JPH06278968A - 昇降機の移動ケーブル安定装置 - Google Patents
昇降機の移動ケーブル安定装置Info
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- JPH06278968A JPH06278968A JP5067090A JP6709093A JPH06278968A JP H06278968 A JPH06278968 A JP H06278968A JP 5067090 A JP5067090 A JP 5067090A JP 6709093 A JP6709093 A JP 6709093A JP H06278968 A JPH06278968 A JP H06278968A
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- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 title claims abstract description 13
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、移動ケーブルの動作を制御し
て、移動ケーブルのネジレやバウンドを抑え、移動ケー
ブルの素線切れや他の機器との衝突を防止できる昇降機
の移動ケーブル安定装置を得ることを目的とする。 【構成】 送りローラ支持材８は、弓状に形成された送
りローラ支持部材９とこの送りローラ支持部材９に取り
付けられた支持腕部１０とから構成されている。この送
りローラ支持部材９には、複数の送りローラが、その軸
方向を互いに平行で、軸方向からみて送り面を弓状とな
るように配列されて回転自在に取り付けられている。昇
降路２の内壁面には、ガイドレール１２が上下方向に延
設されている。このガイドローラ１２には支持腕部１０
の先端部に軸支されたガイドローラ１１が上下方向に摺
動自在に取り付けられている。
て、移動ケーブルのネジレやバウンドを抑え、移動ケー
ブルの素線切れや他の機器との衝突を防止できる昇降機
の移動ケーブル安定装置を得ることを目的とする。 【構成】 送りローラ支持材８は、弓状に形成された送
りローラ支持部材９とこの送りローラ支持部材９に取り
付けられた支持腕部１０とから構成されている。この送
りローラ支持部材９には、複数の送りローラが、その軸
方向を互いに平行で、軸方向からみて送り面を弓状とな
るように配列されて回転自在に取り付けられている。昇
降路２の内壁面には、ガイドレール１２が上下方向に延
設されている。このガイドローラ１２には支持腕部１０
の先端部に軸支されたガイドローラ１１が上下方向に摺
動自在に取り付けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、昇降機の乗りかごと
昇降路の内壁面との間に架け渡された移動ケーブルに取
り付けられる移動ケーブル安定装置に関するものであ
る。
昇降路の内壁面との間に架け渡された移動ケーブルに取
り付けられる移動ケーブル安定装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来の昇降機における移動ケーブ
ルの懸架状態を示す側面図であり、図において１は昇降
路２内を昇降する乗りかご、３は乗場、４は昇降路２の
中間部内壁面に取り付けられたケーブル取付部、５は乗
りかご１の底部と昇降路２に取り付けられたケーブル取
付部４との間に湾曲返し部６をもって架け渡された移動
ケーブルである。
ルの懸架状態を示す側面図であり、図において１は昇降
路２内を昇降する乗りかご、３は乗場、４は昇降路２の
中間部内壁面に取り付けられたケーブル取付部、５は乗
りかご１の底部と昇降路２に取り付けられたケーブル取
付部４との間に湾曲返し部６をもって架け渡された移動
ケーブルである。
【０００３】つぎに、上記従来の昇降機における移動ケ
ーブル５の動作について説明する。乗りかご１は各階の
乗場３間を昇降している。乗りかご１の底部とケーブル
取付部４との間に架け渡された移動ケーブル５には、自
重により湾曲返し部６が形成されている。そこで、移動
ケーブル５は、乗りかご１の昇降に際して、上昇時には
乗りかご１に引っ張られ、下降時には移動ケーブル５の
自重により、湾曲返し部６が移動しながら動作してい
る。
ーブル５の動作について説明する。乗りかご１は各階の
乗場３間を昇降している。乗りかご１の底部とケーブル
取付部４との間に架け渡された移動ケーブル５には、自
