JPH06296537A - デザインミラー及びその製造方法 - Google Patents

デザインミラー及びその製造方法

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JPH06296537A
JPH06296537A JP8636393A JP8636393A JPH06296537A JP H06296537 A JPH06296537 A JP H06296537A JP 8636393 A JP8636393 A JP 8636393A JP 8636393 A JP8636393 A JP 8636393A JP H06296537 A JPH06296537 A JP H06296537A
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JP
Japan
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film
mirror
silver
design
glass plate
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JP8636393A
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English (en)
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Tadashi Tonai
正 藤内
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HAIMIRAA KK
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HAIMIRAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デザインミラーを現場等で切断・研磨できる
構成とする。 【構成】 銀銅メッキ膜4から成る銀鏡部が、ガラス板
1上で該ガラス板1の周縁部を含まない様に位置してい
る。該銀鏡部は全体をすっぽりと、透明樹脂層6と熱転
写フィルム14の接着剤層7、インキ層8、離型剤層
9、及び裏打ち塗膜21によって、ガラス板1上に覆わ
れている。 【効果】 銀鏡部が大気中に露出して酸化腐食等するこ
とがない。また、デザイン部には該銀鏡部が存在しない
ので、腐食を気にせず切断等の後加工が可能となる。更
に、エッジコーティング工程が省けるのでコストダウン
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデザインミラー及びその
製造方法に係り、詳しくは銀鏡部裏面の金属膜を樹脂膜
で覆ったデザインミラー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デザインミラーとは、通常の鏡に対して
単に形状変更、枠入れ、面取りといった加工が施された
ものではなく、部分的に形成された銀鏡部と、模様や絵
柄入れが施された非銀鏡部とが組み合わされた鏡を指
す。つまり、デザインミラーとは1つの面の中に銀鏡部
と非銀鏡部が混在した鏡である。
【0003】従来のデザインミラーの断面を第8図に示
し、その構成を説明する。第8図において、ガラス板1
はデザインミラーの基板であり、裏面の中央部に銀鏡部
2が設けられ、その周囲に非銀鏡部3が設けられてい
る。
【0004】銀鏡部2と非銀鏡部3とでは、該ガラス板
1の裏面(第8図において上側面)上の被膜の構成が異
なる。
【0005】銀鏡部2においては、ガラス板1の上に直
接銀銅メッキ膜4が形成され、その上に、該銀銅メッキ
膜4を保護する裏止め塗膜5が形成されている。該ガラ
ス板1表面より入射された光線は該銀銅メッキ膜4で反
射される。
【0006】非銀鏡部3においては、該ガラス板1に透
明樹脂層(透明樹脂塗膜)6、接着剤層7、印刷インキ
層8、離型剤層9が下から順に積層され、その上に銀銅
メッキ膜4が形成されている。また、最表層に裏止め塗
膜5が形成されている。該印刷インキ層8は、模様や絵
柄を顔料インキによって表す層であり、光線を透過させ
ない。従って、ガラス板1表面より入射された光線は、
該印刷インキ層8上の前記銀銅メッキ膜4まで到達でき
ないので非銀鏡となる。
【0007】このデザインミラーの周縁部には、透明樹
脂膜10が付着されている。該透明樹脂膜10は、該デ
