JPH06286926A - 塗膜転写具 - Google Patents
塗膜転写具Info
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- JPH06286926A JPH06286926A JP7922093A JP7922093A JPH06286926A JP H06286926 A JPH06286926 A JP H06286926A JP 7922093 A JP7922093 A JP 7922093A JP 7922093 A JP7922093 A JP 7922093A JP H06286926 A JPH06286926 A JP H06286926A
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- JP
- Japan
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- transfer
- tape
- coating film
- pressing portion
- decalcomania
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H37/00—Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
- B65H37/002—Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
- B65H37/005—Hand-held apparatus
- B65H37/007—Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings
Landscapes
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 転写テープを被転写面Ｂに押圧して当該被転
写面Ｂに塗膜１を転写可能な押圧部６を、転写テープを
被転写面Ｂ側に繰り出し可能に保持する転写具本体Ａに
対して、被転写面Ｂに交差する軸芯Ｘ回りで弾性的に相
対回転変位可能に設けた。 【効果】 押圧部による塗膜の転写方向を一連の転写動
作の途中で変更するにあたって、転写テープを押圧部で
被転写面側に押し付けた状態で、転写具本体を被転写面
に対して交差する軸芯回りで回転させて、転写テープの
繰り出し方向を所望の転写方向に向け、その状態から転
写具本体を変更後の転写方向に移動させるという簡単な
操作で、転写方向を変更する前後の位置に亘って塗膜が
一連に繋がっている状態に転写でき、しかも、押圧部を
既に転写した塗膜の上に重ねることを要しないので、転
写テープを効率良く使用できる．
写面Ｂに塗膜１を転写可能な押圧部６を、転写テープを
被転写面Ｂ側に繰り出し可能に保持する転写具本体Ａに
対して、被転写面Ｂに交差する軸芯Ｘ回りで弾性的に相
対回転変位可能に設けた。 【効果】 押圧部による塗膜の転写方向を一連の転写動
作の途中で変更するにあたって、転写テープを押圧部で
被転写面側に押し付けた状態で、転写具本体を被転写面
に対して交差する軸芯回りで回転させて、転写テープの
繰り出し方向を所望の転写方向に向け、その状態から転
写具本体を変更後の転写方向に移動させるという簡単な
操作で、転写方向を変更する前後の位置に亘って塗膜が
一連に繋がっている状態に転写でき、しかも、押圧部を
既に転写した塗膜の上に重ねることを要しないので、転
写テープを効率良く使用できる．
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像修正用の着色塗膜
や接着用の膜状糊料などの転写塗膜が一側面に設けられ
ている転写テープを被転写面側に繰り出し可能に保持す
る転写具本体に、前記転写テープを前記被転写面に押圧
して当該被転写面に前記塗膜を転写可能な押圧部が設け
られ、前記転写テープを前記被転写面に押圧している状
態での、前記押圧部のテープ長手方向に沿っての移動
で、前記転写テープが前記被転写面側に繰り出される塗
膜転写具に関する。
や接着用の膜状糊料などの転写塗膜が一側面に設けられ
ている転写テープを被転写面側に繰り出し可能に保持す
る転写具本体に、前記転写テープを前記被転写面に押圧
して当該被転写面に前記塗膜を転写可能な押圧部が設け
られ、前記転写テープを前記被転写面に押圧している状
態での、前記押圧部のテープ長手方向に沿っての移動
で、前記転写テープが前記被転写面側に繰り出される塗
膜転写具に関する。
【０００２】
