JPH06261855A - 内視鏡カバー方式の内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡カバー方式の内視鏡装置

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JPH06261855A
JPH06261855A JP5054354A JP5435493A JPH06261855A JP H06261855 A JPH06261855 A JP H06261855A JP 5054354 A JP5054354 A JP 5054354A JP 5435493 A JP5435493 A JP 5435493A JP H06261855 A JPH06261855 A JP H06261855A
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Hisao Yabe
久雄 矢部
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Yoshihiro Iida
善洋 飯田
Yoshio Tashiro
芳夫 田代
Akira Suzuki
明 鈴木
Minoru Yamazaki
稔 山崎
Osamu Mizuta
修 瑞田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の部材と接触しても、摩擦力によって挿入
部被覆部が損傷を受けることのない内視鏡カバー方式の
内視鏡装置を提供する。 【構成】 操作部16から挿入部17を延設する内視鏡
7と、この内視鏡7の挿入部17を被覆する、先端部3
5,挿入部カバー外皮36,内視鏡操作部固定用口体部
37で構成されている挿入部カバー部11を備えた内視
鏡カバー10と、を有する内視鏡カバー方式の内視鏡装
置において、前記挿入部カバー部11の挿入部カバー外
皮36の手元側に、硬性シースなどの部材との摩擦によ
り損傷を受けない程度の硬性を有するテフロン,ウレタ
ン等の樹脂から形成された硬質外皮36bを設けた内視
鏡カバー方式の内視鏡装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡に装着する内視
鏡カバーを備えた内視鏡カバー方式の内視鏡装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療分野などで広く用い
られるようになっている。この医療分野に使用される内
視鏡を用いて内視鏡検査を行う場合には、検査前に十分
な洗浄消毒をした清潔な内視鏡を使用する必要がある。
【0003】ところが、内視鏡には送気・送水管路や鉗
子チャンネルなどが設けられていることが多いために、
使用後に、これらの管部の内部まで完全に洗浄や滅菌処
理を施こすには長い時間がかかるという問題点があっ
た。このような滅菌処理は充分に行わないと効果が期待
できないために長時間処理を行わざるを得ず、これによ
り内視鏡の使用効率が低下するという問題点や、滅菌処
理などの作業が面倒であるという問題点などがあった。
【0004】このような問題点に鑑みて、内視鏡本体を
内視鏡カバーで覆った状態で使用し、使用後に内視鏡カ
バーのみを使い捨てとして交換することにより、使用後
においても内視鏡本体は不潔にならないようにして洗浄
や滅菌処理を施こす必要のない内視鏡カバー方式の内視
鏡装置が、例えば特公平2−54734号公報,米国特
許3162190号,米国特許5050585号,米国
特許4646722号などに提案されている。
【0005】より詳しくは、このような内視鏡カバーを
装着する内視鏡カバー用内視鏡は、その挿入部を事前に
洗浄や滅菌処理消毒をしておき、内視鏡カバーで内視鏡
の挿入部等を覆った状態で患者の体腔内に挿入して検
査,処置などを行うようになっていて、これにより内視
鏡が直接患者の体腔内に触れることはない。そして使用
後は、内視鏡本体を覆っていた内視鏡カバーは、取り外
して廃棄処分にしてしまう。このように、内視鏡カバー
を患者ごとに使い捨てすることにより、内視鏡の洗浄,
消毒をする必要がなく非常に簡便である。
【0006】前述のような内視鏡カバーにおいて、内視
鏡の挿入部を覆う従来のカバー外皮は、軟性の材質で形
成された薄膜部材で構成されていた。例えば、前記特公
平2−54734号公報には、内視鏡の先端構成部を覆
うように嵌める硬質カバーと、この硬質カバーの手元側
に設けられた、挿入部を覆う柔軟な筒状の被覆材とから
なる内視鏡カバーが提案されている。
【0007】このような内視鏡カバー方式の内視鏡は、
種々の用途に使用されていて、例えば、腹腔内を観察す
るのに、内視鏡カバーを装着した先端湾曲付硬性鏡を、
被検体の腹部に突刺したトラカール等の硬性シースを介
して挿入し、腹腔内を観察するものもある。このような
