JPH06261562A - 振動波アクチュエータ - Google Patents

振動波アクチュエータ

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Publication number
JPH06261562A
JPH06261562A JP5049064A JP4906493A JPH06261562A JP H06261562 A JPH06261562 A JP H06261562A JP 5049064 A JP5049064 A JP 5049064A JP 4906493 A JP4906493 A JP 4906493A JP H06261562 A JPH06261562 A JP H06261562A
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JP
Japan
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conductor
wave actuator
conductors
actuator
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP5049064A
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English (en)
Inventor
Toru Nakanishi
徹 中西
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の振動波アクチュエータ(超音波モー
タ)では、圧電素子と駆動回路とを接続する接続導体と
してフレキシブルプリント基板を用いていたが、フレキ
(以下、フレキと略す)は高価で、且つ破れ易い等の欠
点があった。本発明の目的は、コストが安く、作業性が
よく、耐久性及び信頼性の高い振動波アクチュエータを
提供することである。 【構成】 本発明では、フレキの代りに、絶縁被覆をし
ていない導電性の導体17a〜17d(薄板状導体)を
用いるとともに、振動体3を固定する基台19と全体を
包囲するケース20とを絶縁材で構成した。4はロー
タ、5は防振ゴム、6はバネ、11はロータ4に固定さ
れた軸、である。 【効果】 圧電素子2と駆動回路とを接続する接続線と
してフレキに代り、金属製の導体を使用しているため、
取付け作業性が改善され、コストの低下と信頼性及び耐
久性が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動数アクチュエータ
(もしくは超音波モータ)に関する。
【0002】
【従来の技術】図8乃至図11を参照して従来公知の振
動波アクチュエータの構造について説明する。
【0003】図8及び図9において、1は円盤状もしく
は車輪状の振動体本体であり、該振動体本体1は弾性の
ある金属で構成されており、その外周縁の肉厚部が振動
発生部となっている。2は振動体本体1の環状の肉厚部
(すなわち振動発生部)の下面に接着された環状の圧電
素子であり、該圧電素子2の下面には該素子と不図示の
制御回路(駆動回路)とを電気的に接続するフレキシブ
ルプリント基板12(以下にはフレキと略記する)が接
着されている。振動体3は該振動体本体1と圧電素子
(振動発生素子)2とで構成されており、該振動体本体
1はそれ自身の中心部においてモータ基台9の中心のボ
ス部9a上に固着されている。
【0004】4は振動体本体1の環状の振動発生部にバ
ネ6によって圧接された移動体(すなわちロータ)であ
り、該移動体4は外周縁部において振動体本体1の振動
発生部に押し付けられている。
【0005】移動体4の上には防振ゴム5が貼られてお
り、バネ6は該ゴム5を介して移動体4を押している。
該移動体4は円盤状もしくは車輪状であり、その中心の
孔には駆動軸11が嵌着されており、該軸11は基台9
に固定された軸受8とモータケース10に取付けられた
軸受7とに回転可能に支持されている。
【0006】フレキ12は図8及び図10に示すような
平面形状を有しており、配線となる導電パターン13及
び該導電パターン上の電極14及び15を有している。
図9に示された16は電極14の位置の基板を強化する
補強板である。
【0007】図11にフレキ12の拡大断面図を示す。
図11において、12aはベースフィルム、12bはカ
バーフィルム、であり、それぞれ一般的には25μm厚
さのポリイミドフィルムでできている。13はプリント
配線(すなわち導電パターン)であり、通常は35μm
厚さの銅箔でできている。12cは接着剤層であり、導
電パターン13は接着剤層12cによりベースフィルム
12aとカバーフィルム12bとに挟み込まれている。
電極14及び15の位置ではカバーフィルム12aと接
着剤層12cには開口が形成され、該開口内に露出した
導電パターン13上に電極が形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の振動波
アクチュエータには次のような欠点があった。
【0009】フレキは機械的強度が極めて低く、従っ
て取扱いには細心の注意が必要であるが、そのような注
意をしても組立て作業中に破いたり傷付けたりする危険
性が高い。
【0010】フレキは価格が非常に高いので、振動波
アクチュエータのコストを高くする一因になっている。
【0011】フレキの電極14はハンダ付けにより外
部回路に接続されるが、ハンダ付けの熱により接着剤層
