JPH06305615A - 織機の布巻ロール交換装置 - Google Patents
織機の布巻ロール交換装置Info
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- JPH06305615A JPH06305615A JP9791393A JP9791393A JPH06305615A JP H06305615 A JPH06305615 A JP H06305615A JP 9791393 A JP9791393 A JP 9791393A JP 9791393 A JP9791393 A JP 9791393A JP H06305615 A JPH06305615 A JP H06305615A
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- Japan
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- roll
- cloth
- winding
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- loom
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 満巻状態の布巻ロール１を織機前方へ払い出
す時の織布Ｗのたるみを最小限に抑える。 【構成】 エアシリンダ15により揺動するスイングアー
ム11に、エアシリンダ19により軸方向に摺動するリフト
ロッド12を設ける。リフトロッド12の先端に保持部13を
形成する。保持部13には布巻ロール１の回転に対するブ
レーキ装置22を設ける。こうして、保持部13により布巻
ロール１の軸部を保持し、この保持部13を介して布巻ロ
ール１を巻取駆動部から移動させる。
す時の織布Ｗのたるみを最小限に抑える。 【構成】 エアシリンダ15により揺動するスイングアー
ム11に、エアシリンダ19により軸方向に摺動するリフト
ロッド12を設ける。リフトロッド12の先端に保持部13を
形成する。保持部13には布巻ロール１の回転に対するブ
レーキ装置22を設ける。こうして、保持部13により布巻
ロール１の軸部を保持し、この保持部13を介して布巻ロ
ール１を巻取駆動部から移動させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の布巻ロール交換
装置に関する。
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の織機の布巻ロール交換装置として
は、例えば特開平４−３４０４９号公報に示されるよう
なものがある。これは、巻取駆動部にて布巻ロールを回
転駆動して織布の巻取りを行わせる一方、巻取駆動部の
上方の空ロールストック部に予め空の布巻ロールを保持
させておく。そして、巻取駆動部の布巻ロールが所定の
布巻量に達したときに、その布巻ロールを織布を連ねた
まま織機前方へ払い出し、この後、空ロールストック部
から空の布巻ロールを巻取駆動部へ移動させて、織機前
方へ払い出された布巻ロールと巻取駆動部へ移動された
空の布巻ロールとの間で織布を切断し、切断された織布
の端部を巻取駆動部の空の布巻ロールに巻付ける。
は、例えば特開平４−３４０４９号公報に示されるよう
なものがある。これは、巻取駆動部にて布巻ロールを回
転駆動して織布の巻取りを行わせる一方、巻取駆動部の
上方の空ロールストック部に予め空の布巻ロールを保持
させておく。そして、巻取駆動部の布巻ロールが所定の
布巻量に達したときに、その布巻ロールを織布を連ねた
まま織機前方へ払い出し、この後、空ロールストック部
から空の布巻ロールを巻取駆動部へ移動させて、織機前
方へ払い出された布巻ロールと巻取駆動部へ移動された
空の布巻ロールとの間で織布を切断し、切断された織布
の端部を巻取駆動部の空の布巻ロールに巻付ける。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の布巻ロール交換装置にあっては、満巻状態の
布巻ロールを織機前方へ払い出す際に、この布巻ロール
を押して、レール上をころがしながら払い出しているた
め、この払い出し時に布巻ロールに連なっている織布が
大きくたるんでしまう。
うな従来の布巻ロール交換装置にあっては、満巻状態の
布巻ロールを織機前方へ払い出す際に、この布巻ロール
を押して、レール上をころがしながら払い出しているた
