JPH0629151B2 - 封着用ガラス - Google Patents

封着用ガラス

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JPH0629151B2
JPH0629151B2 JP15711288A JP15711288A JPH0629151B2 JP H0629151 B2 JPH0629151 B2 JP H0629151B2 JP 15711288 A JP15711288 A JP 15711288A JP 15711288 A JP15711288 A JP 15711288A JP H0629151 B2 JPH0629151 B2 JP H0629151B2
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glass
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coefficient
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康男 水野
西野  敦
正樹 池田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C8/00Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
    • C03C8/24Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
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  • Glass Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフェライト磁気ヘッドの封着用ガラスに関する
ものである。
従来の技術 フェライトは磁気特性,耐摩耗性,機械加工性等が優れ
ているため、磁気ヘッド用コア材として広く用いられて
いる。第1図はフェライトをコア材としたビデオヘッド
の代表的な構造を示している。当ヘッドはフェライトコ
ア材1をギャップ巾に等しい間隔をおいて対向させ、そ
の空隙はギャップガラス2で形成され、補強ガラス3に
よって結合し、最後にコイル4を巻いて構成されてい
る。ギャップガラスは一般にSiOやパイレックスガ
ラスの様な、高温でもフェライトと反応しにくい材料が
用いられ、その結果狭いギャップ巾を有するヘッドが安
定に得られている。
一方、補強用ガラスは、コアを結合させるため、加熱時
に軟化、流動しなければならないが、この際あまり高温
にすると補強ガラスとフェライトの相互拡散が起こり、
トラック巾(TW)5が減少する。第2図はヘッドの上
面図を示し、本来(a)の様にTWが形成されるべきとこ
ろを、補強ガラスとフェライトの相互拡散によってTW
が減少した様子を(b)で示している。相互拡散した領域
の長さを侵食量6で示す。
上記加熱温度は通常750℃以下が用いられている。そ
れ以上高いとギャップガラスに用いられるパイレックス
ガラスが軟化したり、侵食を促進する。それゆえ補強ガ
ラスは750℃以下で流動し易いガラスが必要である。
また補強ガラスの熱膨張係数はフェライトのそれに近い
ことが必要である。一般にはその値は(90〜115)
×10-7/℃であるが、近年高解像度のテープに対応し
た飽和磁束密度の高いフェライトのそれは約130×1
-7/℃にも達している(例えば堀川他、応用物理学会
予稿集4a−ZE−8(1985年10月))。
またヘッドは加工時に研磨工程を経る。この工程では水
が用いられるので、補強ガラスの耐水性が優れているこ
とが必要である。
以上をまとめて、フェライトヘッド用補強ガラスに求め
られる条件を示すと、作業温度750℃以下で軟化、
流動しフェライトを侵食しないこと、熱膨張係数が
(90〜130)×10-7/℃であること、耐水性に
優れていることである。
従来このような点を考慮した補強ガラスとして、(1)特
公昭49-8011号には作業温度700℃以下、熱膨張係数
(90〜110)×10-7/℃のガラス、(2)特開昭50-
32210,32211,32212,32213号には作業温度700〜75
0℃,熱膨張係数(90〜110)×10-7/℃のガラ
ス、(3)特開昭56-37246号には作業温度690〜770
℃、熱膨張係数(85〜110)×10-7/℃のガラ
ス、(4)特開昭57-55528号には作業温度350〜380
℃、熱膨張係数(110〜120)×10-7/℃のガラ
ス、(5)特開昭59-223248号公報には作業温度730℃、
熱膨張係数(92〜95)×10-7/℃のガラスが開示
されている。また(6)特開昭53-145825号公報にはフェラ
イト成分を含む、ZnOの含有量が3重量%以下である
ガラスが開示されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来のガラスは必ずしも以下の点で満足で
きるものではなかった。すなわちフェライトを侵食する
ガラス成分として、発明者らはPb,Ba,Na等を見
出しているが、(1),(2)のガラスはPbO,NaOを
多く含み、(3),(5)のガラスはNaO,BaOを多く
含み、(4)のガラスはPbOを多く含んでいるので、フ
ェライトを侵食し易いものであった。また(3),(5)はB
aO,B,NaOを多く含んでいるので耐水性
が悪く、作業中に失透し易かった。また(4)もPbF
を多く含んでいるので耐水性が悪かった。さらに以上の
ガラスには熱膨張係数が120×10-7/℃以上のもの
が無かった。他方(6)においては実施例としてフェライ
ト成分を約7.7%以上含有したガラスが開示されてい
るが、ガラスが濃く着色しているため、第3図で示した
ギャップの深さ7を規定の深さに調整する時にアペック
ス8が見えないといった問題点を有していた。
上記問題点に鑑み、本発明は新規組成の封着用ガラスを
