JPH0628102Y2 - 滅菌用包装袋 - Google Patents

滅菌用包装袋

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JPH0628102Y2
JPH0628102Y2 JP2913990U JP2913990U JPH0628102Y2 JP H0628102 Y2 JPH0628102 Y2 JP H0628102Y2 JP 2913990 U JP2913990 U JP 2913990U JP 2913990 U JP2913990 U JP 2913990U JP H0628102 Y2 JPH0628102 Y2 JP H0628102Y2
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JP
Japan
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tape
bag
breathable
film
breathable film
Prior art date
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JP2913990U
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JPH03122845U (ja
Inventor
政令 永田
晤 茂木
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は医療用の器具、基材類その他ガス、蒸気等によ
る滅菌を必要とするものを収容する包装袋に関する。
〔従来の技術〕
注射筒その他各種の医療器具類が使い捨ての形式になっ
て来ており、したがってこれに包装した状態で、ガスや
蒸気等による滅菌処理ができるようにした包装袋が種々
提案されている。
通常袋本体は非通気性のプラスチックフイルムを使用す
るので、その一部に円形、四角形、その他の形状の通気
用のパンチ孔を列設し、該部分の内面側にテープ状の通
気性シートを貼着して滅菌用ガスの通過を図り滅菌を有
効に行ない得るようにしたものが知られている(実開昭
51−4287号)。また上記のような形状の開口した
通気孔であると、その部分は通気性シート(フイルタテ
ープ)が露出しているため塵埃などが付き易く好ましく
ないので、孔に代えて一定長さの直線状スリットをミシ
ン目状に形成したもの(実公昭62−36775)など
も提案されている。またフイルムテープが施された部分
の長手方向全体に亘って直線状スリットを設けたものも
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
これらの袋本体は通常長方形をなし、一方又は相対する
両方の長辺と一つの短辺をヒートシールして形成されて
おり、内容物を収容後、残る短辺部分をヒートシールす
るもので、内容物を取出して使用する際は、上記長辺に
設けられたノッチにより短辺方向つまり横方向に袋体を
引き裂いて開封するのが一般的である。したがって引き
裂き線はフイルムテープ部を横切ることになる。たとい
引き裂き予定線がパンチ孔又はスリットの中間を通るよ
うな位置にノッチを設けても、実際にはその通り正確に
引き裂かれることはないので、殆んどの場合、パンチ孔
又はスリットに引っ掛かりを生じ、引き裂きがここでス
トップされるため中途までしか開封できず、内容物が取
出しにくいという不都合を生じていた。
本考案の目的は、上記のような従来の不都合を解消し、
スムーズに引き裂くことができ、簡単に袋体の全面開封
ができ、内容物の取出しが極めて容易で、かつガス滅菌
機能も優れまたフイルタテープ面への塵埃付着の防止、
保護も確実になし得られる滅菌用包装袋を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案の滅菌用包装袋は、非通
気性フイルム又はシート(以下非通気性フイルムとい
う)を二枚向き合せてほぼ長方形の袋体(1)を形成
し、一方の非通気性フイルム(1a)の内面側の適宜位
置に袋体の相対する二辺に亘って通気性、細菌遮断性を
有するテープ(2)をその長手方向の両側縁部(2a)
(2b)で接着して配置し、かつ非通気性フイルム(1
a)の前記テープ(2)が配置された帯域に、多数の微
小な針孔(3)を設けると共に袋体(1)のフイルタテ
ープ(2)に相対したシール部には引き裂き用ノッチ
(5)を形成したものである。
本考案において非通気性プラスチックフイルムとして
は、ポリエチレン、ポリプロピレンの如きそれ自体熱接
着性を有するフイルム、或はこのようなフイルムをポリ
エステル、ナイロン、その他適宜の非通気性フイルムの
片面に積層した複合フイルムがあげられ、複合フイルム
の場合は熱接着性プラスチック層を内面側として二つ折
りに折り曲げるか、もしくは二枚重ね合せて所定箇所を
シールして袋体を形成する。通常は第1図のように二つ
折りして長短二辺をシール4、4′すればよい。通気性
細菌遮断性を有するフイルタテープとしては紙またはポ
リプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維の不織布もし
くは微多孔性プラスチックフイルム等通気性細菌遮断性
を有するものがあげられる。
また上記フイルタテープが配置される帯域において、非
通気性フイルムに設けられる微小孔は、パンチ孔(打
抜)ではなく、針先を突き刺して形成される微小(例え
ば0.3〜1.0φmm)な孔であることが肝要であり、
通常50〜200/cm2程度の密度で均一に分散させて
設けることが好ましいが、特に限定されるものではな
く、必要とする通気度に応じて分布密度を決定すること
ができる。針を用いずに他の手段を用いた場合は孔がき
れいに切られた状態になるので、本考案の目的は十分に
達成し難い。引き裂き用ノッチは通常袋体の長辺シール
