JPH062753B2 - 新規なベンズオキサゾリノン誘導体 - Google Patents

新規なベンズオキサゾリノン誘導体

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JPH062753B2
JPH062753B2 JP2047092A JP4709290A JPH062753B2 JP H062753 B2 JPH062753 B2 JP H062753B2 JP 2047092 A JP2047092 A JP 2047092A JP 4709290 A JP4709290 A JP 4709290A JP H062753 B2 JPH062753 B2 JP H062753B2
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methyl
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hydrogen atom
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    • C07D263/54Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles
    • C07D263/58Benzoxazoles; Hydrogenated benzoxazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached in position 2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なベンズオキサゾリノン誘導体、これらの
誘導体の製造方法およびこれらの誘導体を含有する医薬
組成物に関する。
かなりのベンズオキサゾリノン誘導体が治療剤分野にお
いて、広く種々の薬理学的活性を有するものとして開示
されている。フランス国特許公開2,244,506
(特許出願73/23,280)には、6−アシルベン
ズオキサゾリノン化合物が鎮痛剤として記載されてい
る。フランス国特許公開2,491,066(特許出願
80/20,861)には、特に6−(2−アミノエチ
ル)ベンズオキサゾリノン化合物および6−(アミノア
セチル)ベンズオキサゾリノン化合物が動脈高血圧症の
処置および痛みのある症状の処置に有用なものとして記
載されている。フランス国特許公開2,536,749
(特許出願82/19,812)には、睡眠障害ならび
に性格障害および挙動障害の処置に治療上で有用である
6−(2−アミノエチル)ベンズオキサゾリノン化合物
が記載されている。
本発明により、ここに、フランス国特許公開2,24
4,506および同2,491,066に記載の誘導体
に比較して、格別にさらに有利なレベルの鎮痛活性を有
するが、抗炎症活性は有していない、ベンズオキサゾリ
ノン誘導体が見い出された。本発明の化合物は、実際
に、高レベルで純粋な鎮痛活性を有する。事実として、
現在まで公知の、大部分の非モルヒネ系鎮痛物質はま
た、抗炎症活性をも有する(たとえば、サリチル誘導
体、ピラゾール誘導体など)。従って、これらの化合物
は炎症において生じるプロセスに関与する。これらのプ
ロセスは非常に多数の化学的メディエーター(プロスタ
グランジン類、トロンボキサンAzなど)を包含する。
従って、多種多様の副作用が結果として生じ、このよう
な副作用の中で最も知られている作用は、潰瘍発生の可
能性を伴なう胃粘膜に対する攻撃である。これらの作用
が引き起す障害を別にしても、これらの随伴作用は、こ
れらの化合物に対して特に敏感である、かなりの対象患
者における、これらの化合物の使用を妨害する。全ての
抗炎症活性が除かれていることから、本発明の化合物は
炎症のメディエーターと相互反応せず、従って、前記の
副作用が回避される。この特性は、本発明の多くの化合
物の場合に、完全な無毒性および高レベルの活性と組合
されており、本発明のかなりの化合物を、これらの医薬
品において知られている常用時の制限を伴なうことな
く、格別に安全な鎮痛剤として有用なものとする。本発
明による誘導体の一部はまた、動脈血圧に対して、およ
び中枢神経系に対して、有利な活性を示す。
さらに詳細には、本発明は下記の一般式(I)で示され
る誘導体ならびにそれらのエナンチオマー、ジアステレ
オマーおよびエピマーおよびそれらの四級アンモニウム
塩、およびそれらの医薬的に許容される酸付加塩に関す
る: [式中、R1は水素原子を表わすか、あるいはヒドロキ
シル基で置換されていてもよい低級アルキル基を表わ
し、 R2およびR3は、同一または異なり、 直鎖状または分枝鎖状の低級アルキルを表わし、あるい
は、 R2とR3とは、これらが結合している窒素原子と一緒に
なって、ピロリジン、ピペリジン、チアゾリジン、モル
ホリノ、メチル置換モルホリノおよび4−メチルピペラ
ジンから選択される複素環を形成し、 Xは水素原子を表わし、 Yは水素原子またはヒドロキシル基を表わし、 Zは水素原子を表わすか、またはZはYと一緒になっ
て、π結合を形成し、そして Tは水素原子を表わし、 上記の基に係り使用されている低級の用語は炭素原子1
〜6個を有することを表わす] 一般式(I)で示される化合物の塩の形成に使用するこ
とができる酸の中では、塩酸、硫酸、リン酸、酒石酸、
リンゴ酸、マレイン酸、フマール酸、シュウ酸、メタン
スルホン酸、エタンスルホン酸、樟脳酸およびクエン酸
などをあげることができるが、これらに制限されるもの
ではない。
本発明はまた、式(I)で示される化合物を製造するた
めの2つの方法を包含する。
