JPH06286291A - デッキ材の模様付け方法 - Google Patents
デッキ材の模様付け方法Info
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- JPH06286291A JPH06286291A JP7666593A JP7666593A JPH06286291A JP H06286291 A JPH06286291 A JP H06286291A JP 7666593 A JP7666593 A JP 7666593A JP 7666593 A JP7666593 A JP 7666593A JP H06286291 A JPH06286291 A JP H06286291A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大がかりな設備を必要とせず、転写設備の
みで模様付けと表面保護層の形成とができる。 【構成】 接着層、絵柄模様等の模様が形成された印
刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層からなる
転写箔２を、接着層側をデッキ材１の表面側にしてデッ
キ材１の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ材１の表
面に印刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写後、剥
離層とベースフィルム層とを剥離する。
みで模様付けと表面保護層の形成とができる。 【構成】 接着層、絵柄模様等の模様が形成された印
刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層からなる
転写箔２を、接着層側をデッキ材１の表面側にしてデッ
キ材１の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ材１の表
面に印刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写後、剥
離層とベースフィルム層とを剥離する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ベランダ、バルコニ
ー、或いはサンルーム等に敷設するデッキ材の模様付け
方法に関する。
ー、或いはサンルーム等に敷設するデッキ材の模様付け
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、デッキ材の模様付け方法として
は、デッキ材の表面に直接柾目模様等の木目模様を印刷
して印刷層を形成し、さらにこの印刷層を保護するため
にアクリル樹脂からなる表面保護層を形成したものが知
られている。
は、デッキ材の表面に直接柾目模様等の木目模様を印刷
して印刷層を形成し、さらにこの印刷層を保護するため
にアクリル樹脂からなる表面保護層を形成したものが知
られている。
【０００３】又、デッキ材の表面に着色したアクリル系
樹脂塗料層を形成し、この塗料層の表面にアクリル系樹
脂インクを用いて柾目模様の印刷層を形成し、この印刷
層の表面にアクリル系紫外線硬化型樹脂からなる表面層
を形成した、表面が平滑で光沢を有し、長期間使用して
も変色しないデッキ材が特公平５−５０１７号公報に開
示されている。
樹脂塗料層を形成し、この塗料層の表面にアクリル系樹
脂インクを用いて柾目模様の印刷層を形成し、この印刷
層の表面にアクリル系紫外線硬化型樹脂からなる表面層
を形成した、表面が平滑で光沢を有し、長期間使用して
も変色しないデッキ材が特公平５−５０１７号公報に開
示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デッキ材の表
面に直接柾目模様等の木目模様を印刷して印刷層を形成
し、その表面に表面保護層を形成する方法においては、
デッキ材に印刷層、表面保護層を形成するための洗浄、
乾燥、印刷装置及び保護層形成装置が必要であり、表面
にアクリル系紫外線硬化型樹脂からなる表面層を形成す
る方法においては、そのための洗浄、乾燥、照射装置が
必要であった。又、溶剤等を使用するためそれぞれの装
置には防爆機構及び排気ダクト等の大がかりな設備を必
要としていた。
面に直接柾目模様等の木目模様を印刷して印刷層を形成
し、その表面に表面保護層を形成する方法においては、
デッキ材に印刷層、表面保護層を形成するための洗浄、
乾燥、印刷装置及び保護層形成装置が必要であり、表面
にアクリル系紫外線硬化型樹脂からなる表面層を形成す
る方法においては、そのための洗浄、乾燥、照射装置が
必要であった。又、溶剤等を使用するためそれぞれの装
置には防爆機構及び排気ダクト等の大がかりな設備を必
要としていた。
【０００５】本発明のデッキ材の模様付け方法は、上記
問題点に鑑みなされたもので、大がかりな設備を必要と
せず、転写設備のみで模様付けと表面保護層の形成とが
でき、美麗で堅牢なデッキ材が得られるデッキ材の模様
付け方法を提供することを目的とする。
問題点に鑑みなされたもので、大がかりな設備を必要と
せず、転写設備のみで模様付けと表面保護層の形成とが
でき、美麗で堅牢なデッキ材が得られるデッキ材の模様
付け方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明の
