JPH06310483A - 基板洗浄装置及び方法 - Google Patents

基板洗浄装置及び方法

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JPH06310483A
JPH06310483A JP10083693A JP10083693A JPH06310483A JP H06310483 A JPH06310483 A JP H06310483A JP 10083693 A JP10083693 A JP 10083693A JP 10083693 A JP10083693 A JP 10083693A JP H06310483 A JPH06310483 A JP H06310483A
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JP
Japan
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substrate
semiconductor wafer
frozen particles
cleaning
fine frozen
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JP10083693A
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English (en)
Inventor
Toshiki Ono
俊樹 大野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細な氷粒子を基板に衝突させてダスト等を
除去する洗浄装置において、装置の小型化、省スペース
化、高効率化を図る基板洗浄装置及び方法を得ることを
目的とする。 【構成】 洗浄槽10内で基板例えば半導体ウエハ7を
保持する保持アーム6に振動子41a、41bを取り付
け、高周波発振器により半導体ウエハ7を振動させて微
細凍結粒子4と半導体ウエハ7の衝突速度を制御して半
導体ウエハ7を洗浄する。 【効果】 微細凍結粒子4と半導体ウエハ7との衝突速
度を半導体ウエハ7の振動周波数と振幅により制御で
き、微細凍結粒子4用の噴射用ガス、排気ブロワ等が不
要となり、洗浄槽10の小型化が図れ、ダスト巻き上が
りも防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基板洗浄装置及び方
法、特に、半導体ウエハ、ガラス基板、ディスク基板、
固体材料片等の基板を洗浄する装置及び方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の氷粒子を用いた氷粒式基
板洗浄装置例えば半導体ウエハ洗浄装置を示す概略構成
図である。図において、1は微細凍結粒子を生成する製
氷部、2は製氷部1内に液体窒素を供給する冷却用液体
窒素供給管、3は製氷部1内に超純水を微噴霧する噴霧
ノズル、4は製氷部1内で生成された純水の微細凍結粒
子である。5は微細凍結粒子4を噴射する噴射ノズル、
6は基板例えば半導体ウエハの保持アーム、7は保持ア
ーム6に保持された半導体ウエハ、8は半導体ウエハ7
を移動させるためのリニアモータ、9は排気口、10は
保持アーム6、半導体ウエハ7及び噴射ノズル5を収容
する洗浄槽、11は噴射用ガスを噴射ノズル5に供給す
る噴射用ガス供給管、12は洗浄槽10内を排気する排
気ブロワである。
【0003】従来の半導体ウエハ洗浄装置は上述したよ
うに構成され、断熱材(図示しない)で囲まれた製氷部
1内に冷却用液体窒素供給管2を介して液体窒素を供給
し、液体窒素を製氷部1の内部で蒸発させることにより
製氷部1内を冷却する。製氷部1内が十分に冷却された
後、噴霧ノズル3から超純水を製氷部1内に微噴霧し微
細凍結粒子4を得る。微細凍結粒子4は、液体窒素の蒸
発により製氷部1内の圧力が高くなっているため、噴射
ノズル5へ押し出される。噴射ノズル5には噴射用ガス
供給管11から高圧の噴射用ガスが供給されており、こ
の噴射用ガスと噴射ノズル5内部で混合されることによ
り、微細凍結粒子4は高速に加速され、噴射用ガスと共
に半導体ウエハ7に向けて噴射される。
【0004】こうして微細凍結粒子4を保持アーム6に
