JPH06290651A - Nb3X系超電導線材およびその製造方法 - Google Patents

Nb3X系超電導線材およびその製造方法

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JPH06290651A
JPH06290651A JP6010470A JP1047094A JPH06290651A JP H06290651 A JPH06290651 A JP H06290651A JP 6010470 A JP6010470 A JP 6010470A JP 1047094 A JP1047094 A JP 1047094A JP H06290651 A JPH06290651 A JP H06290651A
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sheet
wire
heat
based superconducting
alloy containing
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Yuichi Yamada
雄一 山田
Naoki Ayai
直樹 綾井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面積を小さくする加工の加工量を特に増加
させることなく、優れた超電導特性を有するNb3 X系
超電導線を提供する。 【構成】 純NbまたはNbを含む合金からなる第1の
シート16と、Nbと反応して超電導線を示す化合物を
つくる金属原子XまたはXを含む合金からなる第2のシ
ート17とを重ね合わせて巻き上げてなる線材であっ
て、第1のシート16と第2のシート17との接触面積
が増加するように、第1のシート16と第2のシート1
7との界面が、密にジグザグ形状になるように形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、Nb3 X系超電導線
材およびその製造方法に関するものであり、特に、核融
合炉や、その他の用途に用いられる超電導マグネット等
の高磁界用超電導材料として用いられるNb3 X系超電
導線材およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Nb3 Al、Nb3 Sn、Nb3
GeなどのNb3 X系超電導材料は、NbTi等の合金
系超電導材料では対応できない高磁界用途に用いること
ができるため、超電導材料として期待されている。中で
も、Nb3 Al系超電導材料は、高磁界における臨界電
流特性や耐歪み特性が良好であるために、特に高磁界中
で大磁力を受ける核融合炉や、電力貯蔵用超電導材料と
して有望視されている。
【0003】一般に、これらのNb3 X系超電導材料
は、NbTi等の合金系超電導材料に比べて、極めて硬
く、脆いため、塑性加工が困難である。そのため、これ
らのNb3 X系超電導材料の製造方法に関しては、従来
より種々の検討がなされてきた。
【0004】図12は、Nb−Al二元系合金状態図で
ある。図12を参照して、Nb3 Alは、1600℃以
上の高温においては、化学量論組成として、NbとAl
との組成比が3:1として安定に存在する。しかし、1
600℃未満の低温においては、非超電導材料であるN
2 AlがNb3 Alに混在した状態で生成される。そ
のため、1600℃未満の低温において製造されたNb
3 Al系の化合物超電導材料は、一般に、臨界温度、臨
界磁界(Hc)および臨界電流密度(Jc)が低い。し
たがって、Nb3 Al系超電導材料の製造方法として
は、1600℃以上の高温から短時間で冷却する急冷法
などの製造方法が研究されているが、実用化されるには
至っていなかった。
【0005】ところが、近年、Nb層中へのAl原子の
拡散距離が短い部分、および/またはAl層中へのNb
原子の拡散距離が短い部分においては、1000℃以下
の温度であっても、良好なNb3 Alが生成されること
が知見された。そのため、粉末冶金(PM)法、チュー
ブ法、クラッドチップ押出し法等の複合加工法、および
ジェリーロール法などの製造方法が開発された。これら
の製造方法は、いずれも、純NbまたはNbを含む材料
と、純AlまたはAlを含む材料とを極めて微細な状態
で混合するものであり、前述の拡散距離が短い部分を多
くすることができる製法である。そのため、これらの製
造方法によれば、化学量論組成としてNbとAlの組成
比が3:1に近く、臨界温度、臨界磁界(Hc)および
臨界電流密度(Jc)がいずれも高い、高性能のNb3
Al系超電導材料を得ることができる。
