JPH06310288A - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置

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JPH06310288A
JPH06310288A JP5096347A JP9634793A JPH06310288A JP H06310288 A JPH06310288 A JP H06310288A JP 5096347 A JP5096347 A JP 5096347A JP 9634793 A JP9634793 A JP 9634793A JP H06310288 A JPH06310288 A JP H06310288A
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JP
Japan
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power supply
discharge lamp
voltage
output
capacitor
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JP5096347A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Miyazaki
光治 宮崎
Shigeru Horii
堀井  滋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ランプ電流の平滑機能を低下させることなく放
電ランプを再点弧させるのに十分な再点弧電圧を印加で
きるようにし、放電ランプを安定に始動・点灯させる。 【構成】放電ランプ20の点灯後の極性反転時にパルス
トランス18の2次巻線18aに蓄積されたエネルギー
を小容量のコンデンサ14へ回生しコンデンサ14に発
生する電圧で放電ランプを確実に再点弧させる。このと
きダイオード31はコンデンサ14に発生する電圧が第
1の直流電源1の出力電圧と同じになるとオン状態にな
り、コンデンサ14に発生する電圧が第1の直流電源1
に発生する電圧以上になることはない。また放電ランプ
の再点弧時以外はコンデンサ11,14でランプ電流を
十分に平滑する。以上のような構成によりコンデンサ1
1,14によってランプ電流を十分に平滑し、放電ラン
プ20の再点弧時にのみコンデンサ14には十分な再点
弧電圧を発生させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電ランプを点灯する
放電ランプ点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の放電ランプ点灯装置の構成
を示す回路図である。図5において、1は第1の直流電
源であって、交流電源2とダイオード3,4と第1のコ
ンデンサである電解コンデンサ5,6とで構成され、ダ
イオード3,4で交流電源2の出力を整流し電解コンデ
ンサ5,6で平滑し直流を出力する倍電圧整流回路を構
成している。17は負荷であって、パルストランス18
と高圧発生回路19と放電ランプ20とで構成され、パ
ルストランス18と高圧発生回路19は放電ランプ20
の始動時に高圧パルス印加するために設けられたもので
あり、インダクタンス素子であるパルストランス18の
2次巻線18aと放電ランプ20とは直列に接続されて
いる。21はインバータ回路であるブリッジインバータ
回路であって、第2のスイッチング素子であるトランジ
スタ22,23,24,25とこのトランジスタ22,
23,24,25のそれぞれに逆並列に接続された第1
のダイオードであるダイオード26,27,28,29
とさらにトランジスタ22,23,24,25をオン・
オフさせる信号を出力するドライブ回路30とで構成さ
れている。また、50は直流電源である降圧チョッパ回
路であって、スイッチング素子であるトランジスタ51
とチョークコイル52とダイオード53とコンデンサ5
4と出力電圧を検出するランプ電圧検出回路56と出力
電流を検出するランプ電流検出回路57とこれらランプ
電圧検出回路56およびランプ電流検出回路57の出力
信号を入力しトランジスタ51にオン・オフ制御信号を
出力する制御回路55とで構成されている。
【0003】次に上記の構成の動作を説明する。交流電
源2の出力を倍電圧整流し直流に変換した第1の直流電
源1の出力を降圧チョッパ回路50に入力する。トラン
ジスタ51がオンすると、トランジスタ51、チョーク
