JPH0626447A - 油圧ポンプ・モータ - Google Patents

油圧ポンプ・モータ

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Publication number
JPH0626447A
JPH0626447A JP4201797A JP20179792A JPH0626447A JP H0626447 A JPH0626447 A JP H0626447A JP 4201797 A JP4201797 A JP 4201797A JP 20179792 A JP20179792 A JP 20179792A JP H0626447 A JPH0626447 A JP H0626447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
hydraulic pump
casing
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4201797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kimura
健一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP4201797A priority Critical patent/JPH0626447A/ja
Publication of JPH0626447A publication Critical patent/JPH0626447A/ja
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシングと、そのケーシグ内に軸受を介し
て支持される回転軸と、その回転軸と係合し、円周方向
に間隔をおいて複数のシリンダを設けたシリンダブロッ
クと、各シリンダ内にそれぞれ挿入され、シリンダ内を
往復摺動するピストンとをそなえた油圧ポンプ・モータ
において、ピストンとシリンダとの潤滑性を容易に向上
し、両者の焼き付きを防止する。 【構成】 シリンダ内を摺動するピストン20の外周面
部に、ピストン20とシリンダとの隙間より浅い溝20
cを、ピストン20の軸線方向に複数条設ける。各溝2
0cに圧油が導かれて、ピストン20とシリンダとの間
に容易に潤滑油膜が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、斜板式や斜軸式の油
圧ポンプ・モータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ポンプ・モータはシリンダ
内でピストンを往復動させる。シリンダとピストンとの
隙間は、圧油の漏れが増さないように一定の大きさに保
つ必要がある。
【0003】つぎに、従来の斜板式油圧モータの一例を
図6ないし図8を参照して説明する。
【0004】ケーシング1は軸方向の一側が閉塞した筒
体状の本体ケーシング1aと、その本体ケーシグ1aの
軸方向の他側に固定させたリアケーシング1bとからな
る。本体ケーシグ1aの軸方向の一側の内側には、本体
ケーシグ1aの軸線に対して傾斜する摺接面2aをそな
えた斜板2が固着されている。リアケーシング1bの内
面には、斜板2と対向するように弁板3が固着されてお
り、その弁板3には、一対の眉形ポート4、5(5は図
示してない)が形成されている。眉形ポート4、5はリ
アケーシグ1bに形成した給排通路6、7(7は図示し
てない)に連通している。
【0005】ケーシング1には回転軸8が軸受9、10
を介して支持されており、その回転軸8は斜板2と弁板
3との穴を貫通している。回転軸8にはシリンダブロッ
ク11が嵌着されており、そのシリンダブロック11に
は円周方向に間隔をおいて複数のシリンダ12が、斜板
2に対向して軸方向に設けられている。シリンダブロッ
ク11は弁板3と摺接しつつ回転するようになってい
る。シリンダブロック11の各シリンダ12は、連通路
13、13・・・を介して弁板3の眉形ポート4、5と
それぞれ連通するようになっている。
【0006】シリンダブロック11の各シリンダ12内
には、それぞれピストン14が摺動できるようにおさめ
られており、各ピストン14の先端側には凹球面部14
aが形成されている。各ピストン14の軸方向には、凹
球面部14aの底部中央に開口する油路15が設けられ
ている。
【0007】各ピストン14の先端側には、それぞれ摺
動部材としてのピストンシュー16が連結されている。
各ピストンシュー16は、ピストン14の凹球面部14
aに嵌合する球面継手部16aと、斜板2の摺接面2a
上を摺動するディスク部16bとからなる。ピストンシ
ュー16の軸方向には、シリンダ12内の圧油を導くた
めの導油穴17が設けられている。各ピストンシュー1
6は、シリンダブロック11の回転にともなって斜板2
の摺接面2a上を摺動するように、ピストンシュー押え
板18によって斜板2に当てられている。
【0008】上述した斜板式油圧モータの作動について
述べる。
【0009】図示してない油圧ポンプから吐出された圧
油は、リアケーシング1bに設けられた供給通路、弁板
3の一方の眉形ポート4、シリンダブロック11の連通
路13を順次経てシリンダ12内に供給される。シリン
ダ12内に供給された圧油の液圧はピストン14をシリ
ンダ12内から伸長させる方向に作用し、ピストン14
を押し動かす結果、ピストンシュー16は斜板2に押し
付けられる。そして、斜板2はピストン14の軸線に対
して傾斜しているから、ピストンシュー16は摺接面2
a上を摺動し、押し付け力の反力によってピストン14
はシリンダブロック11を回転させ、シリンダブロック
11とともに回転軸8が回転する。
【0010】シリンダブロック11が回転して各連通路
13が一側の眉形ポート4と連通し、各シリンダ12内
に圧油が供給されてピストン14がシリンダ12内から
伸長する供給行程では、ピストン14が回転軸8に回転
力を与える。一方、シリンダブロック11の回転にとも
