JPH06274806A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH06274806A
JPH06274806A JP8568593A JP8568593A JPH06274806A JP H06274806 A JPH06274806 A JP H06274806A JP 8568593 A JP8568593 A JP 8568593A JP 8568593 A JP8568593 A JP 8568593A JP H06274806 A JPH06274806 A JP H06274806A
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JP
Japan
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magnetic disk
magnetic head
magnetic
frequency
head
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JP8568593A
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English (en)
Inventor
Shinichi Maki
新一 牧
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドと磁気ディスクとの組み合わせに
よって決定される電磁変換特性に応じて、各磁気ヘッド
毎のデータ書き込み周波数の最大値を変える磁気ディス
ク装置に関し、磁気ヘッドと磁気ディスクとの特性を効
率良く使用する。 【構成】 少なくとも1枚の磁気ディスク21と、前記
磁気ディスク21を回転させる回転手段32と、前記磁
気ディスク21の各面に対応して設けられた複数の磁気
ヘッド23と、前記磁気ヘッド23を支持し、前記磁気
ディスク21の半径方向に移動位置決めするアクチュエ
ータ22とを有する磁気ディスク装置において、前記磁
気ヘッド23毎に、前記磁気ディスク21にデータを記
録する最大書き込み周波数を変化させて、対応する前記
磁気ヘッド23に出力する制御装置4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a)磁気ディスク装置の説明(図2乃至図5) (b)一実施例の説明(図6乃至図12) (c)他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドと磁気ディ
スクとの組み合わせによって決定される電磁変換特性に
応じて、各磁気ヘッド毎のデータ書き込み周波数の最大
値を変える磁気ディスク装置に関する。
【0003】この磁気ディスク装置は、外部記憶装置と
して、広く利用されている。近年のコンピュータシステ
ムのダウンサイジング化の要求に従い、小型化、大容量
化が要求されている。このため、データ記録密度の向上
が特に要求される。
【0004】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、回転する磁気ディ
スクに対し、磁気ヘッドをアクチュエータにより、トラ
ック位置決めし、磁気ヘッドにより磁気ディスクのトラ
ックにデータをリード/ライトする記憶装置である。
【0005】この磁気ディスク装置においては、記憶容
量は、データ密度により決定され、データ密度は、磁気
ヘッドの最大書き込み周波数(最大磁化反転速度)に依
存する。この磁気ヘッドの最大書き込み周波数は、磁気
ディスクの内周における最大の書き込み可能周波数で決
定される。固定データ密度法では、この内周の書き込み
周波数が、外周の書き込み周波数であり、内周から外周
まで全てのトラックで一定である。
【0006】これに対し、磁気ディスクの外周は内周に
比し周速が早いため、外周ほど電磁変換特性が良い。こ
のため、磁気ディスクの半径位置に対応して、書き込み
周波数を変化させる、所謂ゾーンビットレコーディング
法が提案されている(例えば、特開昭55−14662
4号公報等)。この方法では、内周のデータ密度より高
いデータ密度で、外周を記録できるため、記録密度が向
上する。
【0007】更に、この方法の改良として、外周の書き
込み周波数を高くし過ぎると、外周のデータのエラーレ
ートが多くなるため、外周でのエラーレートを測定し、
外周の書き込み周波数をエラーレートが規定量以下とな
るように、低下させる方法も提案されている(例えば、
特開昭63−200306合公報等)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 最大書き込み周波数は、磁気ヘッドと磁気ディスクと
の電磁変換特性により決定される。従って、最大書き込
み周波数を高くして、記憶容量を多くするには、それだ
け電磁変換特性の良い磁気ヘッドと磁気ディスクとが必
要となる。しかし、一般に、磁気ヘッドと磁気ディスク
の特性には、バラツキがある。このため、設定した最大
書き込み周波数に対し、リードマージンの取れない磁気
ヘッドと磁気ディスクは、当然使用できず、不良とな
り、無駄が生じる。
【0009】又、逆に最大書き込み周波数より特性の
良い磁気ヘッドと磁気ディスクは、過剰なリードマージ
ンを持って使用することになる。磁気ヘッドと磁気ディ
スクの不良を減らすには、データの最大書き込み周波数
を、磁気ヘッドと磁気ディスクの特性の悪い方の特性に
合わせる必要がある。このため、特性の良い磁気ヘッド
と磁気ディスクは、書き込み周波数を高くできる余裕が
ある過剰なリードマージンを持って、使用せざる得ず、
効率良く磁気ヘッドと磁気ディスクを使用することがで
きない。
