JPH0627435Y2 - 毛筆文字の筆記装置 - Google Patents

毛筆文字の筆記装置

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JPH0627435Y2
JPH0627435Y2 JP1988037156U JP3715688U JPH0627435Y2 JP H0627435 Y2 JPH0627435 Y2 JP H0627435Y2 JP 1988037156 U JP1988037156 U JP 1988037156U JP 3715688 U JP3715688 U JP 3715688U JP H0627435 Y2 JPH0627435 Y2 JP H0627435Y2
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JP
Japan
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writing
axis
base
brush
holder
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JP1988037156U
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JPH01141093U (ja
Inventor
高虎 伴野
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高虎 伴野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は毛筆文字を自動筆記する装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来よりX−Yプロッターのように所望の図形や文字な
どを自動筆記することのできる装置は公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の自動筆記装置は、各種の活字体、或は、
筆記体、毛筆体等の書体で筆記することはできるが、筆
記手段はドット、ノズル、或は、ニードルペン等のよう
に、いわば点描によって文字の輪郭とその輪郭の内部を
トレースするだけであるため、筆記対象は紙やフィルム
のようなシート状物にしか筆記できない。このため、例
えば、木製の表札や看板等の対象に毛筆で文字を描くと
いった態様の自動筆記はできないのが現状である。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案では、毛筆の書体を一般のシート状の用紙
には勿論、木板等の対象に自動筆記することのできる筆
記装置を提供することを目的としてなされたもので、そ
の構成は、二次平面内のX軸及びY軸方向に移動位置決
め自在にしたグリップ台に、この二次平面に直交するZ
軸方向に移動位置決め自在にした取付ベースを装設し、
この取付ベースにインキ滲出部が毛筆の穂状に形成され
た筆記具を、自在継手状に形成したホルダにより全方向
に揺動できるようにして着脱自在に取付けたことを特徴
とするものである。
〔作用〕
筆状の筆記具は、X,Y軸上で移動位置決めされると
き、同時にZ軸上で移動位置決めされることにより、肉
筆による毛筆文字と同様の文字を描くことができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図により説明する。
第1図は本考案装置の一例の一部を省略した平面図、第
2図は第1図のII-II線矢視拡大側断面図である。
図に於て、1は平面矩形状のベース、2,3はこのベー
スの左右側に設けた送りネジで、ここではY軸上にあ
る。4,5はこのネジ2,3に夫々螺装したナット部
材、2a,3aは前記ネジ2,3を回転するモータ、6
は上記ナット部材4,5を左右側端に一体的に具備した
バー状をなす受座で、ここではX軸に平行である。
而して、受座6のナット部材4,5下面は、ベース1の
ネジ2,3に平行に形成した摺動面1aに、例えば、ナ
イフエッジ状の当り面を以て摺動可能に支持されてい
る。
7は、前記受座6に当該受座6の長さ方向に摺動可能に
載架したグリップ台で、受座6とグリップ台7とは、一
例としてナイフエッジ状の摺動面6a,7aを介して摺
動可能に接触していると共に、受台6に架設した送りネ
ジ8に、グリップ台の下面に形成したナット部7bが螺
合されている。8aは上記ネジ8に回転を付与する送り
モータである。
上記1〜8の各部材による構成は、公知のX−Yプロッ
タと略同様である。従って、グリップ台7の二次平面上
での移動位置決め機構は、上記例に限られず、他の構造
のものであってもよい。
9は上記グリップ台7の上面に、ここでは垂直軸(Z
軸)方向において移動位置決め可能に載架したホルダの
取付ベースで、このベース9は上記グリップ台7に立設
したガイドバー10、送りネジ11を貫挿した状態で支
持されている。10aは上記ガイドバー10,送りネジ1
1の支持ヘッドで、送りネジ11に回転を与えるモータ
11aがマウントされている。尚、9aは上記ネジ11に
螺合した取付ベースのナット部、9cは取付ベース9を
上、下双方に引張り、そのベース9の重量を見かけ上軽
減させる平衝バネである。
而して、上記取付ベース9の先端(第1図の手前側、第
2図の左側)にはホルダ12が形成されている。
このホルダ12は、上記取付ベース9の先端側に穴状に
形成した取付部9bの内側に、径の異なる第1リング12
aと第2リング12bとを同軸上に配して自在継手状に取付
けて形成されている。12c,12dは上記リング12a,12bの支
持軸で、両軸は平面からみて直交する向きで取付けられ
ている。
これらの支持軸12c,12d、例えば、小型のモータ12e,12f
により角回転させられ、両リング12a,12bの向きを所望
の向きに変えることができるようにされている。
また、上記ホルダ12を形成している第2リング12b
は、図示しないが、一例としてチャック状に開閉できる
構造を具備し、その開閉により筆状の筆記具13の軸13
aを把持,開放できるようにされている。尚、この軸13a
は、ここでは筒状容器に形成されインクが収容されてい
る。
筆記具13に於て、毛筆の穂に相当する筆記部13bは、
例えば、柔軟で且つじん性のある合成樹脂製のポーラス
な発泡体により形成し、その形状の自己復元力を持たせ
ると共に、軸13aに収容された濃墨状のインク(墨でも
よい)が内部に浸透し筆記部13bからその外面に滲出す
るもので形成されている。尚、筆記部13bとしては、上
記例のものに限られず、毛筆のそれと同様のものでもよ
い。筆記部13bの自己復元力が無い或は少ない場合に
は、この筆記部13bの姿を初期状態に戻すため、ホルダ
12に筆記部整形手段を設ける。この手段は、筆記部13