得ることが望まれる、本発明の化合物に応じて、実際上
で、一つの方法または他の一つの方法を使用すると有利
である。
式(I)で示される化合物の第一の製造方法は、式
(I)において、X、YおよびZが、それぞれ水素原子
を表わす相当する化合物の製造に特に有利であるが、式
(I)において、X、YおよびZが他の意味を有する誘
導体の製造にも適用することができる方法であり、この
方法は、出発物質として、式(II): (式中、R1′は水素原子または低級アルキル基を表わ
す) で示される誘導体を使用する方法であり、この式(II)
で示される誘導体は、オルトーアミノフェノールを尿素
と反応させ、R1′がH以外である場合には、次いで窒
素上でアルキル化させることにより得られる。この方法
では、式(III)で示される誘導体に、式(III) (式中、Tは式(I)の場合と同一の意味を有し、そし
てAはハロゲン原子を表わす) で示される酸クロライドまたは相当する酸無水物を、T
HYES等の条件(J.Med. Chem.1983,26,6,
800〜807頁)に従い、ジメチルホルムアミド中で
塩化アルミニウムの存在の下に、作用させ、式(IV): (式中、R1′、AおよびTは上記と同一の意味を有す
る) で示される誘導体を生成し、所望により、この生成物を
WEST等により記載された条件(J.Org.Chem.197
3,38,(15),2675〜2681頁)に従い、
酸溶媒中でトリアルキルシランにより還元し、式
(V): (式中、R1′、TおよびAは上記と同一の意味を有す
る) で示される誘導体を導く。得ることが望まれる式(I)
で示される誘導体の式に応じて、上記式(IV)で示され
る誘導体または(V)で示される誘導体に、次いでアセ
トン、アセトニトリル、酢酸エチル、低級脂肪族アルコ
ール、ジオキサン、ベンゼンおよびトルエンから選択す
ると好ましい溶媒中で、室温と選択された溶媒の沸点と
の間の温度において、選ばれた下記アミン化合物の過剰
量または生成される水素酸用の捕獲剤、たとえばトリエ
チルアミンの存在の下に、式(VI): (式中、R2およびR3は式(I)の場合と同一の意味を
有する) で示されるアミン化合物を作用させ、式(I/A): [式中、使用された出発物質が式(IV)で示される誘導
体であるか、または式(V)で示される誘導体であるか
によって、 X′およびY′は一緒に酸素原子を表わすか、または
X′およびY′はそれぞれ同時に、水素原子を表わし、 R1′、R2、R3およびTは上記と同一の意味を有す
る] で示される誘導体を導く。この生成物は、所望により、
医薬的に許容される酸により塩形成させ、あるいはX′
およびY′が一緒になって酸素原子を表わす場合には、
所望により、下記の処理工程に付することができる、 (i) アルカリ金属混合水素化物、たとえば水素化ホウ
素ナトリウム、あるいはアルカリ金属混合シアノ水素化
物、たとえば水素化シアノホウ素ナトリウムから選ばれ
る水素添加剤で、好ましくは低級脂肪族アルコール溶媒
中で処理し、式(I)で示される誘導体の特定の場合に
相当し、Tが水素原子を表わさない場合には、主とし
て、トレオ配置にある、式(I/B): (式中、R1′、R2、R3およびTは、上記と同一の意
味を有し、 Xは水素原子を表わし、Yはヒドロキシル基を表わし、
そしてZは水素原子を表わす) で示される誘導体を導き、所望により、この生成物はそ
の異性体を分離し、そして(または)この生成物を医薬
的に許容される酸により塩形成させる、あるいは (ii) 低級脂肪族アルコールまたはジオキサンから選ば
れる溶媒中で、加圧下に、加熱しながら接触水素添加
し、Tが水素原子を表わさない場合には、主としてエリ
スロ配置にある(I/B)で示される誘導体を導き、所
望により、この生成物は、その異性体を分離し、そして
所望により、この生成物を医薬的に許容される酸により
塩形成させる。
式(I/B)で示される誘導体は、これを得た方法に関
係なく、所望により、水素酸から好ましく選ばれる脱水
剤で処理することができ、式(I)で示される誘導体の
特別の場合に相当し、主として、トランス異性体の形で
ある、式(I/C): (式中、R1′、R2、R3およびTは上記と同一の意味
を有し、 Xは水素原子を表わし、そしてZはYと一緒になって、
π結合を形成している) で示される誘導体を導き、所望により、この生成物のシ
ス/トランス異性体をシリカカラムにおけるクロマトグ
ラフィまたは結晶化などの慣用の技法によって分離し、
また所望により、この生成物は医薬的に許容される酸に
より塩形成させることができる。
式(I/A)、式(I/B)または式(I/C)で示さ
れる誘導体は、R1′が水素原子を表わす場合には、強
塩基の存在の下に、式 X−(CH2n−OH (式中、Xはハロゲン原子を表わし、そしてnは1〜6
である) で示される誘導体で処理することができ、式(I)にお
いて、R1がヒドロキシル基により置換されている低級
アルキル基を表わす相当する誘導体を導くことができ
る。
式(I)で示される誘導体は、所望により、硫酸メチル
のような慣用のアルキル化剤により処理し、四級アンモ
ニウム塩を導くことができる。
本発明の誘導体を製造するための第二の方法は、式
(I)において、R1が水素原子を表わすか、またはヒ
ドロキシル基で置換されているアルキル基を表わす相当
する誘導体の製造には適用できない。
この第二の方法においては、前記のようにして得られる
式(II): (式中、R11は低級アルキル基を表わす) で示される誘導体を、フランス国特許公開2,244,
506に記載の条件に従い、式(VII): (式中、Tは式(I)の場合と同一の意味を有する) で示される酸あるいはこれらの酸の相当するクロライド
