JPH0627578Y2 - 混合する物質を収容する容器用キャップ - Google Patents

混合する物質を収容する容器用キャップ

Info

Publication number
JPH0627578Y2
JPH0627578Y2 JP1986166428U JP16642886U JPH0627578Y2 JP H0627578 Y2 JPH0627578 Y2 JP H0627578Y2 JP 1986166428 U JP1986166428 U JP 1986166428U JP 16642886 U JP16642886 U JP 16642886U JP H0627578 Y2 JPH0627578 Y2 JP H0627578Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
substance
container body
mouth
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986166428U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6370954U (ja
Inventor
公士朗 岸野
正富 大塚
Original Assignee
ア−ス製薬株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ア−ス製薬株式会社 filed Critical ア−ス製薬株式会社
Priority to JP1986166428U priority Critical patent/JPH0627578Y2/ja
Publication of JPS6370954U publication Critical patent/JPS6370954U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0627578Y2 publication Critical patent/JPH0627578Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、容器本体内に収容している液体等の物質と
適宜の他の物質を混合するのに用いる、混合する物質を
収容する容器用キャップに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、殺虫剤、殺菌剤、液状化粧品等において、二
種以上の物質を混合して使用する場合、混合した状態で
出荷するか又は、混合する物質を別途収納する袋や瓶に
入れ、使用時にこの物質を袋や瓶から出して混合する方
法をとっていた。
しかし、物質の劣化を防止する観点から、使用する物質
によっては使用時に混合するのが望ましい場合があり、
この場合には前記の混合した状態で出荷するのは好まし
いことではなかった。
さらに、混合物質を別途の袋や瓶に入れた場合には、混
合する際に混合物質がこぼれて不潔になったり、混合物
質を損失したりするなどの難点があった。
そこで、実公昭50−18847号にように、中栓とキ
ャップとの間に薬剤を収納する収納室を設けたものが開
発された。このものは、キャップの裏面から収納室の周
壁と栓部を垂設し、前記収納室の周壁に、栓部の先端部
で嵌合密閉可能な漏出孔を設けた漏斗状の中栓を嵌合し
たものであった。そして、キャップを瓶口に螺合した状
態で消費者に納入され、消費者がキャップを取り除けば
漏出孔が開孔されて収納室内の物質が瓶内の物質と混合
されるようになっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このものは次のような問題点があった。
筒状周壁と中栓の間の収納室に物質を入れ、筒状周壁
の中心部から垂設した栓部で中栓の漏出孔を閉塞したも
のであり、混合する物質にカプセルや錠剤などを使用し
た場合には、漏出孔でつかえて落ちない恐れがある。そ
のため、使用できる物質の形態が限定される。又、漏出
孔を大きくすると、収納室が狭くなり、カプセルや錠剤
などでは収納できなくなる。
混合後に、瓶口に漏斗状の中栓が残るため、混合され
た物質を瓶口から取り出しにくく、最後まで使い切れず
に残ってしまうという問題がある。勿論、瓶口に残った
中栓を外せば良いのであるが、中栓を外す作業は農園等
の多くの瓶を使用するところでは相当の手間になる。
筒状周壁の外周面と中栓の内周面との摩擦や、栓部と
漏出孔との摩擦によりキャップが固くて回しにくくなっ
ており、漏出孔を開孔しにくい。
そこで、本願考案は、上記の問題点を解決した容器用キ
ャップを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、この考案では、容器本体(2)の口部(3)に
螺着するようにしたキャップ本体(4)の中央部に上端
が閉塞され下端が開放された筒形の周壁で囲まれた収容
部(7)を設け、前記収容部(7)の下端に収容部
(7)を密閉する蓋(8)を収容部(7)と離反可能に