【0006】ところで、これらの製造方法のうち、ジェ
リーロール法は、多芯化された構造を有する超電導線材
を製造することができ、安定化材を複合することがで
き、さらに、長尺材が製作しやすいという利点を有して
いる。そのため、最も実用化に近いNb3 Al系超電導
線の製造方法である。
【0007】以下、図を参照して、ジェリーロール法を
説明する。図13は、ジェリーロール法によるNb3
l系超電導多芯線の製造方法を概略的に示す工程図であ
る。
【0008】図13を参照して、まず、溶解、圧延によ
って、高純度のNbシートと高純度のAlシートとを準
備する。次に、このNbシートとAlシートとを無酸素
銅棒を中心に重ね合わせて巻き上げて、線材(ジェリー
ロール)を作製する。次に、この線材を無酸素銅パイプ
に挿入した後伸線し、断面を六角形状に形成した後、所
望の長さに切断し、六角セグメント109を作製する。
次に、複数本の六角セグメント109を銅パイプ中に充
填してビレットを作製した後、真空中で電子ビーム溶接
により封じ切り、押出し加工を行なう。次に、このよう
にして形成された多芯線を伸線加工し、所望のツイス
ト、成形、撚線、絶縁等を行ない、コイル巻を行なった
後、熱処理して超電導相(Nb3 AlのA15型構造)
を形成させる。なお、以上のジェリーロール法に関して
は、1991年9月住友電気第139号、93頁〜10
0頁に、より詳細な説明が記載されている。
【0009】ところで、このようなジェリーロール法に
よって超電導特性に優れたNb3 Xを生成するために
は、前述した拡散距離の短い部分を多くするために、伸
線加工等の断面積を小さくする加工の量をできる限り多
くして、第1のシートと第2のシートとを薄くする必要
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この線
材を伸線加工等によって断面積を小さくしていく際に
は、第1のシート、第2のシートおよび安定化材として
用いるCuマトリックスの引っ張り強さ(N/m
2 )、延性、靭性、脆性、加工硬化性等の強度差が原
因して、線材が不均一な変形を起こして、損傷したり断
線したりする。
【0011】すなわち、従来のジェリーロール法におい
ては、臨界電流密度(Jc)等の超電導特性を向上させ
るためには、伸線加工等の断面積を小さくする加工の量
を多くする必要があるが、一方、加工量を増加させる
と、線材が損傷したり断線したりする可能性も高くな
る、という問題があった。
【0012】この発明の目的は、伸線加工等の断面積を
小さくする加工の加工量を特に増加させることなく、従
来のNb3 X系超電導線に比べ、高い臨界電流密度(J
c)等を有する、特性の優れたNb3 X系超電導線材お
よびそのジェリーロール法を用いた製造方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるN
3 X系超電導線材は、純NbまたはNbを含む合金か
らなる第1のシート、Nbと反応して超電導性を示す化
合物をつくる金属原子XまたはXを含む合金からなる第
2のシートと重ね合わせて巻き上げてなる線材であっ
て、第1のシートと第2のシートとの接触面積が増加す
るように、第1のシートと第2のシートとの界面が、密
にジグザグ形状になるように形成されたことを特徴とし
ている。
【0014】なお、第1のシートと第2のシートとの界
面は、巻き上げた時点でジグザグ形状になっている必要
はなく、最終的に、すなわち加工後または加工に伴っ
て、ジグザグ形状になればよい。
【0015】請求項2の発明によるNb3 X系超電導線
材は、マトリックス中に多数の超電導フィラメント線材
が埋込まれて構成される超電導多芯線材であって、超電
導フィラメント線材は、純NbまたはNbを含む合金か
らなる第1のシートと、Nbと反応して超電導性を示す
化合物をつくる金属原子XまたはXを含む合金からなる
第2のシートとを重ね合わせて巻き上げてなる線材であ
って、第1のシートと第2のシートとの接触面積が増加
するように、第1のシートと第2のシートとの界面が、
密にジグザグ形状になるように形成されたことを特徴と
している。
【0016】請求項3の発明によるNb3 X系超電導線
材は、請求項1または請求項2の発明において、金属原
子Xは、Al、SnおよびGeから選ばれる金属であ
る。
【0017】請求項4の発明によるNb3 X系超電導線
材は、請求項1〜請求項3の発明において、第1のシー
トに含まれるNbは、純度99.0%以上であることを
特徴としている。
【0018】請求項5の発明によるNb3 X系超電導線
材の製造方法は、純NbまたはNbを含む合金からなる
