JPH06301253A - 記録方法 - Google Patents

記録方法

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JPH06301253A
JPH06301253A JP8604593A JP8604593A JPH06301253A JP H06301253 A JPH06301253 A JP H06301253A JP 8604593 A JP8604593 A JP 8604593A JP 8604593 A JP8604593 A JP 8604593A JP H06301253 A JPH06301253 A JP H06301253A
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JP
Japan
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recording
conductor
voltage
recording body
recording method
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JP8604593A
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English (en)
Inventor
Mikio Ohashi
幹夫 大橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、比較的電圧の低い電源を用いるこ
とができ、構成の簡単化,コスト低減,帯電むらの防止
等を計ることができることを目的とする。 【構成】 この発明は、少なくとも記録体11を導電体
12と光導電性電荷保持媒体13とで構成して記録体1
1の光導電性電荷保持媒体13側と所定の間隔をおいて
導電体14を配置し、導電体14と導電体12との間に
電圧を印加した状態で、記録体11の電界が印加されて
いる領域に向けて一様に光を照射することによって、光
導電性電荷保持媒体13の表面に照射光量及び前記電圧
に応じた表面電位を有する領域を形成せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,ファクシミリ,
印刷機,プリンタ,プロッタ,静電カメラなどに利用さ
れる記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光導電性電荷保持媒体を記録体としてそ
の表面に露光により選択的に表面電位の異なる領域を形
成して静電潜像を得る記録方法としては、主にカールソ
ン法、PIP(持続性内部分極,光エレクトレット)法、
フォトチャージ法が挙げられる。 カールソン法は電子
写真記録方法の中で最も代表的なものである。このカー
ルソン法は、記録体の表面を均一に帯電した後に、選択
的に記録体の表面を露光して記録体中で生成する電子に
より記録体の表面電荷を除去することで、記録体の表面
に選択的に表面電位を形成して静電潜像を得る方法であ
る。カールソン法において記録体の表面を均一に帯電す
る方法としては、コロナチャージャによるコロナ放電を
利用して記録体の表面を均一に帯電するコロナ帯電方
法、記録体の表面を摩擦で帯電させる摩擦帯電方法、記
録体の表面を帯電部材に接触して帯電させる接触帯電方
法、記録体の表面を剥離して帯電で帯電させる剥離帯電
方法などがある。
【0003】PIP法は、螢光体のように深いキャリア
トラップを持つ光導電体を記録体としてそれを2つの電
極で挾み、その一方の電極を記録体から取り外し可能で
半透明(もしくは透明)な可動電極とし、2つの電極の間
に電圧を印加しながら選択的に記録体を露光して記録体
のキャリアトラップで光キャリアを捕獲した後に、可動
電極を取り外して記録体の表面に表面電位の異なる領域
を形成して静電潜像を得る方法である。
【0004】フォトチャージ法は、酸化亜鉛−樹脂感光
層を電界なしで露光して酸化亜鉛粒子表面の空間電荷層
によるポテンシャルの曲がりによって光電子を粒子内部
へドリフトし、正孔を表面準位の電子と再結合させて感
光層の照射側に正に分極した状態を形成して静電潜像を
得る方法である。また、特開平1ー289975号公報
及び特開平2ー77764号公報には、感光体に対して
空隙を介して電荷保持媒体をセットして感光体側の電極
と電荷保持媒体側の電極との間に電圧を印加し、感光体
を露光して感光体側と電荷保持媒体側の絶縁層との間に
放電を生じさせることによってその絶縁層に電荷を蓄積
し、露光終了後に上記電圧をオフさせて電荷保持媒体を
取り出すことで静電潜像の形成を終了する方法が記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記カールソン法で
は、記録体の表面を均一に帯電する方法としてコロナ帯
電方法を用いた場合には、記録体上に所望の帯電電位を
得るのにコロナチャージャのコロナワイヤに記録体の帯
電電位の倍以上の電圧(通常5〜10kV)を高電圧電源
から印加する必要があり、容量の大きな高電圧電源が必
要になって装置が大型となり、構造が複雑となる。ま
た、記録体の帯電電位が高くなればなるほどコトスアッ
プの要因となり、さらにコロナ放電で発生するオゾンが