め、この払い出し時に布巻ロールに連なっている織布が
大きくたるんでしまう。
【０００４】このため、織布を切断する前に、払い出さ
れた布巻ロールを回転させて織布のたるみ分を巻取る必
要があるが、たるみ分巻取り時に織布に張力がかからな
い状態で巻取りが行われ、特にフィラメント糸で薄物の
柔軟性のある織布では、織布にしわが生じるおそれがあ
る。一旦しわが生じてしまうと、その後に、織布を切断
してその端部を空の布巻ロールに巻付けたときも、しわ
が残って、巻取られる織布の品位が低下するおそれがあ
る。
れた布巻ロールを回転させて織布のたるみ分を巻取る必
要があるが、たるみ分巻取り時に織布に張力がかからな
い状態で巻取りが行われ、特にフィラメント糸で薄物の
柔軟性のある織布では、織布にしわが生じるおそれがあ
る。一旦しわが生じてしまうと、その後に、織布を切断
してその端部を空の布巻ロールに巻付けたときも、しわ
が残って、巻取られる織布の品位が低下するおそれがあ
る。
【０００５】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、満巻状態の布巻ロールの払い出し時の織布のたるみ
を最小限に抑えて、織布の品位を向上させることを目的
とする。
み、満巻状態の布巻ロールの払い出し時の織布のたるみ
を最小限に抑えて、織布の品位を向上させることを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、布
巻ロールを回転駆動して織布の巻取りを行わせる巻取駆
動部と、この巻取駆動部の布巻ロールが所定の布巻量に
達したときに布巻ロールを織布を連ねたまま織機前方へ
払い出す布巻ロール払出し手段と、布巻ロールの払い出
し後に空ロールストック部から空の布巻ロールを巻取駆
動部へ移動させる空ロール移動手段と、織機前方へ払い
出された布巻ロールと巻取駆動部へ移動された空の布巻
ロールとの間で織布を切断して切断された織布の端部を
空の布巻ロールに巻付ける巻付手段とを備えてなる織機
の布巻ロール交換装置において、前記布巻ロール払出し
手段を、布巻ロールの両端軸部を保持する保持部と、こ
の保持部を介して布巻ロールを巻取駆動部から移動させ
る移動機構とから構成したものである。
巻ロールを回転駆動して織布の巻取りを行わせる巻取駆
動部と、この巻取駆動部の布巻ロールが所定の布巻量に
達したときに布巻ロールを織布を連ねたまま織機前方へ
払い出す布巻ロール払出し手段と、布巻ロールの払い出
し後に空ロールストック部から空の布巻ロールを巻取駆
動部へ移動させる空ロール移動手段と、織機前方へ払い
出された布巻ロールと巻取駆動部へ移動された空の布巻
ロールとの間で織布を切断して切断された織布の端部を
空の布巻ロールに巻付ける巻付手段とを備えてなる織機
の布巻ロール交換装置において、前記布巻ロール払出し
手段を、布巻ロールの両端軸部を保持する保持部と、こ
の保持部を介して布巻ロールを巻取駆動部から移動させ
る移動機構とから構成したものである。
【０００７】ここで、前記保持部に、布巻ロールの回転
に対しブレーキ力を付与すると共にそのブレーキ力を調
整可能なブレーキ装置を設けるとよい。
に対しブレーキ力を付与すると共にそのブレーキ力を調
整可能なブレーキ装置を設けるとよい。
【０００８】
【作用】上記の構成においては、巻取駆動部にて布巻ロ
ールを回転駆動して織布の巻取りを行わせる一方、空ロ
ールストック部に予め空の布巻ロールを保持させてお
き、巻取駆動部の布巻ロールが所定の布巻量に達したと
きに、その布巻ロールを織布を連ねたまま織機前方へ払
い出す。
ールを回転駆動して織布の巻取りを行わせる一方、空ロ
ールストック部に予め空の布巻ロールを保持させてお
き、巻取駆動部の布巻ロールが所定の布巻量に達したと
きに、その布巻ロールを織布を連ねたまま織機前方へ払
い出す。
【０００９】この払い出し時には、保持部により布巻ロ
ールの両端軸部を保持し、この保持部の移動機構により
布巻ロールを巻取駆動部から移動させることにより、布
巻ロールに連なる織布のたるみを防止する。また、保持
部のブレーキ装置により布巻ロールの回転に対し適度な
ブレーキ力を付与すると更によい。この後、空ロールス
トック部から空の布巻ロールを巻取駆動部へ移動させ
て、織機前方へ払い出された布巻ロールと巻取駆動部へ
移動された空の布巻ロールとの間で織布を切断し、切断
された織布の端部を巻取駆動部の空の布巻ロールに巻付
ける。
ールの両端軸部を保持し、この保持部の移動機構により
布巻ロールを巻取駆動部から移動させることにより、布