場合には、観察し易いように送気して腹腔内を膨らませ
て、視野を確保するのが一般的である。このとき、腹腔
内に送り込んだ気体が、硬性シースと内視鏡カバーとの
間から漏れないようにする必要がある。そこで、該硬性
シース内に気密パッキンを設けて、内視鏡カバーとの間
にできる隙間を閉塞して気密に保つようになっている。
【0008】しかしながら、従来の腹腔鏡に装着されて
いるのは軟性の内視鏡カバーであったために、該腹腔鏡
を硬性シースに装着する際に、あるいは同腹腔鏡を硬性
シースに装着した状態で操作する際に、内視鏡カバーの
カバー外皮と気密パッキンとの摺動部には摩擦力が働く
ために、無理に挿脱あるいは操作するとシワ等が発生
し、さらに無理に力を加えた場合には穴あき等の損傷を
受ける可能性があった。このため、このようなことのな
いように、硬性シースに対して注意深く挿脱し、あるい
は操作する必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
内視鏡カバー方式の内視鏡装置は、内視鏡カバーを装着
した内視鏡に硬性シースを装着する際に、あるいは内視
鏡カバーを装着した内視鏡を硬性シースに装着した状態
で操作する際に、無理な力が加わると損傷を受ける可能
性があった。そして、これを回避するためには注意深く
挿脱あるいは操作する必要があった。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、他の部材と接触しても、摩擦力によって挿入
部被覆部が損傷を受けることのない内視鏡カバー方式の
内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明による内視鏡カバー方式の内視
鏡装置は、操作部から挿入部を延設する内視鏡と、この
内視鏡の挿入部を被覆する挿入部被覆部を備えた内視鏡
カバーと、を有する内視鏡カバー方式の内視鏡装置にお
いて、前記挿入部被覆部の少なくとも一部に、他の部材
との摩擦により損傷を受けない程度の硬性を有する材質
で形成した硬質被覆部を設けている。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡を用いる内視鏡カ
バー方式の内視鏡装置の全体構成を説明する斜視図、図
2は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡に装着した状態の
内視鏡カバー(以下、カバーと略す)の挿入部カバー部
を示す縦断面図、図3はカバーを装着した内視鏡カバー
用先端湾曲付硬性鏡を硬性シースを介して腹腔内に挿入
している状態を示す断面図、図4は挿入部カバー部と操
作部カバーの接続部およびユニバーサルコードカバーと
操作部カバーの接続部分を示す内視鏡カバー用先端湾曲
付硬性鏡の拡大側面図、図5は内視鏡カバー用先端湾曲
付硬性鏡を示す側面図である。
【0013】この第1実施例の内視鏡装置は、移動可能
なカート1に、例えば被検体を照明する光源を内蔵する
光源装置2,内視鏡先端部の撮像素子からの信号を処理
するビデオプロセッサー3,送気・送水等を制御する流
体制御装置4,画像を観察するためのモニター6等が収
納もしくは載置されていて、さらに、前記光源装置2に
は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡(以下、カバー用湾
曲付硬性鏡と略す)7が接続されて、その主要部を構成
されている。
【0014】前記カバー用湾曲付硬性鏡7は、挿入部先
端側が湾曲可能な硬性鏡であり、図5に示すように、手
元側の操作部16から細長の挿入部17を延設するとと
もに、該操作部16の側部からユニバーサルコード18
を延設している。前記挿入部17は、手元側から先端側
に向かって硬性部27と湾曲部28と先端構成部29と
からなり、該湾曲部28は、湾曲操作ノブ21によって
湾曲操作されるようになっている。先端構成部29には
対物光学系31と複数の照明光学系32が配設されてい
る。
【0015】一方、前記ユニバーサルコード18の先端
部にはコネクタ18aが設けられていて前記光源装置2
に接続するとともに、その側部から図1に示すようにケ
ーブル8を延設して前記ビデオプロセッサ3へ接続して
おり、挿入部17の先端部29に内設された撮像素子9
6(図11参照)の出力信号を伝送して入力させるよう
になっている。
【0016】前記操作部16は、操作部本体20の先端
側に硬性鏡7を把持する把持部19を連設してなり、こ
の操作部本体20には、前記湾曲操作ノブ21や送気・
送水制御スイッチ22,吸引制御スイッチ23,静止画
像等の切り換えを行う画像切換スイッチ24などが設け
られている。なお、前記湾曲操作ノブ21は、操作部本
体20に対して着脱自在に取り付けるようになってい
る。
【0017】このような硬性鏡7に対して取り付ける前
記内視鏡カバー10は、図1に示すように、先端側から
