JPH0630762Y2 - アキュムレータのキャレッジ昇降装置 - Google Patents

アキュムレータのキャレッジ昇降装置

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JPH0630762Y2
JPH0630762Y2 JP7839691U JP7839691U JPH0630762Y2 JP H0630762 Y2 JPH0630762 Y2 JP H0630762Y2 JP 7839691 U JP7839691 U JP 7839691U JP 7839691 U JP7839691 U JP 7839691U JP H0630762 Y2 JPH0630762 Y2 JP H0630762Y2
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carriage
drive
accumulator
tuning
tuning shaft
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JP7839691U
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伸幸 板倉
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Chugai Ro Co Ltd
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Chugai Ro Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はストリップ等の帯状物の
連続処理ラインに設置されるアキュムレータのキャレッ
ジ昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストリップ等の帯状物を巻戻機から巻戻
し、塗布,乾燥あるいは熱処理等を行なう処理部を経て
巻取機に巻取るようにした連続処理ラインには、巻戻側
又は巻取側が切断や接続作業のために停止しても処理部
が停止しないように、帯状物を貯溜したり、繰り出すた
めのアキュムレータが設置されている。このアキュムレ
ータは、固定フレームに設けた複数の搬送ロールと、該
搬送ロールの上方に昇降可能に設けたキャレッジの複数
の搬送ロールとの間に帯状物を交互に巻回したものであ
る。 図3は、この種のアキュムレータのキャレッジ昇降装置
21を示し、このものは、キャレッジ22の片側上方に
駆動モータ23により減速機24を介して回転駆動可能
に同調軸25を設け(以下、この同調軸がある側を駆動
側、その反対側を操作側という。)、該同調軸25の両
端に設けた第1,第2駆動スプロケット26a,26b
にそれぞれ第1,第2駆動チェーン27a,27bを巻
回し、第1駆動チェーン27aの一端をキャレッジ22
の操作側上方に設けたアイドルスプロケット28を介し
てキャレッジ22の操作側に接続し、第2駆動チェーン
27bの一端をキャレッジ22の駆動側に接続するとと
もに、各駆動チェーン27a,27bの他端にカウンタ
ーウェイト29を吊設した構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のキャレッジ昇降装置21では、長期使用により第
1,第2駆動チェーン27a,27bが摩耗して伸びて
くると、同調軸25からキャレッジ22の接続部までの
第1駆動チェーン27aの長さと第2駆動チェーン27
bの長さとが異なるため、両駆動チェーン27a,27
bに伸び差が生じてキャレッジ22のレベルが狂い、ス
トリップが蛇行することがあった。このため、チェーン
長さの再調整を頻繁に行なわなければならなかった。 そこで、図4に示すように、駆動チェーンの長さを同一
にしたキャレッジ昇降装置31が提案されている。この
ものは、2軸の同調軸25a,25bをキャレッジ22
の上方に平行に配設し、該同調軸25a,25b間に減
速機32を介して駆動軸33を設けるとともに、当該駆
動軸33を減速機24を介して駆動モータ23により回
転駆動可能に設けて、各同調軸25a,25bの両端に
駆動スプロケット26を設ける一方、キャレッジ22の
四角に接続した4本の駆動チェーン27をそれぞれ前記
駆動スプロケット26に巻回してそれらの先端にカウン
ターウェイト29を吊設してある。
【0004】ところが、このキャレッジ昇降装置31で
は、各駆動チェーン27の長さは同一であるが、減速機
が3台必要であり、メカニカルロスが大きいという問題
があった。また、同調軸25a,25bや駆動軸33の
数が多いため、それらを支持する軸受等の部品の点数が
多くなり、組立や部品管理が煩雑であるうえ、高価にな
っていた。さらに、カウンターウェイト29が4本の駆
動チェーン27の各々に接続してあるため、アキュムレ
ータの近傍の他の装置や、走行するストリップとの干渉
が起こり易い等という問題があった。 本考案はかかる問題点を解決するのを課題とし、駆動チ
ェーンの長さが等しくてキャレッジのレベルが水平に維
持されるとともに、同調軸,減速機等の部品点数が少な
