JPH06305539A - パイプコンベヤにおける自動ベルトねじれ防止装置 - Google Patents

パイプコンベヤにおける自動ベルトねじれ防止装置

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JPH06305539A
JPH06305539A JP9927093A JP9927093A JPH06305539A JP H06305539 A JPH06305539 A JP H06305539A JP 9927093 A JP9927093 A JP 9927093A JP 9927093 A JP9927093 A JP 9927093A JP H06305539 A JPH06305539 A JP H06305539A
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belt
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成一 巽
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプコンベヤのベルトのねじれを自動的に
防止する。 【構成】 ベルト3を丸める複数の保形ローラ5を旋回
自在のブラケット6に取付ける。保形ローラ5でパイプ
状に丸めたベルト3のエッヂaに接するベルト位置検出
ローラ17と、ベルト3のエッヂb付近を押えるベルト
押えローラ21を環状板11に設ける。環状板11と各
ブラケット6とを長孔と軸で連結して、位置検出ローラ
17が正常な位置から右または左にずれると、各ブラケ
ット6を軸7を中心に旋回させて、各保形ローラ5をベ
ルト3の位置を修正する方向に旋回させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パイプコンベヤにお
けるベルトのねじれを自動的に防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプコンベヤにおいて、パイプ
状に丸めたベルトを支持するよう環状に並べた複数個の
保形ローラは、ローラの軸中心線がパイプ状に丸めたベ
ルトの中心線に対して直角になるよう支持枠に軸承して
いる。
【0003】また、複数個の保形ローラの対向端をリン
クにより接続したローラユニットを上下に配置して、パ
イプ状に丸めたベルトの外周上半分と下半分とを支持し
たものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパイ
プコンベヤのベルトは、その左右のベルトエッヂの重な
り部分をキャリヤ側では上部として、内部の被搬送物が
こぼれないようにし、リタン側では下側となるように
し、前後のプーリにかかる部分では平面状に広がるよう
にしなければならないにもかかわらず、運転中にベルト
がねじれて、ベルトエッヂの重なり部が横にずれ、端部
のプーリの部分で平面状に広がらずに二つ折りなってし
まう場合がありパイプ状に丸められなくなるという問題
が生じる。
【0005】この発明の課題は、上記のような問題を解
決するために、ベルトエッヂの重なり部分の位置を自動
的に修正することによりベルトのねじれを防止する装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は前後のプーリ間に無端状のベルトをか
け渡すと共に、前後に所定の間隔を存して並べた複数の
支持枠内に環状に配置した複数個の保形ローラにより、
上記ベルトをパイプ状に丸め、その内部に被搬送物を包
み込んで搬送するようにしたパイプコンベヤにおいて、
上記各保形ローラをそれぞれ別個に支持するブラケット
を上記支持枠に対してベルトの進行方向と直角の軸の回
りにそれぞれ旋回自在に装着し、上記支持枠の側方にお
いて、上記パイプ状のベルトを囲むように配置した環状
板と上記各ブラケットとを、上記環状板が支持枠に対し
て若干回動すると、各支持枠も若干旋回するように連結
し、上記環状板の一部には、上記ベルトの重なり部の外
側に位置するベルトエッヂに常に接触してこのベルトエ
ッヂが所定位置からずれたとき、上記環状板を回動して
各ブラケットをベルトねじれ修正方向に旋回させるベル
ト位置検出ローラを設け、さらに、上記ベルトの重なり
部の内側に位置するベルトのエッヂ付近を押え込むベル
ト押えローラを設けた構成を採用した。
【0007】
【作用】丸められたベルトの進行に伴い、ベルトのエッ
ヂが右または左に移動すると、このエッヂに接触してい
る位置検出ローラがエッヂに追従して移動する。このた
め、上記位置検出ローラを取付けた環状板が、支持枠に
対して右または左へ回動する。
【0008】上記環状板は、支持枠に旋回自在に取付け
た複数のブラケットに連結されているので、環状板が支
持枠に対して回動すると、各ブラケットは、ベルトの走
行方向に直角の軸を中心に旋回する。上記のように各ブ
ラケットが旋回すると、この各ブラケットに取付けた保
形ローラもそれぞれ旋回するが、この各保形ローラはベ
ルトを元の位置に戻す方向に旋回するので、ベルトのエ
ッヂは元の正しい位置に戻り、ベルトのねじれが防止さ
れる。また、ベルト押えローラによってベルトの重なり
部の内側を押えることにより、ベルトの外側のエッヂと
位置検出ローラの接触を確実とする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、この発明を実施したパイプコンベ
ヤを示すものである。上記のパイプコンベヤは、前後の
プーリ1、2と、この両プーリ1、2間にかけ渡した無
端状のベルト3と、このベルト3のキャリア側とリタン
側とにそれぞれ前後に所定の間隔を在して並べた複数の
支持枠4と、この支持枠4内に環状に配置して軸承する
と共に、ベルト3をパイプ状に丸め、その内部に被搬送
物を包み込んで搬送する保形ローラ5とで構成されてい
る。
【0010】上記支持枠4は図3に示すように六角形
で、この支持枠4の所定のものの各辺の内側に上記各保
形ローラ5を保持するブラケット6が軸7を中心に旋回
自在に取付けてあり、この各支持枠4は連結枠9で連結
し、支柱10により支持されている。
【0011】上記各軸7は、各保形ローラ5により丸め
