は上記の構成を有するので次の効果を奏する。
(1) ステージ杭を立設するとき、芯出しについてそれ
程神経を払う必要がなくなったので、杭打ちが極めて容
易になり、作業能率の向上を計ることができる。
(2) ボルト締付けにより取着できるので、取着作業が
極めて容易なため、作業工数を著しく低減できる。
(3) 装着に溶接を行なわないので、低技術者でも作業
を行なうことができて、工数単価の引き下げができる。
(4) ボルト締付けなので着脱か容易であり、解体作業
のさいの作業工数を低減できる。
(5) 着脱作業のさい損傷を起すようなことがないの
で、極めて長寿命であり、経済性に優れている。
(6) ステージ杭の芯出しを正確に出すことができるの
で、ステージの安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は固定
板、第2図は摺動板、第3図はトッププレート、第4図
は使用方法の説明図で、各(イ)が平面図、各(ロ)が側面図
である。 1……固定板、2……H型鋼、2′……ウエブ 2″……フランジ、3……基板、5……突出部 6……ボルト孔、7……ボルト保持板 8、8′、8″、8……側辺、11……摺動板 12……摺動孔、13……ボルト、14……頭部 15……ボルト窪部、16……摺動下板 17……蓋孔、18……貫挿孔、19……摺動上板 21……トッププレート X、Y……直線、C……基板中心

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステージ杭のH型鋼断面の外囲面積と略同
    一面積の正方形板状基板に、その一面の中心部に円柱状
    突出部を突設し、他面の中央附近に、ボルト孔を有する
    ボルト保持板を相対して、基板中心を通り対向する両側
    辺に直交する直線に平行で且つ所要間隙を保持せしめて
    突設すると共に、四隅部に、各側面より同一所要間隔内
    側にして、該直線に直交する直線上に該ボルト保持板を
    夫々突設された固定板;及び中心部に穿設された該突出
    部を摺動自在に嵌合させる楕円形状の摺動孔と、各側辺
    から所要寸法内側にした複数箇所に、回動不能に固定さ
    れた大引材を締付けするボルトを立設された該固定板と
    同一形状の摺動板からなることを特徴とするトッププレ
    ート。
  2. 【請求項2】中心部に穿設された突出部を嵌合させた楕
    円形状の摺動孔と、各側辺から同一所要寸法内側にした
    複数箇所に削切された、ボルトの頭部を回動不能に嵌合
    させるボルト窪部とを備えた摺動下板;及び中心部に穿
    設された該摺動孔より大きく相似形状的に重合される蓋
    孔と、該ボルトを挿通させるよう穿設された貫通孔とを
    備えた摺動上板からなる摺動板を用いたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のトッププレー
    ト。
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JPH0211809U JPH0211809U (ja) 1990-01-25
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JPH0211809U (ja) 1990-01-25

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