コイル52を介してコンデンサ54を充電し、トランジ
スタ51がオフすると、チョークコイル52は電流を流
し続けようとするためチョークコイル52、コンデンサ
54、ダイオード53の経路で電流が流れコンデンサ5
4を充電する。なお制御回路55によりトランジスタ5
1のオン・オフ動作は制御され、降圧チョッパ回路50
の出力であるコンデンサ54の両端に所定の直流電圧が
発生するが、降圧チョッパ回路50は回路方式上、常に
第1の直流電源1の出力電圧より低い電圧がコンデンサ
54の両端に発生する。次にブリッジインバータ回路2
1はトランジスタ22,25および23,24がドライ
ブ回路30によって交互にオン・オフすることにより降
圧チョッパ回路50の出力電圧を交流に変換し負荷17
に出力する。
【0004】負荷17を構成するパルストランス18と
高圧発生回路19は放電ランプ20の始動時に放電ラン
プ20に高圧パルスを印加するためのものであり、高圧
発生回路19で発生した高圧パルスはパルストランス1
8に印加され、パルストランス18の2次巻線18aに
発生した高圧パルスはダイオード26,27,28,2
9とコンデンサ54を介して放電ランプ20に印加され
る。放電ランプ20が点灯するとランプ電圧検出回路5
6とランプ電流検出回路57の出力信号を入力した制御
回路55からの出力信号でトランジスタ51はオン・オ
フ制御され、降圧チョッパ回路50からはランプ電圧値
にほぼ等しい直流電圧が出力され、ブリッジインバータ
回路21で交流に変換し放電ランプ20は矩形波の交流
で点灯する。また、放電ランプ20が放電を開始する以
前は、第1の直流電源1の出力電圧より低い所定の電圧
を出力する。ブリッジインバータ回路21のダイオード
26,27,28,29は、パルストランス18の2次
巻線18aから発生した高圧パルスをコンデンサ54を
介して放電ランプ20に印加するためのものであるとと
もに、放電ランプ20の点灯後の極性反転時にパルスト
ランス18の2次巻線18aに蓄積されたエネルギーを
放電ランプ20を介してコンデンサ54へ回生するため
ものである。
【0005】以上のような構成により、放電ランプ20
が放電を開始する以前は、第1の直流電源1の出力電圧
より低い所定の電圧が降圧チョッパ回路50から出力さ
れ、ブリッジインバータ回路21によって交流に変換さ
れて負荷17に印加される。このとき、パルストランス
18の2次巻線18aから高圧パルスが発生し、ダイオ
ード26,27,28,29とコンデンサ54を介して
放電ランプ20に印加される。その後、放電ランプ20
が点灯するとコンデンサ54の両端には放電ランプ20
のランプ電圧値にほぼ等しい直流電圧が発生し、ブリッ
ジインバータ回路21によって交流に変換され放電ラン
プ20は矩形波の交流で点灯する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の放電
ランプ点灯装置では、放電ランプ20が点灯後定格点灯
に移行するまでは、ランプ電圧が定格ランプ電圧より低
いため降圧チョッパ回路50の出力電圧はランプ電圧に
応じて低い電圧となる。そのため、ブリッジインバータ
回路21を介して放電ランプ20に印加する電圧が低く
なるので、放電ランプ20の極性反転時に再点弧させる
電圧を放電ランプ20に供給することができずにランプ
の立消え、ちらつきが発生し、安定に定格点灯に移行さ
せることができないという問題点があった。
【0007】これを解決するため放電ランプ20の点灯
後の極性反転時にパルストランス18の2次巻線18a
に蓄積されたエネルギーを放電ランプ20、ダイオード
26,27,28,29を介してコンデンサ54へ回生
することを利用しコンデンサ54を小容量にして極性反
転時に放電ランプ20が再点弧できる電圧をコンデンサ
54に発生させる例がある。しかしコンデンサ54の容
量を小さくするとランプ点灯時のランプ電流を平滑する
機能が小さくなるためランプ電流に高周波成分が重畳さ
れることになり、音響的共鳴現象の発生などランプ特性
に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0008】また放電ランプ20の特性ばらつきによる
ランプ電流のばらつきからパルストランス18の2次巻
線18aに蓄積されるエネルギーに差が生じたり、コン
デンサ54の容量ばらつきで放電ランプ20の再点弧時
に発生するコンデンサ54の電圧のばらつきが大きくな
るため、ばらつきによる最低電圧ででも放電ランプ20
を確実に再点弧させるようにした場合、ばらつきによっ