bを初期の真直な姿勢にできるものであれば、構造は問
わない。
以上により、筆状の筆記具13がベース1上の二次平面
内を自在に移動位置決め可能であると同時に、垂直軸方
向で移動位置決めでき、更に、筆記具13の軸の傾きを
自在に変えることができる筆記装置のメカニカルな構造
の一例を形成する。
ここで、本考案装置の各軸上のナット部材4,5,7
b,9aにはいわゆるハーフナットを用い、各送りネジ
2,3,8,11によらず、筆記具13を自由に動かす
ことができるようにされているものとする。また、筆記
具13の各軸上の移動量は、エンコーダや測長器等の検
出手段により、例えば1/100ミリ〜1/1000ミリ程度の精
度で検出できるようにされている。また、ホルダ12の
各軸12c,12dの回転角もエンコーダ等の検出手段(図示
せず)により検出できるようにされている。
次に、上記装置の制御系の一例について第3図により説
明する。
X,Y,Z軸方向の各摺動軸の移動量とホルダ12を揺
動させる軸の回転角は、それぞれの軸に関して設けた測
長器やエンコーダ等の検出手段Xd,Yd,Zd,φ
d,Wdにより検出される。この各検出値は、例えば、
1/100sec〜1/1000sec程度の単位時間において連続的に
検出する。
ここで、各ナット部材4,5,7b,9aを開放した状
態でホルダ12に筆記具13を把持させ、ベース1上に
おいた用紙等に人手により上記筆記具13で文字を書く
と、この文字を書く際の筆記具13の動きが、X,Y,
Z各軸の移動量/時間、及び、ホルダ12の2軸12c,12
dの揺動角/時間の形で検出できるので、上記単位時間
が連続した時系列上の位置乃至角度データとして得られ
る。
従って、この得られた同一時系列上の各データを、デー
タ形成部Pにおいて、各軸のモータ2a,3a,8a,
11a,12e,12fを制御するための指令データにすることに
より、筆記具13に先の手書き文字と同じ文字を自動筆
記させることができることとなる。
尚、手書きしたとき得られる各軸のデータをモータ制御
のための指令データに形成する場合における検出データ
の態様、或は、指令データの態様は上記例に限られない
ことを勿論である。
第3図は上記制御系のブロック図で、図中、Pは指令デ
ータ形成部、Px,Py,Pz,Pφ,Pωは各軸に関
する指令データ出力部、Cx,Cy,Cz,Cφ,Cω
は指令データと帰還データとの比較部、Dx,Dy,D
z,Dφ,Dωはモータの駆動制御部、Tは基準発振器
である。
以上により本考案装置の一例を構成するが、本考案装置
は、受座6にホルダ12を有するグリップ台7を2台以
上架装してもよい。このようにすると、同じ文字を2本
以上の筆状筆記具13により同時に筆記することが可能
になる。
また、上記例における装置は、ベース1を水平面上にお
いた形で説明したが、本考案装置はベース1を垂直な向
き等のように適宜角度で立てた、いわゆるアップライト
型に形成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上の通りであって、従来公知のプロッタの機
能に、ホルダが上下動及び揺動する機能を付加して毛筆
等による手書き文字を、機械装置で書かせることができ
るようにしたので、従来、木製の看板や塔姿等に毛筆文
字を書くことを、書家その他専門家によらず、書くこと
ができることとなり、実用上至って便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一例の一部を省略した平面図、第
2図は第1図のII-II線矢視拡大側断面図、第3図は制
御系の一例のブロック図である。 1……ベース、2,3……Y軸の送りネジ、2a,3a
……モータ、4,5……ナット部材、6……受座、7…
…グリップ台、7b……ナット、8……X軸の送りネ
ジ、8a……モータ、9……取付ベース、9a……ナッ
ト部、10……ガイドバー、11……Z軸の送りネジ、
11a……モータ、12……ホルダ、12a,12b……ホルダ1
2を形成するリング、12c,12d……揺動軸、12e,12f……
揺動用のモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次平面内のX軸及びY軸方向に移動位置
    決め自在にしたグリップ台に、この二次平面に直交する
    Z軸方向に移動位置決め自在にした取付ベースを装設
    し、この取付ベースにインキ滲出部が毛筆の穂状に形成
    された筆記具を、自在継手状に形成したホルダにより全
    方向に揺動できるようにして着脱自在に取付けたことを
    特徴とする毛筆文字の筆記装置。
JP1988037156U 1988-03-23 1988-03-23 毛筆文字の筆記装置 Expired - Lifetime JPH0627435Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988037156U JPH0627435Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 毛筆文字の筆記装置

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JP1988037156U JPH0627435Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 毛筆文字の筆記装置

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JPH01141093U JPH01141093U (ja) 1989-09-27
JPH0627435Y2 true JPH0627435Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=31263735

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JP1988037156U Expired - Lifetime JPH0627435Y2 (ja) 1988-03-23 1988-03-23 毛筆文字の筆記装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065920Y2 (ja) * 1984-02-02 1994-02-16 アルプス電気株式会社 X―yプロッタ
JPS63145099A (ja) * 1986-12-09 1988-06-17 株式会社 マミヤ電子 描画装置

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JPH01141093U (ja) 1989-09-27

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