デッキ材の模様付け方法は、接着層、絵柄模様等の模様
が形成された印刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィ
ルム層からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側
にしてデッキ材の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ
材の表面に印刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写
後、剥離層とベースフィルム層とを剥離することを特徴
とするものである。
デッキ材の模様付け方法は、接着層、絵柄模様等の模様
が形成された印刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィ
ルム層からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側
にしてデッキ材の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ
材の表面に印刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写
後、剥離層とベースフィルム層とを剥離することを特徴
とするものである。
【０００７】請求項２記載の本発明のデッキ材の模様付
け方法は、接着層、絵柄模様等の模様が形成された印刷
層、剥離層、ベースフィルム層からなる転写箔を、接着
層側をデッキ材の表面側にしてデッキ材の表面に移送
し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印刷層を転写し、
転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離し、次い
で、接着層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層か
らなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にして、
転写されたデッキ材の印刷層の表面に移送し、加圧、加
熱して印刷層の表面に表面保護層を転写し、表面保護層
の転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離すること
を特徴とするものである。
け方法は、接着層、絵柄模様等の模様が形成された印刷
層、剥離層、ベースフィルム層からなる転写箔を、接着
層側をデッキ材の表面側にしてデッキ材の表面に移送
し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印刷層を転写し、
転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離し、次い
で、接着層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層か
らなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にして、
転写されたデッキ材の印刷層の表面に移送し、加圧、加
熱して印刷層の表面に表面保護層を転写し、表面保護層
の転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離すること
を特徴とするものである。
【０００８】請求項１記載及び請求項２記載の本発明の
デッキ材の模様付け方法において、表面保護層として
は、メラミン系、ウレタン系又はフッソ系樹脂等の透明
な樹脂層からなり、表面硬度が鉛筆硬度２Ｈ〜５Ｈ程度
である表面保護層が、堅牢で見栄えのよい表面保護層が
得られるので望ましい。
デッキ材の模様付け方法において、表面保護層として
は、メラミン系、ウレタン系又はフッソ系樹脂等の透明
な樹脂層からなり、表面硬度が鉛筆硬度２Ｈ〜５Ｈ程度
である表面保護層が、堅牢で見栄えのよい表面保護層が
得られるので望ましい。
【０００９】
【作用】請求項１記載の本発明のデッキ材の模様付け方
法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成された
印刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層からな
る転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ
材の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印
刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写後、剥離層と
ベースフィルム層とを剥離するので、絵柄模様等の印刷
層とこの印刷層を保護するための表面保護層とが同時に
デッキ材の表面に転写され、デッキ材に美麗な絵柄模様
等の模様付けがなされるとともに模様付けされた模様が
堅牢に保護される。
法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成された
印刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層からな
る転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ
材の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印
刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写後、剥離層と
ベースフィルム層とを剥離するので、絵柄模様等の印刷
層とこの印刷層を保護するための表面保護層とが同時に
デッキ材の表面に転写され、デッキ材に美麗な絵柄模様
等の模様付けがなされるとともに模様付けされた模様が
堅牢に保護される。
【００１０】請求項２記載の本発明のデッキ材の模様付
け方法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成さ
れた印刷層、剥離層、ベースフィルム層からなる転写箔
を、接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ材の表面
に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印刷層を転
写し、転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離し、
次いで、接着層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム
層からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にし
て、転写されたデッキ材の印刷層の表面に移送し、加
圧、加熱して印刷層の表面に表面保護層を転写し、表面
保護層の転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離す
るので、第１段目の転写でデッキ材の表面に絵柄模様等
の印刷層が転写され、第２段目の転写でこの絵柄模様等
の印刷層の表面に表面保護層が転写される。これによ
り、絵柄模様等の印刷層の転写と表面保護層の転写が別
々に行なわれ、デッキ材に転写された絵柄模様等の印刷
層が堅牢に保護される。
け方法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成さ
れた印刷層、剥離層、ベースフィルム層からなる転写箔
を、接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ材の表面
に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印刷層を転
写し、転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離し、
次いで、接着層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム
層からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にし
て、転写されたデッキ材の印刷層の表面に移送し、加
圧、加熱して印刷層の表面に表面保護層を転写し、表面
保護層の転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離す
るので、第１段目の転写でデッキ材の表面に絵柄模様等
の印刷層が転写され、第２段目の転写でこの絵柄模様等
の印刷層の表面に表面保護層が転写される。これによ
り、絵柄模様等の印刷層の転写と表面保護層の転写が別
々に行なわれ、デッキ材に転写された絵柄模様等の印刷
層が堅牢に保護される。
【００１１】
【実施例】本発明のデッキ材の模様付け方法の実施例を
図を参照して説明する。図１は請求項１記載の本発明方
法の一実施態様を示した説明図、図２（ａ）はその模様
付け時の状態を示した断面図、図２（ｂ）は模様付け後
の状態を示した断面図である。図１及び図２において、
１はデッキ材、２は転写箔であり、転写箔２は接着層
３、絵柄模様が形成された印刷層４、透明な表面保護層
５、剥離層６、ベースフィルム層７とで構成されてい
る。８は転写箔２をデッキ材１に押付け、絵柄模様をデ
ッキ材１に転写する転写ロール、９、９は転写箔２の案
内ロール、１０は転写箔２から剥離された剥離層６とベ
ースフィルム層７とからなる剥離フィルムである。
図を参照して説明する。図１は請求項１記載の本発明方
法の一実施態様を示した説明図、図２（ａ）はその模様
付け時の状態を示した断面図、図２（ｂ）は模様付け後
の状態を示した断面図である。図１及び図２において、
１はデッキ材、２は転写箔であり、転写箔２は接着層
３、絵柄模様が形成された印刷層４、透明な表面保護層
５、剥離層６、ベースフィルム層７とで構成されてい
る。８は転写箔２をデッキ材１に押付け、絵柄模様をデ
ッキ材１に転写する転写ロール、９、９は転写箔２の案
内ロール、１０は転写箔２から剥離された剥離層６とベ
ースフィルム層７とからなる剥離フィルムである。
【００１２】次に、請求項１記載の本発明方法を図１及
び図２を参照して説明する。押出機から押出され矢印Ｘ
方向に移送されているデッキ材１の表面上に、図２
（ａ）に示すように、接着層３、印刷層４、透明な表面
