JPH06290023A - 浮動小数点演算装置 - Google Patents

浮動小数点演算装置

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JPH06290023A
JPH06290023A JP5075632A JP7563293A JPH06290023A JP H06290023 A JPH06290023 A JP H06290023A JP 5075632 A JP5075632 A JP 5075632A JP 7563293 A JP7563293 A JP 7563293A JP H06290023 A JPH06290023 A JP H06290023A
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JP
Japan
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exponent
multiplication
underflow
normalized
circuit
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JP5075632A
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English (en)
Inventor
Makoto Takiguchi
誠 瀧口
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浮動小数点乗算命令において指数オーバーフ
ロー、指数アンダーフローの演算例外を早期に検出し、
割込を報告することにより、割込報告が遅くなると発生
する性能低下の問題を解決する。 【構成】 演算例外検出部200は、乗算後正規化量検
出回路201と、乗算後指数算出回路202と、指数ア
ンダーフロー検出回路203と、指数オーバーフロー検
出回路204と、アンドゲート205などよりなり、正
規化した被乗数、乗数を乗算後正規化量検出回路201
により乗算後の正規化量を求め、さらに乗算後指数算出
回路202により乗算後の指数を求め、その乗算後の指
数により指数アンダーフロー検出回路203および指数
オーバフロー検出回路204において指数オーバーフロ
ーおよび指数アンダーフローを早期に検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮動小数点演算装置に
関し、特に指数オーバーフロー、指数アンダーフローの
演算例外を高速に検出する検出技術に適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、科学技術計算の分野では、主
たるデータ表現形式に浮動小数点データ形式が用いられ
る。
【0003】そこで、たとえばHITAC Mシリーズ
の情報処理装置における浮動小数点データのデータ形式
を示すと図4のようになり、浮動小数点データは、1ビ
ットの符号部S、指数部7ビットおよび仮数部からな
る。
【0004】そして、符号部1ビットは仮数に対する符
号であり、指数部7ビットはexcess64表現にお
いて16進数によって表された仮数部を16の累乗倍す
る数を示す。
【0005】次に、指数の表示可能範囲を図5に示す
と、指数は+63から−64まで表示可能であり、+6
4以上は指数オーバーフロー、−65以下は指数アンダ
ーフローである。
【0006】また、仮数部は、図4に示すように最上位
桁の左に小数点のある16進数であり浮動小数点数のデ
ータ形式には、たとえば仮数部が6桁3バイトの短精度
形式、仮数部が14桁7バイトの長精度形式、仮数部が
28桁14バイトの拡張精度形式の3形式がある。
【0007】また、浮動小数点データには仮数部の最上
位桁が0でない正規化データ(以下、正規化量が0桁と
記す)と仮数部の最上位桁が0である非正規化データ
(以下、正規化量が左1桁と記す)があり、浮動小数点
乗算命令ではデータの精度を保つため正規化した演算結
果を求める。
【0008】次に、従来技術における浮動小数点データ
の乗算のアルゴリズムを説明する。
【0009】(1)被乗数、乗数の2つのオペランドを
正規化する。
【0010】(2)正規化した2つのオペランドの仮数
を乗算して中間結果の仮数を求め、さらに正規化した2
つのオペランドの指数を加算した値から64を引いた中
間結果の指数を求める。
