JPH06279246A - 大気酸化によって毛髪を徐染色するための染料組成物及び該組成物の使用方法 - Google Patents

大気酸化によって毛髪を徐染色するための染料組成物及び該組成物の使用方法

Info

Publication number
JPH06279246A
JPH06279246A JP5288586A JP28858693A JPH06279246A JP H06279246 A JPH06279246 A JP H06279246A JP 5288586 A JP5288586 A JP 5288586A JP 28858693 A JP28858693 A JP 28858693A JP H06279246 A JPH06279246 A JP H06279246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
hair
composition
color
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5288586A
Other languages
English (en)
Inventor
Albert Shansky
シャンスキイ アルバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Combe Inc
Original Assignee
Combe Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Combe Inc filed Critical Combe Inc
Publication of JPH06279246A publication Critical patent/JPH06279246A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/042Gels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/41Amines
    • A61K8/411Aromatic amines, i.e. where the amino group is directly linked to the aromatic nucleus

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 毛髪染色用染料組成物及び毛髪染色方法 【構成】 染料組成物を毛髪から除去したとき毛髪繊維
に取り込まれ、そして取り込まれた染料成分が大気酸化
によって毛髪中でゆっくりと発色する染料成分を含む染
料組成物、及びその染料組成物を使用して毛髪を徐々に
染色し、約5分後に染料組成物を除去する方法。 【効果】 深い濃度の色調が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、大気中の酸化により毛髪を徐々
に染めるための染料組成物に関する。この付着性の染料
組成物は、染料組成物を毛髪からすすいだ時に毛髪繊維
中に取り込まれる染料成分を含有しており、取り込まれ
た染料成分の大気中の酸化により毛髪中で徐々に顕色す
るものである。また本発明は、前記染料組成物を用いて
徐々に毛髪を染めるための方法に関する。
【0002】酸化性染料成分を含有する染料組成物で人
間の毛髪を染めることはよく知られている。市販されて
いる毛髪染料のほとんどは、酸化性染料成分と化学的酸
化剤とを、即座に反応を起こす量含み、これにより使用
後30分で目的とする所定の色に染色するものである。
例えば、米国特許第3,649,159号は毛髪染色方
法を開示しており、この方法は、予備中間体、例えば酸
化性第一級芳香族アミン(特にジアミン)およびそれら
の代替製品を、通常はアミノフェノールと一緒に酸化
剤、特にH22またはその誘導体、例えば過酸化尿素、
過ホウ酸塩、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ヨウ
素酸塩等の混合物中に含む染料組成物を毛髪に使用し、
それによりいわゆる酸化染料を毛髪に形成するというも
のである。色素形成反応において、第一級芳香族アミノ
基とフェノールヒドロキシル基が酸化されて、イミノ基
とCO基を形成し、カップリングが生じ、芳香族核がキ
ノイド様配置をとるポリイミノ化合物を形成する。
【0003】また、染料成分の一部として、多価フェノ
ールのようなカラーカップリング化合物、例えばレゾル
シノール、ピロガロール等を含むのが通例である。
【0004】p−フェニレンジアミンのような予備中間
体とm−フェニレンジアミンのようなカラーカップラー
との混合物の色素反応を説明する。まず、p−フェニレ
ンジアミンを酸化して、p−ベンゾキノンジイミンを形
成する。その後、同時に2種類の反応が起きる。1つは
p−ベンゾキノンジイミンのセルフカップリングであ
り、茶色のバンドロウスキー(Bandrowski)塩基を生成
する。もう1つはp−ベンゾキノンとm−フェニレンジ
アミンとの反応であり、青紫色のインダミン染料を生成
する。他の予備中間体と他のカラーカップラーを反応混
合物に添加することにより、さらに着色された分子種を
生成することができ、最終的に所望の色に調整すること
ができる。
【0005】一般的に予備中間体とカップラーを含む染
料成分は、約1%濃度の適当なキャリア中に溶解する。
キャリアは、過酸化物の塩から酸素を放出し酸化を促進
するように、一般的にpH9.5を越える十分なアルカ
リ性とすることができる。またこのような処理は、毛髪
のインブリケーション(鱗状片)を膨張させ、キャリア
と染料成分が毛髪繊維に浸透することができるというこ
とが判明している。
【0006】一般的に酸化性ジアミンまたはアミノフェ
ノールに対して、1分子当量またはそれを越える酸化剤
が使用されるが、多少少なめの割合で酸化剤を使用する
こともできる。大気中の酸素が毛髪の染色に使用される
ことは既知であるが、酸化剤を添加して使用することは
大変好ましい。色素形成反応は酸化剤の存在下でさらに
速くすすみ、目的とする色が素早く得られるからであ
る。一般的に過酸化物のような酸化剤は、染料成分から
分離して保管され、毛髪に使用する直前に添加される。
予備中間体とカラーカップラーを酸化することの有利な
点は、これらが毛髪繊維に浸透した後に、最終的な染料
分子がどの原料反応物よりも大きいことである。こうし
て、大きな染料分子は毛髪繊維中に閉じ込められ、これ
により生じた着色は洗髪にも十分耐え得るものとなる。
【0007】一般的に目的とする色を得るために、染料
組成物と酸化剤との間の反応には20〜40分を必要と
