JPH0626243Y2 - 超音波内視鏡走査装置 - Google Patents
超音波内視鏡走査装置Info
- Publication number
- JPH0626243Y2 JPH0626243Y2 JP1987191480U JP19148087U JPH0626243Y2 JP H0626243 Y2 JPH0626243 Y2 JP H0626243Y2 JP 1987191480 U JP1987191480 U JP 1987191480U JP 19148087 U JP19148087 U JP 19148087U JP H0626243 Y2 JPH0626243 Y2 JP H0626243Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- ultrasonic probe
- signal cable
- center
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は挿入部内に超音波探触子を設け、駆動手段を用
いて機械的に走査する超音波内視鏡走査装置に関するも
のである。
いて機械的に走査する超音波内視鏡走査装置に関するも
のである。
機械走査式体腔内超音波診断装置における超音波内視鏡
は、挿入部先端に超音波探触子を配設し、駆動手段によ
り機械的に超音波走査するものである。
は、挿入部先端に超音波探触子を配設し、駆動手段によ
り機械的に超音波走査するものである。
例えば特開昭61-64240号公報、特開昭62-82944号公報に
は回動部材に固定された超音波探触子を、駆動手段およ
び駆動伝達部材などによって回動させることによって超
音波走査する内容が記載されている。これらの場合、超
音波探触子の駆動および受信信号に関しては、信号ケー
ブルを介して手元操作部内および観測装置内で処理して
いる。
は回動部材に固定された超音波探触子を、駆動手段およ
び駆動伝達部材などによって回動させることによって超
音波走査する内容が記載されている。これらの場合、超
音波探触子の駆動および受信信号に関しては、信号ケー
ブルを介して手元操作部内および観測装置内で処理して
いる。
しかしながら、従来の超音波内視鏡操作装置では先端硬
性部の径を小さくすることに限界がある。つまり、超音
波内視鏡においては挿入部の一部である先端硬性部の径
を小さくすることが被検対象者の苦痛を少なくし、挿入
操作性を向上することとなるのである。しかし、従来の
ものは第７図に示すように信号ケーブル25がダンパ材26
背面から回転軸線Ｙ方向へ直線的に引き出され、そのま
ま回転子28の中空軸孔28aへと導かれており、超音波探
触子の背面側に設けた絶縁層27をほぼ超音波探触子の厚
さ分だけ大きくとらねばならず、先端硬性部径が太くな
らざるを得なかった。
性部の径を小さくすることに限界がある。つまり、超音
波内視鏡においては挿入部の一部である先端硬性部の径
を小さくすることが被検対象者の苦痛を少なくし、挿入
操作性を向上することとなるのである。しかし、従来の
ものは第７図に示すように信号ケーブル25がダンパ材26
背面から回転軸線Ｙ方向へ直線的に引き出され、そのま
ま回転子28の中空軸孔28aへと導かれており、超音波探
触子の背面側に設けた絶縁層27をほぼ超音波探触子の厚
さ分だけ大きくとらねばならず、先端硬性部径が太くな
らざるを得なかった。
このため超音波探触子の開口径を小さくすることにより
先端硬性部径を小さくするという方法があるが、開口径
を小さくすれば方位分解能の低下や超音波の音圧レベル
を落とすこととなってしまいひいては超音波診断機能の
低下を招いてしまうという問題がある。
先端硬性部径を小さくするという方法があるが、開口径
を小さくすれば方位分解能の低下や超音波の音圧レベル
を落とすこととなってしまいひいては超音波診断機能の
低下を招いてしまうという問題がある。
本考案は、上記問題点を解決すべく提案されるもので、
超音波探触子を設けている挿入部の外径を小さくし、挿
入操作性の向上を目的としたものである。
超音波探触子を設けている挿入部の外径を小さくし、挿
入操作性の向上を目的としたものである。
本考案は、細長の挿入部の先端で超音波を走査すること
により断層像を得る超音波内視鏡走査装置において、 超音波を送受する超音波振動子と、該超音波振動子の背
面に設けられ振動を吸収するダンパ部材とを層状に設け
ることにより所定の厚みを有して形成される超音波探触
子と、この超音波探触子を先端に設け、超音波探触子の
厚み方向における略中心を回転中心として回転させる回
転子と、前記超音波振動子に電気的に接続され前記超音
波探触子の厚み方向における中心より背面側から導出さ
れる信号ケーブルと、前記回転子に形成され前記厚み方
向における中心より背面側から導出された信号ケーブル
を挿通する中空軸孔部とを具備したことを特徴とする超
音波内視鏡走査装置である。これにより超音波探触子の
背面に無駄なスペースを作らなくともよいために、挿入
部の外径を小さくできることとなる。
により断層像を得る超音波内視鏡走査装置において、 超音波を送受する超音波振動子と、該超音波振動子の背
面に設けられ振動を吸収するダンパ部材とを層状に設け
ることにより所定の厚みを有して形成される超音波探触
子と、この超音波探触子を先端に設け、超音波探触子の
厚み方向における略中心を回転中心として回転させる回
転子と、前記超音波振動子に電気的に接続され前記超音
波探触子の厚み方向における中心より背面側から導出さ
れる信号ケーブルと、前記回転子に形成され前記厚み方
向における中心より背面側から導出された信号ケーブル
を挿通する中空軸孔部とを具備したことを特徴とする超
音波内視鏡走査装置である。これにより超音波探触子の