【0011】(3)中間結果を正規化し仮数を必要な長
さに切り捨て乗算結果を求める。その際、中間結果の仮
数は正規化データの場合と非正規化データの場合があ
り、その正規化量は0桁もしくは左1桁であり、この中
間結果の仮数より乗算結果の正規化量を求める。
【0012】(4)乗算結果の指数の値が指数オーバー
フロー、または指数アンダーフローか否か調べ、指数ア
ンダーフローであり指数アンダーフロー割込マスクが0
の場合には乗算結果を0にし、また指数アンダーフロー
であり指数アンダーフロー割込マスクが1の場合または
指数オーバーフローの場合には演算例外割込を報告す
る。
【0013】(5) 指数オーバーフロー、指数アンダ
ーフローの演算例外割込が報告されると次命令以降の命
令は実行を中止して割込処理を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な従来技術においては、乗算結果が求まった後、乗算結
果の指数の値より指数オーバーフロー、指数アンダーフ
ローの演算例外を求めているので、乗算結果が求まって
からでないと指数オーバーフロー、指数アンダーフロー
の演算例外が求まらないため演算例外割込報告が遅くな
るという欠点がある。
【0015】また、演算例外割込報告が遅くなると、次
以降の命令の実行については以下の対応をとらなければ
ならない。
【0016】第1の方法として、演算例外割込が確定す
るまで次以降の命令実行を待つ。
【0017】さらに、第2の方法として、演算例外割込
が確定しなくても次以降の命令の実行を行い、次以降の
命令実行中に乗算命令の演算例外割込が報告された場合
は実行中の命令の実行を中止し、余分に実行した命令が
更新したデータを回復する。この場合には、そのデータ
を退避するためのレジスタ、回復するための手順が必要
となる。
【0018】第1の方法においては、割込が確定するま
で次以降の命令を実行できないため性能が低下するとい
う問題がある。
【0019】また、第2の方法においても、データを待
避するためのレジスタなどのハードウエアが増加するほ
か、回復処理に時間を要するため性能が低下するという
問題がある。
【0020】そこで、本発明の目的は、浮動小数点乗算
命令の指数オーバーフロー、指数アンダーフローの演算
例外を早期に検出し、演算例外割込を行うことにより、
演算性能を向上させる浮動小数点演算装置を提供するこ
とにある。
【0021】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0022】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0023】すなわち、本発明の浮動小数点演算装置
は、浮動小数点データの乗算を行う浮動小数点演算装置
であって、正規化した被乗数、乗数の仮数をデコードし
て乗算後の正規化量を検出する乗算後正規化量検出回路
と、検出した乗算後の正規化量と正規化した被乗数、乗
数の指数を加算して求めた中間結果の指数とにより乗算
後の指数を求める乗算後指数算出回路と、乗算後の指数
より指数オーバーフローおよび指数アンダーフローの演
算例外を検出する指数オーバーフロー検出回路および指
数アンダーフロー検出回路とからなる演算例外検出手段
を備えるものである。
【0024】
【作用】前記した浮動小数点演算装置によれば、乗算後
正規化量検出回路により図3に示すような正規化した被
乗数、乗数の仮数の最上位桁だけをデコードし、乗算後
の正規化量を求めることができる。しかし、この場合に
は全てのケースの正規化量は求められない。
【0025】また、下位桁の値により乗算後の正規化量
が0桁になる場合や左1桁になる場合のケースもあり、
さらにそのケースもデコードする桁数を増やすことによ
り、より正しい正規化量を求めることができる。
【0026】すなわち、全ての桁をデコードすることに
より全ての正規化量が求まることは言うまでもない。
【0027】しかし、図3に示すような被乗数、乗数の
仮数の最上位桁だけをデコードする場合では、被乗数、
乗数の仮数の最上位桁の値が1からFまで均一に発生す
ると199/225の確率により正規化量が求められ
る。
【0028】また、下位桁の値により正規化量を求めら
れない確率は26/225であり、この場合には、従来
の方法である仮数の乗算結果から正規化量を求めるとし
てもほとんどの場合において、乗算後正規化量検出回路
により正規化量を求めることができる。