保持された半導体ウエハ7に向けて高速度で噴射するこ
とにより、半導体ウエハ7の表面を洗浄する。この際、
排気ブロワ12により洗浄槽10の排気を行い、噴射用
ガスの噴射に起因する噴流の巻き上がりを防止する。な
お、図7には示さないが、噴射ノズル5を2個配置する
ことにより、半導体ウエハの表・裏面を同時に洗浄する
こともできる。
【0005】上述したような従来の氷粒式半導体ウエハ
洗浄装置では、微細凍結粒子4を半導体ウエハ7に衝突
させて洗浄効果を得るために、微細凍結粒子4を加速す
る手段として高圧のガスを用い、この高圧ガスと共に微
細凍結粒子4を噴射して微細凍結粒子4の飛行速度を上
げる必要がある。従って、大量の高圧ガスを消費するば
かりでなく、洗浄槽10内へ噴射された噴流をすべて排
気口9から排気するためには大型で大排気量の排気ブロ
ワ12が必要であり洗浄槽10が複雑になるという問題
点があった。さらに、小型の排気口9や小型の洗浄槽1
0を用いると、洗浄槽10内の噴流をすべて排気口9か
ら排気することができないので、一度は半導体ウエハ7
から取り除かれたダストが噴流により巻き上がり、半導
体ウエハ7に再付着するという問題点があった。
【0006】図8は、従来の他の基板洗浄装置例えば特
開平3−169012号公報に示された超音波を利用し
た半導体ウエハ洗浄装置を示す要部概略図である。図に
おいて、13は飛散する異物を装置外に排出するダク
ト、14は半導体ウエハ7の表面にイオン化された空気
を浴びせるイオン化エア噴射ノズル、15は半導体ウエ
ハ7を裏面で保持するチャック、16はイオン化エア噴
射ノズル14に並べて配置された高圧エア噴射ノズル、
17はチャック15に接続されたカップリング、18は
カップリング17に接続されチャック15を回転させる
モータ、19は半導体ウエハ7に超音波振動をチャック
15を介して与える超音波振動装置である。
【0007】次に、図8に示した半導体ウエハ洗浄装置
の動作について説明する。まず、半導体ウエハ7をチャ
ック15の上面に搭載する。次に、真空排気装置(図示
しない)が動作し、チャック15面にある細孔(図示し
ない)を通じ半導体ウエハ7裏面とチャック15の面と
の間の空気を排気することにより、チャック15面に半
導体ウエハ7を固定する。次にモータ18が回転する
と、カップリング17とチャック15とは可撓性部材例
えばスプリング17aにより接続されているため、半導
体ウエハ7は回転すると共に超音波振動装置19が作動
することにより半導体ウエハ7に超音波振動が伝えられ
る。
【0008】一方、この動作とともに、装置外にあるリ
ザーバ(図示しない)に停留する空気に高電圧が印加さ
れ、この放電により、イオンを発生し、イオン化エア噴
射ノズル14により、半導体ウエハ7表面にイオン分子
を吹きつける。さらに、これと同時に高圧エア噴射ノズ
ル16の噴射口より乾燥空気を半導体ウエハ7上に吹き
付ける。これにより、半導体ウエハ7上の異物は、イオ
ン分子と静電気力により結合し、乾燥空気により吹き飛
ばされる。また、この高圧エア噴射ノズル16と対向し
て取付けられたダクト13で、残りの異物は吸い込ま
れ、装置外に排出される。
【0009】上述したような超音波を利用した半導体ウ
エハ洗浄装置のチャック15すなわち半導体ウエハ7の
保持装置を図7の半導体ウエハ洗浄装置に適用した場
合、半導体ウエハ7を高周波で振動させながら微細凍結
粒子4を噴射することができる。従って、微細凍結粒子
4の飛行速度は遅くとも、半導体ウエハ7と微細凍結粒
子4との衝突時の相対速度を上げることが可能となる。
しかしながら、図7に示したウエハ保持装置では、半導
体ウエハ7の両面を同時に洗浄することは不可能であ
り、片表面のみしか洗浄することができないという問題
点があった。
【0010】図9は、従来の半導体ウエハ洗浄用の保持
装置を示す斜視図、図10は、半導体ウエハの洗浄の状
態を示す概略図、図11は、従来の半導体ウエハ洗浄装
置により半導体ウエハに噴射される微細凍結粒子の噴射
軌跡を示す模式図、図12及び図13は、半導体ウエハ
上に形成された配線パターンの洗浄状態を示す概略拡大
図である。図9において、20及び21は半導体ウエハ
7を保持する4つのフィンガー22〜25を有しシリン
ダ26によって相対的に接離する2つのアーム、27〜
