JPH06262431A - バリ取り装置 - Google Patents
バリ取り装置Info
- Publication number
- JPH06262431A JPH06262431A JP5850993A JP5850993A JPH06262431A JP H06262431 A JPH06262431 A JP H06262431A JP 5850993 A JP5850993 A JP 5850993A JP 5850993 A JP5850993 A JP 5850993A JP H06262431 A JPH06262431 A JP H06262431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file
- deburring
- pressing force
- molded product
- deflection
- Prior art date
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- Pending
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寸法，形状にバラツキを有する型成形品のバ
リ取り加工を精度良く行なうことができるバリ取り装置
を提供することを目的とする。 【構成】 やすり付き振動工具２の被切削物４に対する
押付け力をやすり１のたわみ量を検出して、このたわみ
量に応じて被切削物４に対するやすり１の押付け力を制
御することにより、型成形品の段差や起伏に対しても適
正な押付け力を得るようにした。
リ取り加工を精度良く行なうことができるバリ取り装置
を提供することを目的とする。 【構成】 やすり付き振動工具２の被切削物４に対する
押付け力をやすり１のたわみ量を検出して、このたわみ
量に応じて被切削物４に対するやすり１の押付け力を制
御することにより、型成形品の段差や起伏に対しても適
正な押付け力を得るようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、寸法，形状にバラツキ
を有する型成形品のバリ取りに好適なバリ取り装置に関
するものである。
を有する型成形品のバリ取りに好適なバリ取り装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、型成形品のバリ取りは、人手作業
によるやすり掛けや振動バレル装置、もしくは数値制御
でバリ取り工具を送る加工装置などが用いられている。
によるやすり掛けや振動バレル装置、もしくは数値制御
でバリ取り工具を送る加工装置などが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の型
成形品は、成形型の違いや材料のバラツキにより、成形
寸法やバリ形状にバラツキを生じており、設定寸法通り
に型成形品やバリ取り工具を移動させてバリ取りを行な
うと、型成形品の寸法バラツキ，または型成形品を支持
する治具等の位置決め誤差等により、バリの取り過ぎや
取り残しが問題となる。
成形品は、成形型の違いや材料のバラツキにより、成形
寸法やバリ形状にバラツキを生じており、設定寸法通り
に型成形品やバリ取り工具を移動させてバリ取りを行な
うと、型成形品の寸法バラツキ，または型成形品を支持
する治具等の位置決め誤差等により、バリの取り過ぎや
取り残しが問題となる。
【０００４】この問題を解決するために、例えば特開平
２−２５２６４号公報に開示されているようなバリ取り
装置がある。このものは、鋳型成形品の寸法やバリ形状
のバラツキに対応できるよう、刃具の支持部分に弾性部
材を装着し、刃具を押付け気味にバリ取りを行ない、被
切削物の反力を利用しバリ取りを行なっている。この方
法によりバリ取りを行なうと、被切削物である型成形品
の寸法バラツキや治具等による位置決め誤差に対応でき
ると提案されている。
２−２５２６４号公報に開示されているようなバリ取り
装置がある。このものは、鋳型成形品の寸法やバリ形状
のバラツキに対応できるよう、刃具の支持部分に弾性部
材を装着し、刃具を押付け気味にバリ取りを行ない、被
切削物の反力を利用しバリ取りを行なっている。この方
法によりバリ取りを行なうと、被切削物である型成形品
の寸法バラツキや治具等による位置決め誤差に対応でき
ると提案されている。
【０００５】しかし、型成形品が起伏を有する場合は、
弾性部材の押付け作用が安定せず、凸部で滑り込み、ま
た凹部で削り残し等の問題が生じる。
弾性部材の押付け作用が安定せず、凸部で滑り込み、ま
た凹部で削り残し等の問題が生じる。
【０００６】この発明は、これらの課題を解決するもの
であり、本発明の目的は、型成形品の形状，寸法のバラ
ツキ、または型成形品を支持する治具の位置決め誤差等
があっても、型成形品のバリ取りを精度良く行なうこと
ができるバリ取り装置を提供することにある。
であり、本発明の目的は、型成形品の形状，寸法のバラ
ツキ、または型成形品を支持する治具の位置決め誤差等
があっても、型成形品のバリ取りを精度良く行なうこと
ができるバリ取り装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、寸法，形状にバラツキを有する被切削物
のバリ取り装置において、このバリ取り装置は、被切削
物にやすりを押付けて、摺り合わせ振動を加えながらバ
リを除去するやすり付き振動工具と、このやすり付き振
動工具を被切削物に押付ける駆動装置と、やすりを被切
削物に押付けたときのやすりのたわみ量を検出するたわ
み量検出装置と、やすりのたわみ量に応じて、駆動装置
に指令を与え、被切削物に対するやすりの適正押付け力
を制御する制御装置とからなることを特徴とする。
に、本発明は、寸法，形状にバラツキを有する被切削物
のバリ取り装置において、このバリ取り装置は、被切削
物にやすりを押付けて、摺り合わせ振動を加えながらバ
リを除去するやすり付き振動工具と、このやすり付き振
動工具を被切削物に押付ける駆動装置と、やすりを被切
削物に押付けたときのやすりのたわみ量を検出するたわ
み量検出装置と、やすりのたわみ量に応じて、駆動装置
に指令を与え、被切削物に対するやすりの適正押付け力
を制御する制御装置とからなることを特徴とする。
【０００８】
【作用】以上の構成から明らかなように、駆動装置に装
着されたやすり付き振動工具のやすりを被切削物に押付
けて、被切削物のバリの寸法バラツキに対して押付け力
を制御しながら切削加工を行なえる。
着されたやすり付き振動工具のやすりを被切削物に押付
けて、被切削物のバリの寸法バラツキに対して押付け力
を制御しながら切削加工を行なえる。
【０００９】バリの切削開始時には、バリ根元付近に達
する押付け力を目標値に設定しておく。そして、目標値
に達したら母材切り込みを防ぐため、目標値を低く設定