接合し、前記蓋(8)の外周を下部内側で保持すると共
に口部(3)との当り(10)を外周面に形成した保持体
(9)を収容部(7)の周壁の外周面に摺動可能に配
し、キャップ本体(4)を容器本体(2)の口部(3)
に螺着すると保持体(9)が奥に押し込まれて蓋(8)
の保持が解かれ、収容部の下端が開放されるようした。
〔作用〕
上記構成のキャップは容器本体(2)の口部(3)に着
脱自在であり、且つ収容部(7)に適宜の物質(6)を
収容して使用されるものである。
そこで、容器本体(2)内の液体等の物質(5)とキャ
ップの収容部(7)内の物質(6)を混合する場合、こ
のキャップを容器本体(2)の口部(3)に深く嵌め込
む。すると、保持体(9)の当り(10)が容器本体
(2)の口部(3)に当たって、保持体(9)を収容部
(7)の周壁の外周面に沿って上方へ摺動させ、保持体
(9)をキャップ本体(4)の奥に押し込む。このと
き、蓋(8)は収容部(7)の周壁の下端に接合してい
るので、保持体(9)だけが奥へ移動して蓋(8)の保
持が解かれ、収容部(7)の下端が開放される。収容部
(7)内の物質(6)は、収容部(7)の下端が開放さ
れるので、容器本体(2)内に落ちる。
保持体(9)は収容部(7)の周壁との摩擦によりキャ
ップ本体(4)の奥に押し込まれたままとなるので、混
合後容器本体(2)からキャップを取り除けば容器本体
(2)の口部(3)は元の状態に戻り、混合後の物質を
取り出すに支障となるものがない。
保持体(9)は、キャップを締めるときのねじの作用に
より移動するので、少しの力で保持体(9)を奥に移動
させることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の構成を実施例として示した図面に従っ
て説明する。
(1)はキャップで、容器本体(2)の口部(3)に螺
着するようにしたものである。
キャップ本体(4)の内側中央部には容器本体(2)内
の液体等の物質(5)と混合する物質(6)の収容部
(7)を設けている。この容器本体(2)内の物質
(5)としては、液体の他、粉粒体、固形体等の種々の
ものが考えられる。さらに、収容部(7)内の物質
(6)としても液体、粉粒体、カプセル剤等の種々のも
のが考えられる。
前記収容部(7)は、上端が閉塞され下端が開放された
筒形の周壁で囲まれており、この収容部(7)の下端に
は蓋(8)が離反可能に接合させて収容部(7)を密閉
している。
収容部(7)の周壁の外周面には保持体(9)を上方へ
摺動可能に配している。この保持体(9)は、外周面か
らキャップ本体(4)の周壁(4a)側に突出した当り
(10)を形成していると共に下部内側で蓋(8)を離脱
可能に保持している。前記の当り(10)は保持体(9)
の外周面に連続して形成しても、部分的に形成してもよ
い。
上記構造としたキャップ(1)は容器本体(2)に螺着
しない状態で販売される。
次に、キャップ(1)の使用状態を、第1図及び第2図
に従って説明する。
第1図の状態は、2種類の物質(5)(6)がそれぞれ
容器本体(2)とキャップ(1)の収容部(7)に収容
されており、混合する直前である。
このキャップ(1)を容器本体(2)の口部(3)に螺
合すると、第2図にように、口部(3)は当り(10)に
当接し、保持体(9)をキャップ本体(4)の奥深くに
押し込む。すると、蓋(8)は収容部(7)の下端に接
合しているので、保持体(9)だけが奥へ移動し、蓋
(8)の保持が解かれて収容部(7)の下端が開放され
る。収容部(7)内の物質(6)は、収容部(7)の下
端が開放されるので、容器本体(2)内に落ち、容器本
体(2)内の物質(5)と混ざる。
収容部(7)内の物質(6)は、収容部(7)の下端を
容器本体(2)の口部(3)に挿入した状態で落ちるの
で、容器本体(2)の外部に洩れる虞れは全くない。さ
らに、筒形の周壁で囲まれた収容部(7)の下端が完全
に開放されるので、収容部(7)内の物質(6)は確実
に容器本体(2)内に入る。
尚、このキャップ(1)は、その後、通常の蓋体として
用いられる。又、保持体(9)は収容部(7)周壁との
摩擦力によりキャップ(1)の奥に押し込まれたままと
なるので、キャップ(1)を外すと容器本体(2)の口
部(3)は元の状態に戻る。
このようにして混ざった物質は、殺虫剤、殺ダニ剤、殺
菌剤、殺ソ剤、忌避剤、植物成長調整剤、除草剤、芳香
剤、消臭剤、化粧品、医薬品等の各種の用途のものとし
て使用することができる。
さらに第4図以下に示した実施例を説明する。
第4図は筒形の収容部(7)をキャップ本体(4)とは
別体として形成した実施例である。尚、蓋(8)の形状
が第1図の実施例とは異なり受け皿状である。
この実施例の場合でも、容器本体(2)の口部(3)が
キャップ(1)内に入り込むと保持体(9)の当り(1
0)が口部(3)に当接し、保持体(9)をキャップ本
体(4)の奥深くに押し込む。すると、この保持体
(9)と蓋(8)の保持が解かれ、収容部(7)内の物
質(6)が容器本体(2)内に落ち、容器本体(2)内