または無水物によりアシル化し、式(VIII): (式中、R11は低級アルキル基を表わし、そしてTは式
(I)と同一の意味を有する)で示される誘導体を生成
する。この誘導体を次いで下記工程で処理する: (i) 当業者に周知のMannich反応の条件に従い、トリオ
キシメチレンの存在の下に、式(VI): (式中、R2およびR3は、式(I)の場合と同一の意味
を有する) で示されるアミンで処理し、式(I/A)および式
(I)で示される化合物の特定の場合に相当する式(I
/A1): (式中、R11は低級アルキル基を表わし、R2、R3およ
びTは、式(I)の場合と同一の意味を有し、Xおよび
Yは一緒に、酸素原子を表わし、そしてZは水素原子を
表わす) で示される誘導体を生成する、あるいは (ii) 無水酢酸の存在の下に、ビス(ジメチルアミノ)
メタンで処理し、一般式(IX): (式中、Tは式(I)の場合と同一の意味を有し、そし
てR11は低級アルキル基を表わす) で示される生成物を得、この生成物を次いで、極性溶媒
中で、室温と反応媒質の沸点との間の温度において、式
(VI)で示されるアミンで処理し、上記定義のとおりの
式(I/A1)で示される誘導体を生成する。
所望により、この生成物は、Tが水素原子を表わさない
場合には、その異性体に分離することができ、所望によ
り医薬的に許容される酸により塩形成させることがで
き、そしてまた所望により、 (イ)好ましくは低級脂肪族アルコール媒質中で、水素
添加剤、好ましくはアルカリ金属混合水素化物またはア
ルカリ金属混合シアノ水素化物、たとえば水素化ホウ素
ナトリウムまたは水素化シアノホウ素ナトリウムで処理
し、式(I)で示される誘導体の特定の場合に相当し、
主としてトレオ配置にある(Tが水素原子を表わさない
場合)、式(I/B): (式中、R11、R2、R3およびTは、上記と同一の意味
を有し、Xは水素原子を表わし、Yはヒドロキシル基を
表わし、そしてZは水素原子を表わす) で示される誘導体を生成し、所望により、この生成物は
その異性体を分離することができ、また医薬的に許容さ
れる酸により塩形成させることができ、あるいは (ロ)低級脂肪族アルコールまたはジオキサンから選ば
れる溶媒中で接触水素添加し、主としてエリスロ配置に
ある(Tが水素原子を表わさない場合)、式(I/B)
で示される誘導体を生成し、所望により、この生成物は
その異性体に分離することができ、そして場合により、
医薬的に許容される酸により塩形成させることができ
る。
式(I/B)で示される誘導体は、場合により、水素酸
から好ましく選択される脱水剤で処理し、式(I)で示
される誘導体の特定の場合に相当し、主としてトランス
異性体の形である、式(I/C): (式中、R11、R2、R3およびTは、式(I)の場合と
同一の意味を有し、Xは水素原子を表わし、そしてZは
Yと一緒にπ結合を形成している)で示される誘導体を
生成し、所望により、この生成物のシス/トランス異性
体をシリカカラムにおけるクロマトグラフィまたは結晶
化のような慣用の技法により分離することができ、そし
て所望により、この生成物は医薬的に許容される酸によ
り塩形成させることができる。
この生成物は、所望により、好ましくは室温および大気
圧において、低級脂肪族アルコールまたはジオキサン中
でラネーニッケルの存在の下に、接触水素添加し、式
(I/D): (式中、R11、R2、R3およびTは、上記と同一の意味
を有し、そしてX、YおよびZは、それぞれ同時に、水
素原子を表わす) で示される誘導体を生成し、所望により、この生成物
は、Tが水素原子を表わさない場合には、その異性体を
分離することができ、そして所望により、医薬的に許容
される酸により塩形成させることができ、あるいは前記
のようなアルキル化剤の作用によって、四級アンモニウ
ム塩に変換することができる。
式(I/D)で示される誘導体はまた、 式(IX): (式中、R11およびTは上記と同一の意味を有する) で示される誘導体から得ることもできる。この方法で
は、式(IX)で示される化合物を水素酸で処理し、式
(IV): (式中、R11およびTは上記と同一の意味を有し、そし
てAは式(III)の場合と同一の意味を有する)で示さ
れる誘導体を生成し、所望により、この生成物は、Tが
水素原子を表わさない場合には、その異性体を分離する
ことができ、この生成物をWEST等により記載された
条件(J.Org. Chem.1973,38,(15),267
5〜2681頁)に従い、酸媒質中で、トリアルキルシ
ランにより還元させ、式(V): (式中、R11およびTは上記と同一の意味を有し、そし
てAは式(III)の場合と同一の意味を有する)で示さ
れる誘導体を生成し、この生成物を次いで、アセトン、
アセトニトリル、酢酸エチル、低級脂肪族アルコール、
ジオキサン、ベンゼンおよびトルエンから好ましく選ば
れる溶媒中で、室温と選ばれた溶媒の沸点との間の温度
において、下記の選ばれたアミンの過剰量、または生成
される水素酸の捕獲剤、たとえばトリエチルアミンの存
在の下に、式(VI): (式中、R2およびR3は式(I)の場合と同一の意味を
有する) で示されるアミンで処理し、上記定義のとおりの式(I
/D)で示される誘導体を生成する。この生成物は、所
望により、医薬的に許容される酸により塩形成させるこ
とができ、あるいはアルキル化剤により四級アンモニウ
ム塩に変換することができる。
式(I)で示される化合物は有利な薬理学的性質を有す
る。
特に、これらの誘導体は有利な鎮痛活性を有し、そして
また、これらの誘導体のうちの一部は中枢神経系に対す
る活性および血圧に対する活性を有することが証明され
た。