第1のシートを熱処理する工程と、熱処理された第1の
シートと、Nbと反応して超電導性を示す化合物をつく
る金属原子XまたはXを含む合金からなる第2のシート
とを重ね合わせ巻き上げて線材を作製する工程と、線材
の断面積を小さくする加工を施す工程とを備えている。
【0019】請求項6の発明によるNb3 X系超電導線
材の製造方法は、請求項5の発明において、断面積を小
さくする加工が施された線材を、熱処理する工程をさら
に備えている。
【0020】請求項7の発明によるNb3 X系超電導線
材の製造方法は、純NbまたはNbを含む合金からなる
第1のシートを熱処理する工程と、熱処理された第1の
シートと、Nbと反応して超電導性を示す化合物をつく
る金属原子XまたはXを含む合金からなる第2のシート
とを重ね合わせて巻き上げてなる線材を作製する工程
と、線材の断面積を小さくする加工を施す工程と、加工
が施された線材を複数本束ねて筒材中に充填する工程
と、線材が充填された筒材に、さらに断面積を小さくす
る工程を施して多芯線材を作製する工程とを備えてい
る。
【0021】請求項8の発明によるNb3 X系超電導線
材の製造方法は、請求項5または請求項7の発明におい
て、第1のシートを熱処理する工程は、第1のシートの
結晶組織を再調整し、結晶方位を乱すのに十分な温度範
囲と時間行なわれる。
【0022】請求項9の発明によるNb3 X系超電導線
材の製造方法は、請求項5または請求項7の発明におい
て、第1のシートを熱処理する工程は、熱処理後の第1
のシートの結晶粒径が、10μm以上になるように熱処
理する。
【0023】請求項10の発明によるNb3 X系超電導
線材の製造方法は、請求項5または請求項7の発明にお
いて、第1のシートを熱処理する工程は、400℃〜1
300℃の温度範囲で1時間〜10時間程度行なわれ
る。
【0024】請求項11の発明によるNb3 X系超電導
線材の製造方法は、請求項5または請求項7の発明にお
いて、第1のシートを熱処理する工程は、700℃〜1
100℃の温度範囲で行なわれる。
【0025】請求項12の発明によるNb3 X系超電導
線材の製造方法は、純NbまたはNbを含むインゴット
から、中間焼鈍および冷間加工によって純NbまたはN
bを含む合金からなる第1のシートを作製する工程と、
作製された第1のシートを熱処理する工程と、熱処理さ
れた第1のシートにスキンパス程度の軽い冷間加工を施
す工程と、冷間加工が施された第1のシートと、Nbと
反応して超電導性を示す化合物をつくる金属原子Xまた
はXを含む合金からなる第2のシートと重ね合わせて巻
き上げ線材を作製する工程と、線材の断面積を小さくす
る加工を施す工程とを備えている。
【0026】なお、Nbと反応して超電導性を示す化合
物をつくる金属原子Xとしては、たとえば、Al、Sn
またはGeなどを挙げることができる。また、Nbを含
む合金および/または金属原子Xを含む合金は、たとえ
ば、Ge、Sn、Ti、Si、Hf、Ta、Zr、M
g、Be等を含有してもよい。
【0027】また、線材等の断面積を小さくする加工と
しては、たとえば、伸線加工、線引き加工、鍛造加工、
圧延加工等が挙げられる。
【0028】
【作用】この発明によるNb3 X系超電導線材は、重ね
合わせて巻き上げられた第1のシートと第2のシートと
の接触面積が、最終的に(加工後、加工に伴って)増加
するように、第1のシートと第2のシートとの界面が、
密にジグザグに形状になるように形成されている。
【0029】一般に、NbとXの組成比が3:1である
良質なNb3 Xは、拡散反応(熱処理)によって、第1
のシートと第2のシートとの界面近傍に形成される。こ
の発明によれば、第1のシートと第2のシートとの接触
面積が大きくなっているので、熱処理の際良質のNb3
Xの形成量が増加する。
【0030】また、本発明による超電導線材は、第1の
シートと第2のシートとの界面が密にジグザグ形状に形
成されているため、前述の拡散距離の短い部分が多くな
る。そのため、金属原子XおよびNb原子の拡散性が向
上し、その結果、単位時間当りの熱処理によって形成さ
れるNb3 Xの量が、従来に比べて多くなる。そのた
め、従来に比べて、より高い臨界電流密度(Jc)を有
するNb3 X系超電導線が得られる。
【0031】また、本発明によるNb3 X系超電導線材
では、第1のシートと第2のシートとの接触面積が大き
くなっているので、従来に比べ、所定量のNb3 Xを短
時間の拡散反応(熱処理)により形成することができ
る。この短時間で形成されたNb3 Xの結晶の平均粒径
は、時間をかけて形成された場合と比べて微細なものと
