JPH06283417A - 塗膜装置 - Google Patents

塗膜装置

Info

Publication number
JPH06283417A
JPH06283417A JP6823893A JP6823893A JPH06283417A JP H06283417 A JPH06283417 A JP H06283417A JP 6823893 A JP6823893 A JP 6823893A JP 6823893 A JP6823893 A JP 6823893A JP H06283417 A JPH06283417 A JP H06283417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
precursor solution
precursor
film
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6823893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ito
毅 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP6823893A priority Critical patent/JPH06283417A/ja
Publication of JPH06283417A publication Critical patent/JPH06283417A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板上での膜厚を基板の周辺部におい
ても均一にする。 【構成】 半導体基板4を回転させる回転部6に置かれ
た基板4の外周部近傍に、ノズル8を設ける。このノズ
ル8から、基板4の中心から遠ざかる方向に窒素ガスな
どの気体を噴出させ、この気体を回転している基板4の
外周部に吹き付けることにより、基板4上の余剰の前駆
体溶液を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上に強誘電
体薄膜などの機能性薄膜を成膜する塗膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機能性薄膜を成膜する方法としてスピン
コート法が知られている。この方法は、目的とする機能
性薄膜の前駆体である金属化合物等を溶媒に溶かした前
駆体溶液を、半導体基板(以下、単に「基板」と称す
る)の中心を通る軸を回転軸として回転されている基板
上に滴下することにより、基板上に均一な膜厚の前駆体
薄膜を得た後、この前駆体膜を加熱し、溶媒や前駆体で
ある金属化合物の有機官能基を揮発させ、更に、結晶化
して、目的とする機能性薄膜を形成する方法である。
【0003】基板上に塗布された前駆体溶液は、基板の
回転による遠心力によって基板の外周部へと向かう。基
板上には薄い前駆体膜のみが残る。従って、目的とする
膜厚分だけの前駆体薄膜が基板上に形成され、余剰な前
駆体溶液は基板外へと振り払われる。
【0004】一回のスピンコートによって得られる膜厚
は、基板の回転数や、前駆体溶液の粘膜等に依存してい
る。従って、均一でかつ目的とする膜厚を得るために
は、前駆体溶液の種類と、基板の回転数とを適切に選択
しなければならない。
【0005】スピンコート法に用いられる種類の前駆体
溶液は、回転により基板上に均一に広がって塗布される
ような粘性と、基板に対する濡れ性とを有していること
が必要である。
【0006】もし、粘性が高すぎたり、基板に対する濡
れ性が悪かったりすると、この前駆体溶液は基板上にき
れいに広がらず、ムラのある膜となる。反対に粘性が低
すぎると、一回の塗膜での膜厚が薄すぎて多数回の塗布
を行わなければならなくなる等の問題も生じてくる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
ピンコート法では、回転による遠心力だけでは、余剰の
前駆体溶液を完全に振り切ることは出来ず、基板の外周
部にたまってしまう。この余剰の前駆体液によって、図
1の(A)に示すように、前駆体薄膜2が基板4の外周
部で厚くなったり、または、図1(B)に示すように基
板4の裏面に回り込むなどの問題が生じる。
【0008】この結果として、スピンコート法により成
膜された機能性薄膜を用いた半導体素子は、基板の外周
部近傍では、始めから使いものにならず、または膜厚の
違いから、目的とする特性が得られないなどの問題を有
している。
【0009】さらに、それ以外の問題も生じる。例え
ば、通常のフォトエッチングプロセスを用いる場合、マ
スクと前駆体薄膜との距離が不均一になり、配線などの
パターンを露光するときに、その解像度に悪影響を及ぼ
すなどの問題である。
【0010】また、基板の裏面に付着した場合は、裏面
の平滑性も失われ、通常の半導体プロセスでよく用いら
れるいわゆる真空圧着による基板の固定の不良の原因と
なったり、基板のステージに対する水平が取れない等の
問題も生じてくる。本発明は、このような問題点を解決
し、半導体基板上に形成する薄膜を、一様に均一な膜厚
