JPH0630162Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH0630162Y2
JPH0630162Y2 JP2264189U JP2264189U JPH0630162Y2 JP H0630162 Y2 JPH0630162 Y2 JP H0630162Y2 JP 2264189 U JP2264189 U JP 2264189U JP 2264189 U JP2264189 U JP 2264189U JP H0630162 Y2 JPH0630162 Y2 JP H0630162Y2
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JP
Japan
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tip
flexible tube
distal end
endoscope
forceps
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JPH02114005U (ja
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慶時 伊藤
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡の先端部に関するもので、特に、固
体撮像素子を内蔵した内視鏡の先端部の構造の改良に関
する。
[従来の技術] 内視鏡の挿入部は、患者に与える苦痛を小さくするため
に、でき得る限り細くなければならない。しかし、現在
の技術水準では、電荷結合素子(CCD)など固体撮像
素子をイメージガイドファイババンドルほど細く作るの
は困難である。したがって、固体撮像素子を内蔵する先
端部本体はある程度太くなってしまう。
しかし、それに合わせて可撓管(湾曲部を含む概念)ま
で太くしたのでは患者に与える苦痛が大きくなってしま
う。また、固体撮像素子の信号ケーブルはさほど太くな
らないことから、可撓管内部のスペースに無駄が出てし
まう。そこで、先端部に固体撮像素子を内蔵する内視鏡
においては、先端部本体だけを可撓管に比べて太く形成
するのが一般的である。
第7図ないし第10図は、そのような従来の内視鏡の先
端部を示している。第7図において、51は硬質の先端
部本体。52は可撓管の先端部分に形成されて遠隔操作
により屈曲自在な湾曲部である。従来の内視鏡の先端部
は、第7図に示されるように、先端部本体51と湾曲部
52とは互いの管軸が一致するように連結されていた。
第8図はその先端部51の拡大断面図。第9図及び第1
0図は各々IX−IX線及びX−X線における切断面図であ
る。図中、53は対物光学系。54は、対物光学系53
の結像位置に配置された固体撮像素子であり、鉗子等の
処置具類を挿通するための鉗子チャンネル55は、固体
撮像素子54を避けて、先端部本体1の上縁部側に配置
される。56は、照明用ライトガイドバンドルである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上述のように構成された内視鏡の先端部におい
ては、第8図に示されるように、鉗子チャンネル55
が、太い先端部本体51から細い湾曲部52に入る部分
で急激に曲げられることになる。すると、鉗子等の処置
具類を挿脱する際に大きな負荷がかかって、操作性の低
下及び処置具類の破損といった不具合が発生し、処置具
の種類によっては全く挿通することができなくなってし
まう。
かといって、これに対処するために、湾曲部52の直径
を太くしたり、先端部本体51の長さを伸ばしたのでは
患者に与える苦痛が大きくなってしまう。
本考案は、従来のそのような欠点を解消し、患者に与え
る苦痛を増すことなく、処置具類の挿通生を良くするこ
とができる内視鏡の先端部を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の先端部
は、可撓管の先端に、可撓管より太い外径を有する硬質
の先端部本体を連結し、固体撮像素子を上記先端部本体
内で対物光学系の結像位置に配置すると共に、鉗子等の
処置具類を挿通する鉗子挿通路を上記先端部本体から上
記可撓管内に挿通した内視鏡の先端部において、先端部
本体内の鉗子挿通路を可撓管の管軸に接近させる方向
に、先端部本体と可撓管とを偏心して連結したことを特
徴とする。
[作用] 鉗子挿通路は、太い先端部本体内から細い可撓管内に移
る際に内方に曲げられる。しかし、先端部本体内の鉗子
挿通路を可撓管の管軸に接近させる方向に、先端部本体
と可撓管とを偏心して連結したことにより、鉗子挿通路
の曲りは緩和され、直線に近い形状にすることができ
る。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図は内視鏡の先端部の側面断面図であり、1は硬質
の先端部本体。2は、遠隔操作により屈曲自在な湾曲部
であり、挿入部を形成する可撓管の先端部分にその一部
として形成されている。なお、湾曲部2と可撓管部とを
分けて、湾曲部2を可撓管と呼ばない場合もあるが、本
考案では、可撓管を広義にとらえて、湾曲部をも含む概
念としてとらえている。
4は、リベットで互いに回動自在に連結された公知の節
輪。5は、最先端の節輪4に穿設された孔に一端が銀ロ
ー付などにより固着されて、図示されていない操作部か
ら牽引操作される湾曲操作ワイヤ。6は公知の網状管。
7は、弾力性に富むゴム材料などからなる外皮である。
先端部本体1は、固体撮像素子10その他の内蔵物を収
容するために、湾曲部2より太い直径に形成されてい
る。固体撮像素子10に接続される信号ケーブル10a
は固体撮像素子10に比べてはるかに細いので、信号ケ
ーブル10aが挿通される湾曲部2は細く形成すること