【0010】従って、本発明は、磁気ヘッドと磁気ディ
スクとの特性を効率良く使用するための磁気ディスク装
置を提供することを目的とする。又、本発明は、磁気ヘ
ッドと磁気ディスクとの特性を効率良く使用して、記憶
容量を増加するための磁気ディスク装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、少なくとも1枚の磁気ディ
スク21と、前記磁気ディスク21を回転させる回転手
段32と、前記磁気ディスク21の各面に対応して設け
られた複数の磁気ヘッド23と、前記磁気ヘッド23を
支持し、前記磁気ディスク21の半径方向に移動位置決
めするアクチュエータ22とを有する磁気ディスク装置
において、前記磁気ヘッド23毎に、前記磁気ディスク
21にデータを記録する最大書き込み周波数を変化させ
て、対応する前記磁気ヘッド23に出力する制御装置4
を設けたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記制御装置4は、選択された磁気ヘッド23に対応し
た周波数のクロックを発生する可変周波数発振器45を
有することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記制御装置4は、一定転送速度で送られてきた
書き込みデータを書き込みを行う前記磁気ヘッド23の
最大書き込み周波数と前記磁気ディスク21に記録する
符号化の方式によって決定される転送速度のデータ列に
変換するためのライトバッファメモリ46と、前記ライ
トバッファメモリ46からのデータ列を符号化して、前
記磁気ヘッド23に出力する符号化回路47とを有する
ことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項4は、請求項1又は3にお
いて、前記制御装置4は、前記磁気ヘッド23から読み
出された前記磁気ヘッド23毎に異なる転送速度のデー
タを予め決められた一定速度のデータ列に変換するため
のリードバッファメモリ54を有することを特徴とす
る。
【0015】本発明の請求項5は、請求項1又は2にお
いて、前記制御装置4は、前記選択された磁気ヘッド2
3毎に符号化速度を変えて符号化して、前記磁気ヘッド
23に出力する符号化回路47と、前記磁気ヘッド23
からの読み取りデータを前記磁気ヘッド23に対応する
最大書き込み周波数で、復号化する復号化回路52とを
有することを特徴とする。
【0016】本発明の請求項6は、請求項2又は3又は
5において、前記制御装置4は、上位装置から要求され
た論理アドレスを物理アドレスに変換し、前記物理アド
レスのヘッド選択情報を対応する書き込み周波数情報に
変換するテーブル41、43と、前記テーブル41、4
3から得られた周波数情報により前記可変周波数発振器
45を制御するコントローラ40を有することを特徴と
する。
【0017】本発明の請求項7は、請求項2又は3又は
5において、前記制御装置4は、上位装置から要求され
た論理アドレスを物理アドレスに変換し、前記物理アド
レスを対応する書き込み周波数情報に変換するテーブル
41、43と、前記テーブル41、43から得られた周
波数情報により前記可変周波数発振器45を制御するコ
ントローラ40を有することを特徴とする。
【0018】本発明の請求項8は、請求項5において、
前記制御装置4は、上位装置から要求された論理アドレ
スを物理アドレスに変換し、前記物理アドレスのヘッド
選択情報を対応する周波数情報に変換するテーブル4
1、43と、前記テーブル41、43から得られた周波
数情報により前記復号化回路52のPLL回路53を制
御するコントローラ40を有することを特徴とする。
【0019】本発明の請求項9は、請求項5において、
前記制御装置4は、上位装置から要求された論理アドレ
スを物理アドレスに変換し、前記物理アドレスを対応す
る周波数情報に変換するテーブル41、43と、前記テ
ーブル41、43から得られた周波数情報により前記復
号化回路52のPLL回路53を制御するコントローラ
40を有することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の請求項1では、複数の磁気ヘッドを有
するものでは、磁気ヘッドと磁気ディスクとの電磁変換
特性に応じて書き込み周波数が異なるため、磁気ディス
クへの各磁気ヘッドの書き込み最大周波数を測定してお
き、各磁気ヘッドには、個々の最大書き込み周波数で書
き込みを行わせるようにした。このため、磁気ヘッドと
磁気ディスクとの特性を効率良く使用でき、記憶容量の
向上や特性の悪いヘッドを使用して、記憶容量を同一に
保つことができる。
【0021】本発明の請求項2では、選択された磁気ヘ
ッド23に対応した周波数のクロックを発生する可変周
波数発振器45を設けることにより、容易に個々の磁気
ヘッド23に対応した書き込み周波数で書き込みでき
る。
【0022】本発明の請求項3では、上位装置から一定
転送速度で送られてきた書き込みデータをライトバッフ
ァメモリ46により書き込みを行う磁気ヘッド23の最
大書き込み周波数と磁気ディスク21に記録する符号化
の方式によって決定される転送速度のデータ列に変換す
るようにして、速度調整を行うため、磁気ヘッド23の
書き込み周波数を変えても、上位装置は、これを意識せ
ずに、一定転送速度でライトデータを転送することがで
きる。
【0023】本発明の請求項4では、磁気ヘッド23か
ら読み出された磁気ヘッド23毎に異なる転送速度のデ
ータを予め決められたリードバッファメモリ54により
一定速度のデータ列に変換するため、上位装置は、個々
の磁気ヘッドの最大書き込み周波数を意識することな
く、リードデータを受け取ることができる。
【0024】本発明の請求項5では、選択された磁気ヘ