重により湾曲返し部６が形成されている。そこで、移動
ケーブル５は、乗りかご１の昇降に際して、上昇時には
乗りかご１に引っ張られ、下降時には移動ケーブル５の
自重により、湾曲返し部６が移動しながら動作してい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の昇降機における
移動ケーブル５は以上のように、乗りかご１の底部と昇
降路２の内壁面に取り付けられたケーブル取付部４との
間に単に架け渡されているので、移動ケーブル５の動作
を制御しておらず、図６に示すように移動ケーブル５の
動作にともないネジレＡやバウンドＢが発生してしま
い、移動ケーブル５の素線切れや、他の機器に衝突して
移動ケーブル５や他の機器の破損をもたらすという課題
があった。
移動ケーブル５は以上のように、乗りかご１の底部と昇
降路２の内壁面に取り付けられたケーブル取付部４との
間に単に架け渡されているので、移動ケーブル５の動作
を制御しておらず、図６に示すように移動ケーブル５の
動作にともないネジレＡやバウンドＢが発生してしま
い、移動ケーブル５の素線切れや、他の機器に衝突して
移動ケーブル５や他の機器の破損をもたらすという課題
があった。
【０００５】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、移動ケーブルの動作を制御し
て、移動ケーブルのネジレやバウンドを抑え、移動ケー
ブルの素線切れや他の機器との衝突を防止できる昇降機
の移動ケーブル安定装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、移動ケーブルの動作を制御し
て、移動ケーブルのネジレやバウンドを抑え、移動ケー
ブルの素線切れや他の機器との衝突を防止できる昇降機
の移動ケーブル安定装置を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る昇降機の
移動ケーブル安定装置は、昇降路の内壁面に上下方向に
延設されたガイド部材と、送りローラ支持部材と、一端
が送りローラ支持部材に取り付けられ、他端がガイド部
材に上下方向に摺動自在に取り付けられた支持腕部と、
軸方向が互いに平行に、かつ、軸方向からみて送り面が
弓状となるように配列されて送りローラ支持部材に回転
自在に取り付けられ、送り面が移動ケーブルに接するよ
うに湾曲返し部に取り付けられる複数の送りローラとを
備えたものである。
移動ケーブル安定装置は、昇降路の内壁面に上下方向に
延設されたガイド部材と、送りローラ支持部材と、一端
が送りローラ支持部材に取り付けられ、他端がガイド部
材に上下方向に摺動自在に取り付けられた支持腕部と、
軸方向が互いに平行に、かつ、軸方向からみて送り面が
弓状となるように配列されて送りローラ支持部材に回転
自在に取り付けられ、送り面が移動ケーブルに接するよ
うに湾曲返し部に取り付けられる複数の送りローラとを
備えたものである。
【０００７】
【作用】この発明においては、送りローラ支持部材に取
り付けられた支持腕部がガイド部材に上下方向に摺動自
在に取り付けられているので、送りローラ支持部材はガ
イド部材に案内されて横方向の移動を規制されながら上
下移動することになる。そして、送りローラ支持部材に
回転自在に取り付けられた複数の送りローラの弓状に配
列された送り面が湾曲返し部の移動ケーブルに係合して
いるので、移動ケーブルは送りローラ支持部材および送
りローラの自重により下方に張力を受けながら、送りロ
ーラで送られる。そこで、移動ケーブルは、横方向の移
動を規制されながら、かつ、下方に張力を受けながら、
乗りかごの昇降にともない送りローラに送られてその湾
曲返し部が上下移動して、移動ケーブルのネジレやバウ
ンドが抑えられる。
り付けられた支持腕部がガイド部材に上下方向に摺動自
在に取り付けられているので、送りローラ支持部材はガ
イド部材に案内されて横方向の移動を規制されながら上
下移動することになる。そして、送りローラ支持部材に
回転自在に取り付けられた複数の送りローラの弓状に配
列された送り面が湾曲返し部の移動ケーブルに係合して
いるので、移動ケーブルは送りローラ支持部材および送
りローラの自重により下方に張力を受けながら、送りロ
ーラで送られる。そこで、移動ケーブルは、横方向の移
動を規制されながら、かつ、下方に張力を受けながら、
乗りかごの昇降にともない送りローラに送られてその湾
曲返し部が上下移動して、移動ケーブルのネジレやバウ
ンドが抑えられる。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例１．図１はこの発明の実施例１を示す昇降機の移
動ケーブル安定装置の側面図、図２および図３はそれぞ
れ図１の要部拡大側面図および要部拡大断面図であり、
図において図６に示した従来の昇降機の移動ケーブルと
同一または相当部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
る。 実施例１．図１はこの発明の実施例１を示す昇降機の移
動ケーブル安定装置の側面図、図２および図３はそれぞ
れ図１の要部拡大側面図および要部拡大断面図であり、
図において図６に示した従来の昇降機の移動ケーブルと
同一または相当部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【０００９】図において、７は表面が樹脂製の送りロー
ラ、８は送りローラ支持材であり、この送りローラ支持
材８は、弓形に形成された一対の送りローラ支持部材９
が所定間隙をもって対向して配置され、さらに支持腕部
１０が対向して各送りローラ支持部材９に２本づつ取り
付けられて構成されている。また、一対の送りローラ支
持部材９間には、３個の送りローラ７を同軸に取り付け
たローラ群が、その軸方向を互いに平行に、かつ、軸方
向からみてその送り面を弓状となるように複数配列され
て、回転自在に取り付けられている。１１は各支持腕部
１０の先端部に回転自在に取り付けられた表面が樹脂製
のガイドローラ、１２は昇降路２の内壁面に上下方向に
延設されたガイド部材としてのガイドレールであり、こ
のガイドレール１２はコの字状断面を有して所定間隙を
もって対向して配置され、そのコの字状断面内にガイド
ローラ１１を係合して、ガイドローラ１１を上下方向に
摺動移動できるようになっている。
ラ、８は送りローラ支持材であり、この送りローラ支持
材８は、弓形に形成された一対の送りローラ支持部材９
が所定間隙をもって対向して配置され、さらに支持腕部
１０が対向して各送りローラ支持部材９に２本づつ取り
付けられて構成されている。また、一対の送りローラ支
持部材９間には、３個の送りローラ７を同軸に取り付け
たローラ群が、その軸方向を互いに平行に、かつ、軸方
向からみてその送り面を弓状となるように複数配列され
て、回転自在に取り付けられている。１１は各支持腕部
１０の先端部に回転自在に取り付けられた表面が樹脂製
のガイドローラ、１２は昇降路２の内壁面に上下方向に
延設されたガイド部材としてのガイドレールであり、こ
のガイドレール１２はコの字状断面を有して所定間隙を
もって対向して配置され、そのコの字状断面内にガイド
ローラ１１を係合して、ガイドローラ１１を上下方向に
摺動移動できるようになっている。
【００１０】このように構成された移動ケーブル安定装
置は、ガイドローラ１１をガイドレール１２のコの字状
断面内に係合させ、弓状に配列された送りローラ７の送
り面が移動ケーブル５に接するように送りローラ支持材
８を移動ケーブル５の湾曲返し部６に取り付けている。
そこで、送りローラ支持材８はガイドローラ１１がガイ
ドレール１２のコの字状断面内を摺動することによりガ
イドレール１２に案内されて上下方向に移動でき、送り
ローラ７および送りローラ支持材８の自重が移動ケーブ
ル５の湾曲返し部６に下方に張力を加えている。
置は、ガイドローラ１１をガイドレール１２のコの字状
断面内に係合させ、弓状に配列された送りローラ７の送
り面が移動ケーブル５に接するように送りローラ支持材
８を移動ケーブル５の湾曲返し部６に取り付けている。
そこで、送りローラ支持材８はガイドローラ１１がガイ
ドレール１２のコの字状断面内を摺動することによりガ
イドレール１２に案内されて上下方向に移動でき、送り
ローラ７および送りローラ支持材８の自重が移動ケーブ
ル５の湾曲返し部６に下方に張力を加えている。
【００１１】ここで、乗りかご１を上昇させると、移動
ケーブル５は乗りかご１に引っ張られて湾曲返し部６を
上方に移動させながら動作する。送りローラ支持材８は
送りローラ７の回転により移動ケーブル５を送り出し、
この湾曲返し部６上に位置して、湾曲返し部６とともに
上方に移動する。この時、送りローラ支持材８はガイド
レール１２に案内されて横方向の移動を規制されて上方
に移動する。
ケーブル５は乗りかご１に引っ張られて湾曲返し部６を
上方に移動させながら動作する。送りローラ支持材８は
送りローラ７の回転により移動ケーブル５を送り出し、
この湾曲返し部６上に位置して、湾曲返し部６とともに
上方に移動する。この時、送りローラ支持材８はガイド
レール１２に案内されて横方向の移動を規制されて上方
に移動する。
【００１２】また、乗りかご１を下降させると、移動ケ
ーブル５は自重により湾曲返し部６を下方に移動させな
がら動作する。送りローラ支持材８は送りローラ７の回
転により移動ケーブル５を送り出し、この湾曲返し部６
上に位置して、湾曲返し部６とともに下方に移動する。
この時、送りローラ支持材８はガイドレール１２に案内
されて横方向の移動を規制されて下方に移動する。
ーブル５は自重により湾曲返し部６を下方に移動させな
がら動作する。送りローラ支持材８は送りローラ７の回
転により移動ケーブル５を送り出し、この湾曲返し部６
上に位置して、湾曲返し部６とともに下方に移動する。
この時、送りローラ支持材８はガイドレール１２に案内
されて横方向の移動を規制されて下方に移動する。
【００１３】このように、この実施例１によれば、昇降
路２の内壁面に上下方向に延設されたガイドレール１２
のコの字状断面内に支持腕部１０の先端部に取り付けた
ガイドローラ１１を摺動自在に係合させ、弓状に配列さ
れた送りローラ７の送り面が移動ケーブル５に接するよ
うに送りローラ支持材８を移動ケーブル５の湾曲返し部
６に取り付けているので、送りローラ支持材８は乗りか
ご１の昇降にともない移動ケーブル５を送り出して湾曲
返し部６とともに、移動ケーブル５の横方向の移動を規
制しながら、下方に張力を加えながら、かつ、湾曲返し
部６の形状を一定に保ちながら上下移動し、移動ケーブ
ル５のネジレやバウンドを抑えて、移動ケーブル５を安
定して動作させることができる。その結果、移動ケーブ
ル５の素線切れや、他の機器と衝突して移動ケーブル５
や他の機器を損傷させることが防止できる。
路２の内壁面に上下方向に延設されたガイドレール１２
のコの字状断面内に支持腕部１０の先端部に取り付けた
ガイドローラ１１を摺動自在に係合させ、弓状に配列さ
れた送りローラ７の送り面が移動ケーブル５に接するよ
うに送りローラ支持材８を移動ケーブル５の湾曲返し部
６に取り付けているので、送りローラ支持材８は乗りか
ご１の昇降にともない移動ケーブル５を送り出して湾曲
返し部６とともに、移動ケーブル５の横方向の移動を規
制しながら、下方に張力を加えながら、かつ、湾曲返し
部６の形状を一定に保ちながら上下移動し、移動ケーブ
ル５のネジレやバウンドを抑えて、移動ケーブル５を安
定して動作させることができる。その結果、移動ケーブ
ル５の素線切れや、他の機器と衝突して移動ケーブル５
や他の機器を損傷させることが防止できる。
【００１４】実施例２．図４はこの発明の実施例２を示
す昇降機の移動ケーブル安定装置の要部拡大断面図であ
り、図において１３は一対の送りローラ支持部材９を貫
通して取り付けられる通しボルト、１４は通しボルト１
３の両端部に螺合され、送りローラ支持部材９を固定す
るナットである。なお、ガイドレール１２間の間隔は変
更可能となっており、他の構成は上記実施例１と同様の
構成である。
す昇降機の移動ケーブル安定装置の要部拡大断面図であ
り、図において１３は一対の送りローラ支持部材９を貫
通して取り付けられる通しボルト、１４は通しボルト１
３の両端部に螺合され、送りローラ支持部材９を固定す
るナットである。なお、ガイドレール１２間の間隔は変
更可能となっており、他の構成は上記実施例１と同様の
構成である。
【００１５】この実施例２では、一対の送りローラ支持
部材９を通しボルト１３とナット１４とにより分解組立
可能とし、かつ、ガイドレール１２の間隔を変更可能に
取り付けるものとしている。そこで、一方のナット１４
を外して一方の送りローラ支持部材９を通しボルト１３
から取り外す。そして、移動ケーブル５の本数に合わせ
て、送りローラ７の列数を増減した後、送りローラ支持
部材９を通しボルト１３に装着してナット１４により固
定する。また、送りローラ支持部材９に取り付けられた
支持腕部１０の幅に合わせて、ガイドレール１２の間隔
を変更する。
部材９を通しボルト１３とナット１４とにより分解組立
可能とし、かつ、ガイドレール１２の間隔を変更可能に
取り付けるものとしている。そこで、一方のナット１４
を外して一方の送りローラ支持部材９を通しボルト１３
から取り外す。そして、移動ケーブル５の本数に合わせ
て、送りローラ７の列数を増減した後、送りローラ支持
部材９を通しボルト１３に装着してナット１４により固
定する。また、送りローラ支持部材９に取り付けられた
支持腕部１０の幅に合わせて、ガイドレール１２の間隔
を変更する。