ができる。そして先端部本体1は、第5図及び第6図に
示されるように、円形断面の素材の側面を90度おき
に、3カ所で平面に切除した形状に形成されている。1
aはその平面部である。これは、固体撮像素子10を内
部に収容するために大きくなっている部分のうち無駄な
部分をカットして、患者に与える苦痛を少しでも少なく
するためである。
11は、先端部本体1の先端部分の外周面を形成する先
端部本体枠であり、固体撮像素子10を固定する金属製
の素子枠12が、絶縁テープ13を介して先端部本体枠
11内に固定されている。固体撮像素子10としては、
例えば電荷結合素子(CCD)などが用いられる。
固体撮像素子10の前方には、対物光学系である対物レ
ンズ14が、金属製のレンズ枠15内に収容されて配置
され、そのレンズ枠15は、電気絶縁材16を介して、
先端部本体枠11に固定されている。17はスペーサ。
18はシール用のOリングである。
このようにして、固体撮像素子10の受像面が、対物レ
ンズ14の結像面と合致するように配置されている。ま
た、素子枠12は、第3図に示されるような、円形断面
を両側から切除した形状の断面に形成されており、上述
したように、先端部本体1は、固体撮像素子10の周囲
の3面において、平面に切除した形状に形成されてい
る。
21は、鉗子その他の処置具類を挿通するための鉗子挿
通路である鉗子チャンネルであり、素子枠12と平行
に、先端部本体1内に配置されている。鉗子チャンネル
21は、先端部本体1を少しでも細く形成するために、
先端部本体1内では肉厚を薄く形成してある。先端部本
体1内では鉗子チャンネル21は屈曲されないから、肉
厚を薄くしても座屈などは発生しないことを考慮に入れ
たものである。
鉗子チャンネル21に沿う先端部本体1の上縁部は、円
形断面のままの形状に形成されている。そして、第3図
に示されるように、鉗子チャンネル21の両側に沿っ
て、照明用ライトガイドバンドル25が配置されてお
り、第5図及び第6図に示されるように、カバーレンズ
26が、照明用ライトガイドバンドル25の出射端面に
設けられている。なお、第5図及び第6図において、2
0は、鉗子チャンネル21の先端開口部。14aは対物
レンズ14の表面である。
第1図に戻って、鉗子チャンネル21は、先端部本体1
内から湾曲部2内に入る部分で内側に曲げられている。
しかし、本考案では、この曲りの角度を小さくするよう
に工夫されている。
即ち、30は、先端部本体枠11と湾曲部の節輪4とを
連結する金属製の連結管であり、その連結管30の後側
は、第4図に示されるように、最先端の節輪4の外面に
嵌合して、はんだ付けなどにより、節輪4に固定されて
いる。また連結管30の前側は、第3図に示されるよう
に、先端部本体枠11を両側から挟みつけるように配置
され、ピン31によって先端部本体枠11に固定されて
いる。そして、この連結管30によって、先端部本体1
と湾曲部2とが、第2図にも示されるように、偏心して
連結されている。この偏心は、第1図及び第4図に示さ
れるように、先端部本体1内の鉗子チャンネル21を湾
曲部2の管軸に接近させる方向に偏心しており、これに
よって鉗子チャンネル21の曲りが緩和されている。ま
た、偏心量tは、湾曲部2の外縁部が先端部本体1の外
縁部より外側へ張り出さない範囲に選択されている。
このように構成された本考案の内視鏡の先端部によれ
ば、湾曲部2を太くしたり、先端部本体1を長くするこ
となく、鉗子チャンネル21の曲り角度を直線に近い方
向に緩和することができる。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の先端部によれば、固体撮像素子を内蔵
する先端部本体と可撓管との連結部において、可撓管を
太くすることも先端部本体を長くすることもしないで、
鉗子挿通路の曲りを緩和して、鉗子挿通路を直線に近づ
けることができる。したがって、患者に余分な苦痛を及
ぼすことなく、鉗子その他の処置具類をスムーズに挿通
して、処置具類の操作性と耐久性を大幅に向上させるこ
とができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の内視鏡の先端部の側面断面
図、 第2図はその側面図、 第3図はIII−III線切断面図、 第4図はIV−IV線切断面図、 第5図はその内視鏡の先端部の正面図、 第6図はその斜視図、 第7図は従来の内視鏡の先端部の側面図、 第8図はその側面断面図、 第9図はIX−IX線切断面図、 第10図はX−X線切断面図である。 1…先端部本体、2…湾曲部、4…節輪、10…固体撮
像素子、11…先端部本体枠、12…素子枠、14…対
物レンズ、 21…鉗子チャンネル、30…連結管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓管の先端に、可撓管より太い外径を有
    する硬質の先端部本体を連結し、固体撮像素子を上記先
    端部本体内で対物光学系の結像位置に配置すると共に、
    鉗子等の処置具類を挿通する鉗子挿通路を上記先端部本
    体から上記可撓管内に挿通した内視鏡の先端部におい
    て、 先端部本体内の鉗子挿通路を可撓管の管軸に接近させる
    方向に、先端部本体と可撓管とを偏心して連結した ことを特徴とする内視鏡の先端部。
JP2264189U 1989-02-28 1989-02-28 内視鏡の先端部 Expired - Fee Related JPH0630162Y2 (ja)

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JPH02114005U JPH02114005U (ja) 1990-09-12
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