人体に有害であり、環境衛生上問題である。
【0006】また、記録体の表面を均一に帯電する方法
として摩擦帯電方法、接触帯電方法、剥離帯電方法等を
用いた場合には、記録体と他の部材との接触があり、記
録体上にピンホールなどの欠陥があると、そこに電流が
集中して流れて記録体のブレークダウンが発生すること
がある。また、記録体表面の機械的摩耗等による著しい
劣化も生じ、さらに、記録体の帯電むら等の問題もあ
る。
【0007】上記PIP法では、可動電極を記録体に一
度接触させる必要があり、高速記録には不向きである。
また、記録体の表面から可動電極を取り外す際に記録体
の分極が歪むことも問題とされている。上記フォトチャ
ージ法は、非常に簡単なプロセスではあるが、光感度が
非常に低く(カールソン法の1/1000程度)、静電潜
像の電位も200mV以下と非常に低いので、トナー等
を用いる乾式現像方法による現像に十分なコントラスト
を有する静電潜像、あるいは中間調画像を得るのが困難
である。また、ノイズ性のエネルギーに対して弱いの
で、画質の向上を望めない。
【0008】また、上記特開平1ー289975号公報
及び特開平2ー77764号公報記載のものは、電圧印
加と同時に像露光を行うので、記録処理工程が簡便で、
長時間の画像記録が可能であるが、記録体が絶縁性の電
荷保持媒体であるため、一度記録された画像を消去して
再度同じ記録体を使用して画像を記録することは不可能
であり、また、電荷保持媒体として記録紙等を使用して
多数枚の同一画像記録を行う場合、毎回像露光を行って
静電潜像形成を行う必要があるためコスト的に高くな
り、高速記録には不向きであり、また、記録画像の画質
にばらつきが生ずる可能性がある。さらには、電極上に
絶縁層(あるいは絶縁体)を設ける必要があるため、装
置構成が複雑となり、また、記録時に光導電層と絶縁層
との間で放電を生ずるため、光導電層表面の著しい劣
化、あるいは損傷が問題となる。
【0009】本発明は、比較的電圧の低い電源を用いて
記録体を所望の電位に帯電させることができ、構成の簡
単化,コスト低減,記録体の電流集中によるブレークダ
ウンや機械的摩耗による劣化の防止,帯電むらの防止を
図ることができ、十分なコントラストを有する静電潜像
あるいは中間調画像を得ることができて画質の向上を図
ることができ、さらに高速記録に好適でオゾンを発生し
ない記録方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも記録体を第1の
導電体と光導電性電荷保持媒体とで構成してこの記録体
の前記光導電性電荷保持媒体側と所定の間隔をおいて第
2の導電体を配置し、この第2の導電体と前記第1の導
電体との間に電圧を印加した状態で、前記記録体の電界
が印加されている領域に向けて一様に光を照射すること
によって、前記光導電性電荷保持媒体の表面に照射光量
および前記電圧に応じた表面電位を有する領域を形成せ
しめる。
【0011】請求項2記載の発明は、少なくとも記録体
を第1の導電体と光導電性電荷保持媒体とで構成してこ
の記録体の前記光導電性電荷保持媒体側と所定の間隔を
おいて第2の導電体を配置し、この第2の導電体と前記
第1の導電体との間に電圧を印加した状態で、前記記録
体の電界が印加されている領域に向けて選択的に光を照
射することによって、前記光導電性電荷保持媒体の表面
に照射光量、前記電圧に応じた異なる表面電位を有する
領域を形成せしめる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の記録方法において、前記記録体の表面に形成した
照射光量および前記電圧に応じて異なる表面電位を有す
る領域に現像剤を付与して可視像を得る。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の記録方法において、前記記録体の表面に照射光量
および前記電圧に応じて異なる表面電位を有する領域を
形成せしめた後に、前記第1の導電体を接地した状態
で、前記記録体に電界が印加されていない状態の時に、
前記異なる表面電位を有する領域に向けて光を照射する
ことによって、前記異なる表面電位を有する領域を除電
する。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
または4記載の記録方法において、前記第1の導電体と
前記第2の導電体のうちの一方に透明あるいは半透明の
導電性電極を使用する。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1,2,
3,4または5記載の記録方法において、前記記録体を
構成する前記第1の導電体並びに前記光導電性電荷保持
媒体の形状を円筒型とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5または6記載の記録方法において、前記第2
の導電体の形状あるいは配置を前記記録体の形状に従っ
て前記第2の導電体と前記記録体との間の電界が平等と
なるような形状あるいは配置とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6または7記載の記録方法において、前記
第1の導電体と前記第2の導電体との間の電圧印加ライ