の物質(5)と混ざる。
第5図の実施例は、第1図や第4図の実施例と異なり保
持体(9)の当り(10)を下部に形成したものである。
この場合には容器本体(2)の口部(3)はキャップ
(1)内に浅くしか入らないが、第1図や第4図の実施
例と同様にキャップ(1)を口部(3)に装着すること
により物質(6)を容器本体(2)内の物質(5)と混
ぜることになる。
第6図の実施例は、保持体(9)の一部の肉厚を薄く形
成して切断部(11)を形成し、保持体(9)を下部から
包被しており、口部(3)で当り(10)をキャップ
(1)内に押し込むと切断部(11)が切り離されて、収
容部(7)の下端が開放される構造になっている。
第7図、第8図、第9図は容器本体(2)の実施例の一
部を示しており、これらはいずれも口部(3)を2箇所
に形成しており、上記説明の物質(6)を収容したキャ
ップ(1)を少なくとも1個は用いられるものである。
すなわち、このキャップ(1)を1個用いた場合には、
単なる蓋体によって一方の口部(3)を閉めるようにし
なければならない。
また、このキャップ(1)を2個用いる場合には、同一
の物質を多く混ぜることができ、又は異質の物質を2種
類用いることが可能となる。その後トリガースプレー、
電動式スプレー等を取り付けて使用してもよい。
尚、この容器本体(2)としては、瓶、缶その他のケー
ス類等、ガラス製、金属製、合成樹脂製等の種々のもの
が考えられる。
第7図は上部分2箇所に口部(3)を形成した容器本体
(2)の実施例を示しており、この場合、キャップ
(1)は2個を連結材(12)によって接続しており、且
つバンド(13)によって一方のキャップ(1)を回転自
在に接続している。第8図は上部と側部に口部(3)を
形成した容器本体(2)の実施例を示し、第9図は口部
(3)を段違いに形成した容器本体(2)の実施例を示
したものである。
以上が実施例であるが、キャップ(1)と容器本体
(2)は、組み合わせて販売してもよいし、別々に販売
してもよい。
容器本体(2)内の物質(5)が水等の容易に入手でき
る物質である場合には、一度容器本体(2)を購入すれ
ば、次回よりキャップ(1)のみ購入し、容器本体
(2)内の物質(5)は詰め替えて使用すればよい。さ
らに、トリガースプレーや電動式スプレー等を使用する
場合には、容器本体(2)をトリガースプレーや電動式
スプレーに付属した容器としてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は上述のような構成を有するものであり、キャ
ップを装着すると蓋(8)の保持が解除されて収容部
(6)の下端が完全に開放されるので、どうような物質
(6)を収容部(7)に収容していても、確実に容器本
体(2)内の物質(5)と混ぜることができる。
保持体(9)は混合後キャップ本体(4)の奥に押し込
まれたままとなるので、混合後容器本体(2)からキャ
ップを取り除けば容器本体(2)の口部(3)は元の状
態になり、混合後の物質を支障なく取り出せる。
キャップのねじの作用により保持体(9)を奥に移動で
きるので、容易に混合作業ができる。
このように、この考案の混合する物質を収容する容器用
キャップは実用的効果に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るキャップと容器本体の装着前
の要部縦断面図、第2図は、キャップと容器本体を装着
した状態の要部縦断面図。第3図は、キャップの分解斜
視図。第4図は、収容部をキャップ本体とは別体とした
実施例のキャップの縦断面図。第5図は、保持体の当り
を下部に設けた実施例のキャップの縦断面図。第6図
は、保持体に切断部を形成した実施例のキャップの縦断
面図。第7図は、上部分に2つの口部を形成した容器本
体を示す正面図。第8図は、上部と側部に口部を形成し
た容器本体を示す正面図。第9図は、口部を段違い状に
形成した容器本体を示す正面図。 (1)……キャップ、(2)……容器本体 (3)……口部、(4)……キャップ本体 (7)……収容部、(8)……蓋 (9)……保持体、(10)……当り

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体(2)の口部(3)に螺着するよ
    うにしたキャップ本体(4)の中央部に上端が閉塞され
    下端が開放された筒形の周壁で囲まれた収容部(7)を
    設け、前記収容部(7)の下端に収容部(7)を密閉す
    る蓋(8)を収容部(7)と離反可能に接合し、前記蓋
    (8)の外周を下部内側で保持すると共に口部(3)と
    の当り(10)を外周面に形成した保持体(9)を収容部
    (7)の周壁の外周面に摺動可能に配し、キャップ本体
    (4)を容器本体(2)の口部(3)に螺着すると保持
    体(9)が奥に押し込まれて蓋(8)の保持が解かれ、
    収容部(7)の下端が開放されるようにしたことを特徴
    とする混合する物質を収容する容器用キャップ。