ッド23毎に符号化速度を変えて符号化して、磁気ヘッ
ド23に出力する符号化回路47を設けたため、転送デ
ータを個々の磁気ヘッド23の書き込み周波数に対応し
た速度で符号化できる。又、磁気ヘッド23からの読み
取りデータを磁気ヘッド23に対応する最大書き込み周
波数で、復号化する復号化回路52とを設けたので、読
み取りデータを個々の磁気ヘッド23の書き込み周波数
に対応した速度で復号化できる。
【0025】本発明の請求項6では、論理アドレスから
物理アドレスに変換し、物理アドレスのヘッド情報に対
応した周波数情報を引き出して、可変周波数発振器を制
御するため、テーブル変換により、書き込み周波数を個
々の磁気ヘッドに対応したものとすることができる。
【0026】本発明の請求項7では、論理アドレスから
物理アドレスに変換し、物理アドレス(シリンダ情報と
ヘッド情報)に対応した周波数情報を引き出して、可変
周波数発振器を制御するため、テーブル変換により、ゾ
ーンビットレコーディングに対応して、書き込み周波数
を個々の磁気ヘッドに対応したものとすることができ
る。
【0027】本発明の請求項8では、論理アドレスから
物理アドレスに変換し、物理アドレスのヘッド情報に対
応した周波数情報を引き出して、復号化回路52のPL
L回路53を制御するため、テーブル変換により、リー
ド時の復調周波数を個々の磁気ヘッドに対応したものと
することができる。
【0028】本発明の請求項9では、論理アドレスから
物理アドレスに変換し、物理アドレス(シリンダ情報と
ヘッド情報)に対応した周波数情報を引き出して、復号
化回路52のPLL回路53を制御するため、テーブル
変換により、ゾーンビットレコーディングに対応して、
復調周波数を個々の磁気ヘッドに対応したものとするこ
とができる。
【0029】
【実施例】
(a)磁気ディスク装置の説明 図2は本発明の一実施例磁気ディスク装置の斜視図、図
3は図2の磁気ディスク装置の上面図、図4は図2のヘ
ッドアクチュエータの構成図、図5は図2のヘッドアク
チュエータの上面図である。尚、図2は磁気ディスク装
置のケースを切断面で切断し、内部を表したものであ
る。
【0030】図2、図3の磁気ディスク装置の構成にお
いて、20は磁気ディスク装置のケースであり、アルミ
ニウム等の金属で構成され、後述する磁気ディスク21
とヘッドアクチュエータ22との回転中心軸を固定支持
するものである。21は磁気ディスクであり、5.25
インチの径の磁気ディスクを、回転中心軸21aにベア
リングを介して回転可能に構成されたハブ21bに固定
したものである。この磁気ディスクは、回転中心軸21
aに設けたコイルにより、ハブ21bが回転されること
により、回転される。
【0031】22はヘッドアクチュエータであり、後述
するように、先端に磁気ヘッドを有し、回転中心軸を中
心に回動して、磁気ヘッドを磁気ディスク21の半径方
向に移動させるものである。30は磁気回路であり、ヘ
ッドアクチュエータ22のコイルに対向して設けられ、
コイルの駆動により、ヘッドアクチュエータ22をシャ
フトを中心に回動させるためのものである。31はIC
搭載板であり、ヘッドアクチュエータ22の側面に設け
られ、書き込み回路、読み出し回路等のICを搭載する
ためのものである。
【0032】図4に示すように、所定の装置の高さ(フ
ォーム・ファクター)において、11枚の磁気ディスク
21−1〜21−11が、所定の間隔で積層されてい
る。
【0033】図4、図5に示すアクチュエータ22の構
成において、28はブロックであり、装置ケース20に
両端支持される固定シャフト(回転中心軸)28aにベ
アリングを介して回転可能であるものである。29はコ
イルであり、ブロック28の後端に設けられ、磁気回路
30と共に、モータを構成し、ブロック28を固定シャ
フト28aを中心に回動させるものである。27はアー
ムであり、ブロック28に突き出すように一体に設けら
れるものであり、ブロック28に10本設けられてい
る。
【0034】25はスプリングアームであり、ステンレ
ス等の板バネで構成され、各アーム27の上下両側に固
定され、磁気ヘッド23を支持するためのものである。
24はジンバルであり、スプリングアーム25の先端に
設けられ、磁気ヘッド23を取り付けて、磁気ヘッド2
3の姿勢を制御するためのものである。23は磁気ヘッ
ドであり、スライダ後部に薄膜ヘッドを取り付けて構成
され、ジンバル24に取り付けられるものである。26
はリード線であり、磁気ヘッド23の薄膜ヘッド部に接
続され、スプリングアーム25、アーム27の側面に配
置され、図2で示したIC搭載板31に接続されるもの
である。
【0035】サーボ信号パターンを記録したサーボ面
は、11枚の磁気ディスク21−1〜21−11の中央
に位置する磁気ディスク21−6の上面に設けられてお
り、これに対向する磁気ヘッドがサーボヘッド23−1
0であり、磁気ディスク21−6のサーボ面のサーボ信
号パターンを読み取る。
【0036】このようにサーボ面を、積層された磁気デ
ィスク21−1〜21−11の中央に設けると、サーボ
面から最も遠い磁気ディスク21−1、21−11の距
離が短くなり、熱変形等により、ブロック28、アーム
27が変形して、ブロックの軸が斜めになっても、オフ
セット量を小さくできる。
【0037】又、この実施例では、11枚の磁気ディス
ク21−1〜21−11に対し、10個のアーム27、
20個の磁気ヘッド23を設けて、磁気ディスク21−
1の上面、21−11の下面を使用していないが、この
両面を使用するには、アーム27を2個増やす必要があ
り、このようにすると、規格の装置高さ内に収まらなく
なるからである。
【0038】勿論、このような制約がない場合には、ア