ン上にオン,オフ切り替え可能なスイッチを設ける。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6または7記載の記録方法において、前記
第1の導電体と前記第2の導電体との間に周期的に変化
する電圧を印加する。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7または9記載の記録方法において、
前記第1の導電体と前記第2の導電体との間に印加する
電圧において、一方を直流電圧あるいは周期的に発生す
るパルス電圧とし、他方を周期的に変化するパルス電圧
として各々の電圧を重畳させた電圧を印加する。
【0020】
【実施例】図1は本発明を適用した記録装置の第1の例
を示す。記録体11は導電性電極12上に光導電性電荷
保持媒体13を一体に形成したものであり、光導電性電
荷保持媒体13としては、従来から電子写真記録方法等
で使用されている感光体(アモルファスカルコゲナイド
系材料,II−VI族無機化合物系材料,有機光導電体材
料,アモルファスシリコン系材料)が使用可能である。
特に、誘電率が比較的低い(比誘電率:3〜4)有機光導
電系の感光体が光導電性電荷保持媒体13として有効で
あり、その厚さは数十μm〜数mm程度が適当である。
【0021】また、光導電性電荷保持媒体13は、電荷
をその表面に保持できる媒体であれば単層型,積層型の
どちらでもよい。導電性電極14は記録体11から所定
の間隔をおいて設置され、導電性電極12,14は一般
の金属あるいは導電性高分子系材料等の導電性を有する
固体材料が使用可能である。また、記録体11と導電性
電極14との間隔は光導電性電荷保持媒体13の厚さと
同程度あるいはそれ以下の間隔が望ましい。記録体11
と導電性電極14との間隔が光導電性電荷保持媒体13
の厚さ以上になるように導電性電極14を配置しても記
録体11の帯電は可能であるが、帯電効率が低下する。
【0022】記録体11には光15を選択的に照射する
が、その光15は自然光,電気照明器具による照明光,
発光ダイオードによる照明光,レーザによる照明光等の
光が使用可能である。導電性電極12及び直流電圧電源
16の正極性側は接地され、直流電圧電源16の負極性
側は導電性電極14に接続される。これは、記録体表面
を正の帯電状態とした場合であるが、記録体表面を負の
帯電状態としたい場合は、直流電圧電源の極性を正,負
反対としてもよい。直流電圧電源16から導電性電極1
2,14の間に印加される電圧は、コロナ帯電方法で記
録体11を帯電させる場合と同程度の帯電電位を得よう
とするならば、数百Vから数kV(但し5kV以下)程度
の電圧値が適当である。なお、直流電圧電源16は図1
に示すように導電性電極14に接続してもよいが、記録
体11の導電性電極12に接続するようにしてもよい。
【0023】直流電圧電源16から導電性電極12,1
4の間に負の直流電圧を印加して記録体11の表面に電
界を印加した状態で、記録体11の表面における電界が
印加されている領域に向けて記録面(記録体11の表面)
に対して斜めの方向から露光手段で光15を選択的に照
射することにより、光導電性電荷保持媒体13中の光が
照射された領域13aで正または負の電荷が発生し、記
録体11の表面に印加電圧の極性により正の電荷17が
現われて蓄積される。従って、記録体11の表面は正の
帯電状態となり、これは光15の照射光量及び直流電圧
電源16による印加電圧に応じて異なる表面電位(数百
V程度)を有する領域に形成される。
【0024】この時、記録体11の表面に光15を一様
に照射することにより記録体11の表面が均一に帯電さ
れ、その後に記録体11の表面に光を露光手段で画像信
号に応じて選択的に照射することにより、記録体11の
表面に静電潜像が形成される。また、光15を記録体1
1の表面に露光手段により画像信号に応じて選択的に照
射するようにすれば、記録体11の帯電及び静電潜像形
成を同時に行うことができる。記録体11はトナー供給
装置により現像剤としてトナーが供給され、そのトナー
が付着することにより静電潜像が現像される。
【0025】この第1の例では、比較的電圧が低くて容
量の小さい直流電圧電源16を用いて記録体11を所望
の電位に帯電することができ、小型で構成が簡単にな
り,コストを低減することができる。また、オゾンが発
生せず、記録体11は電流の集中によるブレークダウン
や機械的摩耗による劣化や帯電むらが生じない。また、
記録体11に可動電極を接触させるようなことはしない
ので、高速記録に好適であり、光感度を高くして十分な
コントラストを有する静電潜像あるいは中間調画像を得
ることが可能であり、ノイズ性のエネルギーに対して影
響されにくいため画質の向上を図ることができる。
【0026】図2は本発明を適用した記録装置の第2の
例を示す。この第2の例では、上記第1の例において、
導電性電極14の代りに透明あるいは半透明の導電性電
極18が用いられる。この導電性電極18には、ITO
(インジウム・スズ・酸化物),酸化錫,酸化鉛,酸化イン
ジウム,ヨウ化銅等の透明導電性材料が使用可能であ
る。また、導電性電極18は、真空蒸着,スパッタリン
グ等によりAl,Ni,Au等の金属をガラス,石英,
サファイア等の透明な無機系材料、またはフッ素樹脂,
ポリエステル,ポリカーボネイト,ポリエチレン,ポリ