部の上端又は下端部近傍に形成される。
〔作用〕
開封に当って、ノッチの部分を指先でつまんで横方向に
袋体を引き裂くと、引き裂き線は、フイルタテープのあ
る帯域においても、通気孔は打抜孔やスリットではな
く、針を突き刺して形成された顕微鏡的には周囲の形状
が不ぞろいで、きれいに切り抜かれた状態でない小孔で
あり、これが多数存在しているため、引き裂き線は、何
等の抵抗もなく小孔を通過するので極めて簡単に全面的
な開封を行なうことができる。
また通気性も充分であり、フイルタテープの通気機能を
阻害することはなく、かつ微小孔であるから、フイルタ
テープに対する被覆性がよく、外部からの塵埃の付着や
汚れが防止される。
〔実施例〕
図面は本考案の代表的実施例を示すもので、第1図は平
面図、第2図はそのII−II′断面である。非通気性フイ
ルムとしてポリエステル/ポリエチレン複合フイルムを
用い、ポリエチレン層を内面として二つ折りにして重な
った二辺をヒートシール4、4′して袋本体1が形成さ
れている。(2枚を重ねた場合は三辺をシールする)2
はフイルタテープでその長手方向の両側縁部2a、2b
部で前記非通気性フイルムの一方1aの内面側に接着さ
れている。3は通気性フイルム1aのフイルタテープ2
が施された帯域に均一に分散させて設けられた通気用の
針孔である。非通気性フイルムの厚さや性質にもよる
が、例えば1cm2当り50〜200個位の範囲で、針先
を突き刺して径約0.3〜1.0mm程度の小孔を形成し
たものである。
通常、縫針のような針を植設したロールを用い、非通気
性フイルムにフイルタテープ2を接着する前又は後、押
圧することにより容易に形成することができる。
袋1内に内容物を充填後、上端部をヒートシールして滅
菌処理した包装品を、ノッチ5から引き裂いたところ、
簡単にフイルタテープ(2)部を通過して開封すること
ができた。
一方ミシン目状のスリットによる通気部を形成したもの
は、引き裂き線はこれに引っ掛ってストップされ開封は
この部分で中断された。
なお、第4〜5図は背貼袋に適用した例を示すもので、
6は背シール部、7はノッチ形成用のシール部で、5は
ノッチである。この場合も前記同様に開封することがで
きた。
〔考案の効果〕
本考案の滅菌用包装袋は、ノッチ部からの指先による横
カット性が極めて良好であり、容易に内容物を取出すこ
とができて使用し易く、しかも滅菌処理に当っては滅菌
用ガスの通気性に優れ、かつ処理後も、通気部は打抜き
の開放孔やスリットと異なり、フイルタテープに対する
この部分からの塵埃の付着や汚染が充分に防止される。
また針孔の分布密度によって通気性の調節も容易で通気
部形成も簡単に出来、打抜き屑等も生じないなどの利点
もありその効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図はそのII
−II′断面図、第3図は他の実施例を示す平面図、第4
図はそのIII−III′断面図である。 1……非通気性フイルムの袋本体、2……通気性細菌遮
断性のフイルタテープ、2a,2b……フイルタテープ
の接着部、3……針孔、4,4′,7……ヒートシール
部、5……ノッチ、6……背シール部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非通気性フイルム又はシート(以下非通気
    性フイルムという)を二枚向き合せてほぼ長方形の袋体
    (1)を形成し、一方の非通気性フイルム(1a)の内
    面側の適宜位置に袋体の相対する二辺に亘って通気性、
    細菌遮断性を有するテープ(2)をその長手方向の両側
    縁部(2a)(2b)で接着して配置し、かつ非通気性
    フイルム(1a)の前記テープ(2)が配置された帯域
    に、多数の微小な針孔(3)を設けると共に袋体(1)
    のフイルタテープ(2)に相対したシール部には引き裂
    き用ノッチ(5)を形成したことを特徴とする滅菌用包
    装袋。
JP2913990U 1990-03-23 1990-03-23 滅菌用包装袋 Expired - Lifetime JPH0628102Y2 (ja)

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JP2913990U JPH0628102Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 滅菌用包装袋

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JP2913990U JPH0628102Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 滅菌用包装袋

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JPH03122845U JPH03122845U (ja) 1991-12-13
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JP4620235B2 (ja) * 2000-09-22 2011-01-26 大日本印刷株式会社 滅菌袋
JP5347310B2 (ja) * 2008-04-11 2013-11-20 大日本印刷株式会社 滅菌包装体
JP6027037B2 (ja) * 2014-02-04 2016-11-16 ベクトン・ディキンソン・フランス・エス.エー.エス. 無菌包装体およびこの包装体を用いた殺菌方法
JP2019034775A (ja) * 2017-08-21 2019-03-07 日本特殊陶業株式会社 医療用多重包装材、医療用多重包装材入り医療製品

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