JPH06286957A - エレベーター用ロープの劣化検出方法 - Google Patents
エレベーター用ロープの劣化検出方法Info
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- JPH06286957A JPH06286957A JP7393693A JP7393693A JPH06286957A JP H06286957 A JPH06286957 A JP H06286957A JP 7393693 A JP7393693 A JP 7393693A JP 7393693 A JP7393693 A JP 7393693A JP H06286957 A JPH06286957 A JP H06286957A
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- 230000006866 deterioration Effects 0.000 title claims abstract description 29
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 12
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 8
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 238000007689 inspection Methods 0.000 abstract description 5
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/12—Checking, lubricating, or cleaning means for ropes, cables or guides
- B66B7/1207—Checking means
- B66B7/1215—Checking means specially adapted for ropes or cables
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、主ロープ３の劣化をより確実にか
つ簡単に検出し、点検時間を短縮するとともに、エレベ
ーターの信頼性を向上させることを目的とするものであ
る。 【構成】 主ロープ２の電気抵抗値を測定することによ
り、主ロープ２の有効な断面積の経時的な変化を検出
し、主ロープ３の内部の素線破断や錆などによる劣化も
検出するようにした。
つ簡単に検出し、点検時間を短縮するとともに、エレベ
ーターの信頼性を向上させることを目的とするものであ
る。 【構成】 主ロープ２の電気抵抗値を測定することによ
り、主ロープ２の有効な断面積の経時的な変化を検出
し、主ロープ３の内部の素線破断や錆などによる劣化も
検出するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーター用ロー
プの摩耗や素線破断等の劣化を検出するためのエレベー
ター用ロープの劣化検出方法に関するものである。
プの摩耗や素線破断等の劣化を検出するためのエレベー
ター用ロープの劣化検出方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、エレベーター用ロープは鋼製であ
るため、経年使用により摩耗や素線の破断が生じる。こ
のようなエレベーター用ロープの劣化を検出する方法と
して、従来は、摩耗，素線破断，錆の発生及び変形等の
有無をロープ１本毎に目視で点検していた。また、この
ような目視による良否の判定基準は、ＪＩＳ−Ａ４３０
２「昇降機の検査基準」に準じている。
るため、経年使用により摩耗や素線の破断が生じる。こ
のようなエレベーター用ロープの劣化を検出する方法と
して、従来は、摩耗，素線破断，錆の発生及び変形等の
有無をロープ１本毎に目視で点検していた。また、この
ような目視による良否の判定基準は、ＪＩＳ−Ａ４３０
２「昇降機の検査基準」に準じている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の目
視によるエレベーター用ロープの劣化検出方法では、ロ
ープ内部の素線破断や錆による痩せ等を見つけることが
困難であるとともに、点検に時間がかかるなどの問題点
があった。これに対し、ロープの劣化を検出するための
補完機器として、漏洩磁束の変化を利用した専用測定機
器もあるが、高価格であり、かつその取扱も簡単ではな
いため、一般には殆ど普及していない。
視によるエレベーター用ロープの劣化検出方法では、ロ
ープ内部の素線破断や錆による痩せ等を見つけることが
困難であるとともに、点検に時間がかかるなどの問題点
があった。これに対し、ロープの劣化を検出するための
補完機器として、漏洩磁束の変化を利用した専用測定機
器もあるが、高価格であり、かつその取扱も簡単ではな
いため、一般には殆ど普及していない。
【０００４】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、エレベーター
用ロープの劣化をより確実にかつ簡単に検出することが
でき、点検時間を短縮できるとともに、エレベーターの
信頼性を向上させることができるエレベーター用ロープ
の劣化検出方法を得ることを目的とする。
ることを課題としてなされたものであり、エレベーター
用ロープの劣化をより確実にかつ簡単に検出することが