30はアーム20、21のフィンガー22〜25に回転
自在に設けられ、半導体ウエハ7の周縁に接触する上下
4個のローラである。
【0011】また、31はローラ27〜30のうち下方
のローラ29、30を回転させるウエハ駆動用のモー
タ、32及び34はモータ31のギア33に噛合される
ギアである。35は半導体ウエハ7を水平方向に横行動
作させる駆動源としてのリニアモータで、水平方向に延
在するレール36と、このレール36上を往復動する電
動体としてのスライダー37とからなり、このうちスラ
イダー37にはアーム20、21が設けられている。図
11において、38は半導体ウエハ7上に噴射された微
細凍結粒子4の照射軌跡、図12及び13において、3
9は半導体ウエハ7上に形成された配線パターン、40
はこの配線パターン39の配線と配線の間に付着した微
小異物である。
【0012】このように構成された半導体ウエハの洗浄
装置を用いて半導体ウエハ7を洗浄するには、先ず搬送
機(図示せず)によって所定の位置に半導体ウエハ7を
搬送し、次いで2つのアーム20、21を互いに接近す
る方向にシリンダ26によって移動させローラ27〜3
0により半導体ウエハ7を保持し、しかる後にモータ3
1によってローラ29、30を同期回転させると共に、
リニアモータ35によってアーム20、21を移動させ
ることにより、半導体ウエハ7を噴射ノズル5に対して
回転・横行動作させながら微細凍結粒子4を噴射させ、
半導体ウエハ7の全表面を洗浄する。すなわち、微細凍
結粒子4の半導体ウエハ7上の照射軌跡38は、例えば
図11に示すように、噴射ノズル5が相対的に半導体ウ
エハ7の中心から円周方向に移動し、次いで半導体ウエ
ハ7が回転した後にその中心から円周方向に移動して洗
浄を行っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体ウエハ洗
浄装置においては、半導体ウエハ7への微細凍結粒子4
の照射軌跡38は、配細パターンがいかようであろうと
も図11で示すようなものであるため、配細パターンに
対する微細凍結粒子4の噴射方向は、半導体ウエハ7上
の各部で一様でなく、ある所では、図12のように照射
され、ある所では図13のように照射されていた。従っ
て、図13で示すように微細凍結粒子4が、配線パター
ン39に対して平行方向に照射される場合には微小異物
40は除去されるが、平行に照射されないとき、例えば
図12に示す方向より照射される場合には、配線パター
ン39の凹部に付着した微小異物40は配線パターン3
9に遮られて微小異物40は除去できないという問題が
あった。
【0014】この発明は、上述した問題点を解決するた
めになされたもので、大量の高圧ガスを消費せず、排気
ブロワや大型の洗浄槽を必要とせず、しかも半導体ウエ
ハの表面及び裏面を同時に洗浄することができると共
に、小型の洗浄槽で半導体ウエハ上に形成された全ての
配線と配線の間に付着している異物を取り除くことがで
きる基板洗浄装置及び方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項第1項
に係る発明は、洗浄槽内で基板を保持する保持アームに
基板を振動させる振動子及びこの振動子に振動エネルギ
ーを供給する発振器を備えたものである。この発明の請
求項第2項に係る発明は、発振器により振動子を高周波
振動させて保持アームに保持された基板を振動させると
共に、この振動振幅及び周波数を調節することにより、
微細凍結粒子と基板との衝突速度を制御するものであ
る。この発明の請求項第3項に係る発明は、基板を振動
子により振動させながら微細凍結粒子を基板に噴射して
基板表面に付着したダスト等の汚れを除去するものであ
る。この発明の請求項第4項に係る発明は、基板及び噴
射ノズルの少なくとも一方を凹凸パターンのある基板の
パターンに沿って移動させる制御手段を設けたものであ
る。この発明の請求項第5項に係る発明は、基板である
半導体ウエハ及び噴射ノズルの少なくとも一方を半導体
ウエハに形成された配線パターンに平行に移動させるも
のである。
【0016】
【作用】この発明の請求項第1項においては、基板を振
動子により振動させながら微細凍結粒子で洗浄するの
で、基板に対する微細凍結粒子の衝突速度が大きくなり