ザインミラー端面に露出する前記銀銅メッキ膜4を、酸
化腐食等から保護する為のコーティングである。なお、
この透明樹脂膜10は、デザインミラー以外の通常の鏡
にも用いられている。
【0008】次に、上記従来のデザインミラーの製造方
法を説明する。従来のデザインミラーでは、まず部分的
に形成される銀鏡部分をガラス板上に粘着シート等でマ
スキングし、その上で全面に予め模様の印刷されている
熱転写フィルムの模様を転写している。マスキング部分
を剥がすとその部分だけが透明ガラス面となり、他の部
分には前記熱転写フィルムの模様が残る。その上に銀銅
メッキを施すと、前記透明ガラス面のみが銀鏡部2とな
り、その他の部分は熱転写フィルムの模様がそのまま残
るので非銀鏡部3となる。以上の如くして、デザインミ
ラーが製造されている。
【0009】ここで熱転写とは、プラスティックや鋼板
の表面にグラビア印刷による繊細な模様付けを施す為に
開発された手法である。一般的な熱転写フィルムは、合
成樹脂等から成るベースフィルム上に、離型剤層9、模
様を形成する印刷インキ層8、熱可塑性接着剤層7が下
から順に積層されている。
【0010】使用に際しては、100〜200℃に加熱
されたゴムローラを用いて該熱転写フィルムを被転写面
に圧着することで、模様が転写される。被転写面がガラ
ス面の場合には、表面が平滑なので熱転写が困難であ
る。従って、ガラス面に転写するには該熱転写フィルム
の接着層7が十分に機能を発揮するように、プライマー
塗布等の表面処理が必要である。加熱圧着後にベースフ
ィルムを引き剥がすと、接着剤層7と共に、模様を形成
するインキ層8と離型剤層9が被転写面に残る。
【0011】以下、第9〜14図を参照して従来のデザ
インミラーを詳細に説明する。各図の(a)図は工程の
実施内容を示し、(b)図は(a)図の要部断面図であ
る。
【0012】第9図はマスキング工程を示す。鏡の基材
となる洗浄済のガラス板1の上に粘着シート11を貼り
付け、任意の銀鏡部2の形状にマスキング材12を切り
抜くか、該マスキング材12の形状に予め切り込みの入
っている粘着シート11を貼り付ける。該粘着シート1
1は該マスキング材12を残して不必要な部分は剥がさ
れる。
【0013】第10図は透明樹脂塗膜6の吹き付け工程
を示す。該透明樹脂塗膜6は、熱転写フィルム14の接
着剤層7とガラス板1の接着プライマーとして機能し、
スプレー15またはカーテンコーターによって塗布され
る。該透明樹脂塗膜6は塗布後、ガラス板1ごと遠赤ヒ
ータ炉等のドライヤを通過し乾燥される。
【0014】第11図はマスキング材12の剥離工程を
示す。前記透明樹脂塗膜6の乾燥後、マスキング材12
をガラス板1から剥がし取る。該マスキング材12下面
からは、該ガラス板1表面に何も付着していない透明ガ
ラス面16が現れる。
【0015】第12図は転写工程を示す。前工程でマス
キング材12が剥がされたことによって、表面に透明樹
脂塗膜6付着面と該透明ガラス面16が混在するガラス
板1を転写機に投入する。該転写機中で該ガラス板1は
熱転写フィルム14と共に、電気ヒータ等で100〜2
00℃に加熱されたゴムローラ17とホールディングロ
ーラ18に挟まれる。加熱されて粘性の下がった熱転写
フィルム14の熱可塑性接着剤層7によって、該熱転写
フィルム14の印刷インキ層8と離型剤層9が該接着剤
層7と共にガラス板1に転写される。但し、転写される
のは該ガラス板1上の、接着プライマーとして機能する
透明樹脂塗膜6付着面上のみで、透明ガラス面16上に
は何も転写されない。該接着剤層7は温度が下がると硬
化する。
【0016】転写機中で熱転写フィルム14は供給ロー
ラ(図示略)から連続してガラス板1に供給され、転写
後に不要となったベースフィルム19は、転写直後に該
ガラス板1から引き剥がされ、巻き取りローラ(図示
略)に巻き取られる。
【0017】第13図は製鏡工程を示す。該ガラス板1
上全面に銀銅メッキ膜4が形成され、更に、該銀銅メッ
キ膜4上に裏止め塗膜5が付与される。
【0018】第14図はエッジコーティング工程を示
す。該エッジコーティング工程は鏡製造の最終工程であ
り、四周研磨仕上げ後に施される。該四周研磨仕上げ
は、通常の鏡、デザインミラー問わずに施される工程
で、鏡体の全周縁部の面取り加工である。エッジコーテ
ィング工程は、該四周研磨仕上げによって剥出しとなっ
た銀銅メッキ膜4の、腐食防止の為の工程で、鏡の裏面