に成膜することのできる塗膜装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決する手段および作用】上記の問題点を解決
し、目的を達成するために本発明は、半導体基板を回転
させる回転手段と、この回転手段により前記半導体基板
を回転させている間に、この半導体基板上に機能性薄膜
の前駆体溶液を滴下して前駆体薄膜を成膜する成膜手段
とを備えた塗膜装置において、前記半導体基板上に存在
する余剰の前駆体溶液を除去する除去手段を設けたもの
である。これにより、半導体基板上に存在する余剰な前
駆体溶液が除去され、半導体基板上に、一様に均一な膜
厚の薄膜が成膜される。
【0012】
【実施例】以下に、図2を参照して本発明による塗膜装
置の第1実施例を説明する。
【0013】図2に示すように、塗膜装置(以下、「ス
ピンコート装置」と称する)の回転部6に固定された基
板4の外周部近傍に窒素ガスを噴出するノズル8を設け
る。このノズル8は、通常時に薄膜形成する対象となる
基板4と異なったサイズの基板も取り扱えるように、基
板4の径方向に沿って移動可能となっている。
【0014】このノズル8より窒素ガスを、基板4の回
転中心10から遠ざかる方向に噴出させる共に、基板4
の回転面と平行な面よりもやや下方に向けて噴出させ
る。このノズル8より噴出したガスは、回転する基板4
の外周部に当たり余剰な前駆体溶液を基板4外に吹き飛
ばす。これによって、余剰な前駆体液が基板4の外周部
に溜る事を防ぎ、結果として、膜厚が基板4の外周部で
厚くなることを防ぐ。
【0015】この時、基板4の回転面に対するガスの噴
出角度が深すぎると、基板の回転を乱す事になり、ま
た、角度が浅すぎると、効率的に余剰な前駆体溶液を吹
き飛ばすことが困難になる。従って、適当な角度でガス
を噴出させ、余剰の前駆体溶液を吹き飛ばすように、ガ
スの入射角度と、ガスの噴出量とを調整しなければなら
ない。ガスの入射角度及び噴出量は、前駆体溶液の粘性
や基板4の回転数等に依存するので、これら粘性や回転
数等に従って決定する。また、裏面に回り込む余剰の前
駆体溶液を防ぐために、基板4の裏面側に、さらに別の
ノズルを設けてもよい。次に第2実施例を図3を用いて
説明する。
【0016】図3に示すようにスピンコート装置の基板
回転部6に載置された基板4の外周部近傍に、前駆体溶
液の溶媒を滴下するノズル12を設ける。このノズル1
2は、異なったサイズの基板4を取り扱えるように、基
板4の径方向に移動可能に設置されている。
【0017】このノズル12より、前駆体溶液の溶媒を
基板4に滴下する。例えば、金属メトキシエトキシドの
様な前駆体をメトキシエタノール等の溶媒に溶かした系
では、このメトキシエタノールをノズル12より滴下す
る。これによって、基板4上に塗布された前駆体薄膜
は、基板4の外周部近傍で局所的にその濃度が低下され
る。これにより、溶媒乾燥後は外周部に余剰な前駆体が
溜る事がなく、結果として、最終的な機能性薄膜の外周
部が厚くなるのを防ぐ事ができる。この実施例での溶媒
の滴下量は、前駆体溶液の種類や濃度、また、基板4の
回転数などによって調節される。次に第3実施例を図4
を用いて説明する。
【0018】図4に示すように回転中の基板4の外周部
に接するようにへら14を設ける。このへら14は異な
ったサイズの基板4も取り扱えるように、基板4の径方
向に移動可能に設置されている。このへら14により、
回転中に基板4の外周部に集まる余剰の前駆体溶液を取
り除く。かくして、余剰な前駆体溶液が基板4の外周部
に溜ることがなく、結果として膜厚が基板4の外周部で
厚くなることを防ぐ。
【0019】このへら14は基板4を傷つけることのな
いよう、また、へら14の材質が溶け出すなどして機能
性薄膜の特性に悪影響を与えることがないよう、シリコ
ンゴムなどの柔らかく、耐薬品性の良い部材で構成され
る。へら14は基板4を損傷することがないよう、ま
た、必要以上に前駆体溶液を取り除くことがないよう、
基板4への接触圧力や、接触面積等が調節される。な
お、このへら14を、前駆体溶液を吸収するスポンジ状
の部材に置き換えても、同様の効果が得られる。次に第
4実施例を図5を用いて説明する。
【0020】図5に示すようにスピンコート装置の回転
部6に載置された基板4の全面を均一に加熱できる加熱
装置16を設ける。この加熱装置16は、そのスピンコ
ート装置で使用できる最も大きな基板に対しても、均一
に加熱できる様に設けてある。この加熱装置16は、前
駆体溶液の溶媒と、前駆体の金属化合物の有機官能基と
が揮発するような温度、おおよそ、300℃程度まで加
熱することが出来るものである。
【0021】スピンコート装置の回転部6に基板4を置
き、前駆体溶液を滴下し、基板4を回転させる。この
後、膜厚が、目的とする厚さとなるまで回転を行い、次
に回転をさせたまま、加熱装置16により基板4を加熱
し、溶媒等を揮発して除去する。加熱温度は溶媒の種類
や数に応じて決定される。一般に溶媒の沸点よりもやや
高い温度が設定される。また、溶媒が2種類以上ある場
合には、低温側から複数回の加熱を行う。次に第5実施
