JPH0626440Y2 - 移動農機における変速レバーとアクセルレバーとの連動構造 - Google Patents

移動農機における変速レバーとアクセルレバーとの連動構造

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JPH0626440Y2
JPH0626440Y2 JP1986082326U JP8232686U JPH0626440Y2 JP H0626440 Y2 JPH0626440 Y2 JP H0626440Y2 JP 1986082326 U JP1986082326 U JP 1986082326U JP 8232686 U JP8232686 U JP 8232686U JP H0626440 Y2 JPH0626440 Y2 JP H0626440Y2
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JP
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lever
accelerator
accelerator lever
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cam
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JP1986082326U
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正文 辻田
晃 澤本
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セイレイ工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、耕耘機等の移動農機における変速レバーと
アクセルレバーとの連動構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 変速レバーを前進側から後進側に切り換えるとき、速度
がそのままであると危険なことがあるから、例えば、実
開昭52−50907号公報に見られるように、変速レ
バーとアクセルレバーとを機械的に連動させ、変速レバ
ーを後進側に切り換えると、アクセルレバーに作用して
これを低速側に切り換えるようにしたものがある。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、前記した先行例のものは、変速レバーを前進側
に戻すと、アクセルレバーも再度元に戻り、機体は高速
で進ことになる。一般に、進行方向が変わった場合、速
度が変わるのは好ましくなく、特に、高速側に変わるの
は危険である。
この考案は、このような点に鑑みて案出されたものであ
り、要は、変速レバーを後進側から前進側に戻す場合、
アクセルレバーには何ら作用しないようにしたものであ
る。
(ハ)問題点を解決するための手段 このような課題の下、この考案は、変速レバーを前進側
から後進側に移動させると、アクセルレバーに作用して
アクセルレバーを高速側から低速側に移動させる移動農
機におけるアクセルレバーと変速レバーとの連動構造に
おいて、変速レバーとアクセルレバーとの間に、変速レ
バーを前進側から後進側に移動させるとき、変速レバー
で押動されて回転してアクセルレバーを低速側に切換
え、一方、変速レバーを後進側から前進側に移動させる
とき、その場で後退して変速レバーの通過を許容し、ア
クセルレバーをその位置に留めたままにするカムからな
るカム機構を介在させたことを特徴とする移動農機にお
けるアクセルレバーと変速レバーとの連動構造を提供し
たものである。
(ホ)作用 以上の手段をとることにより、変速レバーを前進側から
後進側に切り換えたときにはアクセルレバーを低速側に
切り換え、速度は低下して安全が保たれる。しかし、後
進側から前進側に切り換えたときには何らアクセルレバ
ーに作用しないから、後進時の速度のままで前進し、安
全である。
(ヘ)実施例 以下に、図面を参照して、この考案の好適な実施例を例
示的に詳説する。
変速レバーとアクセルレバーとの連動構造は、第1図お
よび第2図に示すように、変速レバー1とアクセルレバ
ー2との間にカム機構3を関連配置して構成される。
変速レバー1は、案内板4の上下方向に形成された案内