いアキュムレータのキャレッジ昇降装置を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、固定フレームに設けた複数の搬送ロール
と、該搬送ロールの上方に設けたキャレッジの複数の搬
送ロールとの間に帯状物を交互に巻回して、キャレッジ
を昇降させることにより帯状物の貯溜及び繰出しを行な
うようにしたアキュムレータにおいて、キャレッジの駆
動側上方に設けた同調軸を減速機を介して駆動モータに
より回転駆動可能に設けるとともに、当該同調軸の両端
に設けた第1,第2駆動スプロケットにそれぞれ第1,
第2駆動チェーンを巻回し、該第1駆動チェーンの一端
側をキャレッジの操作側上方に設けたアイドルスプロケ
ットに巻回してその先端をロッドを介してキャレッジの
操作側に接続するとともに、他端にカウンターウェイト
を吊設する一方、前記第2駆動チェーンの一端をキャレ
ッジの駆動側に接続するとともに、他端を前記カウンタ
ウェイトに接続して、前記ロッドの長さを同調軸とアイ
ドルスプロケットの軸間距離と同一にしたものである。
【0006】
【作用】前記本考案の構成において、第1駆動チェーン
は、同調軸よりアイドルスプロケットまで水平に伸張し
て、当該アイドルスプロケットから垂直に垂下してその
先端はロッドを介して操作側接続部に接続されている。
また第2駆動チェーンは、同調軸よりキャレッジの駆動
側接続部まで垂下している。したがって、第1駆動チェ
ーンは同調軸からアイドルスプロケットまでの水平伸張
部の長さだけ第2駆動チェーンより長いが、垂下部に同
調軸とアイドルスプロケットの軸間距離と同じ長さのロ
ッドを有しているため、両駆動チェーンは実質上同一長
さとなる。したがって、第1,第2駆動チェーンの伸び
は同一であり、キャレッジの水平レベルは高精度に維持
される。 駆動モータが駆動すると、減速機を介して同調軸が回転
し、第1,第2駆動スプロケットが回転する。これによ
り、第1,第2駆動チェーンが移動するので、当該第
1,第2チェーンに吊持されたキャレッジが昇降し、搬
送ロールと搬送ロールの間に巻回された帯状物が貯溜さ
れ、あるいは繰り出される。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。 図1は、本考案に係るキャレッジ昇降装置8を備えたア
キュムレータを示す。固定フレーム1には下部架台2と
上部架台3が設けてある。下部架台2には、複数の搬送
ロール4が一定間隔で回転可能に支持されている。 下部架台2と上部架台3の間には、矩形枠状のキャレッ
ジ5が後述する昇降装置8の第1,第2駆動チェーン1
0a,10bによって昇降可能に吊設されている。この
キャレッジ5には、複数の搬送ロール6が前記下部架台
2の搬送ロール4と交互になるように一定間隔で回転可
能に支持されている。搬送ロール4と搬送ロール6の間
には、図示しない巻戻機から巻戻されたストリップ7が
交互に巻回され、当該ストリップ7の先端は図示しない
処理部を経て巻取機に巻き取られるようになっている。
【0008】前記キャレッジ5の昇降装置8は、大略、
同調軸9と、第1,第2駆動チェーン10a,10bと
からなっている。 同調軸9は、固定フレーム1の上部架台3の駆動側に支
持され、減速機11を介して駆動モータ12により回転
駆動可能になっている。 第1駆動チェーン10aは、前記同調軸9の両端に設け
られた第1駆動スプロケット13aに巻回されるととも
に、その一端側は水平に伸張されてキャレッジ5の操作
側上方の上部架台3に設けられたアイドルスプロケット
14に巻回され、さらに当該アイドルスプロケット14
から下方に垂下してその先端はロッド10cを介してキ
ャレッジ5の操作側に接続される一方、他端にはカウン
ターウェイト15が吊設されている。
【0009】また、第2駆動チェーン10bは、同調軸
9の両端に前記第1駆動スプロケット13aと並設され
た第2駆動スプロケット13bに巻回されるとともに、
その一端は下方に垂下してキャレッジ5の駆動側に接続
される一方、他端は前記第1駆動チェーン10aのカウ
ンターウェイト15に接続されている。 なお、各第1,第2駆動チェーン10a,10bのキャ
レッジ5との接続部にはチェーン長さ調整機構16が設
けられている。また、ロッド10cの長さは同調軸9と
アイドルスプロケット14の軸間距離と同一長さになっ
ている。
【0010】以上の構成からなるアキュムレータでは、
図2に示すように、第1,第2駆動チェーン10a,1
0bは共に、同一長さの垂下部Yを有しているが、水平
伸張部Xだけ第1駆動チェーン10aの方が長い。しか
し、第1駆動チェーン10aの垂下部Yは、水平伸張部
Xと同一寸法のロッド10cを有している。このため、
同調軸9からアイドルスプロケット14を経てロッド1
0cまでの第1駆動チェーン10aの長さと、同調軸9
からキャレッジ5の接続部までの第2駆動チェーン10
bの長さとは同一であり、その伸びも同一となる。ま
た、ロッド10cの伸びは殆ど無く、チェーンの伸びに
比較して無視できる。したがって、キャレッジ5の駆動
側及び操作側は第1,第2駆動チェーン10a,10b