【0029】従って、乗算後正規化量検出回路を用いて
被乗数、乗数の仮数を直接デコードすることにより、仮
数を乗算するよりも早く乗算後の正規化量を求めること
ができる。
【0030】また、乗算後の正規化量が求まれば、乗算
後指数算出回路によりその求まった正規化量を用いて中
間結果の指数の値を±0、もしくは−1して乗算結果の
指数の値が求まる。
【0031】さらに、乗算結果の指数の値が求まれば、
指数オーバーフロー、指数アンダーフローの演算例外
は、乗算結果の指数の値が64以上か、−65以下かを
検出する指数オーバフロー検出回路、指数アンダーフロ
ー検出回路により求まり、指数オーバーフローの場合は
そのまま、指数アンダーフローの場合は、指数アンダー
フロー割込マスクと論理積をとることにより演算例外を
検出できる。
【0032】これにより、正規化した被乗数、乗数の仮
数を直接デコードして乗算後の正規化量を求める乗算後
正規化量検出回路と、中間結果の指数と求めた乗算後の
正規化量とにより乗算結果の指数を求める乗算後指数算
出回路と、その指数より指数オーバフローおよび指数ア
ンダーフローを検出する指数オーバフロー検出回路、お
よび指数アンダーフロー検出回路とからなる演算例外検
出手段により、浮動小数点データの乗算のほとんどのケ
ースにおいて演算結果を待つことなく指数オーバーフロ
ー、指数アンダーフローの演算例外割込を早期に検出す
ることができる。
【0033】
【実施例】図1は本実施例における演算例外検出部の構
成を示す概略説明図、図2は本発明の一実施例である浮
動小数点演算装置の構成を示す概略説明図である。
【0034】まず、本実施例の浮動小数点演算装置の構
成を図2を用いて説明する。
【0035】本実施例の浮動小数点演算装置100は、
浮動小数点データの乗算を行う浮動小数点演算装置とさ
れ、たとえば被乗数レジスタ101と、乗数レジスタ1
02と、正規化回路103,104と、正規化被乗数レ
ジスタ105と、正規化乗数レジスタ106と、加算回
路107と、乗算回路108と、演算例外検出部(演算
例外検出手段)200と、中間結果レジスタ109と、
正規化回路110と、指数オーバーフロー検出回路11
1と、指数アンダーフロー検出回路112と、アンドゲ
ート113,114と、乗算結果抑止回路115と、乗
算結果レジスタ116と、演算制御回路117とにより
構成されている。
【0036】被乗数レジスタ101は、被乗数を格納す
るレジスタであり、乗数レジスタ102は、乗数を格納
するレジスタである。そして、正規化回路103,10
4はそのレジスタの値を正規化する。
【0037】正規化被乗数レジスタ105、正規化乗数
レジスタ106は正規化した被乗数、乗数を格納し、ま
た加算回路107は、正規化被乗数レジスタ105、正
規化乗数レジスタ106の指数を加算して64を引き中
間結果の指数を求める。
【0038】乗算回路108は、正規化被乗数レジスタ
105、正規化乗数レジスタ106の仮数を乗算して中
間結果の仮数を求める。
【0039】演算例外検出部200は、正規化被乗数レ
ジスタ105、正規化乗数レジスタ106の仮数、加算
回路107の加算結果および指数アンダーフロー割込マ
スク151とにより正規化量検出不可能信号211、指
数アンダーフロー早期割込報告信号212および指数オ
ーバーフロー早期割込報告信号213を出力する。
【0040】中間結果レジスタ109は、加算回路10
7、乗算回路108の中間結果を格納し、正規化回路1
10は、その中間結果レジスタ109の値を正規化す
る。
【0041】指数オーバーフロー検出回路111は、正
規化回路110により正規化した指数から指数オーバー
フローを検出し、同様に指数アンダーフロー検出回路1
12は、指数アンダーフローを検出する。
【0042】アンドゲート113,114は、指数アン
ダーフロー割込マスク151と、指数アンダーフロー検
出回路112により検出した指数アンダーフローとを論
理積をとり、指数アンダーフロー割込報告信号152、
乗算結果を0にする抑止信号154を求める。
【0043】さらに、指数アンダーフローの場合におい
て、指数アンダーフロー割込マスク151が0のとき
は、乗算結果を0にする抑止信号154を1にし、また
指数アンダーフロー割込マスク151が1のときは、指
数アンダーフロー割込報告信号152を1にする。
【0044】乗算結果抑止回路115は、抑止信号15
4が1の場合には正規化回路110から出力された乗算
結果を0にし、そして乗算結果レジスタ116は、乗算