洗浄効果を向上させる。この発明の請求項第2項におい
ては、基板の振動周波数及び振幅に応じた相対速度で微
細凍結粒子が基板に衝突する。この発明の請求項第3項
においては、基板を振動子により振動させながら微細凍
結粒子で洗浄するので、基板に対する微細凍結粒子の衝
突速度が大きくなり効率良く基板を洗浄する。この発明
の請求項第4項においては、基板及び噴射ノズルの少な
くとも一方を凹凸パターンのある基板のパターンに沿っ
て所定の方向に移動させるので、凹部に付着した微小異
物を除去することができる。この発明の請求項第5項に
おいては、基板である半導体ウエハの形成された配線パ
ターンに平行に洗浄するので、配線パターン間の凹部に
詰まった微小異物を効率良く除去できる。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1はこの発明による基板洗浄装置例
えば氷粒式の半導体ウエハ洗浄装置を示す概略構成図で
ある。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
している。図において、41は半導体ウエハ7の保持ア
ーム6を介して半導体ウエハ7に高周波振動を与える従
来公知の振動子、42は振動エネルギーを振動子41に
与える高周波発振器である。
【0018】図2は図1に示した半導体ウエハ7の保持
装置である保持アーム6を示す斜視図である。図におい
て、43は水平方向に延在するレール、44a、44b
はレール43上を各々が互いに独立して接離する電動体
としてのスライダーであり、これらのレール43とスラ
イダー44a、44bによりリニアモータ8が構成され
ている。スライダー44a、44bには、それぞれ振動
子41a、41bを介して垂直下方に延在する1対の保
持アーム6a、6bが設けられている。
【0019】上述したように構成された半導体ウエハ洗
浄装置では、次のように半導体ウエハ7の洗浄が行われ
る。先ず、搬送機(図示せず)によって所定の位置に半
導体ウエハ7を搬送し、2つのスライダー44a、44
bを互いに接近する方向に移動させることにより半導体
ウエハ7を保持する。次に、高周波発振器42から、任
意に選択された保持アーム6の共振周波数と同じ周波数
をもつ振動エネルギーを振動子41に供給する。これに
より振動子41は図1のA方向すなわち半導体ウエハ7
の表面に垂直な方向に振動し、その振動振幅が保持アー
ム6により半導体ウエハ7に効率よく伝達され、半導体
ウエハ7は微細凍結粒子4の噴射方向であるB方向に振
動する。
【0020】一方、従来の氷粒式半導体ウエハ洗浄装置
と同様にして製氷部1内で微細凍結粒子4が製造され
る。得られた微細凍結粒子4は、液体窒素供給管2から
導入される液体窒素が気化することにより製氷部1の内
圧が高くなっているので、この内圧によって噴射ノズル
5まで押し出された後、半導体ウエハ7へ向かって、製
氷部1の内圧と噴射ノズル5の噴射口との差圧によって
与えられる速度で噴射される。
【0021】このとき、半導体ウエハ7は振動子41に
より振動しているので、微細凍結粒子4と半導体ウエハ
7とは、上記差圧によって与えられる噴射速度に加え
て、半導体ウエハ7の振動周波数及び振幅に応じた相対
速度を持って衝突することになる。これにより半導体ウ
エハ7の表面を効率的に洗浄することができる。なお、
図1には示さないが、2個の噴射ノズル5を半導体ウエ
ハ7を挟んでその両側に配置することにより、半導体ウ
エハ7の表面及び裏面を同時に洗浄することができる。
【0022】また、振動子41に供給される振動エネル
ギーの周波数を保持アーム6の共振周波数から選択すれ
ば、半導体ウエハ7の振動周波数を変更することができ
るので、微細凍結粒子4と半導体ウエハ7の衝突速度を
制御できるので、これにより洗浄強度を制御できる。な
お、上述した実施例では、振動子41に振動エネルギー
を供給する高周波発振器42として周波数選択式高周波
発振器42を用いた場合を示したが、任意に選定された
周波数をもつ振動エネルギーを振動子41に供給できれ
ばよく、その発振器自身の構成は問わない。
【0023】実施例2.図3はこの発明の実施例2によ
る基板例えば半導体ウエハの洗浄装置のシステム図、図
4及び図5はこの発明に係る基板例えば半導体ウエハの