順に挿入部被覆部たる挿入部カバー部11,操作部カバ
ー12,ユニバーサルコードカバー13によって要部を
構成されている。このようなカバー10の挿入部カバー
部11の詳細を、図2を参照して説明する。なお、カバ
ー用硬性鏡7は、前記挿入部カバー部11を、カバー保
持具15(図1参照)に保持した状態で装着するように
なっている。また、内視鏡カバー方式の内視鏡(以下、
カバー式内視鏡と略す)は、カバー用硬性鏡7にカバー
10を被覆したものである。
【0018】図2に示すように、挿入部カバー部11
は、先端側から順に、先端部35,挿入部カバー外皮3
6,内視鏡操作部固定用口体部37で要部を構成されて
いて、前記挿入部カバー外皮36は、先端部35および
内視鏡操作部固定用口体部37に対して、その両端部を
水密的,気密的に接続されている。そして、これらの内
部には前記内視鏡7を挿入するための内視鏡挿入チャン
ネル46が設けられ、軟性の樹脂からなる送気・送水管
路38や、やはり軟性の樹脂からなる吸引管路39等が
挿通されている。
【0019】前記先端部35は、カバー用内視鏡7の対
物光学系31および照明光学系32の光軸前方に対応す
る位置に、透明な樹脂で形成された観察窓41を設ける
とともに、この観察窓41を洗浄するために該窓41に
向かって開口していて前記送気・送水管路38に連通し
ている送気・送水ノズル(以下、ノズルと略す)42
と、前記吸引管路39に連通している鉗子出口43とが
設けられている。
【0020】前記内視鏡操作部固定用口体部37は、鉗
子挿入口44をその側部から突設するとともに、該口体
部37の手元側端部には、内視鏡挿入チャンネル46の
開口部46aが設けられ、さらに前記送気・送水管路3
8や吸引管路39が延出している。
【0021】前記挿入部カバー外皮36は、カバー用湾
曲付硬性鏡7の湾曲部28に対応する部分を覆う軟質外
皮36aと、硬質部27に対応する部分を覆う硬質被覆
部たる硬質外皮36bとよりなり、前記軟質外皮36a
は軟質の高分子材料により薄肉(例えば0.1〜3mm程
度)に形成され、前記硬質外皮36bは、例えばテフロ
ン,ウレタン等の比較的硬性の樹脂から形成されてい
る。そして、これら軟質外皮36aと硬質外皮36bと
は、互いに水密,気密に接続されている。
【0022】そして、挿入部カバー部11と操作部カバ
ー12、およびユニバーサルコードカバー13と操作部
カバー12の接続部分は、図4に示すように、互いの端
部を重なり合わせていて、これにより内部の硬性鏡7が
外部に露出する部分がないようになっている。
【0023】図3は、カバー10を装着したカバー用湾
曲付硬性鏡7を硬性シース71に挿入して、腹腔内を観
察している状態を示したものである。このような硬性シ
ース71は、トラカールとも言われているものであり、
種々のものが提案されている公知のものである。
【0024】このような硬性シース71を介して硬性鏡
7により腹腔内を観察する際には、視野を確保して観察
に適するように送気して腹腔内を膨らませ、かつその膨
らませた状態を保つ必要がある。このため、硬性シース
71の手元側端部には、気密を保持するための気密パッ
キン72が設けられていて、上記硬性鏡7が挿入されて
いる状態のときには腹腔内の気体を外部に漏らさないよ
うになっている。このとき、気密パッキン72に接する
部分は上述のように硬質外皮36bとなっているため
に、気密パッキン72との摺動摩擦力に耐えることがで
き、損傷が発生することはない。このときの硬質外皮3
6bの硬さは、該気密パッキン72との摺動摩擦力に耐
える程度の硬度があればよく、金属のように完全な硬性
のものでなくてもかまわない。
【0025】なお、本発明は、カバー用湾曲付硬性鏡に
限定されるものではなく、通常はカバーを用いないで使
用するカバーなし湾曲付硬性鏡や軟性鏡等の内視鏡にも
適用できる。さらには、腹腔内臓器の超音波診断を行う
腹腔内用超音波プローブにカバーを被覆したものでも良
い。軟性鏡の場合には、湾曲部および可撓管部の必要に
応じて撓ませたい部分を覆うカバー外皮を軟質外皮と
し、それ以外の挿入部を覆うカバー外皮を硬質外皮とし
ても良い。また、湾曲無し硬性鏡等の場合は、挿入部を
覆うカバー外皮は、全て硬質外皮としても良いことはも
ちろんである。
【0026】このような第1実施例によれば、硬性シー
ス71の気密パッキン72と挿入部カバー部11の硬質
外皮36bが密着しているので、カバー用湾曲付硬性鏡
7を操作しても気密性が保持でき、腹腔中の空気が抜け
ることはない。またカバー外皮36の気密パッキン72
との摺動部は硬質外皮36bとなっているために、気密
パッキン72との摩擦によるシワ等が発生せず、穴あき
等の損傷を受けることはない。これにより内視鏡カバー
内の内視鏡が外部に露出することはなく、内視鏡に雑菌
等が付着していたとしても、患者の体腔内に侵入して感
