JPH06289140A - ポジトロンct装置 - Google Patents

ポジトロンct装置

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JPH06289140A
JPH06289140A JP9393393A JP9393393A JPH06289140A JP H06289140 A JPH06289140 A JP H06289140A JP 9393393 A JP9393393 A JP 9393393A JP 9393393 A JP9393393 A JP 9393393A JP H06289140 A JPH06289140 A JP H06289140A
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JP
Japan
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counting
circuit
counter
rate
count rate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9393393A
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English (en)
Inventor
Shinichi Inoue
慎一 井上
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】PETの計数値の定量性を損ねる要因に計数損
失があり、被検体に投与される放射能濃度がある値を越
えると、理論的に上記計数損失の補正が不可能な領域に
至る。本発明はこの領域を予め知ることにより、得られ
たデータの定量性の有無、換言すればデータ信頼性の有
無を把握し、画像精度の低下を防止する。 【構成】単一計数回路31の出力計数率を測定する計数
率モニタ用カウンタ37と、このカウンタで測定された
計数率と予め設定したリファレンス計数率とを比較し前
記カウンタの計数率が前記リファレンス計数率よりも大
きいときに警告信号を出力する比較回路38と、前記警
告信号を受けて視覚的若しくは聴覚的に又はそれらの両
方で警告を発する警告回路39とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核医学診断に利用され
るポジトロンCT装置(PETともいう)、特に計測デ
ータの定量性をモニタ可能のPETに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】PETは、被検体の周りにリング状に密
接配列した検出器群からの出力の同時計数をとり、得ら
れた投影データを、X線CT装置で行われるのと同様な
画像再構成技術を用いて診断用画像を作成する。
【0003】図3は、従来のPETにおいて、その検出
器(群)出力が投影データとなり、メモリに記録され、
データ処理装置へ転送される回路部を示すブロック図で
ある。この図3において、検出器(群)出力SD は同時
計数回路31にて同時計数事象が検出されると、同時計
数対信号(i,j)となって同時計数回路31より出力
される。ここに、i,jは互いに対向して配置されたi
番目の検出器とj番目の検出器を示す。したがって
(i,j)は、i番目とj番目の検出器で生じた同時計
数事象を表わすことになる。
【0004】同時計数回路31からの(i,j)出力
((i,j)データともいう)は、後段の+1回路32
へ入力される。+1回路32は、次段のメモリ33のア
ドレスのうち(i,j)番地のデータに1だけ加算する
機能をもつ。すなわち、ヒストグラムモードと呼ばれる
方式で(i,j)データのメモリ33上への書込みを行
う。メモリ33に逐次書き込まれ、ある計測期間内に蓄
積されたデータは、適宜、後段のデータ処理装置(図示
せず)へ送られ、画像化される。一方、検出器出力SD
は単一検出回路34にも入力され、検出器の番地iやj
などの計数値がメモリ36に、+1回路35を通じて記
録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来装置に
おいては、被検体(図示せず)内に投与される放射能の
濃度が高くなると、これに伴って測定される(i,j)
データの計数値あるいは計数率が高くなり、回路系の不
感時間により、いわゆる数え落としが生ずる。
【0006】図4は計数損失特性を示す放射能濃度と測
定された計数率との関係を示すグラフで、上記数え落と
しを簡便に示す。数え落としがない理想的な回路系で
は、放射能濃度に比例して直線aのような測定値が得ら
れる。一方、通常の回路系では、曲線bやcのような傾
向を示す測定値が得られる。特に、曲線bのような傾向
を示す回路系は飽和型の不感時間、曲線cのような場合
は窒息型の不感時間をもつものとして、放射線計測の分
野でよく知られている。これらの特性は、投与した放射
能濃度と測定される計数値、ここではメモリに記録され