でき、点検時間を短縮できるとともに、エレベーターの
信頼性を向上させることができるエレベーター用ロープ
の劣化検出方法を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用ロープの劣化検出方法は、エレベーター用ロープ
の電気抵抗値を測定することにより、エレベーター用ロ
ープの有効な断面積の経時的な変化を検出するようにし
たものである。
ター用ロープの劣化検出方法は、エレベーター用ロープ
の電気抵抗値を測定することにより、エレベーター用ロ
ープの有効な断面積の経時的な変化を検出するようにし
たものである。
【０００６】
【作用】この発明においては、エレベーター用ロープの
電気抵抗値を測定し、その初期値や他のロープの電気抵
抗値と比較することにより、摩耗や素線破断による有効
断面積の減少を検出し、エレベーター用ロープの良否の
判定材料とする。
電気抵抗値を測定し、その初期値や他のロープの電気抵
抗値と比較することにより、摩耗や素線破断による有効
断面積の減少を検出し、エレベーター用ロープの良否の
判定材料とする。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図１はこの発明の一実施例によるエレベーター用ロ
ープの劣化検出方法を説明するための構成図である。図
において、１は昇降路上部の機械室に設置された巻上
機、２は巻上機１の綱車に巻き掛けられているエレベー
ター用ロープである複数本の主ロープ、３は主ロープ２
の一端部に吊り下げられているかご、４は主ロープ２の
他端部に吊り下げられている釣合重りである。
る。図１はこの発明の一実施例によるエレベーター用ロ
ープの劣化検出方法を説明するための構成図である。図
において、１は昇降路上部の機械室に設置された巻上
機、２は巻上機１の綱車に巻き掛けられているエレベー
ター用ロープである複数本の主ロープ、３は主ロープ２
の一端部に吊り下げられているかご、４は主ロープ２の
他端部に吊り下げられている釣合重りである。
【０００８】５はかご３の上部の梁、６は各主ロープ２
の一端部を絶縁するための絶縁材、７は各主ロープ２の
一端部に取り付けられている測定端子、８はかご３の上
部に取り付けられている測定ロープ切換器、９は各測定
端子７と測定ロープ切換器８との間に接続されている測
定用の配線、１０は機械室に設置されている劣化検出
器、１１は測定ロープ切換器８と劣化検出器１０との間
に接続されている移動ケーブル、１２は巻上機１と劣化
検出器１０との間の配線である。
の一端部を絶縁するための絶縁材、７は各主ロープ２の
一端部に取り付けられている測定端子、８はかご３の上
部に取り付けられている測定ロープ切換器、９は各測定
端子７と測定ロープ切換器８との間に接続されている測
定用の配線、１０は機械室に設置されている劣化検出
器、１１は測定ロープ切換器８と劣化検出器１０との間
に接続されている移動ケーブル、１２は巻上機１と劣化
検出器１０との間の配線である。
【０００９】上記の構成により、主ロープ２の劣化を検
出するには、かご３を最下階に移動させ、機械室の巻上
機１とかご３上部の測定端子７との間の電気抵抗値を劣
化検出器１０により測定する。このような測定は、測定
ロープ切換器８を切り換えることにより全部の主ロープ
２に対して順次行う。この後、劣化検出器１０により測
定結果と電気抵抗値の初期値との比較等の処理が行わ
れ、電気抵抗値が設定値以上であった場合や、各主ロー
プ２の電気抵抗値に許容範囲以上のアンバランスがあっ
た場合、エレベーターの運転が自動的に休止される。
出するには、かご３を最下階に移動させ、機械室の巻上
機１とかご３上部の測定端子７との間の電気抵抗値を劣
化検出器１０により測定する。このような測定は、測定
ロープ切換器８を切り換えることにより全部の主ロープ
２に対して順次行う。この後、劣化検出器１０により測
定結果と電気抵抗値の初期値との比較等の処理が行わ
れ、電気抵抗値が設定値以上であった場合や、各主ロー
プ２の電気抵抗値に許容範囲以上のアンバランスがあっ
た場合、エレベーターの運転が自動的に休止される。
【００１０】上記のように、この実施例の方法では、電
気抵抗値を測定することにより主ロープ２の劣化を検出
することができる。即ち、主ロープ２に経時的な劣化、
例えば摩耗，素線破断及び錆などが発生すれば、主ロー
プ２の有効断面積が減少し電気抵抗値が増大するので、
電気抵抗値を劣化検出器１０で測定・比較することによ
り主ロープ２の劣化を検出できる。従って、この実施例
の方法によれば、主ロープ２の内部の素線破断や錆の発
生など、目視では検出不可能な劣化も、複雑な装置を使
用することなく比較的簡単に短時間で検出することがで
きる。
気抵抗値を測定することにより主ロープ２の劣化を検出
することができる。即ち、主ロープ２に経時的な劣化、
例えば摩耗，素線破断及び錆などが発生すれば、主ロー
プ２の有効断面積が減少し電気抵抗値が増大するので、
電気抵抗値を劣化検出器１０で測定・比較することによ
り主ロープ２の劣化を検出できる。従って、この実施例
の方法によれば、主ロープ２の内部の素線破断や錆の発
生など、目視では検出不可能な劣化も、複雑な装置を使
用することなく比較的簡単に短時間で検出することがで
きる。
【００１１】なお、ローピングの方法は上記実施例に限
定されるものではなく、他のローピングのエレベーター
にもこの発明は適用でき、それぞれ必要に応じて、巻上
機綱車，そらせ車，かごの吊り車，釣合重りの吊り車及
び頂部綱車溝などをロープ毎に電気的に絶縁すればよ
い。