エチレンテレフタレート,ビニロン,エポキシ樹脂,マ
イラー(商品名)等の透明な有機系材料に半透明になる程
度に薄く形成して使用することも可能である。
【0027】直流電圧電源16から導電性電極12,1
8の間に負の直流電圧を印加して記録体11の表面に電
界を印加した状態で、記録体11の表面における電界が
印加されている領域に向けて透明あるいは半透明の導電
性電極18を通して露光手段で光15を記録体11に対
して垂直方向に照射することにより、記録体11におけ
る光が照射された領域13aの表面が光15の照射光量
及び直流電圧電源16による印加電圧に応じて異なる正
の表面電位(数百V程度)を有する領域に形成される。
【0028】この時、記録体11の表面に光15を一様
に照射することにより記録体11の表面が均一に帯電さ
れ、その後に記録体11の表面に光を露光手段により画
像信号に応じて選択的に照射することにより、記録体1
1の表面に静電潜像が形成される。また、光15を記録
体11の表面に露光手段により画像信号に応じて選択的
に照射するようにすれば、記録体11の帯電及び静電潜
像形成を同時に行うことができる。記録体11の表面電
位は、第1の例と比較した場合、直流電圧電源16の印
加電圧が同じ電圧であってもより高い表面電位となる。
記録体11はトナー供給装置により現像剤としてトナー
が供給され、そのトナーが付着することにより静電潜像
が現像される。
【0029】この第2の例では、第1の例と同様に比較
的電圧が低くて容量の小さい直流電圧電源16を用いて
記録体11を所望の電位に帯電することができ、小型で
構成が簡単になり,コストを低減することができる。ま
た、オゾンが発生せず、記録体11は電流の集中による
ブレークダウンや機械的摩耗による劣化や帯電むらが生
じない。また、記録体11に可動電極を接触させるよう
なことはしないので、高速記録に好適であり、光感度を
高くして十分なコントラストを有する静電潜像あるいは
中間調画像を得ることが可能であり、ノイズ性のエネル
ギーに対して影響されにくいため画質の向上を図ること
ができる。また、光15を透明あるいは半透明の導電性
電極14を通して記録体11の表面に対して垂直方向に
照射するので、第1の例に比べて記録体11の帯電効率
が向上する。
【0030】図3は本発明を適用した記録装置の第3の
例を示す。この第3の例では、上記第1の例において、
導電性電極12の代りに上記第2の例における導電性電
極18と同様な透明あるいは半透明の導電性電極19が
用いられる。直流電圧電源16から導電性電極14,1
9の間に負の直流電圧を印加した状態で、露光手段によ
り記録体11の表面における電界が印加されている領域
に向けて透明あるいは半透明の導電性電極19を通して
光15を記録体11の表面に対して垂直方向に照射する
ことにより、記録体11における光が照射された領域1
3aの表面が光15の照射光量及び直流電圧電源16に
よる印加電圧に応じて異なる正の表面電位(数百V程度)
を有する領域に形成される。
【0031】この時、記録体11の表面に光15を一様
に照射することにより記録体11の表面が均一に帯電さ
れ、その後に記録体11の表面に光を露光手段により画
像信号に応じて選択的に照射することにより、記録体1
1の表面に静電潜像が形成される。また、光15を記録
体11の表面に露光手段により画像信号に応じて選択的
に照射するようにすれば、記録体11の帯電及び静電潜
像形成を同時に行うことができる。記録体11の表面電
位は、第1の例と比較した場合、直流電圧電源16の印
加電圧が同じ電圧であってもより高い表面電位となる。
記録体11はトナー供給装置により現像剤としてトナー
が供給され、そのトナーが付着することにより静電潜像
が現像される。この第3の例では第2の例と同様な効果
が得られる。
【0032】図4は本発明を適用した記録装置の第4の
例を示す。この第4の例では、第1の例において、記録
体11がローラ20,21によって矢印方向に搬送され
る。記録体11の進行方向上流側には導電性電極14が
所定の間隔をおいて対向して配置され、直流電圧電源1
6から導電性電極12,14の間に負の直流電圧を印加
して記録体11の表面に電界を印加した状態で、記録体
11の表面における電界が印加されている領域に向けて
記録体11の表面に対して斜めの方向から露光手段で光
15を選択的に照射することにより、記録体11の表面
に光15の照射光量及び直流電圧電源16による印加電
圧に応じて異なる表面電位を有する領域を形成する。
【0033】この時、光15を露光手段で画像信号に応
じて選択的に照射することにより、記録体11の表面に
静電潜像を形成する。露光手段としては、発光ダイオー
ド,レーザ等が有効である。導電性電極14より記録体
11の進行方向下流側にはトナー供給装置22が記録体
11と対向して配置され、このトナー供給装置22は記
録体11上に現像剤としてトナーを供給して接触させる
ことで、記録体11上の表面電荷17を有する部分にト
ナーを付着させることにより記録体11上の静電潜像を
現像して可視像とする。トナー供給装置22より記録体
11の進行方向下流側には赤外線ランプ23が記録体1
1と対向して配置され、この赤外線ランプ23は記録体
11上の付着トナー24を赤外線で加熱して記録体11
に固着させる。この第4の例では、第1の例と同様な効