ーム27を増設して、かかる磁気ディスク21−1の上
面と磁気ディスク21−11の下面を使用するようにす
ることもできる。
【0039】(b)一実施例の説明 図6は本発明の一実施例磁気ディスク装置の構成図、図
7は図6の磁気ディスクコントローラのブロック図であ
る。
【0040】図6において、1はホスト(上位装置)で
あり、磁気ディスクコントローラ4に、データバス1
0、制御バス11により接続され、ライトクロックを供
給して、ライトデータを送信し、リードクロックを受け
て、リードデータを受信するものである。4は磁気ディ
スクコントローラであり、ホスト1の指示に応じて、V
CM(コイル)29を駆動して、シーク動作させ、磁気
ヘッド23−1〜23−20を選択して、磁気ディスク
21の対応する物理シリンダの情報をリード又は当該シ
リンダに情報をライトするものである。32はスピンド
ルモータであり、磁気ディスク21を回転させるもので
あり、前述の図2における回転中心軸21aとそのコイ
ルとハブ21bで構成されるものである。
【0041】図7の磁気ディスクコントローラのブロッ
ク図において、40はコントローラであり、マイクロプ
ロセッサで構成され、ホスト1と制御バス11により接
続され、ホスト1からの指示に応じて、リード/ライト
制御するものである。41は変換テーブルであり、ホス
ト1からのアクセスする論理アドレスを物理アドレスに
変換するものであり、図9にて後述するものである。
【0042】42はシーク及びモータドライブ回路であ
り、コントローラ40の制御に応じてVCM29をシー
ク制御して、磁気ヘッド23−1〜23−20を目標シ
リンダ位置に位置決めするためのシーク回路と、コント
ローラ40の指示に応じて、スピンドルモータ32を回
転制御するモータドライブ回路とを有する。
【0043】43は変換メモリであり、変換された物理
アドレスのヘッド情報(ヘッド番号)に対応する書き込
み最大周波数情報(制御信号1)と復調周波数情報(制
御信号2)とを格納してあり、図10により説明するも
のである。44は発振器であり、ホスト1との転送速度
に対応する一定レートのクロックFの発生し、リードク
ロックとして出力するものである。
【0044】45は可変周波数発振器であり、メモリ4
3からの周波数情報に応じた可変レートクロックF1、
F2──Fnを発生するものである。46はライトデー
タバッファであり、ホスト1とデータバス10により接
続され、ホスト1からのライトデータをホスト1からの
ライトクロックにより書き込まれ、可変発振器45のク
ロックにより読み出され、符号化回路47に出力するも
のである。
【0045】47は符号化回路であり、ライトデータバ
ッファ46からのライトデータを可変発振器45のクロ
ックに同期して符号化するものである。この符号化は、
データ「0」が多数連続すると、リードデータからクロ
ック情報が得られなくなり、位相同期が困難となるた
め、行うものである。例えば、1/7符号が用いられ、
この符号化によると、2ビットのデータが3ビットのデ
ータに符号化される。
【0046】48は書き込み電流発生回路であり、符号
化回路47の出力を書き込み電流に変換するものであ
る。49はリード・ライト切り換え回路であり、コント
ローラ40のライト/リード制御信号により、ヘッドセ
レクト回路50を書き込み電流発生回路48又はヘッド
出力アンプ51に切り換えるものである。50はヘッド
セレクト回路であり、コントローラ40のヘッド情報
(ヘッド選択信号)に応じて磁気ヘッド23−1〜23
−20を選択するものである。
【0047】51はヘッド出力アンプであり、ヘッドセ
レクト回路50を介する磁気ヘッド23−1〜23−2
0の読み取り信号を増幅するものである。52は復号化
回路であり、ヘッド出力アンプ51のリード信号を符号
化パルス列に変換した後、PLL回路53のクロックに
同期して符号化されたデータを復号化するものである。
53はPLL回路であり、メモリ43からの復調周波数
情報に応じて引き込み中心周波数が制御され、リード信
号の符号化パルス列に同期したクロックを発生するもの
である。
【0048】54はリードデータバッファであり、復号
化回路52からのクロックに同期して、復号化データが
書き込まれ、復号化データを発振器44からのリードク
ロックに同期して、読み出し、データバス10を介して
ホスト1に転送するためのものである。
【0049】図8は本発明の一実施例の論理アドレスと
物理アドレスとの関係図、図9は図7の変換テーブルの
説明図、図10は図7の周波数変換メモリの説明図であ
る。
【0050】図8は、1セクタ−のバイト数が同じで、
磁気ディスク装置の磁気ヘッド数を3本とした例であ
る。ここでは、磁気ヘッド0の書き込み周波数(磁化反
転速度)を「1」とすると、磁気ヘッド1、2の書き込
み周波数(磁化反転速度)を「2」、「3/4」として
ある。従って、固定長のセクター方式では、磁気ヘッド
0の1トラックのセクター数を「4」とすると、磁気ヘ
ッド1の1トラックのセクター数は「8」であり、磁気
ヘッド2の1トラックのセクター数は「3」となる。
【0051】これにより、論理アドレス「0」〜「3」
は、物理アドレスであるシリンダ0の磁気ヘッド0に、
論理アドレス「4」〜「11」は、物理アドレスである
シリンダ0の磁気ヘッド1に、論理アドレス「12」〜
「14」は、物理アドレスであるシリンダ0の磁気ヘッ
ド2に配置される。同様に、論理アドレス「15」〜
「18」は、物理アドレスであるシリンダ1の磁気ヘッ
ド0に、論理アドレス「19」〜「26」は、物理アド
レスであるシリンダ1の磁気ヘッド1に、論理アドレス
「27」〜「29」は、物理アドレスであるシリンダ1
の磁気ヘッド2に配置される。以下、同様である。
