JPH0629085U - 遠赤外線ヒータ - Google Patents

遠赤外線ヒータ

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JPH0629085U
JPH0629085U JP6855892U JP6855892U JPH0629085U JP H0629085 U JPH0629085 U JP H0629085U JP 6855892 U JP6855892 U JP 6855892U JP 6855892 U JP6855892 U JP 6855892U JP H0629085 U JPH0629085 U JP H0629085U
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far
infrared heater
heating element
light emitting
heater
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JP6855892U
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Inventor
立身 斉藤
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立身 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遠赤外線ヒータの製造時における良否の判別を
短時間の通電で判別できるようにし、かつ、遠赤外線ヒ
ータを製品に組み込んだ際に遠赤外線ヒータの通電を視
認できるようにする。 【構成】遠赤外線ヒータ1のヒータ本体2の一部に透明
窓部5を形成し、その内部の発熱体6に発光部分8を設
ける。 【効果】発熱体6に発光部分8が設けられているので、
遠赤外線ヒータ1の製造時における良否の判別が発光部
分8を発光させるための短時間の通電で判別できる。ま
た、製品に組み込んだ際に、発光部分8の発光により遠
赤外線ヒータ1の通電を視認でき視覚的効果が得られ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発熱体と、この発熱体を被う不透明なヒータ本体とから成り、上記 発熱体への通電によって上記ヒータ本体から遠赤外線が放射される遠赤外線ヒー タの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠赤外線ヒータはその波長との関係から、物体の内部にまで輻射熱を伝えるこ とが可能である。このため物体を単に効率的に加温できるという点だけではなく 、医療効果も期待されて急速に普及して来ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来の遠赤外線ヒータでは、ヒータ本体がセラミック等の不透明 体から成るため、内部の発熱体に通電されてこの発熱体がたとえ赤みを帯びるよ うになっても、赤外線ヒータを含む従来の電熱器具のように、上記発熱体を外部 から視認することは不可能である。
【0004】 従って上記遠赤外線ヒータの製造段階で完成品の性能を簡単に確認しようとす れば、通電して熱線の放射状況を見ることになる。しかしこれは製品を高温状態 にするため、作業に危険が伴い、また冷却するまで、例えば次の梱包作業が行え ないという不都合を生じる。
【0005】 このため測定器を使用して配線の接続を確認する作業を組込めば、この作業は 、上記通電による性能試験のように簡単ではなく、完全性においてもはるかに劣 っている。
【0006】 次に上記遠赤外線ヒータが製品として使用される場合、作動中を示す警告灯等 の追加設備が、使用者の危険を防止するために必要となる。また使用者は、発熱 体の発熱状態を視認できないために、遠赤外線ヒータの商品価値を心理的に低く 評価する傾向に陥り易い。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は発熱体と、この発熱体を被う不透明なヒータ本体とから成り、上記発 熱体への通電によって上記ヒータ本体から遠赤外線が放射される遠赤外線ヒータ において、上記発熱体の一部に発光部分を設けてこの発光部分と対応する上記ヒ ータ本体の部分を透明に形成し、上記発光部分の発光を視認できるように遠赤外 線ヒータを構成した。
【0008】 なお、上記発熱体と発光部分とは電気的に直列接続されてもまた、並列接続ま たは部分的に並列接続されても良い。
