JPH06271897A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】 （ａ）一般式（Ｉ）のα−スルホ脂肪酸誘導
体：１〜３０重量％、（ｂ）モノ長鎖（Ｃ₁₀〜Ｃ₁₈）ジ
短鎖第３級アミンオキシド：０．１〜１０重量％、
（ｃ）高級脂肪酸アルカノールアミド：１〜１０重量
％、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリグリセリン、ペンタエ
リスリトール、グルコースまたはショ糖等の多価アルコ
ール：０．１〜２０重量％（ｄ）高級脂肪酸アルカノー
ルアミド：１〜１０重量％を含有し、原液のｐＨが６．
０〜７．０である液体洗浄剤組成物。 【効果】 洗浄効果が高く、手肌に温和で、低温安定性
に優れ、乾燥後のガラス表面等にしみ状汚れ・無機塩が
付着するウォータースポットが防止され仕上がりが良
い。 （Ｒ₁，Ｒ₂；アルキルまたはアルケニル基、Ｍ₁，Ｍ₂；
Ｈ、アルカリ金属、一価に相当するアルカリ土類金属ま
たは（置換）アンモニウム基、Ａ₁；アルキレン基また
は多価アルコール残基、ｍ；１〜５０の正の数）

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、α−スルホ脂肪酸誘導
体を洗浄活性成分として含有する液体洗浄剤組成物に関
し、詳しくは、液体洗浄剤とした場合に、洗浄効果が高
く、皮膚に対する作用が温和で手荒れが少なく、低温に
おける安定性に優れ、しかも仕上がり性の極めて良好な
液体洗浄剤組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術】アニオン性界面活性剤は、その優れた界
面活性能から洗浄剤として数多くの種類が利用されてい
る。しかし、食器用洗浄剤に代表されるように、人体に
接することを前提とする用途においては、人体に対する
低刺激性が必要不可欠であり、そのために様々な試みが
なされてきた。たとえば、組成物のｐＨを６未満にして
人間の皮膚のｐＨに近付け、皮膚に対してその作用が温
和になるようにしたり、主洗浄剤にできるだけ低刺激性
のものを使用する等の傾向がみられる。そのような低刺
激性洗浄基剤として、アミノ酸系の界面活性剤やアルキ
ルリン酸系の界面活性剤等が最近登場してきている（特
公昭５０−４０１２５号公報、同５１−４２６０２３号
公報、同５５−９０３３号公報、同５８−２７３１９号
公報、特公平３−５７１５９号公報）。しかし、これら
の界面活性剤は、低刺激性であるものの、単独では必ず
しも十分な起泡力、洗浄力を発揮し得ない。また、台所
洗浄剤においては、従来、アルキルベンゼンスルホン酸
ナトリウムが、優れた洗浄機能をもつ基剤として用いら
れてきたが、皮膚に対する温和性の点で不利であった。

【０００３】そのため、最近では、皮膚に対してより温
和なアルキルエトキシ硫酸ナトリウムを主洗浄基剤とす
る台所用洗浄剤が主流を占めるようになってきた。さら
には、第三級アミンオキシド等の補助界面活性剤を併用
することにより諸性能を向上させるとともに、皮膚に対
する作用を温和ならしめるに至った。しかし、このよう
に洗浄剤の皮膚に対する作用が従来に比べ温和になって
きているものの、まだまだ十分満足し得る水準に達して
いないのが現状である。また、皮膚に対して洗浄剤組成
物を温和にするために、洗浄効果そのものを犠牲にした
り、低温での安定性に問題が生じているのが現状であ
る。

