JPH06294733A - クリームはんだのレオロジー特性測定装置 - Google Patents

クリームはんだのレオロジー特性測定装置

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Publication number
JPH06294733A
JPH06294733A JP5103687A JP10368793A JPH06294733A JP H06294733 A JPH06294733 A JP H06294733A JP 5103687 A JP5103687 A JP 5103687A JP 10368793 A JP10368793 A JP 10368793A JP H06294733 A JPH06294733 A JP H06294733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cream solder
solder
container
pressure
measured
Prior art date
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Pending
Application number
JP5103687A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Matsuoka
太郎 松岡
Etsuko Iwasaki
悦子 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP5103687A priority Critical patent/JPH06294733A/ja
Publication of JPH06294733A publication Critical patent/JPH06294733A/ja
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 クリームはんだ1を入れる容器2と、この容
器の下部に垂直に設けられた円管3と、クリームはんだ
1の加圧装置4と、容器内のクリームはんだの圧力測定
器5と、円管3から押し出される線状クリームはんだ1
aの外径測定器8と、線状クリームはんだ1aのカッタ
ー6と、線状クリームはんだ1aの流速測定器7とから
構成される。 【効果】 円管を通るクリームはんだの圧力Pと体積流
量Qの関係を測定できるので、その関係からクリームは
んだのレオロジー方程式を求めることができ、クリーム
はんだ印刷条件の設定を正確かつ容易に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板への電
子部品の実装などに用いられるクリームはんだのレオロ
ジー特性を測定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板に電子部品を実装する場
合には通常、プリント配線板のパッドにクリームはんだ
をスクリーン印刷により塗布し、その上に電子部品のリ
ードを載せた後、リフロー炉で加熱してパッドとリード
をはんだ付けしている。
【0003】プリント配線板にクリームはんだを良好に
印刷するためには、パッドの大きさ等に応じて最適な印
刷条件を設定することが重要であり、そのためには使用
するクリームはんだのレオロジー特性を予め把握してお
く必要がある。このため従来は、スパイラルポンプの原
理を応用した粘度測定装置を用いて、クリームはんだの
粘度を測定し、その値を印刷条件設定の目安としてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の測定装置
ではクリームはんだの粘度しか測定できず、印刷で問題
となるクリームはんだのレオロジー方程式を決定するこ
とができない。本発明の目的は、上記のような従来技術
の問題点に鑑み、クリームはんだのレオロジー方程式を
求めることが可能なクリームはんだのレオロジー特性測
定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のレオロジー特性測定装置は、クリームはんだを
入れる容器と、この容器の下部に垂直に設けられたクリ
ームはんだ流通用の円管と、容器内のクリームはんだに
圧力を加える加圧手段と、容器内のクリームはんだの圧
力を測定する圧力測定手段と、円管を通して押し出され
るクリームはんだの外径を測定する外径測定手段と、円
管を通して押し出されるクリームはんだの流速を測定す
る流速測定手段とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】この装置は毛管粘度計に類するものであるが、
クリームはんだが円管内を流動するときの、円管の入口
側と出口側の圧力差ΔPと、クリームはんだの体積流量
Qとの関係を測定し、その結果からクリームはんだのレ
オロジー方程式を求めるものである。
【0007】円管の入口側と出口側の圧力差ΔPは、出
口側が大気圧であるから、容器内のクリームはんだの圧
力(いわゆるゲージ圧)Pを測定することにより得るこ
とができる。クリームはんだの圧力Pは加圧手段により
任意の値に設定することが可能である。また円管内を流
動するクリームはんだの体積流量Qは、円管から押し出
されるクリームはんだの外径Dと流速Vを測定すれば、
次式で求めることができる。
【0008】
【数1】Q=(π/4)D2 ・V
【0009】圧力Pと体積流量Qの関係がわかれば、n
値が求まり、それぞれの圧力Pにおける、ズリ応力τ、
ズリ速度γ、粘度ηが求まるから、レオロジー方程式を
決定できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例に係るクリームは
んだのレオロジー特性測定装置を示す。図において、1
はクリームはんだ、2はクリームはんだ1を入れる容
器、3は容器2の下端に垂直に設けられたクリームはん
だ流通用の円管、4は容器2内のクリームはんだ1を加
圧する加圧装置、5は容器2内のクリームはんだ1の圧
力を測定する圧力測定器、6は円管3から押し出された
線状クリームはんだ1aを切断するカッター、7は円管
3から押し出された線状クリームはんだ1aの流速測定
器、8は円管3から押し出された線状クリームはんだ1
aの外径測定器である。
【0011】円管3の内径2Rと長さLは一定であり、
実施例ではR=0.075 cm、L=3.0cmに設定した。加圧
装置4は容器2内に圧縮空気を送り込むコンプレッサー
と圧力調整弁などからなり、容器2内の圧力を任意の値