背面に無駄なスペースを作らなくともよいために、挿入
部の外径を小さくできることとなる。
第１図〜第３図は、本考案の第１実施例を示すもので、
そのうち第１図は超音波内視鏡装置全体を示したもので
ある。この装置は先端硬性部１、彎曲部２を含む挿入部
３、副操作部４、操作部５を具えている。第２図は先端
硬性部１の拡大斜視図で、イメージガイドファイバー６
（撮像素子を用いることもある）、ライトガイドファイ
バー７、吸引口８、洗浄ノズル９を具えた対物光学系
と、流動バラフィンを充満した硬質ポリエチレン製の先
端キャップ12内に延在された回動自在の回転子10および
該回転子10に固定された超音波探触子11を有する。
そのうち第１図は超音波内視鏡装置全体を示したもので
ある。この装置は先端硬性部１、彎曲部２を含む挿入部
３、副操作部４、操作部５を具えている。第２図は先端
硬性部１の拡大斜視図で、イメージガイドファイバー６
（撮像素子を用いることもある）、ライトガイドファイ
バー７、吸引口８、洗浄ノズル９を具えた対物光学系
と、流動バラフィンを充満した硬質ポリエチレン製の先
端キャップ12内に延在された回動自在の回転子10および
該回転子10に固定された超音波探触子11を有する。
第３図は先端硬性部１のうち超音波探触子11近傍を示す
断面図である。超音波振動子13の両面には信号ケーブル
15の芯線16とアース線17が接続されている。超音波振動
子13の背面には振動吸収用のダンパー材14を充填しその
背面に信号ケーブル15を絶縁層18とともに設けている。
これら全体は超音波出入射窓を残してハウジング19で覆
っている。超音波探触子11後部には回転子10を設け超音
波探触子11は駆動力を受けるこの回転子10を介して回転
駆動する。超音波探触子11は回転子10の軸線である回転
軸線Ｘ上に設けられる。信号ケーブル15は前記回転軸線
Ｘより超音波振動子13の背面方向にずれるとともに回転
軸線Ｘと平行して設け、蛇行部分15aを介して回転子10
の中空軸穴10aに延在している。更に回転駆動伝達部材
を経由して副操作部へと延在する。20は信号ケーブル15
の配設状態を確認するための回転子10の切り欠き部であ
る。なお、超音波振動子13はＰＺＴ（チタン酸ジルコン
酸鉛）製の圧電体の両面に銀電極を焼き付け、該銀電極
に芯線16とアース線17を電気的に接続したものである。
信号ケーブル15の外周はエポキシ接着剤の絶縁層で包囲
し、芯線とアース線が超音波探触子内でショートしない
ようにしてある。
断面図である。超音波振動子13の両面には信号ケーブル
15の芯線16とアース線17が接続されている。超音波振動
子13の背面には振動吸収用のダンパー材14を充填しその
背面に信号ケーブル15を絶縁層18とともに設けている。
これら全体は超音波出入射窓を残してハウジング19で覆
っている。超音波探触子11後部には回転子10を設け超音
波探触子11は駆動力を受けるこの回転子10を介して回転
駆動する。超音波探触子11は回転子10の軸線である回転
軸線Ｘ上に設けられる。信号ケーブル15は前記回転軸線
Ｘより超音波振動子13の背面方向にずれるとともに回転
軸線Ｘと平行して設け、蛇行部分15aを介して回転子10
の中空軸穴10aに延在している。更に回転駆動伝達部材
を経由して副操作部へと延在する。20は信号ケーブル15
の配設状態を確認するための回転子10の切り欠き部であ
る。なお、超音波振動子13はＰＺＴ（チタン酸ジルコン
酸鉛）製の圧電体の両面に銀電極を焼き付け、該銀電極
に芯線16とアース線17を電気的に接続したものである。
信号ケーブル15の外周はエポキシ接着剤の絶縁層で包囲
し、芯線とアース線が超音波探触子内でショートしない
ようにしてある。
以上の如く構成されているので、信号ケーブルが超音波
振動子背面から出る方向を回転軸線方向へ直線的にする
必要がなくなり、信号ケーブルの背面側に無駄なスペー
スを作らなくともよい。従って第５図に示すごとく超音
波探触子の厚みが、第５図Ｂの状態からＡの状態となる
ため点線で示す超音波走査時の回転径が小さくなり、先
端硬性部の先端キヤップ系を小さくすることができる。
振動子背面から出る方向を回転軸線方向へ直線的にする
必要がなくなり、信号ケーブルの背面側に無駄なスペー
スを作らなくともよい。従って第５図に示すごとく超音
波探触子の厚みが、第５図Ｂの状態からＡの状態となる
ため点線で示す超音波走査時の回転径が小さくなり、先
端硬性部の先端キヤップ系を小さくすることができる。
第４図、第６図は本考案の第２実施例を示すもので、第
１実施例と対応する部分には同一符号を付した。超音波
振動子13はＰＶＤＦ（ポリフッ化ビニリデン）圧電体の
両面に電極を蒸着したもので、信号ケーブル15の芯線と
アース線が電気的に接続されている。信号ケーブル15は
超音波探触子の背面中央部からハウジングの外側へ出て
ハウジング外側に沿い、更に回転子10の切り欠き部20を
経由して中空軸孔10aを延在している。この場合も超音
波探触子は回転軸線Ｘ上に設けられ、信号ケーブル15に
超音波振動子の背面方向にずらして設けられている。従
って、第１実施例の場合と同様の効果が得られる。つま
り、第６図に示すごとく、第２実施例の場合を示すＢは
第１実施例の場合を示すＡと同様の超音波走査時の回転
径とすることができるのである。
１実施例と対応する部分には同一符号を付した。超音波
振動子13はＰＶＤＦ（ポリフッ化ビニリデン）圧電体の
両面に電極を蒸着したもので、信号ケーブル15の芯線と
アース線が電気的に接続されている。信号ケーブル15は
超音波探触子の背面中央部からハウジングの外側へ出て
ハウジング外側に沿い、更に回転子10の切り欠き部20を
経由して中空軸孔10aを延在している。この場合も超音
