JPH06302203A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
- Publication number
- JPH06302203A JPH06302203A JP5112513A JP11251393A JPH06302203A JP H06302203 A JPH06302203 A JP H06302203A JP 5112513 A JP5112513 A JP 5112513A JP 11251393 A JP11251393 A JP 11251393A JP H06302203 A JPH06302203 A JP H06302203A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ornament
- lens
- hologram film
- vehicle
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のレンズ面にオーナメントが設けられた
車両用灯具においては、このオーナメントが不透明であ
り、車両用灯具の発光面積を減少させ機能を損なうと言
う問題点を生じていた。 【構成】 本発明により、オーナメント２は透明なホロ
グラムフィルム２ａとされてインナーレンズ４の表面に
貼着或いはインサート成形により一体化されている車両
用灯具１としたことで、実質的に透明であるホログラム
フィルム２ａによりオーナメント２を表示させるものと
して、光源５の光が透過するときの光量の損失を生じな
いものとして課題を解決する。
車両用灯具においては、このオーナメントが不透明であ
り、車両用灯具の発光面積を減少させ機能を損なうと言
う問題点を生じていた。 【構成】 本発明により、オーナメント２は透明なホロ
グラムフィルム２ａとされてインナーレンズ４の表面に
貼着或いはインサート成形により一体化されている車両
用灯具１としたことで、実質的に透明であるホログラム
フィルム２ａによりオーナメント２を表示させるものと
して、光源５の光が透過するときの光量の損失を生じな
いものとして課題を解決する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関するもの
であり、詳細にはレンズ面にメーカー名、車名、マーク
などを表示するオーナメントが設けられる構成とされた
車両用灯具に係るものである。
であり、詳細にはレンズ面にメーカー名、車名、マーク
などを表示するオーナメントが設けられる構成とされた
車両用灯具に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具９０の構成の
例を示すものが図４及び図５であり、アウターレンズ９
１などの背面に表示を希望する文字、図形などが凸部９
２ａとして形成されるように金型に彫込みを行い、前記
凸部９２ａの頂面に塗装或いはホットスタンプなど適宜
な手段で不透明膜９２ｂを形成することでオーナメント
９２とするものである。
例を示すものが図４及び図５であり、アウターレンズ９
１などの背面に表示を希望する文字、図形などが凸部９
２ａとして形成されるように金型に彫込みを行い、前記
凸部９２ａの頂面に塗装或いはホットスタンプなど適宜
な手段で不透明膜９２ｂを形成することでオーナメント
９２とするものである。
【０００３】上記のようにして形成されたオーナメント
９２は昼間の車両用灯具９０の非点灯時には外光により
前記不透明膜９２ｂの形状、色彩として観視され、夜間
には前記車両用灯具９０の光源９３の点灯により背面か
ら照射され、アウターレンズ９１面に影文字として表示
されるものとなる。尚、図中に符号９４で示すものはイ
ンナーレンズであり、同じく符号９５で示すものはハウ
ジングである。
９２は昼間の車両用灯具９０の非点灯時には外光により
前記不透明膜９２ｂの形状、色彩として観視され、夜間
には前記車両用灯具９０の光源９３の点灯により背面か
ら照射され、アウターレンズ９１面に影文字として表示
されるものとなる。尚、図中に符号９４で示すものはイ
ンナーレンズであり、同じく符号９５で示すものはハウ
ジングである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のオーナメント９２の構成においては、先ず第一
には前記オーナメント９２が不透明のものとして形成さ
れるので、点灯時のアウターレンズ９１発光面積を減じ
るものとなり車両用灯具９０の機能を低下させる問題点
を生じている。
た従来のオーナメント９２の構成においては、先ず第一
には前記オーナメント９２が不透明のものとして形成さ
れるので、点灯時のアウターレンズ９１発光面積を減じ
るものとなり車両用灯具９０の機能を低下させる問題点
を生じている。
【０００５】また、第二には上記の説明でも明らかなよ
うに金型にオーナメント９２に対応する彫込みが必要と
なり、償却費が増加しアウターレンズ９１自体がコスト
アップすると共に、そのアウターレンズ９１の一枚毎に
塗装或いはホットスタンプなどの加工が必要となり、総