本発明の誘導体の薬理学的研究により、実際に、これら
の化合物が低毒性であり、純粋な鎮痛活性を有し、そし
てこの活性を示す大部分の非モルヒネ系化合物に固有の
欠点(粘膜に対する潰瘍誘発作用など)を示さないこと
が証明された。この活性スペクトルは、本発明の化合物
を、リウマチ性痛み、腰部−坐骨神経痛、頚腕神経痛、
捻挫、骨折、脱臼のような外傷に伴なう痛み、外傷後の
痛み、手術後の痛み、歯痛、神経系の痛み、たとえば顔
面神経痛、内臓の痛み、たとえば腎臓、腸などの痛み、
月経困難および直腸肛門手術に伴なう痛み、ENT領域
の痛み、膵炎の痛み、種々の痛み、頭痛、癌の痛みなど
の多くの症状に対して有利なものにする。
本発明の主題はまた、式(I)で示される化合物を、単
独でまたは1種または2種以上の医薬的に許容される、
無毒性の不活性ベヒクルまたは賦形剤と組合せて含有す
る医薬組成物にある。
本発明に係る医薬組成物の中で、特に、経口投与、非経
口投与および鼻投与に適するもの、単純錠剤、糖衣錠
剤、舌下錠剤、サシエ剤、小包剤、ゼラチン、カプセル
剤、舌下用製剤、丸剤、坐薬、クリーム、軟膏、皮膚用
ゲルなどをあげることができる。
適当な薬用量は、患者の年令および体重、投与経路、治
療上の指示の種類およびいずれかの付随処置によって変
わり、1cg〜4g/24時間の範囲である。
次例は本発明を説明するものであり、いずれの点でも、
本発明を制限するものではない。
赤外スペクトルの測定は、被験化合物を約1%含有する
臭化カリウムディスクを用いて行なった。
例1 3−メチル−6−[3−(1−ピペリジル)プロピル]
ベンズオキサゾリノン(塩酸塩) 工程A:3−メチル−6−(3−クロロプロピオニル)
ベンズオキサゾリノン ジメチルホルムアミド6.02ml(0.078モル)を
無水塩化アルミニウム37.4g (0.28モル)を含有する底部頚付きフラスコ(grou
nd-necked flask)中に撹拌しながら滴下して導入す
る。
このフラスコは還流コンデンサーを具備しており、40
〜45℃の範囲の温度で油浴中に入れる。3−メチルベ
ンズオキサゾリノン0.04モルおよび3−クロロプロ
ピオン酸クロライド0.44モルを入れる。この混合物
を75℃付近の温度に2時間30分、加熱する。冷却後
に、反応混合物を氷300g中に注ぎ入れ、濃塩酸で酸
性にし、次いで1時間30分間撹拌する。得られた沈殿
を水で洗浄し、次いで乾燥させる。生成物はエタノール
から再結晶させる。
収率:88% 融点:187℃ 赤外スペクトル:νCO(カルバメート): 1765cm-1 νCO(ケトン): 1660cm-1 工程B:3−メチル−6−(3−クロロプロピル)ベン
ズオキサゾリノン 前工程で得られた、3−メチル−6−(3−クロロプロ
ピオニル)ベンズオキサゾリノン0.02モルを底部頚
付きフラスコ中で三フッ化酢酸22.8g(0.2モ
ル)に溶解する。全体を冷却しながら、トリエチルシラ
ン0.044モルを滴下して加える。塩化カルシウムガ
ード管を付け、撹拌を72時間続ける。この反応混合物
を氷冷水中に注ぎ入れ、得られた沈殿を水切りし、乾燥
させ、次いでヘキサン中で再結晶させる。
収率:80% 融点:70℃ 赤外スペクトル:νCO:1775cm-1 工程C:3−メチル−6−[3−ピペリジル)プロピ
ル]ベンズオキサゾリノン(塩酸塩) 工程Bで得られた3−メチル−6−(3−クロロプロピ
ル)ベンズオキサゾリノン0.02モルを、コンデンサ
ーを備えた、250cm3底部頚付きフラスコ中でアセト
ンに溶解させる。ピペリジン0.04モルを磁気撹拌し
ながら加え、混合物を48時間還流させる。この溶液を
冷却させた後に、生成された不溶性物質を濾別し、濾液
を次いで水浴上で減圧の下に蒸発させる。残留物を水5
00cm3中に取り、混合物を10%強度の水酸化ナトリ
ウム水溶液でアルカリ性にする。沈殿を水切りし、次い
で水性相が中性になるまで、水で洗浄し、生成物を次い
で、ヘキサンに溶解し、次いで気体状塩酸を吹き込み、
生成物を水切りし、乾燥させ、次いでエタノールから再
結晶させる。
収率:69% 融点:238% 赤外スペクトル:νCO:1770cm-1 例2 3−メチル−6−[3−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)プロピル]ベンズオキサゾリノン(ジ塩酸塩) 例1の工程Bで得られた3−メチル−6−(3−クロロ
プロピル)ベンズオキサゾリノン0.02モルを、コン
デンサーを備えた底部頚付きフラスコ中でジオキサンに
溶解する。N−メチルピペラジン0.04モルを撹拌し
ながら加え、混合物を48時間還流させる。この溶液を
冷却した後に、不溶性物質を濾別し、濾液を次いで水溶
上で減圧の下に蒸発させる。残留物を水500cm3中に
取り、混合物を10%強度重炭酸ナトリウム水溶液でア
ルカリ性にし、次いでクロロホルムで抽出する。有機相
を塩化カルシウム上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾
燥させる。得られた油状生成物をアセトン中に取る。こ
の溶液中に気体状塩酸を吹き込み、生成物を水切りし、
乾燥させ、次いでメタノール/アセトン混合物から再結
晶させる。
収率:53% 融点:>270℃ 赤外スペクトル:νCO:1770cm-1 例3 3−メチル−6−[3−(1−ピロリジニル)プロピ
ル]ベンズオキサゾリノン(塩酸塩) 例1の工程Bで得られた、3−メチル−6−(3−クロ
ロプロピル)ベンズオキサゾリノン0.02モルを、コ
ンデンサーを備えた250cm3底部頚付きフラスコ中で
アセトニトリルに溶解する。ピロリジン0.04モル、
ヨー化カリウム0.02モルおよび炭酸ナトリウム0.