【０００４】さらに、食器等の洗浄においては、洗浄後
の仕上がりが洗浄剤組成物の優劣を決定付けるものであ
るにもかかわらず、界面活性剤の選択やあるいは洗浄剤
組成物への添加剤に対する十分な配慮が払われていない
のが現状である。一方、α−スルホ脂肪酸誘導体に関し
ては、α−スルホ脂肪酸とエチレングリコール等とのエ
ステル化合物の製法および界面活性能についての報告が
ある（Ｔ．Ｍｉｃｉｃｈ，ｅｔ ａｌ．，Ｊ．Ａｍ．Ｏ
ｉｌ Ｃｈｅｍ．Ｓｏｃ．，４９，９０（１９７
２））。しかし、このα−スルホ脂肪酸誘導体の人体へ
の刺激性に関しては何ら知られておらず、実際、食器用
洗浄剤への応用に際して要求される低刺激性を十分満足
させるものではなかった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗浄効果が
高く、皮膚に対する作用が温和で手荒れが少なく、低温
における安定性に優れ、しかも仕上がり性が極めて良好
な液体洗浄剤組成物を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な事情に鑑み、特定のα−スルホ脂肪酸誘導体を主洗浄
基剤とし、第三級アミンアキシドとジアルカノールアミ
ドを補助界面活性剤として組み合わせ、さらにエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレング
リコールまたはポリエチレンポリプロピレングリコー
ル、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、グルコー
スまたはショ糖等の多価アルコールを所定量加えること
により、その目的を達成し得ることを見いだし、本発明
を完成した。すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物は、
以下の（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）成分を含有し、
かつ、原液のｐＨが６．０〜７．０であることを特徴と
する。

【０００７】（ａ） 下記化３の一般式（Ｉ）で示され
るα−スルホ脂肪酸誘導体：１〜３０重量％

【化３】 （Ｒ₁，Ｒ₂；炭素数６〜１８のアルキルまたはアルケニ
ル基 Ｍ₁，Ｍ₂；水素原子、アルカリ金属、一価に相当するア
ルカリ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウ
ム基 Ａ₁ ；アルキレン基または多価アルコール残基 ｍ；１〜５０の正の数）

【０００８】（ｂ） 下記化４の一般式（II）で示され
る第３級アミンオキシド：０．１〜１０重量％

【化４】 （Ｒ₃ ：炭素数１０〜１８のアルキル基またはアルケニ
ル基 Ｒ₄，Ｒ₅：炭素数１〜２のアルキル基）

【０００９】（ｃ） 高級脂肪酸アルカノールアミド：
１〜１０重量％ （ｄ） エチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール
またはポリエチレンポリプロピレングリコール、ポリグ
リセリン、ペンタエリスリトール、グルコースまたはシ
ョ糖等の多価アルコール：０．１〜２０重量％

【００１０】

【発明の実施態様】（ａ）成分における前記一般式
（Ｉ）中のＲ₁，Ｒ₂は炭素数６〜１８のアルキル基また
はアルケニル基であるが、より好ましくは８〜１６のア
ルキル基またはアルケニル基である。このアルキル基お
よびアルケニル基は、直鎖状または分岐状であることが
できる。Ｒ₁，Ｒ₂の具体例としては、たとえば、オクチ
ル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、ヘキサ
デセニル基等が挙げられる。

【００１１】また、スルホン酸基とイオン結合を形成す
るＭ₁，Ｍ₂におけるアルカリ金属としては、ナトリウ
ム、カリウム、リチウムが挙げられ、アルカリ土類金属
としては、たとえばマグネシウムが挙げられ、置換もし
くは無置換のアンモニウム基としては、アンモニウムの
ほか、低級アミン（トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン等）、リジン、モノ、ジ、またはトリ低級アルカノー
ルアミン等のアミンから形成されたアンモニウム等が挙
げられる。

【００１２】一般式（Ｉ）において、Ａ₁ はアルキレン
基または多価アルコール残基を示し、Ｏ(Ａ₁Ｏ)mはα−
スルホ脂肪酸とジエステルを形成していることを示す。
アルキレン基としては、炭素数２〜４のアルキレン基で
あることが好ましい。また、多価アルコール残基は、直
鎖状、分岐状または環状の多価アルコール残基であるこ
とが好ましい。アルキレン基および多価アルコール残基
の具体例を示すと、エチレン基、プロピレン基、グリセ
リン残基、ペンタエリスリトール残基、グルコース残基
またはショ糖残基である。多価アルコール残基として
は、特に、炭素数２〜８を有するものが好ましい。ま
た、ｍは１〜５０の正の数、好ましくは１〜３５の数で
ある。

【００１３】一般式（Ｉ）で示されるα−スルホ脂肪酸
誘導体は公知の方法で製造することができる。たとえ
ば、脂肪酸を従来公知の方法でスルホン化した後、所定
のアルキレングリコールまたはポリアルキレングリコー
ルとエステル化し、必要により中和することにより製造
することができる。