る(i,j)データとの比例関係を損い、その結果、計
数値の定量的評価が不可となることを意味する。
【0007】PETの特長は定量的評価が可能であると
いう点にある。したがって、上記数え落としによる非直
線性の程度は、PETの特長を損なう要因として重大で
ある。通常、このような数え落としが生じても、数学的
な処理によって、非直線性の補正、いわゆる数え落とし
補正は可能である。
【0008】しかし、図4に示す飽和値ないし最大値P
を越えているような放射能濃度の領域では、上記のよう
な補正は不可能であり、この場合は、予め、放射能濃度
が値Pを越えないように投与量を制限する必要がある
が、臨床の場では検査部位の放射能の取込みには個体差
があり、管理するのが困難な場合が多い。このため、計
測データの定量性が損われ、データの信頼性が低下し、
画像の精度が低下するという問題が生じた。
【0009】本発明の目的は、計測データの定量性が損
われ、データの信頼性が低下することを防ぎ、画像精度
の低下を防止できるポジトロンCT装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、単一計数回
路の出力計数率を測定する計数率モニタ用カウンタと、
このカウンタで測定された計数率と予め設定したリファ
レンス計数率とを比較し前記カウンタの計数率が前記リ
ファレンス計数率よりも大きいときに警告信号を出力す
る比較回路と、前記警告信号を受けて視覚的若しくは聴
覚的に又はそれらの両方で警告を発する警告回路とを設
けることにより達成される。
【0011】
【作用】比較回路は、計数率モニタ用カウンタで測定さ
れた単一計数回路の出力計数率と予め設定したリファレ
ンス計数率とを比較し前記カウンタの計数率が前記リフ
ァレンス計数率よりも大きいときに警告信号を出力す
る。また警告回路は、比較回路からの警告信号を受けて
視覚的若しくは聴覚的に又はそれらの両方で警告を発す
る。
【0012】これにより操作者などは、同時計数回路系
の出力が計数損失の補正可能な領域にあるかどうかを知
ることができ、操作者などが適宜処置することで、デー
タの信頼性が低下することが防止されることになる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
するが、それに先立ち、まず本発明の原理について説明
する。ポジトロンCT装置(PET)において、計測さ
れたデータが、飽和領域あるいは最大値Pを既に越えた
放射能濃度によるものかどうかは、通常、同時計数回
路、+1回路及びメモリからなる回路系が飽和型の計数
損失を有する場合を除いて、データの計数率から判断す
ることができない。
【0014】図3に示すような同時計数回路31系にお
いては、一般的にいって、単一計数回路34系と比べて
不感時間が大きく、それに応じて放射能濃度が高い領域
では計数損失が顕著になる。図5は計数損失特性を示す
放射能濃度と測定された計数率との関係を示すグラフ
で、上記2つの回路31,34系の計数率特性を便宜的
に示している。この図5において、曲線cは同時計数回
路31系に関するもの、曲線dは単一計数回路34系に
関するものとする。点P,P´´は曲線c,dの最大値
を示す。
【0015】いま、単一計数回路34系の出力をモニタ
することによって、すなわち、同時計数回路31系の計
数率の最大値Pを与える放射能濃度における単一計数回
路34系の出力計数率Cpを知ることによって、Cpを
越える出力計数率があったときには、同時計数回路31
系は既にその最大値を越えていることを知ることができ
る。したがってこれを、音声あるいは発光ダイオード
(LED)点灯などにより報知,警告すれば、操作者な
どは計数率が補正不可能な状況にあることを知ることが
でき、操作者などの処置で、データの信頼性が低下する
ことが防止されることになる。
【0016】図1は、本発明によるポジトロンCT装置
の一実施例の要部を示すブロック図である。この図1に
おいて、31〜36及びSD は各々図3と同様である。
37は単一計数回路31の出力計数率を測定する計数率
モニタ用カウンタ、38はこのカウンタ37で測定され
た計数率と予め設定したリファレンス計数率とを比較し
カウンタ37の計数率が前記リファレンス計数率よりも
大きいときに警告信号を出力する比較回路、39は前記
警告信号を受けて視覚的若しくは聴覚的に又はそれらの
両方で警告を発する警告回路である。警告回路39は、
ここでは音声出力回路39a及び発光ダイオード(LE
D)点灯回路39bからなる。
【0017】上述本発明装置において、単一計数回路3
1の出力は計数率モニタ用カウンタ37に入力される。
このカウンタ37は、入力計数率を1/N(Nは正の整
数)にカウントダウンさせることによって、計数率の増
加を予め抑制してある。上記Nの値は単一計数回路31
の処理速度に応じて任意に選ばれる。
【0018】計数率モニタ用カウンタ37の出力は、n
ビット(例えばn=8あるいはn=16)の信号として
表現され、出力される。このnビットのカウンタ出力は
比較回路38に入力される。比較回路38のリファレン