【従来の技術】冒記塗膜転写具は、転写テープを被転写
面に押圧している状態での、押圧部のテープ長手方向に
沿っての移動で、転写テープが転写具本体から被転写面
側に繰り出され、かつ、被転写面に塗膜が転写される
が、従来、押圧部の転写具本体に対する被転写面に交差
する軸芯回りでの相対回転変位が規制されている（例え
ば、特開昭６３−２３５２５６号公報参照）。
面に押圧している状態での、押圧部のテープ長手方向に
沿っての移動で、転写テープが転写具本体から被転写面
側に繰り出され、かつ、被転写面に塗膜が転写される
が、従来、押圧部の転写具本体に対する被転写面に交差
する軸芯回りでの相対回転変位が規制されている（例え
ば、特開昭６３−２３５２５６号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】押圧部による塗膜の転
写方向を一連の転写動作の途中で変更するには、転写具
本体を被転写面に交差する軸芯回りで回転させて、転写
テープの繰り出し方向を所望の転写方向に向ける必要が
あるが、上記従来技術によれば、転写テープを押圧部で
被転写面に押し付けた状態で、転写具本体を被転写面に
交差する軸芯回りで回転させると、転写テープが被転写
面側に繰り出されないまま、押圧部も一体に回転してし
まい、その押圧部の回転範囲には新たな転写テープが供
給されないので、転写方向を変更する前後の位置に亘っ
て塗膜が一連に繋がっている状態に転写したい場合に
は、転写具本体を変更しようとする転写方向に回転させ
て、転写テープの繰り出し方向を所望の転写方向に向け
た状態で、その押圧部を既に転写した塗膜の上に重ねて
から転写作業を再開する必要があり、塗膜転写具の操作
に熟練を要する欠点があるとともに、塗膜が部分的に重
なって転写されるから、転写テープが無駄に消費される
欠点もある。本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、転写テープに対する押圧構造を工夫することに
より、押圧部による塗膜の転写方向を一連の転写動作の
途中で変更するにあたって、簡単な操作で、転写方向を
変更する前後の位置に亘って塗膜が一連に繋がっている
状態に転写でき、しかも、転写テープを効率良く使用で
きる塗膜転写具を提供することを目的とする。
写方向を一連の転写動作の途中で変更するには、転写具
本体を被転写面に交差する軸芯回りで回転させて、転写
テープの繰り出し方向を所望の転写方向に向ける必要が
あるが、上記従来技術によれば、転写テープを押圧部で
被転写面に押し付けた状態で、転写具本体を被転写面に
交差する軸芯回りで回転させると、転写テープが被転写
面側に繰り出されないまま、押圧部も一体に回転してし
まい、その押圧部の回転範囲には新たな転写テープが供
給されないので、転写方向を変更する前後の位置に亘っ
て塗膜が一連に繋がっている状態に転写したい場合に
は、転写具本体を変更しようとする転写方向に回転させ
て、転写テープの繰り出し方向を所望の転写方向に向け
た状態で、その押圧部を既に転写した塗膜の上に重ねて
から転写作業を再開する必要があり、塗膜転写具の操作
に熟練を要する欠点があるとともに、塗膜が部分的に重
なって転写されるから、転写テープが無駄に消費される
欠点もある。本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、転写テープに対する押圧構造を工夫することに
より、押圧部による塗膜の転写方向を一連の転写動作の
途中で変更するにあたって、簡単な操作で、転写方向を
変更する前後の位置に亘って塗膜が一連に繋がっている
状態に転写でき、しかも、転写テープを効率良く使用で
きる塗膜転写具を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、冒記塗膜転写具において、前記
押圧部が前記転写具本体に対して、前記被転写面に交差
する軸芯回りで弾性的に相対回転変位可能に設けられて
いる点にある。前記押圧部に、転写テープのテープ幅方
向の移動を規制する規制部材が設けられていても良い。
前記転写具本体の樹脂製ケースがテープ幅方向で左右の
分割ケースに分割され、前記押圧部が前記分割ケースの
一方に一体成形されていても良い。
の本発明の特徴構成は、冒記塗膜転写具において、前記
押圧部が前記転写具本体に対して、前記被転写面に交差
する軸芯回りで弾性的に相対回転変位可能に設けられて
いる点にある。前記押圧部に、転写テープのテープ幅方
向の移動を規制する規制部材が設けられていても良い。
前記転写具本体の樹脂製ケースがテープ幅方向で左右の
