JPH062744Y2 - 液柱ノズル装置 - Google Patents
液柱ノズル装置Info
- Publication number
- JPH062744Y2 JPH062744Y2 JP8059288U JP8059288U JPH062744Y2 JP H062744 Y2 JPH062744 Y2 JP H062744Y2 JP 8059288 U JP8059288 U JP 8059288U JP 8059288 U JP8059288 U JP 8059288U JP H062744 Y2 JPH062744 Y2 JP H062744Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- liquid column
- orifice
- nozzle
- nozzle device
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガス/液接触式の反応塔、例えば排ガス脱硫
塔などの石こうスラリ噴出ノズル装置等の液柱ノズル装
置に関する。
塔などの石こうスラリ噴出ノズル装置等の液柱ノズル装
置に関する。
従来排ガス脱硫塔などでは、第2図に示すように塔下部
に設けたヘッダパイプ1に取付けられた多数のノズル2
から石こうスラリを上方に向け噴射して液柱を形成し、
逆に上方から下方に流れるボイラ排ガスをこの液柱群中
を流通させてガス/液接触を行なわせ、ガス中のSO2ガ
スやダストを除去している。
に設けたヘッダパイプ1に取付けられた多数のノズル2
から石こうスラリを上方に向け噴射して液柱を形成し、
逆に上方から下方に流れるボイラ排ガスをこの液柱群中
を流通させてガス/液接触を行なわせ、ガス中のSO2ガ
スやダストを除去している。
前記の従来の技術では、液柱を高く上げるとかポンプ動
力を低減するとかの要求から、第3図に示すように、ノ
ズル2入口部のヘッダパイプ1の穴部は丸味4を設ける
ように形成されている。
力を低減するとかの要求から、第3図に示すように、ノ
ズル2入口部のヘッダパイプ1の穴部は丸味4を設ける
ように形成されている。
これによって液柱は高く上昇し、且つ、ポンプ動力も低
減されるが、反面噴上げられた液柱は第4図(A)に示す
ように細い完全な柱状6′となり、これが上方で分散し
て流環となって流下するために、液自体の分散が悪くな
る。このために、排ガスの脱硫,除塵効率を上げるため
にはノズルを密に多数配置せざるを得ず、コスト高等の
不具合を生じている。
減されるが、反面噴上げられた液柱は第4図(A)に示す
ように細い完全な柱状6′となり、これが上方で分散し
て流環となって流下するために、液自体の分散が悪くな
る。このために、排ガスの脱硫,除塵効率を上げるため
にはノズルを密に多数配置せざるを得ず、コスト高等の
不具合を生じている。
本考案は、この種の液柱ノズル装置に於いて、高い液分
散効果を得られるようにしたものである。
散効果を得られるようにしたものである。
本考案は、下方から上方に向って液体を柱状に噴出する
液柱ノズル装置において、上方に向って液体の噴出する
ノズルの下端の入口部にオリフィスを設け、同オリフィ
スを通して所定量以上の流量の液体を流すようにした。
液柱ノズル装置において、上方に向って液体の噴出する
ノズルの下端の入口部にオリフィスを設け、同オリフィ
スを通して所定量以上の流量の液体を流すようにした。
ノズル下端の入口部に設けたオリフィスによって、同オ
リフィスを通過する液体の圧力は減少するが、或る流量
以上の液体を流すことによって、液体中に沸騰(キャビ
テーション)が起り気泡が発生する。この気泡の作用で
ノズルから噴出する液柱は、上方に行くに従って拡大し
て分散する。これによって液体と周囲の気体との気液接
触の効率が増大する。
リフィスを通過する液体の圧力は減少するが、或る流量
以上の液体を流すことによって、液体中に沸騰(キャビ
テーション)が起り気泡が発生する。この気泡の作用で
ノズルから噴出する液柱は、上方に行くに従って拡大し
て分散する。これによって液体と周囲の気体との気液接
触の効率が増大する。
第1図に本考案の一実施例を示す。ヘッダパイプ1の穴
部の位置にこれと同じ形状の断面をもち上方に延びる複
数のノズル2が取付けられ同穴部がノズル下端の入口部
5を形成する。同入口部5にはオリフィス3が取付けら
れている。このオリフィスの絞り比(d0/d1)は0.3〜
0.9程度とする。
部の位置にこれと同じ形状の断面をもち上方に延びる複
数のノズル2が取付けられ同穴部がノズル下端の入口部
5を形成する。同入口部5にはオリフィス3が取付けら
れている。このオリフィスの絞り比(d0/d1)は0.3〜
0.9程度とする。
本実施例では、各ノズルからの液の噴出量は第5図に示
すように絞り比に応じ或る量以上とする(図中の曲線は
沸騰限界を示しその上側の範囲を作動範囲とする)。
すように絞り比に応じ或る量以上とする(図中の曲線は
沸騰限界を示しその上側の範囲を作動範囲とする)。
本実施例では、上記のようにオリフィスの絞り比に応じ
た所定量以上の液体がオリフィス3を通って流れノズル