する。その後、未反応の染料を、水によるすすぎまたは
シャンプーにより毛髪から除去する。組成物は、すすぎ
による未反応染料組成物を除去しやすくするために、従
来のヘヤケアー界面活性剤(洗剤、湿潤剤)と通常組み
合わされている。市販の染料中にごく普通に使用されて
いる界面活性剤と湿潤剤は、毛髪繊維に浸透した未反応
染料成分および毛髪の表面に残った組成物を、すすいで
いる間に取り除くことを促進する。このようにして、毛
髪から市販の染料組成物をすすぎ落とすことで毛髪の染
色プロセスは実質的に終了する。
【0008】他のタイプの既知の酸化性染料には米国特
許第4104020号に開示されている4,7−ジアミ
ノインドールの誘導体類が含まれる。カラーカップラー
と組み合わされたこれら誘導体は大気中の酸素で酸化さ
れて比較的短時間で発色するが、化学酸化剤の使用が望
ましい。
【0009】米国特許第3792090号、米国特許第
4008403号及び米国特許第4008999号に開
示されたジフェニルアミン類のようなインドアニリン類
のロイコ誘導体類を含む毛髪染色組成物も既知である。
定義により、無色であるロイコ誘導体類は大気酸素叉は
過酸化水素のような酸化剤のどちらかでそれらの対応す
るインドールアミンに酸化され、そして予備染料中間体
とカラーカップラーとから得られるよりも良い再生可能
な色相を与えるものである。ロイコ誘導体類は付与後す
ぐに、すなわち20分以内に、大気酸素だけでも酸化さ
れて、着色したインドールアミン化合物を生成する傾向
がある。
【0010】女性用の市販の毛髪染料組成物は一般的に
目的とする色が一回の操作で得られる染色方法、即ち通
常希望する目的の色を得るための色剤混合物と酸化剤を
適当な比率で付与することを含む染色方法を採用し、1
5乃至60分間発色反応を行なって希望する色を発色
し、その後毛髪を洗浄するものである。しかしながら、
男性は一般に、急激な色変化を望まないから、一回の操
作で完全な色変化が起こるようにその毛髪を染めたがら
ないものである。
【0011】男性用に数多くの調合物が市販され、それ
は毛髪を染料組成物で決められた期間ごとに処理するこ
とによって、ゆっくりと毛髪変色化叉は黒髪化するもの
であり、そして最終的な希望する着色を頻繁でない付与
で維持するものである。徐々に黒髪化することは調髪組
成物として毛髪上に残存する空気酸化染料調色混合物を
繰り返し付与することで行なわれてきた。毛髪は付与の
後ですすぎ洗いもシャンプーもしない、そして大気酸素
は、例えば米国特許第3920384号及び同第405
4413号に記載されているように発色に寄与してい
る。この方法は、広く使用されてはいるが、あるユーザ
ーは組成物が毛髪上に残っていることを好まないから、
その組成物が毛髪上に残っている時間を短くするような
改良がいる。
【0012】米国特許第305057号、同第1019
576号、同第2185467号、同第3128232
号及び英国特許第12902/99号に記載の如く色剤
の濃度を変えることによって色相濃度を、酸化色剤混合
物だけではなく、ピロ−ガロ−Ni塩混合物と直接染料
で、修飾することもまた知られていた。色相濃度はま
た、米国特許第3871818号に記載されているよう
に色剤混合物としてのアルキロールアミンと組み合わせ
たフタールアルデヒドを使用することによって、処理時
間の長さを増やすことで調節されてきた。米国特許第4
104021号に記載されているように、毛髪を芳香族
一級アミン類で継続的に処理することも知られており、
その処理では添加した酸化剤の濃度を各付与処理ごとに
増加している。一般に毛髪に混合物を付与した後、5乃
至15分で発色する。
【0013】毛髪を徐々に着色するその他の方法には低
濃度(好ましくは0.2乃至0.5重量%)の酸化性染
料成分が使用され、その方法では発色の大部分は、米国
特許第4297098号に記載されているように、付与
後30乃至60分間で大気酸化で行なわれる。この先行
技術の方法に使用されている調合物は毛髪上に残されて
いる。30乃至60分後に色調変化の大部分が起こると
いわれている。空気酸化できる染料を含むこのそしてそ
の他の調合物は通常界面活性剤および湿潤剤を含む。す
すぎ洗いすることによって、そのような添加物は酸化さ
れなかった染料成分を毛髪から除去し、それで大気酸化
発色は実質的にすすぎ洗いによって停止する。
【0014】このように、従来の染料組成物は、空気酸
化可能な染料成分を含むものであっても、界面活性剤の
存在で洗浄することによって毛髪から未反応染料成分を
除去する。更に、そのような組成物は付与後短時間で目
標とする色を発色することを求めていたが、深い色相を
発色する長時間の非制御反応に耐えることができなかっ
た。
【0015】従って、本発明の目的は毛髪に染料組成物
を付与することで長時間に亙って毛髪を徐々に着色し、
直ちに毛髪の繊維に染料を定着し、そしてその後毛髪の
表面から未定着の染料を除去する組成物を提供するもの
である。別の目的は染料組成物を付与することによって
毛髪を希望する色にゆっくりとそしてかすかに発色さ
せ、そして付与後約5分間で染料を定着するようにすす
ぎ洗いし、ここにおいて、未定着染料を除去した後でも
色変化が認められないことである。
【0016】本発明を要約すると以下のようである。本
発明は、大気酸化により徐々に毛髪を染めるための空気
酸化性の染料組成物であって、その染料組成物とは染料
成分を含有し付着性すなわち粘着性の高いゲルであっ
て、その染料成分が粘着性のゲルの助けを受けて毛髪繊
維中に閉じ込められるものである。閉じ込められた染料
成分は染料組成物を髪から洗い流す際に毛髪繊維中に固
定される。毛髪の表面に残存する染料成分はすべてシャ
ンプーなどによって除かれる。固定された染料成分の大
気酸化により毛髪中に徐々に発色が起こる。さらに本発
明は、上記染料組成物を使用して徐々に、通常24−7
2時間に亙って毛髪を染めるプロセスを含む。染料が固
定され、規定の時間経過後、通常染料を塗布してから約
5分で余剰の染料が毛髪の表面から除去されると、24
−72時間の間に色が見て分かるようになり、満足する
結果が得られる。従来の専門家は、染料組成物をゆすぎ
やシャンプーによって取り除くと不十分な染料しか残ら
ないといっており、この結果は予期されないものであっ
た。
【0017】ゲル中の空気酸化性の染料成分は高いアル
カリpHで使用すると、毛髪繊維に浸透し、染料組成物
を一定時間後(通常5分以内)に髪から取り去る際に染
料成分を毛髪軸中に閉じ込めて固定することができる。
空気酸化性染料組成物中に湿潤剤や界面活性剤が存在し
ないため、あとでゆすぎとシャンプーを行なっても閉じ