02モルを撹拌しながら加え、混合物を4日間還流させ
る。この溶液を冷却させた後に、不溶性物質を濾別し、
濾液を次いで、水浴上で減圧の下に蒸発させる。残留物
をエーテル中に取り、この溶液に気体状塩酸流を吹き込
む。生成物を水切りし、乾燥させ、次いでアセトンから
再結晶させる。
収率:69% 融点:174℃ 赤外スペクトル:νCO:1770cm-1 例4 3−メチル−6−(1−ヒドロキシ−3−モルホリノプ
ロピル)ベンズオキサゾリノン 工程A:3−メチル−6−(3−モルホリノプロピオニ
ル)ベンズオキサゾリノン フランス国特許公開2,244,506に記載のように
して得られた、6−アセチル−3−メチルベンズオキサ
ゾリノン0.03モルおよびモルホリン塩酸塩0.04
5モルを、コンデンサーを備えた250cm3底部頚付き
フラスコ中で無水エタノール150cm3に溶解する。ト
リオキシメチレン0.045モルを加え、混合物を塩酸
で酸性にする。この混合物を64時間還流の下に加熱す
る。生成された沈殿を水切りし、アセトンで洗浄し、次
いで水中に懸濁し、この混合物を水酸化ナトリウムによ
りアルカリ性にする。この混合物をクロロホルムで数回
抽出し、有機相を塩化ナトリウム上で乾燥させ、濾過
し、次いで水浴上で減圧の下に蒸発させ、生成物をエタ
ノールから再結晶させる。
収率:55% 融点:134℃ 赤外スペクトル:νCO(カルバメート): 1770cm-1 νCO(ケトン): 1660cm-1
工程B:3−メチル−6−(1−ヒドロキシ−3−モル
ホリノプロピル)ベンズオキゾリノン 工程Aで製造された、3−メチル−6−(3−モルホリ
ノプロピオニル)ベンズオキサゾリノン0.01モル
を、磁気撹拌機を備えた、250cm3フラスコ中でメタ
ノール200cm3に溶解する。水素化ホウ素ナトリウム
0.02モルを撹拌しながら、非常にゆっくり加える。
撹拌を室温で4時間続ける。この反応混合物を水浴上
で、減圧の下に蒸発させる。残留物を水に取り入れ、混
合物をクロロホルムで数回抽出する。抽出液を濾過し、
次いで水浴上で減圧の下に蒸発乾燥させ、生成物を次い
でシクロヘキサンから再結晶させる。
収率:68% 融点:115℃ 赤外スペクトル:νCO:1755cm-1
例5 3−メチル−6−(3−モルホリノ−1−プロペニル)
ベンズオキサゾリノン 例4で得られた、3−メチル−6−(1−ヒドロキシ−
3−モルホリノプロピル)ベンズオキサゾリノン0.0
15モルを250cm3フラスコ中で47%強度臭化水素
酸50cm3に溶解し、溶液を室温で2時間撹拌する。沈
殿を水切りし、アセトンで洗浄し、次いで水に懸濁し、
混合物を水酸化ナトリウムでアルカリ性にする。この混
合物をクロロホルムで数回抽出し、有機相を集め、塩化
カルシウム上で乾燥させ、濾過し、次いで減圧の下に蒸
発乾燥させ、生成物をプロパノールから再結晶させる。
収率:64% 融点:132℃ 赤外スペクトル:νCO:1765cm-1
例6 3−メチル−6−(3−モルホリノプロピル)ベンズオ
キサゾリノン 例5で得られた、3−メチル−6−[(3−モルホリ
ノ)−1−プロペニル]ベンズオキサゾリノン0.01
モルを、三方タップおよび磁気撹拌機を備えた、500
cm3円柱状フラスコ中でメタノールに溶解し、次いでで
ラネーニッケル0.5gを加える。この混合物を水素雰
囲気の下で、室温および大気圧において撹拌する。理論
量の水素が吸収された後に、反応混合物を濾過し、濾液
を水浴上で減圧の下に蒸発乾燥させる。残留物を水に取
り、混合物を塩酸で酸性にし、沈殿を水切りし、次いで
酢酸エチルから再結晶させる。
収率:86% 融点:226℃ 赤外スペクトル:νCO:1770cm-1
例7 3−メチル−6−(3−モルホリノプロピル)ベンズオ
キサゾリノン 例1に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、ピペ
リジンの代りにモルホリンを使用し、所望の生成物を得
る。
例8 3−メチル−6−(3−ジエチルアミノプロピル)ベン
ズオキサゾリノン 例1に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、ピペ
リジンの代りにN,N−ジエチルアミンを使用し、所望
の生成物を得る。
融点:131〜132℃ 例9 6−(3−モルホリノプロピル)ベンズオキサゾリノン
(塩酸塩) 工程A:6−(3−クロロプロピル)ベンズオキサゾリ
ノン 塩化アルミニウム56.1g(0.42モル)を底部頚
付きフラスコ中に計量して加え、次いで滴下ロートを用
いて、ジメチルホルムアミド10cm3を加え、混合物を
均質になるまで撹拌する。次いで、ベンズオキサゾリノ
ン8.1g(0.06モル)を加え、混合物を10分間
撹拌した後に、3−クロロプロピオン酸クロライド7cm
3(0.072モル)を加える。この混合物を油浴中で
80〜85℃に2時間30分間維持する。冷却後に、反
応混合物を氷冷水中に注ぎ入れる。沈殿を水切りし、次
いで水で中性になるまで洗浄する。生成物はエタノール
から再結晶させる。
収率:70% 融点:166℃ 赤外スペクトル:νCO(カルバメート): 1760cm-1
νCO(ケトン): 1655cm-1
工程B:6−(3−クロロプロピル)ベンズオキサゾリ
ノン 工程Aで得られた、6−(3−クロロプロピオニル)ベ
ンズオキサゾリノン9g(0.04モル)および三フッ
化酢酸31cm3を、底部頚付きフラスコ中に入れる。ト
リエチルシラン13.5cm3(0.09モル)を撹拌し
ながら、滴下ロートにより滴下して加える。滴下ロート
を塩化カルシウムガード管を取り替え、混合物を室温で
48時間撹拌する。反応混合物を次いで、氷冷水中に注
ぎ入れ、混合物を2時間撹拌する。沈殿を水切りし、次
いで中性になるまで水で洗浄する。生成物はトルエンか
ら再結晶させる。
収率:70% 融点:127℃ 赤外スペクトル:νCO:1770cm-1
工程C:6−(3−モルホリノプロピル)ベンズオキサ
ゾリノン(塩酸塩) 6−(3−クロロプロピル)ベンズオキサゾリノン4.