12cが溶けて導電パターン13やカバーフィルム12
bが剥れてしまうことがあった。
【0012】該振動波アクチュエータを搭載している
光学機器を高温環境や高湿環境で使用することが重なる
と接着剤層12cが剥離したり、接着強度が低下した
り、あるいは、接着剤層の吸湿により隣り合う導電パタ
ーン間の絶縁抵抗の低下を招き、その結果、配線間で短
絡を生じてモータが損傷されたりする恐れがあった。
【0013】一般的にフレキのメーカー側保証耐熱温
度は260℃で10秒以下であり、従って、ハンダごて
の温度管理とハンダ付け作業には制約があり、作業性が
悪かった。
【0014】本発明の目的は前記欠点を持たない、改良
された振動波アクチュエータを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の欠点を有しない振
動波アクチュエータを実現するために、本発明では次の
ような基本方針に基ずいてモータ構造を設計することに
した。
【0016】すなわち、圧電素子と外部回路との電気的
接続にフレキを使用することを廃し、その代りに燐青銅
やステンレス等の金属薄板等の導電体を使用することに
した。また、モータの基台やケースの構成素材として樹
脂等の絶縁材を使用して配線側の絶縁被覆を不用にして
構造を簡単化した。
【0017】
【実施例】以下に図1乃至図7を参照して本発明の実施
例について説明する。なお、以下に示す実施例におい
て、従来技術の構成要素と同じものは同じ符号で表し、
且つ、同じ構成要素については必要がないかぎり説明を
省略する。
【0018】図1乃至図4は本発明の第一の実施例の振
動波アクチュエータの構造を示したものである。本実施
例のアクチュエータでは、基台19とケース20が樹脂
等の絶縁材料で構成されており、従来のアクチュエータ
で使用されていたフレキの代りに燐青銅製の薄板電極板
導体17a〜17dが使用されている。導体17aは圧
電素子2のA相電極に接続するように基台19の面に固
定されており、導体17bは圧電素子のB相電極に接続
するように配置されており、圧電素子2の振動検出のた
めのセンサー相の領域にはセンサー用の導体17cが配
置されている。また、図1に示すように、導体17a〜
17cの外部接続用端子部の配置位置に対して180度
隔たった位置には基準電位用の導体17dが配置され、
該導体17dの先端の円環状部分は基台19の円筒形の
ボス部(振動体支持部)19aの上に配置されて振動体
本体1と基台19のボス部19aとの間に挟持されるよ
うになっている。該導体17dは振動体本体1の電位を
駆動回路の基準電位に落とすための導体であり、該導体
17dの外部接続端子は該駆動回路の基準電位部に接続
される。
【0019】基台19の外周縁部に配置された前記各導
体17a〜17dの外部接続用端子部には、図3に示す
ように孔17eが貫設されている。該孔に対応する位置
の基台19上に突設されたピン状突起19bが該孔17
eに挿通された後に該突起19bの先端を加熱して押し
潰すことにより該導体17a〜17dが基台19に固定
されている。そして、このようにして基台19に固定さ
れた各導体の端部に不図示のリード線をハンダ付けして
該リード線を介して各導体17a〜17dを不図示の駆
動回路に接続する。
【0020】以上に説明した本実施例の振動波アクチュ
エータでは、フレキの代りに燐青銅製の帯状導体を全く
絶縁被覆せずに使用し、基台19とケース20を樹脂等
の絶縁材で構成しているので、導体17a〜17dの
取付けに際して該導体に切断や損傷が生じる恐れがな
く、しかも取付けに際して接着剤を使用する必要がない
ので作業性がよく、その結果、製造能率及び製造コスト
を向上させることができ、しかも該アクチュエータの信
頼性及び耐久性も向上する。
【0021】図5は各導体17a〜17dと基台19及
び振動体3との接続部分における変形実施例を示したも
のであり、基台19における導体固定部と振動体3の導
体固定部との間で該導体17a〜17dに基台19のく
ぼみ方向に曲がる湾曲部17fを形成し、該湾曲部17
fで振動体3による振動を吸収し、振動体3の振動特性
に影響を与えないようにした。
【0022】図6は本発明の第二の実施例を示したもの
である。本実施例では、基台19及びケース20が絶縁
材製であることは前記実施例と同じであるが、基台19
における前記導体17a〜17dの固定部と、基台19
における外部接続構造が前記実施例と異なっている。す
なわち、本実施例では、図6(b)に示すように、基台
19の外周縁部には予めL字形のピン18が該基台19
に埋め込み成形されており、基台19の端面には該ピン
18の一方の端部18aが突出し、基台19の外周面に
は該ピン18の他方の端部18bが突出している。
【0023】導体17a〜17dを取付ける場合には、
各導体の外部端子部の孔17eをピン18の突出部18
aに嵌装し、該ピンの突出部18a上にハンダ21を肉
盛りして該ピン18と各導体17a〜17dとを電気的
に接続する。そして、基台19の外周面に突出したピン
突出部18bには不図示のリード線等をハンダ付けする
ことにより圧電素子2を駆動回路に接続する。
【0024】図7は前述の薄板導体の代りに細線導体2
2を使用する場合を示したものであり、該導体22a〜
22dと圧電素子2との相対位置のみを示す。22aは
圧電素子2のA相に接続される導体、22bは圧電素子
2のB相に接続される導体、22cは圧電素子2のセン