によって全く同一条件で吊持されている。このため、キ
ャレッジ5のレベルは、第1,第2駆動チェーン10
a,10bが長期使用により摩耗して伸びても、傾斜す
ることなく水平に維持される。 なお、第1,第2駆動チェーン10a,10bを巻回し
た当初においては、各チェーンの端部とキャレッジ5の
接続部との長さ調整は、チェーン長さ調整機構16によ
って行なうことができる。
【0011】このアキュムレータにおいて、仮にストリ
ップ7の巻取側でストリップ7を切断したり、新たなス
トリップと接続したりするためにストリップ7の走行を
停止する必要が生じた場合、駆動モータ12を駆動して
同調軸9を矢印A方向に回転させる。これにより、第
1,第2駆動スプロケット13a,13bが同方向に回
転して第1,第2駆動チェーン10a,10bのカウン
ターウェイト側が下方に移動するので、キャレッジ5は
第1駆動チェーン10a,10bに吊持されたまま上昇
する。この結果、搬送ロール4と搬送ロール6の間にス
トリップ7が貯溜するので、巻戻側でのストリップの繰
出しが継続される。
【0012】また逆に、ストリップ7の巻戻側で新たな
巻戻機と交換してストリップ7を接続するためにストリ
ップ7の走行を停止させる必要が生じた場合、駆動モー
タ12を駆動して同調軸9を矢印B方向に回転させる。
これにより、第1,第2駆動スプロケット13a,13
bが同方向に回転して第1,第2駆動チェーン10a,
10bのカウンターウェイト側が上方に移動するので、
キャレッジ5は第1,第2駆動チェーン10a,10b
に吊持されたまま降下する。この結果、ストリップ7が
繰り出されるので、巻戻側を停止しても巻取側のストリ
ップ7が停止することなく所定の処理が継続される。
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、従来の片側同調軸型の昇降装置の操作側駆動
チェーンに、同調軸とアイドルスプロケットの軸間距離
と同一長さのロッドを介装するだけで、簡単に両駆動チ
ェーンを同一長さにすることができ、大幅な改造を必要
としない。 また、第1,第2駆動チェーンの長さは同一でその伸び
も同一であるので、キャレッジの水平レベルが高精度に
維持され、ストリップ等の帯状物の蛇行がなくなるう
え、キャレッジのレベル検査やチェーン長さ再調整の頻
度が少なくなる。さらに、同調軸は片側一軸であるた
め、減速機や軸受等の部品が少なく、動力伝達のメカニ
カルロスが少ない。 またさらに、カウンターウェイトは駆動側に2個設けれ
ば済み、周辺の他の装置やストリップとの干渉がなく、
安全である等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るキャレッジ昇降装置を備えたア
キュムレータの斜視図である。
【図2】 図1のアキュムレータのキャレッジ昇降装置
の側面側である。
【図3】 従来の片側同調軸型のキャレッジ昇降装置の
斜視図である。
【図4】 従来の2軸同調軸型のキャレッジ昇降装置の
斜視図である。
【符号の説明】
1…固定フレーム、 4…搬送ロール、5…キャ
レッジ、 6…搬送ロール、7…ストリップ
(帯状物)、8…昇降装置、9…同調軸、 10
a,10b…第1,第2駆動チェーン、10c…ロッ
ド、 11…減速機、12…駆動モータ、
13a,13b…第1,第2駆動スプロケット、1
4…アイドルスプロケット、15…カウンターウェイ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレームに設けた複数の搬送ロール
    と、該搬送ロールの上方に設けたキャレッジの複数の搬
    送ロールとの間に帯状物を交互に巻回して、キャレッジ
    を昇降させることにより帯状物の貯溜及び繰出しを行な
    うようにしたアキュムレータにおいて、キャレッジの駆
    動側上方に設けた同調軸を減速機を介して駆動モータに
    より回転駆動可能に設けるとともに、当該同調軸の両端
    に設けた第1,第2駆動スプロケットにそれぞれ第1,
    第2駆動チェーンを巻回し、該第1駆動チェーンの一端
    側をキャレッジの操作側上方に設けたアイドルスプロケ
    ットに巻回してその先端をロッドを介してキャレッジの
    操作側に接続するとともに、他端にカウンターウェイト
    を吊設する一方、前記第2駆動チェーンの一端をキャレ
    ッジの駆動側に接続するとともに、他端を前記カウンタ
    ウェイトに接続して、前記ロッドの長さを同調軸とアイ
    ドルスプロケットの軸間距離と同一にしたことを特徴と
    するアキュムレータのキャレッジ昇降装置。
JP7839691U 1991-09-27 1991-09-27 アキュムレータのキャレッジ昇降装置 Expired - Lifetime JPH0630762Y2 (ja)

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JPH0530046U JPH0530046U (ja) 1993-04-20
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