なるため、ピン止めが多くなる。
【0032】ここで、ピン止めとは、磁束を動かないよ
うに固定することをいう。電流と磁界が存在すると、磁
束には、電流密度と磁束密度の積で与えられる電磁力が
加わる。電磁力がピン止め力を超えると、磁束が動き始
め電圧が発生する。したがって、ピン止め力と電磁力が
拮抗するときの電流密度を、その磁界における臨界電流
密度と考えることができる。磁束は格子欠陥や結晶粒界
などにピン止めされると考えられ、Nb3 Xを微細な結
晶状態で析出させると、ピン止めが多くなるため、高い
臨界電流密度(Jc)が得られる。
【0033】すなわち、本発明に従うNb3 X系超電導
線は、前述のように、従来と比べて、平均粒径の微細な
Nb3 Xの結晶を形成できる。そのため、ピン止めが多
くなり、高い臨界電流密度(Jc)を示す。
【0034】さらに、この発明に従うNb3 X系超電導
線材では、第1のシートと第2のシートとの界面がジグ
ザグ形状である。すなわち、第1のシート、第2のシー
トのそれぞれに部分的に膜薄な部分が形成されている。
そのため、従来のように断面積を小さくする加工の量を
多くして第1のシート、第2のシートのそれぞれの膜厚
を全体として膜薄とする必要がないため、線材の損傷、
断線の発生が著しく減少する。
【0035】また、この発明によれば、熱処理した第1
のシートを用いることによって、第1のシートと第2の
シートとの界面をジグザグ形状にしている。すなわち、
第1のシートは、熱処理されることによって結晶組織が
再調整され、結晶方位が乱れたものになる。この熱処理
された第1のシートと第2のシートとを重ね合わせて巻
き上げた後、断面を小さくする加工を施すと、その加工
の際、第1のシートの滑り面の方向が乱れ、第1のシー
トと第2のシートとの界面がジグザグ形状になる。
【0036】また、純NbまたはNbを含む合金からな
る第1のシートを熱処理する工程は、400℃〜130
0℃の温度範囲で1時間〜10時間程度、より好ましく
は、2時間程度であることが好ましい。400℃未満の
温度範囲では、結晶組織を再調整し、乱れた結晶方位を
有する第1のシートを形成するには十分でなく、一方、
1300℃を超える温度範囲では、高純度なNbは再結
晶が進みすぎ、第1のシートの表面が肌あれを起こした
り、延性を失ったりして、使用に耐えなくなるので好ま
しくないからである。また、400℃〜1300℃の温
度範囲で、1時間未満の熱処理では、結晶組織を再調整
し、乱れた結晶方位を有する第1のシートを形成するの
に十分でなく、一方、10時間を超えて熱処理を行なう
と、Nb結晶の粒径が粗大化し、第1のシートが脆くな
るので好ましくないからである。
【0037】さらに、熱処理後の第1のシートにおいて
は、圧延等の加工工程によって形成された微細な結晶粒
が、熱処理によって再結晶して大きくなり、結晶粒径が
10μm以上になっていることが好ましい。結晶粒径が
10μmより小さいと、ジェリーロール層の厚さに対し
て小さすぎて、ジグザグ形状による実質的な効果が得ら
れないためである。また、結晶粒径が10μmより小さ
いシートは強度が高く(引っ張り強さや硬度)、実際上
複合加工性に問題が生じるからである。
【0038】さらに、第1のシートの熱処理(焼鈍)条
件は、圧延前の純NbまたはNbを含む合金からなる溶
解インゴットの組成の均一性、不純物の含有量、加工履
歴等によって異なる。しかし、組成の均一性が良く、不
純物の含有量が少ない等の良質なインゴットを用いた場
合には、低温熱処理での焼鈍が可能となり、かつ、結晶
粒が肥大化する熱処理温度も低下する傾向にあった。し
たがって、第1のシートとして、純度99.5%以上、
残留抵抗比100以上の良質の材料を用いた場合は、4
00℃で2時間程度の熱処理をすれば、十分本発明の効
果が得られる。
【0039】また、この熱処理する工程は、10-5to
rr〜10-7torrの真空度で行なうことが好まし
い。
【0040】さらに、真空度、炉内不純物の面で、11
00℃以上の工業的な熱処理は現実的に難しく、強度が
小さくなった薄いシートの熱処理は、物理的に困難にな
ることもある。したがって、これらの製造条件と得られ
る特性との両面を考慮して、第1のシートの熱処理は、
約700〜1100℃程度の温度で行なうことが最適と
考えられる。
【0041】
【実施例】
(実施例1)図1〜図7は、本発明に従う一実施例のN
3 Al系超電導多芯線の製造方法を説明するための図
である。
【0042】図1を参照して、まず、溶解および圧延に
より、厚さ0.18mm、幅300mm、長さ800m
mのNb箔からなるNb含有シート1を準備した。この