分割ケースに分割され、前記押圧部が前記分割ケースの
一方に一体成形されていても良い。
【０００５】
【作用】押圧部による塗膜の転写方向を一連の転写動作
の途中で変更しようとして、転写テープを押圧部で被転
写面に押し付けた状態で、転写具本体を被転写面に交差
する軸芯回りで回転させると、図１で示すように、転写
具本体Ａが押圧部６に対して軸芯Ｘ回りで弾性的に回転
変位して、押圧部６は転写具本体Ａの回転前と同じ位置
で転写テープＲを被転写面Ｂに押圧したままの状態で、
転写テープＲの繰り出し方向を所望の転写方向に向ける
ことができ、押圧部６が変更後の転写方向に向けて移動
を開始する前に、予め、その転写方向前方に新たな転写
テープＲを供給しておくことができる。そして、その状
態から転写具本体Ａを変更後の転写方向に移動させる
と、図２で示すように、押圧部６は転写具本体Ａに対し
て元の姿勢に復帰しようと回転変位しながら転写テープ
Ｒを押圧し、塗膜１が転写方向を変更する前後の位置に
亘って一連に繋がっている状態に転写される。前記押圧
部に、転写テープのテープ幅方向の移動を規制する規制
部材が設けられている場合は、転写具本体を押圧部に対
して弾性的に回転変位させても、転写テープの押圧部に
対する供給位置がずれにくく、かつ、転写テープが押圧
部から外れることがない。前記転写具本体の樹脂製ケー
スがテープ幅方向で左右の分割ケースに分割され、前記
押圧部が前記分割ケースの一方に一体成形されている場
合は、塗膜転写具の組み立てが容易となる。
の途中で変更しようとして、転写テープを押圧部で被転
写面に押し付けた状態で、転写具本体を被転写面に交差
する軸芯回りで回転させると、図１で示すように、転写
具本体Ａが押圧部６に対して軸芯Ｘ回りで弾性的に回転
変位して、押圧部６は転写具本体Ａの回転前と同じ位置
で転写テープＲを被転写面Ｂに押圧したままの状態で、
転写テープＲの繰り出し方向を所望の転写方向に向ける
ことができ、押圧部６が変更後の転写方向に向けて移動
を開始する前に、予め、その転写方向前方に新たな転写
テープＲを供給しておくことができる。そして、その状
態から転写具本体Ａを変更後の転写方向に移動させる
と、図２で示すように、押圧部６は転写具本体Ａに対し
て元の姿勢に復帰しようと回転変位しながら転写テープ
Ｒを押圧し、塗膜１が転写方向を変更する前後の位置に
亘って一連に繋がっている状態に転写される。前記押圧
部に、転写テープのテープ幅方向の移動を規制する規制
部材が設けられている場合は、転写具本体を押圧部に対
して弾性的に回転変位させても、転写テープの押圧部に
対する供給位置がずれにくく、かつ、転写テープが押圧
部から外れることがない。前記転写具本体の樹脂製ケー
スがテープ幅方向で左右の分割ケースに分割され、前記
押圧部が前記分割ケースの一方に一体成形されている場
合は、塗膜転写具の組み立てが容易となる。
【０００６】
【発明の効果】従って、押圧部による塗膜の転写方向を
一連の転写動作の途中で変更するにあたって、転写テー
プを押圧部で被転写面側に押し付けた状態で、転写具本
体を被転写面に対して交差する軸芯回りで回転させて、
転写テープの繰り出し方向を所望の転写方向に向け、そ
の状態から転写具本体を変更後の転写方向に移動させる
という簡単な操作で、転写方向を変更する前後の位置に
亘って塗膜が一連に繋がっている状態に転写でき、しか
も、押圧部を既に転写した塗膜の上に重ねることを要し
ないので、転写テープを効率良く使用できる。請求項２
の塗膜転写具は、押圧部による塗膜の転写方向を変更し
ても、転写テープが押圧部から外れにくい。請求項３の
塗膜転写具は、安価に製作できる。
一連の転写動作の途中で変更するにあたって、転写テー
プを押圧部で被転写面側に押し付けた状態で、転写具本
体を被転写面に対して交差する軸芯回りで回転させて、
転写テープの繰り出し方向を所望の転写方向に向け、そ
の状態から転写具本体を変更後の転写方向に移動させる
という簡単な操作で、転写方向を変更する前後の位置に
亘って塗膜が一連に繋がっている状態に転写でき、しか
も、押圧部を既に転写した塗膜の上に重ねることを要し
ないので、転写テープを効率良く使用できる。請求項２
の塗膜転写具は、押圧部による塗膜の転写方向を変更し
ても、転写テープが押圧部から外れにくい。請求項３の
塗膜転写具は、安価に製作できる。
【０００７】
〔第１実施例〕図３，図４は、印字部分修正用の転写塗
膜１を基材テープ２の一側面に設けてある未使用の転写
テープＲが被転写面Ｂ側に繰り出し可能に装填されてい
るテープ装填部３と、テープ装填部３から繰り出された