ス(参照)信号の値は、図5中の曲線c,dを満足する
ような値Cpが選ばれる。
【0019】比較回路38は、そこへの入力信号(カウ
ンタ37の出力信号)値がリファレンス信号値Cpを越
えたとき、出力レベルが1となるものとする。出力レベ
ルが1のとき、次段の警告回路39が駆動される。すな
わち、音声出力回路39a及び発光ダイオード(LE
D)点灯回路39bが駆動される。音声出力回路39a
内のROMには警告のための音声が記録されており、P
ET操作者に音声情報にて放射能濃度が図5に示す最大
値Pを越える領域にある旨、警告を発する。また発光ダ
イオード点灯回路39bは、発光ダイオード(LED)
を逐次点灯することによって同様の警告を視覚的に与え
る。なお警告回路39としては、音声出力回路39a又
は発光ダイオード(LED)点灯回路39bのいずれか
でもよく、また他の回路構成にて視覚的若しくは聴覚的
に又はそれらの両方で警告を発するようにしてもよい。
【0020】図2は、本発明装置の他の実施例の要部を
示すブロック図である。図2に示すように、PETでは
同時計数回路34系は複数系列(あるいはチャンネル)
からなるのが一般的である。このような構成では、各検
出器出力SD は共通の単一計数回路31にて処理され
る。計数率モニタ用カウンタ37は各チャンネル毎に設
けられ、各チャンネル毎の単一計数率を測定する。各カ
ウンタ37への入力は図1の実施例と同様に1/Nにカ
ウントダウンされる。
【0021】比較回路38では、各チャンネルのカウン
タ37出力のうちのいずれかにCp値を越えるものがあ
れば、図1の実施例に述べたと同様な方法で、音声を出
力し、発光ダイオードを点灯し、視覚的若しくは聴覚的
に又はそれらの両方で警告を発する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、計
数損失補正が原理的に不可能となるような放射能濃度の
RIが被検体に投与されたとき警告が発せられるので、
この期間中に、操作者がPETの計測を開始することを
未然に防ぐことができる。また、計測中にRIの取込み
が多くなり、放射能濃度が所定値よりも高くなるような
状況が生じたときも、同様に操作者に警告が発せられ、
計測データの定量性が損われていることを知らせること
ができる。このため、データの信頼性の有無をデータ処
理時に考慮することができ、画像精度の低下を防止でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例の要部を示すブロック図
である。
【図2】本発明装置の他の実施例の要部を示すブロック
図である。
【図3】従来装置の要部を示すブロック図である。
【図4】計数損失特性を示す放射能濃度と測定された計
数率との関係を示すグラフである。
【図5】計数損失特性を示す放射能濃度と測定された計
数率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
31 単一計数回路 32 +1回路 33 メモリ 34 同時計数回路 35 +1回路 36 メモリ 37 計数率モニタ用カウンタ 38 比較回路 39 警告回路 39a 音声出力回路 39b 発光ダイオード点灯回路 SD 検出器(群)出力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一計数回路の出力計数率を測定する計数
    率モニタ用カウンタと、このカウンタで測定された計数
    率と予め設定したリファレンス計数率とを比較し前記カ
    ウンタの計数率が前記リファレンス計数率よりも大きい
    ときに警告信号を出力する比較回路と、前記警告信号を
    受けて視覚的若しくは聴覚的に又はそれらの両方で警告
    を発する警告回路とを具備することを特徴とするポジト
    ロンCT装置。
JP9393393A 1993-03-30 1993-03-30 ポジトロンct装置 Pending JPH06289140A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271428A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Hitachi Ltd ガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置
JP2010151615A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Toshiba Corp 放射線モニタ

Cited By (3)

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JP4681487B2 (ja) * 2006-03-31 2011-05-11 株式会社日立製作所 ガンマ線の同時計数方法および核医学診断装置
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