【0052】ここで、シリンダ0、磁気ヘッド0のトラ
ックに対し、シリンダ0、磁気ヘッド1のトラックにヘ
ッドスキューT1を設け、シリンダ0、磁気ヘッド1の
トラックに対し、シリンダ0、磁気ヘッド2のトラック
にヘッドスキューT2を設けているのは、連続セクター
の読み取り、書き込みにおける磁気ヘッドの切り換え時
間を考慮したためである。又、ヘッドスキューT1とT
2の値が異なるのは、前述の最大書き込み周波数の相違
によりセクター数の相違によるものである。
【0053】更に、シリンダ0、磁気ヘッド0のトラッ
クに対し、シリンダ1、磁気ヘッド0のトラックにシリ
ンダスキューT3を設けているのは、更にヘッドのポジ
ショニングの時間を考慮したためである。
【0054】この磁気ヘッド0〜2の最大書き込み周波
数は、予め測定して、決定する。例えば、所定の特性の
磁気ディスクに対し、各ヘッド毎に、周波数を変えなが
ら、データをライトした後、そのデータをリードして、
リードデータのエラーレートを測定する。そして、エラ
ーレートの規格を満足する最大周波数を、その磁気ヘッ
ドの最大書き込み周波数として決定する。
【0055】このように、同一シリンダ位置において
も、各磁気ヘッドの最大書き込み周波数(磁化反転速
度)によって、セクタ数が異なるため、図9に示すよう
に、論理アドレスと物理アドレスとの対応テーブルが必
要となる。この変換テーブル41を図7に示したよう
に、コントローラ40に設けてある。
【0056】又、図8で示したように、各磁気ヘッド0
〜2で書き込み最大周波数(磁化反転速度)が異なるた
め、磁気ヘッド0〜2へのデータ転送速度を変える必要
がある。このため、各磁気ヘッドの書き込み最大周波数
と復調周波数とを格納するテーブルが必要となる。ここ
では、図7に示した周波数変換メモリ43に、図10
(A)に示すように、各磁気ヘッドの書き込み周波数
と、復調周波数とを格納している。
【0057】次に、図6、図7のブロック構成の動作に
ついて、説明する。先ず、ライト動作について説明する
と、ホスト1から制御バス11を介してライトコマンド
とアクセスすべき論理アドレスがコントローラ40に到
来する。これにより、コントローラ40は、変換テーブ
ル41により、論理アドレスを物理アドレスに変換し、
シリンダ番号、ヘッド番号を求める。コントローラ40
は、このシリンダ番号とシークコマンドとをシーク/モ
ータドライブ回路42に出力することにより、シーク/
モータドライブ回路42のシーク回路は、周知のよう
に、VCM29を駆動して、磁気ヘッドを目標シリンダ
位置に位置決めする。
【0058】この位置決め完了により、コントローラ4
0は、制御バス11を介してホスト1に準備完了を通知
する。これとともに、コントローラ40は、周波数変換
メモリ43をヘッド番号で索引し、対応する書き込み最
大周波数を引き出し、可変周波数発振器45の発振周波
数を書き込み最大周波数とする。
【0059】ホスト1から出力されたライトデータは、
データバス10を介してライトクロックによりライトデ
ータバッファ46に書き込まれる。ライトクロックの速
度は、インターフェイスの仕様によって決まる固定値で
あり、ライトクロックはホスト1から与えられる。次
に、ライトデータバッファ46に書き込まれたライトデ
ータは、可変周波数発振器45の可変レートクロックに
よって、読み出される。
【0060】この周波数は、前述したように、データの
書き込みを行うべき磁気ヘッドによって、F1、F2、
──、Fnと異なる値を取る。最大書き込み周波数を、
即ち最大磁化反転速度を高くして使用する磁気ヘッドで
データを書き込む場合には、その周波数は高く、最大書
き込み周波数を低くして使用する磁気ヘッドでデータを
書き込む場合には、その周波数は低くなる。
【0061】磁気ディスクにデータを記録する時の符号
に良く知られた1/7符号を使った場合を例にすると、
1/7符号では、2ビットのデータが3ビットのデータ
に変換され、又、最大磁化反転速度のパターンが、「1
0101・・・」である。このため、最大磁化反転速度
を30メガで使用する磁気ヘッドの場合には、ライトデ
ータバッファ46からの読み出し速度は、(30メガ×
2)×2/3=40Mbit/secとなる。同様に、
最大磁化反転速度を45メガで使用する磁気ヘッドの場
合には、ライトデータバッファ46からの読み出し速度
は、(45メガ×2)×2/3=60Mbit/sec
となる。
【0062】前記メモリ43には、図10(A)で示し
たように、各磁気ヘッド毎に、必要な周波数のクロック
が可変周波数発振器45から出力できるように、予め制
御データが書き込まれている。この各磁気ヘッド毎の制
御データは、前述のように、各磁気ヘッドの使用最大書
き込み周波数と符号化規則からライトデータバッファ4
6からの読み出し速度を計算することで求められる。
【0063】ライトデータバッファ46から読み出され
たデータは、符号化回路47に入力され、前記可変周波
数発振器45から出力されるクロックに従い、1/7符
号に変換される。符号化回路47から出力された符号化
データは、ライト電流発生回路48に入力されて、ヘッ
ドコイルに流す電流に変換される。ライト時には、リー
ド・ライト切り換え回路49でライト電流発生回路48
の出力が選択されている。又、コントローラ40からの
ヘッド番号によりヘッドセレクト回路50で該当するヘ
ッドが選択されている。従って、ライト電流発生回路4
8のライト電流は、選択されたヘッドのコイルに供給さ
れ、磁気ディスク21にデータが記録される。
【0064】次に、リード動作について説明すると、ホ
スト1から制御バス11を介してリードコマンドとアク
セスすべき論理アドレスがコントローラ40に到来す
る。これにより、コントローラ40は、変換テーブル4