込められた染料成分は毛髪繊維中に残る。ゆすぎとシャ
ンプーにより多くの染料成分が取り去られてしまい色は
全く出ないと予想されていたので、これは本発明の重要
な特徴である。
【0018】本発明の染料組成物およびプロセスは、徐
々に髪を望みの目標色にもっていくために、増幅しなが
ら用いることができる。本発明の染料組成物およびプロ
セスは、人をびっくりさせたり目立ったりしない、また
染料組成物を長期にわたり髪につけておく必要がない段
階的毛染めに特に有用である。
【0019】大気酸化により毛髪を徐々に染めるための
付着性ゲル染料組成物は、 (1)空気酸化性染料成分 (2)担体 とからなり、該組成物は毛髪繊維に塗布した後に染料成
分が毛髪繊維に浸透できるように十分なアルカリpHを
有し、該組成物は、発色が起こる前にゆすぎとシャンプ
ーを行なった際に染料成分の一部は毛髪繊維に付着して
固定されるのに十分な量の染料成分を含有し、余剰の染
料成分は速やかに毛髪表面から除かれる。これにより、
固定された染料成分の大気酸化により毛髪中で徐々に発
色が起こる。
【0020】本発明に用いられる空気酸化性染料成分
は、余剰の染料組成物を髪から取り除くまえには目で見
て分かるような色を出さないことに留意すべきである。
さらに、本発明の染料組成物は発色が主に大気酸化によ
り起こるためにいかなる化学的酸化剤の存在も必要とし
ない。本発明の染料組成物は、髪に用いられてから典型
的には塗布後5分以内に取り除かれるように構成されて
いる。
【0021】したがって、直ちに酸化する傾向のある染
料成分を本発明において用いるのは好ましくない。米国
特許第3,792,090号に開示されたようなジフェ
ニルアミン染料は急速に酸化されて使用した後すぐに発
色するものであり、空気酸化によって毛髪を徐々にかつ
長期間にわたって染色するものではない。本発明におい
て、発明組成物の高いpHが毛髪の鱗状片を立たせる。
粘着性ゲル状の染色物質は毛軸中に付着し、ゆすぎの段
階で鱗状片がとじると中に閉じ込められる。粘性の高い
付着性のゲル状の組成物は染色成分を毛軸中に閉じ込め
るのに役立ち、ゆすぎの段階で鱗状片が閉じて、染料成
分を毛髪中に固定するので続いてシャンプーしても染料
は洗い流されない。驚くべきことに、余剰の着色物質を
取り除くための界面活性剤を含むシャンプーにさらされ
ても、固定された染料成分は毛髪に閉じ込められたまま
でいる。
【0022】毛髪をシャンプーして毛髪繊維の表面から
過剰の着色物質を取り除く。この時点では毛には色が付
いていない。空気中の酸素と毛の中に閉じ込められた着
色物質が反応して初めて毛に色が表われる。これは通常
24−72時間後である。毛髪はきれいに保たれ、過剰
な着色物質は存在しない状態であるので色がこすれて落
ちる心配がない。このように毛髪を徐染することは、見
た目に分からないように徐々に毛髪の染色度を増やした
い人たち、特に男性にとって望ましいものである。
【0023】発明の染料組成物は、染料成分が毛髪繊維
に浸透することができるよう十分にアルカリ性のpHを
有する。アルカリの媒体が毛髪を膨潤させ、毛の鱗状片
すなわちウロコを立ち上がらせることにより、毛髪繊維
への浸透が可能になる。さらに、十分に付着性であるゲ
ル状の染料成分が存在することにより、毛髪を水ですす
ぐ段階で染料成分が毛髪繊維中に閉じ込められ、大気に
よる酸化発色の期間後に目に見える色が出る。この目的
のため本発明のゲル染色組成物は、通常の市販のヘアダ
イでは水ですすぐ段階で毛から染料成分を除くために入
れてある湿潤剤や界面活性剤を実質的に含んでいない。
染料成分が水すすぎとシャンプーの段階後も毛髪繊維中
に固定されたままであるということは、本発明の予想さ
れざる特徴である。なぜならばこのような処置は多くの
染料成分を取り除いてしまい、着色を妨げると予想され
るからである。
【0024】本発明はまた、担体と空気酸化性の染料成
分を有する付着性のゲル染料組成物を用いて毛髪を大気
酸化により徐々に染色する以下のプロセスを含むもので
ある。 (イ)付着性のゲル染料組成物を毛髪の表面に塗布す
る。ただし上記染料組成物は、(1)毛髪繊維に浸透す
るのに十分なアルカリ性pHを有し、(2)毛髪繊維中
に沈着するのに十分な量の空気酸化性の染料成分を含ん
でいる。 (ロ)沈着した染料成分を毛髪繊維中に固定するために
毛髪をすすぎ、 (ハ)毛の表面から染料組成物を全く残らないように除
く。このことにより固定された染料成分が大気酸化され
て、徐々に毛髪中で発色が起こるのである。
【0025】前に述べたように、すすぎの段階で毛の鱗
状片が閉じて沈着した染料成分が固定され、シャンプー
などの除去の段階では毛の表面に存在する染料成分を除
去して、染料成分のはげ落ちを防ぐ。
【0026】このプロセスは、徐々に髪を染めて目標と
する色に達するため必要なだけ繰り返してもよい。染色
を繰り返すことにより、より多くの染料が毛軸に閉じ込
められ、発色する色合いが一層濃くなる。その後は定期
的に染料組成物を使用することにより目的の色を保つこ
とができる。ゆすぎのステップは髪に染料組成物を塗布
してから決められた時間後に行なう。一般的に、ゆすぎ
は塗布後5分以内に行なう。
【0027】染料を毛髪繊維中に閉じ込めることができ
る本発明の染料組成物および染色方法は非常に光沢があ
って濃い色に染めることができることが判明した。本発
明は独特の染料組成物と方法を提供するものである、す
なわち (1)染料組成物は短い時間で容易に使用できる。 (2)ほとんど気付かれずにゆっくりと目標とする色に
変えることが簡単にできる。 (3)白髪を十分にカバーできる。 (4)染料を使用する際に手や頭皮に染め付かない。 (5)固定された組成物は擦れて落ちたり、はげ落ちた
りしない。 (6)固定された染料は光、発汗およびシャンプーに堅
牢である。
【0028】本発明の染料組成物中に含有される空気酸
化性染料成分は、好適には、1種またはそれ以上の予備
中間体、たとえば酸化性一級芳香族アミンまたはアミノ
フェノールである。この予備中間体は、それ自体の酸化
によって染料を形成する。典型的な酸化性パラ−および
オルト−芳香族一級アミンおよびアミノフェノールは、
下記の化合物である。
【0029】o−およびp−フェニレンジアミン;2−
アミノ−4−ニトロフェノール;4−アミノ−2−ニト
ロフェノール;o−およびp−アミノフェノール;o−
およびp−メチルアミノフェノール;2−アミノフェノ
ール−4−スルホン酸;4−アミノフェノール−2−ス
ルホン酸;o−アニシジン;2,4−ジアミノアニソー
ル;2,5−ジアミノアニソール;1,8−ジアミノナ
フタレン;2,4−ジアミノフェノール;2,4−ジア
