JPH06303614A - 画像監視装置 - Google Patents

画像監視装置

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JPH06303614A
JPH06303614A JP5087100A JP8710093A JPH06303614A JP H06303614 A JPH06303614 A JP H06303614A JP 5087100 A JP5087100 A JP 5087100A JP 8710093 A JP8710093 A JP 8710093A JP H06303614 A JPH06303614 A JP H06303614A
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signal
wide
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monitor
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JP5087100A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Okada
義憲 岡田
Yukio Fukui
幸夫 福井
Tetsuo Sakae
鉄男 坂江
Mitsuhiko Watabe
光彦 渡部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】アスペクト比が大きく視野角の広がったワイド
・ビデオカメラと従来ノーマルカメラと両者からなる複
数のビデオカメラを用いて、モニタテレビの種類(ワイ
ド用と従来ノーマル用)にかかわらず、モニタ監視及び
監視画像の記録再生に対して広範囲に正常な多ch表示
監視ができる画像監視装置。 【効果】新たなワイド・ビデオカメラと従来のノーマル
ビデオカメラとを用いて種々の監視場所を一つのモニタ
テレビで多分割表示画面で監視するとき、両者のビデオ
カメラのアスペクト比及びモニタテレビの種類(ワイド
用と従来のノーマル用)の相違にかかわらず、より高精
細にかつ視野角を拡大した形で画面上の縦横比も正常に
多分割表示できるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラに
より店舗、工場、催事場などの監視対象を撮像し、不法
侵入者等の異常を監視する画像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像監視装置では、店
舗、工場などで種々の監視したい場所を同時に監視する
ために、複数の監視用ビデオカメラを設け、ビデオカメ
ラからの映像信号をモニタテレビで表示して監視してい
る。この際、監視範囲が比較的狭い場合には監視カメラ
を固定とし監視すればよいが、監視範囲が広い場合には
監視カメラを固定したままでは必要な範囲を撮像でき
ず、このため、例えば、監視カメラを首ふりにすると
か、ビデオカメラの台数を増やすとかしていた。しかし
首ふりの場合には、同時に複数の監視カメラをに監視で
きないという問題があった。
【0003】これに対して、最近水平垂直同期周波数は
そのままでアスペスト比を大きくした横長のワイド画面
化が提案されており、ワイド・ビデオカメラ、ワイド・
モニタテレビによってワイド映像信号を生成、画面表示
させ、この場合従来より大幅に視野角を広げることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ワイド
化に対して画像監視装置としては何ら考慮されていない
という問題があった。即ち、これまでの画像監視装置で
は、新たなワイド・ビデオカメラと従来のノーマルビデ
オカメラとを用いて種々の監視場所を一つのモニタテレ
ビで多分割表示画面で監視しようとすると、両者のビデ
オカメラのアスペクト比及びモニタテレビの種類(ワイ
ド用と従来のノーマル用)が異なるため、正常に表示さ
れないという問題が生じる。例えば、2chのワイドカ
メラと2chの従来ノーマルカメラとにより従来のノー
マル用モニタテレビ上で4画面分割表示して監視すると
きには、従来では、4chの映像信号が一旦基準周波数
の信号で4chともサンプリングされて画像メモリに書
き込まれ、その後水平及び垂直方向とも間引ながら読み
出されてモニタ上に4分割画面表示されるが、この場合
モニタ画面上ではワイド・ビデオカメラからの画像はア
スペクト比の分だけ縦横比がずれてしまい、丸い円が縦
長の楕円になってしまう。また、モニタへの出力映像信
号において、モニタテレビの種類に対しての配慮もなさ
れていなかった。さらには、一旦監視している画像を記
録再生する場合に対する考慮がなされておらず、再生画
像を良好に多分割表示できないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、アスペクト比が大きく視
野角の広がったワイド・ビデオカメラと従来ノーマルカ
メラとからなる複数のビデオカメラを用いて、モニタテ
レビの種類(ワイド用と従来ノーマル用)にかかわら
ず、モニタ監視及び監視画像の記録再生に対して広範囲
に正常な多ch表示監視ができる画像監視装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記問題を
解決するために、アスペクト比の大きいワイド・ビデオ
カメラと従来のノーマルビデオカメラとからなり、ワイ
ドビデオカメラからの映像信号にはワイド映像信号であ
ることを示すワイド識別信号を生成付加して出力する複
数のビデオカメラ手段と、上記複数のビデオカメラ手段
からの映像信号をA/D変換して記憶する画像メモリ手
段と、上記画像メモリ手段への書込みを制御する書込み
制御手段と、上記画像メモリ手段からの読出しを制御す
る読出し制御手段と、上記画像メモリ手段への映像信号
からワイド識別信号を検出するワイド識別手段と、上記
画像メモリ手段へ入力される映像信号をもとに上記ワイ
ド識別手段からのワイド識別信号に応じて制御された画
像メモリへの書込みクロックあるいは接続モニタテレビ
に応じて読出しクロックを発生させるクロック発生手段
と、上記ワイド識別手段にて得られたワイド識別信号を
一旦記憶しておくワイド識別信号記憶読出し手段と、複
数のビデオカメラからの映像信号を順次切り換えるスイ
ッチ手段と、上記スイッチ手段からの映像信号を記録再
生する磁気記録再生手段と、入力制御信号に応じて画像
メモリ手段から読み出された映像信号にワイド識別信号