転写テープＲを巻き取るテープ巻き取り部４とを樹脂製
ケース５内に設けて構成される転写具本体Ａに、テープ
装填部３から繰り出された転写テープＲを記録紙等の被
転写面Ｂに押圧して、当該被転写面Ｂに塗膜１を転写可
能な押圧部６が設けられている塗膜転写具を示し、転写
テープＲを被転写面Ｂに押圧している状態での、押圧部
６のテープ長手方向に沿っての移動で、転写テープＲが
テープ装填部３から被転写面Ｂ側に繰り出され、かつ、
押圧部６で塗膜１が被転写面Ｂに転写された後の使用済
み転写テープＲ、つまり、基材テープ２がテープ巻き取
り部４に巻き取られる。前記ケース５は、テープ幅方向
の中央に沿って左右二つに分割されている一対の樹脂製
分割ケース５Ａ，５Ｂをテープ幅方向から分離可能に接
合して構成され、一方の分割ケース５Ａの先端部分に、
前記押圧部としてのテープ押圧面６を備えた転写ヘッド
７が一体に成形されている。
膜１を基材テープ２の一側面に設けてある未使用の転写
テープＲが被転写面Ｂ側に繰り出し可能に装填されてい
るテープ装填部３と、テープ装填部３から繰り出された
転写テープＲを巻き取るテープ巻き取り部４とを樹脂製
ケース５内に設けて構成される転写具本体Ａに、テープ
装填部３から繰り出された転写テープＲを記録紙等の被
転写面Ｂに押圧して、当該被転写面Ｂに塗膜１を転写可
能な押圧部６が設けられている塗膜転写具を示し、転写
テープＲを被転写面Ｂに押圧している状態での、押圧部
６のテープ長手方向に沿っての移動で、転写テープＲが
テープ装填部３から被転写面Ｂ側に繰り出され、かつ、
押圧部６で塗膜１が被転写面Ｂに転写された後の使用済
み転写テープＲ、つまり、基材テープ２がテープ巻き取
り部４に巻き取られる。前記ケース５は、テープ幅方向
の中央に沿って左右二つに分割されている一対の樹脂製
分割ケース５Ａ，５Ｂをテープ幅方向から分離可能に接
合して構成され、一方の分割ケース５Ａの先端部分に、
前記押圧部としてのテープ押圧面６を備えた転写ヘッド
７が一体に成形されている。
【０００８】前記テープ装填部３は、転写テープＲを繰
り出し可能にパンケーキ状に巻き付け保持している円筒
状の繰り出しコア８と、繰り出しコア８を回転自在に支
承している有底筒状の回転軸部材９と、回転軸部材９を
その一端側から回転自在に支承している第１筒状軸部材
１０とを設けて構成され、第１筒状軸部材１０は一方の
分割ケース５Ａと一体に成形され、回転軸部材９はその
他端側を他方の分割ケース５Ｂに形成した貫通孔１１に
回転自在に内嵌して抜け止めされている。前記テープ巻
き取り部４は、テープ押圧面６を通過した使用済みの転
写テープＲをパンケーキ状に巻き取り可能な巻き取りコ
ア１２と、巻き取りコア１２を回転自在に支承している
第２筒状軸部材１３と、巻き取りコア１２の回転を繰り
出しコア８の回転に連動させる連動機構Ｃとを設けて構
成され、第２筒状軸部材１３は一方の分割ケース５Ａと
一体に成形され、第２筒状軸部材１３に内嵌して巻き取
りコア１２を抜け止めする抜け止め軸部材１４が他方の
分割ケース５Ｂと一体に成形されている。
り出し可能にパンケーキ状に巻き付け保持している円筒
状の繰り出しコア８と、繰り出しコア８を回転自在に支
承している有底筒状の回転軸部材９と、回転軸部材９を
その一端側から回転自在に支承している第１筒状軸部材
１０とを設けて構成され、第１筒状軸部材１０は一方の
分割ケース５Ａと一体に成形され、回転軸部材９はその
他端側を他方の分割ケース５Ｂに形成した貫通孔１１に
回転自在に内嵌して抜け止めされている。前記テープ巻
き取り部４は、テープ押圧面６を通過した使用済みの転
写テープＲをパンケーキ状に巻き取り可能な巻き取りコ
ア１２と、巻き取りコア１２を回転自在に支承している
第２筒状軸部材１３と、巻き取りコア１２の回転を繰り
出しコア８の回転に連動させる連動機構Ｃとを設けて構
成され、第２筒状軸部材１３は一方の分割ケース５Ａと
一体に成形され、第２筒状軸部材１３に内嵌して巻き取
りコア１２を抜け止めする抜け止め軸部材１４が他方の
分割ケース５Ｂと一体に成形されている。
【０００９】前記連動機構Ｃは、巻き取りコア１２の一
端側に一体形成した小径ギア１５と、回転軸部材９の一
端側に一体形成した大径ギア１６とを噛み合わせるとと
もに、大径ギア１６と繰り出しコア８とをゴム製のスリ
ップリング１７を挟んで互いに弾性的に圧接させるコイ
ルスプリング１８を、繰り出しコア８と他方の分割ケー
ス５Ｂとの間に装着して構成され、巻き取りコア１２の
巻き取り用周速度が繰り出しコア８の繰り出し用周速度
よりも常に大きくなるよう、小径ギア１５と大径ギア１