Nb含有シート1を、700℃〜900℃の温度範囲に
おいて約2時間保持した後、室温まで冷却するという熱
処理(いわゆる焼鈍処理)を行なった。
【0043】次に、熱処理がされたNb含有シート1の
表面上に、厚さ0.05mm、幅300mm、長さ50
0mmのAl箔からなるAl含有シート2を重ね合わせ
た。なお、このとき、Nb含有シート1の両端部1a、
1bにおいて、Al含有シート2が重ねられていない部
分ができるようにした。
【0044】続いて、これを、直径3mm、長さ400
mmの銅棒3の周りに、Nb含有シート1の一端部1a
側から巻き付けた。すなわち、最初に、Nb含有シート
1の端部1aの部分を銅棒3の周りに4回巻き付けた
後、Nb含有シート1とAl含有シート2とが重ね合わ
された部分を巻き付けた後、さらに、Nb含有シート1
の他端部1bの部分を巻き付け、線材(いわゆるジェリ
ーロール部)4を作製した。その後、銅棒3の両端の合
わせて100mm分の余分な銅棒を除去した。
【0045】図2は、このようにして得られた線材4を
概略的に示す断面図である。図2を参照して、この線材
4は、中心に位置する銅棒3の周りに形成された第1の
拡散障壁層5と、第1の拡散障壁層5の周りに形成され
た積層部6と、積層部6の周りに形成された第2の拡散
障壁層7とから構成されていた。第1の拡散障壁層5
は、Nb含有シート1の端部1aの部分が4回巻き付け
られたものである。また、積層部6は、Nb含有シート
1とAl含有シート2とが交互に重ね合わされた状態で
巻き上げられている。さらに、第2の拡散障壁層7は、
Nb含有シート1の端部1bの部分が複数回巻き付けら
れたものである。
【0046】次に、図3を参照して、この線材4を、外
径19mm、内径16mmの銅パイプ8内に挿入した
後、伸線加工することにより、六角セグメント9を作製
した。
【0047】図4は、このようにして作製された六角セ
グメント9を示す斜視図である。図4を参照して、この
六角セグメント9は、断面が六角形状であり、対辺距離
が2mm、長さが200mmであった。
【0048】次に、図5を参照して、この六角セグメン
ト9を、外径70mm、、内径68mmの銅パイプ10
内に約800本詰めた後、銅パイプ10の両端10a、
10bを銅製の蓋(図示せず)を用いて塞ぎ、電子ビー
ム溶接することにより封止し、ビレット(図示せず)を
作製した。続いて、このビレットを押出し加工し、伸線
加工を繰返すことによって、直径が1mmの線材11を
作製した。
【0049】図6は、このようにして得られた線材11
を概略的に示す断面図である。図6を参照して、この線
材11は、Cuからなるマトリックス(安定化材)12
中に、Nb、AlおよびCuで構成される線材13が多
数埋込まれて構成されていた。
【0050】図7は、線材13の断面を示す倍率40倍
または80倍の顕微鏡写真の模式図である。
【0051】図7を参照して、線材13は、中心部に位
置する銅マトリックス(安定化材)14の外表面を取り
囲むように形成されたNbを含有する第1の拡散障壁層
15と、第1の拡散障壁層15を取り囲むように形成さ
れた積層部18と、積層部18を取り囲むように形成さ
れたNbを含有する第2の拡散障壁層19とから構成さ
れていた。また、この線材13の周囲には、第2の拡散
障壁層19の外表面を取り囲むように、銅マトリックス
(安定化材)20が形成されていた。
【0052】この線材13において、積層部18は、N
b含有層16とAl含有層17とが、交互に渦巻き形状
に形成されていた。そして、Nb含有層16とAl含有
層17との接触面積が増加するように、Nb含有層16
とAl含有層17との界面が密にジグザグ形状になるよ
うに形成されていた。また、第1の拡散障壁層15と銅
マトリックス14との界面および第2の拡散障壁層19
と銅マトリックス20との界面も、いずれもジグザグ形
状になるように形成されていた。
【0053】(実施例2)実施例1で得られた直径が1
mmの線材11を、さらに伸線することによって、直径
0.6mmの線材を作製した。
【0054】このようにして得られた線材の断面の構成
は、図7に示す実施例1の線材と同様であった。しか
し、実施例1よりも伸線加工の加工量が多くなったた
め、Nb含有層16およびAl含有層17の厚さが、実
施例1の線材よりも全体的に薄くなっていた。
【0055】(比較例1)比較のため、熱処理がされて
いないNb含有シートを用いて、直径が1mmの線材を
作製した。他の条件については、実施例1と全く同様で
あるので、その説明は省略する。
【0056】図8は、このようにして得られた線材21
を概略的に示す断面図である。図8を参照して、この線