洗浄装置及び方法における微細凍結粒子4の照射軌跡の
一例を示す概略図である。これらの図において、50は
半導体ウエハ7上に形成される複数の半導体装置の配線
パターンデータ、51はこれらの半導体装置の半導体ウ
エハ7上における配置データ、52は配線パターンデー
タ50と配置データ51を入力するための入力装置、5
3は入力装置52より入力されたデータを処理し、洗浄
装置において洗浄時の半導体ウエハ7の動作を、図9に
示した装置のローラ27〜30及びスライダー37の動
作によって制御する制御手段である制御装置である。
【0024】このように構成された半導体ウエハの洗浄
装置においては、半導体ウエハ7の上に形成される半導
体装置の配線パターンデータ50及び配置データ51を
予め入力装置52に入力しておく。入力されたデータに
基づいて、制御装置53により洗浄中の半導体ウエハ7
の動作を、ローラ27〜30、スライダー37の動作に
よって制御することができる。すなわち、半導体ウエハ
7上に噴射される微細凍結粒子4の照射軌跡38を、配
線パターンデータ50及び配置データ51によって制御
することにより、例えば、図4又は図5に示すような照
射軌跡38で洗浄を行う。すなわち、図13に示すよう
に、半導体ウエハ7上に形成される全ての配線パターン
に対して平行な方向に微細凍結粒子4を照射することに
よって、半導体ウエハ7上に形成された配線パターン3
9の間に付着した微小異物40の除去能力を著しく向上
させることができる。なお、上述では図9に示した保持
装置を使用した場合について説明したが、後述するよう
に、図6の保持装置も同様に適用できる。この場合、半
導体ウエハ7を振動させながら配線パターンに平行に微
細凍結粒子4を照射することにより、より洗浄効果を向
上させると共に、半導体ウエハ7の両面の洗浄が可能で
ある。
【0025】実施例3.図6は、この発明の実施例3に
よる基板例えば半導体ウエハの洗浄装置の要部を示す斜
視図である。図において、60は半導体ウエハ保持用ア
ームの駆動源としてのリニアモータであり、水平方向に
延在するレール61と、このレール61上をそれぞれ互
いに独立して進退する導電体としての2つのスライダー
44a、44bとからなり、このうち両スライダー44
a、44bには、振動子41a、41bが設けられてお
り、これらの振動子41a、41bを介して、垂直下方
に延在するフィンガー62、63を有する水平アーム6
4、65が設けられている。フィンガー62、63の先
端部には、半導体ウエハ7を回転自在に保持するローラ
66〜71が設けられている。
【0026】72、73は、ローラ66〜71を同期回
転させる2つの駆動装置であり、それぞれスライダー4
4a、44bに設けられている。駆動装置72、73と
ローラ66〜71とは、例えばベルト等の伝達機構(図
示しない)によって連結されている。74は、リニアモ
ータ60を垂直方向に上下動作させる駆動源としてのリ
ニアモータで、鉛直方向に設置されたレール75と、こ
のレール75に沿って鉛直方向に進退する導電体として
のスライダー76とからなり、このうちスライダー76
にはレール75が設けられている。
【0027】このように構成された基板洗浄装置におい
ては、実施例1に示したように、半導体ウエハ7は振動
子41a、41bにより振動しているので、微細凍結粒
子4と半導体ウエハ7とは、半導体ウエハ7の振動周波
数及び振幅に応じた相対速度で衝突する。これにより、
半導体ウエハ7の表面を効率的に洗浄することができ
る。また、実施例2に示したように、半導体ウエハ7上
に噴射される微細凍結粒子4の照射軌跡38を、配線パ
ターンデータ50及び配置データ51によって制御する
ことにより、例えば、図4又は図5に示すような照射軌
跡38とし、図12に示すように、半導体ウエハ7上に
形成される全ての配線パターン46に対して平行方向に
微細凍結粒子4を照射することができる。従って、半導
体ウエハ7上に形成された配線パターン39の間に付着
した微小異物40の除去能力を著しく向上させることが
できる。さらに、振動子41a、41bにより半導体ウ
エハ7を振動させながら配線パターン39に平行に微細
凍結粒子4を照射することにより、より洗浄効果を向上
させることができる。また、半導体ウエハ7の表面及び
裏面の洗浄が可能である。