果が得られる。
【0034】図5は本発明を適用した記録装置の第5の
例を示す。この第5の例では、第2の例において、形状
が円筒型(ドラム状)である記録体11aが用いられ、繰
り返し記録が可能である。記録体11aはドラム状の導
電性電極12aの上に円筒型の光導電性電荷保持媒体1
3aを一体に形成したものであり、導電性電極12a及
び光導電性電荷保持媒体13aは上記導電性電極12及
び光導電性電荷保持媒体13と同様な材料で構成され
る。透明あるいは半透明の導電性電極18aは、記録体
11aとの間の電界が平等となるように、記録体11a
の円筒型形状の曲率に従って湾曲させた電極で構成さ
れ、かつ、記録体11aから所定の間隔をおいて記録体
11aと同心的に配置される。この導電性電極18aは
導電性電極18と同様な材料で構成される。
【0035】記録体11aは駆動部により矢印方向に回
転駆動され、直流電圧電源16から導電性電極12a,
18aの間に負の直流電圧が印加されて記録体11の表
面に電界が印加された状態で、記録体11aの表面にお
ける電界が印加されている領域に向けて透明あるいは半
透明の導電性電極18aを通して露光手段で光15が垂
直に照射されることにより、記録体11aの表面が光1
5の照射光量及び直流電圧電源16による印加電圧に応
じて異なる正の表面電位を有する領域に形成される。
【0036】この時、光15を記録体11aの表面に露
光手段により画像信号に応じて選択的に照射するように
すれば、記録体11aの帯電及び静電潜像形成を同時に
行うことが可能である。この第5の例では、記録体11
aの表面に光15が一様に照射されることにより記録体
11aの表面が均一に帯電され、その後に記録体11a
の表面に光25が露光手段により画像信号に応じて選択
的に照射されることにより画像露光が行われて記録体1
1aの表面に静電潜像が形成される。
【0037】次に、記録体11aと対向して設置された
トナー供給装置26が記録体11aに現像剤としてトナ
ーを供給し、そのトナーが記録体11aに接触して付着
することにより記録体11a上の静電潜像が現像され
る。また、記録紙27は、給紙装置から給紙されて搬送
系により記録体11aの周速とほぼ同一の速度で搬送さ
れ、コロナチャージャ28による静電気力で記録体11
aからトナー24が転写された後にトナー24が赤外線
ランプにより赤外線で加熱されて記録体11に固着され
る。記録体11aはトナー転写後に露光手段により光2
9が一様に照射されて除電されることにより静電潜像が
全て消去され、記録体11a上に残留したトナーがクリ
ーナ30により除去される。
【0038】このような記録動作は記録体11aの1回
転毎に繰り返して行うことができる。また、記録体11
aに光29を照射せず、かつ、光15,25を記録体1
1aに照射せずに次の静電潜像の形成を行わなければ、
記録体11a上に記録された同一の前画像を多数枚の記
録紙に転写することができる。
【0039】この第5の例では、第2の例と同様な効果
が得られ、かつ、繰り返し記録を行うことができて記録
速度が向上する。また、導電性電極18aを記録体11
aとの間の電界が平等となるように記録体11aの円筒
型形状の曲率に従って湾曲させた電極で構成し、かつ、
記録体11aから所定の間隔をおいて記録体11aと同
心的に配置したので、記録体11aの帯電効率が向上し
て帯電時の帯電むらを軽減することができる。
【0040】図6は本発明を適用した記録装置の第6の
例を示す。この第6の例では、第5の例において、露光
手段からの光15を透明あるいは半透明な導電性電極1
8aを通して記録体11aに照射することをせず、露光
手段により光25を画像信号に応じて選択的に透明ある
いは半透明な導電性電極18aを通して記録体11aに
照射することにより画像露光を行い、記録体11aの帯
電及び静電潜像の形成を同時に行う。また、直流電圧源
16の負側と導電性電極18aとの間にはスイッチ31
が挿入され、このスイッチ31がオンしている時に上述
のように記録体11aの帯電及び静電潜像の形成が同時
に行われる。
【0041】記録体11aはトナー供給装置26により
現像剤としてトナーが供給され、そのトナーが記録体1
1aに接触して付着することにより記録体11a上の静
電潜像が現像される。また、記録紙27は、給紙装置か
ら給紙されて搬送系により記録体11aの周速とほぼ同
一の速度で搬送され、コロナチャージャ28による静電
気力で記録体11aからトナー24が転写された後にト
ナー24が赤外線ランプにより赤外線で加熱されて記録
体11に固着される。記録体11a上に残留したトナー
はクリーナ30により除去される。
【0042】この後、記録体11aが1回転して記録体
11a上の静電潜像が形成されている部分が露光手段の
光照射位置に再び来た時にスイッチ31がオフされ、記
録体11aに電界が印加されない状態となる。この状態
の時に露光手段から導電性電極18aを通して光25が
記録体11aの表面に一様に照射されて記録体11a上
の静電潜像が全て消去され、露光手段による光29の照
射は行われない。
【0043】その後、さらに記録体が1回転して再度、
光照射位置に来た時にスイッチ31がオンされて記録動
作が同様に行われ、従って、記録動作を記録体11aの
2回転毎に繰り返して行うことができる。また、光25