を付加する混合手段とを設ける。
【0007】また、画像メモリ手段として、有効画面に
相当するメモリ領域だけでなくワイド識別信号が重畳さ
れている映像信号期間を含めたメモリ領域を有するよう
に構成し、上記ワイド識別信号記憶読出し手段にかえて
画像メモリ手段からワイド識別信号を読み出すワイド識
別信号読出し処理手段を設ける。
【0008】
【作用】複数のビデオカメラ手段では、ワイド・ビデオ
カメラで撮像された場合には、カメラにて生成された映
像信号にワイド識別信号を例えば垂直帰線期間内のある
期間に付加して、ワイド映像信号として出力する。従来
ノーマルカメラで撮像された場合にはそのまま映像信号
として出力する。次に、ビデオカメラ手段からの複数の
映像信号は、モニタ時には、それぞれデコード及びA/
D変換された後書込み制御手段にて書込み制御されなが
ら画像メモリ手段に記憶される。このとき、クロック発
生手段では、ビデオカメラ手段からの複数の映像信号を
もとに上記ワイド識別手段で識別生成されたワイド識別
信号に応じて各ch毎にクロック周波数を切り換えて、
書込み制御手段に供給する。書込み制御手段では、ワイ
ド映像信号時にはより高いクロック周波数でサンプリン
グさせサンプリング数を増加させることによって、アス
ペクト比に対応した形でより高精細に画像メモリに記憶
させることができる。また、読出し制御手段では、多分
割表示の表示ch番号・分割数に応じて、ワイド識別信
号記憶読出し手段からのワイド識別信号によって各ch
毎にワイド/ノーマルの識別を行いながら、各ch毎に
画像メモリ手段から水平及び垂直方向で間引いて映像信
号を読み出すように制御する。しかも、混合手段では、
多分割表示するモニタテレビの種類(ワイド/ノーマ
ル)に応じて、ワイドテレビ時には映像信号にワイド識
別信号を付加して出力させる。これによって、ワイド・
ビデオカメラ及び従来のノーマルビデオカメラを用い、
複数のカメラ映像をワイド/ノーマル両モニタテレビに
て正常に多分割表示させることができ、より広範囲にモ
ニタ監視することができる。
【0009】また、上記スイッチ手段にて複数のビデオ
カメラ出力を順次切り換え、磁気記録再生手段にて一旦
各chの映像信号を順次記録した後、上記磁気記録再生
手段にて再生した場合にも同様に動作して、ワイド/ノ
ーマル両ビデオカメラからの複数の監視記録画像を正常
に多ch表示できる。但し、この場合には、磁気記録再
生手段からの再生出力としては各chの映像信号が時間
的に順次得られるので、書込み制御手段では、各ビデオ
カメラからの映像をモニタ監視する上述の場合には各c
h共常時書込み可能なことに対して、各ch毎に順次所
定の画像メモリ領域に書込みを行うように動作させるこ
ととなる。
【0010】さらには、画像メモリ手段にて、有効画面
領域だけでなくワイド識別信号が重畳されている映像信
号期間まで記憶するように構成すれば、画像メモリ手段
から直接ワイド識別信号を読み出すことができる。
【0011】また、クロック発生手段において、画像メ
モリへの書込みあるいは読出しのクロックを固定的に発
生させ、上記読出し制御手段にてワイド識別信号に応じ
て画像メモリ手段からの読出しをワイド/ノーマルで切
り換えて制御しても、ワイド/ノーマル両ビデオカメラ
からの複数の監視画像を正常に多ch表示できる。
【0012】さらに、多分割表示の際してビデオカメラ
複数台を横方向あるいは/および縦方向につなげて撮像
し、多分割表示時に各ビデオカメラからの映像を横方向
あるいは/および縦方向に過不足なくつなげるように読
出し制御することによって、左右上下に格段に拡大した
視野角でパノラマあるいはワイパー的に表示することが
できる。また、ビデオカメラ複数台で撮像された映像を
横方向あるいは/および縦方向にに多分割表示する際、
各チャンネルの表示の境目を時間とともに左右横方向あ
るいは/および上下縦方向に移動させるように読出し制
御することによって、各映像をワイパー的にフル画面で
表示でき、通常サイズで多くの画面を監視することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示した一実施例によって説
明する。
【0014】図1は本発明の第1実施例に係わる画像監
視装置のブロック図である。図1において、1、3はワ
イド・ビデオカメラ、2、4は従来のノーマルビデオカ
メラ、5、10はワイド・ビデオカメラ1、3からの映
像信号にワイド識別信号を付加する混合回路、6、11
は各ビデオカメラを同期させる同期信号を発生させる同
期発生回路、7、12はワイド識別信号を生成するワイ
ド識別信号生成回路、8、13は各々混合回路5、10
と同期発生回路6、11とワイド識別信号生成回路7、
12からなるワイド・ビデオカメラ用カメラ駆動手段、
9、14はノーマルビデオカメラ用カメラ駆動手段、1
5は各ビデオカメラからの映像信号を順次切り換えて出
力するスイッチ回路、16は映像信号を磁気媒体に記録
及び再生する磁気記録祭礼手段、17〜20は各々ビデ
オカメラからの映像信号と磁気記録再生手段からの再生
映像出力とを切り換えて出力するスイッチ回路、21〜
24は映像信号を輝度信号と色差信号に変換するデコー
ダ、25〜28は各色差信号(R−Y,B−Y)を交互
に切り換え点順次にするスイッチ回路、29は映像信号
をディジタル化するA/D変換器、30は画像メモリ、
31はビデオカメラの映像出力からワイド識別信号を検
出するワイド識別手段、32はワイド識別信号の記憶及
び読出しを行うワイド識別信号記憶読出し手段、33は
書込み及び読出し時のクロック信号を発生背させるクロ
ック発生回路、34は画像メモリへの書込みを制御する
書込み制御回路、35は画像メモリからの読出しを制御
する読出し制御回路、36は監視装置の動作モードを入
力設定し動作を制御するモード設定・シスコン手段、3
7は多分割時の画像メモリからの読出しに際して間引き
処理を行う多分割時読出し間引き処理回路、38は映像
信号をアナログ化するD/A変換器、39は接続される
モニタテレビに応じてD/A変換された映像信号にワイ
ド識別信号を付加する混合回路、40は輝度信号および
色差信号(R−Y,B−Y)をコンポジット映像信号に
変換するエンコーダ、41はモニタテレビに出力される
映像信号の出力端子である。
【0015】次に、図1を用いて本発明の動作を説明す
る。ワイドカメラ1、3では水平方向に拡大された左右
の視野角の広い画像が撮像され、次にカメラ駆動手段
8、13にてワイドカメラからのワイド映像信号にワイ