【0028】実施例4.なお、上述した実施例2では、
図3に示したように配線パターンデータ50及び配置デ
ータ51を入力装置52により入力する場合を示した
が、通信装置等によって半導体装置の設計データを直接
入力装置52に入力し、制御装置53により洗浄装置5
4の制御を行なっても何等差し支えない。
【0029】実施例5.上述した実施例1、3において
は、リニアモータ8、60により半導体ウエハ7を水平
方向に移動させていたが、この発明はこれに限定される
ものではなく、例えば水平方向に延在するボールねじ及
びこのボールねじ上を進退する移動子からなる起動源
(図示しない)を用いても何等差し支えない。
【0030】実施例6.上述した実施例2、3において
は、配線パターンデータ50に従って、半導体ウエハ7
を移動させる方法について述べたが、噴射ノズル3を配
線パターンに平行に移動させてもよく、上述と同様な効
果を奏する。勿論、半導体ウエハ7を保持アームにより
上下、左右に動かすと共に回転させ、同時に噴射ノズル
3も移動させてもよく、上述と同様な効果を奏する。ま
た、噴射ノズル3を半導体ウエハ7に対して上方向は早
く、下方向はゆっくり移動する等により、さらに洗浄時
間を短縮することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の請求項
第1項は、洗浄槽と、この洗浄槽内で洗浄される基板を
移動可能に保持する保持アームと、この保持アームを移
動させる保持アーム駆動手段と、超純水を凍結して超純
水の微細凍結粒子を生成する製氷部と、この製氷部で生
成された微細凍結粒子を上記洗浄槽内で保持された基板
に噴射する噴射ノズルとを備えた基板洗浄装置であっ
て、上記保持アームに設けられ上記基板を振動させる振
動子と、この振動子に振動エネルギーを供給する発振器
とを備えたので、基板に対する微細凍結粒子の衝突速度
が大きくなり洗浄効果が向上し、微細凍結粒子の飛行速
度を上げる必要がなくなるので微細凍結粒子の加速手段
としての高圧ガスの使用を減少でき、排気ブロワ設備の
必要もなく、洗浄槽を小型化でき、ダストの巻き上がり
による再付着を防止できるという効果を奏する。
【0032】この発明の請求項第2項は、微細凍結粒子
の噴射ノズルからの噴射を製氷部内部の圧力と噴射ノズ
ルの噴射口部分の圧力との差圧を利用し、かつ発振器に
より振動子を高周波振動させて保持アームに保持された
基板を振動させると共に、この振動振幅及び周波数を調
節することにより、微細凍結粒子と基板との衝突速度を
基板の振動周波数と振幅により制御でき、基板の洗浄効
率を向上させることができるという効果を奏する。
【0033】この発明の請求項第3項は、洗浄槽内で洗
浄される基板を保持アームにより保持し、超純水を凍結
して微細凍結粒子を生成し、この微細凍結粒子を噴射ノ
ズルから噴射して上記基板に衝突させ、基板表面に付着
したダスト等の汚れを除去する基板洗浄方法であって、
上記基板を振動子により振動させながら微細凍結粒子を
基板に噴射して洗浄を行うので、基板に対する微細凍結
粒子の衝突速度が大きくなり洗浄効果が向上し、効率的
に基板を洗浄することができるという効果を奏する。
【0034】この発明の請求項第4項は、洗浄槽と、こ
の洗浄槽内で洗浄される基板を移動可能に保持する保持
アームと、この保持アームを移動させる保持アーム駆動
手段と、超純水を凍結して超純水の微細凍結粒子を生成
する製氷部と、この製氷部で生成された微細凍結粒子を
上記洗浄槽内で保持された基板に噴射する移動可能な噴
射ノズルとを備えた基板洗浄装置であって、上記基板及
び上記噴射ノズルの少なくとも一方を凹凸パターンのあ
る基板のパターンに沿って所定の方向に移動させて洗浄
を行う制御手段を設けたので、洗浄する基板の汚れの状
態に応じて最適な洗浄を行うことができるという効果を
奏する。
【0035】この発明の請求項第5項は、基板が半導体
ウエハであり、半導体ウエハ及び噴射ノズルの少なくと
も一方を半導体ウエハに形成された配線パターンに平行
に移動させるので、半導体ウエハの形成された配線パタ
ーンの間に付着した微小な異物の除去能力を著しく向上
させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による基板洗浄装置を示す
概略構成図である。
【図2】図1に示した基板の保持アームを示す斜視図で
ある。
【図3】この発明の実施例2による基板洗浄装置のシス
テム図である。
【図4】この発明の基板洗浄装置による微細凍結粒子の
照射軌跡を示す概略図である。
【図5】この発明の基板洗浄装置による微細凍結粒子の
照射軌跡を示す概略図である。
【図6】この発明の実施例3による基板洗浄装置の要部
を示す斜視図である。
【図7】従来の基板洗浄装置を示す概略構成図である。
【図8】従来の他の基板洗浄装置を示す概略図である。
【図9】従来の他の基板洗浄装置の要部を示す斜視図で
ある。
【図10】基板の洗浄状態を示す概略図である。
【図11】従来の基板洗浄装置により基板に照射される
微細凍結粒子の照射軌跡を示す模式図である。
【図12】半導体ウエハに形成された配線パターンの洗
浄状態を示す概略拡大図である。
【図13】半導体ウエハに形成された配線パターンの洗
浄状態を示す概略拡大図である。
【符号の説明】
1 製氷部 2 液体窒素供給管 3 噴霧ノズル 4 微細凍結粒子 5 噴射ノズル 6、6a、6b 保持アーム 7 半導体ウエハ 8、60 リニアモータ 9 排気口 10 洗浄槽 38 照射軌跡 41、41a、41b 振動子 42 高周波発振器 43、61、75 レール 44a、44b、76 スライダー 50 配線パターンデータ 51 配置データ 52 入力装置 53 制御装置 54 洗浄装置 62、63 フィンガー 64、65 水平アーム 66〜71 ローラ 72、73 駆動装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、 この洗浄槽内で洗浄される基板を移動可能に保持する保
    持アームと、 この保持アームを移動させる保持アーム駆動手段と、 超純水を凍結して超純水の微細凍結粒子を生成する製氷
    部と、 この製氷部で生成された微細凍結粒子を上記洗浄槽内で
    保持された基板に噴射する噴射ノズルとを備えた基板洗
    浄装置であって、 上記保持アームに設けられ上記基板を振動させる振動子
    と、 この振動子に振動エネルギーを供給する発振器とを備え
    たことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 微細凍結粒子の噴射ノズルからの噴射
    は、製氷部内部の圧力と噴射ノズルの噴射口部分の圧力
    との差圧を利用し、かつ発振器は、振動子を高周波振動
    させて保持アームに保持された基板を振動させると共
    に、この振動振幅及び周波数を調節することにより、微
    細凍結粒子と基板との衝突速度を制御することを特徴と
    する請求項第1項記載の基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 洗浄槽内で洗浄される基板を保持アーム
    により保持し、 超純水を凍結して微細凍結粒子を生成し、 この微細凍結粒子を噴射ノズルから噴射して上記基板に
    衝突させ、基板表面に付着したダスト等の汚れを除去す
    る基板洗浄方法であって、 上記基板を振動子により振動させながら微細凍結粒子を
    基板に噴射して洗浄を行うことを特徴とする基板洗浄方
    法。
  4. 【請求項4】 洗浄槽と、 この洗浄槽内で洗浄される基板を移動可能に保持する保
    持アームと、 この保持アームを移動させる保持アーム駆動手段と、 超純水を凍結して超純水の微細凍結粒子を生成する製氷
    部と、 この製氷部で生成された微細凍結粒子を上記洗浄槽内で
    保持された基板に噴射する移動可能な噴射ノズルとを備
    えた基板洗浄装置であって、 上記基板及び上記噴射ノズルの少なくとも一方を凹凸パ
    ターンのある基板のパターンに沿って所定の方向に移動
    させて洗浄を行う制御手段を設けたことを特徴とする基
    板洗浄装置。
  5. 【請求項5】 基板が半導体ウエハであり、半導体ウエ
    ハ及び噴射ノズルの少なくとも一方を半導体ウエハに形
    成された配線パターンに平行に移動させることを特徴と
    する請求項第4項記載の基板洗浄装置。
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