JPH0628120B2 - テープレコーダの巻取り機構 - Google Patents

テープレコーダの巻取り機構

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JPH0628120B2
JPH0628120B2 JP63100971A JP10097188A JPH0628120B2 JP H0628120 B2 JPH0628120 B2 JP H0628120B2 JP 63100971 A JP63100971 A JP 63100971A JP 10097188 A JP10097188 A JP 10097188A JP H0628120 B2 JPH0628120 B2 JP H0628120B2
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JP
Japan
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gear
fast
forward gear
moving means
main chassis
Prior art date
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JP63100971A
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JPH01271956A (ja
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悟 小泉
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Sharp Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明はカセットテープレコーダなどのテープ駆動部
であるテープレコーダの巻取り機構に関し、さらに詳し
くは早送りや巻戻しのための機構に関する。
(ロ)従来の技術 従来カセットテープレコーダとくには携帯可能ないわゆ
るヘッドホンステレオテープレコーダにおけるカセット
ハーフ内の磁気テープの巻取り機構は、第6図に示すよ
うに、メインシャーシ100上に回動可能に立設される
供給リール台101と巻取りリール台102と、それぞ
れのリール台101,102を回動させるための歯車1
03,104,105,106,107とで構成され、
図示しないモータを有する駆動機構によって駆動される
ものである。
以上の構成において、供給リール台101の下部に設け
られた歯車108は常時歯車103と噛合しており、同
様に巻取りリール台102の下部に設けられた歯車10
9も常時歯車104と噛合している。歯車105は早送
りのためのもので、メインシャーシ100上に摺動可能
に設けられたサブシャーシ110に回動可能に設けられ
た軸111の上端部に、サブシャーシ110の軸受け部
112と歯車105との間に挿入される軸方向に付勢力
を有するバネ113により、歯車103または歯車10
4と噛合した際にのみ回転して、歯車107に伝達され
た回転駆動力を供給リール台101または巻取りリール
台102に供給する。すなわち歯車105は、軸111
の下端部に設けられた歯車106が常時歯車107と噛
合しているために、動作モードの内の早送りまたは巻戻
しモードが選択された場合に、軸111が歯車105に
対しロックされた状態にあるので、歯車107の回転方
向に移動されて歯車104または歯車103と噛合し、
図示しないカセットハーフ内の磁気テープを早送りまた
は巻戻しする。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記の例にあっては、再生モードにおいても歯車105
は回転駆動されるものである。つまり再生モードにおい
て、図示しない再生駆動機構によって歯車105は歯車
107の回転方向への移動は阻止されるものの、歯車1
05は歯車106と歯車107とが常時噛合しているた
めに、バネ113の付勢力に抗して回転される。このこ
とはモータにとっては不要な負荷であり、このような負
荷のためにモータの消費電流が増加し電源である電池の
寿命を短くしていた。
この発明は上記の事情を考慮してなされたもので、再生
時の電力消費量を低減することができるテープレコーダ
の巻取り機構を提供しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、下部に歯車が設けられメイ
ンシャーシに回動可能に立設される供給リール台と、下
部に歯車が設けられメインシャーシに回動可能に立設さ
れる巻取りリール台と、選択された動作モードに対応す
るいずれかのリール台の歯車に回転駆動力を伝達する歯
車を具備する早送り歯車体と、メインシャーシに摺動可
能に設けられ早送り歯車体を回動可能に支持する支持部
材と、回転駆動力を早送り歯車体に伝達する伝達歯車
と、早送り歯車体に接触しており、伝達歯車の回動によ
って早送り歯車体が回動した際に早送り歯車体を選択さ
れた動作モードに対応するいずれかのリール台側に早送
り歯車体を移動させる移動手段と、再生モードが選択さ
れた際に支持部材に当接して摺動を抑止し、かつ移動手
段に当接して早送り歯車体と移動手段との接触を解除す
る移動抑止手段と、からなることを特徴とするテープレ
コーダの巻取り機構が提供される。
早送り歯車体としては、選択された動作モードに対応し
ていずれかのリール台の歯車に回転駆動力を伝達する歯
車と一体に形成される円筒体を具備し、この円筒体外周