を記録体11aに照射せずに次の静電潜像の形成を行わ
なければ、記録体11a上に記録された同一の前画像を
多数枚の記録紙に転写することができる。
【0044】この第6の例では、第5の実施例と同様な
効果が得られ、かつ、記録体11aの帯電及び静電潜像
の形成を同時に行うことができる。また、記録体11a
の帯電及び静電潜像の形成及び除電を1つの露光手段で
行うことができ、装置の構成を簡略化することができ
る。
【0045】次に、本発明を適用した記録装置の第7の
例について説明する。この第7の例では、第6の例と同
様に記録体11aの表面に静電潜像を形成し、この静電
潜像をトナー供給装置26により現像して記録紙27に
転写し、記録体11a上に残留したトナーをクリーナ3
0により除去する。次に、記録体11aが1回転して記
録体11a上の静電潜像が形成されている部分が露光手
段の光照射位置に再び来た時に、次の画像信号に応じて
スイッチ31を選択的に操作あるいは露光手段からの光
25を導電性電極18aを通して記録体11aに選択的
に照射することにより、除電工程を行わずに記録体11
aの帯電及び静電潜像の形成が同時に行われて繰り返し
記録が行われる。
【0046】例えば、記録体11aに前に記録された画
像が図7(b)に示すような画像であって次に記録体11
aに記録すべき所望の画像が図7(a)に示すような画像
である場合には、スイッチ31の状態がオンの時に図7
(c)に示すように記録体11aは前の記録画像の上から
次の画像記録部位に光25が選択的に照射され、スイッ
チ31がオフになった時に記録体11aは図7(d)に示
すように前の記録画像から消去すべき静電潜像を有する
部位に光25が選択的に照射されて記録体11aには図
7(e)に示すような所望の記録画像が得られる。なお、
図7において、記録体11a上の斜線部分は画像部を示
し、記録体11a上の白い部分は非画像部を示す。この
第7の例では、第6の例と同様な効果が得られる。
【0047】図8は本発明を適用した記録装置の第8の
例を示す。この第8の例では、第6の例において、直流
電圧電源16の代りに周期的に負のパルス電圧を発生す
る電圧電源32が用いられ、スイッチ31が省略されて
電圧電源32が導電性電極18aと記録体11aの導電
性電極12aとの間に接続される。この時、記録体11
aの表面を負の帯電状態としたい場合には、周期的に正
のパルス電圧を発生する電圧電源32を導電性電極18
aと記録体11aとの間に接続してもよい。この例で
は、電圧電源32が負のパルス電圧を発生した時がスイ
ッチ31のオン状態とみなされ、電圧電源32が負のパ
ルス電圧を発生しない時がスイッチ31のオフ状態とみ
なされて第7の例と同様に記録体11aの帯電及び静電
潜像形成及び除電が同時に行われる。記録体11a上の
静電潜像はトナー供給装置26により現像されて記録紙
27へコロナチャージャ28により転写され、記録体1
1aに残留したトナーはクリーナ30により除去され
る。
【0048】この第8の例では、第6の例と同様な効果
が得られ、かつ、スイッチ31を必要としないので、装
置の構成を簡略化することができる。また、電圧電源3
2が発生するパルス電圧の周期を短くすることにより記
録時間を短くすることができ、記録速度を向上させるこ
とができる。
【0049】図9は本発明を適用した記録装置の第9の
例を示す。この第9の例では、第8の例において、周期
的に変化する正弦波交流電圧を発生する電圧電源33が
導電性電極18aと記録体11aの導電性電極12aと
の間に接続されている上記電圧電源32と直列に接続さ
れ、電源電圧32で周期的に発生するパルス電圧と,電
圧電源33で発生する正弦波交流電圧とが重畳されて周
期的に変化する電圧34となって導電性電極18aと記
録体11aの導電性電極12aとの間に印加される。
【0050】この状態で、記録体11aの表面における
電界が印加されている領域に向けて透明あるいは半透明
の導電性電極18aを通して露光手段により光25が記
録体11aの表面に対して垂直方向に選択的に照射され
ることにより、記録体11aの表面が光25の照射光量
及び周期的に変化する電圧34に応じて異なる正の表面
電位を有する領域に形成されて静電潜像が得られる。こ
のようにすれば、第8の例と比較して記録体11aの表
面に形成される、光25の照射光量及び周期的に変化す
る電圧34に応じて異なる表面電位を有する領域の電位
むら(帯電時の帯電むら)が軽減される。
【0051】なお、電圧電源32で発生する電圧は直流
電圧あるいは周期的に発生するパルス電圧とし、電圧電
源33で発生する電圧は周期的に変化する正弦波交流,
矩形波交流,三角波交流,のこぎり波交流等の電圧とし
てこれらが重畳されて導電性電極18aと記録体11a
の導電性電極12aとの間に印加されるようにしてもよ
い。
【0052】記録体11a上の静電潜像は第8の例と同
様にトナー供給装置26により現像されて記録紙27へ
コロナチャージャ28により転写され、記録体11aに
残留したトナーはクリーナ30により除去される。この
第9の例では、第8の例と同様な効果が得られ、かつ、
記録体11aの帯電時の帯電むらを軽減することができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、少なくとも記録体を第1の導電体と光導電性電荷保
