JPH0629707Y2 - 配管の流体圧検出装置 - Google Patents

配管の流体圧検出装置

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JPH0629707Y2
JPH0629707Y2 JP1986052229U JP5222986U JPH0629707Y2 JP H0629707 Y2 JPH0629707 Y2 JP H0629707Y2 JP 1986052229 U JP1986052229 U JP 1986052229U JP 5222986 U JP5222986 U JP 5222986U JP H0629707 Y2 JPH0629707 Y2 JP H0629707Y2
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pipe
pressure sensor
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fluid
pressure
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一仁 丸山
竜也 細川
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株式会社長野計器製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、特にクリーン度が要求されるクリーンルーム
などへの流体配管中に取付けるのに好適な配管の流体圧
検出装置に関する。
[背景技術とその問題点] ICやLSIなどの半導体産業分野では、微粒子や塵芥
などを排除したクリーンルームでの作業が要求され、製
造作業環境並びに条件は益々厳しいものとなってきてい
る。
半導体製造に用いられる特殊ガスはクリーンルーム内に
外部より配管を通じて導入されるが、そのガス配管ライ
ンにおける圧力検出については、従来、アネロイド型ブ
ルドン管式圧力計をガス配管ラインの途中にねじ込み、
配管内の流通ガスをブルドン管内へ導いて圧力検出を行
っていた。
ところが、このような構造であると、圧力計をガス配管
ラインの途中にねじ込む際に、そのねじ込みによって生
じる塵芥が配管内に侵入する問題があった。また、圧力
計自体の構造についても、そのエレメントであるブルド
ン管内部の面粗度が粗く、かつブルドン管自体が行き留
まり構造であるため、これらの箇所にガスが滞留する、
いわゆるデッドゾーンが形成されてしまう問題があっ
た。
このようなデッドゾーンの存在は、流通ガスの滞留によ
りブルドン管内の接ガス面の凹凸表面から分子単位の微
粒子を発生させ、これが流通ガスに混入する事態を招
く。また、ブルドン管の内部に入った流通ガスは、IC
素子への所定ガスの真空蒸着時などにおいて蒸着ライン
を真空引きしたとき、徐々に流出拡散し、蒸着すべきガ
スに混入して不良発生の原因となる可能性がある。
従って、LSIなどの半導体産業分野での使用に適した
圧力検出装置が要望されている。
[考案の目的] 本考案の目的は、このような要望に応え、配管中に滞留
部となるデッドゾーンが形成されることが少なく、しか
も、高い検出精度を維持しつつ、取付部における密封性
を著しく高めることができる配管の流体圧検出装置を提
供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用] そのため、本考案では、今までのブルドン管式圧力計自
体の構造に伴う問題、つまりブルドン管内の面粗度や行
き留まりによる流体滞留部の発生を解消すべく、流体圧
を電気的信号として検知する圧力センサを用い、さらに
圧力センサを配管の圧力検出口に取付けた際に生じる両
者間の隙間を金属製シール部材によりシールすると同時
に、圧力センサを保持する袋ナットと圧力センサとの間
にスラストベアリングを介在させ、袋ナットの締付け時
の回転力による圧力センサおよびシール部材の捩れを防
止し、捩れによる圧力センサの検出精度の低下を防止し
つつ、金属性シール部材の本来の高い密封性を発揮でき
るようにしたものである。
具体的には、配管内の流体流路を流れる流体圧を検出す
る配管の流体圧検出装置において、前記配管の途中に筒
状の突部を一体的に形成し、この突部内に前記配管の流
体流路と連通する圧力検出口を形成し、この圧力検出口
に流体圧を電気信号として検知する圧力センサを前記配
管の流体流路内に臨ませた状態で収納するとともに、こ
の圧力センサと圧力センサを受ける前記圧力検出口の受
座との間に金属製シール部材を設け、前記突部の外周に
前記圧力センサを保持する袋ナットを螺合し、この袋ナ
ットと圧力センサとの間にスラストベアリングを介在さ
せるとともに、袋ナットの中央に前記圧力センサから引
き出された導管を挿通しかつその導管の外径より大きい
径の挿通孔を形成したことを特徴としている。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示している。同図におい
