JPH06269884A - 消音器の製造方法及びこれに使用するロックシーム加工機 - Google Patents
消音器の製造方法及びこれに使用するロックシーム加工機Info
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- JPH06269884A JPH06269884A JP6637593A JP6637593A JPH06269884A JP H06269884 A JPH06269884 A JP H06269884A JP 6637593 A JP6637593 A JP 6637593A JP 6637593 A JP6637593 A JP 6637593A JP H06269884 A JPH06269884 A JP H06269884A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内管11の外周に外管20の鋼板を後巻きし
てロックシーム加工する後巻きタイプにおいて、内管1
1のフランジ加工の工程を簡略し作業性の向上を図る。
また、この製造に使用するロックシーム加工機を提案す
る。 【構成】 内管11のフランジ加工時に、一部に無フラ
ンジ部11aを残す。この内管11の外周に巻回される
外管20の鋼板のロックシーム加工時に、その加工ロー
ルを上記無フランジ部11bを通過させ、加工ロールと
フランジとの干渉を避ける。ロックシーム加工後に、ロ
ックシーム加工機の芯金に備えたフランジャで上記無フ
ランジ部11bの鋼板のフランジ立てを行う。
てロックシーム加工する後巻きタイプにおいて、内管1
1のフランジ加工の工程を簡略し作業性の向上を図る。
また、この製造に使用するロックシーム加工機を提案す
る。 【構成】 内管11のフランジ加工時に、一部に無フラ
ンジ部11aを残す。この内管11の外周に巻回される
外管20の鋼板のロックシーム加工時に、その加工ロー
ルを上記無フランジ部11bを通過させ、加工ロールと
フランジとの干渉を避ける。ロックシーム加工後に、ロ
ックシーム加工機の芯金に備えたフランジャで上記無フ
ランジ部11bの鋼板のフランジ立てを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消音器の製造方法及びこ
れに使用するロックシーム加工機に関する。
れに使用するロックシーム加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用の消音器として、その
円筒状外殻を内外2重管で形成したものがある。
円筒状外殻を内外2重管で形成したものがある。
【0003】このような消音器の組立方法として、従
来、図5に示すように、2枚重ねの鋼板1a,2aを用
意し(a)、これを重ね状態で円筒状に巻いてロックシ
ーム加工機により軸方向にロックシーム3を施し
(b)、該内外管1,2の両端にフランジャによりフラ
ンジ4を形成し(c)、次で内管1内にインナパイプ及
び隔壁からなる内容物5を挿入し(d)、この挿入後に
端末プレート6,6を内外管1,2に形成した上記フラ
ンジ4によってかしめ固着(e)、(f)するようにし
たものがある。
来、図5に示すように、2枚重ねの鋼板1a,2aを用
意し(a)、これを重ね状態で円筒状に巻いてロックシ
ーム加工機により軸方向にロックシーム3を施し
(b)、該内外管1,2の両端にフランジャによりフラ
ンジ4を形成し(c)、次で内管1内にインナパイプ及
び隔壁からなる内容物5を挿入し(d)、この挿入後に
端末プレート6,6を内外管1,2に形成した上記フラ
ンジ4によってかしめ固着(e)、(f)するようにし
たものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、遮音
性や見栄えの観点から、最初に上記内外管の鋼板1a,
2aのうちの内管の鋼板1aを円筒状に巻き形成した後
に上記の内容物5を挿入し、その後に外管の鋼板2aを
内管1に巻き合わせる構造(後巻きタイプ)が要望され
ている。
性や見栄えの観点から、最初に上記内外管の鋼板1a,
2aのうちの内管の鋼板1aを円筒状に巻き形成した後
に上記の内容物5を挿入し、その後に外管の鋼板2aを
内管1に巻き合わせる構造(後巻きタイプ)が要望され
ている。
【0005】しかし、この後巻きタイプの工法に前記従
来の方法を利用すると、内管1の全周にフランジ4を加
工した後に外管の鋼板2aの巻き加工とそのロックシー
ム加工をすることから、図6に示すように、外管2のロ
ックシーム加工時に、その加工ロール6が通過する軌跡
上に上記のように予め加工された垂直のフランジ4が位
置して干渉し、そのロックシーム加工ができない。
来の方法を利用すると、内管1の全周にフランジ4を加
工した後に外管の鋼板2aの巻き加工とそのロックシー
ム加工をすることから、図6に示すように、外管2のロ
ックシーム加工時に、その加工ロール6が通過する軌跡
上に上記のように予め加工された垂直のフランジ4が位
置して干渉し、そのロックシーム加工ができない。
【0006】そのため、ロックシーム加工時に、その加