例を図6を用いて説明する。
【0022】図6に示すようにスピンコート装置の回転
部6に載置された基板4の全面に均一に加湿できる加湿
装置18を設ける。この加湿装置18はそのスピンコー
ト装置で使用できる最も大きな基板に対しても、均一に
加湿出来る性能を有している。この加湿装置18は前駆
体膜が局所的に加水分解しないように均一に水蒸気を発
生することが出来るものである。
【0023】スピンコート装置の回転部6に基板4を置
き、前駆体溶液を滴下し、基板4を回転させる。本実施
例で用いられる前駆体溶液の媒質である前駆体は、少な
くとも一成分として金属アルコキシドを含んでいる。基
板4を回転させた後、膜厚が所望のものになるまで回転
を行い、次に回転をさせたまま、加湿装置により水蒸気
を発生させ、前駆体薄膜を加水分解し、ゲル化させる。
その後、この前駆体膜を加熱することにより、溶媒等を
取り除き、乾燥し、焼結する。
【0024】
【発明の効果】本発明の装置を用いれば、スピンコート
の後、膜厚が基板4上で、その周辺部においても均一な
膜厚の機能性薄膜を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の塗膜装置における薄膜形成の状態を示す
半導体基板の縦断面図であり、(A)は余剰の前駆体溶
液が半導体基板の外周部上にたまっている状態を示す
図、(B)は余剰の前駆体溶液が半導体基板の外周部の
裏面に回り込んでいる状態を示す図、(C)は余剰の前
駆体溶液が半導体基板の外周縁の外側に存在している状
態を示す図。
【図2】本発明による塗布装置の第1実施例を示す斜視
図。
【図3】第2実施例を示す斜視図。
【図4】第3実施例を示す斜視図。
【図5】第4実施例を示す斜視図。
【図6】第5実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
2…前駆体薄膜、4…基板、6…回転部、8…(窒素ガ
ス用)ノズル、10…回転中心、12…(溶媒滴下用)
ノズル、14…へら、16…加熱装置、18…加湿装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を回転させる回転手段と、こ
    の回転手段により前記半導体基板を回転させている間
    に、この半導体基板上に機能性薄膜の前駆体溶液を滴下
    して前駆体薄膜を成膜する成膜手段とを備えた塗膜装置
    において、 前記半導体基板上に存在する余剰の前駆体溶液を除去す
    る除去手段を設けたことを特徴とする塗膜装置。
JP6823893A 1993-03-26 1993-03-26 塗膜装置 Withdrawn JPH06283417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6823893A JPH06283417A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 塗膜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6823893A JPH06283417A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 塗膜装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06283417A true JPH06283417A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13368011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6823893A Withdrawn JPH06283417A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 塗膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06283417A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5824361A (en) * 1994-08-05 1998-10-20 Tdk Corporation Method forming a uniform photoresist film using gas flow
WO2006030775A1 (ja) * 2004-09-14 2006-03-23 Tokyo Electron Limited 塗布処理方法及び塗布処理装置
WO2016152308A1 (ja) * 2015-03-25 2016-09-29 株式会社Screenホールディングス 塗布方法
CN115148411A (zh) * 2022-07-18 2022-10-04 富通集团(天津)超导技术应用有限公司 一种ybco超导环制造装置及工艺方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5824361A (en) * 1994-08-05 1998-10-20 Tdk Corporation Method forming a uniform photoresist film using gas flow