面に移動手段が接触して円筒体外周面と移動手段との間
の摩擦抵抗により早送り歯車体が移動するように構成さ
れるものであってもよい。
(ホ)作用 早送り歯車体は移動手段によって選択された動作モー
ド、つまり早送りモードあるいは巻戻しモードに対応し
ていずれかのリール台すなわち供給リール台または巻取
りリール台側に移動される。移動が完了すると早送り歯
車体はいずれかのリール台の歯車に回転駆動力を伝達
し、そのリール台を高速にて回転させる。つぎに再生モ
ードが選択されると移動抑止手段が作動し、支持部材の
移動を抑止し、かつ早送り歯車体と移動手段との接触を
解除する。早送り歯車体と移動手段との接触が解除され
ることによって、回転駆動力に対する抵抗が軽減され
る。
(ヘ)実施例 以下この発明の実施例を図面にて詳述するが、この発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
第1〜2図において、1はカセットハーフであり、メイ
ンシャーシ2上に図示しない機構により保持されてい
る。3は供給リール台であり、メインシャーシ2に立設
された軸30に回動自在に挿入され、ストッパー30a
で抜けを防止されている。3aはハブ部であり、カセッ
トハーフ1のリールハブ(図示せず)に嵌入されてリー
ルハブを回動させる。供給リール台3の下部には歯車3
bが設けられ、常時第1アイドラ歯車6と噛合してい
る。第1アイドラ歯車6は、メインシャーシ2に立設さ
れた段付軸31の上部に回動自在に挿入され、ストッパ
ー31aで抜けを防止されている。第1アイドラ歯車6
は、回転方向変換の役割を持っている。4は巻取リール
台であり、メインシャーシ2に立設された軸32に回動
自在に挿入され、ストッパー32aで抜けを防止されて
いる。巻取りリール台4も供給リール台3同様にハブ部
4aを有している。巻取りリール台4の下部には歯車4
bが設けられ、常時第2アイドラ歯車5と噛合してい
る。第2アイドラ歯車5はメインシャーシ2に立設され
た段付軸33の上部に回動自在に挿入され、ストッパー
33aで抜けを防止されている。第2アイドラ歯車5は
第1アイドラ歯車6と同様に回転方向変換の役割を持っ
ている。
7は支持部材(以下早送りレバーと記す)であり、段付
軸31,33の下部が緩挿されるガイド穴7a,7bを
有し、実質的にメインシャーシ2の下面に立設された軸
34を中心として摺動して回動するように構成されてい
る。早送りレバー7には軸受け(メタル部)7cが設け
られており、その軸受け7cには軸8が回動自在に挿入
されている。軸8の一方の端部には円筒体9bと歯車9
aとが一体に形成された第1早送り歯車9が、他方の端
部には第2早送り歯車10がそれぞれ圧入固定されてい
る。軸8と第1早送り歯車9と第2早送り歯車10とで
早送り歯車体が構成される。7d,7eは係合部であ
り、後述の移動抑止手段である解除レバー14と当接可
能に配されている。第1早送り歯車9との歯車9aは第
1および第2アイドラ歯車5,6と選択的に噛合する。
また歯車9aの下側に配設される円筒体9bは、後述の
移動手段であるトルクupレバー12と接触可能に配さ
れている。
11は伝達歯車で、メインシャーシ2の下面に立設され
た軸34に回動自在に挿入されており、抜けをストッパ
ー34aで防止されている。伝達歯車11は第2早送り
歯車10と常時噛合しているとともに、図示しない駆動
機構により時計及び反時計回転方向にそれぞれ回転させ
られるように構成されている。なお図示しない駆動機構
は、当該分野で公知の構成を有する機構を使用すればよ
い。
トルクupレバー12はメインシャーシ2に立設された
支点軸35に回動自在に挿入されており、前述の第1早
送り歯車9の円筒部9bに接触する接触部12aが設け
られているとともに、後述の解除レバー14の当接部1
4bによって押される押圧部12bが設けられる。13
はバネで、たとえばコイルスプリングであり、トルクu
pレバー12を第1図において反時計回転方向に付勢し
ている。バネ13はメインシャーシ2に設けたれたバネ
掛け36とトルクupレバー12に設けられたバネ掛け
部12cとの間に取り付けられている。このバネ13に
よってトルクupレバー12が付勢されているので、ト
ルクupレバー12の接触部12aが第1早送り歯車9
に側圧を与えることとなり、その結果第1早送り歯車9
の移動に必要な摩擦力を生じさせている。これによって
後述する早送りモードと巻戻しモードとにおける第1早
送り歯車9の位置移動が可能となっている。
解除レバー14は、2ケ所に穿設されるガイド穴14a
を有し、それぞれのガイド穴14aにはメインシャーシ
2の2ケ所に立設されたガイドピン37が嵌挿される。
そして解除レバー14はバネ15により第1図中に示す
矢印Bと逆方向に常時付勢されている。14bは当接部
であり、作動された際に前述のトルクupレバー12の
押圧部12bに当接してトルクupレバー12の第1早
送り歯車9への押圧を解除する。解除レバー14の解除
部14cは前述の早送りレバー7の係合部7d,7eを
押圧することにより、第1早送り歯車9の第2アイドラ
歯車5、第1アイドラ歯車6との噛合を解除させる役割
をもつ。
つぎにこの実施例の各動作について第3〜5図を交えて
説明する。
第1図に示す停止状態から第3図に示す巻戻しモードに
おけるREW状態への移行は、伝達歯車11が図示しな
い駆動機構により第1図における反時計方向回転に回転
させられることによって開始される。すなわち第1早送
り歯車9の円筒部9bとトルクUPレバー12との係合