ドな映像信号であることを示すワイド識別信号が重畳付
加される。ワイド識別信号の付加に際しては、例えば、
映像期間外である垂直帰線期間の所定水平走査期間にコ
ード化して重畳すれば、撮像された画面を妨害すること
なくかつ安定に検出することができる。一方ノーマルビ
デオカメラ2、4からは従来のアスペクト比の画像が撮
像され、カメラ駆動手段9、14を介してNTSC方式
の映像信号が得られる。各カメラ駆動手段8、9、1
3、14では、その内の1つの同期発生回路からの出力
で全部のカメラチャンネルとも同期がかけられおり、ス
イッチ回路15ではシスコン手段36からの制御信号に
応じて各ビデオカメラからの映像入力をフィールドを単
位とした所定間隔で順次切り換えて、同期乱れが無く多
chが一続きになった映像信号を生成する。さらに磁気
記録再生手段16では、磁気テープの斜めトラックに1
フィールド毎に上記多ch化された映像信号が順次記録
され、かつ記録トラック毎にワイド映像時には垂直帰線
期間内のワイド識別信号も共に記録される。スイッチ回
路17〜20では、シスコン手段36からの制御出力に
応じて、ビデオカメラからの撮像中の映像信号と上記磁
気記録再生手段16にて再生された映像信号とを切り換
えて出力する。スイッチ回路17〜20からの映像信号
は、デコーダ21〜24にて輝度信号と2種類の色差信
号(R−Y,B−Y)に分離され、次にスイッチ回路2
5〜28にて上記2種類の色差信号が画素単位で切り換
えられて、点順次色差信号となる。ここで、上記輝度信
号はワイド識別手段31及びクロック発生回路33に供
給される。ワイド識別手段31では、映像信号に重畳さ
れているワイド識別信号を検出識別し、各ビデオカメラ
・チャンネルがワイド映像か否かを識別する。ワイド識
別信号記憶読出し手段32では、ワイド映像のチャンネ
ル時に上記ワイド識別手段31で検出したワイド識別信
号出力を一旦記憶しておき、そのチャンネルのメモリ読
出し時にワイド識別信号を読出し制御回路35に供給す
る。クロック発生回路33では、まず入力輝度信号から
クロマ副搬送波の周波数fscの連続波信号を生成し、
次に上記fsc連続波信号から周波数が4fsc及び4
/3・fscの連続波信号を画像メモリ30への書込み
クロックとして生成する。かつ、クロック発生回路33
では、ワイド識別手段31からの出力に応じて各ch毎
に、ワイド映像時4/3・fscの連続波信号を、従来
のノーマル映像時4fscの連続波信号をメモリ書込み
クロックとして生成し書込み制御回路34に供給する。
したがって各chの映像信号は、ワイド映像時には高い
周波数(4/3・fsc)のクロックでA/D変換器2
9にてアナログ・デジタル変換され、ノーマル映像時に
は低い周波数(4fsc)のクロックでアナログ・デジ
タル変換された後、書込み制御回路34によって書込み
制御され映像部分のみを画像メモリ30に記憶される。
次に、画像メモリ30に一旦記録されている映像信号を
読出す時には、まずクロック発生回路33では、モニタ
テレビへの出力映像をワイド映像かあるいはノーマル映
像かどちらにするかを設定制御するモード設定・シスコ
ン手段36からの出力に応じて、ワイド映像時には高い
周波数(4/3・fsc)のクロックを、ノーマル映像
時には低い方の周波数(4fsc)のクロックを書込み
クロックとして読出し制御回路35に供給する。読出し
制御回路35では、上記書込みクロック出力とワイド識
別信号記憶読出し手段32からのワイド映像ch時のワ
イド識別信号とモード設定・シスコン手段36からのモ
ニタ多分割表示内容を指示する表示制御信号とに応じ
て、画像メモリ30の映像信号に対して多分割読出し間
引き処理回路37を制御し、水平及び/または垂直方向
の間引き、モニタ表示chの選択・位置大きさ設定を行
う。さらに、多ch表示となされた映像信号は、D/A
変換器38でアナログ信号に戻され、混合回路39では
モード設定・シスコン手段36からの接続モニタテレビ
を示す信号に応じてワイドモニタ時にはワイド識別信号
が重畳付加された後、エンコーダ40を経由して、コン
ポジィト映像信号として出力端子41に出力される。よ
って、ワイドモニタテレビにはワイド識別信号とともに
映像信号が供給されることとなり、出力端子41にワイ
ドモニタテレビあるいはノーマルモニタテレビのどちら
が接続されても、良好に多分割表示画面を得ることがで
きる。
【0016】一方磁気記録再生手段16にて再生された
映像信号をスイッチ回路17〜20を介してモニタテレ
ビにて多分割表示する場合について説明する。この場
合、磁気記録再生手段16では、まず記録時には、スイ
ッチ回路15で選択されたチャンネルの番号をコード化
してチャンネル番号信号として映像部分外の垂直帰線期
間内に重畳付加して(但し、上記ワイド識別信号が重畳
付加される期間以外)記録し、再生時には、再生映像信
号からその映像信号のチャンネル番号信号を検出・コー
ド判別しモード設定・シスコン手段36へ供給する。よ
って、書込み制御回路34では、モード設定・シスコン
手段36を介してフィールド毎に順次入力された再生映
像信号のチャンネル番号信号に応じて、画像メモリ30
内の各チャンネルの領域に再生映像信号を順次書込むよ
うに制御し、多chの映像信号を記憶することができ
る。しかも、前記のように各フィールド毎にワイド映像
かノーマル映像かに識別して書込みクロックを切り換え
ることによって、ワイド映像信号に対しては高精細にデ
ジタル化して画像メモリに記憶させることができる。さ
らに、画像メモリ内の各チャンネルの再生映像信号を水
平及び垂直方向で間引いて読出すことによって、順次記
録された多chの再生映像を多分割表示でき、接続した
ワイドあるいはノーマルのモニタテレビで良好に見るこ
とができる。
【0017】図2は、図1に示した本発明の一実施例の
要部をさらに詳しく示したブロック図で、クロック発生
回路33を主に示している。図2において、デコーダ2
1〜24からクロック発生回路33に入力された4ch
の映像信号は、入力検出回路42にてそれぞれの映像信
号の有無を判別し、スイッチ回路43にて入力のあるチ
ャンネルを選択する。次に、fsc連続波生成回路44
では、スイッチ回路43からの映像出力をもとにクロマ
副搬送波周波数fscの連続波信号を例えばPLLを用
いて生成する。さらに、4逓倍回路45、4/3逓倍回
路46では、上記fsc連続波信号をもとに周波数が4
fsc、4/3・4fscの連続波信号を生成した後、
スイッチ回路47では、ワイド識別手段31からの各c
h毎のワイド識別信号に応じて各ch毎に上記両連続波