エッジ部に透明樹脂を厚く塗り透明樹脂膜10を付与す
る工程である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデザインミ
ラーにおいては、鏡体の全周縁部には例外なく、面取り
加工の1種である四周研磨仕上げが施される。該四周研
磨仕上げ後の切口には、銀銅メッキ膜4の断面が露出す
る。露出した切口において、長期間の使用中に銀銅メッ
キ膜4が酸化腐食し、付着力を失って層間剥離を起こ
す。
【0020】また、腐食した銀銅メッキ膜4は黒色に変
色する為、隠ぺい力の小さい印刷インキ層8を透過して
鏡表面(ガラス板1表面)より透けて見えて非常に汚な
く感じられる。
【0021】この現象を防止する為に、通常の鏡と同様
に裏面エッジに透明樹脂膜10を厚く付着させるエッジ
コーティングが施されている。しかし、組付現場等で寸
法合わせ等の為に鏡体を切断研磨して、前記銀銅メッキ
膜4が露出することがある。このような場合は、この露
出部から銀銅メッキ膜の腐食が生じる。
【0022】また、該エッジコーティングは、鏡体の全
周縁部に透明樹脂膜10を厚く付着する工程なので、コ
ストがかかるという欠点ももっている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のデザインミラー
は、透明な基板と、該基板の裏面のうち周縁以外の少な
くとも一部に設けられた金属膜よりなる銀鏡部と、該基
板の裏面のうち該銀鏡部以外の部分に設けられた樹脂膜
よりなる、模様付きのデザイン部とを有するデザインミ
ラーにおいて、該金属膜は前記銀鏡部のみに設けられて
おり、前記樹脂膜は該金属膜を覆っていることを特徴と
するものである。
【0024】請求項2のデザインミラーは、請求項1に
おいて、前記金属膜を裏止め塗膜が覆っており、前記樹
脂膜は該裏止め塗膜を覆っており、且つ該樹脂膜の全体
を裏打ち塗膜が覆っていることを特徴とするものであ
る。
【0025】請求項3のデザインミラーの製造方法は、
透明な基板の裏面のうち周縁以外の少なくとも一部に金
属膜をメッキして銀鏡部を形成する工程と、該銀鏡部を
覆う裏止め塗膜を形成する工程と、該裏止め塗膜と、前
記基板の裏面のうち銀鏡部以外の部分とに樹脂膜を付着
させ、該基板裏面の銀鏡部以外の部分に模様付きのデザ
イン部を形成するデザイン部形成工程と、該樹脂膜の全
体を覆う裏打ち塗膜を形成する工程と、を有するデザイ
ンミラーの製造方法であって、該デザイン部形成工程に
おいては、まず前記樹脂膜を付着させるべき面の全てに
透明樹脂よりなる下地膜を形成するプライマー処理を行
ない、次に、この下地膜上に熱転写法によって模様の転
写を行なうようにしたものである。
【0026】
【作用】請求項1のデザインミラーにおいては、透明な
基板の裏面に形成されて銀鏡部分を成す金属膜が、鏡の
周縁以外にのみ設けられ、かつ模様付きのデザイン部を
成す樹脂膜に覆われている。従って、大気中に該金属膜
が露出して酸化腐食等することがないので、従来行なっ
ていたエッジコーティング等の特別な処理を施すことな
く、該金属膜を保護することが可能となる。
【0027】請求項2のデザインミラーにおいては、請
求項1において金属膜を覆っている樹脂膜を、更に裏打
ち塗装で覆っている。該樹脂膜は本来模様や絵柄付けの
ためのものであって、該樹脂膜を形成するインキ層は隠
蔽力が小さいのが通常である。裏打ち塗装は該樹脂膜を
同系色の塗料で覆って、模様付きのデザイン部の隠蔽力
を増し、併せて鏡裏面側の保護を行なう。
【0028】請求項3のデザインミラー製造方法におい
ては、まず、非鏡面部分を透明な基板上に粘着シート等
でマスキングし、その上で全面に金属膜と裏止め塗膜を
形成する。次いでマスキングを剥がすと、銀鏡部分を形
成する任意の形状の金属膜が該透明基板上に残る。更
に、全面にプライマー処理を施し、その後デザイン部分
の熱転写を行なって前記樹脂膜を該透明基板上に付着さ
せる。最後に該樹脂膜上に裏打ち塗装を施して、本デザ
インミラー製造の全工程が終了する。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。第1図は、本発明の実施例に係るデザイン
ミラーの断面図である。第1図において、ガラス板1は
デザインミラーの基材である。該ガラス板1上の周縁以
外の少なくとも一部に銀鏡部2aが設けられ、該銀鏡部
2a以外の部分が非銀鏡部3aとなっている。
【0030】銀鏡部2aにおいては、ガラス板1の上