巻ロールに連なる織布のたるみを防止する。また、保持
部のブレーキ装置により布巻ロールの回転に対し適度な
ブレーキ力を付与すると更によい。この後、空ロールス
トック部から空の布巻ロールを巻取駆動部へ移動させ
て、織機前方へ払い出された布巻ロールと巻取駆動部へ
移動された空の布巻ロールとの間で織布を切断し、切断
された織布の端部を巻取駆動部の空の布巻ロールに巻付
ける。
【００１０】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１及び図２を参照し、布巻ロール１の両端部
にはベアリング２が装着されている。また、一方の端部
には被動歯車３が固定されている。空の布巻ロール（以
下「空ロール」という）４についても同様である。
明する。図１及び図２を参照し、布巻ロール１の両端部
にはベアリング２が装着されている。また、一方の端部
には被動歯車３が固定されている。空の布巻ロール（以
下「空ロール」という）４についても同様である。
【００１１】織機における布巻ロール１の巻取駆動部５
は、布巻ロール１のベアリング２部を回転自在に支持す
る受台６と、この受台６に軸支されて図示しないモータ
により駆動され布巻ロール１の被動歯車３と噛み合う駆
動歯車７とを備え、布巻ロール１を回転駆動して、サー
フェスローラＲ１及びプレスローラＲ２により牽引され
た織布Ｗの巻取りを行わせる。
は、布巻ロール１のベアリング２部を回転自在に支持す
る受台６と、この受台６に軸支されて図示しないモータ
により駆動され布巻ロール１の被動歯車３と噛み合う駆
動歯車７とを備え、布巻ロール１を回転駆動して、サー
フェスローラＲ１及びプレスローラＲ２により牽引され
た織布Ｗの巻取りを行わせる。
【００１２】また、受台６の上方に、布巻ロール１の軸
浮きを防止するため、ベアリング２部を上方から押さえ
るクランパー８が設けられ、このクランパー８はエアシ
リンダ９により突出・退避する。一方、織機には、固定
ピン10回りを揺動可能なスイングアーム11が設けられ、
このスイングアーム11にはその軸方向に摺動可能にリフ
トロッド12が内装されている。そして、このリフトロッ
ド12の上端にコ字状の保持部13が形成されている。
浮きを防止するため、ベアリング２部を上方から押さえ
るクランパー８が設けられ、このクランパー８はエアシ
リンダ９により突出・退避する。一方、織機には、固定
ピン10回りを揺動可能なスイングアーム11が設けられ、
このスイングアーム11にはその軸方向に摺動可能にリフ
トロッド12が内装されている。そして、このリフトロッ
ド12の上端にコ字状の保持部13が形成されている。
【００１３】スイングアーム11は、固定ピン14に揺動自
在に取付けたエアシリンダ15の出力ロッドに連結され
て、このエアシリンダ15のＯＮ・ＯＦＦ作動により揺動
するようになっている。この揺動により、保持部13が巻
取駆動部５の布巻ロール１の軸部下方の位置と、織機前
方への払い出し位置とをとるようになっている。また、
この揺動を緩やかに行わせるため、スイングアーム11は
固定ピン16に揺動自在に取付けたショックアブソーバ17
とも連結されている。
在に取付けたエアシリンダ15の出力ロッドに連結され
て、このエアシリンダ15のＯＮ・ＯＦＦ作動により揺動
するようになっている。この揺動により、保持部13が巻
取駆動部５の布巻ロール１の軸部下方の位置と、織機前
方への払い出し位置とをとるようになっている。また、
この揺動を緩やかに行わせるため、スイングアーム11は
固定ピン16に揺動自在に取付けたショックアブソーバ17
とも連結されている。
【００１４】リフトロッド12は、スイングアーム11と一
体のピン18に揺動自在に取付けたエアシリンダ19の出力
ロッドにく字状レバー20及びリンク21を介して連結され
て、このエアシリンダ19のＯＮ・ＯＦＦ作動により突出
・退避するようになっている。保持部13には、布巻ロー
ル１の回転に対しブレーキ力を付与することのできるブ
レーキ装置22が取付けられている。このブレーキ装置22
は、エアシリンダにより構成され、その出力ロッドの突
出作動により、出力ロッド先端に取付けたゴム片23が布
巻ロール１の端部周面を押圧して、布巻ロール１の回転
に対しブレーキ力を付与するようになっている。ここ
で、エアシリンダへの空気圧をレギュレータ（図示せ
ず）により調整することにより、ブレーキ力を調整可能
である。
体のピン18に揺動自在に取付けたエアシリンダ19の出力