結果抑止回路115の出力値を保持する。
【0045】演算制御回路117は、指数アンダーフロ
ー早期割込報告信号212、指数オーバフロー早期割込
報告信号213、正規化量検出不可能信号211、指数
アンダーフロー割込報告信号152および指数オーバフ
ロー割込報告信号153を受け取り、演算の制御を行
う。
【0046】指数オーバーフロー検出回路111では、
正規化した指数の値が64以上のとき指数オーバーフロ
ーを検出し、また指数アンダーフロー検出回路112で
は、正規化した指数の値が65以下のとき指数アンダー
フローを検出する。
【0047】指数アンダーフロー早期割込報告信号21
2、指数オーバフロー早期割込報告信号213は、演算
例外検出部200によって検出され、また通常の指数ア
ンダーフロー割込報告信号152、指数オーバーフロー
割込報告信号153は、アンドゲート113、指数オー
バーフロー検出回路111によって検出される。
【0048】次に、図1を用いて演算例外検出部200
の構成を説明する。
【0049】本実施例の演算例外検出部200は、乗算
後正規化量検出回路201と、乗算後指数算出回路20
2と、指数アンダーフロー検出回路203と、指数オー
バフロー検出回路204と、アンドゲート205とから
なり、乗算後の浮動小数点データの指数アンダーフロー
および指数オーバーフローの早期検出を行う。
【0050】乗算後正規化量検出回路201は、正規化
被乗数レジスタ105、正規化乗数レジスタ106の仮
数より乗算後の正規化量210、正規化量検出不可能信
号211を求める。
【0051】乗算後指数算出回路202は、中間結果の
指数を求める加算回路107の中間結果の指数と、乗算
後の正規化量210により乗算後の指数を求める。
【0052】指数アンダーフロー検出回路203は、乗
算後指数算出回路202によって求めた乗算後の指数か
ら指数アンダーフローを検出する。また、指数オーバー
フロー検出回路204は、乗算後指数算出回路202に
よって求めた乗算後の指数から指数オーバーフローを検
出し、指数オーバフロー早期割込報告信号213を出力
する。
【0053】アンドゲート205は、指数アンダーフロ
ー割込マスク151と、指数アンダーフロー検出回路2
03によって検出された指数アンダーフローとの論理積
をとり、指数アンダーフロー早期割込報告信号212を
出力する。
【0054】次に、図3を用いて乗算後正規化量の検出
について説明する。
【0055】なお、作用において説明したように、たと
えば図3の乗算後の正規化量210は、正規化した被乗
数、乗数の最上位桁のみをデコードした場合の値である
ため、全てのケースにおいて乗算後の正規化量を求める
ことはできない。しかし、ほとんどのケースにおいて、
正規化量を検出できることは言うまでもない。
【0056】まず、被乗数の仮数最上位桁の値301が
1、乗数の仮数最上位桁の値302が1〜7の部分は、
乗算後の正規化量210は左1桁である。
【0057】これは、被乗数の仮数が0.10・・・0か
ら0.1F・・・Fの範囲と乗数の仮数が0.10・・・0
から0.7F・・・Fの範囲を乗算すると中間結果が0.0
X・・・Xとなり、必ず乗算後の正規化量210が左1
桁になることを示している。
【0058】また、被乗数の仮数最上位桁の値301が
1、乗数の仮数最上位桁の値302が8〜Fの部分は、
乗算後の正規化量が0桁または左1桁であり、正規化量
を検出することはできないので正規化量検出不可能信号
211は1となる。
【0059】これは、被乗数の仮数が0.10・・・0か
ら0.1F・・・Fの範囲と乗数の仮数が0.80・・・0
から0.FF・・・Fの範囲を乗算すると中間結果が0.0
X・・・Xまたは0.1X・・・Xとなり、乗算後の正規
化量210が0桁または左1桁になることを示してい
る。
【0060】また、被乗数の仮数最上位桁の値301が
2以降についても同様にして正規化量が求まる。
【0061】以上のようにして、乗算後正規化量検出回
路201は、正規化した被乗数、乗数をデコードして乗
算後の正規化量210または正規化量検出不可能信号2
11を求めることができる。
【0062】次に、本実施例の作用を説明する。
【0063】まず、浮動小数点演算装置100は、被乗
数レジスタ101と乗数レジスタ102に被乗数と乗数
をセットする。
【0064】次に、被乗数レジスタ101、乗数レジス
タ102にセットした被乗数、乗数を正規化回路10