サー相に接続される導体、22dは基台19の電位を駆
動回路の基準電位に落とすための導体、であり、前述の
導体17a〜17dに対応している。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の振動波
アクチュエータでは、圧電素子と駆動回路との電気的接
続を行なうための接続導体として、従来のフレキの代り
に金属製の(導電性の)導体を絶縁被覆をせずに使用す
るように構成したので次のような効果を得ることができ
る。
【0026】(1)金属等から成る導体はフレキにくら
べて非常に安価であるとともに切断や損傷の恐れがない
ため、作業性がよいため振動波アクチュエータの製造能
率が向上し、製造コストを大幅に低減できる。
【0027】(2)機械的強度の高い導体を使用し、ハ
ンダで固定するため、高温環境や高湿環境における使用
が重なっても導体の損傷が生じる恐れがなく、従って、
該アクチュエータの電気的故障を生じる恐れがなく、ま
た、該アクチュエータを搭載している機器の信頼性及び
耐久性を向上することができる。
【0028】(3)導体に対して温度の制約が殆どない
のでハンダ付け作業の効率化が図れ、該アクチュエータ
の組立て作業の能率が向上する。
【0029】(4)導体の取付けに接着剤を使用しない
ので、接着剤の垂れ落ちにる作業環境の汚染がなく、従
って、品質管理精度が向上し、該アクチュエータの信頼
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の振動波アクチュエータの
分解斜視図。
【図2】図1の該アクチュエータにおける圧電素子2に
対する導体の配置を示した平面図。
【図3】図2における一部の拡大縦断面図。
【図4】図1に示した振動波アクチュエータの組立て状
態の半部縦断面図。
【図5】該アクチュエータにおける導体の形状に関する
変形実施例を示した図。
【図6】(a)は本発明の第二実施例の振動波アクチュ
エータの半部縦断面図。(b)は図(a)の一部の拡大
図。
【図7】導体として細線を用いる場合を示した変形実施
例を示す図。
【図8】従来の振動波アクチュエータの一例を示す分解
斜視図。
【図9】図8の振動波アクチュエータの半部縦断面図。
【図10】図8のアクチュエータに使用されているフレ
キシブルプリント基板の平面図。
【図11】該フレキシブルプリント基板の拡大断面図。
【符号の説明】
1;振動体本体 2;圧電素子 3;振動体 4;移動体 5;防振ゴム 6;バネ 7,8;軸受 9,19;基台 10,20;ケース 11;軸 12;フレキシブルプリント基板 14,15;電
極 16;補強板 17a〜17
d;薄板導体 17e;孔 18;ピン 21:ハンダ 22a〜22
d;細線導体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子等の振動発生素子が固着されて
    いる振動体と、該振動体の振動面に圧接されて該振動体
    の振動により移動する移動体と、該振動発生素子と制御
    回路とを接続する電気的接続部材と、を有して成る振動
    波アクチュエータにおいて、 該電気的接続部材が導電性薄板で構成され、電気的に絶
    縁されたケースの中に該振動体及び該移動体が収容され
    ていることを特徴とする振動波アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 該電気的接続部材が導電性細線であるこ
    とを特徴とする請求項1の振動波アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 該ケースが導体製であり、該ケースの内
    面に絶縁コーティングが施されていることを特徴とする
    請求項1の振動波アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 該ケースが導体製であり、該ケースの内
    面に絶縁被覆が施されていることを特徴とする請求項1
    の振動波アクチュエータ。
JP5049064A 1993-03-10 1993-03-10 振動波アクチュエータ Pending JPH06261562A (ja)

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JP5049064A JPH06261562A (ja) 1993-03-10 1993-03-10 振動波アクチュエータ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998045933A1 (fr) * 1997-04-09 1998-10-15 Seiko Instruments Inc. Moteur a ultrasons et appareil electronique pourvu d'un moteur a ultrasons
KR100728371B1 (ko) * 2005-11-30 2007-06-14 엘지전자 주식회사 초소형 압전 리니어 모터
KR100728370B1 (ko) * 2005-11-30 2007-06-14 엘지전자 주식회사 초소형 압전 리니어 모터
JP2022179552A (ja) * 2018-12-11 2022-12-02 株式会社Piezo Sonic 圧電モータ及びコネクタ組立体

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