2g(0.02モル)を丸底フラスコ中でアセトニトリ
ル100cm3に溶解する。モルホリン2.0g(0.0
2モル)およびトリエチルアミン2.4g(0.02モ
ル)を加え、混合物を5日間、還流の下に撹拌する。冷
却後に、反応混合物を蒸発乾燥させ、残留物を無水アセ
トン中に数回、取り入れ、次いで生成されたトリエチル
アミン塩酸塩を濾別する。アセトンを蒸発させ、残留物
をアセトン/ヘキサン混合物中に取り、次いでこの溶液
に気体状塩酸流を吹き込む。沈殿を水切りし、乾燥さ
せ、次いでアセトンから再結晶させる。
収率:43% 融点:120℃ 赤外スペクトル:νCO:1750cm-1
例10 6−[3−(1−ピペリジル)プロピル]ベンズオキサ
ゾリノン 例9に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、モル
ホリンの代りにピペリジンを使用し、所望の生成物を得
る。
例11 6−[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピ
ル]ベンズオキサゾリノン 例9に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、モル
ホリンの代りに4−メチルピペラジンを使用し、所望の
生成物を得る。
例12 6−[3−(1−ピロリジニル)プロピル]ベンズオキ
サゾリノン 例9に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、モル
ホリンの代りにピロリジンを使用し、所望の生成物を得
る。
例13 6−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンズオキサゾリ
ノン 例9に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、モル
ホリンの代りにジエチルアミンを使用し、所望の生成物
を得る。
例14 3−メチル−6−[3−(3−チアゾリジニル)プロピ
ル]ベンズオキサゾリノン 例1に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、ピペ
リジンの代りにチアゾリジンを使用し、所望の生成物を
得る。
例15 6−[3−(3−チアゾリジニル)プロピル]ベンズオ
キサゾリノン 例9に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、モル
ホリンの代りにチアゾリジンを使用し、所望の生成物を
得る。
例16 3−メチル−6−(3−ジメチルアミノプロピル)ベン
ズオキサゾリノン 例1に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、ピペ
リジンの代りにジメチルアミンを使用し、所望の生成物
を得る。
例17 6−(3−ジメチルアミノプロピル)ベンズオキサゾリ
ノン 例9に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、モル
ホリンの代りにジメチルアミンを使用し、所望の生成物
を得る。
例18 3−メチル−6−[3−(1−インドリニル)プロピ
ル]ベンズオキサゾリノン 例1に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、ピペ
リジンの代りにインドリンを使用し、所望の生成物を得
る。
例19 6−[3−(1−インドニル)プロピル]ベンズオキサ
ゾリノン 例9に記載の方法を使用するが、工程Cにおいて、モル
ホリンの代りにインドリンを使用し、所望の生成物を得
る。
例20 3−メチル−6−[1−ヒドロキシ−3−(1−ピペリ
ジル)プロピル]ベンズオキサゾリノン 例4に記載の方法を使用するが、工程Aにおいて、モル
ホリン塩酸塩の代りにピペリジン塩酸塩を使用し、所望
の生成物を得る。
例21 3−メチル−6−(3−ピペリジル−1−プロペニル)
ベンズオキサゾリノン 例5に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(1
−ヒドロキシ−3−モルホリノプロピル)ベンズオキサ
ゾリノンの代りに、3−メチル−6−(1−ヒドロキシ
−3−ピペリジルプロピル)ベンズオキサゾリノン(例
20の化合物)を使用し、所望の生成物を得る。
例22 3−メチル−6−[3−(1−ピペリジル)プロピル]
ベンズオキサゾリノン 例6に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(3
−モルホリノ−1−プロペニル)ベンズオキサゾリノン
の代りに、3−メチル−6−(3−ピペリジル−1−プ
ロペニル)ベンズオキサゾリノン(例21の化合物)を
使用し、所望の生成物を得る。
例23 3−メチル−6−[1−ヒドロキシ−3−(4−メチル
−1−ピペラジニル)プロピル]ベンズオキサゾリノン 例4に記載の方法を使用するが、工程Aにおいて、モル
ホリン塩酸塩の代りに、1−メチルピペラジンジ塩酸塩
を使用し、所望の生成物を得る。
例24 3−メチル−6−[3−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−1−プロペニル]ベンズオキサゾリノン 例5に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(1
−ヒドロキシ−3−モルホリノプロピル)ベンズオキサ
ゾリノンの代りに、3−メチル−6−[1−ヒドロキシ
−3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロピル]ベ
ンズオキサゾリノン(例23の化合物)を使用し、所望
の生成物を得る。
例25 3−メチル−6−[3−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)プロピル]ベンズオキサゾリノン 例6に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(3
−モルホリノ−1−プロペニル)ベンズオキサゾリノン
の代りに、3−メチル−6−[3−(4−メチル−1−
ピペラジニル)−1−プロペニル]ベンズオキサゾリノ
ン(例24の化合物)を使用し、所望の生成物を得る。
例26 3−メチル−6−(1−ヒドロキシ−3−ジメチルアミ
ノプロピル)ベンズオキサゾリノン 例4に記載の方法を使用するが、工程Aにおいて、モル
ホリン塩酸塩の代りに、ジメチルアミン塩塩酸塩を使用
し、所望の生成物を得る。
例27 3−メチル−6−(3−ジメチルアミノ−1−プロペニ
ル)ベンズオキサゾリノン 例5に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(1