変更して仕上げ削りを行ない、所定時間後、やすりを退
避させる動作を行なう。最初の押付け力の目標値は、削
り残しを有する程度に設定し、続いての低い押付け力に
より仕上げ削りを行なう。この２段階の押付け力制御
は、バリの材質，形状に応じて段階を増やすことができ
る。
する押付け力を目標値に設定しておく。そして、目標値
に達したら母材切り込みを防ぐため、目標値を低く設定
変更して仕上げ削りを行ない、所定時間後、やすりを退
避させる動作を行なう。最初の押付け力の目標値は、削
り残しを有する程度に設定し、続いての低い押付け力に
より仕上げ削りを行なう。この２段階の押付け力制御
は、バリの材質，形状に応じて段階を増やすことができ
る。
【００１０】また、やすりの弾性もたわみ量の検出感度
に応じて調節することができる。この方法により、型成
形品に特有な段差部や突起部のバリ取りを正確に行なえ
る。
に応じて調節することができる。この方法により、型成
形品に特有な段差部や突起部のバリ取りを正確に行なえ
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明に係るバリ取り装置の実施例に
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１２】図１は本発明に係るバリ取り装置の構成を
示す全体図である。図面において、やすり１は端部を振
動工具２に取付けられており、やすり１は、上下方向に
往復振動しながら、型成形で生じたバリ３を有する被切
削物４を押付けられる。このときの押付けは、駆動モー
タ５等の駆動装置で行なわれる。
示す全体図である。図面において、やすり１は端部を振
動工具２に取付けられており、やすり１は、上下方向に
往復振動しながら、型成形で生じたバリ３を有する被切
削物４を押付けられる。このときの押付けは、駆動モー
タ５等の駆動装置で行なわれる。
【００１３】そして、振動工具２を支持する移動ベース
６には、やすり１のたわみ量検出装置７が同じく支持固
定されている。
６には、やすり１のたわみ量検出装置７が同じく支持固
定されている。
【００１４】また、駆動モータ５による押付け力を制御
するための制御装置８が備わっている。
するための制御装置８が備わっている。
【００１５】図中符号９は送りネジであり、上記の駆動
モータ５の回転に応じて、移動ベース６を直線ガイド１
０に沿って往復駆動させる。
モータ５の回転に応じて、移動ベース６を直線ガイド１
０に沿って往復駆動させる。
【００１６】移動ベース６がやすり１を被切削物４へ押
付けたとき、適度な弾性をもたせたやすり１は、振動し
ながらバリ取り加工中でたわみを生じる。このたわみの
量を同一の移動ベース７に支持固定されているたわみ量
検出装置７が距離変化として検出する。
付けたとき、適度な弾性をもたせたやすり１は、振動し
ながらバリ取り加工中でたわみを生じる。このたわみの
量を同一の移動ベース７に支持固定されているたわみ量
検出装置７が距離変化として検出する。
【００１７】そして、このたわみ量を得て、制御装置８
は駆動モータ５を動作させ、やすり１の押付け力を制御
するという構成である。
は駆動モータ５を動作させ、やすり１の押付け力を制御
するという構成である。
【００１８】次いで、バリ取りの動作について説明す
る。
る。
【００１９】まず、振動工具２によって端部を支持され
ているやすり１が、摺動面方向に振動する。
ているやすり１が、摺動面方向に振動する。
【００２０】次に、振動工具２とたわみ量検出装置７が
固定されている移動ベース６が、駆動モータ５と送りネ
ジ９により直線ガイド１０に沿って、図１に示す矢印方
向に移動する。
固定されている移動ベース６が、駆動モータ５と送りネ
ジ９により直線ガイド１０に沿って、図１に示す矢印方
向に移動する。
【００２１】そして、やすり１が被切削物４に押付けら
れると、やすり１がたわみながら押付け力を発生する。
このとき、制御装置８は、やすり１のたわみ量に応じ
て、弾性変形の換算により、実際の押付け力を計算す
る。
れると、やすり１がたわみながら押付け力を発生する。
このとき、制御装置８は、やすり１のたわみ量に応じ
て、弾性変形の換算により、実際の押付け力を計算す
る。
【００２２】続いて、目標の押付け力と比較し、その差
を補正するように駆動モータ５を動作させる。この制御
を高速で行なうために、例えば駆動モータ５にサーボモ
ータを使用し、送りネジ９にはボール組込みネジを使用
することが好ましい。
を補正するように駆動モータ５を動作させる。この制御
を高速で行なうために、例えば駆動モータ５にサーボモ
ータを使用し、送りネジ９にはボール組込みネジを使用
することが好ましい。
【００２３】そして、バリの削り残しや過度の削り過ぎ
を防止するために、目標の押付け力を切削途中で変化さ
せてバリ取り加工を行なう。
を防止するために、目標の押付け力を切削途中で変化さ
せてバリ取り加工を行なう。
【００２４】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によるバリ取
り装置は、やすり付き振動工具を駆動装置により被切削
物である型成形品に押付け、やすりのたわみ量を検出し
て、制御装置により駆動装置を動作させて、常に適正な
押付け力により型成形品に対してやすりを押付けるとい
うものであるから、型成形品の寸法，形状のバラツキ、
または型成形品を支持する治具の位置決め誤差等に関係
なく、精度の良いバリ取り加工を短時間で行なえるとい
う効果を有する。
り装置は、やすり付き振動工具を駆動装置により被切削
物である型成形品に押付け、やすりのたわみ量を検出し
て、制御装置により駆動装置を動作させて、常に適正な
押付け力により型成形品に対してやすりを押付けるとい
うものであるから、型成形品の寸法，形状のバラツキ、
または型成形品を支持する治具の位置決め誤差等に関係
なく、精度の良いバリ取り加工を短時間で行なえるとい
う効果を有する。
【図１】本発明に係るバリ取り装置の一実施例の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
１…やすり ２…振動工具 ３…バリ ４…被切削物 ５…駆動モータ ６…移動ベース ７…たわみ量検出装置 ８…制御装置 ９…送りネジ １０…直線ガイド
Claims (1)
- 【請求項１】 寸法，形状にバラツキを有する被切削物
のバリ取り装置において、このバリ取り装置は、被切削
物にやすりを押付けて、摺り合わせ振動を加えながらバ
リを除去するやすり付き振動工具と、このやすり付き振
動工具を被切削物に押付ける駆動装置と、やすりを被切
削物に押付けたときのやすりのたわみ量を検出するたわ
み量検出装置と、やすりのたわみ量に応じて、駆動装置
に指令を与え、被切削物に対するやすりの適正押付け力