定されるものではなく、他のローピングのエレベーター
にもこの発明は適用でき、それぞれ必要に応じて、巻上
機綱車，そらせ車，かごの吊り車，釣合重りの吊り車及
び頂部綱車溝などをロープ毎に電気的に絶縁すればよ
い。
【００１２】例えば、２対１ローピングの場合、かごの
吊り車をロープ溝毎に絶縁するとともに、かご側のロー
プ端末を１本毎に絶縁し、かごが最下階にあるときに、
機械室の巻上機とかご側ロープの端末との間のロープ１
本毎の電気抵抗値を測定すればよい。
吊り車をロープ溝毎に絶縁するとともに、かご側のロー
プ端末を１本毎に絶縁し、かごが最下階にあるときに、
機械室の巻上機とかご側ロープの端末との間のロープ１
本毎の電気抵抗値を測定すればよい。
【００１３】また、ベースメントタイプの場合には、頂
部綱車をロープ溝毎に絶縁するとともに、かご側のロー
プ端末を１本毎に絶縁し、かごが最下階にあるときに、
機械室の巻上機とかご側ロープの端末との間のロープ１
本毎の電気抵抗値を測定すればよい。
部綱車をロープ溝毎に絶縁するとともに、かご側のロー
プ端末を１本毎に絶縁し、かごが最下階にあるときに、
機械室の巻上機とかご側ロープの端末との間のロープ１
本毎の電気抵抗値を測定すればよい。
【００１４】さらに、上記実施例ではエレベーター用ロ
ープとして主ロープ２の劣化を検出する場合について説
明したが、例えば調速機用ロープの劣化についても検出
することができる。この場合、調速機及びロープ緊張用
張り車の溝を絶縁構造とするとともに、ロープの一端を
絶縁すればよい。
ープとして主ロープ２の劣化を検出する場合について説
明したが、例えば調速機用ロープの劣化についても検出
することができる。この場合、調速機及びロープ緊張用
張り車の溝を絶縁構造とするとともに、ロープの一端を
絶縁すればよい。
【００１５】さらにまた、有効断面積の減少は全長にわ
たって均一ではないので、１本のロープを複数に区分け
して、それぞれの部分の電気抵抗値を測定・比較しても
よく、これにより劣化部分を特定することができる。
たって均一ではないので、１本のロープを複数に区分け
して、それぞれの部分の電気抵抗値を測定・比較しても
よく、これにより劣化部分を特定することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のエレベ
ーター用ロープの劣化検出方法は、エレベーター用ロー
プの電気抵抗値を測定することにより、エレベーター用
ロープの有効な断面積の経時的な変化を検出するように
したので、ロープ内部の素線破断や錆などによる劣化も
検出することができ、従ってエレベーター用ロープの劣
化をより確実にかつ簡単に検出することができ、点検時
間を短縮できるとともに、エレベーターの信頼性を向上
させることができるなどの効果を奏する。
ーター用ロープの劣化検出方法は、エレベーター用ロー
プの電気抵抗値を測定することにより、エレベーター用
ロープの有効な断面積の経時的な変化を検出するように
したので、ロープ内部の素線破断や錆などによる劣化も
検出することができ、従ってエレベーター用ロープの劣
化をより確実にかつ簡単に検出することができ、点検時
間を短縮できるとともに、エレベーターの信頼性を向上
させることができるなどの効果を奏する。
【図１】この発明の一実施例によるエレベーター用ロー
プの劣化検出方法を説明するための構成図である。
プの劣化検出方法を説明するための構成図である。
２ 主ロープ（エレベーター用ロープ）
Claims (1)
- 【請求項１】 エレベーター用ロープの電気抵抗値を測
定することにより、上記エレベーター用ロープの有効な
断面積の経時的な変化を検出することを特徴とするエレ
ベーター用ロープの劣化検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7393693A JPH06286957A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エレベーター用ロープの劣化検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7393693A JPH06286957A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エレベーター用ロープの劣化検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06286957A true JPH06286957A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13532508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7393693A Pending JPH06286957A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | エレベーター用ロープの劣化検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06286957A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-03-31 JP JP7393693A patent/JPH06286957A/ja active Pending
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