材21は、Cuからなるマトリックス(安定化材)22
中に、Nb、AlおよびCuで構成される線材23が多
数埋込まれて構成されていた。
【0057】図9は、線材23の断面を示す倍率40倍
または80倍の顕微鏡写真の模式図である。
【0058】図9を参照して、この線材23は、中心部
に位置する銅マトリックス(安定化材)24の外表面を
取り囲むように形成されたNbを含有する第1の拡散障
壁層25と、第1の拡散障壁層25を取り囲むように形
成された積層部28と、積層部28を取り囲むように形
成されたNbを含有する第2の拡散障壁層29とから構
成されていた。また、この線材23の周囲には、第2の
拡散障壁層29の外表面を取り囲むように、銅マトリッ
クス(安定化材)30が形成されていた。
【0059】この線材23において、積層部28は、N
b含有層26とAl含有層27とが交互に渦巻き形状に
形成されていた。そして、Nb含有層26とAl含有層
27との界面は滑らかになるように形成されていた。
【0060】(比較例2)比較例1で得られた直径が1
mmの線材21を、さらに伸線することによって、直径
0.6mmの線材を作製した。
【0061】このようにして得られた線材の断面の構成
は、図9に示す比較例1の線材と同様であった。しか
し、比較例1よりも伸線加工の加工量が多くなったた
め、Nb含有層26およびAl含有層27の厚さが、比
較例1の線材よりも全体的に薄くなっていた。
【0062】(比較例3)Nb含有シートの代わりにN
b1%Zr含有シートを用いて、直径が1mmの線材を
作製した。他の条件については、比較例1と全く同様で
あるので、その説明は省略する。
【0063】図10は、このようにして得られた線材3
1を概略的に示す断面図である。図10を参照して、こ
の線材31は、Cuからなるマトリックス(安定化材)
32中に、Nb1%Zr、AlおよびCuで構成される
線材33が多数埋込まれて構成されていた。
【0064】図11は、線材33の断面を示す倍率40
倍または80倍の顕微鏡写真の模式図である。
【0065】図11を参照して、線材33は、中心部に
位置する銅マトリックス(安定化材)34の外表面を取
り囲むように形成されたNbを含有する第1の拡散障壁
層35と、第1の拡散障壁層35を取り囲むように形成
された積層部38と、積層部38を取り囲むように形成
されたNbを含有する第2の拡散障壁層39とから構成
されていた。また、この線材33の周囲には、第2の拡
散障壁層39の外表面を取り囲むように、銅マトリック
ス(安定化材)40が形成されていた。
【0066】この線材33において、積層部38は、N
b含有層36とAl含有層37とが交互に渦巻き形状に
形成されていた。そして、積層部38は、比較例1に比
べ、さらにきれいに揃った層として形成されていた。
【0067】(比較例4)比較例3で得られた直径が1
mmの線材31を、さらに伸線することによって、直径
0.6mmの線材を作製した。
【0068】このようにして得られた線材の断面の構成
は、図11に示す比較例3の線材と同様であった。しか
し、比較例3よりも伸線加工の加工量が多くなったた
め、Nb含有層36およびAl含有層37の厚さが、比
較例3の線材よりも全体的に薄くなっていた。
【0069】(超電導特性試験)実施例1〜実施例2、
比較例1〜比較例4で得られた6種の線材について、8
00℃で5時間の熱処理を施して超電導線を作製し、
4.2K、12Tでの臨界電流密度(Jc)を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】表1より明らかなように、線径が同じ線材
同士で比較した場合、実施例では、Nb含有層とAl含
有層との接触面積が増加するように、Nb含有層とAl
含有層との界面が密にジグザグ形状になるように形成さ
れた結果、比較例と比べてより高い臨界電流密度(J
c)が得られた。
【0072】また、実施例1と実施例2を比較して、熱
処理前の伸線加工の加工量が多いほど、より高い臨界電
流密度(Jc)が得られた。
【0073】(実施例3)電子ビーム溶解によって精製
したNbインゴットを鍛造し、冷間圧延と中間熱処理を
繰り返して得られたNbシートを、表2に示す各種の温
度で高真空中(1×10-6Torr)で2時間熱処理し
た。このようにして得られた熱処理後のNbシートの結
晶粒径を測定した。なお、ここでは熱処理したNbシー
トをそのままジェリーロール工程へ進めたが、熱処理に
よって得られた再結晶程度を低下させない程度なら、N
bシートの寸法精度を向上させる等のために、いわゆる
スキンパス程度の加工を加えても構わない。