６とのギア比が設定されている。従って、転写テープＲ
の繰り出しに伴って繰り出しコア８が回転すると、繰り
出しコア８とスリップリング１７との摩擦力及びスリッ
プリング１７と大径ギア１６との摩擦力によって、巻き
取りコア１２が従動回転し、巻き取りコア１２の巻き取
り用周速度と繰り出しコア８の繰り出し用周速度との速
度差は、繰り出しコア８とスリップリング１７とのスリ
ップ或いはスリップリング１７と大径ギア１６とのスリ
ップによって吸収される。
端側に一体形成した小径ギア１５と、回転軸部材９の一
端側に一体形成した大径ギア１６とを噛み合わせるとと
もに、大径ギア１６と繰り出しコア８とをゴム製のスリ
ップリング１７を挟んで互いに弾性的に圧接させるコイ
ルスプリング１８を、繰り出しコア８と他方の分割ケー
ス５Ｂとの間に装着して構成され、巻き取りコア１２の
巻き取り用周速度が繰り出しコア８の繰り出し用周速度
よりも常に大きくなるよう、小径ギア１５と大径ギア１
６とのギア比が設定されている。従って、転写テープＲ
の繰り出しに伴って繰り出しコア８が回転すると、繰り
出しコア８とスリップリング１７との摩擦力及びスリッ
プリング１７と大径ギア１６との摩擦力によって、巻き
取りコア１２が従動回転し、巻き取りコア１２の巻き取
り用周速度と繰り出しコア８の繰り出し用周速度との速
度差は、繰り出しコア８とスリップリング１７とのスリ
ップ或いはスリップリング１７と大径ギア１６とのスリ
ップによって吸収される。
【００１０】前記転写ヘッド７は、テープ押圧面６を通
過する転写テープＲのテープ幅方向での移動を規制する
規制部材としてのテープ幅方向視で略正三角形の左右一
対の側板２０と、転写テープＲの幅と略等しい幅のテー
プ押圧面６を形成した押圧部材１９と、断面Ｔ字形のリ
ブ２１とを一体に成形して構成され、一方の分割ケース
５Ａ側に形成したヘッド支持部材２２に対して軸芯Ｘに
直交する方向の断面形状が円形のくびれ部２３を介して
連結されている。そして、くびれ部２３の弾性的な曲げ
変形で、転写ヘッド７全体が転写具本体Ａに対して前後
左右いずれの方向へも弾性的に傾動可能に設けられ、図
１，図２に示すように、くびれ部２３の弾性的な捩じり
変形で、転写ヘッド７全体が転写具本体Ａに対して、被
転写面Ｂに交差する軸芯Ｘ回りで弾性的に相対回転変位
可能に設けられている前記塗膜１は、顔料，結合剤，分
散剤等を適宜配合して構成されており、基材テープ２
は、ポリイミド，ポリエステル，ポリエチレン等の樹脂
製フィルム、或いは、コンデンサー紙，グラシン紙等の
紙製フィルムから構成されている。
過する転写テープＲのテープ幅方向での移動を規制する
規制部材としてのテープ幅方向視で略正三角形の左右一
対の側板２０と、転写テープＲの幅と略等しい幅のテー
プ押圧面６を形成した押圧部材１９と、断面Ｔ字形のリ
ブ２１とを一体に成形して構成され、一方の分割ケース
５Ａ側に形成したヘッド支持部材２２に対して軸芯Ｘに
直交する方向の断面形状が円形のくびれ部２３を介して
連結されている。そして、くびれ部２３の弾性的な曲げ
変形で、転写ヘッド７全体が転写具本体Ａに対して前後
左右いずれの方向へも弾性的に傾動可能に設けられ、図
１，図２に示すように、くびれ部２３の弾性的な捩じり
変形で、転写ヘッド７全体が転写具本体Ａに対して、被
転写面Ｂに交差する軸芯Ｘ回りで弾性的に相対回転変位
可能に設けられている前記塗膜１は、顔料，結合剤，分
散剤等を適宜配合して構成されており、基材テープ２
は、ポリイミド，ポリエステル，ポリエチレン等の樹脂
製フィルム、或いは、コンデンサー紙，グラシン紙等の
紙製フィルムから構成されている。
【００１１】〔第２実施例〕図５（イ）は、第１実施例
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、対向する二辺がテープ幅方向に
略平行な正四角形に形成されている。その他の構成は第
１実施例と同様である。
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、対向する二辺がテープ幅方向に
略平行な正四角形に形成されている。その他の構成は第
１実施例と同様である。
【００１２】〔第３実施例〕図５（ロ）は、第１実施例
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、対向する長辺がテープ幅方向に
略平行な長方形に形成されている。本実施例の場合、転
写ヘッド７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には
大きくでき、テープ幅方向には少なくできる。その他の
構成は第１実施例と同様である。
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、対向する長辺がテープ幅方向に
略平行な長方形に形成されている。本実施例の場合、転
写ヘッド７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には
大きくでき、テープ幅方向には少なくできる。その他の
構成は第１実施例と同様である。
【００１３】〔第４実施例〕図５（ハ）は、第１実施例
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、対向する短辺がテープ幅方向に
略平行な長方形に形成されている。本実施例の場合、転
写ヘッド７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には
少なくでき、テープ幅方向には大きくできる。その他の
構成は第１実施例と同様である。
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、対向する短辺がテープ幅方向に
略平行な長方形に形成されている。本実施例の場合、転
写ヘッド７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には
少なくでき、テープ幅方向には大きくできる。その他の
構成は第１実施例と同様である。
【００１４】〔第５実施例〕図５（ニ）は、第１実施例
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、長径がテープ幅方向に位置する
楕円形に形成されている。本実施例の場合、転写ヘッド
７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には大きくで
き、テープ幅方向には少なくできる。その他の構成は第
１実施例と同様である。
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、長径がテープ幅方向に位置する
楕円形に形成されている。本実施例の場合、転写ヘッド
７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には大きくで
き、テープ幅方向には少なくできる。その他の構成は第
１実施例と同様である。
【００１５】〔第６実施例〕図５（ホ）は、第１実施例
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、短径がテープ幅方向に位置する
楕円形に形成されている。本実施例の場合、転写ヘッド
７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には少なくで
き、テープ幅方向には大きくできる。その他の構成は第
１実施例と同様である。
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、短径がテープ幅方向に位置する
楕円形に形成されている。本実施例の場合、転写ヘッド
７の弾性変位を、転写テープＲの長手方向には少なくで
き、テープ幅方向には大きくできる。その他の構成は第
１実施例と同様である。
【００１６】〔第７実施例〕図５（ヘ）は、第１実施例
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、テープ幅方向の左右両側をくび
れさせたＨ型に形成されている。その他の構成は第１実
施例と同様である。
におけるくびれ部２３の別実施例を示し、軸芯Ｘに直交
する方向の断面形状が、テープ幅方向の左右両側をくび
れさせたＨ型に形成されている。その他の構成は第１実
施例と同様である。
【００１７】〔その他の実施例〕 使用済み転写テープを巻き取る巻き取り機構等の使
用済み転写テープの回収手段が設けられていない塗膜転
写具であっても良い。 転写テープに設けられる転写塗膜は、着色用塗膜、
模様入り塗膜、被接着面に塗布される膜状の糊料等であ
っても良い。 押圧部をゴム等の弾性材を介して転写具本体に固定
して、弾性材の捩じり変形で、押圧部が転写具本体に対
して被転写面に交差する軸芯回りで弾性的に相対回転変
位可能に構成されていても良い。 押圧部を備えた転写ヘッドが、転写具本体に対して
被転写面に交差する軸芯回りで弾性的に相対回転変位可
能な状態で、左右の分割ケースに亘って支持或いは固定
されていても良い。 押圧部を備えた転写ヘッドは、押圧部を通過する転
写テープのテープ幅方向での移動を規制する側板等のガ
イド部材を備えないものであっても良い。
用済み転写テープの回収手段が設けられていない塗膜転
写具であっても良い。 転写テープに設けられる転写塗膜は、着色用塗膜、
模様入り塗膜、被接着面に塗布される膜状の糊料等であ
っても良い。 押圧部をゴム等の弾性材を介して転写具本体に固定
して、弾性材の捩じり変形で、押圧部が転写具本体に対
して被転写面に交差する軸芯回りで弾性的に相対回転変
位可能に構成されていても良い。 押圧部を備えた転写ヘッドが、転写具本体に対して
被転写面に交差する軸芯回りで弾性的に相対回転変位可
能な状態で、左右の分割ケースに亘って支持或いは固定
されていても良い。 押圧部を備えた転写ヘッドは、押圧部を通過する転
写テープのテープ幅方向での移動を規制する側板等のガ
イド部材を備えないものであっても良い。
【００１８】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】転写動作を説明する平面図
【図２】転写動作を説明する平面図
【図３】塗膜転写具の内部を示す正面図
【図４】塗膜転写具の内部を示す側面図
【図５】第２乃至第７実施例を示す要部断面図
１ 塗膜 ５ ケース ５Ａ 分割ケース ５Ｂ 分割ケース ６ 押圧部 ２０ 規制部材 Ａ 転写具本体 Ｂ 被転写面 Ｒ 転写テープ Ｘ 軸芯
Claims (3)
- 【請求項１】 転写塗膜（１）が一側面に設けられてい
る転写テープ（Ｒ）を被転写面（Ｂ）側に繰り出し可能
に保持する転写具本体（Ａ）に、前記転写テープ（Ｒ）
を前記被転写面（Ｂ）に押圧して当該被転写面（Ｂ）に
前記塗膜（１）を転写可能な押圧部（６）が設けられ、
前記転写テープ（Ｒ）を前記被転写面（Ｂ）に押圧して
いる状態での、前記押圧部（６）のテープ長手方向に沿
っての移動で、前記転写テープ（Ｒ）が前記被転写面
（Ｂ）側に繰り出される塗膜転写具において、前記押圧
部（６）が前記転写具本体（Ａ）に対して、前記被転写
面（Ｂ）に交差する軸芯（Ｘ）回りで弾性的に相対回転
変位可能に設けられていることを特徴とする塗膜転写
具。 - 【請求項２】 前記押圧部（６）に、転写テープ（Ｒ）
のテープ幅方向の移動を規制する規制部材（２０）が設
けられている請求項１記載の塗膜転写具。 - 【請求項３】 前記転写具本体（Ａ）の樹脂製ケース
（５）がテープ幅方向で左右の分割ケース（５Ａ），
（５Ｂ）に分割され、前記押圧部（６）が前記分割ケー
ス（５Ａ），（５Ｂ）の一方に一体成形されている請求
項１又は２記載の塗膜転写具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7922093A JPH06286926A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 塗膜転写具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7922093A JPH06286926A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 塗膜転写具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06286926A true JPH06286926A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13683841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7922093A Pending JPH06286926A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 塗膜転写具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06286926A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0719723A2 (en) * | 1994-12-26 | 1996-07-03 | Union Chemicar Co., Ltd. | Tape applicator for applying a transferring material to a sheet |
| EP1106552A2 (en) * | 1999-12-08 | 2001-06-13 | Seed Rubber Company Ltd. | Coat film transfer head device and coat film transfer tool |
