JPH06291869A - コンセントユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷制御装置の発生する制御信号の内容に応
じて制御される信号制御型負荷を制御する電話制御シス
テムにおいて、電源供給のオンオフに応じて制御される
電源制御型負荷の制御をも可能にするコンセントユニッ
トを提供する。 【構成】 電源制御型負荷２のコンセントプラグ２ａが
電気的接続されるコンセント１ａと、前記接続ケーブル
５のＨＡコネクタジャック４がコネクタ接続され且つ受
信端子Ｃおよび送信端子Ｍとから成るＨＡコネクタジャ
ック１ｄと、前記コンセント１ａへの電源供給をオンオ
フ制御する常開接点１６および該常開接点１６を駆動制
御する駆動部１４と、前記コンセント１ａへの電源供給
状態を検出する検出部１５と、前記受信端子Ｃを介して
前記負荷制御装置６より受信した前記制御信号の内容に
応じて前記電源供給制御手段などを制御する制御ＣＰＵ
１３と、を主に具備して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、外出先の電話機の操作
により屋内の負荷を遠隔制御する電話制御システムに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の電話制御システムの一例として、
図４に示すようなものが知られている。該電話制御シス
テムは、主に、保安器や切分け器１２や屋内電話器１
１，１１が接続される電話用コネクタ１０，１０などを
介して電話局９に回線接続された負荷制御装置６と、該
負荷制御装置６の発生する制御信号の内容に応じて制御
される信号制御型負荷３（例えばエアコンなどのＣＰＵ
制御により動作する負荷で、電源のオンオフだけでは動
作制御出来ない負荷）と、を具備して成っている。前記
負荷制御装置６と前記信号制御負荷３とは、送信用伝送
線および受信用伝送線から成る２系統の伝送線により電
気的接続され、２系統の伝送線を介して前記負荷制御装
置６に接続されたインターフェースユニット７を介し
て、２系統の伝送線（図示せず）から成る接続ケーブル
５により電気的接続される。該接続ケーブル５の両端に
は、ＨＡコネクタプラグ４，４が設けられていると共
に、前記信号制御型負荷３および前記インターフェース
ユニット７には、それぞれ前記ＨＡコネクタプラグ４，
４を接続するＨＡコネクタジャック（図示せず）が設け
られている。前記ＨＡコネクタプラグ４および前記ＨＡ
コネクタジャックは、送信端子と受信端子（両者ともに
図示せず）とから構成され、現在は、ＪＥＭ−Ａ規格に
準拠したものが主に用いられている。

【０００３】前記負荷制御装置６は、外出先（屋外）の
プッシュ式電話機８から送られてくる操作信号の内容に
応じた制御信号を発生し、該制御信号により前記信号制
御型負荷３を制御するようになっている。例えば、前記
プッシュ式電話機８においてプッシュボタン「＃」が押
された場合には、前記負荷制御装置６は、プッシュボタ
ン「＃」に対応した制御信号を、前記送信用伝送線を介
して前記信号制御負荷３に送信すると共に、前記信号制
御負荷３は、該制御信号を受信して自己をオン状態また
はオフ状態にする。又、例えば、前記プッシュ式電話機
８においてプッシュボタン「１」が押された場合には、
前記負荷制御装置６は、プッシュボタン「１」に対応し
た制御信号を前記送信用伝送線を介して前記信号制御負
荷３に送信すると共に、前記信号制御負荷３は、該制御
信号を受信して、現時の自己の状態（オン状態またはオ
フ状態）をデータ信号として、前記受信用伝送線を介し
て前記負荷制御装置６に返信し、該負荷制御装置６は、
該データ信号を前記プッシュ式電話機８に音声信号とし
て返信するようになっている。他にも、前記プッシュ式
電話機８の操作により前記信号制御負荷３を様々に制御
することが出来る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】然しながら、前述した
従来例の電話制御システムにおいては、負荷制御装置６
の発生する制御信号の内容に応じて制御される例えばエ
アコンなどの信号制御型負荷３しか制御できず、電源供
給のオンオフに応じて制御される電源制御型負荷、たと
えば照明負荷やホットカーペットやこたつなどを制御す
ることが出来なかった。尚、前記電源制御型負荷を外出
先（屋外）のプッシュ式電話機８から遠隔制御するよう
な電話制御システムも従来から知られているが、そのよ
うな電話制御システムは前記信号制御型負荷３を制御す
ることが出来ないものである。

【０００５】本発明は上記問題点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、負荷制御装置の発生
する制御信号の内容に応じて制御される信号制御型負荷
を制御する電話制御システムにおいて、電源供給のオン
オフに応じて制御される電源制御型負荷の制御をも可能
にするコンセントユニットを提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、外出先の電話機からの操作信号の
内容に応じた制御信号を発生する負荷制御装置であっ
て、該制御信号の内容に応じて制御される信号制御型負
荷を制御するようにした該負荷制御装置、に接続する２
系統の伝送線それぞれが接続される受信端子および送信
端子を具備するコンセントユニットであって、電源供給
のオンオフに応じて制御される電源制御型負荷のコンセ
ントプラグが電気的接続されるコンセントと、前記受信
端子を介して前記負荷制御装置より受信する前記制御信
号の内容に応じて前記コンセントへの電源供給を制御す
る電源供給制御手段と、前記コンセントへの電源供給状
態を検出する検出部と、を具備し、前記検出部の検出デ
ータ信号を前記送信端子を介して出力するようにしたこ
とを特徴とするコンセントユニットである。