【0074】このNbシートとAlシートを、銅棒に最
初Nbシートだけ4回巻き付けた後に、NbシートとA
lシートとを重ねて巻き付けていき、残った長さ分のN
bシートをさらに巻き付けて、最外層にNbシートを数
回巻いて、いわゆるジェリーロールを作製した。これを
銅パイプに挿入し、伸線を行ない、対辺距離が約2m
m、長さ200mmの六角棒を作製した。これを、外径
70mmの銅パイプの中に約250本詰め、両端を銅製
の蓋で締め、電子ビーム溶接で封止した。このようにし
て得られた超電導ビレットを押出し、伸線加工を繰り返
し、0.8mmまで伸線した。その後、各線材に800
℃で5時間の熱処理を加え、超電導線を作製した。な
お、伸線の際、熱処理していないNbシートを用いた線
材と350℃で熱処理をしたNbシートを用いた線材
は、断線が多発し、目的の0.8mmのサンプルが得ら
れなかった。
【0075】このようにして得られた線径0.8mmφ
の超電導線の4.2K、12Tでの臨界電流密度(J
c)を測定した。その結果を表2に示す。また、熱処理
後のNbシートの結晶粒径および超電導線の作製時の伸
線状況についても、併わせて表2に示す。なお、伸線状
況は、断線が最初に発生する線径を断線サイズとして表
示した。
【0076】
【表2】
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、伸線加工等の断面積を小さくする加工の加工量を特
に増大させることなく、従来のNb3 X系超電導線に比
べ、高い臨界電流密度(Jc)等を有する、特性の優れ
たNb3 X系超電導線ならびにその製造方法が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施例のNb3 Al系超電導線
を作製する第1の工程を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示す工程において作製された線材を概略
的に示す断面図である。
【図3】本発明に従う一実施例のNb3 Al系超電導線
を作製する第2の工程を概略的に示す斜視図である。
【図4】本発明に従う一実施例のNb3 Al系超電導線
を作製する第3の工程を概略的に示す斜視図である。
【図5】本発明に従う一実施例のNb3 Al系超電導線
を作製する第4の工程を概略的に示す斜視図である。
【図6】本発明に従う一実施例のNb3 Al系超電導多
芯線材を概略的に示す断面図である。
【図7】図6に示す線材を拡大して概略的に示す断面図
である。
【図8】比較例としてのNb3 Al系超電導多芯線材を
概略的に示す断面図である。
【図9】図8に示す線材を拡大して概略的に示す断面図
である。
【図10】比較例としてのNb3 Al系超電導多芯線材
を概略的に示す断面図である。
【図11】図10に示す線材を拡大して概略的に示す断
面図である。
【図12】Nb−Al2元系合金状態図である。
【図13】従来のジェリーロール法によるNb3 Al系
超電導多芯線の製造方法を概略的に示す工程図である。
【符号の説明】
1 Nb含有シート 2 Al含有シート 4 線材 6,18 積層部 9 六角セグメント 10 銅パイプ 11 線材 12,20 マトリックス 13 線材 16 Nb含有層 17 Al含有層 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純NbまたはNbを含む合金からなる第
    1のシートと、前記Nbと反応して超電導性を示す化合
    物をつくる金属原子XまたはXを含む合金からなる第2
    のシートとを重ね合わせて巻き上げてなる線材であっ
    て、 前記第1のシートと前記第2のシートとの接触面積が増
    加するように、前記第1のシートと前記第2のシートと
    の界面が、密にジグザグ形状になるように形成されたこ
    とを特徴とする、Nb3 X系超電導線材。
  2. 【請求項2】 マトリックス中に多数の超電導フィラメ
    ント線材が埋込まれて構成される超電導多芯線材であっ
    て、 前記超電導フィラメント線材は、 純NbまたはNbを含む合金からなる第1のシートと、
    前記Nbと反応して超電導性を示す化合物をつくる金属
    原子XまたはXを含む合金からなる第2のシートとを重
    ね合わせて巻き上げてなる線材であって、 前記第1のシートと前記第2のシートとの接触面積が増
    加するように、前記第1のシートと前記第2のシートと
    の界面が、密にジグザグ形状になるように形成されたこ
    とを特徴とする、Nb3 X系超電導線材。
  3. 【請求項3】 前記金属原子Xは、Al、SnおよびG