持媒体とで構成してこの記録体の前記光導電性電荷保持
媒体側と所定の間隔をおいて第2の導電体を配置し、こ
の第2の導電体と前記第1の導電体との間に電圧を印加
した状態で、前記記録体の電界が印加されている領域に
向けて一様に光を照射することによって、前記光導電性
電荷保持媒体の表面に照射光量および前記電圧に応じた
表面電位を有する領域を形成せしめるので、比較的電圧
の低い電源を用いて記録体を所望の電位に帯電させるこ
とができ、構成の簡単化,コスト低減,記録体の電流集
中によるブレークダウンや機械的摩耗による劣化の防止
を図ることができ、十分なコントラストを有する静電潜
像あるいは中間調画像を得ることができて画質の向上を
図ることができ、さらに高速記録に好適でオゾンを発生
しない。
【0054】請求項2記載の発明によれば、少なくとも
記録体を第1の導電体と光導電性電荷保持媒体とで構成
してこの記録体の前記光導電性電荷保持媒体側と所定の
間隔をおいて第2の導電体を配置し、この第2の導電体
と前記第1の導電体との間に電圧を印加した状態で、前
記記録体の電界が印加されている領域に向けて選択的に
光を照射することによって、前記光導電性電荷保持媒体
の表面に照射光量、前記電圧に応じた異なる表面電位を
有する領域を形成せしめるので、比較的電圧の低い電源
を用いて前記記録体を所望の電位に帯電させることがで
き、構成の簡単化,コスト低減,前記記録体の電流集中
によるブレークダウンや機械的摩耗による劣化の防止を
図ることができ、十分なコントラストを有する静電潜像
あるいは中間調画像を得ることができて画質の向上を図
ることができ、さらに高速記録に好適でオゾンを発生し
ない。
【0055】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の記録方法において、前記記録体の表面に形
成した照射光量および前記電圧に応じて異なる表面電位
を有する領域に現像剤を付与して可視像を得るので、請
求項1または2記載の発明と同様な効果が得られる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の記録方法において、前記記録体の表面に照
射光量および前記電圧に応じて異なる表面電位を有する
領域を形成せしめた後に、前記第1の導電体を接地した
状態で、前記記録体に電界が印加されていない状態の時
に、前記異なる表面電位を有する領域に向けて光を照射
することによって、前記異なる表面電位を有する領域を
除電するので、前記記録体の除電を簡単に行うことがで
き、かつ、繰り返し記録を行うことが可能である。
【0057】請求項5記載の発明によれば、請求項1,
2,3または4記載の記録方法において、前記第1の導
電体と前記第2の導電体のうちの一方に透明あるいは半
透明の導電性電極を使用して前記記録体に対して垂直方
向に光を照射することが可能になるので、前記記録体の
帯電効率を向上させることができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4または5記載の記録方法において、前記記録
体を構成する前記第1の導電体並びに前記光導電性電荷
保持媒体の形状を円筒型とするので、繰り返し記録が可
能となり、記録速度を向上させることができる。
【0059】請求項7記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4,5または6記載の記録方法において、前記
第2の導電体の形状あるいは配置を前記記録体の形状に
従って前記第2の導電体と前記記録体との間の電界が平
等となるような形状あるいは配置とするので、帯電効率
を向上させることができ、帯電むらを軽減することがで
きる。
【0060】請求項8記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4,5,6または7記載の記録方法において、
前記第1の導電体と前記第2の導電体との間の電圧印加
ライン上にオン,オフ切り替え可能なスイッチを設ける
ので、1つの露光手段で前記記録体の帯電及び静電潜像
形成及び除電を行うことが可能となり、装置構成が簡略
化される。
【0061】請求項9記載の発明によれば、請求項1,
2,3,4,5,6または7記載の記録方法において、
前記第1の導電体と前記第2の導電体との間に周期的に
変化する電圧を印加するので、前記スイッチを省略する
ことができ、装置構成が簡略化される。また、印加する
電圧の周期を短くすることで記録時間を短くすることが
でき、記録速度が向上する。
【0062】請求項10記載の発明によれば、請求項
1,2,3,4,5,6,7または9記載の記録方法に
おいて、前記第1の導電体と前記第2の導電体との間に
印加する電圧において、一方を直流電圧あるいは周期的
に発生するパルス電圧とし、他方を周期的に変化するパ
ルス電圧として各々の電圧を重畳させた電圧を印加する
ので、前記記録体表面に形成される異なる表面電位を有
する領域の帯電むらが軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の第1の例を示す概
略図である。
【図2】本発明を適用した記録装置の第2の例を示す概
略図である。
【図3】本発明を適用した記録装置の第3の例を示す概
