JPH0626259A - 二輪車の盗難防止装置 - Google Patents
二輪車の盗難防止装置Info
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- JPH0626259A JPH0626259A JP5128685A JP12868593A JPH0626259A JP H0626259 A JPH0626259 A JP H0626259A JP 5128685 A JP5128685 A JP 5128685A JP 12868593 A JP12868593 A JP 12868593A JP H0626259 A JPH0626259 A JP H0626259A
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- Japan
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- rod
- lock
- boss
- fitting body
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、ロック金具本体をコンパクトに折り
畳める構成でありながら、棒状体の連結部の耐破壊強度
を充分に確保できる二輪車の盗難防止装置の提供を目的
とする。 【構成】複数の棒状体(2)の端部に金属製のボス部
(4a)(4b)を一体に固着して、隣り合う棒状体の
ボス部を同軸的に重ね合わせ、その一方のボス部に、軸
方向に貫通する通孔(5)を設けるとともに、他方のボ
ス部には、通孔に連なる開口(7a)を有し、かつこの
開口とは反対側が底壁(7b)によって一体に閉塞され
た凹部(7)を設け、一方のボス部の通孔に枢軸(6)
を回動可能に挿通して、この枢軸の挿通端を凹部内に位
置させるとともに、ピン(8)を介して凹部に抜け止め
保持し、かつ、上記ロック金具本体の両端には、施錠操
作により着脱可能に連結されるロック部(9)を設けた
ことを特徴としている。
畳める構成でありながら、棒状体の連結部の耐破壊強度
を充分に確保できる二輪車の盗難防止装置の提供を目的
とする。 【構成】複数の棒状体(2)の端部に金属製のボス部
(4a)(4b)を一体に固着して、隣り合う棒状体の
ボス部を同軸的に重ね合わせ、その一方のボス部に、軸
方向に貫通する通孔(5)を設けるとともに、他方のボ
ス部には、通孔に連なる開口(7a)を有し、かつこの
開口とは反対側が底壁(7b)によって一体に閉塞され
た凹部(7)を設け、一方のボス部の通孔に枢軸(6)
を回動可能に挿通して、この枢軸の挿通端を凹部内に位
置させるとともに、ピン(8)を介して凹部に抜け止め
保持し、かつ、上記ロック金具本体の両端には、施錠操
作により着脱可能に連結されるロック部(9)を設けた
ことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二輪車を電柱等の構築
物に繋ぎ止めたり、あるいは車輪の回り止めをなすこと
で盗難を防止するための装置に関する。
物に繋ぎ止めたり、あるいは車輪の回り止めをなすこと
で盗難を防止するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の盗難防止装置として、従来、例
えば「実公昭56−49813号公報」に見られるよう
に、自動二輪車の車体と電柱等の構築物とを繋ぎ止める
ワイヤーやチェーン、あるいは車輪の回り止めをなすU
字形のロック金具等が知られている。
えば「実公昭56−49813号公報」に見られるよう
に、自動二輪車の車体と電柱等の構築物とを繋ぎ止める
ワイヤーやチェーン、あるいは車輪の回り止めをなすU
字形のロック金具等が知られている。
【0003】また、その他の例として、例えば「米国特
許第3747376号明細書」に示されるように、複数
の細長いバーを有し、これらバーの端部をリベットを介
して回動可能に連結した構成のバーロック装置が知られ
ている。
許第3747376号明細書」に示されるように、複数
の細長いバーを有し、これらバーの端部をリベットを介
して回動可能に連結した構成のバーロック装置が知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ーやチェーンは、切断やこじあけ等の行為に対する耐破
壊強度を高めたり、取り扱いを容易に行えるだけの長さ
を求めると、装置全体が重く大きなものとなるととも
に、一定の形状にコンパクトに折り畳むことが困難とな
り、かさばり易いといった問題がある。
ーやチェーンは、切断やこじあけ等の行為に対する耐破
壊強度を高めたり、取り扱いを容易に行えるだけの長さ