て非常に高い電圧がコンデンサ54に発生する場合があ
り、この非常に高い電圧から装置を保護するため装置が
複雑になるとともに、放電ランプ20に大きな突入電流
が流れて寿命などの特性に悪影響を及ぼすという問題点
があった。
【0009】さらに放電ランプ20の点灯初期の光出力
の立ち上がりを速やかにするために大きなランプ電流を
流したり、放電ランプ20を調光するためにランプ電流
を可変にすると、パルストランス18の2次巻線18a
に流れる電流が変化するので蓄積されるエネルギーが変
化し、極性反転時にコンデンサ54に発生する電圧が大
きく変化する。たとえば光出力を低下させる方向に放電
ランプ20を調光させるとランプ電流が減少し極性反転
時にコンデンサ54に発生する電圧が低くなる。しかし
一般に放電ランプ20はランプ電流を減少させる方向に
調光させるほど、より高い再点弧電圧が必要であり、光
出力を低下させたときに十分な再点弧電圧を放電ランプ
20に印加できるようにコンデンサ54を小容量にする
と、定格点灯時、放電ランプ20の極性反転時に過大な
電圧がコンデンサ54に発生するので、この過大な電圧
から装置を保護する必要があり、装置の構成が複雑にな
るとともに、放電ランプ20に過大な突入電流が流れて
寿命などの特性に悪影響を及ぼすという問題点があり、
ランプ電流を広い範囲で可変することができないという
問題点があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、ラン
プ電流の平滑機能を低下させることなく簡単な構成でコ
ンデンサ54に発生する電圧の上限値を規定できるよう
にすることで、過大な電圧から装置を保護する必要がな
く装置の構成が簡単になり、放電ランプ20に過大な突
入電流が流れることを防止して放電ランプ20を点灯後
安定に定格点灯に移行させ、さらにランプ電流を広い範
囲にわたって可変することができる放電ランプ点灯装置
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の放電ランプ点灯装置は、出力端に第1のコ
ンデンサを有する第1の直流電源と、前記第1の直流電
源の出力端に接続された1つ以上の第1のスイッチング
素子と出力端に第2のコンデンサを有し前記第1のスイ
ッチング素子をオン・オフして前記第1の直流電源の出
力電圧以下の電圧を出力する第2の直流電源と、放電ラ
ンプとインダクタンス素子の直列回路を有する負荷と、
前記第2の直流電源と前記負荷との間に接続され2つ以
上の第2のスイッチング素子と前記第2のスイッチング
素子に逆並列に接続された第1のダイオードを有し前記
第2の直流電源の出力を交流に変換するインバータ回路
と、前記第2の直流電源から前記第1の直流電源へ電力
を回生する電力回生手段を備えたものである。
【0012】また、電力回生手段が第2の直流電源の出
力端にアノード端子を接続しカソード端子を第1の直流
電源の出力端に接続した第2のダイオードを有すること
を特徴とするものである。
【0013】さらに、負荷への入力極性反転を検出する
極性反転検出回路を備え、電力回生手段が制御端子付ス
イッチング素子を有し、前記極性反転検出回路の出力信
号で前記制御端子付スイッチング素子を駆動し極性反転
時付近の所定の期間、前記第2の直流電源から前記第1
の直流電源へ電力を回生することを特徴とするものであ
る。
【0014】また、第2の直流電源の出力端に少なくと
も第3のコンデンサと第3のスイッチング素子とで構成
され第2のコンデンサに接続されて第2の直流電源の出
力容量が変化するように動作する容量可変手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0015】さらに、放電ランプの光出力に比例した特
性を検出するランプ特性検出回路を備え、第1の直流電
源が1つ以上の第4のスイッチング素子を有し前記第4
のスイッチング素子をオン・オフして前記第1の直流電
源の出力電圧を可変できる構成とし、前記ランプ特性検
出回路の出力信号に応じて前記第4のスイッチング素子
を制御して光出力が低下するほど前記第1の直流電源の
出力電圧を上昇させるような構成としたことを特徴とす
るものである。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、極性反転時にイ
ンダクタンス素子に蓄積された過大なエネルギーを第1
のダイオードを介して第2の直流電源に回生し、この
際、さらに電力回生手段によってその一部を第1の直流
電源に回生する。
【0017】また、第2の直流電源の出力端に第3のコ