1により、論理アドレスを物理アドレスに変換し、シリ
ンダ番号、ヘッド番号を求める。コントローラ40は、
このシリンダ番号とシークコマンドとをシーク/モータ
ドライブ回路42に出力することにより、シーク/モー
タドライブ回路42のシーク回路は、周知のように、V
CM29を駆動して、磁気ヘッドを目標シリンダ位置に
位置決めする。
【0065】この位置決め完了により、コントローラ4
0は、制御バス11を介してホスト1に準備完了を通知
する。これとともに、コントローラ40は、周波数変換
メモリ43をヘッド番号で索引し、対応する復調周波数
を引き出し、復号化回路52のPLL回路53を制御す
る。又、ヘッド番号によりヘッドセレクト回路50を選
択指示し、該当する磁気ヘッドをリード・ライト切り換
え回路49に接続する。更に、ライト/リード制御信号
によりリード・ライト切り換え回路49をリード側に選
択する。
【0066】これにより、選択された磁気ヘッドからの
ヘッドリード出力は、ヘッドセレクト回路50とリード
・ライト切り換え回路49を通って、ヘッド出力アンプ
51に入力される。ヘッド出力アンプ51で増幅された
ヘッドリード出力は、復号化回路52に入力される。復
号化回路52では、リード出力を符号化パルスに変換し
た後、そのパルス列に同期したクロックをPLL回路5
3で生成して、符号化されたパルスを元のデータに変換
する。
【0067】この時、PLL回路53で生成されるクロ
ックの周波数は、磁気ヘッド毎に最大書き込み周波数が
異なるので、磁気ヘッド毎に異なる。例えば、最大磁化
反転速度が30Mで符号化されたヘッドから読み出され
データを復号化する場合には、PLL回路53の発振周
波数は、60メガとなる。又、最大磁化反転速度が45
Mで符号化されたヘッドから読み出されデータを復号化
する場合には、PLL回路53の発振周波数は、90メ
ガとなる。
【0068】前記メモリ43には、図10(A)で示し
たように、各磁気ヘッド毎に、当該発振周波数のクロッ
クをPLL回路53から出力できるように、予め制御デ
ータが書き込まれている。この各磁気ヘッド毎の制御デ
ータにより、PLL回路53の引き込み中心周波数を、
これから復号化する磁気ヘッドの最大書き込み周波数に
対応した範囲に、前もって制御しておく。このようにす
ることによって、読み出しヘッド毎に、PLL回路53
の引き込み周波数が変わっても、PLL回路53がミス
ロックせずに、正しく動作できるようにしておく。
【0069】復号化回路52により復号化されたデータ
は、インターフェースでのデータ転送速度との整合を取
るため、リードデータバッファ54に入力される。この
リードデータバッファ54への書き込み速度は、復号化
回路52から出力されるクロックにより行う。このクロ
ックの速度は、磁気ヘッド毎の最大書き込み周波数によ
って異なる。リードデータバッファ54に入力されたデ
ータは、発振器44の一定レートクロックFで読み出さ
れ、データバス10を介してホスト1に転送される。こ
のクロックの周波数は、インターフェースの仕様の転送
速度と等しい。
【0070】このようにして、磁気ヘッド毎の最大書き
込み周波数を、各磁気ヘッドの特性に応じて変えても、
磁気ディスク装置内部での磁気ヘッド毎のデータ転送速
度は異なるが、インターフェース上の転送速度は一定の
ため、従来のインターフェースやホストの構成を変える
ことなく実現できる。
【0071】図11は本発明によるヘッド特性と記憶容
量の説明図、図12は本発明によるヘッド特性の説明図
である。例えば、12本の磁気ヘッドを使用する装置を
考え、その12本の磁気ヘッドの特性分布(最高書き込
み周波数F1、F2──で使用可能なヘッドがそれぞれ
何本あるかを示した分布)として、図11(A)を場合
を考える。
【0072】図11(A)の場合には、従来の固定レー
トでの容量は、最高書き込み周波数の最低が「10」で
あるので、それ以上の最高書き込み周波数を持つヘッド
もこれに合わせて使用する必要がある。このため、記憶
容量は、10×12=120となる。
【0073】これを本発明の可変レート方式では、最高
書き込み周波数が「10」で使用可能な磁気ヘッドが6
本、最高書き込み周波数が「11」で使用可能な磁気ヘ
ッドが3本、最高書き込み周波数が「12」で使用可能
な磁気ヘッドが2本、最高書き込み周波数が「13」で
使用可能な磁気ヘッドが1本である。従って、記憶容量
は、10×6+11×3+12×2+13×1=130
となる。即ち、130/120=108%となり、8%
の増加が得られる。
【0074】同様に、図11(B)の場合には、従来の
固定レートでの容量は、最高書き込み周波数の最低が
「10」であるので、それ以上の最高書き込み周波数を
持つヘッドもこれに合わせて使用する必要がある。この
ため、記憶容量は、10×12=120となる。
【0075】これを本発明の可変レート方式では、最高
書き込み周波数が「10」で使用可能な磁気ヘッドが1
本、最高書き込み周波数が「11」で使用可能な磁気ヘ
ッドが2本、最高書き込み周波数が「12」で使用可能
な磁気ヘッドが6本、最高書き込み周波数が「13」で
使用可能な磁気ヘッドが2本、最高書き込み周波数が
「14」で使用可能な磁気ヘッドが1本である。従っ
て、記憶容量は、10×1+11×2+12×6+13
×2+14×1=144となる。即ち、144/120
=120%となり、20%の増加が得られる。
【0076】このように、使用するヘッドの特性分布に
バラツキがあり、且つ全磁気ヘッドの使用可能な最高書
き込み周波数の平均値と、固定レートで使用する場合の
最大書き込み周波数との差が大きい程、可変レートを行
うことによる容量の増加率が大きくなる。
【0077】又、図12に示すように、本発明の可変レ