部12aの摩擦抵抗のため、第1早送り歯車9は供給リ
ール台3側へと移動し、第3図に示すごとく第1アイド
ラ歯車6と噛合し、第1アイドラ歯車6と常時噛合して
いる供給リール台3を第3図に示す矢印C方向に回転さ
せる。これによってカセットハーフ1の磁気テープ(図
示せず)を高速にて巻戻すことができる。
第4図は早送りモードにおけるFF状態を示している。
このFF状態はREW状態とは逆に、伝達歯車11を第
1図において時計回転方向に回転させることにより得ら
れる。すなわち伝達歯車11が回転することによって、
第1早送り歯車9の円筒体9bとトルクupレバー12
の係合部12aとの間に発生する摩擦抵抗によって第1
早送り歯車9が巻取りリール台4側に移動し、第2アイ
ドラ歯車5と噛合する。第2アイドラ歯車5は常時巻取
りリール台4の歯車4bと噛合しているので、伝達歯車
11からの回転駆動力にて巻取りリール台4が高速にて
回転されて、カセットハーフ1内の磁気テープが早送り
されるものである。
以上の早送りおよび巻戻しの状態において、トルクUP
レバー12は第1早送り歯車9の円筒部9bに当接して
いるので、トルクupレバー12が歯車9aに当接する
場合にくらべ、連続的に接しているので回転音を小さく
することができる。
つぎに第5図にて早送りモードの動作状態(FF状態)
から再生モードの動作状態に切り換えた場合の動作につ
いて説明をする。
図示しない再生駆動機構により解除レバー14は同図中
矢印B方向に移動させられるように構成されている。解
除レバー14の移動により解除部14cが早送りレバー
7の係合部7dを押圧することにより、解除部14cが
早送りレバー7を第5図において反時計回転方向に回転
させ、第1早送り歯車9と第2アイドラ歯車5との噛合
を離間せしめるとともに、当接部14bによりトルクU
Pレバー12が、バネ13の付勢力に抗して時計回転方
向に回動させられる。これによって第1早送り歯車9の
側圧がなくなることになり、図示しない駆動機構に再生
に不必要な負荷がかからない状態で再生モードが実行さ
せることとなる。このため、不要な第1早送り歯車9を
回転させるための駆動力がなくなる分、駆動機構のモー
タの消費電流が少なくなり、モータの電源としての電池
を長持ちさせることができる。再生状態からの停止は、
図示しない再生駆動機構の停止により解除レバー14が
元の位置に復帰することにより得る(第1図の状態)。
なお巻戻しモードの動作状態(REW状態)から再生状
態への動作はFF状態からと同様であるので説明を省略
する。
(ト)発明の効果 この発明によれば、再生モードにおいてテープレコーダ
の電源としての電池の消費電力を低減することができる
テープレコーダの巻取り機構が得られる。また移動手段
であるトルクupレバーが早送り歯車体の円筒体に接触
しているので、FF,REW動作時の動作音を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の平面図、第2図は第1図に
おけるA−A線断面図、第3図は巻戻しモードの動作を
説明するための平面図、第4図は早送りモードの動作を
説明するための平面図、第5図は再生モードの動作を説
明するための平面図、第6図は従来例の第2図相当図で
ある。 2……メインシャーシ、3……供給リール台、 3b……歯車、4……巻取りリール台、 4b…歯車、7……早送りレバー、 9……第1早送り歯車、9a……歯車、 9b……円筒体、10……第2早送り歯車、 11……伝達歯車、12……トルクupレバー、 14……解除レバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に歯車が設けられメインシャーシに回
    動可能に立設される供給リール台と、 下部に歯車が設けられメインシャーシに回動可能に立設
    される巻取りリール台と、 選択された動作モードに対応するいずれかのリール台の
    歯車に回転駆動力を伝達する歯車を具備する早送り歯車
    体と、 メインシャーシに摺動可能に設けられ早送り歯車体を回
    動可能に支持する支持部材と、 回転駆動力を早送り歯車体に伝達する伝達歯車と、 早送り歯車体に接触しており、伝達歯車の回動によって
    早送り歯車体が回動した際に早送り歯車体を選択された
    動作モードに対応するいずれかのリール台側に早送り歯
    車体を移動させる移動手段と、 再生モードが選択された際に支持部材に当接して摺動を
    抑止し、かつ移動手段に当接して早送り歯車体と移動手
    段との接触を解除する移動抑止手段と、 からなることを特徴とするテープレコーダの巻取り機
    構。
  2. 【請求項2】早送り歯車体が、選択された動作モードに
    対応するいずれかのリール台の歯車に回転駆動力を伝達
    する歯車と一体に形成される円筒体を具備し、この円筒
    体外周面に移動手段が接触して円筒体外周面と移動手段
    との間の摩擦抵抗により早送り歯車体が移動することを
    特徴とする請求項1記載のテープレコーダの巻取り機
    構。
JP63100971A 1988-04-22 1988-04-22 テープレコーダの巻取り機構 Expired - Lifetime JPH0628120B2 (ja)

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JPH01271956A JPH01271956A (ja) 1989-10-31
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