なって各連通路13が他側の眉形ポート5と連通し、ピ
ストン14がシリンダ12内に進入する排出行程では、
ピストン14がシリンダ12内の油を連通路13、眉形
ポート5を順次介して排出通路側に排出するようにな
る。
【0011】上述したモータ作動中、各シリンダ12と
ピストン14との摺動面には、シリンダ12とピストン
14との隙間を介して連通路13の圧油が導入され、油
膜が形成され、両者間を潤滑するようになっている。
【0012】なお、ピストンは、図6および図7に示す
ように、その外周面に環状溝の油溜り14b、14cを
設けたもの14と、図8に示すように油溜りを設けない
もの19とが用いられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリンダ1
2とピストン14との間の潤滑を、両者間の隙間への圧
油の導入だけに頼っている従来の油圧ポンプ・モータで
は、その回転速度が高速で、かつ、低圧で駆動される場
合には、ピストン14は、遠心力によりシリンダ12に
押し付けられるため、シリンダ12とピストン14との
間に隙間があっても、この押し付けられた部分には油膜
が形成されにくくなるので、焼き付き現象が発生する。
一般に、油圧ポンプ・モータは、圧力が低い時に最高回
転速度になるため、その最高回転速度はシリンダ12と
ピストン14との焼き付き限界で限定されてしまう。
【0014】この発明は、上述した従来の技術の問題点
にかんがみてなされたもので、シリンダとピストンとの
潤滑性を容易に向上し、最高回転速度を増大させること
ができる油圧ポンプ・モータを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明が採用する手段の特徴は、シリンダ内を摺
動するピストンの外周面部に、ピストンとシリンダとの
隙間より浅い溝を、ピストンの軸線方向に複数条設けた
ことにある。
【0016】
【作用】シリンダを摺動する外周面部に設けた各溝に潤
滑用の圧油が導かれて、ピストンとシリンダとの間に容
易に潤滑油膜が形成される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1にないし図5
により説明する。
【0018】図1および図2に示す第一実施例は、シリ
ンダ12内を摺動するピストン20の外周面部の3箇所
に、ピストン20とシリンダ12との隙間より浅い溝2
0cを軸線方向に複数条設けたものである。すなわち、
溝20cは、油溜り20aと20bとの間、油溜り20
aの左側の部分、油溜り20bの右側の部分に設けられ
ている。ピストン20にはピストンシュー16が連結さ
れている。各溝20cの円周方向の幅は、シリンダ12
とピストン20との接触面圧が極端に大きくならない範
囲内で任意に設定すればよい。
【0019】図3の第二実施例は、溝20cを油溜り2
0aと20bとの間、油溜り20bの右側の部分の2箇
所に設けたものである。
【0020】図4の第三実施例は、溝20cを油溜り2
0bの右側の部分の1箇所に設けたものである。
【0021】図5の第四実施例は、油溜りをそなえてい
ないピストン20に、溝20cをピストンシュー16側
の一部を残して設けたものである。
【0022】この発明の油圧ポンプ・モータの基本的作
動は従来のものと同様であるが、溝20cを設けたた
め、シリンダ12とピストン20との間からの漏れは、
従来のものにくらべて若干増加するゆえ、使用条件に応
じて各実施例のうちの適切なものを選択すればよい。
【0023】この発明の油圧ポンプ・モータは、上述し
た溝20cをそなえているので、低圧で、かつ、高速回
転をし、遠心力でピストン20がシリンダ12に押し付
けられても、各溝20cから強制的に圧油が供給される
ゆえ、シリンダ12とピストン20との間には適正な油
膜が形成され易くなり、シリンダ12とピストン20と
の間の焼き付きが防止される。
【0024】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、シリン
ダとピストンとの間に油膜が形成され易くなり、両者の
摩耗を減少するとともに、焼き付きを防止することがで
き、効率の低下が小さくなる。したがって、油圧ポンプ
・モータの寿命と信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるピストンの第一実施例を示す側
面図、
【図2】図1のA−A断面拡大図、
【図3】この発明によるピストンの第二実施例を示す側
面図、
【図4】この発明によるピストンの第三実施例を示す側
面図、
【図5】この発明によるピストンの第四実施例を示す側
面図、
【図6】従来の油圧ポンプ・モータの一例を示す断面側
面図、
【図7】従来の油圧ポンプ・モータにおけるピストンの
一例を示す側面図、
【図8】従来の油圧ポンプ・モータにおけるピストンの
他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 斜板 3 弁板 8 回転軸 11 シリンダブロック 12 シリンダ 20 ピストン 20a 油溜り 20b 油溜り 20c 溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、そのケーシング内に軸受
    を介して支持される回転軸と、その回転軸と係合し、円
    周方向に間隔をおいて複数のシリンダを設けたシリンダ
    ブロックと、各シリンダ内にそれぞれ挿入され、シリン
    ダ内を往復摺動するピストンとをそなえた油圧ポンプ・
    モータにおいて、シリンダを摺動するピストンの外周面
    部に、ピストンとシリンダとの隙間より浅い溝を、ピス
    トンの軸線方向に複数条設けたことを特徴とする油圧ポ
    ンプ・モータ。
JP4201797A 1992-07-07 1992-07-07 油圧ポンプ・モータ Pending JPH0626447A (ja)

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