ート方式により特性の悪い磁気ヘッドを無駄にすること
を防止できる。図12において、最大書き込み周波数が
「10」の固定レート方式では、最大書き込み周波数
が、「8」と「9」でしか使用できない3本の磁気ヘッ
ドは、不良品となる。従って、新たに良品のヘッドを3
本確保しないと、装置を製造できない。
【0078】しかし、本発明の可変レート方式では、全
ての磁気ヘッドをそれぞれの特性に応じて使用するた
め、不良ヘッドといったことを考える必要がない。図1
2の例では、最高書き込み周波数が「8」で使用可能な
磁気ヘッドが1本、最高書き込み周波数が「9」で使用
可能な磁気ヘッドが2本、最高書き込み周波数が「1
0」で使用可能な磁気ヘッドが6本、最高書き込み周波
数が「11」で使用可能な磁気ヘッドが2本、最高書き
込み周波数が「12」で使用可能な磁気ヘッドが1本で
ある。従って、記憶容量は、8×1+9×2+10×6
+11×2+12×1=120となる。このため、固定
レート方式で、最大周波数を「10」と定めたものと同
一の記憶容量の装置を一本の磁気ヘッドも捨てることな
く実現できる。
【0079】(c)他の実施例の説明 図13は本発明の他の実施例説明図である。前述の実施
例は、磁気ディスクの内周から外周までの各トラックの
書き込み周波数を同一とした例で説明したが、磁気ディ
スクの外周は、書き込み周波数を高くできることを利用
したクロックビットレコーディング法又はゾーンビット
レコーディング法が知られている。この方法に本発明を
適用できる。
【0080】即ち、図13に示すように、各磁気ヘッド
0、1、2の最内周での最大書き込み周波数を測定し、
磁気ディスクの半径方向に、外周に向けて、この最大周
波数を漸次増大していくようにする。このためには、各
ヘッドのシリンダ位置に対する増加率を、前述の周波数
変換メモリに、内周の最大書き込み周波数とともに、格
納しておき、ヘッド番号で該当する最大書き込み周波数
を得て、増加率からシリンダ番号に対応する増分周波数
を算出して、最大書き込み周波数に加算して、制御値と
する。又、復調周波数も同様である。
【0081】又、各ヘッドの最大書き込み周波数をエラ
ーレートを用いて決定したが、S/Nや出力レベル、分
解能,あるいは、オーバーライト(Over Writ
e)特性とエラーレートとの関係を用いても良い。この
オーバーライト特性は、周波数の低いパターンをある書
き込み電流で磁気ヘッドにより磁気ディスクに書き込ん
だ後、磁気ヘッドによりこのパターンを読み出し、その
レベル(第1のレベル)を測定する。次に、他の周波数
のパターンを同一大きさの書き込み電流で磁気ヘッドに
より磁気ディスクのその書き込み部分に重ね書きし、こ
の書き込みデータを磁気ディスクから読み取り、読み取
り信号から前述の周波数の低いパターンの成分(残留成
分)を抽出して、そのレベル(第2のレベル)を測定し
て、第2のレベルを第1のレベルで割り算して、その比
をとる。
【0082】これは、周波数が低いパターンの書き込み
は、磁気ディスクの磁化パターンが強く、周波数の高い
パターンの書き込みは、磁気ディスクの磁化パターンが
弱いため、周波数を高くすると、レベル比が低下してい
く。そこで、レベル比がエラーレートを満足できる下限
となる周波数を最大書き込み周波数として決定すること
ができる。
【0083】上述の実施例の他に、本発明は、次のよう
な変形が可能である。 浮上形磁気ヘッドで説明したが、接触形磁気ヘッドに
も適用できる。 ホスト1が特別に可変の転送速度のデータを受入れら
れる機能を有している構成を取る時は、前述のリードデ
ータバッファを取り除くことができる。この場合、リー
ド時に、復号化回路から出力されるヘッド毎に転送速度
の異なるデータを直接インタフェースを通してホストに
入力できる。
【0084】又、ホスト1が磁気ディスク装置の各ヘ
ッドの最大書き込み周波数を知っており、且つ論理アド
レスから物理アドレスを知ることができてどのヘッドで
ライトするかを、磁気ディスク装置へのデータ転送前に
判るものでは、前述のライトデータバッファを取り除く
ことができる。
【0085】更に、ゾーンビットレコーディングと組
み合わせた場合に、各ゾーンにおける最大書き込み周波
数を測定して、各ゾーンの最大書き込み周波数で書き込
みを行うことも可能である。
【0086】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 磁気ヘッドの最大書き込み周波数を、各磁気ヘッドの
電磁変換特性により決定して、個々の磁気ヘッドの最大
書き込み周波数を変えたため、磁気ヘッドの特性を有効
に発揮できる。
【0088】このため、記憶容量の増大し、不良ヘッ
ドが使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例磁気ディスク装置の斜視図で
ある。
【図3】図2の磁気ディスク装置の上面図である。
【図4】図2のヘッドアクチュエータの構成図である。
【図5】図4のヘッドアクチュエータの上面図である。
【図6】本発明の一実施例磁気ディスク装置の構成図で
ある。
【図7】図6の磁気ディスクコントローラのブロック図
である。
【図8】図7における論理アドレスと物理アドレスの関
係図である。
【図9】図7の変換テーブルの説明図である。
【図10】図7の周波数変換メモリの説明図である。
【図11】本発明によるヘッド特性と記憶容量の説明図
である。
【図12】本発明によるヘッド特性の説明図である。
【図13】本発明の他の実施例説明図である。
【符号の説明】