溝4aに沿って移動自在で上方の前進F側と下方の後進
R側とに変速切替操作可能に形成される通常構造のもの
で構成される。なお、図示は省略するが、中立位置も適
宜位置に設けられている。
アクセルレバー2は、支持軸5に軸着され、適宜摩擦機
構6によって高速H側と低速L側との間の任意位置に保
持操作可能に形成されるとともに、その基部から延長ア
ーム2aが左方の変速レバー1側に向けて延長され、エン
ジン(図示省略)の回転速度を調整するコントロール機
構(図示省略)とアクセルワイヤー7を介して適宜連結
されている。
カム機構3は、第1図および第2図において、左右方向
に長いアーム状の板材に、その長手方向に沿って長孔9
を形成し、この長孔9を枢支軸10に回動自在かつ左右水
平移動自在に枢支するとともに、変速レバー1が変速切
替途中通過する案内溝4aの中途位置と、前記延長アーム
2aの支持軸5回りの回動移動軌跡範囲内とに左右両端部
をそれぞれ臨ましているカム8と、枢支軸10回りを右回
り(実施例では時計回り)するカム8をその長手方向が
左右方向となる水平位置で回動規制するストッパー11
と、このストッパー11位置までカム8を時計回りに付勢
する戻しバネ12とで構成される。そして、案内溝4aに臨
んでいるカム8の左端部は、案内溝4aの長手方向に直交
する直交上面8aと、斜交する右下がりの傾斜下面8bとか
らなる先細り状に形成され、前進F側から後進R側へ向
けて変速切替する途中の変速レバー1が直交状にこのカ
ム8の直交上面8aに当たり、これにより、枢支軸10回り
に戻しバネ12に抗してこのカム8が反時計方向に一定角
度まで漸次回動され、一定角度になると、案内溝4aから
直交上面8aが左方に外れ、変速レバー1のみが後進R位
置に至る一方、戻しバネ12により元のストッパー11位置
にカム8が自己復帰するようになっており、逆に、後進
R側から前進F側へ向けて変速切替する途中の変速レバ
ー1が斜交状にカム8の傾斜下面8bに当たり、これによ
り、このカム8が戻しバネ12に抗してストッパー11上面
を摺動しつつ右方に水平移動され、変速レバー1のみが
前進F位置に至る一方、戻しバネ12により元の位置にカ
ム8が自己復帰するようになっている。一方、カム8の
右端部は、延長アーム2aの下方に位置され、アクセルレ
バー2が高速H位置にあるとき、この延長アーム2aの下
面近傍もしくは接当し、このカム8が前述のように、枢
支軸10回りに戻しバネ12に抗して反時計方向に一定角度
まで回動する際にのみ延長アーム2aを押し上げ支持軸5
回りにアクセルレバー2を低速L位置まで回動できるよ
うになっている。この際、アクセルレバー2の回動が摩
擦機構6を介してなされるので、その摩擦抵抗分、変速
レバー1の後進変速切替操作をする上で抵抗となり、誤
操作しにくくなる。
以上によると、変速レバー1とアクセルレバー2とは、
通常構造のものと同様に、独立してそれぞれ操作でき、
ただ、変速レバー1の前進F側から後進R側への後進変
速切替操作時に、カム8が枢支軸10回りに回動されるこ
とになるので、アクセルレバー2が高速H側のままであ
っても、このカム8の回動により、アクセルレバー2が
低速L位置まで自動的に連動して戻されることになり、
アクセルレバー2が高速H側にあるのを忘れて変速レバ
ー1の後進変速切替操作がなされても急に機体が後進す
ることがなくなる。また、変速レバー1の後進R側から
前進F側への前進変速切替操作時には、アクセルレバー
2とは無関係にカム8のみを水平に右方に移動させ、変
速レバー1は案内溝4aに沿って前進F側まで通過できる
ことになる。
第3図は、変速レバーとアクセルレバーとの別の連動構
造を示し、この連動構造は、アクセルレバー2と前記コ
ントロール機構とを連結するアクセルワイヤー7の中途
部に、変速レバー1と連動するカム機構3が設けられて
いるもので、前述の連動構造と大きく相違する点は、ま
ず、カム機構3には前述のストッパー11がなく、そのた
め、カム8は枢支軸10に対し、回動自在で、しかも、長
孔9方向に沿って移動自在となっており、また、通常時
は、アクセルレバー2の操作量が枢支軸10回りに回動す
るカム8を介して、一定の比率A:Bで拡大され、前記
コントロール機構に伝達されるようになっている点であ
る。次に、カム8には、前述の直交上面8a、傾斜下面8b
がない代わりに、所要湾曲カム面13aを有するカム孔13
が形成されており、このカム孔13内に変速レバー1先端
