JPH06289U - トイレットペーパー自動供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的に所定長さに切断したトイレットペー
パーが供給されることにより、利用者の便を図るととも
に、ペーパーの無駄な使用をも抑制する。 【構成】 トイレットペーパーを装着する支持軸と、そ
の下方にこれと平行に設けられモーターで回転して挟ん
だトイレットペーパーを送り出す１対の送りローラー
と、その下方に設けられ送りローラーから送り出された
トイレットペーパーをモーターにより作動して切断する
シートカッターと、その下方に設けられ切断されたトイ
レットペーパーを受ける受皿とからなることを特徴とす
るトイレットペーパー自動供給装置である。送りローラ
ー及びシートカッターの作動はマイクロコンピュータで
制御できる。受皿にセンサーを設け、切断したペーパー
が使用されたのを感知してペーパーの供給を行うことに
より、完全自動でトイレットペーパーを供給することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、トイレに設置され、ロール状のトイレットペーパーを自動的に切断 して利用者の便を図る新規なトイレットペーパー自動供給装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、トイレットペーパーは単にホルダーに軸着されており、利用者はその 都度手によってペーパーを引き出し切断して利用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来は、トイレットペーパーの引き出し及び切断を利用者自ら行っていたので 、中にはこれを煩雑に感じる人もおり、勢い必要以上の多量のペーパーを引き出 してしまい、無駄な使用をする人もいた。本考案は、自動的に所定長さに切断し たトイレットペーパーが供給されることにより、利用者の便を図るとともに、ペ ーパーの無駄な使用をも抑制するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、トイレットペーパーを装着する支持軸と、その下方にこれと平行に 設けられモーターで回転して挟んだトイレットペーパーを送り出す１対の送りロ ーラーと、その下方に設けられ送りローラーから送り出されたトイレットペーパ ーをモーターにより作動して切断するシートカッターと、その下方に設けられ切 断されたトイレットペーパーを受ける受皿とからなることを特徴とするトイレッ トペーパー自動供給装置である。シートカッターとしては、例えば、実開平３− １１３７９６号に記載されているように、主にファクシミリに用いられていた公 知の機構を使用すればよい。

【０００５】

【作用】

本考案は、ボタンを押す等してスイッチを入れることにより、送りローラーが 回転してペーパーを送り出し、さらに、シートカッターを作動させてペーパーを 切断し、下方の受皿に切断したペーパーを供給する。送りローラー及びシートカ ッターの作動をマイクロコンピュータで制御することにより、１度スイッチを入 れるだけで、又はセンサーで感知して、自動的に所定長さの切断ペーパーが供給 される。

【０００６】

【実施例】

以下、実施例たる図面を参照しつつ、本考案を詳細に説明する。図１は、本考 案の１実施例たるトイレットペーパー自動供給装置１の一部を切断して示す正面 図、図２は図１の縦断面図、図３は制御系統図である。

【０００７】 トイレットペーパー自動供給装置１は、本体ケース２、支持軸３、送りローラ ー４、シートカッター５、受皿６等からなる。本体ケース２の最上部には装着し たトイレットペーパーＰを覆うカバー７が開閉可能に取り付けられ、それから下 方に順次支持軸３、送りローラー４、シートカッター５、受皿６が配置されてい る。

【０００８】 支持軸３は片持構造となっており、図１に示すように、左側が本体ケース２に 一体に固定され、右側からトイレットペーパーを差し込めるようになっている。 送りローラー４は一対のロールを密着させたもので間に挟んだトイレットペーパ ーをシートカッター５に送り出すものあるが、トイレットペーパー装着時にはレ バー１２を操作してロールの間隔を広げ、簡単にトイレットペーパーを間に通す ことができる。送りローラー４はモーター８で作動する。シートカッター５は固 定刃１０と揺動刃１１を有し、モーター９で揺動刃１１を揺動させてトイレット ペーパーを切断する。このようなシートカッターの機構は公知のものであるから ここでは詳述しない。受皿６には光電管センサー１３が設けられカット紙の有無 を検出する。受皿に設けるセンサーはその他公知のものを使用し得る。本体ケー ス２の正面裏側にはマイクロコンピュータを内蔵した制御部１４が取り付けられ 、該部から作動ボタン１５とカット長選択スイッチ１６が前面に露出している。 電源は、バッテリーでも家庭用のＡＣ電源でもよいが、本実施例はバッテリー１ ７により作動する。

【０００９】 トイレットペーパーをセットするときは、カバー７を開き、トイレットペーパ ーＰを支持軸３に差し込み、レバー１２を操作して送りローラー４の間隔を広げ 、トイレットペーパーの先端を送りローラー４の間に通し、再びレバー１２を操 作して送りローラー４の間隔を縮め、カバー７を元に戻す。本体ケース前面の作 動ボタン１５を押すと、コンピュータ制御により所定時間モーター８が回転して 送りローラー４がトイレットペーパーを下方に送り出す。モーター８が停止する と、モーター９が所定時間回転しシートカッター５の揺動刃１１を揺動させてト イレットペーパーを切断する。切断されたトイレットペーパーは自重で落下し、 受皿６に供給される。受皿６のカット紙が使用されると、光電管センサー１３が 感知し、送りローラー４とシートカッター５が作動して再び受皿６にカット紙が 供給される。トイレットペーパーがなくなると、送りローラー４とシートカッタ ー５が作動してもカット紙が供給されないことを光電管センサー１３が感知し、 モーター８、９の作動を停止させる。

【００１０】 本実施例においては、きわめて簡単なコンピュータ制御を記載したが、カット 長さを、例えば２０センチというように、任意の数値で指定したり、１度に数枚 のカットを行ったり、１度にカットする枚数を指定したりすることも可能である 。

【００１１】

【考案の効果】

本考案トイレットペーパー自動供給装置は、自動的に所定長さに切断したトイ レットペーパーが供給されるので、利用者にとって便利であるばかりか、ペーパ ーの無駄な使用をも抑制するので紙資源節約にも貢献するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例たるトイレットペーパー自動
供給装置１の一部を切断して示す正面図である。

【図２】図１の縦断面図である。

【図３】制御系統図である。

【符号の説明】

１ トイレットペーパー自動供給装置 ２ 本体ケース ３ 支持軸 ４ 送りローラー ５ シートカッター ６ 受皿 ７ カバー ８ モーター ９ モーター １０ 固定刃 １１ 揺動刃 １２ レバー １３ 光電管センサー １４ 制御部 １５ 作動ボタン １６ カット長選択スイッチ １７ バッテリー

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 トイレットペーパーを装着する支持軸
   と、その下方にこれと平行に設けられモーターで回転し
   て挟んだトイレットペーパーを送り出す１対の送りロー
   ラーと、その下方に設けられ送りローラーから送り出さ
   れたトイレットペーパーをモーターにより作動して切断
   するシートカッターと、その下方に設けられ切断された
   トイレットペーパーを受ける受皿とからなることを特徴
   とするトイレットペーパー自動供給装置
2. 【請求項２】 送りローラー及びシートカッターの作動
   をマイクロコンピュータで制御した請求項１のトイレッ
   トペーパー自動供給装置
3. 【請求項３】 受皿にセンサーを設け、切断したペーパ
   ーが使用されたのを感知してペーパーの供給を行う請求
   項２のトイレットペーパー自動供給装置