−ヒドロキシ−3−モルホリノプロピル)ベンズオキサ
ゾリノンの代りに、3−メチル−6−(1−ヒドロキシ
−3−ジメチルアミノプロピル)ベンズオキサゾリノン
(例26の化合物)を使用し、所望の生成物を得る。
例28 3−メチル−6−(3−ジメチルアミノプロピル)ベン
ズオキサゾリノン 例6に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(3
−モルホリノ−1−プロペニル)ベンズオキサゾリノン
の代りに、3−メチル−6−(3−ジメチルアミノ−1
−プロペニル)ベンズオキサゾリノン(例27の化合
物)を使用し、所望の生成物を得る。
例29 3−メチル−6−[1−ヒドロキシ−3−(1−ピロリ
ジニル)プロピル]ベンズオキサゾリノン 例4に記載の方法を使用するが、工程Aにおいて、モル
ホリン塩酸塩の代りに、ピロリジンジ塩酸塩を使用し、
所望の生成物を得る。
例30 3−メチル−6−[3−(1−ピロリジニル)−1−プ
ロペニル]ベンズオキサゾリノン 例5に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(1
−ヒドロキシ−3−モルホリノプロピル)ベンズオキサ
ゾリノンの代りに、3−メチル−6−[1−ヒドロキシ
−3−(1−ピロリジニル)プロピル]ベンズオキサゾ
リノン(例29の化合物)を使用し、所望の生成物を得
る。
例31 3−メチル−6−[3−(1−ピロリジニル)プロピ
ル]ベンズオキサゾリノン 例6に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(3
−モルホリノ−1−プロペニル)ベンズオキサゾリノン
の代りに、3−メチル−6−[3−(1−ピロリジニ
ル)−1−プロペニル]ベンズオキサゾリノン(例30
の化合物)を使用し、所望の生成物を得る。
例32 3−メチル−6−[1−ヒドロキシ−3−(3−チアゾ
リジニル)プロピル]ベンズオキサゾリノン 例4に記載の方法を使用するが、工程Aにおいて、モル
ホリン塩酸塩の代りに、チアゾリジン塩酸塩を使用し、
所望の生成物を得る。
例33 3−メチル−6−[3−(3−チアゾリジニル)−1−
プロペニル]ベンズオキサゾリノン 例5に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(1
−ヒドロキシ−3−モルホリノプロピル)ベンズオキサ
ゾリノンの代りに、3−メチル−6−[1−ヒドロキシ
−3−(3−チアゾリジニル)プロピル]ベンズオキサ
ゾリノン(例32の化合物)を使用し、所望の生成物を
得る。
例34 3−メチル−6−[3−(3−チアゾリジニル)−1−
プロピル]ベンズオキサゾリノン 例6に記載の方法を使用するが、3−メチル−6−(3
−モルホリノ−1−プロペニル)ベンズオキサゾリノン
の代りに、3−メチル−6−[3−(3−チアゾリジニ
ル)−1−プロペニル]ベンズオキサゾリノン(例33
の化合物)を使用し、所望の生成物を得る。
例35 6−(3−モルホリノプロピル)−3−(2−ヒドロキ
シエチル)ベンズオキサゾリノン(塩酸塩) 例9で得られた、6−(3−モルホリノプロピル)ベン
ズオキサゾリノン塩酸塩0.01モルをナトリウムエチ
レートに加える。これらの反対剤を1時間、接触させて
おき、混合物を次いで、蒸発乾燥させ、残留物をDMF
20cm3中に取り、2−ブロモエタノール1.2当量
を、撹拌しながら、冷たい状態で加える。この混合物を
室温で一夜にわたり撹拌する。DMFを蒸発させて乾燥
させ、残留物を水に取り、水性相をクロロホルムで抽出
する。抽出液をCaCl2上で乾燥させ、濾過し、次い
で蒸発乾燥させる。
残留物をアセトン/エーテル混合物中に取り入れ、生成
する混合物を濾過し、次いで気体状塩酸流を吹き込む。
生成物が沈殿する。この生成物はプロパノールから再結
晶させる。
収率:50% 融点:209〜210℃ 例36 6−[3−(N−メチルモルホリノ)プロピル]−3−
メチルベンズオキサゾリノンメタンスルホネート 3−メチル−6−(3−クロロプロピル)ベンズオキサ
ゾリノン0.03モルをアセトニトリル100cm3に溶
解する。モルホリン5.2cm3を加え、混合物を還流の
下に、48時間撹拌する。混合物を冷却させ、水切り
し、濾液を蒸発させ、残留物を水中に取り入れ、混合物
を19%強度水酸化ナトリウムでアルカリ性にする。水
性相はクロロホルムで抽出し、抽出液を塩化カルシウム
上で乾燥させ、濾過し、次いで蒸発乾燥させる。
残留物を無水クロロホルムに取り、硫酸メチル0.03
モルを加える。この混合物を還流の下に、1時間撹拌す
る。生成物が沈殿する。この生成物を水切りし、次いで
エタノール中で再結晶させる。
収率:65% 融点:142℃ 本発明の誘導体の薬理学的研究 例37 急性毒性の試験 急性毒性は、一群8匹のマウス(体重26±2g)に対
し、1000mg/kgの投与量で経口投与した後に評価し
た。動物は第一日目の間、規則的間隔で、および処置後
の2週間の毎日、観察した。
本発明の化合物が完全に無毒性であることは明白であ
る。1000mg/kgの投与量の投与後に、死亡は見られ
なかった。この投与量の投与後に、障害も認められな
い。
例38 鎮痛活性の試験 痛みに対する活性は、SIEGMUNDにより開示された試験SI
EGMUND E. A., R. A. CADMUSおよびGOLUによるJ.Pharm.
Exp. Ther.119.1874頁,1954年)に従
い、マウス(体重23〜25g)で評価した。一群12
匹の無作為に分けたマウスを、被験化合物(対照に対し
ては賦形剤)の経口投与により処置し、1時間後に、フ
ェニル−p−ベンンゾキノン(Sigma製)の0.02%
強度水性−アルコール性溶液を腹腔内注射した。もがき
動作の数を注射後の5分〜10分の間、数える。
得られた活性パーセンテージを各投与量毎に評価した
(対照に対する処置動物におけるもがき動作の数の減少
%)。50%活性を生じる投与量であるED50を各化合
物に関して測定した。
本発明の若干の化合物が非常に有利な鎮痛活性を有する
ことが見い出された。たとえば、例6の化合物のED50
は5mg/kgの域にある。
比較の目的で、フランス国特許公開2,244,506
に記載の誘導体を100mg/kgの投与量で投与すると、
比較試験で、25〜60%程度の鎮痛効果%を生じ、ま
たこの同一のSiegmundの試験において、フランス国特許
公開2,491,066に記載の化合物の中で、最も有
利な活性を有する化合物は9mg/kgのD50を示した。従
って、本発明の化合物は最も有利な化合物の活性よりも
ほぼ2倍大きい活性を有する。
例39 抗炎症活性の試験 本発明の化合物の抗炎症活性を、WINTER, C. A., E. A.