ロッドにく字状レバー20及びリンク21を介して連結され
て、このエアシリンダ19のＯＮ・ＯＦＦ作動により突出
・退避するようになっている。保持部13には、布巻ロー
ル１の回転に対しブレーキ力を付与することのできるブ
レーキ装置22が取付けられている。このブレーキ装置22
は、エアシリンダにより構成され、その出力ロッドの突
出作動により、出力ロッド先端に取付けたゴム片23が布
巻ロール１の端部周面を押圧して、布巻ロール１の回転
に対しブレーキ力を付与するようになっている。ここ
で、エアシリンダへの空気圧をレギュレータ（図示せ
ず）により調整することにより、ブレーキ力を調整可能
である。
【００１５】織機にはまた、巻取駆動部５の上方に空ロ
ールストック部23が設けられている。すなわち、巻取駆
動部５の上方位置から巻取駆動部５まで空ロール４を案
内する空ロールガイド24が設けられ、この空ロールガイ
ド24の入口側に空ロールストッパ25が設けられて、空ロ
ールストック部23が形成されている。空ロールストッパ
25は固定ピン26回りを揺動可能に設けられ、固定ピン27
に揺動自在に取付けたエアシリンダ28の出力ロッドに連
結されて、このエアシリンダ28のＯＮ・ＯＦＦ作動によ
り揺動するようになっている。この揺動により、空ロー
ル４に対する支えを解除して、空ロール４を巻取駆動部
５へ移動させることができる。また、空ロールガイド24
の一部は布巻ロール１の払い出し動作を妨げないように
受台６にピン29により揺動自在に取付けられた開閉板30
により構成され、この開閉板30は常時は図示しないスプ
リングにより閉位置に付勢されている。
ールストック部23が設けられている。すなわち、巻取駆
動部５の上方位置から巻取駆動部５まで空ロール４を案
内する空ロールガイド24が設けられ、この空ロールガイ
ド24の入口側に空ロールストッパ25が設けられて、空ロ
ールストック部23が形成されている。空ロールストッパ
25は固定ピン26回りを揺動可能に設けられ、固定ピン27
に揺動自在に取付けたエアシリンダ28の出力ロッドに連
結されて、このエアシリンダ28のＯＮ・ＯＦＦ作動によ
り揺動するようになっている。この揺動により、空ロー
ル４に対する支えを解除して、空ロール４を巻取駆動部
５へ移動させることができる。また、空ロールガイド24
の一部は布巻ロール１の払い出し動作を妨げないように
受台６にピン29により揺動自在に取付けられた開閉板30
により構成され、この開閉板30は常時は図示しないスプ
リングにより閉位置に付勢されている。
【００１６】織機にはまた、固定ピン31回りを揺動可能
な巻付けアーム32が設けられ、この巻付けアーム32の先
端には、織布Ｗを押圧する２本のガイドバー33，34と、
これらのガイドバー33，34間を織布Ｗの幅方向に横断し
得る回転カッター35とが設けられている。また、一方の
ガイドバー34は圧力空気の供給路を形成するように中空
に形成され、周面に所定の方向（矢印Ａ方向）に空気を
噴射する噴射口（図示せず）が形成されている。また、
巻付けアーム32の中間にも織布Ｗを押圧するガイドバー
36が取付けられている。
な巻付けアーム32が設けられ、この巻付けアーム32の先
端には、織布Ｗを押圧する２本のガイドバー33，34と、
これらのガイドバー33，34間を織布Ｗの幅方向に横断し
得る回転カッター35とが設けられている。また、一方の
ガイドバー34は圧力空気の供給路を形成するように中空
に形成され、周面に所定の方向（矢印Ａ方向）に空気を
噴射する噴射口（図示せず）が形成されている。また、
巻付けアーム32の中間にも織布Ｗを押圧するガイドバー
36が取付けられている。
【００１７】そして、この巻付けアーム32にはプーリ37
により案内されるチェーン38の一端が連結され、チェー
ン38の他端はエアシリンダ39に連結されている。従っ
て、エアシリンダ39のＯＮ・ＯＦＦ作動により巻付けア
ーム32が揺動するようになっている。織機にはまた、固
定ピン40に揺動自在に取付けられたアーム41に回転自在
に支持されてしわ取りローラ42が設けられており、この
しわ取りローラ42は自重により布巻ロール１に巻かれた
織布Ｗの表面に当接するようになっている。
により案内されるチェーン38の一端が連結され、チェー
ン38の他端はエアシリンダ39に連結されている。従っ
て、エアシリンダ39のＯＮ・ＯＦＦ作動により巻付けア
ーム32が揺動するようになっている。織機にはまた、固
定ピン40に揺動自在に取付けられたアーム41に回転自在