信号の一方を選択出力して、書込みクロックとして供給
している。また、画像メモリ読出し時には、基準クロッ
ク発生回路48、49からの連続波信号(各々周波数
は、4fsc,4/3・4fsc)をモード設定・シス
コン手段36からの制御信号に応じてスイッチ回路50
にて切換えて出力し、ワイドモニタテレビが接続されて
いる場合には4/3・4fscの連続波信号を、ノーマ
ルモニタテレビが接続されている場合には4fscの連
続波信号を読出しクロックとして読出し制御回路35に
供給することによって、アスペクト比の異なる両モニタ
テレビとも画面上縦横比1で画面ゆがみなく、例えば丸
い円が丸く表示されるような、正常なモニタ画面が得ら
れる。
【0018】図3は、本発明におけるワイド映像信号及
びノーマル映像信号の一例を示したもので、ノーマル映
像信号としてNTSC方式の映像信号を示している。ア
スペクト比はノーマル映像4:3(12:9)に対して
ワイド映像は16:9と横方向の視野角が拡大してお
り、より左右に広い監視が可能である。但し、フレーム
周波数、インターレース、ライン数、水平同期周波数は
両者とも同じであり、映像信号波形としての差はなく、
本発明では、ビデオカメラ出力に重畳付加したワイド識
別信号によって、画像メモリへの書込み制御を行ってい
る。また、モニタ画面が横方向に広がっている分だけ映
像信号の輝度帯域を広くすることができる。サンプリン
グ周波数としては、図3のNo.1の例は前記の図1で
示したクロマ副搬送波周波数fscをもとにした場合で
あり、ノーマル映像に対する輝度信号、色差信号それぞ
れのサンプリング周波数は4fsc、fsc、ワイド映
像に対する輝度信号、色差信号それぞれのサンプリング
周波数は4/3・4fsc、4/3・fscである(色
差信号は輝度信号に対して1/4サンプリング)。ま
た、図3のNo.2の例は13.5MHzをもとにした
場合であり、サンプリング周波数はそれぞれ図3に示し
た値となる。したがって有効画面領域のライン数、サン
プル数もそれぞれ図3に示したように表わされ、ワイド
映像時には1ライン(水平周期63.5μS)当りのサ
ンプリング数をノーマル映像時に対して概略4/3倍に
して、モニタ画面上の画素密度(単位面積当りのサンプ
リング数)をワイド・ノーマル両映像時ともモニタブラ
ウン管の性能限界まで最も高くし高精細な画面を得るこ
とができる。
【0019】次に、図4〜7を用いてさらに本発明の動
作を説明する。図4は、図3のNo.1の例の場合にお
ける画像メモリの書込み領域を示す図で、画面1ch毎
に、垂直方向は480ライン/1フレーム(240ライ
ン/1フィールド)、水平方向は検出したワイド識別信
号に応じてワイド映像時1020画素(書込みクロック
4/3・4fsc)、ノーマル映像時764画素(書込
みクロック4/3・4fsc)のメモリ領域を設けてい
る。
【0020】図5は、図4に示すような画像メモリに書
き込まれた1chの映像信号を読み出すときの動作を説
明する図である。図5において、まず、ノーマル映像信
号が画像メモリに書き込まれている場合(書込みクロッ
ク4fsc、水平764画素)、ノーマルテレビによる
モニタ時には、周波数が4fscの読出しクロックで画
像メモリから映像信号を読出し、混合回路39ではワイ
ド識別信号を付加せず映像信号を出力して、図5(a)
に示すように全モニタ画面わたってに良好に表示でき
る。一方、ワイドテレビによるモニタ時には、元々画像
メモリにはノーマル映像分の水平方向764画素しかな
いので、周波数が4/3・4fscの読出しクロックで
画像メモリから映像信号を読出し、しかも図5(b)に
示すように画面横両サイドに1/8分の空白(例えば黒
画面に)をもたせ、かつ混合回路39ではワイド識別信
号を重畳付加して映像信号を出力することによって、縦
横の歪みなく正常に表示させることができる。また、ワ
イド映像信号が画像メモリに書き込まれている場合(書
込みクロック4/3・4fsc、垂直480本/1フレ
ーム)、ノーマルテレビによるモニタ時には、周波数が
4fscの読出しクロックで画像メモリから映像信号を
読出すので、764/1020画素分だけ水平方向に間
引いて読出し、しかも画面上下両サイドに3/24分の
空白(例えば黒画面に)をもたせ垂直方向にも764/
1020分だけ間引いて読み出し、かつ混合回路39で
はワイド識別信号を付加せず映像信号を出力することに
よって、図5(c)に示すように全画面を良好に表示で
きる。一方、ワイドテレビによるモニタ時には、周波数
が4/3・4fscの読出しクロックで画像メモリから
映像信号を読出し、混合回路39ではワイド識別信号を
重畳付加して映像信号を出力して、図5(d)に示すよ
うに全モニタ画面わたって良好にワイド画面表示でき
る。
【0021】また、図6は、図4に示すような画像メモ
リに各々書き込まれた多chの映像信号を読み出すとき
の動作を説明する図である。図6において、まず、ノー
マル映像信号2ch(Ach,Cch)、ワイド映像信
号2ch(Bch,Dch)が画像メモリに書き込まれ
ている場合(書込みクロックはワイド映像時4/3・4
fsc、ノーマル映像時4fsc)、ノーマルテレビに
よるモニタ時には、周波数が4fscの読出しクロック
で画像メモリから映像信号を読出すので、Ach、Cc
hのワイド映像信号を主に多分割表示するには、Ac
h、Cchのワイド映像は水平垂直方向とも1/2に間
引いて読出し、Bch、Dchのノーマル映像は水平垂
直方向とも1/3に間引いて読出し、かつ混合回路39
ではワイド識別信号を付加せず映像信号を出力すること
によって、図6(a)に示すようにワイド映像を中心に
縦横の歪なく多分割表示できる。また、A〜Dchの映
像をほぼ近い大きさの画面で多分割表示するには、Bc
h、Dchのノーマル映像は水平垂直方向とも1/2に
間引いて読出し、Ach、Cchのワイド映像は(76
4/2)/1020分だけは水平垂直方向とも間引いて
読出し、しかも画面上下両サイドに空白(例えば黒画面
に)をもたせて垂直方向にも764/1020分だけ間
引いて読み出すことによって、図6(b)に示すように
全chとも縦横の歪なく多分割表示できる。また、ノー
マル映像信号2ch(Ach,Cch)、ワイド映像信
号2ch(Bch,Dch)が画像メモリに書き込まれ
ている場合(書込みクロックはワイド映像時4/3・4
fsc、ノーマル映像時4fsc)で、ワイドテレビに
よるモニタ時には、周波数が4/3・4fscの読出し
クロックで画像メモリから映像信号を読出すので、A〜