に、下から順に金属膜(銀銅メッキ膜)4、裏止め塗膜
5、透明樹脂層(透明樹脂塗膜)6、接着剤層7、印刷
インキ層8、離型剤層9、裏打ち塗膜21が積層されて
おり、該ガラス板1表面より入射された光線を該銀銅メ
ッキ膜4で反射する構成となっている。
【0031】一方、非銀鏡部3aにおいては、ガラス板
1の上に透明樹脂層(透明樹脂塗膜)6、接着剤層7、
印刷インキ層8、離型剤層9、裏打ち塗膜21が、銀鏡
部2aの構成と同様に下から順に積層されている。該印
刷インキ層8は模様や絵柄を顔料インキによって表す層
であり、光線を透過させず併せて反射もしない。また、
接着剤層7、印刷インキ層8、離型剤層9は共に熱転写
フィルム14を構成する要素であって、熱転写フィルム
14から転写されたものである。
【0032】つまり、本実施例のデザインミラーにおい
ては、ガラス板1上の非周縁部に金属膜4が形成されて
いて、該金属膜4を含むガラス板1全面に透明樹脂層
(透明樹脂塗膜)6を介して熱転写フィルム14が転写
されており、更にその上に裏打ち塗膜21が付与されて
いる構成となっている。従って、本実施例では金属膜4
が前記層6、7、8よりなる樹脂膜及び裏打ち塗膜21
によって保護されていて、該デザインミラー周縁部で該
金属膜4は全く露出しない。
【0033】かかる構成の本実施例のデザインミラーの
製造方法について、第2〜7図を参照して説明する。各
図の(a)図は工程の実施内容を示し、(b)図は
(a)図の要部断面図である。
【0034】第2図はマスキング工程を示す。鏡の基板
となる洗浄済のガラス板1の上に粘着シート11を貼り
付け、任意の銀鏡部2aの形状にマスキング材12を切
り抜くか、該マスキング材12の形状に予め切り込みの
入っている粘着シート11を貼り付ける。ガラス板1か
らマスキング材12を引き剥がし、非銀鏡部3aの形状
の粘着シート11はそのまま該ガラス板1に残してお
く。
【0035】第3図は製鏡工程を示す。該ガラス板1上
全面に銀銅メッキ膜4が形成され、更に、該銀銅メッキ
膜4上に裏止め塗膜5が付与される。
【0036】第4図はマスキング剥離工程を示す。ガラ
ス板1から前記マスキング用粘着シート11を引き剥が
す。該粘着シート11下面からは、該ガラス板1表面に
何も付着していない透明ガラス面16が現れる。その他
の部分(粘着シート11で覆われていなかった部分)に
は銀銅メッキ膜4と裏止め塗膜5から成る銀鏡部2aの
形状の金属膜が残留している。
【0037】第5図は透明樹脂塗膜6の吹き付け工程を
示す。該透明樹脂塗膜6は従来と同様にスプレーまたは
カーテンコーター15によってガラス板1全面に塗布さ
れ、塗布後は遠赤ヒータ炉等のドライヤを通過し乾燥さ
れる。
【0038】第6図は転写工程を示す。従来と同様に、
ガラス板1を転写機に投入する。前工程において該ガラ
ス板1全面に透明樹脂塗膜6が塗布されているので、模
様や絵柄などが熱転写フィルム14から該ガラス板1全
面に転写される。
【0039】第7図は裏打ち塗装工程を示す。ガラス板
1に転写された熱転写フィルム14のグラビア印刷によ
るインキ層8は、小さな網点の集合で半透明に近く隠蔽
力が小さいので、模様や絵柄と同系色の塗料で裏打ち塗
装が施される。熱転写フィルム14の離型剤層9は裏打
ち塗膜21に融合し、層間剥離を起こすことが無い様に
適正な材質が選定されている。
【0040】以上詳述した如くして本実施例のデザイン
ミラーは製造される。
【0041】本実施例では、デザインミラー基板として
ガラス板を使用しているが、透明なプラスチック、ある
いはアクリル等の合成樹脂を使用することも可能であ
る。また、上記各材質において色相は透明であれば足
り、無色透明である必要はない。
【0042】なお、鏡体に対する模様・絵柄付け工程に
おいて、熱転写法以外の通常の印刷方法(例えばシルク
トーン印刷等)を使用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明のデザインミラーによれば、透明
な基板の裏面に形成されて銀鏡部分を成す金属膜が、模
様付きのデザイン部を成す樹脂膜と、更に裏打ち塗膜で
覆われている。従って、大気中に該金属膜が露出して酸
化、腐食等することがないので、従来行なっていたエッ
ジコーティング等の特別な処理を施すことなく該金属膜
の保護をすることが可能である。
【0044】また、銀鏡部が比較的、鏡体全体の中央付
近に位置し、周縁部を含まない構成となっており、周縁