【００１４】たとえば、α−スルホ脂肪酸１モルに対
し、アルキレングリコールまたはポリアルキレングリコ
ールを０．５モルの割合で用いることにより一般式
（Ｉ）のα−スルホ脂肪酸誘導体を得ることができる。
アルキレングリコールまたはポリアルキレングリコール
をα−スルホ脂肪酸に対して０．５モルの割合を超えて
使用すると、一般式（Ｉ）で示されるα−スルホ脂肪酸
誘導体と同時に下記化５の一般式（III） で示される化
合物や未反応のアルキレングリコールまたはポリアルキ
レングリコールからなる混合物が生成する。

【００１５】

【化５】 （Ｒ₆ ；炭素数６〜１８のアルキルまたはアルケニル基 Ｍ₃ ；水素原子、アルカリ金属、一価に相当するアルカ
リ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウム基 Ａ₂ ；アルキレン基または多価アルコール残基 ｎ；１〜５０の正の数）

【００１６】さらに反応条件により未反応のアルキレン
グリコールや多価アルコールをさまざまな割合で含有す
る生成物を得ることができるが、エステル化反応に限ら
ず、エステル交換反応等、従来公知の技術を制限なく使
用して、一般式（Ｉ）で示されるα−スルホ脂肪酸誘導
体を製造することができる。

【００１７】一般式（Ｉ）で示されるα−スルホ脂肪酸
誘導体の配合量は１〜３０重量％、好ましくは５〜２０
重量％である。この配合量が多すぎると液体洗浄剤組成
物の粘度が上昇しゲル化が起きる。また、少なすぎると
十分な洗浄力が得られない。一般式(Ｉ)で示されるα−
スルホ脂肪酸誘導体と一般式（III） で示されるα−ス
ルホ脂肪酸誘導体との混合比は限定されないが、一般式
(Ｉ)で示されるα−スルホ脂肪酸誘導体は、該液体洗浄
剤組成物に配合される界面活性剤総量の１０重量％以上
を占めることが好ましく、より好ましくは２０重量％以
上を占める。また、未反応のアルキレンオキシドや多価
アルコールは(ｄ)成分として規定された範囲内にあるこ
とが、本発明の目的を完全に達成するために必要であ
る。

【００１８】本発明に使用する（ｂ）成分の第３級アミ
ンオキシドは、一般式（II）で示されるごとく、通常の
脂肪族炭化水素基を有するものが使用され、この範囲を
逸脱するものは上記α−スルホ脂肪酸誘導体との併用系
において、優れた洗浄効果および手肌への温和化作用を
発揮し得ない。この第３級アミンオキシドは０．１〜１
０重量％、好ましくは１〜５重量％となるように配合さ
れる。

【００１９】本発明の組成物における（ｃ）成分の高級
脂肪酸アルカノールアミドは、例えば、炭素数１０〜１
８の飽和または不飽和脂肪酸の１種または２種以上の混
合物とモノエタノールアミンまたはジエタノールアミン
等のアルカノールアミンとから得られるもので、ヤシ脂
肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールア
ミド等を例示できる。（ｃ）成分は、液体洗浄剤組成物
中に１〜１０重量％、好ましくは１〜８重量％配合され
る。配合量がこの範囲より少ないと十分な洗浄効果が得
られず、多すぎると低温安定性および粘度の点で好まし
くない。

【００２０】本発明の（ｄ）成分はエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、またはポリエチレンポリプ
ロピレングリコール、ポリグリセリン、ペンタエリスリ
トール、グルコースまたはショ糖等の多価アルコールで
あり、０．１〜２０重量％、好ましくは１〜１０重量％
配合される。これは先に記したように、一般式（Ｉ）で
示されるα−スルホ脂肪酸誘導体の製造過程から持ち込
まれるものであってもよい。この多価アルコールの配合
量が少なすぎると、該液体洗浄剤組成物原液のｐＨが
６．０〜７．０の範囲において、洗浄効果が高く、手肌
に対する作用が温和で、低温安定性に優れ、しかも仕上
がりが極めて良好であるという本発明の目的を十分達成
することができない。また、配合量が多すぎると液体洗
浄剤の粘度が低下しすぎ、使用時に液だれがするなど使
用性の上で不利となる。ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリエチレンポリプロピレング
リコール、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、グ
ルコースまたはショ糖等の多価アルコールの重合度は２
５までであることが好適であり、好ましくは１５までで
ある。