に軸着したコロ1aが臨まされている。そして、アクセル
レバー2操作に連動して枢支軸10回りにカム8の回動が
なされても、変速レバー1の中立N位置、前進F位置へ
の操作は、このコロ1aを自由にカム孔13内で移動させれ
るように構成することにより関係なくできるようになっ
ており、また、第3図1点鎖線に示すように、アクセル
レバー2が低速L位置にあるときには、特に、変速レバ
ー1の後進R位置への操作をしてもコロ1aがカム孔13の
湾曲カム面13a近傍まで来れるようになっており、さら
に、アクセルレバー2が高速H位置にあるときには(第
3図実線)、第3図2点鎖線に示すように、変速レバー
1の後進R位置への操作をすると、コロ1aが湾曲カム面
13aを戻しバネ12に抗して押し枢支軸10にガイドさせつ
つ長孔9が移動されるようになっていて、これにより、
A:Bの比率の変更率が変わり、アクセルワイヤー7長
さがLからl(L>l)、Tからt(T>t)に変化さ
れ、低速となる。この後進時の車速ダウン率は、アクセ
ルレバー2が低速L側から高速H側に操作するにつれて
大きくなるように前記湾曲カム面13aの曲率、変速レバ
ー1の回動支点位置等考慮して適宜決定される。
(ト)考案の効果 以上、この考案は、アクセルレバー2が高速H側に操作
されているとき、変速レバー1を前進F側から後進R側
に後進変速切替操作すると、カム機構3を介して、アク
セルレバー2が低速L側に自動的に切替操作されるの
で、変速レバー1の後進変速切替操作時、エンジンの回
転速度が下がり、機体が急速に後進することがなくな
り、安全性の向上が図れる。また、アクセルレバー2の
保持切替操作が摩擦機構6によってなされるので、この
アクセルレバー2をカム機構3を介して低速L側に戻す
変速レバー1の後進変速切替操作時のみ、手元荷重が摩
擦機構6による摩擦抵抗分重くなり、誤操作し難くな
る。なお、変速レバー1を後進R側から前進F側に戻す
場合、変速レバー1はカム8を通過するが、このとき、
カム8は後退するのみで何らアクセルレバー2に作用し
ない。したがって、機体の速度は後進の速度と変わら
ず、安全である。さらに、後進の車速は、アクセルレバ
ー2で調整できるので後進の車速を遅くするための軸、
ギャ等を少なくでき、これにより、ミッションケースを
小型にでき、重量軽減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案に係る変速レバーとアク
セルレバーとの連動構造の実施例を示す説明図、第3図
は同連動構造の別の実施例を示す説明図である。 (符号) 1……変速レバー 2……アクセルレバー 3……カム機構 6……摩擦機構 F……前進位置 R……後進位置 H……高速位置 L……低速位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速レバー(1)を前進(F)側から後進
    (R)側に移動させると、アクセルレバー(2)に作用
    してアクセルレバー(2)を高速(H)側から低速
    (L)側に移動させる移動農機におけるアクセルレバー
    と変速レバーとの連動構造において、変速レバー(1)
    とアクセルレバー(2)との間に、変速レバー(1)を
    前進(F)側から後進(R)側に移動させるとき、変速
    レバー(1)で押動されて回転してアクセルレバー
    (2)を低速(L)側に切換え、一方、変速レバー
    (1)を後進(R)側から前進(F)側に移動させると
    き、その場で後退して変速レバー(1)の通過を許容
    し、アクセルレバー(2)をその位置に留めたままにす
    るカム(8)からなるカム機構(3)を介在させたこと
    を特徴とする移動農機におけるアクセルレバーと変速レ
    バーとの連動機構。
JP1986082326U 1986-05-29 1986-05-29 移動農機における変速レバーとアクセルレバーとの連動構造 Expired - Lifetime JPH0626440Y2 (ja)

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JPS62192933U JPS62192933U (ja) 1987-12-08
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