3,104は、正規化して正規化被乗数レジスタ10
5、正規化乗数レジスタ106にセットする。
【0065】さらに、正規化被乗数レジスタ105、正
規化乗数レジスタ106にセットしたデータは、加算回
路107、乗算回路108に供給して中間結果を求め、
中間結果レジスタ109にセットするとともに、演算例
外検出部200に供給する。
【0066】そして、演算例外検出部200は、加算回
路107の出力である中間結果の指数142および指数
アンダーフロー割込マスク151を入力する。
【0067】さらに、演算例外検出部200内では、正
規化した被乗数の仮数140、正規化した乗数の仮数1
41を乗算後正規化量検出回路201に入力し、乗算後
の正規化量210、正規化量検出不可能信号211を求
める。
【0068】そして、乗算後指数算出回路202は、求
めた乗算後の正規化量210と中間結果の指数142と
により乗算後の指数を求める。
【0069】さらに、この乗算後の指数により、指数ア
ンダーフロー検出回路203、指数オーバーフロー検出
回路204において指数アンダーフロー、指数オーバー
フローが求まる。
【0070】そして、求めた指数アンダーフローと、指
数アンダーフロー割込マスク151とによってアンドゲ
ート205において論理積がとられ、指数アンダーフロ
ー早期割込報告信号212が求まる。
【0071】さらに、指数オーバフロー検出回路204
と、アンドゲート205とは、求めた指数オーバーフロ
ー割込、指数アンダーフロー割込を、指数オーバーフロ
ー早期割込報告信号213、指数アンダーフロー早期割
込報告信号212として演算制御回路117に報告す
る。
【0072】以上により、乗算後正規化量検出回路20
1、乗算後指数算出回路202、指数アンダーフロー検
出回路203、および指数オーバーフロー検出回路20
4などからなる演算例外検出部200により、早期に演
算例外割込処理を行うことができる。
【0073】次に、従来の方法により演算例外割込報告
を行う場合を説明する。
【0074】なお、中間結果レジスタ109に中間結果
をセットするところまでは上記方法と同様である。
【0075】中間結果レジスタ109にセットした中間
結果を正規化回路110は正規化して、その後指数オー
バーフロー検出回路111、指数アンダーフロー検出回
路112は、指数オーバーフロー、指数アンダーフロー
を求める。
【0076】さらに、指数アンダーフロー検出回路11
2において求めた指数アンダーフローと、指数アンダー
フロー割込マスク151とにより、アンドゲート11
3,114は、それらの論理積をとり、乗算結果を0に
する抑止信号154または指数アンダーフロー割込報告
信号152を求める。
【0077】そして、乗算結果抑止回路115は、正規
化回路110により出力された乗算結果を、アンドゲー
ト114によって求めた抑止信号154が1の場合には
抑止し、乗算結果レジスタ116に0を格納する。
【0078】さらに、指数オーバーフロー検出回路11
1、アンドゲート113は、求めた指数オーバーフロー
割込、指数アンダーフロー割込を指数オーバフロー割込
報告信号153、指数アンダーフロー割込報告信号15
2として演算制御回路117に報告する。
【0079】次に、演算制御回路117は、正規化量検
出不可能信号211が0であり早期検出が可能な場合
は、指数アンダーフロー早期割込報告信号212、指数
オーバーフロー早期割込報告信号213により演算例外
報告を受け取る。
【0080】また、正規化量検出不可能信号211が1
であり早期検出が不可能な場合には、指数アンダーフロ
ー割込報告信号152、指数オーバーフロー割込報告信
号153により演算例外割込報告を受け取る。
【0081】そして、正規化量検出不可能信号211が
1であり早期検出が不可能な場合には、指数アンダーフ
ロー割込報告信号152、指数オーバーフロー割込報告
信号153が確定するまで次移行の命令実行を待たせ
る。
【0082】以上により、乗算後の正規化量が検出でき
ない場合についても、従来と同様な方法により演算例外
の検出を行うことができる。
【0083】従って、本実施例の浮動小数点演算装置1
00によれば、乗算後正規化量検出回路201、乗算後
指数算出回路202、指数アンダーフロー検出回路20
3および指数オーバーフロー検出回路204よりなる演
算例外検出部200により、浮動小数点乗算命令の演算
例外を早期に検出し、演算例外割込報告を行い、浮動小
数点乗算命令における処理性能の向上を図ることができ