【００２１】本発明では、上記（ａ），（ｂ）成分以外
の他のアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、
両性界面活性剤を配合することができる。併用できる界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルリン
酸エステル塩、アミノ酸系界面活性剤、スルホコハク酸
系界面活性剤、タウレート系界面活性剤、高級脂肪酸塩
等のアニオン性界面活性剤、アルキルサッカライド系界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系界面
活性剤等の非イオン性界面活性剤、スルホベタイン、ア
ルキルジメチルアミノプロピルベタイン等の両性界面活
性剤が好ましく用いられる。

【００２２】また本発明の液体洗浄剤組成物には、洗浄
剤成分として通常用いられる成分を本発明の効果を損な
わない範囲において任意に併用することもできる。たと
えば、グリセリン、コラーゲン等の保湿剤、メチルセル
ロース、ポリオキシエチレングリコールジステアレー
ト、エタノール等の粘度調整剤、メチルパラベン、安息
香酸塩等の防腐剤、その他殺菌剤、パール化剤、酸化防
止剤、香料、色素、紫外線吸収剤などを必要に応じて配
合することができる。

【００２３】

【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、洗浄効果
が高く、手肌に対する作用が温和で、低温安定性に優
れ、しかも仕上がりが極めて良好である。一般式（Ｉ）
で示されるα−スルホ脂肪酸誘導体は、クラフト点が低
く、低硬水性に優れているため、（ｂ）成分および
（ｃ）成分と複合体を形成しても、手肌に対する作用の
温和化と洗浄効果の向上だけでなく、低温安定性も同時
に良好ならしめ得たと考えられる。また、（ｄ）成分
は、（ａ）成分と併用されることにより液体洗浄剤組成
物原液の低温安定性を良好にするだけでなく、洗浄中に
手肌および食器等の被洗浄物硬表面に吸着し、界面活性
剤の手肌への吸着を防止するとともに、すすぎ時の水切
りを良好にし、ウォータースポットの発生を防止するた
め、極めて良好な仕上がり状態を提供する。ここでいう
ウォータースポットとは、乾燥後のガラス表面等にしみ
状汚れ・無機塩が付着する現象である。

【００２４】

【実施例】以下実施例（試料Ｎｏ．１〜２０）および比
較例（試料Ｎｏ．２１〜２４）を挙げて本発明をさらに
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。実施例に先立って、実施例で用いた評価
方法を説明する。

【００２５】（１） 洗浄力の評価方法 日本薬局方に規定された大豆油と牛脂各３０ｇを６０ｍ
ｌのクロロホルムに溶解したのち、オイルレッド０．１
ｇを加えてよく混合し、汚垢溶液を調製する。この溶液
にガラスプレートを浸して汚染し、２５℃の温度で３０
分以上風乾して、クロロホルムを除去し、汚垢片を作成
する。実施例および比較例の台所用液体洗浄剤組成物を
２５℃、７００ｍｌ、３°ＤＨの水に活性剤濃度３００
ｐｐｍとなるようにそれぞれ添加し、この中に汚垢片６
枚を３０分間浸漬したのち取出し、風乾して重量を測定
し、洗浄後の油除去率を下記数１の式により算出して洗
浄力とした。

【００２６】

【数１】 Ｗ₀ ：ガラスプレートの重量 Ｗ₁ ：汚染後のガラスプレートの重量 Ｗ₂ ：洗浄風乾後のガラスプレートの重量

【００２７】（２） 手肌への温和性 １重量％の洗浄剤組成物の中に１日３０分、手を手首ま
で浸漬し、３日間繰り返した後、次の日に以下の基準で
自己判定を行ない、テスター２０名以上の平均として示
した。 肌が荒れない ５点 少し荒れた ４点 荒れた ３点 かなり荒れた ２点 著しく荒れた １点