に支持されてしわ取りローラ42が設けられており、この
しわ取りローラ42は自重により布巻ロール１に巻かれた
織布Ｗの表面に当接するようになっている。
【００１８】次に作用を図３〜図８をあわせて参照しつ
つ説明する。織機の通常運転中は、図３に示すように、
サーフェスローラＲ１及びプレスローラＲ２により牽引
された織布Ｗが巻取駆動部５にて回転駆動される布巻ロ
ール１に巻取られている。そして、所定の布巻量に達す
ると、これがカットマーク検知等により検知されて、布
巻ロール交換指令が発せられる。
つ説明する。織機の通常運転中は、図３に示すように、
サーフェスローラＲ１及びプレスローラＲ２により牽引
された織布Ｗが巻取駆動部５にて回転駆動される布巻ロ
ール１に巻取られている。そして、所定の布巻量に達す
ると、これがカットマーク検知等により検知されて、布
巻ロール交換指令が発せられる。
【００１９】この布巻ロール交換指令により、先ず図４
に示すように、エアシリンダ19の作動により、リフトロ
ッド12が突出して、その先端の保持部13により布巻ロー
ル１の軸部を保持する。また、ブレーキ装置22が作動し
て、保持部13に保持された布巻ロール１の回転に対し適
度なブレーキ力を付与する。
に示すように、エアシリンダ19の作動により、リフトロ
ッド12が突出して、その先端の保持部13により布巻ロー
ル１の軸部を保持する。また、ブレーキ装置22が作動し
て、保持部13に保持された布巻ロール１の回転に対し適
度なブレーキ力を付与する。
【００２０】また、エアシリンダ９の作動により、クラ
ンパー８が退避する。次に図５に示すように、エアシリ
ンダ15の作動により、スイングアーム11が揺動し、リフ
トロッド12先端の保持部13に保持した布巻ロール１を織
布Ｗを連ねたまま織機前方へ払い出す。このとき、保持
部13にてブレーキ装置22により布巻ロール１の回転に対
し適度なブレーキ力を作用させているので、織布Ｗのた
るみが防止される。
ンパー８が退避する。次に図５に示すように、エアシリ
ンダ15の作動により、スイングアーム11が揺動し、リフ
トロッド12先端の保持部13に保持した布巻ロール１を織
布Ｗを連ねたまま織機前方へ払い出す。このとき、保持
部13にてブレーキ装置22により布巻ロール１の回転に対
し適度なブレーキ力を作用させているので、織布Ｗのた
るみが防止される。
【００２１】また、払い出し時は、空ロールガイド24の
一部が布巻ロール１の移動の邪魔になるが、開閉板30が
開いて移動のための通路を形成し、移動後、開閉板30は
スプリング力により元の位置に復帰する。また、布巻ロ
ール１の移動によりしわ取りロール42が下方に移動す
る。この払い出しからやや遅れて、エアシリンダ28の作
動により、空ロールストッパ25が退避し、これにより空
ロール４が空ロールガイド24に沿って落下を開始する。
一部が布巻ロール１の移動の邪魔になるが、開閉板30が
開いて移動のための通路を形成し、移動後、開閉板30は
スプリング力により元の位置に復帰する。また、布巻ロ
ール１の移動によりしわ取りロール42が下方に移動す
る。この払い出しからやや遅れて、エアシリンダ28の作
動により、空ロールストッパ25が退避し、これにより空
ロール４が空ロールガイド24に沿って落下を開始する。
【００２２】これにより、図６に示すように、空ロール
４が巻取駆動部５に持ち来され、受台６上に支持され
る。このとき、空ロール４は織布Ｗの上に載る。空ロー
ル４が受台６上に支持されると、エアシリンダ９の作動
により、クランパー８が空ロール４を押さえる。また、
エアシリンダ28の作動により、空ロールストッパ25がス
トッパ位置に戻る。
４が巻取駆動部５に持ち来され、受台６上に支持され
る。このとき、空ロール４は織布Ｗの上に載る。空ロー
ル４が受台６上に支持されると、エアシリンダ９の作動
により、クランパー８が空ロール４を押さえる。また、
エアシリンダ28の作動により、空ロールストッパ25がス
トッパ位置に戻る。
【００２３】次に図７に示すように、エアシリンダ39の
作動により、チェーン38を介して、巻付けアーム32が揺
動する。これにより、巻付けアーム32先端の２本のガイ
ドバー33，34が払い出し位置に移動された布巻ロール１
と巻取駆動部５に移動された空ロール４との間の織布Ｗ
を押し上げる。この押し上げの際、布巻ロール１の保持
部13にてブレーキ装置22により布巻ロール１の回転に対
し適度なブレーキ力を作用させてあるので、織布Ｗの張
力を調整することができる。