US6037007A (en) * 1994-08-05 2000-03-14 Tdk Corporation Method of forming a uniform photoresist film using gas flow
WO2006030775A1 (ja) * 2004-09-14 2006-03-23 Tokyo Electron Limited 塗布処理方法及び塗布処理装置
JP2006086189A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Tokyo Electron Ltd 塗布処理方法及び塗布処理装置
JP4531502B2 (ja) * 2004-09-14 2010-08-25 東京エレクトロン株式会社 塗布処理装置
US7832352B2 (en) 2004-09-14 2010-11-16 Tokyo Electron Limited Coating treatment method and coating treatment apparatus
US8697187B2 (en) 2004-09-14 2014-04-15 Tokyo Electron Limited Coating treatment method and coating treatment apparatus
WO2016152308A1 (ja) * 2015-03-25 2016-09-29 株式会社Screenホールディングス 塗布方法
JP2016182531A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社Screenホールディングス 塗布方法
KR20170109024A (ko) * 2015-03-25 2017-09-27 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 도포 방법
US10569297B2 (en) 2015-03-25 2020-02-25 SCREEN Holdings Co., Ltd. Coating method
CN115148411A (zh) * 2022-07-18 2022-10-04 富通集团(天津)超导技术应用有限公司 一种ybco超导环制造装置及工艺方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4113492A (en) Spin coating process
US6506453B2 (en) Deposition method, deposition apparatus, and pressure-reduction drying apparatus
EP0556784B1 (en) Film forming method in producing of semiconductor device
US20090277379A1 (en) Film coating apparatus
JPH06283417A (ja) 塗膜装置
JPH09220505A (ja) 基板表面に形成されたシリカ系被膜の膜溶解方法
US20060170076A1 (en) Apparatus, system, and method for reducing integrated circuit peeling
JPH11333355A (ja) 膜形成方法および基板処理装置
JPH05136042A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07240360A (ja) 薬液塗布装置
JPS6167224A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4203026B2 (ja) 塗布方法
US5545440A (en) Method and apparatus for polymer coating of substrates
JP2759369B2 (ja) 液処理装置及び液処理方法
JP3330656B2 (ja) 合成樹脂薄膜のパターン形成方法およびその形成装置
JPH09204697A (ja) 光ディスクの保護膜形成方法及びその装置
JPH05228413A (ja) 塗布装置
JPH0555134A (ja) 半導体素子の製造方法
JPH05259049A (ja) 半導体基板のスピンコーティング方法
JPH05267146A (ja) レジスト塗布装置
JPH05259054A (ja) 半導体ウェーハのスピンコーティング方法
JPH0529206A (ja) レジスト塗布装置
JP3825126B2 (ja) 膜形成装置および膜形成方法
JPH0414813A (ja) レジスト塗布装置およびレジスト塗布方法
JP3502066B2 (ja) 薄膜形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000530