| EP1295834A1 (en) * | 2001-09-19 | 2003-03-26 | Société BIC | A hand-held device for applying a film of adhesive, covering or coloured material onto a substrate |
| JP2006281495A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Tombow Pencil Co Ltd | 塗膜転写具 |
| WO2008133068A1 (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Kokuyo Co., Ltd. | 転写具 |
| JP2008265065A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Kokuyo Co Ltd | 転写具 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP7922093A patent/JPH06286926A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0719723A2 (en) * | 1994-12-26 | 1996-07-03 | Union Chemicar Co., Ltd. | Tape applicator for applying a transferring material to a sheet |
| EP0719723A3 (ja) * | 1994-12-26 | 1996-07-17 | Union Chemicar Co Ltd | |
| EP1106552A2 (en) * | 1999-12-08 | 2001-06-13 | Seed Rubber Company Ltd. | Coat film transfer head device and coat film transfer tool |
| EP1106552A3 (en) * | 1999-12-08 | 2001-10-24 | Seed Rubber Company Ltd. | Coat film transfer head device and coat film transfer tool |
| EP1295834A1 (en) * | 2001-09-19 | 2003-03-26 | Société BIC | A hand-held device for applying a film of adhesive, covering or coloured material onto a substrate |
| WO2003024852A1 (en) * | 2001-09-19 | 2003-03-27 | Societe Bic | A hand-held device for applying a film of adhesive, covering or coloured material onto a substrate |
| US7117915B2 (en) | 2001-09-19 | 2006-10-10 | Societe Bic S.A. | Hand-held device for applying a film of adhesive, covering or colored material onto a substrate |
| JP2006281495A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Tombow Pencil Co Ltd | 塗膜転写具 |
| WO2008133068A1 (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Kokuyo Co., Ltd. | 転写具 |
| JP2008265065A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Kokuyo Co Ltd | 転写具 |
| WO2008133070A1 (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Kokuyo Co., Ltd. | 転写具 |
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