て、配管1の途中に設けられた筒状の立上り突部2に
は、配管1の流体流路3と連通しかつ途中に段状の受座
4A,4Bを有する圧力検出口5が開口されている。な
お、流体流路3の内面は超精密仕上げされ、その面粗度
による滞留部の発生が防止されている。また、圧力検出
口5の受座4A.4Bの間には流体流路3を流れる流体
圧を電気的信号として検知する圧力センサ6が収納され
ているとともに、圧力センサ6の胴部6Aとそれを受け
る受座4Aとの間にはシール部材としての金属Cリング
7が挿入されている。
前記圧力センサ6は、前記圧力検出口5の受座4Aに前
記Cリング7を介して当接された円筒形状の胴部6A
と、この胴部6Aの先端に設けられた圧力検出端6B
と、この圧力検出端6Bで検出された電気的信号を外部
へ送るための導管6Cとからなる。胴部6Aは、前記圧
力検出口5の受座4Bに位置決めされる鍔を備えてい
る。鍔の受座4Bと接する面とは反対側の面には筒状の
キャップ8が装着されている。また、先端の圧力検出端
6Bは、例えばダイヤフラム面にストレンゲージを蒸着
した、いわゆるダイヤフラム型ストレンゲージによって
構成され、そのダイヤフラム面が前記圧力検出口5を施
蓋するように前記流体流路3内へ臨ませられている。こ
の場合、流体流路3内へ臨む端部は、流体に対して抵抗
とならない形状、つまり球面形状に形成されている。さ
らに、導管6Cの先端は、図示しない圧力表示器へ接続
されている。
前記立上り突部2の外周にはおねじ2Aが形成され、こ
のおねじ2Aには中心に前記導管6Cを挿通させかつそ
の導管6Cの外径より大きい径の挿通孔9を有する袋ナ
ット10が螺合されている。袋ナット10の内端面と前
記圧力センサ6のキャップ8との間には、円筒状の押え
11を介してスラストベアリング12が介装されてい
る。スラストベアリング12の構成要素、つまりボール
や一対のリング等は、弾性を有する筒状のリティーナ1
3により一体として保持され、かつそのリティーナ13
を介して前記押え11に取付けられている。
いま、スラストベアリング12がない状態では、袋ナッ
ト10を螺合すると、その回転力が押え11、キャップ
8を介して圧力センサ6およびCリング7へ伝達される
結果、圧力センサ6およびCリング7には捩れが生じ
る。圧力センサ6に捩れが生じると、その捩れによっ検
出精度が低下し、また、Cリング7に捩れが生じると、
圧力センサ6と圧力検出口5の受座4Aとの隙間を完全
にシールできないことになる。しかし、本実施例では、
スラストベアリング12の作用によって袋ナット10の
回転力が押え11以降の部材へ伝達されることがないの
で、圧力センサ6の捩れによる検出精度の低下がなく、
また、Cリング7も捩れが生じることがないから、軸方
向のみの締付力によって締付けられる。
従って、本実施例によれば、従来のブルドン管式圧力計
に代えて、流体圧を電気的信号として検出する圧力セン
サ6を用いたので、ブルドン管式圧力計自体の構造に伴
なう問題、つまりブルドン管内部の面粗度および行き留
まりによって生じる滞留部の発生がない。しかも、配管
1の流体流路3の内面を超精密仕上げしてあるので、こ
の点からも滞留部の発生を防止できる。
また、圧力センサ6とそれを受ける圧力検出口5の受座
4Aとの間に金属Cリング7を挿入し、このCリング7
によって両者間の隙間をシールするようにしたので、圧
力検出口5と圧力センサ6との隙間をシールすることが
できる。特に、金属Cリング7を用いているから、通常
のゴム製シール部材では得られない高い密封性を確保す
ることができるとともに、ゴム製シール部材に比べそれ
自体微細な塵芥の発生源となることもないので高いクリ
ーン度を確保できる。
さらに、袋ナット10と圧力センサ6との間に押え11
を介してスラストベアリング12を介在させたので、袋
ナット10の回転力が押え11を介して圧力センサ6お
よびCリング7に伝達されることがない。よって、圧力
センサ6の捩れによる検出精度の低下を防止できるとと
もに、Cリング7にも捩れが生じることがないから、金
属Cリング7本来の高い密封性を発揮させることができ
る。しかも、スラストベアリング12の構成要素をリテ
ィーナ13により所定位置に保持させたので、組込みを
容易に行なえるばかりでなく、スラストベアリング12
の機能を確実に発揮できる。
なお、第1図では、配管1の両端に他の配管を連結する
場合、両者を溶接などによって連結する必要がある。溶
接による連結では、流体流路3の内面を耐腐食処理(流
体が腐食性ガスの場合の処理)してあると、その処理が
無駄になってしまう問題がある。第2図および第3図は
この点を解消したものである。なお、第2図および第3
図の説明に当って、第1図の構成要素と同一のものにつ
いては、同一符号を付し、その説明を省略する。
第2図では、T継手20の両端外周面におねじ21,2
2が形成され、この各おねじ21,22に袋ナット2