【0009】 また、ヒータ本体の形状も円筒状や平面状等、使用目的に応じて様々な形状に 対応することができる。
【0010】
【実施例】
図1に本考案の遠赤外線ヒータの一実施例を概略的に示す。なお、図の(a) は筒状の遠赤外線ヒータの斜視図で、図の(b)は(a)に示した遠赤外線ヒー タの部分断面による斜視図である。
【0011】 図1(a)に示すように筒状の遠赤外線ヒータ1はそのほぼ中央に石英や耐熱 ガラス等で形成された透明窓部5を有して、この透明窓部5の両端に不透明なセ ラミック等から成る遠赤外線を放射するためのヒータ本体2が配置される。ヒー タ本体2のそれぞれの端部には碍子3を介して通電用端子4が取り付けられてい る。
【0012】 図1(b)に示すようにこの遠赤外線ヒータ1の内部には透明窓部5と対応す る位置に発光体8を備え、この発光体8の両端に接続部7を介して発熱体6が直 列に接続される。それらの発熱体6はヒータ本体2の中でぐらつかないように石 英砂等の充填物9によって固定されると共に、発熱体6のそれぞれの端部は熔接 やかしめ等の方法で通電用端子4に接続される。なお、発熱体6の製造時におい て、ニクロム線等を圧延加工する際に、その太さを部分的に変えることにより発 熱体6と発光体8とを一体に製造し、上記接続部分7を省略することも可能であ る。
【0013】 この遠赤外線ヒータ1の発熱体6が正常に接続されているか否かは通電用端子 4に所定の電流を与え、発光体8を発光させることにより判別できる。その際、 発光体8は通電直後に発光するので、発熱体6が高温になる前に通電を停止すれ ばよく、遠赤外線ヒータ1のその後の取り扱いに支障を生じない。
【0014】 また、この遠赤外線ヒータ1をストーブ等の製品に組み込んだ場合、通電時に 発光体8が発光するので視覚的効果が得られると共に危険防止にも役立つ。なお 、この発光体8を通常の赤外線ヒータのように発光すると共に発熱するようなも のにすれば遠赤外線ヒータ1の熱効率を低下させることがない。
【0015】 図2に本考案による遠赤外線ヒータ1の別の実施例を示す。発光体8は遠赤外 線ヒータ1のどの位置にあってもよく、図2に示すようにヒータ本体2と碍子3 との間に発光体8と、これに対応する透明窓部5とを設けてもよい。この場合に は、発光体8と発熱体6との接続が1箇所で済むので、図1に示した実施例と比 較して製造が容易である。
【0016】 図3は本考案による遠赤外線ヒータ1の更に別の実施例で、ヒータ本体2が面 状に構成されたものを示す。この実施例では複数の発光部分8を発熱体6の途中 の任意の位置に設け、それぞれの発光部分8に対応させて透明窓部5を設けてあ る。
【0017】 ところで以上の実施例では、発熱体6と発光体8とは直列に配列されているが 、並列に配列されてもよい。なお、各場合について、例えば電源電圧を100V 、発熱体6の出力を500Wと設定した場合の設計方法を以下に例示する。
【0018】 (A)、直列配列の場合 発熱体6の抵抗、発光体8の抵抗及び電流を図4に示すごとくそれぞれR1 、 r、I1 とすれば、
【0019】
【数1】 500=(100−I1 r)I1 式(1)
【0020】
【数2】 100=I1 (R1 +r) 式(2)
【0021】 式(2)から、I1 =100/(R1 +r)を式(1)に代入してI1 を消去 すれば、
【0022】
【数3】 R1 2+2(r−10)R1 +r2 =0 ∴R1 =(10−r)±√(20(5−r)) 式(3)
【0023】 根号内は正でなければならないから、5−r>0、∴5>r>0、従って式( 3)から得られるR1 とrとの関係を図示すれば図5のとおりである。なお発光 体8の発光に必要な出力wは、w=I1 2rで与えられる。
【0024】 また発光体の長さ及び断面積をそれぞれl及びSとすれば、r=ρ(l/S) (ρ:固有抵抗)であるから、発光体の長さl及び断面積Sはその比が抵抗rに 比例するように設定すればよい。
【0025】 (B)、並列配列の場合 以下のように記号を定める(図6参照)。 発熱体6について、 抵抗値:R2 、全長:l0 (=l1 +l2 )、l1 を通る電流:I2 、l2 を通 る電流:i2 、 発光体8について、 抵抗値:r、全長:l2 、電流:i1 、 このときα=(l1 /(l1 +l2 ));1−α=(l2 /(l1 +l2 )) と置き、図6を参照して、
【0026】
【数4】 500=αR2 2 2+(1−α)R2 2 2 式(4)
【0027】