る。
【0084】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるのではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0085】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものよって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0086】すなわち、本発明によれば、浮動小数点デ
ータの演算において、演算例外検出手段により、正規化
量が検出可能かどうかを判断し、ほとんどの場合には正
規化量を検出し、早期に指数オーバーフロー、指数アン
ダーフローが検出でき、それ以外の場合には従来と同様
な方法によって指数オーバーフロー、指数アンダーフロ
ーが検出できる。
【0087】この結果、浮動小数点乗算命令の指数オー
バーフロー、指数アンダーフローの演算例外を早期に検
出し、割込を報告することができ、割込報告が遅くなる
と発生する性能低下の問題を解決し、性能の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における演算例外検出部の構成を示す
概略説明図である。
【図2】本発明の一実施例である浮動小数点演算装置の
構成を示す概略説明図である。
【図3】本実施例における演算例外検出回路の乗算後の
正規化量を示す概略説明図である。
【図4】浮動小数点データのデータ形式を示す概略説明
図である。
【図5】浮動小数点データの指数の表示可能範囲を示す
概略説明図である。
【符号の説明】
100 浮動小数点演算装置 101 被乗数レジスタ 102 乗数レジスタ 103,104,110 正規化回路 105 正規化被乗数レジスタ 106 正規化乗数レジスタ 107 加算回路 108 乗算回路 111,204 指数オーバーフロー検出回路 112,203 指数アンダーフロー検出回路 113,114,205 アンドゲート 109 中間結果レジスタ 115 乗算結果抑止回路 116 乗算結果レジスタ 117 演算制御回路 140 正規化した被乗数の仮数 141 正規化した乗数の仮数 142 中間結果の指数 151 指数アンダーフロー割込マスク 152 指数アンダーフロー割込報告信号 153 指数オーバーフロー割込報告信号 154 抑止信号 200 演算例外検出部(演算例外検出手段) 201 乗算後正規化量検出回路 202 乗算後指数算出回路 210 乗算後の正規化量 211 正規化量検出不可能信号 212 指数アンダーフロー早期割込報告信号 213 指数オーバーフロー早期割込報告信号 301 被乗数の仮数最上位桁の値 302 乗数の仮数最上位桁の値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮動小数点データの乗算を行う浮動小数
    点演算装置であって、正規化した被乗数、乗数の仮数を
    デコードして乗算後の正規化量を検出する乗算後正規化
    量検出回路と、該検出した乗算後の正規化量と該正規化
    した被乗数、乗数の指数を加算して求めた中間結果の指
    数とにより乗算後の指数を求める乗算後指数算出回路
    と、該乗算後の指数より指数オーバーフローおよび指数
    アンダーフローの演算例外を検出する指数オーバーフロ
    ー検出回路および指数アンダーフロー検出回路とからな
    る演算例外検出手段を備えることを特徴とする浮動小数
    点演算装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5838601A (en) * 1996-02-14 1998-11-17 Fujitsu Limited Arithmetic processing method and arithmetic processing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5838601A (en) * 1996-02-14 1998-11-17 Fujitsu Limited Arithmetic processing method and arithmetic processing device

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