Dchの全映像を水平垂直方向とも1/2に間引いて読
出し、Bch、Dchのノーマル映像は画面横サイドに
(1020ー764)2/1020分の空白(例えば黒
画面に)をもたせ、かつ混合回路39ではワイド識別信
号を重畳付加して映像信号を出力することによって、図
6(c)に示すように全chとも全画面わたって良好に
ワイド画面表示できる。
【0022】また、ノーマル映像信号3ch(Ach,
Bch,Dch)、ワイド映像信号1ch(Cch)が
画像メモリに書き込まれている場合(書込みクロックは
ワイド映像時4/3・4fsc、ノーマル映像時4fs
c)は、ノーマルテレビによるモニタ時には、周波数が
4fscの読出しクロックで画像メモリから映像信号を
読出すので、Ach、Bch、Dchのノーマル映像は
水平垂直方向とも1/2に間引いて読出し、Cchのワ
イド映像は水平垂直方向とも(764/2)/1020
分だけ間引き画面上あるいは下サイドに空白(例えば黒
画面に)をもたせて読出し、かつ混合回路39ではワイ
ド識別信号を付加せず映像信号を出力することによっ
て、図6(d)に示すように全chとも縦横の歪なく全
ch画面の多分割表示できる。また、上記4つの映像入
力にてワイドテレビによるモニタ時には、周波数が4/
3・4fscの読出しクロックで画像メモリから映像信
号を読出すので、 A〜Dchの全映像を水平垂直方向
とも1/2に間引いて読出し、Ach、Bch、Dch
のノーマル映像は画面横サイドに(1020ー764)
2/1020分の空白(例えば黒画面に)をもたせ、か
つ混合回路39ではワイド識別信号を重畳付加して映像
信号を出力することによって、図6(e)に示すように
全chとも全画面わたって良好にワイド画面表示でき
る。
【0023】さらに、ノーマル映像信号1ch(Dc
h)、ワイド映像信号3ch(Ach、Bch、Cc
h)が画像メモリに書き込まれている場合(書込みクロ
ックはワイド映像時4/3・4fsc、ノーマル映像時
4fsc)は、ノーマルテレビによるモニタ時には、周
波数が4fscの読出しクロックで画像メモリから映像
信号を読出すので、Dchのノーマル映像は水平垂直方
向とも1/2に間引いて読出し、Ach、Bch、Cc
hのワイド映像は水平垂直方向とも(764/2)/1
020分だけ間引き画面上あるいは下サイドに空白(例
えば黒画面に)をもたせて読出し、かつ混合回路39で
はワイド識別信号を付加せず映像信号を出力することに
よって、図6(f)に示すように全chとも縦横の歪な
く全ch画面の多分割表示できる。また、上記4つの映
像入力にてワイドテレビによるモニタ時には、周波数が
4/3・4fscの読出しクロックで画像メモリから映
像信号を読出すので、 A〜Dchの全映像を水平垂直
方向とも1/2に間引いて読出し、Dchのノーマル映
像は画面横サイドに(1020ー764)2/1020
分の空白(例えば黒画面に)をもたせ、かつ混合回路3
9ではワイド識別信号を重畳付加して映像信号を出力す
ることによって、図6(g)に示すように全chとも全
画面わたって良好にワイド画面表示できる。
【0024】図7は、さらに映像ch数が多い場合の動
作例を示したものである。図7において、まず、ノーマ
ル映像信号3ch(C〜Ech)、ワイド映像信号2c
h(Ach,Bch)が画像メモリに書き込まれている
場合(書込みクロックはワイド映像時4/3・4fs
c、ノーマル映像時4fsc)、ワイド映像信号を主に
ノーマルテレビに多分割表示する時には、周波数が4f
scの読出しクロックで画像メモリから映像信号を読出
すので、Ach、Bchのワイド映像は水平垂直方向と
も1/2に間引いて読出し、C〜Echのノーマル映像
は水平垂直方向とも1/3に間引いて読出し、残りのエ
リアは画面右下両サイドに空白(例えば黒画面に)をも
たせて、かつ混合回路39ではワイド識別信号を付加せ
ず映像信号を出力することによって、図7(a)に示す
ようにワイド映像を中心に縦横の歪なく多分割表示で
き、視野角の広いワイド・ビデオカメラあるいは磁気記
録再生手段からのワイド再生映像だけでなく多ch映像
も同時にモニタすることができる。また、上記5つの映
像入力でワイド映像信号及び所定1chのノーマル映像
信号を主にワイドテレビに多分割表示する時には、周波
数が4/3・4fscの読出しクロックで画像メモリか
ら映像信号を読出すので、Ach、Bchのワイド映像
及びCchのノーマル映像は水平垂直方向とも1/2に
間引いて読出し、Dch、Echのノーマル映像は水平
垂直方向とも(1020/4)/764に間引いて読出
し、残りのエリアは画面端に空白(例えば黒画面に)を
もたせて、かつ混合回路39ではワイド識別信号を付加
して映像信号を出力することによって、図7(b)に示
すようにワイド映像、所定ノーマル映像を中心に縦横の
歪なくワイドテレビに多分割表示できる。 また、ノー
マル映像信号4ch(C,F,H,Ich)、ワイド映
像信号5ch(A,B,D,E,Gch)が画像メモリ
に書き込まれている場合(書込みクロックはワイド映像
時4/3・4fsc、ノーマル映像時4fsc)で、ノ
ーマルテレビに多分割表示する時には、周波数が4fs
cの読出しクロックで画像メモリから映像信号を読出す
ので、ワイド映像chは水平垂直方向とも(764/
3)/1020分だけ間引いて読出し、ノーマル映像c
hは水平垂直方向とも1/3に間引いて読出し、残りの
エリアは空白(例えば黒画面に)をもたせて、かつ混合
回路39ではワイド識別信号を付加せず映像信号を出力
することによって、図7(c)に示すように全映像をほ
ぼ近い大きさで縦横の歪なく多分割表示できる。。ま
た、上記9つの映像入力でワイドテレビに多分割表示す
る時には、周波数が4/3・4fscの読出しクロック
で画像メモリから映像信号を読出すので、全映像chで
水平垂直方向とも1/3に間引いて読出し、残りのエリ
アは画面端に空白(例えば黒画面に)をもたせて、かつ
混合回路39ではワイド識別信号を付加して映像信号を
出力することによって、図7(d)に示すように縦横の
歪なくワイドテレビに多分割表示できる。
【0025】また、ノーマル映像信号9ch(B〜Jc
h)、ワイド映像信号1ch(Ach)が画像メモリに
書き込まれている場合(書込みクロックはワイド映像時
4/3・4fsc、ノーマル映像時4fsc)で、ワイ
ド映像信号を主にノーマルテレビに多分割表示する時に
は、周波数が4fscの読出しクロックで画像メモリか
ら映像信号を読出すので、ワイド映像chは水平垂直方
向とも1/2に間引いて読出し、Bchのノーマル映像