に設定可能である。なお加圧装置は容器内にスライド嵌
合するピストンなどで構成することもできる。
【0012】圧力測定器5はロードセルなどで構成され
る。カッター6は走行する線状クリームはんだ1aを瞬
時に切断する必要があるので、アクチュエーター又は回
転機構により切断動作を瞬間的に行えるもので構成され
る。
【0013】流速測定器7は、図2に示すように、カッ
ター6で切断された線状クリームはんだ1aの先端が通
過する時刻を、上下に一定の間隔Hをおいて配置された
第一の光電センサー7Aと第二の光電センサー7Bで検
出し、その時間差Tを測定して、H/Tの値からから流
速Vを求めるものである。流速測定器7としてはこれ以
外にも例えばレーザードップラー効果などを応用した非
接触型の速度測定器を用いることもでき、この場合はカ
ッター6を省略することも可能である。外径測定器8は
レーザー光線などを用いた通常の非接触型の外径測定器
である。
【0014】次にこの装置を用いてクリームはんだのレ
オロジー特性を測定した例を説明する。容器2に入れた
クリームはんだ1を加圧装置4により一定の圧力で加圧
し、円管3を通して押し出す。押し出される線状クリー
ムはんだ1aをカッターで切断し、その先端が第一の光
電センサー7Aと第二の光電センサー7B間(距離H)
を通過する時間Tを測定し、次式により体積流量Qを求
める。
【0015】
【数2】Q=(π/4)D2 ・(H/T)
【0016】このような測定を圧力を変えて数回行い、
圧力Pと体積流量Qの関係を求めると、表1のようにな
る。
【0017】
【表1】
【0018】圧力Pと体積流量Qの関係を対数グラフに
プロットすると図3のようになり、この傾きよりn値を
求める。するとn=0.561 となる。また圧力Pの値よ
り、次式によりズリ応力τを求めると表1のようにな
る。
【0019】
【数3】τ=R・ΔP/2L
【0020】次に体積流量Qの値とn値より、次式によ
りズリ速度γを求めると表1のようになる。
【0021】
【数4】γ={(3n+1)/n}・(Q/πR3
【0022】次にズリ応力τとズリ速度γの値より、次
式により粘度ηを求めると表1のようになる。
【0023】
【数5】η=τ/γ
【0024】以上の結果から、このクリームはんだのレ
オロジー方程式を求めると次のようになる。例えば流量
0.0048(cm3 /sec)におけるγドットおよびηは、γド
ット=17.4、η=1108であるから、η0 の値は次のよう
にして求められる。
【0025】
【数6】
【0026】標準ズリ速度γ0 ドット=1 sec-1とする
と次式が得られる。
【0027】
【数7】
【0028】したがってレオロジー方程式は次式のよう
に決定できる。
【0029】
【数8】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の測定装置を
使用すると、円管を通るクリームはんだの圧力と体積流
量の関係を測定できるので、その関係からクリームはん
だのレオロジー方程式を求めることができ、クリームは
んだ印刷条件の設定を正確かつ容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るクリームはんだのレ
オロジー特性測定装置を示す断面図。
【図2】 図1の装置における流速測定器の動作説明
図。
【図3】 図1の装置で測定したクリームはんだの圧力
差ΔPと体積流量Qの関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1:クリームはんだ 2:容器 3:円管 4:加圧装置 5:圧力測定器 6:カッター 7:流速測定器 8:外径測定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリームはんだを入れる容器と、この容器
    の下部に垂直に設けられたクリームはんだ流通用の円管
    と、容器内のクリームはんだに圧力を加える加圧手段
    と、容器内のクリームはんだの圧力を測定する圧力測定
    手段と、円管を通して押し出されるクリームはんだの外
    径を測定する外径測定手段と、円管を通して押し出され
    るクリームはんだの流速を測定する流速測定手段とを備
    えていることを特徴とするクリームはんだのレオロジー
    特性測定装置。
JP5103687A 1993-04-07 1993-04-07 クリームはんだのレオロジー特性測定装置 Pending JPH06294733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5103687A JPH06294733A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 クリームはんだのレオロジー特性測定装置

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JP5103687A JPH06294733A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 クリームはんだのレオロジー特性測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06294733A true JPH06294733A (ja) 1994-10-21

Family

ID=14360694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5103687A Pending JPH06294733A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 クリームはんだのレオロジー特性測定装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06294733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013180245A1 (ja) * 2012-05-31 2016-01-21 天竜精機株式会社 粘度計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2013180245A1 (ja) * 2012-05-31 2016-01-21 天竜精機株式会社 粘度計

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