JPH06291577A - オーディオ増幅装置 - Google Patents

オーディオ増幅装置

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JPH06291577A
JPH06291577A JP2260694A JP2260694A JPH06291577A JP H06291577 A JPH06291577 A JP H06291577A JP 2260694 A JP2260694 A JP 2260694A JP 2260694 A JP2260694 A JP 2260694A JP H06291577 A JPH06291577 A JP H06291577A
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signal
transformer
audio
stage
audio signal
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JP2260694A
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English (en)
Inventor
Jan A M Janssens
アルベルト マリア ヤンセンス ヤン
Frank C H Daems
カシミール ヘレン ダムス フランク
Eise C Dijkmans
カレル デイクマンス アイス
Den Homberg Johannes A T M Van
アルデホンダ テオドラ マリア ファン デン ホムベルフ ヨハネス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/52Circuit arrangements for protecting such amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変成器の破壊を生ずることなく高出力電力を
供給しうるオーディオ増幅装置を提供することにある。 【構成】 オーディオ信号を受信するオーディオ信号入
力端子5と、受信オーディオ信号の信号強度をその周波
数範囲の少なくとも一部分に対し制御する第1信号処理
段7と、この第1信号処理段で制御されたオーディオ信
号を増幅する出力増幅段11と、主電源電圧に接続しう
る一次側およびAC/DCコンバータ4に接続された二
次側を有する変成器1とを少なくとも具え、このコンバ
ータが出力増幅段に電源電圧を供給する。更に、前記変
成器の電力負荷に関する検出信号を発生する検出回路1
4と、この検出信号に応答して、前記変成器の電力負荷
により生じた温度上昇が所定の基準値を越えるか否かを
決定する分析回路15を具える。この分析回路は、前記
基準値の超過が決定された場合に、受信オーディオ信号
の信号強度を少なくとも前記周波数範囲部分に対し減少
させる制御手段を具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ信号を受信
するオーディオ信号入力端子と、受信オーディオ信号の
信号強度をその周波数範囲の少なくとも一部分に対し制
御する第1信号処理段と、この第1信号処理段で制御さ
れたオーディオ信号を増幅する出力増幅段と、主電源電
圧に接続しうる一次側およびAC/DCコンバータに接
続された二次側を有する変成器とを少なくとも具え、こ
のコンバータの出力端子を少なくとも前記出力増幅段に
接続してこの出力増幅段に電源電圧を供給するようにし
たオーディオ増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このタイプの増幅装置は広く知られてい
る。このオーディオ増幅装置により長時間にわたって供
給しうる出力電力の大きさは、使用する変成器の負荷容
量により主として決まる。また、変成器の所定の電力負
荷に対し、使用する変成器の負荷容量を大きくすればす
るほどその温度は低い値で安定する。変成器の温度が長
時間の高出力電力動作の場合にも最大許容温度以上に増
大しないようにするために、一般に変成器は長時間にわ
たって所望の電力を供給するのに十分な大きさのものを
選択する。オーディオ増幅装置の出力電力、従って変成
器の電力負荷は幾つかの変化する環境因子、例えば再生
トラックのダイナミックレンジ、使用するスピーカのイ
ンピーダンス、設定された音量に強く依存する。極端な
場合にはこれらの環境因子が変成器の温度を許容限界値
以上に上昇させて変成器を壊してしまことがありうる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、変成
器の破壊を生ずることなく高出力電力を供給しうるオー
ディオ増幅装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的のた