は水平垂直方向とも1/3に間引いて読出し、C〜Jc
hのノーマル映像は1/4に間引いて読出し、残りのエ
リアは空白(例えば黒画面に)をもたせて、かつ混合回
路39ではワイド識別信号を付加せず映像信号を出力す
ることによって、図7(e)に示すようにワイド映像を
中心に縦横の歪なく多分割表示できる。また、上記10
つの映像入力でワイドテレビに多分割表示する時には、
周波数が4/3・4fscの読出しクロックで画像メモ
リから映像信号を読出すので、Ach、Bchの映像は
水平垂直方向とも1/2に間引いて読出し、C〜Jch
のノーマル映像は1/4に間引いて読出し、残りのエリ
アは画面端に空白(例えば黒画面に)をもたせて、かつ
混合回路39ではワイド識別信号を付加して映像信号を
出力することによって、図7(f)に示すようにワイド
映像及びノーマル所定1chの映像を中心に縦横の歪な
くワイドテレビに多分割表示できる。特に、磁気記録再
生手段16から順次再生されたワイド及びノーマル映像
の混じった多ch映像信号をノーマルあるいはワイドモ
ニタテレビにて、画面上縦横比歪なく、例えば丸い円が
丸く表示されて、良好に多分割表示でき、多くチャンネ
ルの映像を同時にモニタ監視できる。
【0026】図8は、本発明の他の一実施例を示すブロ
ック図で、図1と同一あるいは同等部分には同一番号が
付してある。図8においては、A/D変換された映像信
号は有効画面領域だけでなくワイド識別信号が重畳付加
された期間もフル画像メモリ51に記憶される。したが
って、画像メモリからの読出し時には、ワイド識別信号
読出し処理回路52にて上記フル画像メモリ51からワ
イド識別信号を検出し、読出し制御回路35では各チャ
ンネル毎のワイド映像かあるいはノーマル映像かの判別
に応じて有効領域多分割読出し処理回路53を読出し制
御し、有効画面領域だけの映像信号に対して良好な多分
割表示を行うものである。
【0027】また図9は、さらに本発明の他の一実施例
を示すブロック図で、図1と同一あるいは同等部分には
同一番号が付してある。図9において、クロック発生回
路33では、逓倍回路54によって例えば周波数が4/
3・4fscあるいは4fscの連続波信号を生成し、
ある所定の周波数の書込みクロックを書込み制御回路3
4に供給しており、画像メモリに入力される映像信号が
ワイド映像・ノーマル映像にかかわらず一定の書込みク
ロックで記憶される。しかも、画像メモリからの読出し
時にも、読出し制御回路35では、ワイド映像・ノーマ
ル映像にかかわらずある所定の周波数信号を生成する基
準クロック発生回路55からの読出しクロックにて読出
し制御する。読出し制御回路35による制御によって多
分割読出し間引き処理回路56では、ワイド識別信号記
憶読み出し手段32からの各ch毎のワイド識別出力及
び接続モニタテレビを示すモード設定・シスコン手段3
6からの出力に応じて、読み出し間引き比あるいは間延
べ補間比を変えて読み出すものである。即ち、入力映
像、書込みクロック、読み出しクロック、接続モニタテ
レビに対して1分割表示する場合には図10に示したよ
うに読み出し動作を行えば良好に画面表示が得られる。
書込みクロック及び読み出しクロックとも同一のクロッ
ク周波数でかつ入力映像とモニタテレビの種類が同じと
きで1分割表示する場合には、ワイド・ノーマル両映像
とも間引き処理せずにそのままでよいが、異なるクロッ
ク周波数で1分割表示する場合には、それぞれ読み出し
間引きあるいは間延べ補間処理(具体的には、例えば、
間延びさせる画素にはその前後の画素の平均を取って補
間させるとか)を行う。例えば、書込みクロック及び読
み出しクロックとも4/3・4fscでノーマルモニタ
テレビに接続されている場合には、ノーマル映像入力時
はそのまま間引きせずに読み出し、ワイド映像入力時は
垂直方向に764/1020分だけ間引いて読み出せば
よい。また、書込みクロック及び読み出しクロックとも
4/3・4fscでワイドモニタテレビに接続されてい
る場合には、ノーマル映像入力時は水平方向に764/
1020分だけ間引きかつ残りの部分を黒枠にして読み
出し、ワイド映像入力時はそのまま間引きせずに読み出
せばよい。また、多分割表示の場合には、上記図10に
示した読み出し動作に加えて、図6、7にて説明したよ
うな間引き処理を行うことによって良好に多分割表示で
きるものである。例えば、書込みクロック及び読み出し
クロックとも4/3・4fscでワイドモニタテレビに
接続されて図6(c)のように4分割表示する場合に
は、ワイド映像Ach,Cchは図6の場合と同じよう
に1/2間引きし、ノーマル映像Bch,Dchは水平
方向に764/1020分だけ間引きした上にさらに1
/2分だけ間引きしかつ垂直方向にも1/2分だけ間引
きすることによって、図6(c)に示すように多分割表
示することができる。
【0028】また図11は、さらに本発明の他の一実施
例を示すブロック図で、図1と同一あるいは同等部分に
は同一番号が付してある。図11に示した実施例は、ス
イッチ回路15で各chの映像信号がフィールド単位に
切り換えられて生成された一続きの映像信号を、磁気記
録再生手段16だけでなく、スイッチ回路17を介して
画像メモリにも供給し、書込み時に多分割書込み間引き
処理回路57にて各ch毎順次間引いて書込みを行うこ
とによって、画像メモリを1画面分だけで済ますもので
ある。この場合、入力映像のワイド識別信号、モニタテ
レビの種類に応じて書込みクロック、多分割間引き処理
動作を切り換えるとともに、読み出しクロックもモニタ
テレビの種類に応じてかえ混合回路39にてワイド識別
信号の重畳付加を切換制御すればよい。
【0029】図12は、本発明の他の一実施例を示すブ
ロック図で、図1と同一あるいは同等部分には同一番号
が付してある。図12に示した実施例は、同期分離回路
58からの出力をもとに各ビデオカメラからの映像信号
をまずは画像メモリに記憶読み出すことによって、各映
像信号の位相ずれをなくし同期合わせをおこない、その
後D/A変換器59でアナログ信号に一旦もどし、ワイ
ド識別信号記憶読み出し手段32からの出力に応じてワ
イド識別信号付加回路60にて各ch毎ワイド識別信号
を付加し、磁気記録再生手段16で各chの映像を順次
記録するものである。これによって、カメラ駆動手段
8、9、13、14にて同期合わせがなされていない場
合とかの非同期なカメラビデオ映像信号に対しても良好
に多分割表示ができることは言うまでもない。
【0030】さらに、多分割表示の際して他の表示例を
図13〜17を用いて説明する。図13に示すようにビ