合的に車両用灯具９０がコスト高のものとなる問題点を
生じ、これらの点の解決が課題とされるものとなってい
た。
うに金型にオーナメント９２に対応する彫込みが必要と
なり、償却費が増加しアウターレンズ９１自体がコスト
アップすると共に、そのアウターレンズ９１の一枚毎に
塗装或いはホットスタンプなどの加工が必要となり、総
合的に車両用灯具９０がコスト高のものとなる問題点を
生じ、これらの点の解決が課題とされるものとなってい
た。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、レンズ面に
オーナメントが設けられた車両用灯具において、前記オ
ーナメントは透明なホログラムフィルムとされ、レンズ
の表面に貼着或いはインサート成形により一体化されて
いることを特徴とする車両用灯具を提供することで課題
を解決するものである。
課題を解決するための具体的な手段として、レンズ面に
オーナメントが設けられた車両用灯具において、前記オ
ーナメントは透明なホログラムフィルムとされ、レンズ
の表面に貼着或いはインサート成形により一体化されて
いることを特徴とする車両用灯具を提供することで課題
を解決するものである。
【０００７】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図１に符号１で示すものは本発明に
係る車両用灯具であり、この車両用灯具１のレンズ面に
はオーナメント２が設けられ、例えば車名などを表示す
るものとされている点は従来例のものと同様である。
て詳細に説明する。図１に符号１で示すものは本発明に
係る車両用灯具であり、この車両用灯具１のレンズ面に
はオーナメント２が設けられ、例えば車名などを表示す
るものとされている点は従来例のものと同様である。
【０００８】このときに、本発明においては前記オーナ
メント２を透明なホログラムフィルム２ａで形成するも
のとし、前記ホログラムフィルム２ａはアウターレンズ
３の背面或いはインナーレンズ４の前面（図示はインナ
ーレンズ４の前面の例で示してある）に取付けられるも
のとされている。
メント２を透明なホログラムフィルム２ａで形成するも
のとし、前記ホログラムフィルム２ａはアウターレンズ
３の背面或いはインナーレンズ４の前面（図示はインナ
ーレンズ４の前面の例で示してある）に取付けられるも
のとされている。
【０００９】ここで、前記ホログラムフィルム２ａのア
ウターレンズ３（又はインナーレンズ４）への取付に当
たっては接着剤による貼着などで行っても良いが、前記
アウターレンズ３（又はインナーレンズ４）を成形する
ときに、インサート成形などの手段により一体成形を行
っても良いものである。
ウターレンズ３（又はインナーレンズ４）への取付に当
たっては接着剤による貼着などで行っても良いが、前記
アウターレンズ３（又はインナーレンズ４）を成形する
ときに、インサート成形などの手段により一体成形を行
っても良いものである。
【００１０】尚、実際の実施に当たり、前記アウターレ
ンズ３又はインナーレンズ４には車両用灯具１としての
配光特性を設定するためのレンズカットなどが必要とさ
れるが、このときには前記ホログラムフィルム２ａによ
り生じるオーナメント２の形状を乱すことのないよう
に、前記レンズカットなどはインナーレンズ４の背面に
施され、アウターレンズ３は素通状のものとされる。ま
た図中に符号６で示すものはハウジングである。
ンズ３又はインナーレンズ４には車両用灯具１としての
配光特性を設定するためのレンズカットなどが必要とさ
れるが、このときには前記ホログラムフィルム２ａによ
り生じるオーナメント２の形状を乱すことのないよう
に、前記レンズカットなどはインナーレンズ４の背面に
施され、アウターレンズ３は素通状のものとされる。ま
た図中に符号６で示すものはハウジングである。
【００１１】また、前記ホログラムフィルム２ａは例え
ば前記した車名などを適宜な立体形状に形成したものを
レーザー光によるホログラム写真として撮影したフィル
ムであり、この実施例では更にレインボー処理が施され
てレインボーホログラム化され、異なる波長の光が混在
する太陽光などにおいてもホログラム像が観視可能なも
のとされている。
ば前記した車名などを適宜な立体形状に形成したものを
レーザー光によるホログラム写真として撮影したフィル
ムであり、この実施例では更にレインボー処理が施され
てレインボーホログラム化され、異なる波長の光が混在
する太陽光などにおいてもホログラム像が観視可能なも
のとされている。
【００１２】尚、前記ホログラムフィルム２ａの形成に
当たっては前記したホログラム写真を基とする金型によ
り透明樹脂へのエンボス加工などにより大量に生産する
手段が既に確立されているので、その手段に従い形成す
れば良いものであり、生産性などに何等の問題をも生じ
るものでない。
当たっては前記したホログラム写真を基とする金型によ
り透明樹脂へのエンボス加工などにより大量に生産する
手段が既に確立されているので、その手段に従い形成す
れば良いものであり、生産性などに何等の問題をも生じ
るものでない。