を求めると、装置全体が重く大きなものとなるととも
に、一定の形状にコンパクトに折り畳むことが困難とな
り、かさばり易いといった問題がある。
【0005】これに対し、米国特許に記載されたもの
は、バーロック装置を使用しない時には、リベットの部
分でバーを順次折り畳むことができ、チェーンやワイヤ
ー等に比べて収納性に優れるといった利点を有してい
る。
は、バーロック装置を使用しない時には、リベットの部
分でバーを順次折り畳むことができ、チェーンやワイヤ
ー等に比べて収納性に優れるといった利点を有してい
る。
【0006】ところが、複数のバーの端部を連結するリ
ベットは、ただ単にバーを貫通しているだけで、その両
端部がバー上に露出しているので、例えばリベットの端
部をハンマー等で叩いたりすると,このリベットがバー
から打ち抜かれてしまう虞れがあり得る。このため、バ
ーの連結部が比較的簡単に破壊され易く、この点におい
ていま一歩改善の余地が残されていた。
ベットは、ただ単にバーを貫通しているだけで、その両
端部がバー上に露出しているので、例えばリベットの端
部をハンマー等で叩いたりすると,このリベットがバー
から打ち抜かれてしまう虞れがあり得る。このため、バ
ーの連結部が比較的簡単に破壊され易く、この点におい
ていま一歩改善の余地が残されていた。
【0007】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、ロック金具本体をコンパクトに折り畳め
る構成でありながら、棒状体の連結部の耐破壊強度も充
分に確保でき、ロック金具本体の切断を阻止する上での
信頼性が格段に向上する二輪車の盗難防止装置の提供を
目的とする。
されたもので、ロック金具本体をコンパクトに折り畳め
る構成でありながら、棒状体の連結部の耐破壊強度も充
分に確保でき、ロック金具本体の切断を阻止する上での
信頼性が格段に向上する二輪車の盗難防止装置の提供を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の盗難防止装置は、複数本の金属製の棒状体
を有し、これら棒状体の端部を回動可能に連結すること
により、折り畳み可能で、しかも、ループ状に展開可能
なロック金具本体を備えている。
め、本発明の盗難防止装置は、複数本の金属製の棒状体
を有し、これら棒状体の端部を回動可能に連結すること
により、折り畳み可能で、しかも、ループ状に展開可能
なロック金具本体を備えている。
【0009】そして、上記棒状体の端部に金属製のボス
部を一体に固着して、隣り合う棒状体のボス部を同軸的
に重ね合わせ、これらボス部のうちの一方のボス部に、
軸方向に貫通する通孔を設けるとともに、他方のボス部
には、上記通孔に連なる開口を有し、かつこの開口とは
反対側が底壁によって一体に閉塞された凹部を設け、上
記一方のボス部の通孔に枢軸を回動可能に挿通して、こ
の枢軸の挿通端を上記開口を通じて上記凹部内に位置さ
せるとともに、係止手段を介して上記凹部に抜け止め保
持することで、上記複数の棒状体を枢軸を支点として互
いに回動可能に連結し、かつ、上記ロック金具本体の両
端には、施錠操作により着脱可能に連結されるロック部
を設けたことを特徴としている。
部を一体に固着して、隣り合う棒状体のボス部を同軸的
に重ね合わせ、これらボス部のうちの一方のボス部に、
軸方向に貫通する通孔を設けるとともに、他方のボス部
には、上記通孔に連なる開口を有し、かつこの開口とは
反対側が底壁によって一体に閉塞された凹部を設け、上
記一方のボス部の通孔に枢軸を回動可能に挿通して、こ
の枢軸の挿通端を上記開口を通じて上記凹部内に位置さ
せるとともに、係止手段を介して上記凹部に抜け止め保
持することで、上記複数の棒状体を枢軸を支点として互
いに回動可能に連結し、かつ、上記ロック金具本体の両
端には、施錠操作により着脱可能に連結されるロック部
を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】このような構成によれば、ロック金具本体を使
用しない時には、複数の棒状体を枢軸の部分で自由に折
り曲げることができ、このロック金具本体を折り畳んだ
時の全体形状がコンパクトとなる。このため、従来のワ
イヤーやチェーンのようにかさばることもなく、手狭な
スペースにも容易に収納できる。
用しない時には、複数の棒状体を枢軸の部分で自由に折
り曲げることができ、このロック金具本体を折り畳んだ
時の全体形状がコンパクトとなる。このため、従来のワ
イヤーやチェーンのようにかさばることもなく、手狭な
スペースにも容易に収納できる。
【0011】また、棒状体を連結する枢軸は、専用のボ
ス部を貫通しているので、このボス部によって外方から