てパイプ状に保持されたベルト3の中心線に対して直角
となる半径方向の軸芯を有している。11は、上記各支
持枠4の側方に若干の間隔をおいて配置した環状板で、
この環状板11には図4のように各ブラケット6に対応
する位置に半径方向の長孔12を設け、前記各ブラケッ
ト6の中央に設けた軸13を上記長孔12に遊嵌し、軸
13端にはワッシャ14を設けて抜け止めとする。従っ
て環状板11が支持枠4に対して回動すると、各ブラケ
ット6が軸7を中心に旋回する。
【0012】上記環状板11の支持枠4側の面の上部寄
りにはブロック15を固定し、このブロック15のベル
ト3側に固定した半径方向の軸16には、ベルト3の外
側のエッヂaに接触するベルト位置検出ローラ17を回
転自在に装着するが、このローラ17のブロック15側
をテーパ状にして大径とするか、鍔を設けるなどしてエ
ッヂaがローラ17から外れないようにする。
【0013】上記環状板11のブロック15を取付けた
面と反対の面には、支持板20を固定し、この支持板2
0にはベルト3のエッヂの重なり部付近の内側のエッヂ
bに近い部分を押し込むベルト押えローラ21を前記軸
16と直交する方向の軸22により回転自在に装着す
る。
【0014】上記のねじれ防止装置の前後に配置する通
常の複数の保形ローラの取付用ブラケットはコンベヤフ
レームに対して取付け角度を調整できるように取付け、
このブラケットの取付角度の調整により保形ローラの軸
芯をベルトの走行方向に直角の位置に対して僅かに傾斜
させることによりベルト3に図4の矢印方向の僅かな回
転力を与えてベルト3のエッヂが常に軽く位置検出ロー
ラ17に接触しているようにする。
【0015】上記のように構成すると、保形ローラ5に
より丸められて図2、5の矢印の方向に走行するベルト
3の内側のエッヂbは図4のように押えローラ21によ
り押え込まれ、外側のエッヂaは位置検出ローラ17に
常に軽く接触している。
【0016】いま、ベルト3のエッヂaが図4の矢印の
ように右へ移動すると、これに追従して位置検出ローラ
17が右へ移動するので、これを取付けている環状板1
1が図4の矢印の方向へ回る。
【0017】このため、各ブラケット6は図3の鎖線の
ように環状板11の回動方向と反対の方向に旋回するの
で、各保形ローラ5も同方向へ旋回してベルト3のエッ
ヂaを元の位置に戻す。ベルト3のエッヂbが左へ移動
したときは各部は上記の逆の作用を行い、ベルト3を正
しい位置に戻す。
【0018】なお、上記のねじれ防装置は短かいパイプ
コンベヤの場合は一個所でよいが長大なパイプコンベヤ
の場合はその長さに応じて複数個所に設ける。また、上
記実施例はキャリヤ側を示しているが、図1のようにリ
タン側もベルトを丸める場合はリタン側にも同じ装置を
設ける。この場合、図示例のものと上下が逆になること
は勿論である。
【0019】
【効果】この発明は上記のような構成と作用により、パ
イプコンベヤのエッヂの移動を検出して、ベルトを丸め
て保形している各保形ローラを作用させて、ベルトを元
に戻すことにより、常にベルトを正しい位置に保持する
ので、ベルトがねじれて二つ折りになるようなおそれは
全くない。また、ベルト押えローラによりベルトの重な
り部の内側のベルトのエッヂ付近を押し込むことにより
ベルトの重なり部分の外側のエッヂがベルトの内側の部
分より離れて位置検出ローラのベルトのエッヂへの接触
が確実となり、ベルトのエッヂ部のこすれ合いによる摩
耗も少なくなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパイプコンベヤの側面図
【図2】同上要部の一部切欠上面図
【図3】図2のA−A横断正面図
【図4】図2のB−B横断正面図
【図5】図3のC−C縦断側面図
【符号の説明】
1 プーリ 2 プーリ 3 ベルト 4 支持枠 5 保形ローラ 6 ブラケット 7 軸 11 環状板 12 長孔 13 軸 16 軸 17 ベルト位置検出ローラ 21 ベルト押えローラ 22 軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後のプーリ間に無端状のベルトをかけ
    渡すと共に、前後に所定の間隔を存して並べた複数の支
    持枠内に環状に配置した複数個の保形ローラにより、上
    記ベルトをパイプ状に丸め、その内部に被搬送物を包み
    込んで搬送するようにしたパイプコンベヤにおいて、上
    記各保形ローラをそれぞれ別個に支持するブラケットを
    上記支持枠に対してベルトの進行方向と直角の軸の回り
    にそれぞれ旋回自在に装着し、上記支持枠の側方におい
    て、上記パイプ状のベルトを囲むように配置した環状板
    と上記各ブラケットとを、上記環状板が支持枠に対して
    若干回動すると、各支持枠も若干旋回するように連結
    し、上記環状板の一部には、上記ベルトの重なり部の外
    側に位置するベルトエッヂに常に接触してこのベルトエ
    ッヂが所定位置からずれたとき、上記環状板を回動して
    各ブラケットをベルトねじれ修正方向に旋回させるベル
    ト位置検出ローラを設け、さらに、上記ベルトの重なり
    部の内側に位置するベルトのエッヂ付近を押え込むベル
    ト押えローラを設けたことを特徴とするパイプコンベヤ
    における自動ベルトねじれ防止装置。
JP9927093A 1993-04-26 1993-04-26 パイプコンベヤにおける自動ベルトねじれ防止装置 Expired - Lifetime JPH0825614B2 (ja)

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JP2008230833A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Sankyu Inc コンベヤ自動調芯装置
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CN108033223A (zh) * 2018-01-22 2018-05-15 福建工程学院 一种管状带式输送机自适应调偏装置

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