ンデンサと第3のスイッチング素子を設けて第3のスイ
ッチング素子をオン・オフすることによって第2の直流
電源の出力容量を可変できる。
【0018】さらに、第4のスイッチング素子をオン・
オフ制御することによって第1の直流電源の出力電圧を
可変できる構成にし、ランプ特性検出回路の出力信号に
応じて光出力が低下するほど第1の直流電源の出力電圧
を上昇させる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は第1の実施例の放電ランプ点灯
装置の回路図である。図1において、1から6と17か
ら30は従来の放電ランプ点灯装置と同様の構成であ
る。異なる点は、第2の直流電源7の構成と、電力回生
手段の第2のダイオードとして、アノード端子が第2の
直流電源7の出力端に接続されカソード端子が第1の直
流電源の出力端である電解コンデンサ5に接続されたダ
イオード31を付加したことである。第2の直流電源7
は降圧チョッパ回路7aと容量可変手段7bとで構成さ
れ、降圧チョッパ回路7aは、第1のスイッチング素子
であるトランジスタ8とチョークコイル9とダイオード
10と第2のコンデンサであるコンデンサ11と出力電
圧を検出するランプ電圧検出回路15と第2の直流電源
7の出力電流を検出するランプ電流検出回路16とこれ
らランプ電圧検出回路15およびランプ電流検出回路1
6の出力信号を入力しトランジスタ8にオン・オフ制御
信号を出力する制御回路12とで構成され、容量可変手
段7bは降圧チョッパ回路7aの出力端に接続された第
3のスイッチング素子であるダイオード13と第3のコ
ンデンサである小容量のコンデンサ14とで構成されて
いる。
【0020】第2の直流電源7は第1の直流電源1の出
力を入力し、トランジスタ8がオンするとトランジスタ
8、チョークコイル9を介してコンデンサ11を充電す
るとともにトランジスタ8、チョークコイル9、ダイオ
ード13を介してコンデンサ14を充電する。トランジ
スタ8がオフすると、チョークコイル9は電流を流し続
けようとするためチョークコイル9、コンデンサ11、
ダイオード10の経路とチョークコイル9、ダイオード
13、コンデンサ14、ダイオード10の経路とで電流
が流れ、コンデンサ11とコンデンサ14を充電しほぼ
同等の直流電圧が発生する。なお制御回路12によりト
ランジスタ8のオン・オフ動作は制御され、第2の直流
電源7の出力であるコンデンサ11,14の両端に所定
の直流電圧が発生するが、第2の直流電源7は回路方式
上、常に第1の直流電源1の出力電圧より低い電圧がコ
ンデンサ11,14の両端に発生する。
【0021】放電ランプ20が点灯するとランプ電圧検
出回路15とランプ電流検出回路16の出力信号を入力
した制御回路12はトランジスタ8にオン・オフ制御信
号を出力しコンデンサ11の両端には放電ランプ20の
ランプ電圧値にほぼ等しい直流電圧が発生するように制
御され、ブリッジインバータ回路21で交流に変換して
放電ランプ20は矩形波の交流で点灯する。また、放電
ランプ20が放電を開始する以前は、第1の直流電源1
の出力電圧より低い所定の電圧を出力する。
【0022】また放電ランプ20の点灯後の極性反転時
にパルストランス18の2次巻線18aに蓄積されたエ
ネルギーは放電ランプ20とダイオード26,27,2
8,29を介してコンデンサ14へ回生されるが、ダイ
オード13によってコンデンサ11には回生されること
はなく、第2の直流電源7の出力容量は入力側からみた
ときはコンデンサ11、14の加算値になるが、出力側
からみたときはコンデンサ14のみになる。このとき、
コンデンサ14はパルストランス18の2次巻線18a
に蓄積されたエネルギーが回生されると放電ランプ20
を再点弧させるのに十分な電圧が発生できるように小容
量のものを使用する。そのため、コンデンサ14の両端
電圧は放電ランプ20の極性反転時に上昇するが、コン
デンサ11の両端電圧は一定のままである。また、コン
デンサ14の両端電圧が第1の直流電源1の出力電圧以
上になるとダイオード31がオン状態になり、パルスト
ランス18の2次巻線18aに蓄積されたエネルギーを
電解コンデンサ5,6に回生しコンデンサ14に発生す
る電圧が第1の直流電源1の出力電圧以上になることは
ない。
【0023】以上のように、容量可変手段7bによって
第2の直流電源7の出力容量は入力側からみたときはコ
ンデンサ11,14の加算値になるが、出力側からみた
ときはコンデンサ14のみになるので、放電ランプ20
の極性反転時はパルストランス18の2次巻線18aに