【００１３】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
灯具１の作用及び効果について説明を行う。図２は車両
用灯具１を非点灯時に観視した状態で示したものであ
り、太陽光などの外光が前記ホログラムフィルム２ａに
照射されることで、このホログラムフィルム２ａ上に干
渉縞として記録されたオーナメント２が再生され、アウ
ターレンズ３を透過して観視されるものとなる。
灯具１の作用及び効果について説明を行う。図２は車両
用灯具１を非点灯時に観視した状態で示したものであ
り、太陽光などの外光が前記ホログラムフィルム２ａに
照射されることで、このホログラムフィルム２ａ上に干
渉縞として記録されたオーナメント２が再生され、アウ
ターレンズ３を透過して観視されるものとなる。
【００１４】尚、このときにオーナメント２が再生され
る位置はホログラムフィルム２ａに記録された位置であ
るので、必ずしもホログラムフィルム２ａが設けられた
インナーレンズ４の前面と一致するものとは成らず、従
って、例えばアウターレンズ３よりも更に突出させるな
ど位置は自在に設定できるものとなる。
る位置はホログラムフィルム２ａに記録された位置であ
るので、必ずしもホログラムフィルム２ａが設けられた
インナーレンズ４の前面と一致するものとは成らず、従
って、例えばアウターレンズ３よりも更に突出させるな
ど位置は自在に設定できるものとなる。
【００１５】また、図３は前記車両用灯具１の光源５を
点灯した状態で示すものであり、このときに前記ホログ
ラムフィルム２ａに正面方向に長波長側、即ち赤色寄り
の光によるホログラム像を形成しないものとし、且つ前
記光源５に比較的に低色温度である白熱電球を採用すれ
ば、背面からの色温度が低く長波長側が優勢な光により
オーナメント２は実質的に消滅し、車両用灯具１の発光
面積を減らすことはないものとする。
点灯した状態で示すものであり、このときに前記ホログ
ラムフィルム２ａに正面方向に長波長側、即ち赤色寄り
の光によるホログラム像を形成しないものとし、且つ前
記光源５に比較的に低色温度である白熱電球を採用すれ
ば、背面からの色温度が低く長波長側が優勢な光により
オーナメント２は実質的に消滅し、車両用灯具１の発光
面積を減らすことはないものとする。
【００１６】尚、本発明の構成においては前記光源５か
らの光はホログラムフィルム２ａを透過した後に照射光
として外部へ放射されるものとなるが、このときにホロ
グラムフィルム２ａは実質的には殆ど透明であるので、
光量の損失は実用上で無視できるものとなる。
らの光はホログラムフィルム２ａを透過した後に照射光
として外部へ放射されるものとなるが、このときにホロ
グラムフィルム２ａは実質的には殆ど透明であるので、
光量の損失は実用上で無視できるものとなる。
【００１７】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、オ
ーナメントは透明なホログラムフィルムとされ、アウタ
ー或いはインナーレンズの表面に貼着或いはインサート
成形により一体化されている車両用灯具としたことで、
実質的に透明であるホログラムフィルムによりオーナメ
ントを表示させるものとして、光源の光が透過するとき
の光量の損失を生じないものとして車両用灯具の機能向
上に極めて優れた効果を奏するものである。
ーナメントは透明なホログラムフィルムとされ、アウタ
ー或いはインナーレンズの表面に貼着或いはインサート
成形により一体化されている車両用灯具としたことで、
実質的に透明であるホログラムフィルムによりオーナメ
ントを表示させるものとして、光源の光が透過するとき
の光量の損失を生じないものとして車両用灯具の機能向
上に極めて優れた効果を奏するものである。
【００１８】また、上記の構成としたことでアウター或
いはインナーレンズを形成するための金型にオーナメン
トを形成するための彫込みなどを不要として金型構造の
簡素化を可能とすると共に、塗装など夫々にレンズ毎に
行う加工も不要として、この種のオーナメントが設けら
れた車両用灯具のコストダウンに優れた効果を奏するも
のとなる。
いはインナーレンズを形成するための金型にオーナメン
トを形成するための彫込みなどを不要として金型構造の
簡素化を可能とすると共に、塗装など夫々にレンズ毎に
行う加工も不要として、この種のオーナメントが設けら
れた車両用灯具のコストダウンに優れた効果を奏するも
のとなる。
【図１】 本発明に係る車両用灯具の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図２】 同じ実施例の非点灯状態を示す説明図であ
る。
る。
【図３】 同じ実施例の点灯状態を示す説明図である。
【図４】 従来例を示す斜視図である。
【図５】 図４のＡ―Ａ線に沿う断面図である。
１……車両用灯具 ２……オーナメント ２ａ……ホログラムフィルム ３……アウターレンズ ４……インナーレンズ ５……光源 ６……ハウジング
Claims (1)
- 【請求項１】 レンズ面にオーナメントが設けられた車
両用灯具において、前記オーナメントは透明なホログラ