3,24が螺合され、この袋ナット23,24によって
配管25,26がT継手20の両端に連結されている。
この場合、T継手20の一端面と配管25の端面および
T継手20の他端面と配管26の端面との間には金属C
リング27,28が、また袋ナット23と配管25との
間および袋ナット24と配管26との間にはリティーナ
31,32によって保持されたスラストベアリング2
9,30がそれぞれ挿入されている。従って、各袋ナッ
ト23,24を螺合しても、それによる回転力が配管2
5,26および金属Cリング27,28に伝達されるこ
とがないので、シール効果の完全を期すことができる。
第3図では、第2図におけるリティーナ31,32付ス
ラストベアリング29,30をボールベアリング41に
変えたものである。これによっても、第2図と同様な効
果を奏することができる。
また、上記各実施例では、圧力センサとしてダイヤフラ
ム型ストレンゲージを用いたが、圧力センサとしてはこ
れに限らず、流体圧を電気的信号として検知できるもの
であればいずれでもよい。
また、上記各実施例では、流体をガスとして説明した
が、液体などの流体にも十分に適用できる。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、滞留部の発生が少なく、
しかも、高い検出精度を維持しつつ、密封性を高めるこ
とができるので、微粒子や塵芥などが流体中に混入され
ることもなく、特にクリーン度が必要とされるクリーン
ルームなどへの配管中に取付けるのに好適な配管の流体
圧検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図および
第3図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す断面図であ
る。 1……配管、2……立上り突部、3……流体流路、5…
…圧力検出口、6……圧力センサ、7……金属Cリン
グ、9……挿通孔、10……袋ナット、12……スラス
トベアリング、13……リティーナ、20……T継手。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−124978(JP,U) 実開 昭48−2876(JP,U) 特公 昭39−25259(JP,B1) 実公 昭47−554(JP,Y1) 実公 昭52−14444(JP,Y2)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管内の流体流路を流れる流体圧を検出す
    る配管の流体圧検出装置において、前記配管の途中に筒
    状の突部を一体的に形成し、この突部内に前記配管の流
    体流路と連通する圧力検出口を形成し、この圧力検出口
    に流体圧を電気信号として検知する圧力センサを前記配
    管の流体流路内に臨ませた状態で収納するとともに、こ
    の圧力センサと圧力センサを受ける前記圧力検出口の受
    座との間に金属製シール部材を設け、前記突部の外周に
    前記圧力センサを保持する袋ナットを螺合し、この袋ナ
    ットと圧力センサとの間にスラストベアリングを介在さ
    せるとともに、袋ナットの中央に前記圧力センサから引
    き出された導管を挿通しかつその導管の外径より大きい
    径の挿通孔を形成したことを特徴とする配管の流体圧検
    出装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の配管
    の流体圧検出装置において、前記圧力センサを、ダイヤ
    フラム型ストレンゲージとしたことを特徴とする配管の
    流体圧検出装置。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の配管の流体圧検出装置において、前記シール部
    材を、金属Cリングとしたことを特徴とする配管の流体
    圧検出装置。
  4. 【請求項4】実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載の配管の流体圧検出装置において、
    前記スラストベアリングのボール、リングなどの構成要
    素を所定位置に保持するためのリティーナを設けたこと
    を特徴とする配管の流体圧検出装置。
  5. 【請求項5】実用新案登録請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれかに記載の配管の流体圧検出装置において、
    前記配管の内面粗度を、超精密仕上げとしたことを特徴
    とする配管の流体圧検出装置。
JP1986052229U 1986-04-08 1986-04-08 配管の流体圧検出装置 Expired - Lifetime JPH0629707Y2 (ja)

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