RISLEYおよびG. N. NUSSの方法(Proc. Soc. Exp.Med.,
111554頁,1962年)にもとづく技術に従い、
ラットの後肢にカラゲニン溶液を皮下注射することによ
り誘発された急性炎症のモデルにおいて試験した。一群
8匹の無作為に分けたラット(体重100〜120g)
を被験化合物(対照に対して賦形剤)で処置し、1時間
後に、カラギニンの0.5%強度懸濁液(Sigma製タイプ
IV;0.1ml/ラット)を局所注射した。注射後の3時
間目に、各後肢の体積を体積変動測定により(UGO BASI
LE水体積変動記録計による)、浮腫を測定する(浮腫=
炎症を生じた肢の体積−炎症を生じていない肢の体
積)。
本発明の化合物は、この試験で、活性を有していないこ
とが見い出された。これに対して、フランス国特許公開
2,244,506の化合物は抗炎症活性を有する。
上記例38および39の試験で得られた結果を、次表に
まとめて示す; 例40 レゼンピン拮抗作用 一群6匹のマウスにおいて、レゼルピン投与後のレゼル
ピン拮抗作用を評価した。被験化合物は、4時間後に、
腹腔内投与する。対照群には被験化合物を与えない。
2種のパラメーターについて観察した:直腸温度および
瞼の下垂。対照では、レゼルピン投与により、瞼がとじ
られ、そして直腸温度が実質的に降下する。
本発明の若干の化合物を投与すると、このレゼルピンの
作用に拮抗した。これは、これらの化合物が抗うつ活性
を有することを示している。
例41 抗高血圧活性 BYRONおよびWILSONによって記載された方法(1938
年)に従い、ラットの尾において、動脈血圧を測定し
た。この方法は、尾動脈における血流の妨害に要する圧
力を測定することよりなる。このためには、NARCOタイ
プPE300電気式血圧計に連結した空気入りゴム製カ
フスをラットの尾のつけ根から2cmの部位につけ、尾動
脈を圧追するようにする。
このカフスから下流に1cmの動脈部位で、空気入り型脈
拍センサーにより聴脈する。収縮期の血圧値は、カフス
の空気を抜きつづけている間に、収縮期/拡張期変動が
再び現われる時点で測定される。
本発明の化合物はアラビアゴムシロップ中の懸濁液とし
て、1ml/kgの量で経口投与する。
血圧は、処置前とこの処置後の2時間目および24時間
目とに測定する。
本発明の若干の化合物が動脈血圧を有意に降下させるこ
とが見い出された。
例41 医薬組成物:錠剤 3−メチル−6−(3−モルホリノプロピル)ベンズオ
キサゾリノン20mgを含有する錠剤 錠剤1000個に対する製剤処方: 3−メチル−6−(3−モルホリノ プロピル)−ベンズオキサゾリノン 20g 小麦デンプン 15g トウモロコシデンプン 15g 乳糖 65g ステアリン酸マグネシウム 2g シリカ 1g ヒドロキシプロピルセルロース 2g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 C07D 413/06 209 8829−4C 417/06 9051−4C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) [式中、R1は水素原子を表わすか、あるいはヒドロキ
    シル基で置換されていてもよい低級アルキル基を表わ
    し、 R2およびR3は、同一または異なり、 直鎖状または分枝鎖状の低級アルキル基を表わし、ある
    いは、 R2とR3とは、これらが結合している窒素原子と一緒に
    なって、ピロリジン、ピペリジン、チアゾリジン、モル
    ホリノ、メチル置換モルホリノおよび4−メチルピペラ
    ジンから選択される複素環を形成し、 Xは水素原子を表わし、 Yは水素原子またはヒドロキシル基を表わし、 Zは水素原子を表わすか、またはZはYと一緒になっ
    て、π結合を形成し、そして Tは水素原子を表わし、 上記の基に係り使用されている低級の用語は炭素原子1
    〜6個を有することを表わす] で示される化合物、それらのエナンチオマー、ジアステ
    レオマーおよびエピマー、それらの四級アンモニウム塩
    およびそれらの医薬的に許容される酸との付加塩。
  2. 【請求項2】式Iにおいて、XおよびYが同時に水素原
    子を表わす化合物、それらのエナンチオマー、ジアステ
    レオマーおよびエピマー、それらの四級アンモニウム塩
    およびそれらの医薬的に許容される酸との付加塩であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】式Iにおいて、Xが水素原子を表わし、そ
    してYがヒドロキシル基を表わす化合物、それらのエナ
    ンチオマー、ジアステレオマーおよびエピマー、それら
    の四級アンモニウム塩およびそれらの医薬的に許容され
    る酸との付加塩である、請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】式Iにおいて、YがZと一緒に、π結合を
    形成している化合物、それらのエナンチオマー、ジアス
    テレオマーおよびエピマー、それらの四級アンモニウム
    塩およびそれらの医薬的に許容される酸との付加塩であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】3−メチル−6−(3−モルホリノプロピ
    ル)ベンズオキサゾリノンおよびその医薬的に許容され
    る酸との付加塩である、請求項1および2のいずれか一
    つに記載の化合物。
  6. 【請求項6】活性成分として、少なくとも1種の 一般式(I): [式中、R1は水素原子を表わすか、あるいはヒドロキ
    シル基で置換されていてもよい低級アルキル基を表わ
    し、 R2およびR3は、同一または異なり、 直鎖状または分枝鎖状の低級アルキル基を表わし、ある
    いは、 R2とR3とは、これらが結合している窒素原子と一緒に
    なって、ピロリジン、ピペリジン、チアゾリジン、モル
    ホリノ、メチル置換モルホリノおよび4−メチルピペラ
    ジンから選択される複素環を形成し、 Xは水素原子を表わし、 Yは水素原子またはヒドロキシル基を表わし、 Zは水素原子を表わすか、またはZはYと一緒になっ
    て、π結合を形成し、そして Tは水素原子を表わし、 上記の基に係り使用されている低級の用語は炭素原子1
    〜6個を有することを表わす] で示される化合物、それらのエナンチオマー、ジアステ
    レオマーおよびエピマー、それらの四級アンモニウム塩
    およびそれらの医薬的に許容される酸との付加塩を医薬
    として許容される、無毒性の不活性ベヒクルまたは賦形
    剤の一種以上と組合せて含有する鎮痛剤。
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