覆い隠される。それとともに、枢軸の挿通先端部は凹部
の内側に位置し、かつ底壁によって外方から覆い隠され
ているので、枢軸の挿通先端部が棒状体の外方に露出す
ることはなく、枢軸をボス部から打ち抜くことができな
くなる。このため、ロック金具を折り畳み可能とした構
成でありながら、棒状体の連結部の耐破壊強度が格段に
向上する。
ス部を貫通しているので、このボス部によって外方から
覆い隠される。それとともに、枢軸の挿通先端部は凹部
の内側に位置し、かつ底壁によって外方から覆い隠され
ているので、枢軸の挿通先端部が棒状体の外方に露出す
ることはなく、枢軸をボス部から打ち抜くことができな
くなる。このため、ロック金具を折り畳み可能とした構
成でありながら、棒状体の連結部の耐破壊強度が格段に
向上する。
【0012】
【実施例】以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。図1において、符号1は自動二輪車の盗
難防止用のロック金具本体を示しており、このロック金
具本体1は、複数本の棒状体2を…互いに連結して構成
される。本実施例の棒状体2…は、例えば機械構造用炭
素鋼あるいはクロムモリブデン鋼を用いた中実の丸棒か
らなり、これら棒状体2…の端部は、金属製の自在継手
3…を介して回動可能に連結されている。
いて説明する。図1において、符号1は自動二輪車の盗
難防止用のロック金具本体を示しており、このロック金
具本体1は、複数本の棒状体2を…互いに連結して構成
される。本実施例の棒状体2…は、例えば機械構造用炭
素鋼あるいはクロムモリブデン鋼を用いた中実の丸棒か
らなり、これら棒状体2…の端部は、金属製の自在継手
3…を介して回動可能に連結されている。
【0013】この自在継手3の構造は全て同一であるの
で、一箇所を代表して説明する。すなわち、図2に示す
ように、隣り合う棒状体2,2の端部には、夫々円柱状
のボス部4a,4bが突き合わせ溶接されており、これ
らボス部4a,4bは同軸的に重ね合わされている。そ
して、一方のボス部4aは通孔5を備えており、この通
孔5は、ボス部4aを軸方向に貫通して設けられてい
る。
で、一箇所を代表して説明する。すなわち、図2に示す
ように、隣り合う棒状体2,2の端部には、夫々円柱状
のボス部4a,4bが突き合わせ溶接されており、これ
らボス部4a,4bは同軸的に重ね合わされている。そ
して、一方のボス部4aは通孔5を備えており、この通
孔5は、ボス部4aを軸方向に貫通して設けられてい
る。
【0014】他方のボス部4bは、受け凹部7を備えて
いる。この受け凹部7は、一方のボス部4aの通孔5に
連なる開口7aを有するとともに、この開口7aとは反
対側の端部が底壁7bによって閉塞された形状をなして
おり、この底壁7bは、ボス部4bと一体化されて強度
が高められている。
いる。この受け凹部7は、一方のボス部4aの通孔5に
連なる開口7aを有するとともに、この開口7aとは反
対側の端部が底壁7bによって閉塞された形状をなして
おり、この底壁7bは、ボス部4bと一体化されて強度
が高められている。
【0015】これらボス部4a,4bは、図2に示すよ
うに、枢軸6によって回動可能に連結されている。枢軸
6は、軸部6aと、この軸部6aの一端に連なる大径な
頭部6bとを備え、その軸部6aが通孔5内に軸回り方
向に回動可能に挿通されている。軸部6aの挿通端は、
受け凹部7内に回動可能に導入されており、この軸部6
aの導入端部とボス部4bとは、係止手段としてのピン
8によって結合されている。ピン8は、枢軸6と直交し
た姿勢でボス部4bおよび軸部6aを径方向に貫通する
ように打ち込まれており、このことにより、軸部6aの
導入端部が受け凹部7内に抜け止め保持されている。そ
して、ピン8の挿通先端は、ボス部4bに連なる棒状体
2によって覆い隠されており、ピン8を打ち込んだ以降
は、このピン8を引き抜けないようになっている。
うに、枢軸6によって回動可能に連結されている。枢軸
6は、軸部6aと、この軸部6aの一端に連なる大径な
頭部6bとを備え、その軸部6aが通孔5内に軸回り方
向に回動可能に挿通されている。軸部6aの挿通端は、
受け凹部7内に回動可能に導入されており、この軸部6
aの導入端部とボス部4bとは、係止手段としてのピン
8によって結合されている。ピン8は、枢軸6と直交し
た姿勢でボス部4bおよび軸部6aを径方向に貫通する
ように打ち込まれており、このことにより、軸部6aの
導入端部が受け凹部7内に抜け止め保持されている。そ
して、ピン8の挿通先端は、ボス部4bに連なる棒状体
2によって覆い隠されており、ピン8を打ち込んだ以降
は、このピン8を引き抜けないようになっている。
【0016】したがって、各棒状体2…は、枢軸6を回