【数5】 I2 =i1 +i2 2 =(1/r+1/(1−α)R2 )(100−αR2 2 ) 式(5)
【0028】
【数6】 i1 r=i2 (1−α)R2 式(6)
【0029】 式(6)より、i1 =(1−α)R2 2 /rを得て、式(5)に代入して、i 2 =(r/((1−α)R2 +r))I2 を導き、これを式(4)に代入して、
【0030】
【数7】 500=(αR2 +(1−α)R2 (r/((1−α)R2 +r))2 )I2 2 式(7)
【0031】 式(5)よりI2 =100((1−α)R2 +r)/(α(1−α)R2 +r) R2を導き、式(7)に代入してI2を消去し、 (R2 −20)r2 +2α(1−α)R2 (R2 −20)r+α(1−α)2 2 2 (αR2 −20)=0、 ∴ r=(1−α)R2 (−α(R2 −20)±√(20α(1−α)(R2 − 20)))/(R2 −20)、 根号内は正でなければならないから、R2 −20>0、∴R2 >20、 例えばR2 =22Ω、α=0.8とすれば、r=2.05(Ω)となる。
【0032】 以上に述べた方法は発熱体6の出力を基準にして本考案の遠赤外線ヒータの設 計を行う場合であるが、この遠赤外線ヒータの設計基準は発熱体6以外のものの 消費電力を基準にして設計することも可能である。
【0033】 また、本考案による遠赤外線ヒータの形状は図示した実施例以外にも必要に応 じて様々な形状をとり得る。
【0034】
【考案の効果】
本考案による遠赤外線ヒータは、発熱体の一部に発光部分を設けているので、 遠赤外線ヒータの製造時における検査を測定器を用いず短時間通電するだけで遠 赤外線ヒータの配線の良否を判別できる。また、この遠赤外線ヒータをストーブ 等の製品に組み込んだ際に、発熱と共に発光するので、視覚的効果が得られる。 また、発光部分を発熱体に対して直列、並列のいずれの方法で配列してもよく 極めて簡単な回路構成で設計が容易である。 さらに、遠赤外線ヒータを平面状に構成すれば、発光部分を複数設けることが 容易にでき視覚的効果が一層高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案による遠赤外線ヒータの一実施例
を概略的に示す斜視図である。 (b)図1(a)に示した遠赤外線ヒータの部分断面に
よる斜視図である。
【図2】筒状の遠赤外線ヒータの別の実施例を示す正面
図である。
【図3】更に別の実施例で面状の遠赤外線ヒータを示す
正面図である。
【図4】発熱体に対して発光部分を直列に配列した状態
を概略的に示す回路図である。
【図5】図4に示した回路図における発熱体と発光部分
との抵抗値の関係を示すグラフである。
【図6】発熱体に対して発光部分を部分的に並列に配列
した状態を概略的に示す回路図である。
【符号の説明】
1 遠赤外線ヒータ 2 ヒータ本体 5 透明窓部 6 発熱体 8 発光体(発光部分)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体と、この発熱体を被う不透明なヒー
    タ本体とから成り、 上記発熱体への通電によって上記ヒータ本体から遠赤外
    線が放射される遠赤外線ヒータにおいて、 上記発熱体の一部に発光部分を設けてこの発光部分と対
    応する上記ヒータ本体の部分を透明に形成し、上記発光
    部分の発光を視認できるようにした遠赤外線ヒータ。
  2. 【請求項2】上記発熱体と上記発光部分とが電気的に直
    列接続されている請求項1記載の遠赤外線ヒータ。
  3. 【請求項3】上記発熱体と上記発光部分とが電気的に並
    列接続または部分的に並列接続されている請求項1記載
    の遠赤外線ヒータ。
  4. 【請求項4】上記ヒータ本体が円筒状に形成され、その
    一部に円筒状の透明体を備える請求項1記載の遠赤外線
    ヒータ。
  5. 【請求項5】上記ヒータ本体が平面状に形成され、その
    一部に平面状の透明体を備える請求項1記載の遠赤外線
    ヒータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200476168Y1 (ko) * 2012-04-13 2015-02-11 주식회사 태평양기술 농업용 난방 장치
JP5824689B1 (ja) * 2014-12-05 2015-11-25 原田 斎 輻射ヒーター

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