工ロールの通過軌跡部分における上記フランジ4を一旦
水平に延ばして干渉を避けるようにし、ロックシーム加
工後にその延ばしたフランジ部を再度垂直にフランジ加
工しなければならない。
工ロールの通過軌跡部分における上記フランジ4を一旦
水平に延ばして干渉を避けるようにし、ロックシーム加
工後にその延ばしたフランジ部を再度垂直にフランジ加
工しなければならない。
【0007】したがって、フランジを一旦延ばす工程
と、ロックシーム加工をした後にその内外管をロックシ
ーム加工機から外して再度フランジ加工機にセットして
フランジ加工をする工程を必要とし、その作業が面倒で
効率も悪い。
と、ロックシーム加工をした後にその内外管をロックシ
ーム加工機から外して再度フランジ加工機にセットして
フランジ加工をする工程を必要とし、その作業が面倒で
効率も悪い。
【0008】そこで本発明は、上記後巻きタイプにおい
て、効率良く組立てができる製造方法とその製造に使用
するロックシーム加工機を提案することを目的とするも
のである。
て、効率良く組立てができる製造方法とその製造に使用
するロックシーム加工機を提案することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、第1の発明は、 鋼板(11a)を円筒
に巻回してその巻回両端をロックシーム加工して内管
(11)を形成し、次で該円筒状の内管(11)の両開
口端を、その周方向の一部を残してフランジ加工し、次
で内容物(16)を挿入固着し、次で該内管(11)を
ロックシーム加工機に、加工ロール(21)が上記フラ
ンジ加工されていない無フランジ部(11b)を通過す
るような位置関係にセットし、次で内管(11)の外周
に、外管用の鋼板を巻回してその巻回両端部を加工ロー
ル(21)によりロックシーム加工して外管(20)を
形成し、次で、上記無フランジ部(11b)をフランジ
加工し、次で内管(11)の両開口端に端末プレート
(23)を固着するようにしたことを特徴とする消音器
の製造方法である。
決するために、第1の発明は、 鋼板(11a)を円筒
に巻回してその巻回両端をロックシーム加工して内管
(11)を形成し、次で該円筒状の内管(11)の両開
口端を、その周方向の一部を残してフランジ加工し、次
で内容物(16)を挿入固着し、次で該内管(11)を
ロックシーム加工機に、加工ロール(21)が上記フラ
ンジ加工されていない無フランジ部(11b)を通過す
るような位置関係にセットし、次で内管(11)の外周
に、外管用の鋼板を巻回してその巻回両端部を加工ロー
ル(21)によりロックシーム加工して外管(20)を
形成し、次で、上記無フランジ部(11b)をフランジ
加工し、次で内管(11)の両開口端に端末プレート
(23)を固着するようにしたことを特徴とする消音器
の製造方法である。
【0010】また、第2の発明は、上記発明の製造方式
に使用するロックシーム加工機であって、円筒状の内管
(11)の開口端側を嵌合支持する芯金(17)と、ロ
ックシーム加工用の加工ロール(21)を有するものに
おいて、芯金(17)にフランジャ(19)を、加工ロ
ール(21)の通過部に位置して設けると共に芯金(1
7)の径方向に進退可能に設けたことを特徴とするロッ
クシーム加工機である。
に使用するロックシーム加工機であって、円筒状の内管
(11)の開口端側を嵌合支持する芯金(17)と、ロ
ックシーム加工用の加工ロール(21)を有するものに
おいて、芯金(17)にフランジャ(19)を、加工ロ
ール(21)の通過部に位置して設けると共に芯金(1
7)の径方向に進退可能に設けたことを特徴とするロッ
クシーム加工機である。
【0011】
【作用】内管(11)の外周に外管(20)の鋼板を巻
回してこれをロックシーム加工する場合に、そのロック
シーム加工機における加工ロール(21)の通過軌跡上
に内管(11)の無フランジ部(11b)が位置し、加
工ロール(21)と内管(11)のフランジ(13)が
干渉しない。
回してこれをロックシーム加工する場合に、そのロック
シーム加工機における加工ロール(21)の通過軌跡上
に内管(11)の無フランジ部(11b)が位置し、加
工ロール(21)と内管(11)のフランジ(13)が
干渉しない。
【0012】また、外管(20)のロックシーム加工機
に、上記無フランジ部(11b)の鋼板をフランジ加工
するフランジャ(19)を具備したので、外管(20)
をロックシーム加工機にセットした状態のまゝ、ロック
シーム加工に引き続き上記の無フランジ部(11b)に
おける鋼板のフランジ加工ができる。
に、上記無フランジ部(11b)の鋼板をフランジ加工
するフランジャ(19)を具備したので、外管(20)
をロックシーム加工機にセットした状態のまゝ、ロック
シーム加工に引き続き上記の無フランジ部(11b)に
おける鋼板のフランジ加工ができる。
【0013】
【実施例】次に本発明を図に示す実施例に基いて説明す
る。図1及び図2に基いて本発明の製造工程を説明す
る。
る。図1及び図2に基いて本発明の製造工程を説明す
る。
【0014】先ず、(a)に示す消音器の内管11を構
成する平板状の鋼板11aを、(b)に示すようにロッ
クシーム加工機により円筒状に巻回すると共にその巻き
方向の両端縁を軸方向へロックシーム加工してロックシ
ームする。12はそのロックシーム部を示す。
成する平板状の鋼板11aを、(b)に示すようにロッ
クシーム加工機により円筒状に巻回すると共にその巻き
方向の両端縁を軸方向へロックシーム加工してロックシ
ームする。12はそのロックシーム部を示す。
【0015】次で、上記内管11の開口側両端部をフラ
ンジャにて、(c)に示すように径方向の外方へフラン
ジ加工してフランジ13,13を形成する。このとき、
そのフランジ13,13の一部、すなわち、後工程によ
って、該内管11の外面に巻回される外管20の鋼板2
0aをロックシーム加工する場合において、そのロック
シーム加工機の加工ロール21が通過できる範囲をフラ
ンジ加工せずに残す。この形状を図3に示す。図中11
bはフランジ加工されず軸方向へ延びたまゝの無フラン
ジ部を示す。
ンジャにて、(c)に示すように径方向の外方へフラン
ジ加工してフランジ13,13を形成する。このとき、
そのフランジ13,13の一部、すなわち、後工程によ
って、該内管11の外面に巻回される外管20の鋼板2
0aをロックシーム加工する場合において、そのロック
シーム加工機の加工ロール21が通過できる範囲をフラ
ンジ加工せずに残す。この形状を図3に示す。図中11
bはフランジ加工されず軸方向へ延びたまゝの無フラン
ジ部を示す。
【0016】次で、この内管11内に、(d)に示すよ
うに、その一方の開口端から、インナパイプ14を固着
した隔壁15等の内容物16を挿入して固着する。次
で、上記内管11をロックシーム加工機へセットする。
すなわち、図2(a)に示すように、ロックシーム加工
機における対向する芯金17,18間に上記内管11を
ロボット等により介在保持しつつ両芯金17.18を内
管11の端部内に嵌合セットし、その後、ロボット等を
退避させて、両芯金17,18により内管11を保持す
る。
うに、その一方の開口端から、インナパイプ14を固着
した隔壁15等の内容物16を挿入して固着する。次
で、上記内管11をロックシーム加工機へセットする。
すなわち、図2(a)に示すように、ロックシーム加工
機における対向する芯金17,18間に上記内管11を
ロボット等により介在保持しつつ両芯金17.18を内
管11の端部内に嵌合セットし、その後、ロボット等を
退避させて、両芯金17,18により内管11を保持す
る。
【0017】尚、このとき、内管11のセット形態は、
その無フランジ部11bを、後述するロックシーム加工
機の加工ロール21が通過する部分に位置させる。図に
おいては上部に位置させている。
その無フランジ部11bを、後述するロックシーム加工
機の加工ロール21が通過する部分に位置させる。図に
おいては上部に位置させている。
【0018】また、芯金17の後部上面部には、上下方
向に進退するフランジャ19が備えられており、該フラ
ンジャ19の下動状態において上記無フランジ部11b
の鋼板がフランジャ19の上面に突出位置するようにな
っている。
向に進退するフランジャ19が備えられており、該フラ
ンジャ19の下動状態において上記無フランジ部11b
の鋼板がフランジャ19の上面に突出位置するようにな
っている。
【0019】次で、図2(e)及び図3(b)に示すよ
うに、上記内管11の外面に外管20の鋼板を巻回し、
その巻回後に、図1(f)及び図2(c)に示すように
加工ロール21を矢印方向へ前進させて、外管20の巻
回両端縁をロックシーム加工する。図中22はそのロッ
クシーム部を示す。
うに、上記内管11の外面に外管20の鋼板を巻回し、
その巻回後に、図1(f)及び図2(c)に示すように
加工ロール21を矢印方向へ前進させて、外管20の巻
回両端縁をロックシーム加工する。図中22はそのロッ
クシーム部を示す。
【0020】このとき、加工ロール21の通過軌跡部に
おいては、上記内管11の垂直状のフランジ13は存在
せず、フランジ立てされていない無フランジ部11bが
位置しているため、加工ロール21はフランジ13と干
渉しない。そのため、加工ロール21は何等支障なく前
進し、ロックシーム加工が行える。
おいては、上記内管11の垂直状のフランジ13は存在
せず、フランジ立てされていない無フランジ部11bが
位置しているため、加工ロール21はフランジ13と干
渉しない。そのため、加工ロール21は何等支障なく前
進し、ロックシーム加工が行える。
【0021】次で、ロックシーム加工が完了し、加工ロ
ール21が後退した後、図2(d)に示すように、上記
芯金17に備えたフランジャ19が上動し、該上面に突
出していた上記無フランジ部11bの鋼板を押し立てて
フランジ加工を行う。図1(g)は、そのフランジ加工
した後の状態を示す。
ール21が後退した後、図2(d)に示すように、上記
芯金17に備えたフランジャ19が上動し、該上面に突
出していた上記無フランジ部11bの鋼板を押し立てて
フランジ加工を行う。図1(g)は、そのフランジ加工
した後の状態を示す。
【0022】次で、このフランジ加工した内外管を再度
ロボット等により保持した後、図2(e)に示すように
両芯金17、18を退避させ、かつ、フランジャ19を
下降させる。
ロボット等により保持した後、図2(e)に示すように
両芯金17、18を退避させ、かつ、フランジャ19を
下降させる。
【0023】そして、この内外管をカーリング加工機に
セットし、図1(h)に示すように、端末プレート23
を内管11のフランジャ13と共にカーリングして内管
11の端末に固着する。これにより後巻きタイプの消音
器が形成される。
セットし、図1(h)に示すように、端末プレート23
を内管11のフランジャ13と共にカーリングして内管
11の端末に固着する。これにより後巻きタイプの消音
器が形成される。
【0024】次に上記後巻きタイプの消音器を製造する
工程において使用するフランジャ付ロックシーム加工機
の実施例について図4により説明する。24はベース
で、該ベース24上に芯金保持部25が矢印A方向に進
退可能に設置されている。26は芯金保持部25を進退
動させる油圧シリンダである。
工程において使用するフランジャ付ロックシーム加工機
の実施例について図4により説明する。24はベース
で、該ベース24上に芯金保持部25が矢印A方向に進
退可能に設置されている。26は芯金保持部25を進退
動させる油圧シリンダである。
【0025】19はフランジャで、芯金17の後部上面
部に上下動可能に備えられていると共に油圧シリンダ2
7により上下駆動されるようになっており、該フランジ
ャ19の上面が芯金17の上面に対し出没するようにな
っている。
部に上下動可能に備えられていると共に油圧シリンダ2
7により上下駆動されるようになっており、該フランジ
ャ19の上面が芯金17の上面に対し出没するようにな
っている。
【0026】21はロックシーム加工用の加工ロール
で、保持枠28に備えられており、該加工ロール21
は、内管11の外周にU状に巻かれた外管20の鋼板の
立上り両端を、順次折り込んでロックシームするように
複数個のロールから成り、このロールは公知のものであ
る。
で、保持枠28に備えられており、該加工ロール21
は、内管11の外周にU状に巻かれた外管20の鋼板の
立上り両端を、順次折り込んでロックシームするように
複数個のロールから成り、このロールは公知のものであ
る。
【0027】上記保持枠28は芯金17,18にセット
された内管11の軸方向、すなわち矢印B方向に前後走
行可能に設置されている。保持枠28には腕29が付設
され、該腕29の先端が、ホイール30,31間に架設
されたチェーン32に連結されている。該チェーン32
は駆動モータ33により回動され、該チェーン32の回
動によって腕29が牽引され、保持枠28を介して加工
ロール21が前後に走行するようになっている。
された内管11の軸方向、すなわち矢印B方向に前後走
行可能に設置されている。保持枠28には腕29が付設
され、該腕29の先端が、ホイール30,31間に架設
されたチェーン32に連結されている。該チェーン32
は駆動モータ33により回動され、該チェーン32の回
動によって腕29が牽引され、保持枠28を介して加工
ロール21が前後に走行するようになっている。
【0028】尚、芯金17と対向する他方の芯金18側
にも、上記と同様なフランジャ19、油圧シリンダ2
7、芯金保持部25、油圧シリンダ26が備えられてい
る。このフランジャ付ロックシーム加工機の動作順序は
上記の製造工程で示した動作と同様である。
にも、上記と同様なフランジャ19、油圧シリンダ2
7、芯金保持部25、油圧シリンダ26が備えられてい
る。このフランジャ付ロックシーム加工機の動作順序は
上記の製造工程で示した動作と同様である。
【0029】
【発明の効果】第1の発明の製造方法によれば前記従来
のような内管のフランジを一旦延ばす工程が不要になり
作業性の向上を図ることができる。
のような内管のフランジを一旦延ばす工程が不要になり
作業性の向上を図ることができる。
【0030】第2の発明のロックシーム加工機によれ
ば、芯金部にフランジャを付設したので、外管のロック
シーム加工後における内管のフランジ加工が、ロックシ
ーム加工機にセットしたまゝの状態で行え、従来のよう
にロックシーム加工機から外して再度フランジ加工する
ものに比べ工程が簡略できて作業性が向上し、かつ、既
設のロックシーム加工機にフランジャを付設して、後フ
ランジ加工ができるので、従来と比較して設備コストの
低減を図り得る。
ば、芯金部にフランジャを付設したので、外管のロック
シーム加工後における内管のフランジ加工が、ロックシ
ーム加工機にセットしたまゝの状態で行え、従来のよう
にロックシーム加工機から外して再度フランジ加工する
ものに比べ工程が簡略できて作業性が向上し、かつ、既
設のロックシーム加工機にフランジャを付設して、後フ
ランジ加工ができるので、従来と比較して設備コストの
低減を図り得る。
【図1】 (a)〜(h)は本発明の製造工程の実施例
を示す図。
を示す図。