デオカメラ2台を横方向につなげて撮像し、多分割表示
時に図14に示すように読出し制御することによって、
左右に格段に拡大した視野角でパノラマ表示することが
できる。図14(a)はワイド・ビデオカメラ2台、図
14(b)はノーマルビデオカメラ2台、図14(c)
はワイド・ノーマル各1台ずつを用いた場合の表示例で
あり、ワイド・ビデオカメラを用いれば一層左右の視野
角を広げることができる。
【0031】また、図15は、ビデオカメラ2台を多少
重複する形で横方向につなげて撮像することによって、
図16に示すように、多分割表示時に両ビデオカメラの
映像のつなぎ目で過不足なくパノラマ表示することがで
きるものである。勿論両カメラからの映像信号の内重な
った部分を検出し、良好に両映像をつなげることは言う
までもない。
【0032】さらに、図17は、ビデオカメラ2台で撮
像された映像を横方向に2分割表示する際、両チャンネ
ルAch、Bchの表示の境目を時間とともに左右横方
向に移動させるように読出し制御した場合の例で、図1
7に示すように(a)から、(b)、(c)、(d)…
…(h)、(a)、(b)……と順次繰り返して表示さ
せることによって、、両映像をワイパー的にフル画面で
表示でき、通常サイズで2画面を監視することができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アスペク
ト比が大きく視野角の広がったワイド・ビデオカメラと
従来ノーマルカメラとからなる複数のビデオカメラを用
いて、モニタテレビの種類(ワイド用と従来ノーマル
用)にかかわらず、モニタ監視映像及び監視画像の記録
再生映像に対して正常により広範囲に多ch表示監視が
できるという効果がある。。またビデオカメラを横方向
につなげて撮像し、多分割表示制御することによって、
左右に格段に拡大した視野角でパノラマ表示することが
できる。さらには、ビデオカメラで撮像された映像を横
方向に多分割表示する際、両チャンネル表示の境目を時
間とともに左右横方向に移動させるように読出し制御表
示させることによって、両映像をフル画面でワイパー表
示監視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の要部ブロック図である。
【図3】本発明におけるワイド・ノーマル両映像信号例
を示す図である。
【図4】本発明における画像メモリ書込み領域を示す図
である。
【図5】本発明における1画面表示時の画像メモリ読み
出し動作を説明する図である。
【図6】本発明における4画面表示時の画像メモリ読み
出し動作を説明する図である。
【図7】本発明における多画面表示時の画像メモリ読み
出し動作を説明する図である。
【図8】本発明の他の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の他の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の図9の読み出し処理動作を説明する
図である。
【図11】本発明の他の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】本発明の他の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】本発明の他の多分割表示例を説明する図であ
る。
【図14】本発明の図13の表示動作を説明する図であ
る。
【図15】本発明の他の多分割表示例を説明する図であ
る。
【図16】本発明の図15の表示動作を説明する図であ
る。
【図17】本発明の他の多分割表示例の動作を説明する
図である。
【符号の説明】
1、3…ワイド・ビデオカメラ、 2、4…ノーマル・ビデオカメラ、 8、9、13、14…カメラ駆動手段、 15、17〜20、25〜28…スイッチ回路、 16…磁気記録再生手段、 21〜24…デコーダ、 29…A/D変換器、 30…画像メモリ、 31…ワイド識別手段、 32…ワイド識別信号記憶読み出し手段、 33…クロック発生回路、 34…書込み制御回路、 35…読出し制御回路、 36…モード設定・シスコン手段、 37…多分割読み出し間引き処理回路、 38…D/A変換器、 39…混合回路、 40…エンコーダ、 44…fsc連続波生成回路、 45…4逓倍回路、 46…4/3逓倍回路、 51…フル画像メモリ、 52…ワイド信号読出し処理回路、 60…識別信号付加回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 光彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスペクト比が大きくワイド画面の第1の
    ビデオカメラと上記第1のビデオカメラの画面より横方
    向に小さい通常画面の第2のビデオカメラとからなり、
    第2のビデオカメラからのノーマル映像信号に対して第
    1のワイドビデオカメラからのワイド映像信号にはワイ
    ド映像信号であることを示すワイド識別信号を生成付加
    して出力する複数のビデオカメラ手段と、上記複数のビ
    デオカメラ手段からの映像信号を順次切り換える第1の
    スイッチ手段と、上記スイッチ手段からの映像信号を記
    録再生する記録再生手段と、上記複数のビデオカメラ手
    段かあるいは上記記録再生手段かの内の一方の映像信号
    を切り換えて出力する第2のスイッチ手段と、上記第2
    のスイッチ手段からの映像信号を記憶する画像メモリ手
    段と、上記画像メモリ手段への映像信号からワイド識別
    信号を検出するワイド識別手段と、上記ワイド識別手段
    にて得られたワイド識別信号を一旦記憶しておくワイド
    識別信号記憶読出し手段と、上記ワイド識別手段からの
    ワイド識別信号に応じて互いに周波数の異なる第1、第
    2の信号f1,f2(周波数は、f1>f2)を切換選
    択して画像メモリへの書込み信号を生成させ、かつ読出
    し信号を生成させる書込み読出し信号発生手段と、上記
    書込み読出し信号発生手段からの出力に応じて上記画像
    メモリ手段への書込みを制御する書込み制御手段と、上
    記書込み読出し信号発生手段及び上記ワイド識別信号記
    憶読出し手段からの出力に応じて上記画像メモリ手段か
    らの読出しを制御する読出し制御手段とを具備し、上記
    書込み読出し信号発生手段では、ワイド映像信号書込み
    時には第1の信号f1を出力し、ノーマル映像信号書込