JP1986166428U 1986-10-28 1986-10-28 混合する物質を収容する容器用キャップ Expired - Lifetime JPH0627578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986166428U JPH0627578Y2 (ja) 1986-10-28 1986-10-28 混合する物質を収容する容器用キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986166428U JPH0627578Y2 (ja) 1986-10-28 1986-10-28 混合する物質を収容する容器用キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6370954U JPS6370954U (ja) 1988-05-12
JPH0627578Y2 true JPH0627578Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=31097393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986166428U Expired - Lifetime JPH0627578Y2 (ja) 1986-10-28 1986-10-28 混合する物質を収容する容器用キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627578Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7482116B2 (en) 2002-06-07 2009-01-27 Dna Genotek Inc. Compositions and methods for obtaining nucleic acids from sputum
MX347611B (es) 2011-06-19 2017-05-04 Abogen Inc Dispositivos, soluciones y metodos para recoleccion de muestras.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6370954U (ja) 1988-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090139882A1 (en) Metered trap dispenser cap with twist release valve
JP3881031B2 (ja) 2液組成物用小出し器
US20040112770A1 (en) Two-component packaging unit
JPS61162A (ja) 貯蔵兼分与容器
US20040134562A1 (en) Connector device for sealing and dispensing freeze-dried preparations
JP2000326982A (ja) 加圧された液体を放出するためのバルブ、このバルブを備えた容器およびその容器の製造方法
MXPA03005089A (es) Recipiente con inserto para almacenar y distribuir medicamento.
JP2005529801A (ja) 保存画室を有する容器/ボトルのキャップ
WO2003106292A1 (en) A drink container for combining a powder with a liquid
GB2220930A (en) Introducing additive into a container
US20020121454A1 (en) Combined pill and water container
JPH0627578Y2 (ja) 混合する物質を収容する容器用キャップ
US5388698A (en) Pocket carrier for dispensing products in precise quantitites
JPH0627584Y2 (ja) 混合する物質を収容する容器用キャップ
CA2500282C (en) Two-component packaging unit
WO2003013962A1 (en) A cap
JPH0716619Y2 (ja) 混合する物質を収容する容器用キヤツプ
CA1077446A (en) Package
JP2560241Y2 (ja) 固液混合容器
JPH04106266U (ja) 二剤混合滴下用容器
US3227303A (en) Closing device for bottles and like containers
JP3005965B2 (ja) 二成分混合容器
JPH07223644A (ja) 二成分混合容器
JPS6231076U (ja)
JPH0589260U (ja) 収納部付きキャップ