    eから選ばれる金属である、請求項1または請求項2記
    載のNb3 X系超電導線材。
  4. 【請求項4】 前記第1のシートに含まれるNbは、純
    度99.0%以上であることを特徴とする、請求項1〜
    請求項3記載のNb3 X系超電導線材。
  5. 【請求項5】 純NbまたはNbを含む合金からなる第
    1のシートを熱処理する工程と、 前記熱処理された第1のシートと、前記Nbと反応して
    超電導性を示す化合物をつくる金属原子XまたはXを含
    む合金からなる第2のシートとを重ね合わせて巻き上げ
    て線材を作製する工程と、 前記線材に断面積を小さくする加工を施す工程とを備え
    る、Nb3 X系超電導線材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記断面積を小さくする加工が施された
    線材を、熱処理する工程をさらに備える、請求項5記載
    のNb3 X系超電導線材の製造方法。
  7. 【請求項7】 純NbまたはNbを含む合金からなる第
    1のシートを熱処理する工程と、 前記熱処理された第1のシートと、前記Nbと反応して
    超電導性を示す化合物をつくる金属原子XまたはXを含
    む合金からなる第2のシートとを重ね合わせて巻き上げ
    て線材を作製する工程と、 前記線材に断面積を小さくする加工を施す工程と、 前記加工が施された線材を複数本束ねて筒材中に充填す
    る工程と、 前記線材が充填された筒材に、さらに断面積を小さくす
    る加工を施して多芯線材を作製する工程とを備える、N
    3 X系超電導線材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のシートを熱処理する工程は、
    前記第1のシートの結晶組織を再調整し、結晶方位を乱
    すのに十分な温度範囲と時間行なわれる、請求項5また
    は請求項7記載のNb3 X系超電導線材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のシートを熱処理する工程は、
    熱処理後の前記第1のシートの結晶粒径が、10μm以
    上になるように熱処理する、請求項5または請求項7記
    載のNb3 X系超電導線材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1のシートを熱処理する工程
    は、400℃〜1300℃の温度範囲で1時間〜10時
    間程度行なわれる、請求項5または請求項7記載のNb
    3 X系超電導線材の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のシートを熱処理する工程
    は、700℃〜1100℃の温度範囲で行なわれる、請
    求項5または請求項7記載のNb3 X系超電導線材の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 純NbまたはNbを含むインゴットか
    ら、中間焼鈍および冷間加工によって、純NbまたはN
    bを含む合金からなる第1のシートを作製する工程と、 前記作製された第1のシートを熱処理する工程と、 前記熱処理された第1のシートに、スキンパス程度の軽
    い冷間加工を施す工程と、 前記冷間加工が施された第1のシートと、前記Nbと反
    応して超電導性を示す化合物をつくる金属原子Xまたは
    Xを含む合金からなる第2のシートとを重ね合わせて巻
    き上げて線材を作製する工程と、 前記線材に断面積を小さくする加工を施す工程とを備え
    る、Nb3 X系超電導線材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990010007A1 (fr) * 1989-02-28 1990-09-07 Otsuka Kagaku Kabushiki Kaisha Composes de spiropyrane
JP2008293690A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Kobe Steel Ltd 超電導線材製造用NbまたはNb基合金シートおよび超電導線材製造用前駆体
CN110444337A (zh) * 2019-06-19 2019-11-12 西部超导材料科技股份有限公司 一种卷绕法Nb3Sn超导线材的制备方法

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