部付近の模様のついているデザイン部には金属膜が存在
しないので、寸法合わせのための切り落としを行なって
も金属膜の腐食が生じない。
【0045】本発明のデザインミラーの製造方法によれ
ば、従来の製造方法と比較して単に工程の順序の入れ替
えを行なうに過ぎず、大幅な工程の変更は必要ない。ま
た、その為に既存の設備もそのまま使用できるので、無
駄が省ける。更に、従来方法と比較し複雑なエッジコー
ティング工程が省略され、単純な裏打ち塗装工程が増え
るだけなので、大幅なコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るデザインミラーの断面概要図で
ある。
【図2】本実施例に係るデザインミラーのマスキング工
程を示す概要図である。
【図3】本実施例に係るデザインミラーの製鏡工程を示
す概要図である。
【図4】本実施例に係るデザインミラーのマスキング剥
離工程を示す概要図である。
【図5】本実施例に係るデザインミラーの樹脂吹き付け
工程を示す概要図である。
【図6】本実施例に係るデザインミラーの転写工程を示
す概要図である。
【図7】本実施例に係るデザインミラーの裏打ち塗装工
程を示す概要図である。
【図8】従来例のデザインミラーの断面概要図である。
【図9】従来例のデザインミラーのマスキング工程を示
す概要図である。
【図10】従来例のデザインミラーの樹脂吹き付け工程
を示す概要図である。
【図11】従来例のデザインミラーのマスキング剥離工
程を示す概要図である。
【図12】従来例のデザインミラーの転写工程を示す概
要図である。
【図13】従来例のデザインミラーの製鏡工程を示す概
要図である。
【図14】従来例のデザインミラーのエッジコーティン
グ工程を示す概要図である。
【符号の説明】
1 ガラス板 2,2a 銀鏡部 3,3a 非銀鏡部 4 銀銅メッキ膜 11 粘着シート 12 マスキング材 14 熱転写フィルム 21 裏打ち塗膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基板と、 該基板の裏面のうち周縁以外の少なくとも一部に設けら
    れた金属膜よりなる銀鏡部と、 該基板の裏面のうち該銀鏡部以外の部分に設けられた樹
    脂膜よりなる、模様付きのデザイン部とを有するデザイ
    ンミラーにおいて、 該金属膜は前記銀鏡部のみに設けられており、前記樹脂
    膜は該金属膜を覆っていることを特徴とするデザインミ
    ラー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記金属膜を裏止め
    塗膜が覆っており、前記樹脂膜は該裏止め塗膜を覆って
    おり、且つ該樹脂膜の全体を裏打ち塗膜が覆っているこ
    とを特徴とするデザインミラー。
  3. 【請求項3】 透明な基板の裏面のうち周縁以外の少な
    くとも一部に金属膜をメッキして銀鏡部を形成する工程
    と、 該銀鏡部を覆う裏止め塗膜を形成する工程と、 該裏止め塗膜と、前記基板の裏面のうち銀鏡部以外の部
    分とに樹脂膜を付着させ、該基板裏面の銀鏡部以外の部
    分に模様付きのデザイン部を形成するデザイン部形成工
    程と、 該樹脂膜の全体を覆う裏打ち塗膜を形成する工程と、を
    有するデザインミラーの製造方法であって、 該デザイン部形成工程においては、まず前記樹脂膜を付
    着させるべき面の全てに透明樹脂よりなる下地膜を形成
    するプライマー処理を行ない、次に、この下地膜上に熱
    転写法によって模様の転写を行なうことを特徴とするデ
    ザインミラーの製造方法。
JP8636393A 1993-04-13 1993-04-13 デザインミラー及びその製造方法 Pending JPH06296537A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021006498A (ja) * 2019-06-27 2021-01-21 ヒューマンス カンパニー,リミテッド 両面鏡を含む接合ガラス及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021006498A (ja) * 2019-06-27 2021-01-21 ヒューマンス カンパニー,リミテッド 両面鏡を含む接合ガラス及びその製造方法

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