【００２８】（３） 低温安定性 液体洗浄剤組成物を−５℃で１ケ月保管し、肉眼で液の
外観を観察した。 調製時と変化なし ○ 極く僅かな濁りがある △ 析出物が認められる ×

【００２９】（４） 仕上がり性 液体洗浄剤組成物を０．１５重量％含む水溶液を調製
し、その３リットルをバットに入れ、１個当たり０．５
ｇのバターを塗布したガラス皿を１０回スポンジで擦り
洗いし、流水ですすぎ、乾燥させた後の仕上がり性を目
視評価した。評価は、「ウォータースポットがない」を
５点とし、「多くのウォータースポットが見られる」を
１点とした５段階評価法に依った。

【００３０】実施例１ 表１〜４に示した組成の台所用液体洗浄剤組成物（実施
例：試料Ｎｏ．１〜２０、比較例：試料Ｎｏ．２１〜２
４）を調製し、その性能を評価し結果を表２および表４
に示した。なお、表中の略号の意味は、以下の通りであ
り、ポリオキシエチレンの後のカッコ内の数値は、エチ
レンオキシド等多価アルコールの平均付加モル数を示
す。

【００３１】（ａ）成分： 界面活性剤Ａ：ジα−スルホラウリン酸ポリオキシエチ
レン（５）ジエステルジナトリウム 界面活性剤Ｂ：ジα−スルホミリスチン酸ポリオキシエ
チレン（９）ジエステルジナトリウム 界面活性剤Ｃ：ジα−スルホヤシ脂肪酸（Ｃ₁₀〜Ｃ₁₈）
ポリオキシエチレン（１０）ジエステルジナトリウム 界面活性剤Ｄ：ジα−スルホパーム脂肪酸（Ｃ₁₀〜
Ｃ₁₈）ポリオキシエチレン（１０）ジエステルジナトリ
ウム 界面活性剤Ｅ：α−スルホラウリン酸ポリオキシエチレ
ン（５）モノエステルナトリウム 界面活性剤Ｆ：ジα−スルホラウリン酸ポリオキシプロ
ピレン（５）ジエステルジナトリウム 界面活性剤Ｇ：ジα−スルホラウリン酸ポリグリセリン
（５）ジエステルジナトリウム 界面活性剤Ｈ：ジα−スルホラウリン酸ペンタエリスリ
トールジエステルジナトリウム 界面活性剤Ｉ：ジα−スルホラウリン酸グルコースジエ
ステルジナトリウム 界面活性剤Ｊ：ジα−スルホラウリン酸ショ糖ジエステ
ルジナトリウム

【００３２】（ｂ）成分： ＡＯ：ラウリルジメチルアミンオキシド （ｃ）成分： ジＥｔアミド：ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド

【００３３】（ｄ）成分： ＰＥＧ−１：ポリオキシエチレン（５）グリコール ＰＥＧ−２：ポリオキシエチレン（９）グリコール ＰＥＧ−３：ポリオキシエチレン（１０）グリコール ＰＰＧ：ポリオキシプロピレン（５）グリコール ＰＧ：ポリグリセリン（５） ＰＥ：ペンタエリスリトール ＧＬ：グルコース ＳＹ：ショ糖

【００３４】任意成分： ＡＥ：ポリオキシエチレン（ｐ＝９）ラウリルエーテル ＡＥＳ：ポリオキシエチレン（ｐ＝３）ラウリル硫酸ナ
トリウム ＰＴＳ：トルエンスルホン酸ナトリウム

【００３５】

【表１】表１：液体洗浄剤組成物の組成の一部（重量％） 試料No. １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 (a)成分 界面活性剤A 12 − − − − − − − − 11 6 5 界面活性剤B − 12 − − − − − − − − − − 界面活性剤C − − 12 − − − − − − − − − 界面活性剤D − − − 12 − − − − − − 5 − 界面活性剤E − − − − − − − − − 1 1 1 界面活性剤F − − − − 12 − − − − − − − 界面活性剤G − − − − − 12 − − − − − − 界面活性剤H − − − − − − 12 − − − − − 界面活性剤I − − − − − − − 12 − − − − 界面活性剤J − − − − − − − − 12 − − − (b)成分 AO 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 1 (c)成分 ジEtアミド 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 (d)成分 PEG-1 2 − − − − − − − − 2 1 2 PEG-2 − 2 − − − − − − − − − − PEG-3 − − 2 2 − − − − − − 1 − PPG − − − − 2 − − − − − − − PG − − − − − 2 − − − − − − PE − − − − − − 2 − − − − − GL − − − − − − − 2 − − − − SY − − − − − − − − 2 − − −