蓄積されるエネルギーによってコンデンサ14の両端に
放電ランプ20を再点弧させるのに十分な電圧が発生し
再点弧時以外はコンデンサ11,14の加算値である十
分に大きい容量でランプ電流を平滑する構成にでき、ラ
ンプ電流に高周波成分が重畳されることなく、さらに音
響的共鳴現象の発生などランプ特性に悪影響を及ぼすこ
となく放電ランプ20を安定に始動・点灯できる。
【0024】また、ダイオード31を備えるだけの簡単
な構成で、コンデンサ14に発生する電圧を第1の直流
電源1の出力電圧以下に規定することができる。そのた
め、放電ランプ20の特性ばらつき、また放電ランプ2
0の点灯初期の光出力の立ち上がりを速やかにしたり放
電ランプ20を調光するためにランプ電流を可変する制
御を加えてパルストランス18の2次巻線18aに蓄積
されるエネルギーに差が生じても、また、コンデンサ1
4の容量ばらつきが発生してもコンデンサ14に発生す
る電圧は第1の直流電源1の出力電圧以上になることは
ないので装置の構成が簡単になる。
【0025】また、光出力を低下させるときやランプ電
流を減少させるときの最小電流値のときでもダイオード
31がオンするようにコンデンサ14とパルストランス
18の2次巻線18aなど回路定数を設定すると、ラン
プ電流を可変する全ての範囲で放電ランプ20の点灯時
の極性反転時に、ダイオード31が毎サイクルオンしコ
ンデンサ14の両端には第1の直流電源1の出力電圧と
同等の電圧が発生する。したがって、ランプ電流を可変
する全ての範囲で充分に高く常に一定の再点弧電圧を放
電ランプ20に印加できる構成にでき、放電ランプ20
に過大な突入電流が流れることもなく放電ランプ20の
寿命など特性に悪影響を及ぼすことなく広い範囲にわた
ってランプ電流を可変できる構成にできる。
【0026】次に本発明の第2の実施例を添付図面に基
づいて説明する。図2は第2の実施例の放電ランプ点灯
装置の回路図である。図2において、7から31は第1
の実施例の放電ランプ点灯装置と同様の構成である。異
なる点は、第1の直流電源32の構成であり、第4のス
イッチング素子を有し、この第4のスイッチング素子を
オン・オフ制御することによって出力電圧を可変できる
構成となっている。32は第1の直流電源である昇圧チ
ョッパ回路であり、交流電源33とこの交流電源33の
出力電圧を整流するダイオードブリッジ34とチョーク
コイル35と第4のスイッチング素子であるトランジス
タ36とダイオード37と第1のコンデンサである電解
コンデンサ38と昇圧チョッパ回路32の出力電圧に比
例した信号を出力する電圧検出回路39とランプ特性検
出回路であるランプ電流検出回路16の出力信号と電圧
検出回路39の出力信号を入力し昇圧チョッパ回路32
の出力端である電解コンデンサ38の両端に所定の電圧
が発生するようにトランジスタ36をオン・オフさせる
駆動信号を出力する駆動回路40とで構成されている。
【0027】以上のような構成により、昇圧チョッパ回
路32は交流電源33の出力をダイオードブリッシ34
で整流し直流に変換する。この直流出力はトランジスタ
36がオンするとチョークコイル35、トランジスタ3
6の経路で電流が流れチョークコイル35にエネルギー
が蓄積される。その後、トランジスタ36がオンすると
ダイオードブリッジ34の出力電圧にチョークコイル3
5に蓄積されたエネルギーを加算した電圧がダイオード
37を介して電解コンデンサ38に印加され電解コンデ
ンサ38は充電される。このときトランジスタ36のオ
ン・オフを制御する駆動回路40は、ランプ電流検出回
路16の出力信号と電圧検出回路39の出力信号を入力
し電解コンデンサ38の両端に所定の電圧が発生するよ
うにトランジスタ36をオン・オフさせる制御信号を出
力するが、ランプ電流が小さくなるほど電解コンデンサ
38には高い直流電圧が発生するようにトランジスタ3
6をオン・オフ制御する。
【0028】またダイオード31は、第1の実施例と同
様に放電ランプ20の点灯後の極性反転時にパルストラ
ンス18の2次巻線18aに蓄積されたエネルギーが放
電ランプ20とダイオード26,27,28,29を介
してコンデンサ14へ回生されたときにコンデンサ14
に発生した電圧が第1の直流電源32の出力電圧以上に
なるとオン状態になり、パルストランス18の2次巻線
18aに蓄積されたエネルギーを電解コンデンサ38に
回生し、コンデンサ14に発生する電圧が電解コンデン
サ38に発生する電圧以上にならないようにするために
設けられたものである。
【0029】以上のように、第1の直流電源32の出力