作動により、チェーン38を介して、巻付けアーム32が揺
動する。これにより、巻付けアーム32先端の２本のガイ
ドバー33，34が払い出し位置に移動された布巻ロール１
と巻取駆動部５に移動された空ロール４との間の織布Ｗ
を押し上げる。この押し上げの際、布巻ロール１の保持
部13にてブレーキ装置22により布巻ロール１の回転に対
し適度なブレーキ力を作用させてあるので、織布Ｗの張
力を調整することができる。
【００２４】そして、回転カッター35が２本のガイドバ
ー33，34間を織布Ｗの幅方向に横断し、織布Ｗを切断す
る。切断後、ガイドバー34の噴射口から矢印Ａ方向に空
気を噴射し、切断された織布Ｗの端部を空ロール４に巻
付ける。次に図８に示すように、エアシリンダ39の作動
により、巻付けアーム32が揺動して、退避するが、この
後は、空ロール４により織布Ｗの巻取りがなされ、織機
の運転が継続される。
ー33，34間を織布Ｗの幅方向に横断し、織布Ｗを切断す
る。切断後、ガイドバー34の噴射口から矢印Ａ方向に空
気を噴射し、切断された織布Ｗの端部を空ロール４に巻
付ける。次に図８に示すように、エアシリンダ39の作動
により、巻付けアーム32が揺動して、退避するが、この
後は、空ロール４により織布Ｗの巻取りがなされ、織機
の運転が継続される。
【００２５】この後、前述の布巻ロール交換指令により
呼び出した自動走行キャリア50が到着し、このキャリア
50により、空ロール４が空ロールストック部23に供給さ
れると共に、ロボットアーム51が払い出し位置の保持部
13から布巻ロール１をすくって運び去る。尚、この直前
にブレーキ装置22が解除される。この後、エアシリンダ
19の作動によりリフトロッド12が引き込まれ、更にエア
シリンダ15の作動によりスイングアーム11が戻って、図
３の状態になる。
呼び出した自動走行キャリア50が到着し、このキャリア
50により、空ロール４が空ロールストック部23に供給さ
れると共に、ロボットアーム51が払い出し位置の保持部
13から布巻ロール１をすくって運び去る。尚、この直前
にブレーキ装置22が解除される。この後、エアシリンダ
19の作動によりリフトロッド12が引き込まれ、更にエア
シリンダ15の作動によりスイングアーム11が戻って、図
３の状態になる。
【００２６】尚、本実施例においては、保持部13とその
移動機構であるスイングアーム11及びリフトロッド12と
により布巻ロール払出し手段が構成される。また、空ロ
ールガイド24及び空ロールストッパ25により空ロール移
動手段が構成される。また、巻付けアーム32、ガイドバ
ー33，34及び回転カッター35により巻付け手段が構成さ
れる。
移動機構であるスイングアーム11及びリフトロッド12と
により布巻ロール払出し手段が構成される。また、空ロ
ールガイド24及び空ロールストッパ25により空ロール移
動手段が構成される。また、巻付けアーム32、ガイドバ
ー33，34及び回転カッター35により巻付け手段が構成さ
れる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、満
巻状態の布巻ロールの払い出し時の織布のたるみを最小
限に抑えて、巻取られる織布の品位を向上させることが
できるという効果が得られる。
巻状態の布巻ロールの払い出し時の織布のたるみを最小
限に抑えて、巻取られる織布の品位を向上させることが
できるという効果が得られる。
【図１】 本発明の一実施例を示す布巻ロール交換装置
の側面図
の側面図
【図２】 布巻ロールの端部周辺を示す図
【図３】 動作例１を示す図
【図４】 動作例２を示す図
【図５】 動作例３を示す図
【図６】 動作例４を示す図
【図７】 動作例５を示す図
【図８】 動作例６を示す図
１ 布巻ロール ４ 空ロール ５ 巻取駆動部 ６ 受台 ７ 駆動歯車 ８ クランパー 11 スイングアーム 12 リフトロッド 13 保持部 22 ブレーキ装置 23 空ロールストック部 24 空ロールガイド 25 空ロールストッパ 32 巻付けアーム 33，34 ガイドバー 35 回転カッター 42 しわ取りローラ
Claims (2)
- 【請求項１】布巻ロールを回転駆動して織布の巻取りを
行わせる巻取駆動部と、この巻取駆動部の布巻ロールが
所定の布巻量に達したときに布巻ロールを織布を連ねた
まま織機前方へ払い出す布巻ロール払出し手段と、布巻
ロールの払い出し後に空ロールストック部から空の布巻
ロールを巻取駆動部へ移動させる空ロール移動手段と、
織機前方へ払い出された布巻ロールと巻取駆動部へ移動