ミノフェネトール;2,5−ジアミノフェノール−4−
スルホン酸;N,N’−ジメチル−p−フェニレンジア
ミン;4,6−ジニトロ−2−アミノフェノール;N−
(p−ヒドロキシフェニル)−グリシン;N−(2−ヒ
ドロキシ−5−ニトロフェニル)−グリシン;p−メチ
ルアミノフェノール;4−ニトロ−o−フェニレンジア
ミン;2,4,6−トリニトロアニリン;p−トルイレ
ンジアミン;6−ニトロ−2,4−ジアミノフェノー
ル;2,4,6−トリアミノフェノール;2,5−ジア
ミノフェノール;6−ヒドロキシ−1,2,4−トリア
ミノベンゼン;3,4−ジアミノフェノール;2,5−
ジアミノヒドロキノン;4−N−ジメチルアミノカテコ
ール;4−メトキシ−o−フェニレンジアミン;2,
4,6−トリヒドロキシアニリン;5−アミノ−1,
2,3−トリヒドロキシベンゼン;4−N,N−ジエチ
ルアミノベンゼン;2−アミノ−1,5−ジヒドロキシ
ナフタレン;5−ヒドロキシ−6,8−ジアミノキノリ
ン;2,3,6−トリアミノピリジン。
【0030】上記の染料成分は、水溶性の塩の形態、た
とえば硫酸塩、塩酸塩、酢酸塩などとしても使用可能で
ある。かかる予備中間体の1種またはそれ以上が、本発
明の染料組成物中に存在することができる。本発明の特
に好適な予備中間体は、p−フェニレンジアミン、2,
4−ジアミノフェネトール硫酸塩およびN−フェニル−
p−フェニレンジアミンである。また、空気酸化性染料
成分は、たとえばm−ジアミン、m−アミノフェノー
ル、一価および多価フェノールおよびナフトールの類の
カラーカップラーを1種またはそれ以上含有することも
できる。カップラーを予備中間体と一緒に使用した場
合、カップラーは特定の発色効果を提供するため、およ
び色を安定化するのに特に有効である。本発明の染料成
分中に使用することができるカラーカップラーの例は、
次の通りである。
【0031】α−ナフトール;o−クレゾール;m−ク
レゾール;2,6−ジメチルフェノール;2,5−ジメ
チルフェノール;3,4−ジメチルフェノール;3,5
−ジメチルフェノール;ピロカテコール;ピロガロー
ル;1,5−ジヒドロキシナフタレン;1,7−ジヒド
ロキシナフタレン;5−アミノ−2−メチルフェノー
ル;ヒドロキノン;2,4−ジアミノアニソール;m−
トルイレンジアミン;4−アミノフェノール;レゾルシ
ノール;4−クロロレゾルシノール;レゾルシノールモ
ノメチルエーテル(3−メトキシフェノール);m−フ
ェニレンジアミン;3−メチル−1−フェニル−5−ピ
ラゾロン;3−アミノ−1−フェニル−5−ピラゾロ
ン;1−フェニル−3,5−ジオン−ピラゾリジン;7
−(ジメチルアミノ)−4−ヒドロキシ−1−メチル−
2−キノロン;1−アミノ−3−(アセトアセチルアミ
ノ)−4−ニトロベンゼン;1−アミノ−3−(シアノ
アセチルアミノ)−4−ニトロベンゼン。
【0032】染料組成物中に、1種またはそれ以上のカ
ラーカップラーが存在することができる。特に好適なカ
ラーカップラーは、レゾルシノール、4−クロロレゾル
シノールおよびm−アミノフェノールである。一般に、
染料分子の直径が約6オングストロームより小さい場合
には、染料成分が毛髪中へ特に迅速に拡散する。しか
し、10オングストロームの桁の大きさの、より大きい
分子は拡散が遅くなるが使用できる。拡散を速めるため
に、分子の直径と組成物のpHとを、要求に応じて、調
節する。
【0033】上記の如く、染料成分は、1種またはそれ
以上の予備中間体を、1種またはそれ以上のカラーカッ
プラーと一緒に含有することができる。得られる最終の
色相は、染料成分中に用いられる予備中間体とカラーカ
ップラーとの組合せを変えることによって、調節可能で
ある。染料成分をつくり上げる予備中間体成分とカラー
カップラーとのこのような変化は、染毛技術の当業者に
よく知られていることである。本発明の染料組成物は、
淡褐色ないし濃褐色、黄色などを提供することができ
る。各種の予備中間体およびカップラーを用いることに
よって、最終の毛髪の色を調節するのに有効な青色、マ
ゼンタ色および紫色を提供することもできる。従って、
本発明の染料成分をつくり上げる予備中間体とカラーカ
ップラーとの好適な組合せは、本発明の染料組成物から
望まれる最終の毛髪の色によってのみ制約される。暖
色、濃色およびファッションカラーを狙うこともでき
る。
【0034】一般に、空気酸化性染料成分は、毛髪に浸
透し、リンス時に毛軸にトラップされ、過剰な表面染料
成分を洗い落とすシャンプー操作によって脱落せず、そ
して大気による徐酸化後にかなりの色を提供するのに十
分な量で存在している。この目的およびその他の目的の
ために、染料成分の全量は、約0.5乃至3.5重量パ
ーセントの量で存在する。別途記載しない限り、すべて
重量は染料組成物の全重量に対する値である。約1.0
乃至2.7重量パーセントの染料を使用するのが好まし
く、増大した結果が得られる。
【0035】予備的中間体とカラーカップラーの組合せ
を染料成分として使用した場合、予備的中間体とカラー
カップラーの重量比は通常約12:1から1:1であ
り、好ましくは9:1から2.0:1である。望むな
ら、予備的中間体を単独の染料成分としてもよい。その
場合、一般的には約0.5から3.0%w/wの範囲で
使用される。
【0036】染料組成物が適用後すぐに髪から除去され
たとしても、目で知覚できる色に発色しないことが本発
明の特徴である。一般的には、染料組成分は目標時間、
適用から約5分で洗い落とされる。しかし、より長いま
たはより短い適用時間は可能であるが、ただし洗い落と
し前に色は知覚されず、洗い落とし後約24から72時
間にわたって髪に色が徐々に発色する場合に限る。一般
に、髪はシャンプーされ、または他の処理がされて、髪
表面に存在する染料成分が除去される。
【0037】もちろん、髪から染料組成分を迅速に除去
するのに特に有利である。これは、適用時間がより短け
れば染料組成物がより便利でより実用的であるからであ
る。例えば、組成物を、ひげをそる前の朝に適用し、そ
して、ひげをそった後に除去することもできる。所望の
色に達するまで組成物を周期的に適用できる。
【0038】本発明の染料組成物は十分なアルカリ性p
Hを有し、髪の繊維に適用後染料成分を髪の繊維に浸透
させる。この目的および他の目的のために、染料組成物
は好ましくは少なくとも約9および約11より大きくな
り、最も好ましくは9.5から10.5のpHを有す
る。染料組成物は十分にアルカリ性に作られ、要望によ
り染料組成物にアルカリ剤が含まれる。pHを調節する
アルカリ剤の例として、アンモニア、モノ−、ジ−およ
びトリエタノールアミンのようなアルカノールアミン
類、モルホリンのような水溶性脂環式アミノ類、および
ホウ砂、亜硫酸アルカリ金属、リン酸アルカリ金属およ
び炭酸アルカリ金属のような弱無機酸のアルカリ金属塩
を含む。好ましくは、アルカリ剤はモノエタノールアミ
ンであり、通常1.0から3.0%w/w、好ましくは
1.5から2.5%w/wの量で存在する。
【0039】本発明の染料組成物は、大気中の酸素に応
答して、髪の繊維に付着した染料成分を酸化させる。従
って、化学的酸化剤は着色組成物に必要でない。酸化剤
が加えられると、早まって色が現れ、そして知覚できな
く徐々に行なわれる髪の着色を提供することができる本
組成物の目的を無効にする。(しかし、目的によって
は、即座に着色したいなら、酸化剤の少量を使用するこ
とは受け入れてもよい。)
【0040】水性キャリアは染料組成物中の媒介物とし
て好ましくは使用される。より好ましくは、脱イオン水
がキャリアとして使用される。水性キャリアは、エチル
アルコール、プロピルまたはイソプロピルアルコールお
よびtert−ブチルアルコールのような低級アルコー
ル類、エチレングリコールおよびプロピレングリコール
のようなグリコール類、エチレングリコールモノメチル
またはモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテルアセテート、プロピレングリコールおよび
ジプロピレングリコールモノメチルエーテルのようなグ
リコールエーテル類、メチルラクテートなどを含む従来
の溶媒も含む。一般に、水性キャリアは広範囲の量で使
用される。最良の結果を得るためには、約80〜90
%、より好ましくは約82〜88%w/w水が使用され
る。
【0041】組成物は好ましくは流動性の少ない粘着性
のあるゲル状形態で使用され、毛幹に染料成分が付着す
るのを助ける。所望の粘度を有する組成物を提供するに
は、増粘剤を使用してもよい。一般的な増粘剤は、アル
ギン酸ナトリウム、アラビアガム、グアーまたはイナゴ
マメガム、キサンタンガムのようなヘテロバイオポリサ
ッカライド、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースのよ
うなセルロース誘導体、およびアクリル酸誘導体のよう
な増粘作用を有する種々のポリマーを含む。
【0042】本発明の組成物に好ましく使用される増粘
剤は“Carbopol941”(B. F. Goodrich社の商品名)
であり、トリエタノールアミノのような多機能剤と架橋
するアクリル酸のポリマーである。増粘剤は好ましくは
0.2と3.0%w/wの間の量、特に0.5と1.5
%w/wの間の量で存在する。本発明の染料組成物は、
ここで記載されるように組成物が機能するように、エリ
ソルビン酸や亜硫酸ナトリウムのような酸化防止剤、お
よびコンディショニング剤や芳香剤を含む、髪染色にお
いてよく知られた相溶性補助剤を含んでもよい。組成物
のエーロゾル形態またはムース形態もまた利用できる。
【0043】本発明の方法は、好ましくは、全ての過剰
な汚れを取り除くために毛髪をシャンプーすることであ
る。その後、染料組成物を毛髪に塗布する。好ましく
は、染料組成物は1種以上の濃化剤を含有させることに
より濃化させておく。次にこの濃化した染料組成物を毛
髪全体ににくしですく。この組成物を短時間、好ましく
は約5分未満毛髪につけたままにする。約5分後、いず
れかの着色が視覚的に認識される前に、染料組成物を毛
髪から取り除く。この毛染めは毛髪を洗浄し毛髪のイン
ブリケーションが閉じ、被覆した着色剤と定着させるこ
とにより完成する。その後、毛髪の表面の残存染料組成
物を洗い流すために毛髪をシャンプーすることができ
る。
【0044】毛髪を洗浄する際に目的とする色が酸化期
間後に得られるために毛髪の繊維に染料組成物が閉じ込
められるような方法を行う場合十分量の空気酸化性染料
組成物が付着力のある染料組成物として使用される。こ
の洗浄の目的は毛髪の繊維に侵入した空気酸化性染料組
成物が閉じ込められるのを確実にするためである。引き
続くシャンプー処理は毛幹の表面に残存する組成物を取
り除く。これは毛髪の表面を完全に清涼化し過剰な物質
が全くない状態である。その後、毛髪における徐々な着
色は閉じ込められた染料組成物の空気酸化により起こ
り、一般に約24〜72時間、通常は24〜48時間後
に顕著な着色となる。洗浄後に毛髪の表面に残存する染
料組成物がほとんどあるいは全くない場合はシャンプー
工程を省略することができる。
【0045】染料組成物を使用する更なる処理は着色が
現れた後に行ってもよい。この方法において連続的な処
理は最終目的着色に到達するまで行う。その後、目的と
する着色は染料組成物による定期的な処理により維持さ
れる。
【0046】以下の実施例は本願発明のある好ましい態
様を説明するものであり、本願発明を限定するものでは
ない。以下の実施例において、すべての量は全組成物に
対する重量%である。
【0047】実施例1 以下の染料組成物を調製した: 組 成 量 水 84.578 カルボプール941(商標) 1.000 エリソルビン酸 0.500 亜硫酸ナトリウム 0.200 4−クロロレゾルシノール 0.299 p−フェニレンジアミン 1.518 2,4−ジアミノフェネトールサルフェート 0.299 N−フェニル−p−フェニレンジアミン 0.506 トリエタノールアミン(99%) 8.600 芳香剤 0.500 モノエタノールアミン 2.000 毛髪をまずシャンプーし、次いでこの組成物を毛髪に塗
布し完全にくしですいた。約5分間組成物をそのままに
した。毛髪を水で洗浄し次いで再びシャンプーした。洗
浄後毛髪は着色してなかった。しかし、明らかに、約2
4時間で毛髪には薄い暗褐色の色調が現れた。
【0048】実施例2 以下の染料組成物を調製した: 組 成 量 水 85.556 カルボプール941(商標) 1.000 エリソルビン酸 0.500 亜硫酸ナトリウム 0.200 4−クロロレゾルシノール 0.608 p−フェニレンジアミン 0.608 2,4−ジアミノフェネトールサルフェート 0.185 N−フェニル−p−フェニレンジアミン 0.203 M−アミノフェノール 0.040 トリエタノールアミン(99%) 8.600 芳香剤 0.500 モノエタノールアミン 2.000 毛髪をまずシャンプーし、次いで組成物を毛髪に塗布し
完全にくしですいた。約5分間組成物をそのままにし
た。毛髪を水で洗浄し次いで再びシャンプーした。洗浄
後毛髪は着色してなかった。しかし、明らかに、約24
時間で毛髪には薄い中程度の褐色の色調が現れた。
【0049】実施例3 以下の染料組成物を調製した: 組 成 量 水 86.150 カルボプール941(商標) 1.000 エリソルビン酸 0.500 亜硫酸ナトリウム 0.200 レゾルシノール 0.450 p−フェニレンジアミン 0.400 2,4−ジアミノフェネトールサルフェート 0.200 トリエタノールアミン(99%) 8.600 芳香剤 0.500 モノエタノールアミン 2.000 毛髪をまずシャンプーし、次いで組成物を毛髪に塗布し
完全にくしですいた。約5分間組成物をそのままにし
た。毛髪を水で洗浄し次いで再びシャンプーした。洗浄
後毛髪は着色してなかった。しかし、明らかに、約24
時間で毛髪には薄い明褐色の色調が現れた。
【0050】実施例4 更に発色したら、実施例1の染料組成物を、実施例1同
様に再度つける。約24時間で髪の濃褐色相の色が濃く
なる。
【0051】実施例5 更に発色したら、実施例2同様に、実施例2の染料組成
物をつける。約24時間で中褐色相の色あいが濃くな
る。
【0052】実施例6 更に発色したら、実施例3同様に、実施例3の染料組成
物をつける。約24時間で、淡褐色相の色あいが濃くな
る。
【0053】実施例7 染料組成物を所望の濃度にするために、カルボポル94
1およびトリエタノールアミンを2.0重量%の脱イオ
ン水溶液に加える。更に、約10.0pHになるまで、
モノエタノールアミン水溶液を加える。その後、髪をシ
ャンプーし、当該染料組成物を髪につけ、くしですく。
約5分間おいて、髪を水洗し、またシャンプーすると、
色がなくなる。約24時間すると、顕著ではあるが淡い
褐色相が現れる。本発明を変形、改良しても、当業者が
容易に推考できるであろう。以下のクレームにある以外
は、本発明は限定されない。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)空気酸化性染料成分及び(ii)
    キャリアを含み、 毛髪へ施与した後に、前記染料成分を毛髪繊維に浸透さ
    せるために十分なアルカリ性pHを有し、 色が認められる前に毛髪を濯いだ場合に、前記染料成分
    の一部を前記毛髪繊維に付着させ固定させるために十分
    な量の前記染料成分を含み、そして残存するすべての染
    料成分は毛髪表面から容易に除去され、 それによって、毛髪の色の徐顕色が前記固定された染料
    の大気酸化によって生じる、 大気酸化によって毛髪を徐染色するための付着性ゲル染
    料組成物。
  2. 【請求項2】 前記空気酸化性染料成分が、酸化性一級
    芳香族アミンまたはアミノフェノールである請求項1の
    染料組成物。
  3. 【請求項3】 前記空気酸化性染料成分が、m−ジアミ
    ン類、m−アミノフェノール類、一価及び多価フェノー
    ル類、及びナフトール類からなる群より選ばれるカラー
    カップラーを含む請求項2の染料組成物。
  4. 【請求項4】 前記空気酸化性染料成分が、全組成物の
    0.5〜3.5重量%の量で存在する請求項1の染料組
    成物。
  5. 【請求項5】 前記pHが約9.5〜10.5である請
    求項1の染料組成物。
  6. 【請求項6】 アンモニア、アルカノールアミン類、水
    溶性脂環式アミン類、アルカリ金属塩類、アルカリ金属
    亜硫酸塩類、アルカリ金属りん酸塩類、及びアルカリ金
    属炭酸塩類からなる群より選ばれる少なくとも一つのア
    ルカリ試薬を含む請求項1の染料組成物。
  7. 【請求項7】 前記アルカリ試薬がモノエタノールアミ
    ンである請求項1のの染料組成物。
  8. 【請求項8】 界面活性剤類及び湿潤剤類を実質的に含
    まない請求項1の染料組成物。
  9. 【請求項9】 前記大気酸化後に毛髪に見かけの色相を
    与えるために有効な量の(i)p−フェニレンジアミ
    ン、2,4−ジアミノフェノールサルフェート及びN−
    フェニル−p−フェニレンジアミンからなる群より選ば
    れる少なくとも一つの予備中間体及び(ii)4−クロ
    ロレゾルシノール、レゾルシノール及びm−アミノフェ
    ノールからなる群より選ばれる少なくとも一つのカラー
    カップラーを含む請求項1の染料組成物。
  10. 【請求項10】 前記空気酸化性染料を毛髪繊維に浸透
    させるために有効な量のモノエタノールアミンを含む請
    求項9の染料組成物。
  11. 【請求項11】 担体と空気−被酸化性染料成分を有す
    る付着性ゲル染料組成物による大気中酸化によって毛髪
    を徐々に染色する方法であって、以下の段階: (a)該付着性ゲル染料組成物を毛髪の表面に付与し、
    ここに該染料組成物は(i)毛髪繊維に浸透するように
    充分にアルカリ性であるpHを有し、且つ(ii)該毛髪
    繊維内に沈積するに充分な量の該空気−被酸化性染料成
    分を含んでおり、 (b)毛髪を濯いで毛髪繊維内の該沈積した染料成分を
    固定しそして (c)残留している染料組成物を毛髪の表面から除去す
    ることからなり、該固定された染料成分の大気中酸化の
    ために毛髪内で漸進的発色が生じる、毛髪を徐々に染色
    する方法。
  12. 【請求項12】 濯ぎ段階が該染料組成物の毛髪への付
    与後約5分以内で為される、請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 空気−被酸化性染料成分が被酸化性第
    一芳香族アミンもしくはアミノフェノールである、請求
    項11の方法。
  14. 【請求項14】 空気−被酸化性染料成分が、m−ジア
    ミン類、m−アミノフェノール類、一価もしくは多価の
    フェノール類及びナフトール類から選択される色素カプ
    ラーを含む、請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 空気−被酸化性染料成分が総組成物の
    0.5乃至3.5重量%の量で存在している請求項11
    の方法。
  16. 【請求項16】 該pHが約9.5乃至10.5である
    請求項11の方法。
  17. 【請求項17】 染料組成物がアンモニア、アルカノー
    ルアミン類、水溶性脂環式アミン類、アルカリ金属塩、
    亜硫酸アルカリ金属塩、リン酸アルカリ金属塩及び炭酸
    アルカリ金属塩から選択される少なくとも一つのアルカ
    リ性薬剤を含むことを特徴とする、請求項11の方法。
  18. 【請求項18】 染料組成物が界面活性剤及び湿潤剤を
    実質的に有しない、請求項11の方法。
  19. 【請求項19】 空気−被酸化性染料成分が、該大気中
    酸化の後に毛髪において明瞭な色を引き起こすに有効な
    量の、(i)p−フェニレンジアミン、2,4−ジアミ
    ノフェネトール硫酸塩及びN−フェニル−p−フェニレ
    ンジアミンから選択される少なくとも一つの予備中間体
    と(ii)4−クロロレゾルシノール、レゾルシノール
    及びm−アミノフェノールから選択される少なくとも一
    つの色素カップラーとを含む、請求項18の方法。
  20. 【請求項20】 該空気−被酸化性染料組成物が、該染
    料成分を毛髪繊維に浸透させるに有効な量のモノエタノ
    ールアミンを含む、請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 希望する目標の色が得られるまで請求
    項11の方法を繰り返すことによって希望する目標の色
    に徐々に到達する方法。
  22. 【請求項22】 洗髪することによって毛髪繊維の表面
    から残留している空気−被酸化性染料成分を除去する、
    請求項11の方法。
JP5288586A 1992-10-13 1993-10-13 大気酸化によって毛髪を徐染色するための染料組成物及び該組成物の使用方法 Withdrawn JPH06279246A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/959,343 US5350424A (en) 1992-10-13 1992-10-13 Dyestuff composition for the gradual dyeing of hair by atmospheric oxidation and process using the same
US959343 1992-10-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06279246A true JPH06279246A (ja) 1994-10-04

Family

ID=25501944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5288586A Withdrawn JPH06279246A (ja) 1992-10-13 1993-10-13 大気酸化によって毛髪を徐染色するための染料組成物及び該組成物の使用方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5350424A (ja)
EP (1) EP0593038A1 (ja)
JP (1) JPH06279246A (ja)
AU (1) AU4897593A (ja)
BR (1) BR9304227A (ja)
CA (1) CA2108354A1 (ja)
MX (1) MX9306352A (ja)
TW (1) TW268898B (ja)
ZA (1) ZA937590B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500349A (ja) * 2006-08-10 2010-01-07 クーム インコーポレーテッド 触媒空気酸化ヘアカラー
JP2017503848A (ja) * 2014-01-24 2017-02-02 コーム インターナショナル リミテッドCombe International Ltd. 段階的ヘアカラー組成物及びその使用方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19732975A1 (de) * 1997-07-31 1999-02-04 Henkel Kgaa Färbemittel
EP0971682B2 (fr) * 1997-10-22 2009-09-23 L'oreal Composition de teinture des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
FR2773992B1 (fr) 1998-01-23 2000-06-16 Eugene Perma Sa Composition pour la coloration de fibres keratiniques, depourvue d'ammoniaque
US6325075B1 (en) * 1999-11-12 2001-12-04 Topline Products Company, Inc. Device for applying glitter particles
DE10051033A1 (de) * 2000-10-14 2002-04-18 Henkel Kgaa Verfahren zur schonenden Haarfärbung
DE10340695A1 (de) * 2003-09-04 2004-01-22 Wella Ag Mittel zur Färbung keratinischer Fasern
TW200534875A (en) * 2004-04-23 2005-11-01 Lonza Ag Personal care compositions and concentrates for making the same
US10064471B2 (en) 2007-11-02 2018-09-04 Combe Incorporated Air oxidation hair dye application system and method for coloring hair using the same
FR2940092B1 (fr) 2008-12-19 2011-02-18 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant un corps gras amide ou ester
EP3772529B1 (en) * 2019-08-05 2023-04-19 Sanko Tekstil Isletmeleri San. Ve Tic. A.S. Ph-sensitive dyes for textile materials, a process for their preparation and uses thereof

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US305057A (en) * 1884-09-16 a albbet conti
US1019576A (en) * 1910-05-17 1912-03-05 Agfa Ag Hair-dye.