【０００７】

【作用】本発明のコンセントユニットを、負荷制御装置
の発生する制御信号の内容に応じて制御される信号制御
型負荷を制御する電話制御システムに組み込めば、前記
信号制御型負荷の制御のみならず、電源供給のオンオフ
に応じて制御される電源制御型負荷の制御をも可能とな
る。

【０００８】

【実施例】以下に本発明を、その実施例を示す図面に基
づいて説明する。

【０００９】図２は、本発明一実施例のコンセントユニ
ット１を示す外観正面図（ａ）および側方図（ｂ）であ
り、図１は、該コンセントユニット１を示すブロック図
である。又、図３は、該コンセントユニット１を組み込
んだ電話制御システムを示すシステム図である。

【００１０】該コンセントユニット１は、従来例に示し
たような、前記負荷制御装置６の発生する制御信号の内
容に応じて制御される信号制御型負荷３を制御する電話
制御システムに組み込むことが出来るものであって、該
電話制御システムにおいて、外出先（屋外）のプッシュ
式電話機８の操作により、電源供給のオンオフに応じて
制御されるたとえば照明負荷やホットカーペットやこた
つなどの電源制御型負荷を制御出来るようにするもので
ある。該コンセントユニット１は、図３に示すように、
従来例に示した電話制御システムの前記インターフェー
スユニット７に、前記接続ケーブル５を介して接続され
る。又、該コンセントユニット１は、図２に示すよう
に、壁などの取付け材に埋め込み固定するようになって
おり、前記取付け材に捻子固定するための取付け枠やハ
ウジングなどを有して構成されている。

【００１１】該コンセントユニット１は、電源制御型負
荷２のコンセントプラグ２ａが電気的接続されるコンセ
ント１ａと、前記接続ケーブル５のＨＡコネクタジャッ
ク４がコネクタ接続され且つ受信端子Ｃおよび送信端子
Ｍとから成る前記ＨＡコネクタジャック１ｄ（例えばＪ
ＥＭ−Ａ規格準拠型）と、前記受信端子Ｃを介して前記
負荷制御装置６からの制御信号を受信する受信部１１
と、前記コンセント１ａへの電源供給をオンオフ制御す
る電源供給制御手段、即ち、高容量リレーなどを構成す
る常開接点１６および該常開接点１６を駆動制御する駆
動部１４と、前記コンセント１ａへの電源供給状態を検
出する検出部１５と、前記検出部１５の検出状態を示す
検出データ信号を前記送信端子Ｍを介して送信出力する
送信部１２と、前記受信端子Ｃを介して前記負荷制御装
置６より受信した前記制御信号の内容に応じて前記電源
供給制御手段や前記送信部１２などを制御する制御ＣＰ
Ｕ１３と、を主に具備して成っている。又、該コンセン
トユニット１には、１００Ｖ交流電源１９が接続される
電源端子１８，１８を有し、該電源端子１８と前記コン
セント１ａとは、前記常開接点１６を介して接続されて
いる。

【００１２】１７は電源回路から成る電源部であり、該
コンセントユニット１を構成する各部に電源を供給す
る。又、１ｃを発光ダイオードなどから成る表示部であ
り、前記コンセント１ａに電源が供給されているときに
点灯するようになっている。

【００１３】上記各部は、回路としてプリント基板上に
形成する。前記検出部１５は、前記コンセント１ａに印
加される電圧または電流を検出して、その検出状態を検
出データ信号として前記制御ＣＰＵ１５に出力する。該
制御ＣＰＵ１３は該検出データ信号を解析して前記送信
部１２に出力する。

【００１４】前記受信端子Ｃは、２つの端子Ｃ１，Ｃ２
からなっており、該端子Ｃ１，Ｃ２それぞれを、”Ｈ”
信号または”Ｌ”信号で組み合わせることにより、異な
る制御信号を受信することが出来る。又、前記送信端子
Ｍも同様に、２つの端子Ｍ１，Ｍ２からなっており、該
端子Ｍ１，Ｍ２それぞれを、”Ｈ”信号または”Ｌ”信
号で組み合わせることにより、異なる検出データ信号を
送信することが出来る。

【００１５】前記制御ＣＰＵ１３は、前記負荷制御装置
６からの制御信号を解析し、各部を適宜に制御する。例
えば、前記プッシュ式電話機８においてプッシュボタン
「１」が押された場合、前記負荷制御装置６は、プッシ
ュボタン「１」に対応した制御信号を発生するが、その
とき、前記制御ＣＰＵ１３は、前記受信部１１を介して
該制御信号を入力することにより前記送信部１２を駆動
制御し、このとき、該送信部１２は、入力している検出
データ信号を前記送信端子Ｍを介して出力する。

