JPH0630548U - 高強度タイミングベルト - Google Patents
高強度タイミングベルトInfo
- Publication number
- JPH0630548U JPH0630548U JP6602992U JP6602992U JPH0630548U JP H0630548 U JPH0630548 U JP H0630548U JP 6602992 U JP6602992 U JP 6602992U JP 6602992 U JP6602992 U JP 6602992U JP H0630548 U JPH0630548 U JP H0630548U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing belt
- belt
- tooth
- grooves
- corner portion
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯元コーナー部の表面に小さな亀裂が発生す
るのを防止でき、高強度で長い年月の使用に耐える高強
度のタイミングベルトを提供すること。 【構成】 ベルト本体２の裏側に等間隔の溝３が設けら
れ、該溝間が凸状の歯４に形成されている。溝３の底面
と歯４の側面との接続部である歯元コーナー部の表面が
外側に凹状のアール面５に形成されている。
るのを防止でき、高強度で長い年月の使用に耐える高強
度のタイミングベルトを提供すること。 【構成】 ベルト本体２の裏側に等間隔の溝３が設けら
れ、該溝間が凸状の歯４に形成されている。溝３の底面
と歯４の側面との接続部である歯元コーナー部の表面が
外側に凹状のアール面５に形成されている。
Description
【０００１】
この考案は、カッターヘッドの駆動などに使用される高強度タイミングベルト に関するものである。
【０００２】
従来、この種のタイミングベルト11は、図２に示すようにベルト車17とベルト 車18間に該車の歯とベルトの歯が噛み合うように巻き掛けられ、使用に供される 。タイミングベルト11は通常、合成ゴムでつくられ、心体として綿糸・綿布・鋼 索などを入れている。図３はこのタイミングベルト11の部分拡大図で、12はタイ ミングベルト本体、13はタイミングベルト本体12の裏側に等間隔に設けられた溝 、14は該溝13間に形成された凸状の歯を示す。
【０００３】
ところで、前記のような従来のタイミングベルト11は、図３に示すように溝13 の底面と歯14の側面との接続部である歯元コーナー部の表面にタイミングベルト 本体12の横幅方向に延びる凹線条19を形成するようになっているため、カッター ヘッドのバイトで材料を削るときなどタイミングベルト11に大きな負荷がかかる と、該凹線条19からタイミングベルト本体12に向けて小さな亀裂が発生し、これ が強度低下の原因となって通常数年の耐用のものでも数か月で使用に耐えなくな ってしまい、７か月〜12か月の非常に短いサイクルでベルト交換作業を実施せざ るを得ないという問題点があった。
【０００４】 そこでこの考案は、前記のような問題点を解決し、歯元コーナー部の表面に小 さな亀裂が発生するのを防止でき、高強度で長い年月の使用に耐えるタイミング ベルトを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 前記の目的を達成するため、請求項１の考案は、前記のようなタイミングベル トにおいて、溝の底面と歯の側面との接続部である歯元コーナー部の表面が外側 に凹状のアール面に形成されていることを特徴とする。請求項２の考案は、請求 項１の考案において、ベルト本体の表面と歯の表面間の厚さが５〜６mm、ベルト 本体の表裏面間の厚さが８〜９mm、アール面を形成するアールの半径が２〜３mm となっている。
【０００６】
前記のように歯元コーナー部の表面が外側に凹状のアール面に形成され、従来 のような凹線条がなくなったので、該アール面からの小さな亀裂現象は軽減され る。
【０００７】
図１はこの考案の一実施例を示す従来の図３と対応するタイミングベルトの部 分拡大図である。１はタイミングベルトで、タイミングベルト本体２の裏側には 等間隔の溝３が設けられ、該溝間が凸状の歯４に形成されている。溝３の底面と 歯４の側面との接続部である歯元コーナー部の表面は外側に凹状のアール面５に 形成され、かつ歯４の側面と頂面との接続部である歯先コーナー部の表面は外側 に凸状のアール面６に形成されている。両アール面５，６はこの例では半径２〜 ３mmの円弧で形成されている。尚、このタイミングベルト１においては横幅が10 0mm、周長が３ｍ、ベルト本体２の表面と歯の表面間の厚さＴが５〜６mm、ベル ト本体２の表裏面間の厚さｔが８〜９mmとなっている。
【０００８】 前記のようなタイミングベルト１によれば、歯元コーナー部の表面がアール面 ５に形成され、従来のような凹線条19がなくなったので、タイミングベルト１に 大きな負荷がかかっても歯元コーナー部の表面からベルト本体２に向けての小さ な亀裂現象は著しく軽減される。すなわち、このタイミングベルト１によれば試 験したところその強度が従来のものの1.8倍程度アップした。また、この強度ア ップの結果、ベルト本体２の厚さｔを前記のように８〜９mmと従来のものよりも 小さくすることが可能となった。この実施例では歯元コーナー部だけでなく、歯 先コーナー部の表面もアール面６に形成しているが、これは必ずしも必要ではな い。
【０００９】
請求項１，２の考案は前記のような構成からなるので、歯元コーナー部の表面 に小さな亀裂が発生するのを防止でき、高強度で使用することができ、その耐久 性を著しく向上させることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の一実施例を示すタイミングベルトの
部分拡大図である。
部分拡大図である。
【図２】従来のタイミングベルトの巻き掛け例を示す斜
視図である。
視図である。
【図３】同上のタイミングベルトの部分拡大図である。
１ タイミングベルト ２ ベルト本体 ３ 溝 ４ 歯 ５，６ アール面
Claims (2)
- 【請求項１】 ベルト本体の裏側に等間隔の溝が設けら
れ、該溝間が凸状の歯に形成されたタイミングベルトに
おいて、溝の底面と歯の側面との接続部である歯元コー
ナー部の表面が外側に凹状のアール面に形成されている
ことを特徴とする高強度タイミングベルト。 - 【請求項２】 ベルト本体の表面と歯の表面間の厚さが
５〜６mm、ベルト本体の表裏面間の厚さが８〜９mm、ア
ール面を形成するアールの半径が２〜３mmである請求項
１記載の高強度タイミングベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6602992U JPH0630548U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 高強度タイミングベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6602992U JPH0630548U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 高強度タイミングベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630548U true JPH0630548U (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=13304077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6602992U Withdrawn JPH0630548U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 高強度タイミングベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630548U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10716912B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-07-21 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | User interface and system for supplying gases to an airway |
| US11324908B2 (en) | 2016-08-11 | 2022-05-10 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | Collapsible conduit, patient interface and headgear connector |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP6602992U patent/JPH0630548U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10716912B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-07-21 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | User interface and system for supplying gases to an airway |
| US11904097B2 (en) | 2015-03-31 | 2024-02-20 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | User interface and system for supplying gases to an airway |
| US11324908B2 (en) | 2016-08-11 | 2022-05-10 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | Collapsible conduit, patient interface and headgear connector |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |