JPH062649A - プランジャ式ポンプ - Google Patents

プランジャ式ポンプ

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Publication number
JPH062649A
JPH062649A JP4156601A JP15660192A JPH062649A JP H062649 A JPH062649 A JP H062649A JP 4156601 A JP4156601 A JP 4156601A JP 15660192 A JP15660192 A JP 15660192A JP H062649 A JPH062649 A JP H062649A
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JP
Japan
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drive shaft
eccentric drive
shaft
motor
eccentric
Prior art date
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Pending
Application number
JP4156601A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takada
康二 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP4156601A priority Critical patent/JPH062649A/ja
Publication of JPH062649A publication Critical patent/JPH062649A/ja
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンチロックブレーキシステムの液圧源とし
て用いているプランジャ式ポンプの駆動用モータのモー
タハウジングの振動と騒音を防止する。 【構成】 ポンプハウジング30に偏心駆動軸支持軸3
1を固定する。この支持軸31に偏心駆動軸32を回転
自在に嵌装する。この駆動軸32とモータ軸37とをカ
ップリング36により回転のみが伝わるように連結す
る。偏心駆動軸32の外周に偏心駆動用ベアリング39
を嵌装する。上記ベアリング39の外輪40にプランジ
ャ式ポンプ41、42の一対のプランジャ4、5をリタ
ンスプリング13、14により接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンチロックブレー
キシステムの油圧源として用いられるプランジャ式ポン
プに関するものであって、制動時にプランジャ式ポンプ
から発生する振動、騒音の発生防止に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7に示すようなプランジャ
式ポンプがアンチロックブレーキシステムの液圧源とし
て使用されている。このプランジャ式ポンプでは、モー
タ(図示せず)の回転軸1の先端付近に偏心カム2を取
り付けて偏心駆動軸3としこの偏心カム2を挾んで、一
対のプランジャ4、5を180°対向させて配置してい
る。
【0003】これらプランジャ4、5は、それぞれプラ
ンジャプラグ6、7によりアンチロックブレーキシステ
ムのポンプハウジング9の前部に設けたプランジャケー
ス11、12に摺動自在に嵌合している。また、各プラ
ンジャ4、5とプランジャケース11、12との間に
は、それぞれリタンスプリング13、14の弾撥力によ
り、各プランジャ4、5の先端を上記偏心カム2の外周
に取り付けたベアリング手段15に当接させている。
【0004】上記のようなプランジャ式ポンプでは、上
記偏心駆動軸3が回転すると、上記各プランジャ4、5
が偏心カム2の回転に対応して、上記各プランジャケー
ス11、12内で往復運動を行う。
【0005】そのため、アンチロックブレーキシステム
のアンチロック作動時にモータを駆動すると、上記各プ
ランジャ4、5の往復運動によりアンチロックブレーキ
システムの排出弁16と接続した吸入口17側から作動
液を吸入し、この作動液を各スプリング室21、22で
圧縮・加圧しマスタシリンダ19側と接続した吐出口2
0から吐出する。
【0006】なお、図7中23は作動液貯槽、24はブ
レーキペダル、25は車輪ブレーキである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプラン
ジャ式ポンプでは、上記のように回転軸1の回転に伴
い、上記各プランジャ4、5が偏心カム2の回転に対応
して、上記各プランジャケース11、12内で往復運動
を行い、作動液をスプリング室21、22内で圧縮・加
圧する。
【0008】そのため、上記各プランジャ4、5がスプ
リング室21、22内で作動液を加圧・圧縮する際の反
力が、偏心カム2を介してモータ回転軸1へ伝わる。
【0009】この構成のポンプでは、回転軸1を挾ん
で、一対のプランジャ4、5を180°対向させて配置
してあるため、作動液の加圧・圧縮による反力は、交番
荷重の状態でモータ回転軸1に作用する。
【0010】一方、モータ回転軸1に伝わった反力はモ
ータ回転軸1の先端に付けられたベアリング26と、モ
ータ内部に設けられたベアリングにより支持される。ま
た、上記モータ回転軸1の先端に付けられたベアリング
26はポンプハウジング9で保持される。
【0011】また、モータ内部に設けられたベアリング
は、モータハウジングで保持されている。そのため、ポ
ンプハウジングとモータハウジングに大きな交番荷重が
作用することになる。
【0012】アンチロックブレーキシステムに使用され
ているプランジャ式ポンプに適用されるモータでは、軽
量化、廉価化のためにモータハウジングに、深絞り加工
を施した薄肉板金が適用されているものがあり、交番荷
重が作用した場合、モータハウジングが振動し、大きな
作動騒音を発生するという問題があった。
【0013】この発明の課題は上記の問題点を解決して
振動や騒音の少ないプランジャ式ポンプを提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、プランジャ式ポンプの、ポンプハウ
ジングに偏心駆動軸支持軸を片持ち式に固定し、この偏
心駆動軸支持軸に軸受を介し偏心駆動軸を回転自在に嵌
挿するとともに、該偏心駆動軸に駆動用モータのモータ
軸をカップリングを用いて連結し、モータの駆動トルク
を偏心駆動軸に伝達する構成とした。
【0015】また、上記偏心駆動軸支持軸をポンプハウ
ジングに圧入により固定する構成としたものや偏心駆動
軸支持軸先端と偏心駆動軸間に高摺動製樹脂シートを挿
入したもの、偏心駆動軸支持軸に偏心駆動軸を保持する
ベアリングを挾む形で固体軸受材製円環を固定したもの
およびモータ軸先端と偏心駆動軸間に高摺動性樹脂シー
トを挿入したものも採用した。
【0016】
【作用】この発明は上記の構成であるから、アンチロッ
ク作動時にモータにより回転軸が回転を始めると、この
回転トルクがカップリングを介して偏心駆動軸に伝わ
り、一対のプランジャを駆動してポンプを作動させる。
【0017】このようにプランジャが作動して作動液を
加圧・圧縮する際の反力はポンプハウジングに固定した
偏心駆動軸支持軸が受け、回転軸には伝わらない。
【0018】
【実施例】図1に示す実施例において、偏心駆動軸支持
軸31はポンプハウジング30の凹所内に突出した形で
回転不可に固定されている。また、偏心駆動軸32は軸
受34を介し、偏心駆動軸支持軸31に回転自在に嵌挿
されている。偏心駆動軸32はポンプ駆動用モータ(図
示せず)側に図3のように孔部35を有し、カップリン
グ36が該孔部35に装着されている。
【0019】上記カップリング36は一対の突部を有
し、この突部が孔部35の一対の凹所係合して、偏心駆
動軸32とカップリング36とは若干の遊びをもちなが
ら共に回転するようになっている。
【0020】カップリング36の横長の孔部にはポンプ
駆動用モータのモータ軸37の扁平の先端部が若干の遊
びをもって挿入されており、モータの回転トルクをカッ
プリング36を介して偏心駆動軸32に伝達出来るよう
になっている。また、偏心駆動軸32の外周には偏心駆
動用ベアリング39が回転自在に装着されており、この
偏心駆動用ベアリング39の外輪40に一対のプランジ
ャ式ポンプ41、42の各プランジャ4、5の先端が接
触している。
【0021】上記偏心駆動軸32の外周は図2のように
偏心駆動軸支持軸31に対して偏心しているから、これ
に嵌装したベアリング39の外輪40も偏心している。
【0022】従って、偏心駆動軸32が回転すると、こ
れを挾むプランジャ4、5が往復動する。
【0023】上記ポンプ41、42の構成や作用は図7
の従来例と同じであるから、同一の符号をつけて説明を
省略する。
【0024】偏心駆動軸支持軸31には軸受34を挾む
ように固体軸受材製円環43が固定されており、軸受3
4の軸方向への移動を拘束している。偏心駆動軸32に
は偏心駆動用ベアリング39を挾むように固体軸受材製
円環44が固定されており、偏心駆動用ベアリング39
の軸方向への移動を拘束している。
【0025】偏心駆動軸支持軸31の先端部と偏心駆動
軸32の端壁の間にはPTFE等の高摺動性樹脂シート
45を挿入している。同様にモータ軸37の先端と偏心
駆動軸32の端壁の間にもPTFE等の高摺動性樹脂シ
ート46を挿入している。
【0026】図1ないし図3の例では偏心駆動軸32に
偏心駆動用ベアリング39を嵌装し、また、偏心駆動軸
32自身の偏心部との静的バランスを取るためのカウン
タウェイト部47を一体に設けている。
【0027】図1、図2では軸受34、偏心駆動用ベア
リング39は針状コロ軸受で描かれているが、深溝玉軸
受、固体軸受とすることも可能である。また偏心駆動軸
支持軸31自体を固体軸受材料で構成し軸受34を省略
する事も可能である。また偏心駆動軸32に設けたカウ
ンタウェイトを省略することも可能である。図4ないし
図6にその例を示した。
【0028】図4ないし図6の実施例では偏心駆動軸支
持軸31を固体軸受材料で構成して、偏心駆動軸32を
直接回転自在に嵌挿し、カウンタウェイトを省略したも
ので、その他の部分の構成や作用は図1ないし図3の実
施例と同一であるから、同一の符号をつけて説明は省略
する。
【0029】
【効果】この発明は、上記のようにモータ軸と別体にし
た偏心駆動軸支持軸をポンプハウジングに固定して、ア
ンチロック作動時にプランジャ式ポンプが作動液を加圧
・圧縮するときに生じる反力を上記偏心駆動軸支持軸が
受けることにより、モータ軸に反力が作用しないように
したので、ポンプ作動時の反力がモータハウジングに伝
達することがなくなり、ポンプの作動時にモータハウジ
ングが振動して騒音が発生するということがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】他の実施例の縦断正面図
【図5】図4のC−C断面図
【図6】図4のD−D断面図
【図7】従来例の縦断正面図
【符号の説明】
4 プランジャ 5 プランジャ 13 リタンスプリング 14 リタンスプリング 30 ポンプハウジング 31 偏心駆動軸支持軸 32 偏心駆動軸 37 モータ軸 41 プランジャ式ポンプ 42 プランジャ式ポンプ 43 固体軸受材製円環 44 固体軸受材製円環 45 高摺動性樹脂シート 46 高摺動性樹脂シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心駆動軸を挾んで対向して配置した一
    対のプランジャを備え、これらプランジャをそれぞれリ
    タンスプリングにより付勢して上記偏心駆動軸に接触さ
    せたプランジャ式ポンプにおいて、 上記偏心駆動軸をポンプハウジングに固定した偏心駆動
    軸支持軸に回動自在に嵌挿し、モータ駆動トルクはカッ
    プリングを介し上記偏心駆動軸に伝えられるようにした
    ことを特徴とするプランジャ式ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記偏心駆動軸支持軸が上記ポンプハウ
    ジングに圧入固定されていることを特徴とする請求項1
    記載のプランジャ式ポンプ。
  3. 【請求項3】 上記偏心駆動軸支持軸先端と上記偏心駆
    動軸間に高摺動性樹脂シートを挿入したことを特徴とす
    る請求項1記載のプランジャ式ポンプ。
  4. 【請求項4】 上記偏心駆動軸支持軸に上記偏心駆動軸
    を保持するベアリングを挾む形で固体軸受材製円環を固
    定したことを特徴とする請求項1記載のプランジャ式ポ
    ンプ。
  5. 【請求項5】 モータ軸先端と上記偏心駆動軸間に高摺
    動製樹脂シートを挿入したことを特徴とする請求項1記
    載のプランジャ式ポンプ。
JP4156601A 1992-06-16 1992-06-16 プランジャ式ポンプ Pending JPH062649A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0874732A (ja) * 1994-08-31 1996-03-19 Robert Bosch Gmbh 駆動モータとラジアルピストンポンプとから成るユニット
WO2000013951A1 (de) * 1998-09-02 2000-03-16 Continental Teves Ag & Co. Ohg Motor-pumpen-aggregat
CN102108956A (zh) * 2009-12-28 2011-06-29 罗伯特.博世有限公司 具有偏心环的活塞泵
WO2018070187A1 (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 ポンプ装置及びブレーキ装置

Cited By (6)

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