【００１６】このように、この実施例２によれば、移動
ケーブル５の本数に合わせて、送りローラ支持部材９間
の幅を調節でき、汎用性に優れた移動ケーブル安定装置
が得られる。
ケーブル５の本数に合わせて、送りローラ支持部材９間
の幅を調節でき、汎用性に優れた移動ケーブル安定装置
が得られる。
【００１７】実施例３．上記実施例２では、一対の送り
ローラ支持部材９を通しボルト１３とナット１４とによ
り分解組立可能とし、移動ケーブル５の本数に合わせて
送りローラ支持部材９間の間隙を変えるものとしている
が、この実施例３では、図５に示すように、送りローラ
支持部材９を複数の小送りローラ支持部材９ａに分割
し、小送りローラ支持部材９ａ間を継目板１５と固定用
ボルト１６とにより接続するものとし、移動ケーブル５
の湾曲返し部６の形状に合わせて送りローラ支持部材９
の弓状形状を調整できる。なお、継目板１５には固定用
ボルト１６を通す細長のボルト通し穴１７が穿設され、
送りローラ支持部材９の弓状形状の調整を容易にしてい
る。
ローラ支持部材９を通しボルト１３とナット１４とによ
り分解組立可能とし、移動ケーブル５の本数に合わせて
送りローラ支持部材９間の間隙を変えるものとしている
が、この実施例３では、図５に示すように、送りローラ
支持部材９を複数の小送りローラ支持部材９ａに分割
し、小送りローラ支持部材９ａ間を継目板１５と固定用
ボルト１６とにより接続するものとし、移動ケーブル５
の湾曲返し部６の形状に合わせて送りローラ支持部材９
の弓状形状を調整できる。なお、継目板１５には固定用
ボルト１６を通す細長のボルト通し穴１７が穿設され、
送りローラ支持部材９の弓状形状の調整を容易にしてい
る。
【００１８】なお、上記各実施例では、送りローラ支持
部材９の形状を弓状に形成するものとしているが、送り
ローラ支持部材９は弓状に形成される必要はなく、送り
ローラ７が軸方向からみて弓状に配設されていればよ
い。
部材９の形状を弓状に形成するものとしているが、送り
ローラ支持部材９は弓状に形成される必要はなく、送り
ローラ７が軸方向からみて弓状に配設されていればよ
い。
【００１９】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、昇降路
の内壁面に上下方向に延設されたガイド部材と、送りロ
ーラ支持部材と、一端が送りローラ支持部材に取り付け
られ、他端がガイド部材に上下方向に摺動自在に取り付
けられた支持腕部と、軸方向が互いに平行に、かつ、軸
方向からみて送り面が弓状となるように配列されて送り
ローラ支持部材に回転自在に取り付けられ、送り面が移
動ケーブルに接するように湾曲返し部に取り付けられる
複数の送りローラとを備えているので、移動ケーブルの
動作を制御して、移動ケーブルのネジレやバウンドを抑
え、移動ケーブルの素線切れや他の機器との衝突を防止
できる昇降機の移動ケーブル安定装置が得られる効果が
ある。
の内壁面に上下方向に延設されたガイド部材と、送りロ
ーラ支持部材と、一端が送りローラ支持部材に取り付け
られ、他端がガイド部材に上下方向に摺動自在に取り付
けられた支持腕部と、軸方向が互いに平行に、かつ、軸
方向からみて送り面が弓状となるように配列されて送り
ローラ支持部材に回転自在に取り付けられ、送り面が移
動ケーブルに接するように湾曲返し部に取り付けられる
複数の送りローラとを備えているので、移動ケーブルの
動作を制御して、移動ケーブルのネジレやバウンドを抑
え、移動ケーブルの素線切れや他の機器との衝突を防止
できる昇降機の移動ケーブル安定装置が得られる効果が
ある。
【図１】この発明の実施例１を示す昇降機の移動ケーブ
ル安定装置の側面図である。
ル安定装置の側面図である。
【図２】この発明の実施例１を示す昇降機の移動ケーブ
ル安定装置の要部拡大側面図である。
ル安定装置の要部拡大側面図である。
【図３】この発明の実施例１を示す昇降機の移動ケーブ
ル安定装置の要部拡大断面図である。
ル安定装置の要部拡大断面図である。
【図４】この発明の実施例２を示す昇降機の移動ケーブ
ル安定装置の要部拡大断面図である。
ル安定装置の要部拡大断面図である。
【図５】この発明の実施例３を示す昇降機の移動ケーブ
ル安定装置の要部拡大断面図である。
ル安定装置の要部拡大断面図である。
【図６】従来の昇降機における移動ケーブルの懸架状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
１ 乗りかご ２ 昇降路 ５ 移動ケーブル ６ 湾曲返し部 ７ 送りローラ ９ 送りローラ支持部材 １０ 支持腕部 １２ ガイドレール（ガイド部材）
Claims (1)
- 【請求項１】 乗りかごと昇降路の内壁面との間に湾曲
返し部をもって架け渡された移動ケーブルに取り付けら
れる昇降機の移動ケーブル安定装置であって、前記昇降
路の内壁面に上下方向に延設されたガイド部材と、送り
ローラ支持部材と、一端が前記送りローラ支持部材に取
り付けられ、他端が前記ガイド部材に上下方向に摺動自
在に取り付けられた支持腕部と、軸方向が互いに平行
に、かつ、軸方向からみて送り面が弓状となるように配
列されて前記送りローラ支持部材に回転自在に取り付け
られ、前記送り面が前記移動ケーブルに接するように前
記湾曲返し部に取り付けられる複数の送りローラとを備
えたことを特徴とする昇降機の移動ケーブル安定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5067090A JPH06278968A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 昇降機の移動ケーブル安定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5067090A JPH06278968A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 昇降機の移動ケーブル安定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06278968A true JPH06278968A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13334846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5067090A Pending JPH06278968A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 昇降機の移動ケーブル安定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06278968A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153588A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Hitachi Ltd | エレベータの移動ケーブル振れ止め装置 |
| EP3623335A1 (en) * | 2018-09-12 | 2020-03-18 | KONE Corporation | A travelling cable support arrangement of an elevator |
| CN112173921A (zh) * | 2019-07-05 | 2021-01-05 | 奥的斯电梯公司 | 用于限制电梯行进线缆中的摆动的装置 |
| US11111103B2 (en) * | 2015-09-30 | 2021-09-07 | Inventio Ag | Rope sway reducing arrangement for weight based hindering of lateral sway of an elongate rope-like means in an elevator hoistway |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5067090A patent/JPH06278968A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153588A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Hitachi Ltd | エレベータの移動ケーブル振れ止め装置 |
| US11111103B2 (en) * | 2015-09-30 | 2021-09-07 | Inventio Ag | Rope sway reducing arrangement for weight based hindering of lateral sway of an elongate rope-like means in an elevator hoistway |
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