染することはない。さらに、カバーに硬性部分があるの
で全長軟性のカバー内に内視鏡を挿脱するよりも挿脱が
容易になる。加えて、カバー用湾曲付硬性鏡7の湾曲部
28に対応する部分が軟質外皮36aで覆われているた
め、湾曲操作に支障をきたすことがない。
【0027】図6は本発明の第2実施例に係り、内視鏡
カバー用先端湾曲付硬性鏡に装着した状態の内視鏡カバ
ーの挿入部カバー部を示す縦断面図である。この第2実
施例は前述の第1実施例とほぼ同様であるので、異なる
部分のみを説明する。
【0028】この第2実施例では、前述の第1実施例の
内視鏡操作部固定用口体部37と硬質外皮36bとを一
体で成形し、硬質被覆部たる内視鏡操作部固定用硬質外
皮75とした。その他の部分は第1実施例と同様であ
る。
【0029】このような第2実施例によれば、前述の第
1実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、部品点数
を減らすことができるため、組立時の作業性が向上し、
さらに原価を安くすることができるという効果を有す
る。
【0030】図7ないし図11は本発明の第3実施例に
係り、図7は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡の他の例
を示す側面図、図8は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡
に内視鏡カバーを装着した状態を示す断面図、図9は前
記図8のA−A断面図、図10は湾曲操作機構の概略を
示す縦断面図、図11は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性
鏡の先端部近傍を示す縦断面図である。
【0031】この第3実施例のカバー用湾曲付硬性鏡8
1は、図7に示すように、操作部82から先端側に挿入
部17を延設するとともに、その手元側からユニバーサ
ルコード18を延設して構成されている。
【0032】前記操作部82には、湾曲操作部83が設
けられていて、この湾曲操作部83の周面には凸部84
が設けられ、前記湾曲操作部83を径方向に回すことに
よって湾曲部28を湾曲操作するようになっている(こ
の湾曲操作機構については、後述する)。
【0033】図8に示すように、上記カバー用湾曲付硬
性鏡81に装着するカバー10は、前記ユニバーサルコ
ード18を被覆するユニバーサルコードカバー13と、
前記操作部82および挿入部17を被覆する操作部挿入
部カバー86とから構成されている。
【0034】前記操作部挿入部カバー86は、先端側よ
り手元側に向かって順に、挿入部カバー部87,内視鏡
操作部固定用口体部88,アングルリング89から構成
されている。
【0035】前記挿入部カバー部87は、硬質外皮36
b,軟質外皮36a,先端部35よりなり、この先端部
35には、カバー用湾曲付硬性鏡81の光学系の光軸前
方に対応する位置に透明な観察窓41が設けてある。ま
た、軟質外皮36aは湾曲部28に対応する部分を、軟
質外皮36bは硬質部27に対応する部分をそれぞれ覆
っている。なお、先端部35,軟質外皮36a,硬質外
皮36bおよび内視鏡操作部固定用口体部88はそれぞ
れ気密的に接続されている。
【0036】前記アングルリング89は、内視鏡操作部
固定用口体部88に回動自在に取り付けられている。こ
のアングルリング89の内側には、湾曲操作部83の凸
部84に嵌合する凹部90を設けていて、これにより、
アングルリング89を径方向に回すことで、湾曲操作部
83も一体的に回動し、湾曲操作を行うことができる。
【0037】このような湾曲操作を行う部分の断面図を
図9に示す。図示のように、湾曲操作部83の内部に
は、図11に示す撮像素子96から出力された信号を伝
送する撮像ケーブル91と、光源装置2からの照明光を
伝送するためのライトガイド92と、最先端の湾曲駒9
7に固定されていて牽引することによってカバー用先端
湾曲付硬性鏡81の湾曲部28を湾曲操作するアングル
ワイヤ93とが挿通されている。このアングルワイヤ9
3の他端は、後述するヘリコイドコマ94に固定されて
いる。
【0038】次に、図10を参照して湾曲操作機構につ
いて説明する。湾曲操作部83の内周面には、上下に2
つのヘリコイド部95a,95bが設けられていて、こ
れらのヘリコイドの向きは互いに逆になっている。これ
らヘリコイド部95a,95bには、2つのヘリコイド
コマ94がそれぞれ螺合しており、これらのヘリコイド
コマ94には上述のようにアングルワイヤ93の一端が
それぞれ固定されている。このヘリコイドコマ94は、
図9に示すように径方向の回動は規制されていて、軸方
向に移動するのみである。
【0039】このような構成の湾曲操作機構により湾曲
操作を行うときは、操作者がアングルリング89を回す
ことによって、湾曲操作部83も一体的に回動して内周