21、21−1〜21−20 磁気ディスク 23、23−1〜23−20 磁気ヘッド 4 磁気ディスクコントローラ 40 コントローラ 41 変換テーブル 42 周波数変換メモリ 45 可変周波数発振器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚の磁気ディスク(21)
    と、前記磁気ディスク(21)を回転させる回転手段
    (32)と、前記磁気ディスク(21)の各面に対応し
    て設けられた複数の磁気ヘッド(23)と、前記磁気ヘ
    ッド(23)を支持し、前記磁気ディスク(21)の半
    径方向に移動位置決めするアクチュエータ(22)とを
    有する磁気ディスク装置において、 前記磁気ヘッド(23)毎に、前記磁気ディスク(2
    1)にデータを記録する最大書き込み周波数を変化させ
    て、対応する前記磁気ヘッド(23)に出力する制御装
    置(4)を設けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置(4)は、選択された磁気
    ヘッド(23)に対応した周波数のクロックを発生する
    可変周波数発振器(45)を有することを特徴とする請
    求項1の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置(4)は、一定転送速度で
    送られてきた書き込みデータを書き込みを行う前記磁気
    ヘッド(23)の最大書き込み周波数と前記磁気ディス
    ク(21)に記録する符号化の方式によって決定される
    転送速度のデータ列に変換するためのライトバッファメ
    モリ(46)と、前記ライトバッファメモリ(46)か
    らのデータ列を符号化して、前記磁気ヘッド(23)に
    出力する符号化回路(47)とを有することを特徴とす
    る請求項1又は2の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置(4)は、前記磁気ヘッド
    (23)から読み出された前記磁気ヘッド(23)毎に
    異なる転送速度のデータを予め決められた一定速度のデ
    ータ列に変換するためのリードバッファメモリ(54)
    を有することを特徴とする請求項1又は3の磁気ディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 前記制御装置(4)は、前記選択された
    磁気ヘッド(23)毎に符号化速度を変えて符号化し
    て、前記磁気ヘッド(23)に出力する符号化回路(4
    7)と、前記磁気ヘッド(23)からの読み取りデータ
    を前記磁気ヘッド(23)に対応する最大書き込み周波
    数で、復号化する復号化回路(52)とを有することを
    特徴とする請求項1又は2の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置(4)は、上位装置から要
    求された論理アドレスを物理アドレスに変換し、前記物
    理アドレスのヘッド選択情報を対応する書き込み周波数
    情報に変換するテーブル(41、43)と、前記テーブ
    ル(41、43)から得られた周波数情報により前記可
    変周波数発振器(45)を制御するコントローラ(4
    0)を有することを特徴とする請求項2又は3又は5の
    磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記制御装置(4)は、上位装置から要
    求された論理アドレスを物理アドレスに変換し、前記物
    理アドレスを対応する書き込み周波数情報に変換するテ
    ーブル(41、43)と、前記テーブル(41、43)
    から得られた周波数情報により前記可変周波数発振器
    (45)を制御するコントローラ(40)を有すること
    を特徴とする請求項2又は3又は5の磁気ディスク装
    置。
  8. 【請求項8】 前記制御装置(4)は、上位装置から要
    求された論理アドレスを物理アドレスに変換し、前記物
    理アドレスのヘッド選択情報を対応する周波数情報に変
    換するテーブル(41、43)と、前記テーブル(4
    1、43)から得られた周波数情報により前記復号化回
    路(52)のPLL回路(53)を制御するコントロー
    ラ(40)を有することを特徴とする請求項5の磁気デ
    ィスク装置。
  9. 【請求項9】 前記制御装置(4)は、上位装置から要
    求された論理アドレスを物理アドレスに変換し、前記物
    理アドレスを対応する周波数情報に変換するテーブル
    (41、43)と、前記テーブル(41、43)から得
    られた周波数情報により前記復号化回路(52)のPL
    L回路(53)を制御するコントローラ(40)を有す
    ることを特徴とする請求項5の磁気ディスク装置。
JP8568593A 1993-03-19 1993-03-19 磁気ディスク装置 Pending JPH06274806A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7463438B2 (en) 2004-10-15 2008-12-09 Fujitsu Limited Information storage apparatus, and control method and program for the same
JP2010102774A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Toshiba Corp ディスク記憶装置及び記録密度調整方法

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