略図である。
【図4】本発明を適用した記録装置の第4の例を示す概
略図である。
【図5】本発明を適用した記録装置の第5の例を示す概
略図である。
【図6】本発明を適用した記録装置の第6の例を示す概
略図である。
【図7】本発明を適用した記録装置の第7の例を説明す
るための図である。
【図8】本発明を適用した記録装置の第8の例を示す概
略図である。
【図9】本発明を適用した記録装置の第9の例を示す概
略図である。
【符号の説明】
11,11a 記録体 12,12a 導電性電極 13,13a 光導電性電荷保持媒体 14 導電性電極 16,32,33 電圧電源 18,19,18a 透明あるいは半透明の導電性
電極 20,21 ローラ 22,26 トナー供給装置 23 赤外線ランプ 27 記録紙 28 コロナチャージャ 30 クリーナ 31 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも記録体を第1の導電体と光導電
    性電荷保持媒体とで構成してこの記録体の前記光導電性
    電荷保持媒体側と所定の間隔をおいて第2の導電体を配
    置し、この第2の導電体と前記第1の導電体との間に電
    圧を印加した状態で、前記記録体の電界が印加されてい
    る領域に向けて一様に光を照射することによって、前記
    光導電性電荷保持媒体の表面に照射光量および前記電圧
    に応じた表面電位を有する領域を形成せしめることを特
    徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】少なくとも記録体を第1の導電体と光導電
    性電荷保持媒体とで構成してこの記録体の前記光導電性
    電荷保持媒体側と所定の間隔をおいて第2の導電体を配
    置し、この第2の導電体と前記第1の導電体との間に電
    圧を印加した状態で、前記記録体の電界が印加されてい
    る領域に向けて選択的に光を照射することによって、前
    記光導電性電荷保持媒体の表面に照射光量、前記電圧に
    応じた異なる表面電位を有する領域を形成せしめること
    を特徴とする記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の記録方法におい
    て、前記記録体の表面に形成した照射光量および前記電
    圧に応じて異なる表面電位を有する領域に現像剤を付与
    して可視像を得ることを特徴とする記録方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の記録方法におい
    て、前記記録体の表面に照射光量および前記電圧に応じ
    て異なる表面電位を有する領域を形成せしめた後に、前
    記第1の導電体を接地した状態で、前記記録体に電界が
    印加されていない状態の時に、前記異なる表面電位を有
    する領域に向けて光を照射することによって、前記異な
    る表面電位を有する領域を除電することを特徴とする記
    録方法。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載の記録方法
    において、前記第1の導電体と前記第2の導電体のうち
    の一方に透明あるいは半透明の導電性電極を使用するこ
    とを特徴とする記録方法。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5記載の記録
    方法において、前記記録体を構成する前記第1の導電体
    並びに前記光導電性電荷保持媒体の形状を円筒型とする
    ことを特徴とする記録方法。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6記載の
    記録方法において、前記第2の導電体の形状あるいは配
    置を前記記録体の形状に従って前記第2の導電体と前記
    記録体との間の電界が平等となるような形状あるいは配
    置とすることを特徴とする記録方法。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5,6または7記
    載の記録方法において、前記第1の導電体と前記第2の
    導電体との間の電圧印加ライン上にオン,オフ切り替え
    可能なスイッチを設けることを特徴とする記録方法。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6または7記
    載の記録方法において、前記第1の導電体と前記第2の
    導電体との間に周期的に変化する電圧を印加することを
    特徴とする記録方法。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7また
    は9記載の記録方法において、前記第1の導電体と前記
    第2の導電体との間に印加する電圧において、一方を直
    流電圧あるいは周期的に発生するパルス電圧とし、他方
    を周期的に変化するパルス電圧として各々の電圧を重畳
    させた電圧を印加することを特徴とする記録方法。
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