    み時には第2の信号f2を出力することを特徴とする画
    像監視装置。
  2. 【請求項2】アスペクト比が大きくワイド画面の第1の
    ビデオカメラと上記第1のビデオカメラの画面より横方
    向に小さい通常画面の第2のビデオカメラとからなり、
    第2のビデオカメラからのノーマル映像信号に対して第
    1のワイドビデオカメラからのワイド映像信号にはワイ
    ド映像信号であることを示すワイド識別信号を生成付加
    して出力する複数のビデオカメラ手段と、上記複数のビ
    デオカメラ手段からの映像信号を順次切り換える第1の
    スイッチ手段と、上記スイッチ手段からの映像信号を記
    録再生する記録再生手段と、上記複数のビデオカメラ手
    段かあるいは上記記録再生手段かの内の一方の映像信号
    を切り換えて出力する第2のスイッチ手段と、上記第2
    のスイッチ手段からの映像信号を記憶する画像メモリ手
    段と、上記画像メモリ手段への映像信号からワイド識別
    信号を検出するワイド識別手段と、上記ワイド識別手段
    にて得られたワイド識別信号を一旦記憶しておくワイド
    識別信号記憶読出し手段と、アスペクト比が大きくワイ
    ド画面の第1のビデオモニタと上記第1のビデオモニタ
    の画面より横方向に小さい通常画面の第2のビデオモニ
    タとの内の一方を出力端に接続するモニタとして入力設
    定でき、かつ入力設定したモニタの種類を示すモニタ設
    定信号を生成するモード設定手段と、画像メモリへの書
    込み信号を生成させ、かつ上記モード設定手段からのモ
    ニタ設定信号に応じて第1、第2の読出し信号f3、f
    4(周波数は、f3>f4)を生成させる書込み読出し
    信号発生手段と、上記書込み読出し信号発生手段からの
    出力に応じて上記画像メモリ手段への書込みを制御する
    書込み制御手段と、上記書込み読出し信号発生手段及び
    上記ワイド識別信号記憶読出し手段からの出力に応じて
    上記画像メモリ手段からの読出しを制御する読出し制御
    手段と、上記読出し制御手段からの制御出力に応じて多
    分割の間引き読出し処理を行う多分割読み出し間引き処
    理手段と、上記モニタ設定信号に応じて画像メモリ手段
    から読み出された映像信号にワイド識別信号を付加する
    混合手段とを具備し、上記書込み読出し信号発生手段で
    は、第1のビデオモニタ接続時には第1の読出し信号f
    3を出力し、第2のビデオモニタ接続時には第2の読出
    し信号f4を出力し、しかも上記混合手段にて第1のビ
    デオモニタ接続時にはワイド識別信号を重畳付加させた
    ことを特徴とする画像監視装置。
  3. 【請求項3】アスペクト比が大きくワイド画面の第1の
    ビデオカメラと上記第1のビデオカメラの画面より横方
    向に小さい通常画面の第2のビデオカメラとからなり、
    第2のビデオカメラからのノーマル映像信号に対して第
    1のワイドビデオカメラからのワイド映像信号にはワイ
    ド映像信号であることを示すワイド識別信号を生成付加
    して出力する複数のビデオカメラ手段と、上記複数のビ
    デオカメラ手段からの映像信号を順次切り換える第1の
    スイッチ手段と、上記スイッチ手段からの映像信号を記
    録再生する記録再生手段と、上記複数のビデオカメラ手
    段かあるいは上記記録再生手段かの内の一方の映像信号
    を切り換えて出力する第2のスイッチ手段と、上記第2
    のスイッチ手段からの映像信号を記憶する画像メモリ手
    段と、上記画像メモリ手段への映像信号からワイド識別
    信号を検出するワイド識別手段と、上記ワイド識別手段
    にて得られたワイド識別信号を一旦記憶しておくワイド
    識別信号記憶読出し手段と、アスペクト比が大きくワイ
    ド画面の第1のビデオモニタと上記第1のビデオモニタ
    の画面より横方向に小さい通常画面の第2のビデオモニ
    タとの内の一方を出力端に接続するモニタとして入力設
    定でき、かつ入力設定したモニタの種類を示すモニタ設
    定信号を生成するモード設定手段と、上記ワイド識別手
    段からのワイド識別信号に応じて互いに周波数の異なる
    第1、第2の信号f1,f2(周波数は、f1>f2)
    を切換選択して画像メモリへの書込み信号を生成させ、
    かつ上記モード設定手段からのモニタ設定信号に応じて
    第1、第2の読出し信号f3、f4(周波数は、f3>
    f4)を生成させる書込み読出し信号発生手段と、上記
    書込み読出し信号発生手段からの出力に応じて上記画像
    メモリ手段への書込みを制御する書込み制御手段と、上
    記書込み読出し信号発生手段及び上記ワイド識別信号記
    憶読出し手段からの出力に応じて上記画像メモリ手段か
    らの読出しを制御する読出し制御手段と、上記読出し制
    御手段からの制御出力に応じて多分割の間引き読出し処
    理を行う多分割読み出し間引き処理手段と、上記モニタ
    設定信号に応じて画像メモリ手段から読み出された映像
    信号にワイド識別信号を付加する混合手段とを具備し、
    上記複数のビデオカメラ手段を横方向につなげて撮像す
    るとともに、読出し制御手段では横方向に映像のつなぎ
    目で過不足なくつなぎ合わせて多分割表示させることを
    特徴とする画像監視装置。
JP5087100A 1993-04-14 1993-04-14 画像監視装置 Pending JPH06303614A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100387606B1 (ko) * 2000-06-09 2003-06-18 포스데이타 주식회사 멀티쓰레드 스케일링을 사용하는 디지털 비디오 신호의압축/다중 화면 처리 방법 및 그 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100387606B1 (ko) * 2000-06-09 2003-06-18 포스데이타 주식회사 멀티쓰레드 스케일링을 사용하는 디지털 비디오 신호의압축/다중 화면 처리 방법 및 그 장치

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