ムフィルムとされ、レンズの表面に貼着或いはインサー
ト成形により一体化されていることを特徴とする車両用
灯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5112513A JPH06302203A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5112513A JPH06302203A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 車両用灯具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06302203A true JPH06302203A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=14588537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5112513A Pending JPH06302203A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06302203A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1125715A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-29 | Denso Corp | 車両用信号灯具 |
| DE102014119326A1 (de) * | 2014-12-22 | 2016-06-23 | Covestro Deutschland Ag | Beleuchtungsvorrichtung für Fahrzeuge |
| EP4034421A4 (en) * | 2019-09-26 | 2023-11-01 | Flex-N-Gate Advanced Product Development, LLC | LIGHT SOURCE WITH MODIFIED MULTI-LAYER LENSES |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6342445B2 (ja) * | 1982-01-19 | 1988-08-23 | Nippon Electric Co | |
| JPH0490318A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-03-24 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用樹脂レンズの成形方法 |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP5112513A patent/JPH06302203A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6342445B2 (ja) * | 1982-01-19 | 1988-08-23 | Nippon Electric Co | |
| JPH0490318A (ja) * | 1990-08-03 | 1992-03-24 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用樹脂レンズの成形方法 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1125715A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-29 | Denso Corp | 車両用信号灯具 |
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| EP3237795A1 (de) * | 2014-12-22 | 2017-11-01 | Hella KGaA Hueck & Co | Beleuchtungsvorrichtung für fahrzeuge |
| US11193646B2 (en) | 2014-12-22 | 2021-12-07 | Hella Kgaa Hueck & Co. | Lighting device for vehicles |
| EP3237795B1 (de) * | 2014-12-22 | 2022-03-09 | HELLA GmbH & Co. KGaA | Beleuchtungsvorrichtung für fahrzeuge |
| EP4034421A4 (en) * | 2019-09-26 | 2023-11-01 | Flex-N-Gate Advanced Product Development, LLC | LIGHT SOURCE WITH MODIFIED MULTI-LAYER LENSES |
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