された空の布巻ロールとの間で織布を切断して切断され
た織布の端部を空の布巻ロールに巻付ける巻付手段とを
備えてなる織機の布巻ロール交換装置において、 前記布巻ロール払出し手段を、布巻ロールの両端軸部を
保持する保持部と、この保持部を介して布巻ロールを巻
取駆動部から移動させる移動機構とから構成したことを
特徴とする織機の布巻ロール交換装置。 - 【請求項２】前記保持部に、布巻ロールの回転に対しブ
レーキ力を付与すると共にそのブレーキ力を調整可能な
ブレーキ装置を設けたことを特徴とする請求項１記載の
織機の布巻ロール交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9791393A JPH06305615A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 織機の布巻ロール交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9791393A JPH06305615A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 織機の布巻ロール交換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305615A true JPH06305615A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14204957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9791393A Pending JPH06305615A (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 織機の布巻ロール交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06305615A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0915047A1 (en) * | 1997-10-24 | 1999-05-12 | Vatinio Massenzana S.r.l. | A machine for reel handling, in particular for paper material production lines |
| CN107814241A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-03-20 | 浙江中采实业有限公司 | 无纺布卷辊的卸载装置 |
| CN111573421A (zh) * | 2020-04-19 | 2020-08-25 | 姚娟娟 | 一种便于更换线卷的纺织用纺织设备 |
| CN114368613A (zh) * | 2020-10-15 | 2022-04-19 | 阳程科技股份有限公司 | 卷筒取放装置 |
-
1993
- 1993-04-23 JP JP9791393A patent/JPH06305615A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0915047A1 (en) * | 1997-10-24 | 1999-05-12 | Vatinio Massenzana S.r.l. | A machine for reel handling, in particular for paper material production lines |
| CN107814241A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-03-20 | 浙江中采实业有限公司 | 无纺布卷辊的卸载装置 |
| CN111573421A (zh) * | 2020-04-19 | 2020-08-25 | 姚娟娟 | 一种便于更换线卷的纺织用纺织设备 |
| CN114368613A (zh) * | 2020-10-15 | 2022-04-19 | 阳程科技股份有限公司 | 卷筒取放装置 |
| CN114368613B (zh) * | 2020-10-15 | 2023-12-08 | 阳程科技股份有限公司 | 卷筒取放装置 |
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