電圧を可変できる構成にし、ランプ電流を検出しランプ
電流が小さくなるほど第1の直流電源32の出力電圧を
高くし、ランプ電流が大きくなるほど第1の直流電源3
2の出力電圧を低くするように構成している。そのた
め、一般に放電ランプ20は光出力が低下するように調
光すればするほど、より高い再点弧電圧が必要となる
が、ランプ電流が減少するほど、すなわち放電ランプ2
0は光出力が低下するほど第1の直流電源32の出力電
圧が高くなる構成にできるので、放電ランプ20の光出
力が低下するほど高い再点弧電圧を印加できる。そのた
め放電ランプ20の光出力を可変させたときでも常に最
適な再点弧電圧の印加が可能となり、放電ランプ20の
極性反転時の突入電流も最小限におさえられるなど放電
ランプ20の寿命など特性に悪影響を及ぼすことがなく
広い範囲の調光を実現できる。
【0030】なお以上の実施例のでは、第1の直流電源
1は交流電源を整流平滑し直流に変換したものを用いた
が、バッテリーなどの直流電源を用いてもよい。また、
第1の直流電源32はスイッチング素子と有し出力電圧
を可変できるものであるならば昇圧チョッパ回路でなく
ても反転チョッパ回路でもよく他の構成のものでもよ
い。また第2の直流電源として降圧チョッパ回路7aを
用いたが、少なくとも1つ以上のスイッチング素子を備
え第1の直流電源の出力電圧以下の電圧を出力するもの
なら他の構成のものでもよい。またブリッジインバータ
回路21は、ハーフブリッジインバータ回路でもシリー
ズインバータ回路でもよい。また、第1のダイオードは
第2のスイッチング素子に逆並列に接続されているがF
ETのように第1のダイオードを内蔵した構成のものを
使用しても同様である。またランプ特性検出回路は光出
力の変化を検出するために光出力を直接検出しても、ラ
ンプ電力、ランプ電圧を検出してもよい。
【0031】また、容量可変手段を構成する第3のスイ
ッチング素子としてダイオード13を用いたがトランジ
スタのような制御端子付スイッチング素子を用いて制御
しても同様の効果を得ることができるし、第2の直流電
源の出力容量を入力側からみた時出力容量を大きくし出
力側からみた時出力容量を小さくできるものならば他の
構成のものでもよい。
【0032】さらに、電力回生手段としてダイオード3
1で構成したが、第2の直流電源から第1の直流電源へ
電力を回生できるものなら他の構成でもよく、たとえば
ダイオードに直列または並列に他の素子たとえば抵抗な
どを挿入すると第1の直流電源への電力回生が所定の時
定数をもつことになり第2の直流電源の出力電圧の上限
値を可変できる。また、トランジスタのような制御端子
付スイッチング素子とインバータ回路または負荷の極性
反転を検出する極性反転検出回路とを設け、極性反転検
出回路の出力信号で制御端子付スイッチング素子を駆動
し極性反転時付近の所定の期間、第2の直流電源から第
1の直流電源へ電力を回生するようにし制御端子付スイ
ッチング素子のオン時間を制御すると第2の直流電源の
出力電圧の上限値を可変できる構成にできる。
【0033】図3および図4は、電力回生手段に制御端
子付スイッチング素子を設け、この制御端子付スイッチ
ング素子を負荷の極性反転を検出する極性反転検出回路
により制御し、極性反転時付近の所定の期間、第2の直
流電源から第1の直流電源へ電力を回生するようにした
第3および第4の実施例の放電ランプ点灯装置の回路図
を示す。図3においては、電力回生手段はダイオード3
1とこれに接続された制御端子付スイッチング素子41
とこの制御端子付スイッチング素子41を動作させる駆
動回路42からなり、極性反転検出回路はドライブ回路
30の出力を検出するNAND回路43からなり、ブリ
ッジインバータ回路21の極性反転時にはドライブ回路
30からの出力はすべてロウ信号になる期間があるの
で、この期間をNAND回路43で検出して電力回生手
段の駆動回路42へ出力信号を出力し、制御端子付スイ
ッチング素子41を制御する。また、図4おいては、極
性反転検出回路はコンデンサ14の高い電圧を検出する
比較回路44からなり、極性反転時にコンデンサ14に
高い電圧が発生するので、この電圧が所定の電圧以上に
なったことを比較回路44で検出して電力回生手段の駆
動回路42へ出力信号を出力し、制御端子付スイッチン
グ素子41を制御する。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ランプ
電流の平滑機能を低下させることなく放電ランプを再点
弧させるのに十分な再点弧電圧を印加することができる
ので放電ランプを安定に始動・点灯できる。また印加す