を制御する制御装置とからなることを特徴とするバリ取
り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5850993A JPH06262431A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | バリ取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5850993A JPH06262431A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | バリ取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06262431A true JPH06262431A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13086395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5850993A Pending JPH06262431A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | バリ取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06262431A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104259561A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-07 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种换挡摆杆内销孔去毛刺设备 |
| CN104259560A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-07 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种换挡摆杆销孔内毛刺去除装置 |
| CN104369029A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-02-25 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种用于去除换挡摆杆销孔内毛刺的夹具 |
| CN104368877A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-02-25 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种用于去除换挡摆杆销孔内毛刺的装置 |
| CN104384610A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-03-04 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种汽车变速器换挡摆杆定位销孔内端去毛刺工装 |
| CN106270778A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-01-04 | 河南飞龙(芜湖)汽车零部件有限公司 | 一种用于盘类零件圆弧面的磨削装置 |
| CN110586906A (zh) * | 2019-10-10 | 2019-12-20 | 福州六和汽车零部件有限公司 | 高频振动毛边去除设备及工作方法 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5850993A patent/JPH06262431A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104259561A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-07 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种换挡摆杆内销孔去毛刺设备 |
| CN104259560A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-07 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种换挡摆杆销孔内毛刺去除装置 |
| CN104369029A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-02-25 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种用于去除换挡摆杆销孔内毛刺的夹具 |
| CN104368877A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-02-25 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种用于去除换挡摆杆销孔内毛刺的装置 |
| CN104384610A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-03-04 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种汽车变速器换挡摆杆定位销孔内端去毛刺工装 |
| CN104259560B (zh) * | 2014-09-17 | 2016-06-15 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种换挡摆杆销孔内毛刺去除装置 |
| CN104384610B (zh) * | 2014-09-17 | 2017-08-25 | 重庆和剑机械制造有限公司 | 一种汽车变速器换挡摆杆定位销孔内端去毛刺工装 |
| CN106270778A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-01-04 | 河南飞龙(芜湖)汽车零部件有限公司 | 一种用于盘类零件圆弧面的磨削装置 |
| CN110586906A (zh) * | 2019-10-10 | 2019-12-20 | 福州六和汽车零部件有限公司 | 高频振动毛边去除设备及工作方法 |
| CN110586906B (zh) * | 2019-10-10 | 2024-04-19 | 福州六和汽车零部件有限公司 | 高频振动毛边去除设备及工作方法 |
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