【００１６】又、例えば、前記プッシュ式電話機８にお
いてプッシュボタン「＃」が押された場合、前記負荷制
御装置６は、プッシュボタン「＃」に対応した制御信号
を発生するが、そのとき、前記制御ＣＰＵ１３は、受信
部１１を介して該制御信号を入力することにより前記駆
動部１を制御する。該駆動部１４は、前記常開接点１６
を反転制御するようになっている。即ち、該駆動部１４
は、前記常開接点１６が閉成状態のときには、該常開接
点１６を開成復帰制御してコンセント１ａへの電源供給
を遮断させ、逆に、前記常開接点１６が開成状態のとき
には、該常開接点１６を閉成動作制御してコンセント１
ａへ電源を供給させるようになっている。前記常開接点
１６の開閉状態は、前記検出部１５により検出出来る。

【００１７】又、該コンセントユニット１には、手動操
作用のスイッチ１６が設けられており、前記制御ＣＰＵ
１３は、前記スイッチ１６の操作信号を受けて前記駆動
部１４を駆動制御する。故に、制御信号による制御と同
様、該スイッチ１６の手動操作により、コンセント１ａ
への電源供給をオンオフ制御出来る。

【００１８】無論、該コンセント１ａに接続された電源
制御型負荷２は、コンセント１ａへの電源供給の有無に
より動作制御されることになる。

【００１９】又、該制御ＣＰＵ１３は、前記検出データ
信号に基づいて前記表示部１ｃを制御する。即ち、前記
検出部１５がコンセント１ａへの電源供給を検出してい
る場合には、前記表示部１ｃを点灯状態に制御し、前記
検出部１５がコンセント１ａへの電源供給を検出してい
ない場合には、前記表示部１ｃを消灯状態に制御する。

【００２０】尚、本実施例において、前記検出部１５
を、前記コンセント１ａに印加される電圧または電流を
検出するようにせずとも、前記常開接点１６や前記駆動
部１４の状態を検出するような構成にしてもよい。

【００２１】ところで、前記電話制御ユニットにおいて
前記信号制御型負荷３と前記電源制御型負荷２との両方
を制御するようにする場合、図３に示すように、複数の
インターフェースユニット７，７を前記負荷制御装置７
に接続する。これにより、複数の負荷を同時制御するこ
とができるが、各負荷を個別に制御したい場合には、例
えば、各インターフェースユニット７，７に固有アドレ
スを設定して、外出先（屋外）の電話機８により制御し
たい負荷の接続されたインターフェースユニット７のア
ドレスを指定するようにして、指定した固有アドレスを
有するインターフェースユニット７と前記負荷制御装置
６との間で制御信号や検出データ信号の送受信を行うよ
うにしてもよい。

【００２２】尚、前記電話制御システムは、こたつやア
イロンなどの火災の原因となる電源制御型負荷のオンオ
フ制御や確認が外出先から出来るので、防災面において
も非常に有効である。

【００２３】

【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、負
荷制御装置の発生する制御信号の内容に応じて制御され
る信号制御型負荷を制御する電話制御システムにおい
て、前記信号制御型負荷の制御のみならず、電源供給の
オンオフに応じて制御される電源制御型負荷の制御をも
可能となり、多種類の負荷が制御可能な汎用性に優れた
電話制御システムが構成出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明一実施例のコンセントユニット１を示す
ブロック図。

【図２】本発明一実施例のコンセントユニット１を示す
外観正面図（ａ）および側方図（ｂ）。

【図３】本発明一実施例のコンセントユニット１を組み
込んだ電話制御システムを示すシステム図。

【図４】従来の電話制御システムの一例を示すシステム
図。

【符号の説明】

１ コンセントユニット １ａ コンセント １ｂ スイッチ １ｃ 表示部 １ｄ ＨＡコネクタジャック ２ 電源制御型負荷 ２ａ コンセントプラグ ３ 信号制御型負荷 ４ ＨＡコネクタプラグ ６ 負荷制御装置 １３ 制御ＣＰＵ １４ 駆動部 １５ 検出部 １６ 常開接点 Ｃ 受信端子 Ｍ 送信端子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外出先の電話機からの操作信号の内容に
   応じた制御信号を発生する負荷制御装置であって、該制
   御信号の内容に応じて制御される信号制御型負荷を制御
   するようにした該負荷制御装置、に接続する２系統の伝
   送線それぞれが接続される受信端子および送信端子を具
   備するコンセントユニットであって、 電源供給のオンオフに応じて制御される電源制御型負荷
   のコンセントプラグが電気的接続されるコンセントと、
   前記受信端子を介して前記負荷制御装置より受信する前
   記制御信号の内容に応じて前記コンセントへの電源供給
   を制御する電源供給制御手段と、前記コンセントへの電
   源供給状態を検出する検出部と、を具備し、前記検出部
   の検出データ信号を前記送信端子を介して出力するよう
   にしたことを特徴とするコンセントユニット。