面に設けられたヘリコイド部95a,95bが回る。こ
れらヘリコイド部95a,95bは、上述のように溝が
互いに反対方向になるように設けられているため、該回
動動作によりそれぞれに螺合しているヘリコイドコマ9
4の一方は軸方向上に、他方は軸方向下に移動をはじめ
る。ヘリコイドコマ94の移動とともにアングルワイヤ
93が牽引されて湾曲操作が行われる。
【0040】なお、図8に示すユニバーサルコードカバ
ー13は、その両端が開口した袋状の部材であり、その
操作部側端部13aはアングルリング89を挿入するた
めに大きく開口していて、弾性リング48によりアング
ルリング89の端部に固定するようになっている。
【0041】このような第3実施例によれば、前述の第
1,第2実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、操
作部挿入部カバー86の1つの部材だけで、カバー用湾
曲付硬性鏡81の挿入部17と操作部82とを覆うこと
ができ、かつ湾曲操作部83も一緒に装着できるのでカ
バー装着の作業性が良い。そして、カバーの上からアン
グル操作がしやすいという利点を有する。
【0042】なお、上記各実施例において、挿入部被覆
部の表面を滑らかにする処理を施すと、他の部材との摩
擦が減少してなお良い。また、該表面に潤滑材を塗布す
る等しても良いこともいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、他
の部材と接触しても、摩擦力によって挿入部被覆部が損
傷を受けることのない内視鏡カバー方式の内視鏡装置と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、
図1は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡を用いる内視鏡
カバー方式の内視鏡装置の全体構成を説明する斜視図。
【図2】内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡に装着した状
態の内視鏡カバーの挿入部カバー部を示す縦断面図。
【図3】カバーを装着した内視鏡カバー用先端湾曲付硬
性鏡を硬性シースを介して腹腔内に挿入している状態を
示す断面図。
【図4】挿入部カバー部と操作部カバーの接続部および
ユニバーサルコードカバーと操作部カバーの接続部分を
示す内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡の拡大側面図。
【図5】内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡を示す側面
図。
【図6】図6は本発明の第2実施例に係り、内視鏡カバ
ー用先端湾曲付硬性鏡に装着した状態の内視鏡カバーの
挿入部カバー部を示す縦断面図。
【図7】図7ないし図11は本発明の第3実施例に係
り、図7は内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡の他の例を
示す側面図。
【図8】内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡に内視鏡カバ
ーを装着した状態を示す断面図。
【図9】前記図8のA−A断面図。
【図10】湾曲操作機構の概略を示す縦断面図。
【図11】内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡の先端部近
傍を示す縦断面図。
【符号の説明】
7,81…内視鏡カバー用先端湾曲付硬性鏡 10…内視鏡カバー 11…挿入部カバー部(挿入部被覆部) 16,82…操作部 17…挿入部 36b…硬質外皮(硬質被覆部) 75…内視鏡操作部固定用硬質外皮(硬質被覆部) 86…操作部挿入部カバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 芳夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部から挿入部を延設する内視鏡と、
    この内視鏡の挿入部を被覆する挿入部被覆部を備えた内
    視鏡カバーと、を有する内視鏡カバー方式の内視鏡装置
    において、 前記挿入部被覆部の少なくとも一部に、他の部材との摩
    擦により損傷を受けない程度の硬性を有する材質で形成
    した硬質被覆部を設けたことを特徴とする内視鏡カバー
    方式の内視鏡装置。
JP05435493A 1993-03-15 1993-03-15 内視鏡カバー方式の内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3353934B2 (ja)

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