2より上方に液柱をなして噴出する。液体は同オリフィ
ス3を通過するときに沸騰(キャビテーション)を起し
気泡が発生する。これによってノズル2から噴出する液
柱6(第4図B参照)は水平方向に拡がり、液体は第4
図矢印に示すように上方に向って分散して流れる。これ
によって液体は周囲の気体と広い面積で接触し、気液接
触の効果が増大する。
た所定量以上の液体がオリフィス3を通って流れノズル
2より上方に液柱をなして噴出する。液体は同オリフィ
ス3を通過するときに沸騰(キャビテーション)を起し
気泡が発生する。これによってノズル2から噴出する液
柱6(第4図B参照)は水平方向に拡がり、液体は第4
図矢印に示すように上方に向って分散して流れる。これ
によって液体は周囲の気体と広い面積で接触し、気液接
触の効果が増大する。
本考案は、ノズル下端の入口部にオリフィスを設け或る
量以上の液体をこのオリフィスを通過させて流すことに
よって、キャビテーションが起こり噴出する液柱の分散
効果が高まり、気液接触効率を上げることができる。
量以上の液体をこのオリフィスを通過させて流すことに
よって、キャビテーションが起こり噴出する液柱の分散
効果が高まり、気液接触効率を上げることができる。
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は従来の液
柱ノズル装置の概略図、第3図は第2図のIII−III断面
図、第4図(A)は従来の液柱ノズル装置からの液柱噴出
状況の説明図、第4図(B)は上記実施例における液柱噴
出状況の説明図、第5図は上記実施例におけるオリフィ
ス絞り比と噴出流量の関係図である。 1…ヘッダパイプ、2…ノズル、3…オリフィス、5…
ノズル入口部、6…液柱
柱ノズル装置の概略図、第3図は第2図のIII−III断面
図、第4図(A)は従来の液柱ノズル装置からの液柱噴出
状況の説明図、第4図(B)は上記実施例における液柱噴
出状況の説明図、第5図は上記実施例におけるオリフィ
ス絞り比と噴出流量の関係図である。 1…ヘッダパイプ、2…ノズル、3…オリフィス、5…
ノズル入口部、6…液柱
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05B 1/00 Z (72)考案者 荒井 徳磨 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−53828(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】上方に向って液体を噴出するノズルの下端
の入口部にオリフィスを設け、同オリフィスを通して所
定量以上の流量の液体を流すようにしたことを特徴とす
る液柱ノズル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8059288U JPH062744Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 液柱ノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8059288U JPH062744Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 液柱ノズル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH024625U JPH024625U (ja) | 1990-01-12 |
JPH062744Y2 true JPH062744Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31305414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8059288U Expired - Lifetime JPH062744Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 液柱ノズル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062744Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3316322B2 (ja) * | 1994-11-17 | 2002-08-19 | 三菱重工業株式会社 | 気液接触装置 |
JP2007505724A (ja) * | 2003-09-22 | 2007-03-15 | イノベーション テクノロジーズ インコーポレーティッド | 創傷洗浄の装置および方法 |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP8059288U patent/JPH062744Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH024625U (ja) | 1990-01-12 |
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