【図2】 (a)〜(e)は上記工程中の一部における
芯金とフランジャの作動を説明する図。
芯金とフランジャの作動を説明する図。
【図3】 内管のフランジ部と無フランジ部を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は側面図。
で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図4】 本発明のロックシーム加工機を示す略側断面
図。
図。
【図5】 (a)〜(f)は従来の製造工程を示す図。
【図6】 従来の製造工程を用いた場合におけるフラン
ジと加工ロールとの干渉状態を示す側面図。
ジと加工ロールとの干渉状態を示す側面図。
11 内管 11a 内管用鋼板 11b 無フランジ部 13 フランジ部 17 芯金 19 フランジャ 20 外管 21 加工ロール
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板(11a)を円筒に巻回してその巻
回両端をロックシーム加工して内管(11)を形成し、
次で該円筒状の内管(11)の両開口端を、その周方向
の一部を残してフランジ加工し、次で内容物(16)を
挿入固着し、次で該内管(11)をロックシーム加工機
に、加工ロール(21)が上記フランジ加工されていな
い無フランジ部(11b)を通過するような位置関係に
セットし、次で内管(11)の外周に、外管用の鋼板を
巻回してその巻回両端部を加工ロール(21)によりロ
ックシーム加工して外管(20)を形成し、次で、上記
無フランジ部(11b)をフランジ加工し、次で内管
(11)の両開口端に端末プレート(23)を固着する
ようにしたことを特徴とする消音器の製造方法。 - 【請求項2】 円筒状の内管(11)の開口端側を嵌合
支持する芯金(17)と、ロックシーム加工用の加工ロ
ール(21)を有するものにおいて、芯金(17)にフ
ランジャ(19)を、加工ロール(21)の通過部に位
置して設けると共に芯金(17)の径方向に進退可能に
設けたことを特徴とするロックシーム加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6637593A JP2760730B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 消音器の製造方法及びこれに使用するロックシーム加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6637593A JP2760730B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 消音器の製造方法及びこれに使用するロックシーム加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269884A true JPH06269884A (ja) | 1994-09-27 |
JP2760730B2 JP2760730B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=13314025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6637593A Expired - Lifetime JP2760730B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 消音器の製造方法及びこれに使用するロックシーム加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2760730B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0845313A2 (en) * | 1996-11-28 | 1998-06-03 | Sango Co., Ltd. | Shell lock seaming machine |
US7740105B2 (en) | 2004-10-28 | 2010-06-22 | Sango Co., Ltd. | Outer tube of exhaust system part |
KR101689376B1 (ko) * | 2016-05-26 | 2016-12-23 | 알텍 주식회사 | 차량의 터보 차저용 소음저감기 제조장치 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP6637593A patent/JP2760730B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP0845313A3 (en) * | 1996-11-28 | 1998-07-01 | Sango Co., Ltd. | Shell lock seaming machine |
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