保護層５、剥離層６、ベースフィルム層７からなる転写
箔２を、接着層３側をデッキ材１の表面側にして矢印Ｙ
方向に移送し、転写ロール８で加圧、加熱する。これに
より、印刷層４と表面保護層５とが同時に接着層３を介
してデッキ材１の表面に転写される。次いで、転写箔２
のベースフィルム層７と剥離層６とを剥離して矢印Ｒ方
向に移送し除去する。これにより、図２（ｂ）に示すよ
うに、デッキ材１の表面に接着層３を介して印刷層４と
表面保護層５とが形成され、デッキ材１が模様付けされ
るとともに、その表面が保護される。
び図２を参照して説明する。押出機から押出され矢印Ｘ
方向に移送されているデッキ材１の表面上に、図２
（ａ）に示すように、接着層３、印刷層４、透明な表面
保護層５、剥離層６、ベースフィルム層７からなる転写
箔２を、接着層３側をデッキ材１の表面側にして矢印Ｙ
方向に移送し、転写ロール８で加圧、加熱する。これに
より、印刷層４と表面保護層５とが同時に接着層３を介
してデッキ材１の表面に転写される。次いで、転写箔２
のベースフィルム層７と剥離層６とを剥離して矢印Ｒ方
向に移送し除去する。これにより、図２（ｂ）に示すよ
うに、デッキ材１の表面に接着層３を介して印刷層４と
表面保護層５とが形成され、デッキ材１が模様付けされ
るとともに、その表面が保護される。
【００１３】図３は請求項２記載の本発明方法の一実施
態様を示した説明図、図４（ａ）はその模様付け時の状
態を示した断面図、図４（ｂ）は表面保護層転写時の状
態を示した断面図、図４（ｃ）は模様付け完了後の状態
を示した断面図である。図３及び図４において、１１は
デッキ材、１２は転写箔であり、転写箔１２は接着層１
３、絵柄模様が形成された印刷層１４、剥離層１５、ベ
ースフィルム層１６とで構成されている。１７は転写箔
１２をデッキ材１１に押付け、絵柄模様をデッキ材１１
に転写する転写ロール、１８、１８は転写箔１２の案内
ロールであり、転写ロール１７と案内ロール１８、１８
とにより第１段目の転写部Ａが構成されている。１９は
転写箔１２から剥離された剥離層１５とベースフィルム
層１６とからなる剥離フィルムである。
態様を示した説明図、図４（ａ）はその模様付け時の状
態を示した断面図、図４（ｂ）は表面保護層転写時の状
態を示した断面図、図４（ｃ）は模様付け完了後の状態
を示した断面図である。図３及び図４において、１１は
デッキ材、１２は転写箔であり、転写箔１２は接着層１
３、絵柄模様が形成された印刷層１４、剥離層１５、ベ
ースフィルム層１６とで構成されている。１７は転写箔
１２をデッキ材１１に押付け、絵柄模様をデッキ材１１
に転写する転写ロール、１８、１８は転写箔１２の案内
ロールであり、転写ロール１７と案内ロール１８、１８
とにより第１段目の転写部Ａが構成されている。１９は
転写箔１２から剥離された剥離層１５とベースフィルム
層１６とからなる剥離フィルムである。
【００１４】２０は転写箔であり、接着層２１、透明な
表面保護層２２、剥離層２３、ベースフィルム層２４と
で構成されている。２５は転写箔２０をデッキ材１１に
押付け、表面保護層２２をデッキ材１１に転写する転写
ロール、２６、２６は転写箔２０の案内ロールであり、
転写ロール２５と案内ロール２６、２６とにより第２段
目の転写部Ｂが構成されている。２７は転写箔２０から
剥離された剥離層２３とベースフィルム層２４とからな
る剥離フィルムである。
表面保護層２２、剥離層２３、ベースフィルム層２４と
で構成されている。２５は転写箔２０をデッキ材１１に
押付け、表面保護層２２をデッキ材１１に転写する転写
ロール、２６、２６は転写箔２０の案内ロールであり、
転写ロール２５と案内ロール２６、２６とにより第２段
目の転写部Ｂが構成されている。２７は転写箔２０から
剥離された剥離層２３とベースフィルム層２４とからな
る剥離フィルムである。
【００１５】次に、請求項２記載の本発明方法を図３及
び図４を参照して説明する。押出機から押出され矢印Ｘ
方向に移送されているデッキ材１１の表面上に、図４
（ａ）に示すように、接着層１３、印刷層１４、剥離層
１５、ベースフィルム層１６からなる転写箔１２を、接
着層１３側をデッキ材１１の表面側にして矢印Ｙ方向に
移送し、転写ロール１７で加圧、加熱する。これによ
り、印刷層１４が接着層１３を介してデッキ材１１の表
面に転写され、模様付けされる。次いで、転写箔１２の
ベースフィルム層１６と剥離層１５とを剥離して矢印Ｒ
方向に移送し除去する。次いで、模様付けされたデッキ
材１１を第２段目の転写部Ｂに移送する。
び図４を参照して説明する。押出機から押出され矢印Ｘ
方向に移送されているデッキ材１１の表面上に、図４
（ａ）に示すように、接着層１３、印刷層１４、剥離層
１５、ベースフィルム層１６からなる転写箔１２を、接
着層１３側をデッキ材１１の表面側にして矢印Ｙ方向に
移送し、転写ロール１７で加圧、加熱する。これによ
り、印刷層１４が接着層１３を介してデッキ材１１の表
面に転写され、模様付けされる。次いで、転写箔１２の
ベースフィルム層１６と剥離層１５とを剥離して矢印Ｒ
方向に移送し除去する。次いで、模様付けされたデッキ
材１１を第２段目の転写部Ｂに移送する。
【００１６】第２段目の転写部Ｂにおいては、転写され
たデッキ材１１の印刷層１４の表面に、図４（ｂ）に示
すように、接着層２１、透明な表面保護層２２、剥離層