US2185467A (en) * 1938-10-03 1940-01-02 Rit Products Corp Hair dyeing composition and method
NL224577A (ja) * 1957-02-02
DE1091707B (de) * 1959-03-21 1960-10-27 Wella Ag Mittel zum Faerben von menschlichen Haaren mit Oxydationsfarbstoffen
US3675912A (en) * 1970-07-27 1972-07-11 Amf Inc Anti-spring buckling device
US3792090A (en) * 1970-08-06 1974-02-12 Oreal P-hydroxy-diphenylamine compounds
US3899288A (en) * 1971-12-02 1975-08-12 Jean Galerne Keratinic fibres oxidation dyeing compositions containing a carbonate of an alkali metal amino acid
US3871818A (en) * 1972-10-30 1975-03-18 Avon Prod Inc Promoting color change in human hair with a dialdehyde compound and a nitrogen containing compound
LU69457A1 (ja) * 1974-02-22 1975-12-09
LU69459A1 (ja) * 1974-02-22 1975-12-09
US4054413A (en) * 1974-07-17 1977-10-18 Clairol Incorporated Autoxidizable hair dye containing preparations
US3920384A (en) * 1974-07-17 1975-11-18 Clairol Inc Autoxidizable hair dye containing preparations
DE2527791C2 (de) * 1975-06-21 1984-07-05 Henkel Kgaa, 4000 Duesseldorf 4,7-Diaminoindazole und diese enthaltende Haarfärbemittel
US4104021A (en) * 1976-05-28 1978-08-01 Combe Incorporated Process for dyeing hair in which the depth of shade is gradually increased in successive treatments
US4529404A (en) * 1976-06-30 1985-07-16 Clairol Incorporated Hair dye preparation
US4297098A (en) * 1976-08-26 1981-10-27 Alberto-Culver Company Method for gradual coloring of hair to a light brown shade and preparations for use therein
US4381920A (en) * 1979-08-03 1983-05-03 Michael-David Laboratories Method and composition for dyeing human hair
GB2105754B (en) * 1981-09-03 1985-09-04 Unilever Plc Hair dyeing compositions
DE3246747A1 (de) * 1982-12-17 1984-06-20 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Haarfaerbemittel
US4695285A (en) * 1986-10-15 1987-09-22 Clairol Incorporated Process for coloring keratinaceous materials
LU87128A1 (fr) * 1988-02-08 1989-09-20 Oreal Composition de teinture des fibres keratiniques mettant en oeuvre du 5,6-dihydroxyindole et au moins une paraphenylenediamine disubstituee sur l'un des groupements amino et procede de mise en oeuvre
FR2649887B1 (fr) * 1989-07-21 1994-07-08 Oreal Procede de coloration mettant en oeuvre des colorants indoliques et des precurseurs de colorants d'oxydation et agents de teinture mis en oeuvre
US5100436A (en) * 1991-03-07 1992-03-31 Clairol Incorporated Oxidative hair dyeing process with catalytic pretreatment

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010500349A (ja) * 2006-08-10 2010-01-07 クーム インコーポレーテッド 触媒空気酸化ヘアカラー
JP2017503848A (ja) * 2014-01-24 2017-02-02 コーム インターナショナル リミテッドCombe International Ltd. 段階的ヘアカラー組成物及びその使用方法
US10022312B2 (en) 2014-01-24 2018-07-17 Combe Incorporated Gradual haircolor compositions and methods of using the same

Also Published As

Publication number Publication date
TW268898B (ja) 1996-01-21
MX9306352A (es) 1995-01-31
EP0593038A1 (en) 1994-04-20
ZA937590B (en) 1994-05-03
US5350424A (en) 1994-09-27
CA2108354A1 (en) 1994-04-14
AU4897593A (en) 1994-04-28
BR9304227A (pt) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3420143B2 (ja) 毛髪処理剤
US4888027A (en) Process for dyeing keratinous fibers with 5,6-dihydroxyindole in combination with an iodide and a hydrogen peroxide composition at alkaline pH
US5021066A (en) Oxidative hair dye composition based on a gel vehicle and a process to dye hair
US5161553A (en) Process for simultaneously waving and coloring hair
JP2567889B2 (ja) 毛髪の酸化染色用の薬剤、その調製方法および使用方法
US4104021A (en) Process for dyeing hair in which the depth of shade is gradually increased in successive treatments
JPH042568B2 (ja)
JP5339374B2 (ja) 触媒空気酸化ヘアカラー
JP2004525130A (ja) 段階的な永久染毛方法及び組成物
US7060111B2 (en) Method for providing more vibrant, natural and long-lasting color to hair
JPH06279246A (ja) 大気酸化によって毛髪を徐染色するための染料組成物及び該組成物の使用方法
JPH0662395B2 (ja) 液状発色剤と乳化状の酸化剤含有組成物から成る酸化染毛剤、並びに毛髪の酸化染色法
JP2003171248A (ja) 染毛剤組成物および染毛剤
JP2951124B2 (ja) 染毛剤組成物
GB2057019A (en) Process for dyeing human hair and composition for carrying out this process
JP3740012B2 (ja) 染毛剤組成物
JP3660704B2 (ja) 毛髪を染色する方法及びそのキット
JPH11349456A (ja) 低水分・揮発性有機化合物非含有ヘア・ライトナ―および染色組成物
AU751700B2 (en) Process for the oxidative dyeing of human hair
JPH11302138A (ja) 染毛剤組成物
FI65908C (fi) Process foer faergning av haor i vilken djupheten av nyansen gradvis oekas vid successiva behandlingar
JPH11217319A (ja) 染毛剤組成物
EP3448525A1 (en) Method for colouring hair including pretreatment
JP3431650B2 (ja) 自動酸化型染毛剤
JP2000302653A (ja) 酸化染毛剤組成物及び染毛用毛髪処理剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001226