めに、頭書に記載したオーディオ増幅装置において、変
成器の電力負荷に関する検出信号を発生する検出回路
と、この検出信号に応答して、変成器の電力負荷により
生じた温度上昇が所定の基準値を越えるか否かを決定す
る分析回路とを具え、この分析回路が、前記基準値の超
過が決定された場合に、受信オーディオ信号の信号強度
を少なくとも前記周波数範囲部分に対し減少させる制御
手段を具えていることを特徴とする。
【0005】本発明は、変成器の温度は変成器の最近の
電力負荷状態により主として決まるという認識に基づく
ものである。この電力負荷に関する検出信号に基づい
て、変成器の温度が高くなりすぎようとしているかの指
示を得ることができる、次いで信号強度を減少させるこ
とにより変成器の電力負荷を減少させることができる。
その結果として、最大許容温度の実際の超過が避けられ
る。
【0006】従って、本発明装置は変成器の温度が許容
しうる間だけ高電力の供給を許すものである。このこと
は、所定の最大出力電力の出力増幅段に対し比較的小さ
な変成器で十分であることを意味する。本発明装置で
は、出力増幅段の出力電力は稀にしか起きない極端な状
態(従来の装置ではこの状態のために高電力負荷に対処
しうる変成器を必要とする)のときに制御されるだけで
あり、通常の動作状態では出力電力は制御されない。
【0007】変成器の一次側に供給される電力を変成器
の電力負荷の測定値として取り出すことができる。ま
た、変成器の二次側で変成器から引き出される電力を電
力負荷の測定値として取り出すこともできる。検出が簡
単で好適な測定値はAC/DCコンバータから出力増幅
段により引き出される電力である。電力負荷を減少させ
るために信号強度を減少させる場合、オーディオ信号の
低トーンを表す信号成分の信号強度を減少させれば十分
である。これは、低トーンの再生に必要とされる電力が
高トーンの再生に必要とされる電力と比較して大きいた
めである。しかし、低周波数成分を減少させる代わり
に、オーディオ信号の信号強度をその全オーディオスペ
クトルにわたって減少させることもできる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を実施例につき
説明する。図1は本発明オーディオ増幅装置の一実施例
を示す。図中5はオーディオ信号受信用のオーディオ信
号入力端子である。オーディオ信号入力端子5は信号処
理段7に接続する。信号処理段7は入力端子5に受信さ
れたオーディオ信号の信号強度を制御する慣例のタイプ
のものとする。その制御の度合いはセット入力端子8に
供給しうるセット信号Vinsにより設定することがで
きる。この制御は全オーディオ信号スペクトル範囲内の
全信号成分の信号強度を制御する音量制御とすることが
できる。しかし、この制御はオーディオスペクトル範囲
の一部分に対し信号強度を制御するいわゆる音質制御と
することもできる。処理段7で制御されたオーディオ信
号は信号ライン9を経て出力増幅段11に供給される。
出力増幅段11は供給されたオーディオ信号を増幅し、
出力端子20からスピーカボックス13内の電気音響変
換器12aおよび12bに供給する慣例のタイプのもの
とする。
【0009】更に、図1中の1は一次捲線2および二次
捲線3を具える変成器を示す。一次捲線2は端子4aお
よび5aを経てAC回路網、例えば220V、50Hz
のAC回路網に接続することができる。二次捲線3は出
力増幅段11に電源電圧を供給する慣例のAC/DCコ
ンバータ4に接続する。
【0010】このオーディオ増幅装置は更に変成器1の
電力負荷に関する検出信号を発生する検出回路を具え
る。図2に示す実施例では、この検出回路はAC/DC
コンバータ4から出力増幅段11により引き出された電
力を表す検出信号を取り出す検出回路14を具える。一
般に、コンバータ4は、出力増幅段11に電力を供給す
るのに加えて、オーディオ増幅装置の他の回路にも電力
を供給する。しかし、他の回路によりコンバータ4から
引き出される電力は出力増幅段11により引き出される
電力に比較して無視しうるほど小さい。コンバータ4か
ら出力増幅段11により引き出される電力はコンバータ
4により供給される電力を表し、従って変成器の電力負
荷も表す(電力負荷とはここでは変成器によりその一時
側から二次側に伝達される電力を意味する)。
【0011】変成器1で消費されるエネルギーはその電
力負荷によりほとんど決まる。従って、この電力消費に
より生ずる温度上昇はこの電力負荷から推定することが
できる。図1に示す実施例では、コンバータ4から出力
増幅段11により引き出される電力をこの電力負荷を表
す目安として検出している。当業者であれば、変成器の
一次側で引き出される電力又は変成器の二次側に供給さ
れる電力を測定することにより電力負荷を表す信号を得
ることができること明らかである。
【0012】検出信号を適切に分析することにより変成
器の温度が高くなりすぎそうか否かを知ることができ
る。この分析を行う分析回路が図1に15で示されてい
る。分析回路15の種々の実施例を後に説明する。分析
回路15により実行される分析に基づいて、変成器1の
温度が高くなりすぎそうな場合には、分析回路15がセ
ット入力端子8を経てセット信号Vinsを処理段7に
供給して、信号ライン9を経て出力増幅段11に供給さ
れるオーディオ信号の信号強度をオーディオスペクトル
の少なくとも一部分に対し減少させる。その結果とし
て、コンバータ4から出力増幅段11により引き出され
る電力が小さくなり、従って変成器1で消費される電力
も小さくなる。これにより変成器の温度が低い最終値に
下がり、最大許容変成器温度の超過が避けられる。
【0013】図2は出力増幅段11の一実施例と検出回
路14の一実施例との組み合わせを示す。出力増幅段1
1はいわゆるG級増幅器である。このようなG級増幅器
の力力段はNPN電力トランジスタ24,25とエミッ
タ抵抗26の第1直列接続を具える。この出力段は更に
PNP電力トランジスタ30,31とエミッタ抵抗32
の第2直列接続を具える。トランジスタ25のエミッタ
をエミッタ抵抗26を経て出力端子20に接続する。ト
ランジスタ25のコレクタをトランジスタ24のエミッ
タに接続する。トランジスタ24のエミッタとトランジ
スタ25のコレクタとの接続点を、コンバータ4により
供給される比較的小さい正の電源電圧+Vlを有する電
源端子29に接続する。トランジスタ24のコレクタ
を、測定抵抗27を経て、同様にコンバータ4により供
給される比較的大きな正の電源電圧+Vhを有する電源
端子28に接続する。
【0014】トランジスタ30のエミッタをエミッタ抵
抗32を経て出力端子20に接続する。トランジスタ3
0のコレクタをトランジスタ31のエミッタに接続す
る。トランジスタ31のエミッタとトランジスタ30の
コレクタとの接続点をコンバータ4により供給される比
較的小さい負の電源電圧−Vlを有する電源端子33に
接続する。トランジスタ31のコレクタを、測定抵抗3
4を経て、同様にコンバータ4により供給される比較的
大きい負の電源電圧−Vhを有する電源端子35に接続
する。トランジスタ24,25,30,31のベースを
慣例の駆動回路36に接続する。この駆動回路36はG
級増幅器の電力トランジスタを駆動するのに慣用されて
いるタイプのものとする。このような駆動回路を使用す
ると、信号ライン9上の受信オーディオ信号が低い信号
強度を有する場合にはトランジスタ24及び31が非導
通状態に維持され、出力電流はトランジスタ25及び3
0のみにより出力端子20に供給される。電源電圧+V
lおよび−Vlを越える高い信号強度のオーディオ信号
に対しては、出力端子20への出力電流は4つの電力ト
ランジスタ24,25,30および31のすべてにより
供給される。電力トランジスタ24,25,30,およ
び31のこの駆動方法は本発明の一部を成すものでな
く、本発明はこれに限定されるものではない。
【0015】測定抵抗27及び34は検出回路14の一
部を構成する。測定抵抗27の両端を測定回路37に接
続する。測定回路37は、測定抵抗27の両端間の電圧
降下を表す、従って測定抵抗27を流れる電流を表す測
定信号Vm+を発生する慣例のタイプのものとする。測
定抵抗34の両端を測定回路38に接続し、この回路は
測定回路37と同様にして測定抵抗34を流れる電流を
表す測定信号Vm−を発生する。測定信号Vm+および
Vm−を加算回路39により加算する。測定信号Vm+
およびVm−の和を表す検出電圧Vmsからなる検出信
号が加算回路39によりライン40に供給される。
【0016】電源電圧−Vhおよび+Vhは等しい大き
さであるため、検出電圧Vmsにより表される測定抵抗
27及び34を流れる電流の和はコンバータ4から引き
出される電力の目安となる。トランジスタ24及び31
がターンオンする大きな信号強度のオーディオ信号に対
しては、検出電圧Vmsはコンバータ4から出力増幅段
11により引き出される総電力を表す。
【0017】トランジスタ24及び31がターンオンし
ない小信号強度に対しては、測定抵抗を流れる電流は零
になる。この場合には検出信号Vmsはもはやコンバー
タ4から引き出される電力を示さない。しかし、オーデ
ィオ信号がトランジスタ25及び31をターンオンしな
い小信号強度の場合には、コンバータ4から引き出され
る電力はかなり低い。このような低電力レベルの場合に
は変成器1の電力消費もかなり低いので、このような低
電力は変成器1の温度にかなり小さな影響を与えるのみ
である。このことは、変成器温度が高くなりすぎるか否
かの分析についてはコンバータ4からトランジスタ24
及び31により引き出される電力値を知れば十分である
ことを意味する。
【0018】上述した出力増幅段の実施例はいわゆるG
級増幅器である。当業者であれば、本発明はこのクラス
の増幅器に限定されるものでなく、他のクラスの増幅器
にも等しく適用しうるものであること明らかである。
【0019】図3は処理段7の一実施例と分析回路15
の一実施例との組み合わせを示す。処理段7は慣例のタ
イプの音量制御手段を具える。この音量制御手段はその
利得を可制御抵抗51により調整しうる増幅器を具え
る。可制御抵抗51はオーディオ増幅装置の操作パネル
上の回転音量制御部に機械的に結合されている。この実
施例では音量制御部は更に電気モータ53に機械的に結
合されている。このモータの制御、従って増幅器50の
利得はモータ制御回路54により調整することができ
る。使用するモータ制御回路は、制御入力端子55を経
て受信される制御信号に応答してモータの位置を所定の
方向にステップ変化させる慣例のタイプのものとするこ
とができる。
【0020】図3に示す分析回路15は検出信号Vms
を関連する検出電流Imsに変換する電圧−電流変換器
56を具える。検出電流は抵抗58が並列に接続された
キャパシタ57に供給する。キャパシタ57の両端間の
電圧Vmsgは検出電圧Vmsの平均値に相当する。電
圧−電流変換器56、キャパシタ57および抵抗58の
組み合わせは実際上検出電圧Vmsに対する低域通過フ
ィルタを構成する。従って、当業者であれば、検出電圧
の平均値を決定するのに他の種々の低域フィルタを使用
しうること明らかである。電圧Vmsgは比較器59に
より基準電圧Urefと比較される。この比較回路59
は、電圧Vmsgが基準電圧Urefを越えたか否かを
表す2進出力信号Vcompを発生する。この電圧Vc
ompは、例えばマイクロプロッサからなるプログラム
制御回路60に供給される。この制御回路は変成器1の
温度が高くなりすぎようとしているか否かを決定する他
の分析を実行する適切なプログラムを具えている。
【0021】この適切なプログラムのフローチャートを
図4に示す。このプログラムはステップS1において出
力信号Vcompの値を書き込む。次に、ステップS2
において、書き込まれた信号値に基づいて、電圧Vms
gが基準電圧Urefを越えたか否か決定する。越えた
場合には、コンバータ4から出力増幅段11により引き
出された電力が基準電圧により決定された限界値を越え
たことを意味し、これは変成器1の電力消費が所定値に
達したことを示す。Urefの値は、この基準電圧によ
り決められた電力がコンバータからかなり長い時間にわ
たって引き出される場合に変成器の温度がその最大許容
レベルに達しないように選択する。ステップS2におい
て、VmsgがUrefより低いことが検出されると、
再度ステップS1が実行される。しかし、ステップS2
において、一旦VmsgがUrefを越えたことが検出
されると、ステップS3に進む。ステップS3において
は、時間インターバルT1にわたって等間隔の瞬時、例
えば12分間にわたって4秒間隔の瞬時に電圧Vmsg
が基準電圧Urefを越えたか検査する。更に、この検
査中に電圧Vmsgが基準電圧Urefを越えた回数を
計数する。時間インターバルT1後に、ステップS4が
実行される。このステップでは、基準電圧の超過回数が
所定の基準回数を越えたか検査する。この基準回数は、
基準電圧の超過回数に相当する長時間にわたる変成器の
大電力負荷中に最大許容温度に達しないように選択す
る。この基準回数は、時間インターバルT1中に実行さ
れる全検査回数の例えば75%に等しくすることができ
る。この基準回数を越えない場合には、許容最大温度を
越える恐れはない。この場合には、ステップS4からす
S1へ戻り、その後は上述のプログラム部分が再度実行
される。前記基準回数を越えると、最大許容温度を越え
る恐れがあり、この場合には電力負荷を減少させる必要
がある。
【0022】図5は、変成器の電力負荷が大きくてその
温度が最大許容温度を越えようとする場合における、周
囲温度に対する変成器の温度上昇のパターンを時間tに
対しプロットして曲線70で例示したものである。最大
許容温度上昇をdTmaxで示す。dToはオーディオ
増幅装置の平均的な使用状態における温度上昇を示す。
瞬時toにおいて変成器の電力負荷が、例えば設定音量
の増大により強く増大されている。この状態でオーディ
オ増幅装置が長時間動作すると、変成器の温度上昇が瞬
時t1に最大温度上昇を越えようとする。このような超
過を阻止するために、ステップS4において基準回数の
超過が検出された場合にはステップS4に続いてステッ
プS5が実行される。このステップでは、モータ制御回
路の制御信号入力端子55に制御信号を供給し、これに
応答して音量がモータ53により所定値だけ減少され
る。この音量の減少は、例えば約30%の電力減少に対
応する2dBとすることができる。この電力レベルの減
少と関連する温度上昇の変化を図5に曲線71で示す。
【0023】ステップS5において音量の減少が行われ
たのち、ステップS6が実行される。このステップでは
信号Vcompの値を再び書き込む。次いで、ステップ
S7において、Vcompの書き込まれた値に基づい
て、信号Vmsgが基準電圧Urefを越えたか検査す
る。越えなければ、再びステップS6に戻る。越えてた
場合には、ステップS8が実行される。このステップで
は、時間インターバルT1より短い時間インターバルT
2、例えば4分間にわたって等間隔の瞬時に、電圧Vs
mgが基準電圧Urefを越えたか検査する。更に、こ
の検査中に基準電圧の超過回数を計数する。時間インタ
ーバルT2後にステップS9が実行される。このステッ
プでは、基準電圧の超過回数が所定の基準回数を越えた
か検査する。この基準回数は、再び、時間インターバル
T2中に実行される全検査回数の例えば75%に等しく
することができる。この基準回数を越えない場合には最
大許容温度を越える恐れはない。この場合にはステップ
S1に戻り、上述したプログラム部分が再度実行され
る。例えば図5の曲線71に対応する場合のように基準
回数を越える場合には、許容最大温度を越える恐れがま
だある。この場合にはステップS9に続いてステップS
10が実行され、このステップにおいて音量が所定値、
例えば2dBだけ減少される。図5において、曲線72
はこの音量減少に対応する温度パターンを示す。
【0024】ステップS10における音量減少後に、ス
テップS11が実行される。このステップでは信号Vc
ompの値を再び書き込む。次に、ステップS12にお
いて、Vcompの書き込まれた信号値に応答して、信
号Vmsgが基準電圧Urefを越えたか検査する。越
えない場合にはステップS11に戻る。越えた場合には
ステップ13が実行される。このステップでは、時間イ
ンターバルT1より短い時間インターバルT3、例えば
4分間にわたって等間隔の瞬時に、電圧Vsmgが基準
電圧Urefを越えたか検査する。更に、この検査中に
基準電圧の超過回数を計数する。時間インターバルT3
後にステップS14が実行される。このステップでは、
基準電圧の超過回数が所定の基準回数を越えたか検査す
る。この基準回数は、再び、時間インターバルT3中に
実行される全検査回数の例えば75%に等しくすること
ができる。この基準回数を越えない場合には最大許容温
度を越える恐れはない。この場合にはステップS1に戻
り、上述したプログラム部分が再度実行される。例えば
図5の曲線72に対応する場合のように基準回数を越え
る場合には、許容最大温度を越える恐れがまだあり、ス
テップS15が実行され、このステップにおいて音量が
再度減少される。図5において、曲線73はこの音量減
少に対応する温度パターンを示す。上述した実施例では
変成器の温度は、音量が減少され変成器の温度が最大許
容温度になる恐れがなくなった後に低下する。
【0025】ステップS15に続いてステップS16が
実行される。このステップでは信号Vcompの値を再
び書き込む。次いで、ステップS17において、Vco
mpの書き込まれた信号値に応答して、信号Vmsgが
基準電圧Urefを越えたか検査する。越えない場合に
はステップS16に戻る。越えた場合にはステップS1
8が実行される。このステップでは、時間インターバル
T2およびT3より短い時間インターバルT4、例えば
2分間にわたって等間隔の瞬時に、電圧Vsmgが基準
電圧Urefを越えたか検査する。更に、この検査中に
基準電圧の超過回数を計数する。時間インターバルT4
後にステップS19が実行される。このステップでは、
基準電圧の超過回数が所定の基準回数を越えたか検査さ
れる。この基準回数は、再び、時間インターバルT4中
に実行される全検査回数の例えば75%に等しくするこ
とができる。この基準回数を越えない場合には最大許容
温度を越える恐れはない。この場合にはステップS1に
戻り、上述したプログラム部分が再度実行される。ステ
ップS19の実行中にまだ基準回数を越える場合には、
ステップS20が実行される。このステップが実行され
ると、増幅器50はいわゆるミュート状態にされ、音量
が所定の低い設定値に下げられる。これは、可制御増幅
器50の利得を直接制御し、この利得を可制御抵抗51
により決められた利得と無関係に所定の低い値にセット
する別のミューティング回路61により実行することが
できる。一旦ステップS20が実行されたら、変成器が
十分に冷めるまで増幅器50はミュート状態に維持する
のが好ましい。
【0026】本発明は、検出電圧Vmsの分析を上述の
ように行う実施例にのみ限定されるものではない。例え
ば、音量を、基準回数を越えたときに一定値だけ減少さ
せる代わりに、基準回数を越える程度に応じた値だけ減
少させることもできる。更に、変成器のダイナミック温
度モデルを形成し、このモデルに基づいて出力増幅段か
ら引き出された電力に対し時間の関数として温度を推定
することもできる。そして、この推定温度に基づいて、
最大許容温度を越えないようにするために音量を減少さ
せるべきか否かを絶えず検査することもできる。図3の
実施例では、信号処理段7は可変利得増幅器を具えてい
るが、その代わりに、オーディオ信号の低周波数成分
(低トーン)を制御信号入力端子80に供給される制御
信号により電子的に減少させることができるトーンコン
トローラからなる信号処理段を用いることもできる(図
6)。このようなトーンコントローラ自体は既知であ
り、従ってこれ以上詳細に説明しない。オーディオ信号
の低周波数成分の減少はコンバータ4から出力増幅段1
1により引き出される電力の著しい減少をもたらす。こ
れは、低トーンを再生するのに必要な電力は高トーンを
再生するのに必要な電力と比較してかなり大きいからで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明オーディオ増幅装置の一実施例を示す図
である。
【図2】本発明オーディオ増幅装置に使用する出力増幅
段の一実施例と検出回路の一実施例を示す図である。
【図3】本発明オーディオ増幅装置に使用する分析回路
の一実施例と信号処理段の一実施例を示す図である。
【図4】分析回路のフローチャートの一例を示す図であ
る。
【図5】本発明オーディオ増幅装置の変成器温度の変化
の一例を時間に対しプロットして示す図である。
【図6】トーンコントローラ形の信号処理段の実施例を
示す図である。
【符号の説明】
1 変成器 2 一次捲線 3 二次捲線 4 AC/DCコンバータ 5 オーディオ信号入力端子 7 信号処理段 11 出力増幅段 13 スピーカボックス 14 検出回路 15 分析回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク カシミール ヘレン ダムス ベルギー国 ベー−3030 リュヴァン/エ ベレー プラインストラート 135 (72)発明者 アイス カレル デイクマンス オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 (72)発明者 ヨハネス アルデホンダ テオドラ マリ ア ファン デン ホムベルフ オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を受信するオーディオ信
    号入力端子と、受信オーディオ信号の信号強度をその周
    波数範囲の少なくとも一部分に対し制御する第1信号処
    理段と、この第1信号処理段で制御されたオーディオ信
    号を増幅する出力増幅段と、主電源電圧に接続しうる一
    次側およびAC/DCコンバータに接続された二次側を
    有する変成器とを少なくとも具え、このコンバータの出
    力端子を少なくとも出力増幅段に接続してこの出力増幅
    段に電源電圧を供給するようにしたオーディオ増幅装置
    において、前記変成器の電力負荷に関する検出信号を発
    生する検出回路と、この検出信号に応答して、前記変成
    器の電力負荷により生じた温度上昇が所定の基準値を越
    えるか否かを決定する分析回路とを具え、この分析回路
    が、前記基準値の超過が決定された場合に、受信オーデ
    ィオ信号の信号強度を少なくとも前記周波数範囲部分に
    対し減少させる制御手段を具えていることを特徴とする
    オーディオ増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記検出回路は、検出信号として前記A
    C/DCコンバータから前記出力増幅段により引き出さ
    れる電力を表す信号を取り出す検出手段を具えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のオーディオ増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理段はオーディオ信号をその
    全周波数範囲にわたって増幅する可変利得増幅段であ
    り、前記制御手段が前記基準値の超過が決定された場合
    にこの増幅段の利得を減少させる手段を具えていること
    を特徴とする請求項1または2記載のオーディオ増幅装
    置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理段はオーディオ信号の利得
    を種々の周波数範囲において可調整適応係数で選択的に
    調整できるよう構成し、前記制御手段がオーディオ信号
    の低周波数成分に対する適応係数を低周波数成分の強度
    が減少する値に設定する手段を具えていることを特徴と
    する請求項1または2記載のオーディオ増幅装置。
JP2260694A 1993-02-22 1994-02-21 オーディオ増幅装置 Pending JPH06291577A (ja)

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