２３、ベースフィルム層２４からなる転写箔２０を、接
着層２１側をデッキ材１１の表面側にして矢印Ｔ方向に
移送し、転写ロール２５で加圧、加熱する。これによ
り、表面保護層２２が接着層２１を介して印刷層１４の
表面に転写される。次いで、転写箔２０のベースフィル
ム層２４と剥離層２３とを剥離して矢印Ｓ方向に移送し
除去する。これにより、図４（ｃ）に示すように、デッ
キ材１１の表面に接着層１３を介して印刷層１４が、更
にその上に接着層２１を介して表面保護層２２が形成さ
れ、デッキ材１１が模様付けされるとともに、その表面
が保護される。尚、印刷層と表面保護層の転写を２段に
して行えば、より確実に印刷層と表面保護層の転写を行
うことができる。
たデッキ材１１の印刷層１４の表面に、図４（ｂ）に示
すように、接着層２１、透明な表面保護層２２、剥離層
２３、ベースフィルム層２４からなる転写箔２０を、接
着層２１側をデッキ材１１の表面側にして矢印Ｔ方向に
移送し、転写ロール２５で加圧、加熱する。これによ
り、表面保護層２２が接着層２１を介して印刷層１４の
表面に転写される。次いで、転写箔２０のベースフィル
ム層２４と剥離層２３とを剥離して矢印Ｓ方向に移送し
除去する。これにより、図４（ｃ）に示すように、デッ
キ材１１の表面に接着層１３を介して印刷層１４が、更
にその上に接着層２１を介して表面保護層２２が形成さ
れ、デッキ材１１が模様付けされるとともに、その表面
が保護される。尚、印刷層と表面保護層の転写を２段に
して行えば、より確実に印刷層と表面保護層の転写を行
うことができる。
【００１７】
【発明の効果】請求項１記載の本発明のデッキ材の模様
付け方法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成
された印刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層
からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にして
デッキ材の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表
面に印刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写後、剥
離層とベースフィルム層とを剥離するので、絵柄模様等
の印刷層とこの印刷層を保護するための表面保護層とを
同時にデッキ材の表面に転写することができ、デッキ材
に美麗な絵柄模様等の模様付けができるとともに模様付
けされた模様を堅牢に保護することができる。
付け方法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成
された印刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層
からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にして
デッキ材の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表
面に印刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写後、剥
離層とベースフィルム層とを剥離するので、絵柄模様等
の印刷層とこの印刷層を保護するための表面保護層とを
同時にデッキ材の表面に転写することができ、デッキ材
に美麗な絵柄模様等の模様付けができるとともに模様付
けされた模様を堅牢に保護することができる。
【００１８】請求項２記載の本発明のデッキ材の模様付
け方法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成さ
れた印刷層、剥離層、ベースフィルム層からなる転写箔
を、接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ材の表面
に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印刷層を転
写し、転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離し、
次いで、接着層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム
層からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にし
て、転写されたデッキ材の印刷層の表面に移送し、加
圧、加熱して印刷層の表面に表面保護層を転写し、表面
保護層の転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離す
るので、第１段目の転写でデッキ材の表面に絵柄模様等
の印刷層を転写し、第２段目の転写でこの絵柄模様等の
印刷層の表面に表面保護層が転写することができる。こ
れにより、絵柄模様等の印刷層の転写と表面保護層の転
写とを別々に行うことができ、デッキ材に美麗な絵柄模
様等の模様付けができるとともに模様付けされた模様を
堅牢に保護することができる。
け方法においては、接着層、絵柄模様等の模様が形成さ
れた印刷層、剥離層、ベースフィルム層からなる転写箔
を、接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ材の表面
に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印刷層を転
写し、転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離し、
次いで、接着層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム
層からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にし
て、転写されたデッキ材の印刷層の表面に移送し、加
圧、加熱して印刷層の表面に表面保護層を転写し、表面
保護層の転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離す
るので、第１段目の転写でデッキ材の表面に絵柄模様等
の印刷層を転写し、第２段目の転写でこの絵柄模様等の
印刷層の表面に表面保護層が転写することができる。こ
れにより、絵柄模様等の印刷層の転写と表面保護層の転
写とを別々に行うことができ、デッキ材に美麗な絵柄模
様等の模様付けができるとともに模様付けされた模様を
堅牢に保護することができる。
【００１９】以上により、印刷装置及び保護層形成装置
又は紫外線硬化装置等の大がかりな設備を必要とせず、
簡単な転写設備のみで、模様付けと表面保護層の形成と
ができ、美麗で堅牢なデッキ材を得ることができる。
又は紫外線硬化装置等の大がかりな設備を必要とせず、
簡単な転写設備のみで、模様付けと表面保護層の形成と
ができ、美麗で堅牢なデッキ材を得ることができる。
【図１】本発明のデッキ材の模様付け方法の一実施態様
を示した説明図。
を示した説明図。
【図２】図１に示した本発明方法の模様付け時及び模様
付け後の状態を示した断面図。
付け後の状態を示した断面図。
【図３】本発明のデッキ材の模様付け方法の他の実施態
様を示した説明図。
様を示した説明図。
【図４】図３に示した本発明方法の模様付け時、表面保
護層転写時及び模様付け完了後の状態を示した断面図。
護層転写時及び模様付け完了後の状態を示した断面図。
１、１１ デッキ材 ２、１２、２０ 転写箔 ３、１３、２１ 接着層 ４、１４ 印刷層 ５、２２ 表面保護層 ６、１５、２３ 剥離層 ７、１６、２４ ベースフィルム層 ８、１７、２５ 転写ロール
Claims (2)
- 【請求項１】 接着層、絵柄模様等の模様が形成された
印刷層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層からな
る転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ
材の表面に移送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印
刷層と表面保護層とを同時に転写し、転写後、剥離層と
ベースフィルム層とを剥離することを特徴とするデッキ
材の模様付け方法。 - 【請求項２】 接着層、絵柄模様等の模様が形成された
印刷層、剥離層、ベースフィルム層からなる転写箔を、
接着層側をデッキ材の表面側にしてデッキ材の表面に移
送し、加圧、加熱してデッキ材の表面に印刷層を転写
し、転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離し、次
いで、接着層、表面保護層、剥離層、ベースフィルム層
からなる転写箔を、接着層側をデッキ材の表面側にし
て、転写されたデッキ材の印刷層の表面に移送し、加
圧、加熱して印刷層の表面に表面保護層を転写し、表面
保護層の転写後、剥離層とベースフィルム層とを剥離す
ることを特徴とするデッキ材の模様付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07666593A JP3357117B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | デッキ材の模様付け方法 |
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| JPH06286291A true JPH06286291A (ja) | 1994-10-11 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020177476A1 (zh) * | 2019-03-01 | 2020-09-10 | 安徽森泰木塑集团股份有限公司 | 一种pvc芯表层热转印户外地板的制备工艺 |
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1993
- 1993-04-02 JP JP07666593A patent/JP3357117B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020177476A1 (zh) * | 2019-03-01 | 2020-09-10 | 安徽森泰木塑集团股份有限公司 | 一种pvc芯表层热转印户外地板的制备工艺 |
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