波探触子は回転軸線Ｘ上に設けられ、信号ケーブル15に
超音波振動子の背面方向にずらして設けられている。従
って、第１実施例の場合と同様の効果が得られる。つま
り、第６図に示すごとく、第２実施例の場合を示すＢは
第１実施例の場合を示すＡと同様の超音波走査時の回転
径とすることができるのである。
以上のごとく、本考案によれば超音波振動子背面の信号
ケーブルの背面側スペースを最小限とすることができ、
超音波走査時の回転径を小さくできる。従って、先端硬
性部の先端キャップ径を小さくできることとなり、超音
波内視鏡の挿入部の体腔内への挿入操作性が向上するこ
ととなった。更に超音波探触子の重量が軽くなり、回転
駆動させる駆動源の負担を軽減できることとなった。
ケーブルの背面側スペースを最小限とすることができ、
超音波走査時の回転径を小さくできる。従って、先端硬
性部の先端キャップ径を小さくできることとなり、超音
波内視鏡の挿入部の体腔内への挿入操作性が向上するこ
ととなった。更に超音波探触子の重量が軽くなり、回転
駆動させる駆動源の負担を軽減できることとなった。
第１図は、第１実施例の超音波走査装置を具えた超音波
内視鏡装置の全体図、 第２図は、同先端硬性部の拡大斜視図、 第３図は、同先端硬性部の一部断面図、 第４図は、第２実施例の断面図、 第５図、第６図は、超音波走査時の回転径を示す説明
図、 第７図は、従来例を示す断面図である。 10……回転子、10a……中空軸孔、11……超音波探触
子、15……信号ケーブル、Ｘ……回転軸線
内視鏡装置の全体図、 第２図は、同先端硬性部の拡大斜視図、 第３図は、同先端硬性部の一部断面図、 第４図は、第２実施例の断面図、 第５図、第６図は、超音波走査時の回転径を示す説明
図、 第７図は、従来例を示す断面図である。 10……回転子、10a……中空軸孔、11……超音波探触
子、15……信号ケーブル、Ｘ……回転軸線
Claims (1)
- 【請求項１】細長の挿入部の先端で超音波を走査するこ
とにより断層像を得る超音波内視鏡走査装置において、 超音波を送受する超音波振動子と、該超音波振動子の背
面に設けられ振動を吸収するダンパ部材とを層状に設け
ることにより所定の厚みを有して形成される超音波探触
子と、この超音波探触子を先端に設け、超音波探触子の
厚み方向における略中心を回転中心として回転させる回
転子と、前記超音波振動子に電気的に接続され前記超音
波探触子の厚み方向における中心より背面側から導出さ
れる信号ケーブルと、前記回転子に形成され前記厚み方
向における中心より背面側から導出された信号ケーブル
を挿通する中空軸孔部とを具備したことを特徴とする超
音波内視鏡走査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987191480U JPH0626243Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 超音波内視鏡走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987191480U JPH0626243Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 超音波内視鏡走査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0195909U JPH0195909U (ja) | 1989-06-26 |
| JPH0626243Y2 true JPH0626243Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31482389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987191480U Expired - Lifetime JPH0626243Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 超音波内視鏡走査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626243Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0793928B2 (ja) * | 1988-08-30 | 1995-10-11 | 和雄 馬場 | 体腔内挿入型超音波スキャナ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57168648A (en) * | 1981-04-08 | 1982-10-18 | Olympus Optical Co | Ultrasonic diagnostic apparatus for body cavity |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP1987191480U patent/JPH0626243Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57168648A (en) * | 1981-04-08 | 1982-10-18 | Olympus Optical Co | Ultrasonic diagnostic apparatus for body cavity |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0195909U (ja) | 1989-06-26 |
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