る再点弧電圧を所定の電圧以下にできるので過大な電圧
から装置を保護する必要がなく装置の構成が簡単になる
とともに、放電ランプに過大な突入電流が流れることを
防止しランプ寿命などの特性に悪影響を与えることがな
い。さらに印加する再点弧電圧を所定の電圧以下にでき
るとともに、光出力が低下するほどより大きな再点弧電
圧を印加する構成にもできるのでランプ電流を広い範囲
にわたって可変することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の放電ランプ点灯装置の
回路図
【図2】本発明の第2の実施例の放電ランプ点灯装置の
回路図
【図3】本発明の第3の実施例の放電ランプ点灯装置の
回路図
【図4】本発明の第4の実施例の放電ランプ点灯装置の
回路図
【図5】従来例の放電ランプ点灯装置の回路図
【符号の説明】
1,32 第1の直流電源 7 第2の直流電源 7a 降圧チョッパ回路 7b 容量可変手段 17 負荷 20 放電ランプ 21 ブリッジインバータ回路 31 ダイオード(電力回生手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力端に第1のコンデンサを有する第1
    の直流電源と、前記第1の直流電源の出力端に接続され
    た1つ以上の第1のスイッチング素子と出力端に第2の
    コンデンサを有し前記第1のスイッチング素子をオン・
    オフして前記第1の直流電源の出力電圧以下の電圧を出
    力する第2の直流電源と、放電ランプとインダクタンス
    素子の直列回路を有する負荷と、前記第2の直流電源と
    前記負荷との間に接続され2つ以上の第2のスイッチン
    グ素子と前記第2のスイッチング素子に逆並列に接続さ
    れた第1のダイオードを有し前記第2の直流電源の出力
    を交流に変換するインバータ回路と、前記第2の直流電
    源から前記第1の直流電源へ電力を回生する電力回生手
    段を備えた放電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 電力回生手段は第2の直流電源の出力端
    にアノード端子を接続しカソード端子を第1の直流電源
    の出力端に接続した第2のダイオードを有することを特
    徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】 負荷への入力極性反転を検出する極性反
    転検出回路を備え、電力回生手段は制御端子付スイッチ
    ング素子を有し、前記極性反転検出回路の出力信号で前
    記制御端子付スイッチング素子を駆動し極性反転時付近
    の所定の期間、前記第2の直流電源から前記第1の直流
    電源へ電力を回生することを特徴とする請求項1記載の
    放電ランプ点灯装置。
  4. 【請求項4】 第2の直流電源は出力端に少なくとも第
    3のコンデンサと第3のスイッチング素子とで構成され
    第2の直流電源の出力容量が変化するように動作する容
    量可変手段を有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の放電ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】 放電ランプの光出力に比例した特性を検
    出するランプ特性検出回路を備え、第1の直流電源は1
    つ以上の第4のスイッチング素子を有し前記第4のスイ
    ッチング素子をオン・オフして前記第1の直流電源の出
    力電圧を可変する構成とし、前記ランプ特性検出回路の
    出力信号に応じて前記第4のスイッチング素子を制御し
    て光出力が低下するほど前記第1の直流電源の出力電圧
    を上昇させるよう構成したことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の放電ランプ点灯装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002289391A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 高圧放電灯点灯装置
KR100948894B1 (ko) * 2008-06-13 2010-03-24 주식회사 에어텍시스템 면광원 구동용 안정기의 재기동 개선 장치

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