動中心として同一面内で360°相対的に回転自在な状
態で連結され、この連結により、隣り合う棒状体2…が
互いに折り重なった状態で畳み込まれるとともに、ロッ
ク金具本体1全体がループ状に展開可能となっている。
動中心として同一面内で360°相対的に回転自在な状
態で連結され、この連結により、隣り合う棒状体2…が
互いに折り重なった状態で畳み込まれるとともに、ロッ
ク金具本体1全体がループ状に展開可能となっている。
【0017】なお、枢軸6の頭部6bは、一方のボス部
4aと同等の外径を有し、枢軸6の軸部6aを通孔5に
差し込んだ状態では、この通孔5を覆い隠して耐破壊強
度の向上に寄与している。
4aと同等の外径を有し、枢軸6の軸部6aを通孔5に
差し込んだ状態では、この通孔5を覆い隠して耐破壊強
度の向上に寄与している。
【0018】また、ロック金具本体1の両端、つまり、
ループ状に展開した時に対向し合う二本の棒状体2,2
の先端には、ロック部9が設けられている。このロック
部9は、一方の棒状体2に設けたロック機構10と、他
方の棒状体2に設けた係止部11とで構成される。
ループ状に展開した時に対向し合う二本の棒状体2,2
の先端には、ロック部9が設けられている。このロック
部9は、一方の棒状体2に設けたロック機構10と、他
方の棒状体2に設けた係止部11とで構成される。
【0019】ロック機構10は、図3に示すように、棒
状体2の先端に同軸状に溶接された外筒12と、この外
筒12内に収容されたロックシリンダ13とを有し、外
筒12の先端開口部にロックシリンダ13のキー差し込
み口14が臨在されている。そして、ロックシリンダ1
3は、キー15によって回動操作されるロックバー16
を有している。このロックバー16は、外筒12内にお
いて施錠位置と解除位置との間に亘って往復回動される
ようになっており、この外筒12の外周面には、上記他
方の棒状体2の係止部11が挿脱可能な挿入口17が開
設されている。
状体2の先端に同軸状に溶接された外筒12と、この外
筒12内に収容されたロックシリンダ13とを有し、外
筒12の先端開口部にロックシリンダ13のキー差し込
み口14が臨在されている。そして、ロックシリンダ1
3は、キー15によって回動操作されるロックバー16
を有している。このロックバー16は、外筒12内にお
いて施錠位置と解除位置との間に亘って往復回動される
ようになっており、この外筒12の外周面には、上記他
方の棒状体2の係止部11が挿脱可能な挿入口17が開
設されている。
【0020】一方、上記係止部11は、棒状体2の先端
外周面の一部を平坦に削るとともに、この平坦面18上
に円柱状の突部19を形成してなるもので、この突部1
9と平坦面18の終端に連なる端面20との間に、ロッ
クバー16が挿脱可能に嵌入する隙間21が形成されて
いる。
外周面の一部を平坦に削るとともに、この平坦面18上
に円柱状の突部19を形成してなるもので、この突部1
9と平坦面18の終端に連なる端面20との間に、ロッ
クバー16が挿脱可能に嵌入する隙間21が形成されて
いる。
【0021】したがって、棒状体2の係止部11を挿入
口17から外筒12内に挿入し、キー差し込み口14に
差し込んだキー15を施錠位置に回動させると、ロック
バー16が突部19の外周面に沿って移動しつつ、隙間
21内に入り込むようになっており、このロックバー1
6と突部19との係止により、棒状体2が外筒12に抜
け止め保持される。
口17から外筒12内に挿入し、キー差し込み口14に
差し込んだキー15を施錠位置に回動させると、ロック
バー16が突部19の外周面に沿って移動しつつ、隙間
21内に入り込むようになっており、このロックバー1
6と突部19との係止により、棒状体2が外筒12に抜
け止め保持される。
【0022】次に、このようなロック金具本体1の使用
方法について、図5および図6を加えて説明する。自動
二輪車の前輪22の回り止めを行う場合には、図5に示
すように、ロック金具本体1を広げ、その一端をフロン
トフォーク23の前方を通してディスクホイール24の
スポーク部25の間に挿通する。引き続いてロック金具
本体1をループ状に展開させて、その先端側をフロント
フォーク23の後方を通してスポーク部25の間に挿通
する。そして、係止部11を外筒12の挿入口17に挿
入し、キー15を施錠位置に回動させて係止部11を抜
出不能にロックする。このロックによって前輪22の回
り止めがなされる。
方法について、図5および図6を加えて説明する。自動
二輪車の前輪22の回り止めを行う場合には、図5に示
すように、ロック金具本体1を広げ、その一端をフロン
トフォーク23の前方を通してディスクホイール24の