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 重量%でSiO=30〜36%,B=0〜5
%,PbO=29〜51%,ZnO+CdO=4〜20
%,NaO=0〜5%,KO=9〜16%,RO
(Rはアルカリ土類金属)=0〜5%,Al=0
〜5%,AsまたはSb=0〜0.5%か
ら成る封着用ガラスである。望ましくは であるとより侵食抑制効果が大きい。さらにフェライト
の成分であるFe,MnO,NiOのうち少な
くとも1つを2%まで含有させるとさらに侵食は少なく
なる。
作用 本発明の封着用ガラスは耐水性に優れ、熱膨張係数とし
て(90〜130)×10-7/℃を有し、これを用いる
ことによりフェライトを侵食することが抑制され、トラ
ック巾の減少の少ないヘッドを容易に得ることができ
る。
実施例 フェライトを侵食させる成分Pb,Na,アルカリ土類
金属等の含有量を少なくし、これに代ってK,Zn,C
dを増すことにより、フェライトを侵食し難いガラスが
得られることを見出し種々の実験を行った。
表の試料NO.1〜72に本発明の封着用ガラスの30〜
300℃における熱膨張係数,軟化点,鉛溶出量および
侵食量(第2図b)を示す。試料NO.73〜90に本発
明の組成範囲外のガラスのそれらを示した。なお鉛溶出
量は200〜350メッシュのガラス粉末を100mlの
純水中にて1時間煮沸した際の上澄水中のPbイオンの
溶出量であり、耐水性の目安とした。すなわち鉛溶出量
が2ppm以下のガラスは、第1図のヘッドを60℃の純
水中に1時間浸漬しても、補強ガラス表面に曇りや荒れ
はほとんどなく、実用上差支えないものであった。なお
フェライト材としてはFe=64モル%のMn−
Znフェライト(熱膨張係数=130×10-7/℃)、
ギャップガラスとしてSiOを用い、ギャップ巾は
0.3μm、トラック巾は30μmのヘッドを試作し
た。
表より明らかなように、NO.1〜72のガラスは(92
〜130)×10-7/℃の熱膨張係数を有し、軟化点が
640℃以下であるため、750℃での流動性も良好で
あり、鉛溶出量は2.0ppm以下であるため耐水性が良
好であり、ヘッド化した場合の侵食量は2.0μm以下
と小さいものであった。
一方NO.73〜90のガラスでは侵食量が約2倍となっ
ており、フェライトを侵食し易く、正確なトラック巾が
得られなかった。
ここでSiOは36%を超えるとガラスの軟化点が高
くなりすぎるため好ましくなく、30%より少ないと失
透し易くなる。
は5%を超えるとガラスの耐水性を低くし、侵
食を大きくする。
PbOは51%を超えると侵食を大きくし、29%より
少ないと作業温度が750℃以上になり好ましくない。
ZnOおよびCdOは20%を超えると軟化点が高くな
り、4%より少ないと侵食を抑える効果がない。またC
dOが多いほうが、より低軟化点のガラスとなり、作業
温度を下げられるので、侵食が小さくなる。
NaOは5%を超えると侵食を大きくする。
Oは16%を超えるとガラスの耐水性を低くし、9
%より少ないと軟化点が高くなるとともに、侵食を抑え
る効果がない、RO,Alは原料より不可避的に
混入する分も含めて5%以下にしないと、侵食を大きく
したり、軟化点を高くしすぎたりする。
AsまたはSbは清澄剤として0.5%以
下が適当である。
Fe,MnO,NiOのうち少なくとも1つは
フェライトの侵食をより小さくする働きがある。しかし
いずれも着色原料ともなるので、0.5〜2%が望まし
い。2%を超えると濃く着色して、第3図のアペックス
が見えなくなるからである。
以上のガラスは原料としてケイ砂,ホウ酸,鉛丹,酸化
亜鉛,酸化カドミウム,ソーダ灰,炭酸カリウム,亜ヒ
酸を用い、その他は相当する酸化物または炭酸塩を用い
ルツボとしてアルミナまたは白金ルツボを用い、130
0℃〜1400℃で30分〜1時間溶融し、水中急冷ま
たは双ローラー急冷にて採取した。その後作業し易いよ
うに直径1mmの線に加工してヘッドの試作に用いた。
なお以上の説明においては磁気ヘッドへの適用について
述べたが、熱膨張係数の近接する金属(例えば白金,チ
タン,クロム鉄合金等)あるいはガラス(ソーダ石灰ガ
ラス,鉛カリガラス等)の接着や、CRTチューブの接
着,ハーメチックシール等にも適用可能であることは言
うまでもない。
発明の効果 以上のように本発明の封着用ガラスは、耐水性,流動
性,フェライトとの熱膨張係数の適合性に優れたもので
あり、特にフェライトを侵食することが少なく、トラッ
ク巾の減少の少ない磁気ヘッドが容易に得られるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の封着用ガラスを補強ガラス
として用いるビデオヘッドの構造図、第2図は同ヘッド
の上面図であり、(a)はトラック巾が正しく得られてい
る場合の状態図、(b)は侵食によってトラック巾が減少
している場合の状態図、第3図はヘッドのアベックス部
の拡大図である。 1……コア、2……ギャップガラス、3……補強ガラ
ス、4……コイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%でSiO=30〜36%,B
    =0〜5%,PbO=29〜51%,MO(MはZ
    n,Cdの少なくとも1つをさす)=4〜20%,Na
    O=0〜5%,KO=9〜16%,RO(Rはアル
    カリ土類金属)=0〜5%,Al=0〜5%,A
    またはSb=0〜0.5%から成ること
    を特徴とする封着用ガラス。
  2. 【請求項2】 であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の封
    着用ガラス。
  3. 【請求項3】Fe,MnO,NiOのうち少な
    くとも一種を0.5〜2重量%含有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の封着用ガラ
    ス。
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