【００３６】

【表２】表２：液体洗浄剤組成物の組成の残部（重量％）および評価結果 試料No. １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 任意成分 AE − − − − − − − − − − − 10 AES − − − − − − − − − − − − エタノール 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 安息香酸Na 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 PTS 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 香料 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 色素 微 量 水 バ ラ ン ス pH 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 評価結果： 洗浄力(％) 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 55 手肌温和性 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.6 低温安定性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 仕上り性 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5

【００３７】

【表３】表３：液体洗浄剤組成物の組成の一部（重量％） 試料No. 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 (a)成分 界面活性剤A − − − − − − − − 11 10 − 6 界面活性剤B 5 − − − − − − − − − 12 − 界面活性剤C − 5 − − − − − − − − − − 界面活性剤D − − 5 − − − − − − − − − 界面活性剤E − − − − − − − − 1 − − − 界面活性剤F − − − 5 − − − − − − − − 界面活性剤G − − − − 5 − − − − − − 6 界面活性剤H − − − − − 5 − − − − − − 界面活性剤I − − − − − − 5 − − − − − 界面活性剤J − − − − − − − 5 − − − − (b)成分 AO 1 4 1 4 4 5 4 1 5 5 5 5 (c)成分 ジEtアミド 5 5 5 5 8 1 4 4 5 15 5 5 (d)成分 PEG-1 − − − − − − − − − 2 − − PEG-2 7 − − − − − − − − − − − PEG-3 − 4 2 − − − − − − − − − PPG − − − 4 − − − − − − − − PG − − − − 4 − − − − − − − PE − − − − − 8 − − − − − − GL − − − − − − 3 − − − − − SY − − − − − − − 2 − − − −

【００３８】

【表４】表４：液体洗浄剤組成物の組成の残部（重量％）および評価結果 試料No. 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 任意成分 AE 6 3 6 3 3 5 8 12 2 − 2 2 AES − 3 5 3 − − − − − − − − エタノール 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 安息香酸Na 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 PTS 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 香料 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 色素 微 量 水 バ ラ ン ス pH 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.7 評価結果： 洗浄力(％) 55 60 55 60 60 55 60 60 50 40 60 55 手肌温和性 4.5 4.5 4.4 4.5 4.4 4.4 4.7 4.5 4.4 4.4 4.4 4.4 低温安定性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × × 仕上り性 5 5 5 5 5 5 5 5 3 3 3 3

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 3:20 3:22）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 （ａ） 下記化１の一般式（Ｉ）で示さ
   れるα−スルホ脂肪酸誘導体：１〜３０重量％ 【化１】 （Ｒ₁，Ｒ₂；炭素数６〜１８のアルキルまたはアルケニ
   ル基 Ｍ₁，Ｍ₂；水素原子、アルカリ金属、一価に相当するア
   ルカリ土類金属または置換もしくは未置換のアンモニウ
   ム基 Ａ₁ ；アルキレン基または多価アルコール残基 ｍ；１〜５０の正の数） （ｂ） 下記化２の一般式（II）で示される第３級アミ
   ンオキシド：０．１〜１０重量％ 【化２】 （Ｒ₃ ：炭素数１０〜１８のアルキル基またはアルケニ
   ル基 Ｒ₄，Ｒ₅：炭素数１〜２のアルキル基） （ｃ） 高級脂肪酸アルカノールアミド：１〜１０重量
   ％ （ｄ） エチレングリコール、ポリエチレングリコー
   ル、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
   ル、ポリエチレンポリプロピレングリコール、ポリグリ
   セリン、ペンタエリスリトール、グルコースまたはショ
   糖等の多価アルコール：０．１〜２０重量％ を含有し、かつ原液のｐＨが６．０〜７．０であること
   を特徴とする液体洗浄剤組成物。