スポーク部25の間に挿通する。引き続いてロック金具
本体1をループ状に展開させて、その先端側をフロント
フォーク23の後方を通してスポーク部25の間に挿通
する。そして、係止部11を外筒12の挿入口17に挿
入し、キー15を施錠位置に回動させて係止部11を抜
出不能にロックする。このロックによって前輪22の回
り止めがなされる。
【0023】一方、図6に示すように、前輪22を電柱
やガードレールの支柱のような固定構築物26に繋ぎ止
める場合には、ロック金具本体1を固定構築物26とデ
ィスクホイール24との間に跨がってループ状に展開さ
せ、棒状体2を固定構築物26の外周面およびディスク
ホイール22に引っ掛ける。そして、係止部11を挿入
口17内に挿入し、キー15を施錠位置に回動させるこ
とで係止部11を抜出不能にロックし、前輪22を固定
構築物26に繋ぎ止める。
やガードレールの支柱のような固定構築物26に繋ぎ止
める場合には、ロック金具本体1を固定構築物26とデ
ィスクホイール24との間に跨がってループ状に展開さ
せ、棒状体2を固定構築物26の外周面およびディスク
ホイール22に引っ掛ける。そして、係止部11を挿入
口17内に挿入し、キー15を施錠位置に回動させるこ
とで係止部11を抜出不能にロックし、前輪22を固定
構築物26に繋ぎ止める。
【0024】このような構成によれば、ロック金具本体
1は、複数本の棒状体2…を自在継手3…で連結するこ
とにより構成されるので、このロック金具本体1を使用
しない時には、自在継手3の枢軸6を支点に自由に折り
曲げることができる。このため、長尺な一本のロック金
具本体1を単一の棒状体2の長さにまで折り畳むことが
でき、全体が小さくコンパクトとなる。
1は、複数本の棒状体2…を自在継手3…で連結するこ
とにより構成されるので、このロック金具本体1を使用
しない時には、自在継手3の枢軸6を支点に自由に折り
曲げることができる。このため、長尺な一本のロック金
具本体1を単一の棒状体2の長さにまで折り畳むことが
でき、全体が小さくコンパクトとなる。
【0025】しかも、この場合、各棒状体2…および自
在継手3…は、高硬度の金属製で剛性が高いので、容易
に破壊されずに済むのは勿論のこと、折り畳んだ状態で
は、図4に示すように、棒状体2…相互が折り重なって
一束に纏まり易く、ロック金具本体1を折り畳んだ時の
形状が一定となる。
在継手3…は、高硬度の金属製で剛性が高いので、容易
に破壊されずに済むのは勿論のこと、折り畳んだ状態で
は、図4に示すように、棒状体2…相互が折り重なって
一束に纏まり易く、ロック金具本体1を折り畳んだ時の
形状が一定となる。
【0026】したがって、ロック金具本体1の不使用時
に従来のケーブルやワイヤーのようにかさばることもな
く、収納性が格段に向上するので、手狭なスペースにも
容易に収納することができる。それとともに、ロック金
具本体1の折り畳み形状がコンパクトで、かつ一束に纏
まるので、例えば図4の想像線で示すように、筒状のケ
ース29にも容易に収納することができる。このため、
自動二輪車のバーハンドルやキャリアあるいはフレーム
等の車体各部に取り付けて自由に持ち運ぶことができ、
特に携帯用として好都合となる。
に従来のケーブルやワイヤーのようにかさばることもな
く、収納性が格段に向上するので、手狭なスペースにも
容易に収納することができる。それとともに、ロック金
具本体1の折り畳み形状がコンパクトで、かつ一束に纏
まるので、例えば図4の想像線で示すように、筒状のケ
ース29にも容易に収納することができる。このため、
自動二輪車のバーハンドルやキャリアあるいはフレーム
等の車体各部に取り付けて自由に持ち運ぶことができ、
特に携帯用として好都合となる。
【0027】また、上記構成によると、各棒状体2…の
端部に、同軸的に重ねられる円柱状のボス部4a,4b
を設け、これらボス部4a,4bの間に亘って枢軸6の
軸部6aを挿通させてあるので、この軸部6aはボス部
4a,4bによって外方から覆い隠される。それととも
に、軸部6aの挿通先端部が入り込む受け凹部7は、底
壁7bを有するので、枢軸6の挿通先端端がロック装置
本体1の外方に露出することはなく、この枢軸6をボス
部4a,4bから打ち抜くことができなくなる。
端部に、同軸的に重ねられる円柱状のボス部4a,4b
を設け、これらボス部4a,4bの間に亘って枢軸6の
軸部6aを挿通させてあるので、この軸部6aはボス部
4a,4bによって外方から覆い隠される。それととも
に、軸部6aの挿通先端部が入り込む受け凹部7は、底
壁7bを有するので、枢軸6の挿通先端端がロック装置
本体1の外方に露出することはなく、この枢軸6をボス
部4a,4bから打ち抜くことができなくなる。
【0028】このため、ロック金具本体1を枢軸6の部
分で折り畳み可能とした構成でありながら、棒状体2…
の連結部分の耐破壊強度を格段に高めることができ、ル
ープ状に展開したロック金具本体1の破断や分離を阻止
する上での信頼性が向上する。
分で折り畳み可能とした構成でありながら、棒状体2…
の連結部分の耐破壊強度を格段に高めることができ、ル
ープ状に展開したロック金具本体1の破断や分離を阻止
する上での信頼性が向上する。
【0029】なお、上記実施例では、ロック金具本体の
端部にロック機構を一体に組み込んだが、例えばロック
金具本体の両端部に、ループ状に展開した時に互いに対
向合致されるロック孔を開設しておき、これらロック孔
を合致させた状態で、別の南京錠を用いて施錠しても良
い。さらに、棒状体も中実の丸棒に限らず、例えばパイ
プや細長い板材にて構成しても良い。
端部にロック機構を一体に組み込んだが、例えばロック
金具本体の両端部に、ループ状に展開した時に互いに対
向合致されるロック孔を開設しておき、これらロック孔
を合致させた状態で、別の南京錠を用いて施錠しても良
い。さらに、棒状体も中実の丸棒に限らず、例えばパイ
プや細長い板材にて構成しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ロック金
具本体を使用しない時には、コンパクトで、かつ一定の
形状に折り畳むことができるので、このロック金具本体
がかさばることもなく、その分、収納性が格段に向上す
る。
具本体を使用しない時には、コンパクトで、かつ一定の
形状に折り畳むことができるので、このロック金具本体
がかさばることもなく、その分、収納性が格段に向上す
る。
【0031】しかも、棒状体を連結する枢軸は、専用の
ボス部によって外方から覆い隠されるとともに、この枢
軸の挿通先端部が入り込む凹部は底壁を有するので、枢
軸の挿通先端端がロック装置本体の外方に露出すること
はなく、枢軸をボス部から打ち抜くことができなくな
る。このため、ロック金具本体を枢軸の部分で折り畳み
可能とした構成でありながら、棒状体の連結部分の耐破
壊強度を格段に高めることができ、ループ状に展開した
ロック金具本体の破断や分離を阻止する上での信頼性が
向上するといった利点がある。
ボス部によって外方から覆い隠されるとともに、この枢
軸の挿通先端部が入り込む凹部は底壁を有するので、枢
軸の挿通先端端がロック装置本体の外方に露出すること
はなく、枢軸をボス部から打ち抜くことができなくな
る。このため、ロック金具本体を枢軸の部分で折り畳み
可能とした構成でありながら、棒状体の連結部分の耐破
壊強度を格段に高めることができ、ループ状に展開した
ロック金具本体の破断や分離を阻止する上での信頼性が
向上するといった利点がある。
【図1】(a)は、本発明の一実施例におけるロック金
具本体をループ状に広げた状態の平面図。(b)は、ロ
ック金具本体を図1の(a)のA線方向から見た側面
図。
具本体をループ状に広げた状態の平面図。(b)は、ロ
ック金具本体を図1の(a)のA線方向から見た側面
図。
【図2】自在継手の断面図。
【図3】ロック金具本体のロック部の断面図。
【図4】(a)は、ロック金具本体を折り畳んだ状態の
平面図。(b)は、ロック金具本体を図4の(a)のB
線方向から見た側面図。
平面図。(b)は、ロック金具本体を図4の(a)のB
線方向から見た側面図。
【図5】ロック金具本体によって自動二輪車の前輪の回
り止めをなした状態を示す斜視図。
り止めをなした状態を示す斜視図。
【図6】自動二輪車の前輪と固定構築物との間をロック
金具本体によって繋ぎ止めた状態を示す斜視図。
金具本体によって繋ぎ止めた状態を示す斜視図。
1…ロック金具本体、 2…棒状体、4
a,4b…ボス部、 5…通孔、6…枢
軸、 7…凹部(受け凹部)、
7a…開口、 7b…底壁、8…
係止手段(ピン)、 9…ロック部。
a,4b…ボス部、 5…通孔、6…枢
軸、 7…凹部(受け凹部)、
7a…開口、 7b…底壁、8…
係止手段(ピン)、 9…ロック部。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数本の金属製の棒状体を有し、これら
棒状体の端部を回動可能に連結することにより、折り畳
み可能で、しかも、ループ状に展開可能なロック金具本
体を備えている二輪車の盗難防止装置において、 上記棒状体の端部に金属製のボス部を一体に固着して、
隣り合う棒状体のボス部を同軸的に重ね合わせ、 これらボス部のうちの一方のボス部に、軸方向に貫通す
る通孔を設けるとともに、他方のボス部には、上記通孔
に連なる開口を有し、かつこの開口とは反対側が底壁に
よって一体に閉塞された凹部を設け、 上記一方のボス部の通孔に枢軸を回動可能に挿通して、
この枢軸の挿通端を上記開口を通じて上記凹部内に位置
させるとともに、係止手段を介して上記凹部に抜け止め
保持することで、上記複数の棒状体を枢軸を支点として
互いに回動可能に連結し、 かつ、上記ロック金具本体の両端には、施錠操作により
着脱可能に連結されるロック部を設けたことを特徴とす
る二輪車の盗難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128685A JPH0694749B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 二輪車の盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128685A JPH0694749B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 二輪車の盗難防止装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19713385A Division JPH0694747B2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | 二輪車の盗難防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626259A true JPH0626259A (ja) | 1994-02-01 |
JPH0694749B2 JPH0694749B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=14990900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5128685A Expired - Lifetime JPH0694749B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 二輪車の盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694749B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3747376A (en) * | 1971-08-23 | 1973-07-24 | J White | Bar lock linkage |
JPS4988386U (ja) * | 1972-11-09 | 1974-07-31 | ||
JPS5324874U (ja) * | 1976-08-11 | 1978-03-02 | ||
JPS5740561U (ja) * | 1980-08-19 | 1982-03-04 | ||
FR2503077A1 (fr) * | 1981-04-02 | 1982-10-08 | Neiman Sa | Antivol deformable pour vehicule a deux roues |
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JPS6259783A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-16 | 株式会社 アイアイシ− | 二輪車の盗難防止装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5677902A (en) * | 1980-11-27 | 1981-06-26 | Kenkichi Tsukamoto | Counter weight |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5128685A patent/JPH0694749B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (7)
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JPS6259783A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-16 | 株式会社 アイアイシ− | 二輪車の盗難防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0694749B2 (ja) | 1994-11-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |