JPH06261216A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH06261216A JPH06261216A JP5043615A JP4361593A JPH06261216A JP H06261216 A JPH06261216 A JP H06261216A JP 5043615 A JP5043615 A JP 5043615A JP 4361593 A JP4361593 A JP 4361593A JP H06261216 A JPH06261216 A JP H06261216A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画データの復号化処理にエラーが発生した場
合に、そのエラー発生ラインに代えてエラーの生じてい
ない所定のラインの画データをページプリンタで印字出
力させる際の画データ処理を高速で行うことができる画
像処理装置を提供する。 【構成】 符号化された画データの復号化手段１ａと、
復号された画データをページプリンタＰ用のページメモ
リ２に順次格納する手段１ｂとを備えた画像処理装置で
あって、画データの復号処理にエラーが生じたときは、
エラー発生ラインの前又は後のラインの画データがペー
ジメモリ２から読み出され且つその画データがエラー発
生ラインの画データに代えてページメモリ２に格納され
るように構成されている。
合に、そのエラー発生ラインに代えてエラーの生じてい
ない所定のラインの画データをページプリンタで印字出
力させる際の画データ処理を高速で行うことができる画
像処理装置を提供する。 【構成】 符号化された画データの復号化手段１ａと、
復号された画データをページプリンタＰ用のページメモ
リ２に順次格納する手段１ｂとを備えた画像処理装置で
あって、画データの復号処理にエラーが生じたときは、
エラー発生ラインの前又は後のラインの画データがペー
ジメモリ２から読み出され且つその画データがエラー発
生ラインの画データに代えてページメモリ２に格納され
るように構成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置等に
適用される画像処理装置、更に詳しくは、符号・圧縮化
された画データを復号化させてからその画データをペー
ジプリンタで記録紙に印字出力するタイプの画像処理装
置に関する。
適用される画像処理装置、更に詳しくは、符号・圧縮化
された画データを復号化させてからその画データをペー
ジプリンタで記録紙に印字出力するタイプの画像処理装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ファクシミリ装置では、ファクシミリ通
信がなされる画データについては１次元符号化、或いは
２次元符号化処理を行い、そのデータ量を圧縮するよう
にされている。従って、ファクシミリ受信した画データ
をプリンタで印字出力するには、符号化された画データ
を事前に復号化する必要がある。一方、ファクシミリ通
信においては、送受信される画データに回線上のノイズ
の悪影響を受ける等して、画データのビットが反転する
場合がある。このような画データは適正ではなく、その
まま復号化処理を行った場合には、例えば本来ならば１
ラインのビット数（白黒画素数）がＡ４の原稿幅で１７
２８ビットになるべき処が、それとは異なるビット数に
なる等、復号化処理にエラーが発生する。
信がなされる画データについては１次元符号化、或いは
２次元符号化処理を行い、そのデータ量を圧縮するよう
にされている。従って、ファクシミリ受信した画データ
をプリンタで印字出力するには、符号化された画データ
を事前に復号化する必要がある。一方、ファクシミリ通
信においては、送受信される画データに回線上のノイズ
の悪影響を受ける等して、画データのビットが反転する
場合がある。このような画データは適正ではなく、その
まま復号化処理を行った場合には、例えば本来ならば１
ラインのビット数（白黒画素数）がＡ４の原稿幅で１７
２８ビットになるべき処が、それとは異なるビット数に
なる等、復号化処理にエラーが発生する。
【０００３】上記のようなエラーが発生した場合には、
エラーが発生したラインの画データについては印字出力
を行わず、それよりも１ライン前の画データを２回に亙
って繰り返して印字出力することにより対処することが
可能である。但し、かかる処理は、例えばサーマルプリ
ンタのように１ライン単位で画データを印字出力する型
式のプリンタでは比較的容易に行えるものの、ページプ
リンタでは、１頁分の画データを予め作成しておく必要
があり、１ライン前の画データを再び記録するのは容易
ではない。
エラーが発生したラインの画データについては印字出力
を行わず、それよりも１ライン前の画データを２回に亙
って繰り返して印字出力することにより対処することが
可能である。但し、かかる処理は、例えばサーマルプリ
ンタのように１ライン単位で画データを印字出力する型
式のプリンタでは比較的容易に行えるものの、ページプ
リンタでは、１頁分の画データを予め作成しておく必要
があり、１ライン前の画データを再び記録するのは容易
ではない。
【０００４】そこで、従来では、ページプリンタに対応
するための方法として、画データの復号化処理にエラー
が発生したときには、そのエラーが発生したラインより
も１つの前のラインの画データを再度繰り返して復号化
し、この復号化された画データをエラー発生ラインの画
データに代えてページメモリに格納させるようにしてい
た。
するための方法として、画データの復号化処理にエラー
が発生したときには、そのエラーが発生したラインより
も１つの前のラインの画データを再度繰り返して復号化
し、この復号化された画データをエラー発生ラインの画
データに代えてページメモリに格納させるようにしてい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、同一ラインの画データを２回に亙って繰
り返して復号化処理するために、２回目の復号化処理を
行うときには、第１回目の復号化処理を終えたエラー発
生直前のラインの画データを、１ラインのデータ長が一
定化されていない符号化状態の画データの中からＥＯＬ
信号を検出して読み出す必要がある。従って、かかる該
当ラインの検索・読み出し処理に長時間を要し、画デー
タの高速処理、迅速な印字出力を開始することができな
いという難点があった。
来の方法では、同一ラインの画データを２回に亙って繰
り返して復号化処理するために、２回目の復号化処理を
行うときには、第１回目の復号化処理を終えたエラー発
生直前のラインの画データを、１ラインのデータ長が一
定化されていない符号化状態の画データの中からＥＯＬ
信号を検出して読み出す必要がある。従って、かかる該
当ラインの検索・読み出し処理に長時間を要し、画デー
タの高速処理、迅速な印字出力を開始することができな
いという難点があった。
【０００６】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、画データの復号化処理にエラーが発生した場合に、
そのエラー発生ラインに代えてエラーの生じていない所
定のラインの画データをページプリンタで印字出力させ
るように画データ処理を行う際のデータ処理速度を高速
化し、画データの印字出力開始時期を早めることができ
る画像処理装置を提供することを、その目的としてい
る。
で、画データの復号化処理にエラーが発生した場合に、
そのエラー発生ラインに代えてエラーの生じていない所
定のラインの画データをページプリンタで印字出力させ
るように画データ処理を行う際のデータ処理速度を高速
化し、画データの印字出力開始時期を早めることができ
る画像処理装置を提供することを、その目的としてい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明に係る画像処理装置は、符号化され
た画データの復号化手段と、復号された画データをペー
ジプリンタ用のページメモリに順次格納する手段とを備
えた画像処理装置であって、画データの復号処理にエラ
ーが生じたときは、エラー発生ラインの前又は後のライ
ンの画データがページメモリから読み出され且つその画
データがエラー発生ラインの画データに代えてページメ
モリに格納されるべく構成されている。
に提案された本発明に係る画像処理装置は、符号化され
た画データの復号化手段と、復号された画データをペー
ジプリンタ用のページメモリに順次格納する手段とを備
えた画像処理装置であって、画データの復号処理にエラ
ーが生じたときは、エラー発生ラインの前又は後のライ
ンの画データがページメモリから読み出され且つその画
データがエラー発生ラインの画データに代えてページメ
モリに格納されるべく構成されている。
【０００８】
【作用】上記構成を特徴とする本発明に係る画像処理装
置においては、符号化状態の画データを復号化手段で復
号し、この復号された画データをページメモリに順次格
納させる処理が行われる。そして、その復号化処理にエ
ラーが生じたときには、既に復号化処理が終了してペー
ジメモリに格納されている画データの中から、エラーが
発生したラインの前又は後の何れかの所定のラインの画
データが読み出される。次いで、かかる読み出された画
データが、エラー発生ラインの画データに代えてページ
メモリに格納される。従って、かかるページメモリに格
納された各ラインの画データをページメモリで印字出力
させれば、エラー発生ラインのない画質の良好な画像を
得ることができる。
置においては、符号化状態の画データを復号化手段で復
号し、この復号された画データをページメモリに順次格
納させる処理が行われる。そして、その復号化処理にエ
ラーが生じたときには、既に復号化処理が終了してペー
ジメモリに格納されている画データの中から、エラーが
発生したラインの前又は後の何れかの所定のラインの画
データが読み出される。次いで、かかる読み出された画
データが、エラー発生ラインの画データに代えてページ
メモリに格納される。従って、かかるページメモリに格
納された各ラインの画データをページメモリで印字出力
させれば、エラー発生ラインのない画質の良好な画像を
得ることができる。
【０００９】而して、上記一連の処理においては、ペー
ジメモリに格納されている画データの中から、エラー発
生ラインの前又は後に位置する所定のラインの画データ
を読み出す必要があるものの、このページメモリ内に格
納されている画データは、復号化処理が既に終了したも
のであり、データ長が一定化されている（また、一般的
には、各ライン毎にアドレス指定もなされている）。従
って、エラー発生ラインの前又は後に位置する所定のラ
インの検索・読み出し処理は、データ長が一定化されて
いない符号化状態のままの画データの中から所定のライ
ンを検索する場合に比較するとかなり容易であり、高速
で行うことが可能である。また、かかる所定ラインの画
データの検索後には、その画データをページメモリ内の
所定アドレスにそのまま格納するだけの複写処理でよい
から、やはりかかる処理も容易であり、高速処理が可能
である。
ジメモリに格納されている画データの中から、エラー発
生ラインの前又は後に位置する所定のラインの画データ
を読み出す必要があるものの、このページメモリ内に格
納されている画データは、復号化処理が既に終了したも
のであり、データ長が一定化されている（また、一般的
には、各ライン毎にアドレス指定もなされている）。従
って、エラー発生ラインの前又は後に位置する所定のラ
インの検索・読み出し処理は、データ長が一定化されて
いない符号化状態のままの画データの中から所定のライ
ンを検索する場合に比較するとかなり容易であり、高速
で行うことが可能である。また、かかる所定ラインの画
データの検索後には、その画データをページメモリ内の
所定アドレスにそのまま格納するだけの複写処理でよい
から、やはりかかる処理も容易であり、高速処理が可能
である。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図１は、本発明に係る画像処理装置をフ
ァクシミリ装置Ｆに適用した場合の一例を示すブロック
図である。この画像処理装置は、電子写真方式のページ
プリンタＰ、このページプリンタＰでの印字出力対象と
なる画データを後述する所定の状態に処理するためのハ
ードコーディック１、及びこのハードコーディック１で
処理されてページプリンタＰに送信される画データが格
納されるページメモリ２等を具備している。ここで、ペ
ージプリンタＰは、帯電器１１により帯電された感光ド
ラム１２に対し、ＬＥＤアレイヘッドで構成された光書
込みユニット１３から露光を行わせることにより、感光
ドラム１２に静電潜像を作成し、その後現像機１４でト
ナーによる現像を行うものである。また、静電潜像の現
像がなされた後には、転写器１５で記録紙Ｋに現像され
た像の転写を行わせ、その後定着部１６のヒーター１７
で記録紙Ｋの転写像の定着を行わせるものである。尚、
同図中、１８は感光ドラム１２の帯電除去を行って感光
ドラム１２の繰り返し使用を行わせるためのイレーサラ
ンプである。また、１９は感光ドラム１２上に残留した
トナーを感光ドラム１２上に再現像するためのメモリ除
去ブラシである。
して説明する。図１は、本発明に係る画像処理装置をフ
ァクシミリ装置Ｆに適用した場合の一例を示すブロック
図である。この画像処理装置は、電子写真方式のページ
プリンタＰ、このページプリンタＰでの印字出力対象と
なる画データを後述する所定の状態に処理するためのハ
ードコーディック１、及びこのハードコーディック１で
処理されてページプリンタＰに送信される画データが格
納されるページメモリ２等を具備している。ここで、ペ
ージプリンタＰは、帯電器１１により帯電された感光ド
ラム１２に対し、ＬＥＤアレイヘッドで構成された光書
込みユニット１３から露光を行わせることにより、感光
ドラム１２に静電潜像を作成し、その後現像機１４でト
ナーによる現像を行うものである。また、静電潜像の現
像がなされた後には、転写器１５で記録紙Ｋに現像され
た像の転写を行わせ、その後定着部１６のヒーター１７
で記録紙Ｋの転写像の定着を行わせるものである。尚、
同図中、１８は感光ドラム１２の帯電除去を行って感光
ドラム１２の繰り返し使用を行わせるためのイレーサラ
ンプである。また、１９は感光ドラム１２上に残留した
トナーを感光ドラム１２上に再現像するためのメモリ除
去ブラシである。
【００１１】ハードコーディック１は、この画像処理装
置やそれ以外のファクシミリ装置Ｆの各部を制御するＣ
ＰＵ等で構成された信号処理部４、システムメモリとし
て機能するＲＯＭ５やＲＡＭ６、符号・圧縮化状態の画
データを格納するための画像メモリ７、モデム８ａや回
線制御部８ｂ等から構成されて回線Ｌを介してのファク
シミリ通信を実行するためのファクシミリ通信制御部
８、及びその他の操作部９や画像読取部１０等と、デー
タバス３や制御バス（不図示）を介して接続されてい
る。また、ハードコーディック１は、符号・復号化変換
回路１ａとデータ制御部１ｂとの両者から構成されてい
る。一方の符号・復号化変換回路１ａは、画像読取部１
０で原稿画像を読取走査することにより得られた画デー
タの符号化処理や、画像メモリ７から読み出され又はフ
ァクシミリ通信制御部８で受信した符号化状態の画デー
タの復号化処理を実行するものである。
置やそれ以外のファクシミリ装置Ｆの各部を制御するＣ
ＰＵ等で構成された信号処理部４、システムメモリとし
て機能するＲＯＭ５やＲＡＭ６、符号・圧縮化状態の画
データを格納するための画像メモリ７、モデム８ａや回
線制御部８ｂ等から構成されて回線Ｌを介してのファク
シミリ通信を実行するためのファクシミリ通信制御部
８、及びその他の操作部９や画像読取部１０等と、デー
タバス３や制御バス（不図示）を介して接続されてい
る。また、ハードコーディック１は、符号・復号化変換
回路１ａとデータ制御部１ｂとの両者から構成されてい
る。一方の符号・復号化変換回路１ａは、画像読取部１
０で原稿画像を読取走査することにより得られた画デー
タの符号化処理や、画像メモリ７から読み出され又はフ
ァクシミリ通信制御部８で受信した符号化状態の画デー
タの復号化処理を実行するものである。
【００１２】他方、データ制御部１ｂは、符号・復号化
変換回路１ａで復号化処理された画データをページメモ
リ２内へ順次アドレス指定しながら書き込み処理を実行
するが、それに加えて次のような制御機能をも有してい
る。即ち、このデータ制御部１ｂは、符号・復号化変換
回路１ａで復号化処理を実行している段階で、その復号
化処理にエラーが発生したときには、そのエラー発生ラ
インの画データはページメモリ２には書き込まず、破棄
処理を行う。そして、エラー発生ラインの直前のライン
の画データをページメモリ２から読み出し、その読み出
した画データを、ページメモリ２の本来エラー発生ライ
ンが書き込まれるべきアドレス領域に書き込むように制
御すべく構成されている。ページメモリ２からの画デー
タの読み出しは、信号処理部４で実行させてもよいし、
またそれとは別のＤＭＡコントローラ（不図示）等で実
行させるようにしてもよい。
変換回路１ａで復号化処理された画データをページメモ
リ２内へ順次アドレス指定しながら書き込み処理を実行
するが、それに加えて次のような制御機能をも有してい
る。即ち、このデータ制御部１ｂは、符号・復号化変換
回路１ａで復号化処理を実行している段階で、その復号
化処理にエラーが発生したときには、そのエラー発生ラ
インの画データはページメモリ２には書き込まず、破棄
処理を行う。そして、エラー発生ラインの直前のライン
の画データをページメモリ２から読み出し、その読み出
した画データを、ページメモリ２の本来エラー発生ライ
ンが書き込まれるべきアドレス領域に書き込むように制
御すべく構成されている。ページメモリ２からの画デー
タの読み出しは、信号処理部４で実行させてもよいし、
またそれとは別のＤＭＡコントローラ（不図示）等で実
行させるようにしてもよい。
【００１３】次に、上記構成の画像処理装置の作用につ
いて説明する。先ず、ファクシミリ装置Ｆのファクシミ
リ通信制御部８で外部のファクシミリ装置から受信した
画データをページプリンタＰで記録紙Ｋに印字出力させ
るには、受信した符号化状態の画データを復号化してか
ら、１頁分の画データをページメモリ２に格納させる必
要がある。かかる処理は、受信した画データを第１ライ
ン目から順番にシリアル信号のかたちで符号・復号化変
換回路１ａに送信し、この回路１ａで復号化された画デ
ータを図２（ａ）に示すように、ページメモリ２に第１
ライン目の画データから順次書き込めばよい。
いて説明する。先ず、ファクシミリ装置Ｆのファクシミ
リ通信制御部８で外部のファクシミリ装置から受信した
画データをページプリンタＰで記録紙Ｋに印字出力させ
るには、受信した符号化状態の画データを復号化してか
ら、１頁分の画データをページメモリ２に格納させる必
要がある。かかる処理は、受信した画データを第１ライ
ン目から順番にシリアル信号のかたちで符号・復号化変
換回路１ａに送信し、この回路１ａで復号化された画デ
ータを図２（ａ）に示すように、ページメモリ２に第１
ライン目の画データから順次書き込めばよい。
【００１４】ところが、ファクシミリ通信中の回線Ｌの
ノイズに原因して画データのビットが反転する場合があ
り、このような場合にはビットが反転した第Ｎライン目
の復号にエラーが発生する。かかる復号エラーが発生し
たときには、データ制御部１ｂは、その第Ｎライン目の
画データについてはページメモリ２に書き込むことなく
破棄する。そして、データ制御部１ｂは、図２（ｂ）に
示すように、エラーが発生した第Ｎラインの直前に位置
する第（Ｎ−１）ライン目の画データを読み出し、その
データをそのまま第Ｎライン目のメモリ領域に複写すべ
く書き込む。
ノイズに原因して画データのビットが反転する場合があ
り、このような場合にはビットが反転した第Ｎライン目
の復号にエラーが発生する。かかる復号エラーが発生し
たときには、データ制御部１ｂは、その第Ｎライン目の
画データについてはページメモリ２に書き込むことなく
破棄する。そして、データ制御部１ｂは、図２（ｂ）に
示すように、エラーが発生した第Ｎラインの直前に位置
する第（Ｎ−１）ライン目の画データを読み出し、その
データをそのまま第Ｎライン目のメモリ領域に複写すべ
く書き込む。
【００１５】ページメモリ２内に格納されている画デー
タは既に復号化されてデータ長が一定化され（例えばＡ
４幅では１７２８ビット）、またアドレス指定も行われ
ているから、図２（ｂ）で示すように、かかるページメ
モリ２から第（Ｎ−１）ライン目の画データを検索して
読み出す処理は高速で実行することが可能である。ま
た、その読み出し後の複写処理も容易である。従って、
復号エラーが発生した場合であっても、ページメモリ２
にエラーの無い画データを１頁分展開する処理を高速で
処理することができることとなる。図３のフローチャー
トのステップ１００〜１０７は上記一連の動作手順を示
している（尚、図３のフローチャートのｎは変数であ
り、図２のＮとはその概念が相違する）。
タは既に復号化されてデータ長が一定化され（例えばＡ
４幅では１７２８ビット）、またアドレス指定も行われ
ているから、図２（ｂ）で示すように、かかるページメ
モリ２から第（Ｎ−１）ライン目の画データを検索して
読み出す処理は高速で実行することが可能である。ま
た、その読み出し後の複写処理も容易である。従って、
復号エラーが発生した場合であっても、ページメモリ２
にエラーの無い画データを１頁分展開する処理を高速で
処理することができることとなる。図３のフローチャー
トのステップ１００〜１０７は上記一連の動作手順を示
している（尚、図３のフローチャートのｎは変数であ
り、図２のＮとはその概念が相違する）。
【００１６】上記のようにして、復号化処理された１頁
分の画データの格納が終了すると、その後はページメモ
リ２に書き込まれている各ラインの画データを順次読み
出してからページプリンタＰに送信すればよい。これに
より、エラーが発生した第Ｎライン目の画データに代え
て、第（Ｎ−１）ライン目の画データが２度続けて印字
出力された画質の良好な記録再生画像が得られることと
なる。
分の画データの格納が終了すると、その後はページメモ
リ２に書き込まれている各ラインの画データを順次読み
出してからページプリンタＰに送信すればよい。これに
より、エラーが発生した第Ｎライン目の画データに代え
て、第（Ｎ−１）ライン目の画データが２度続けて印字
出力された画質の良好な記録再生画像が得られることと
なる。
【００１７】尚、上記実施例では、画データの復号エラ
ーが発生した段階で、そのエラー発生の直前のラインの
画データの複写処理を行っているが、本発明はこれに限
定されない。例えば、復号エラーが生じたラインについ
てはページメモリ２内に空きのメモリ領域を設けること
により、取り合えずエラーなく復号された画データのみ
をページメモリ２内に１頁分格納し、その後に先のエラ
ー発生ラインに該当する空きのメモリ領域に前のライン
の画データを複写して書き込むようにしてもよい。ま
た、かかる場合にあっては、図２に示すように第Ｎライ
ン目がエラー発生ラインのときには、その後側の第（Ｎ
＋１）ライン目の画データを、エラー発生ラインに代え
てページメモリ２に複写するようにしてもよい。その
他、本発明に係る画像処理装置は、ファクシミリ装置へ
の適用に限定されず、符号化された画データを印字出力
する様々な用途に適用することができる。
ーが発生した段階で、そのエラー発生の直前のラインの
画データの複写処理を行っているが、本発明はこれに限
定されない。例えば、復号エラーが生じたラインについ
てはページメモリ２内に空きのメモリ領域を設けること
により、取り合えずエラーなく復号された画データのみ
をページメモリ２内に１頁分格納し、その後に先のエラ
ー発生ラインに該当する空きのメモリ領域に前のライン
の画データを複写して書き込むようにしてもよい。ま
た、かかる場合にあっては、図２に示すように第Ｎライ
ン目がエラー発生ラインのときには、その後側の第（Ｎ
＋１）ライン目の画データを、エラー発生ラインに代え
てページメモリ２に複写するようにしてもよい。その
他、本発明に係る画像処理装置は、ファクシミリ装置へ
の適用に限定されず、符号化された画データを印字出力
する様々な用途に適用することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る画像処理装置では、符号化された画データの復
号化処理にエラーが発生したときには、復号化処理が既
に終了してページメモリに格納されている所定のライン
の画データを読み出して複写するようにしたために、従
来のように復号化がされていない符号化状態のままの画
データから所定のラインの画データを読み出して復号化
する場合に比較すると、その画データの読み出しがかな
り高速で行え、その読み出した画データをエラー発生ラ
インの画データに代えて能率よくページメモリに格納さ
せることができる。従って、本発明では、エラー発生ラ
インに代えてエラーの生じていない所定のラインの画デ
ータをページプリンタで印字出力可能とする画データ処
理を高速で実行することができ、ページプリンタによる
画像の印字出力時期を早めることができるという格別な
効果が得られる。
明に係る画像処理装置では、符号化された画データの復
号化処理にエラーが発生したときには、復号化処理が既
に終了してページメモリに格納されている所定のライン
の画データを読み出して複写するようにしたために、従
来のように復号化がされていない符号化状態のままの画
データから所定のラインの画データを読み出して復号化
する場合に比較すると、その画データの読み出しがかな
り高速で行え、その読み出した画データをエラー発生ラ
インの画データに代えて能率よくページメモリに格納さ
せることができる。従って、本発明では、エラー発生ラ
インに代えてエラーの生じていない所定のラインの画デ
ータをページプリンタで印字出力可能とする画データ処
理を高速で実行することができ、ページプリンタによる
画像の印字出力時期を早めることができるという格別な
効果が得られる。
【図１】本発明に係る画像処理装置をファクシミリ装置
に適用した場合のハード構成の一例を示すブロック図。
に適用した場合のハード構成の一例を示すブロック図。
【図２】（ａ）、（ｂ）は本発明に係る画像処理装置に
おけるページメモリへのデータ格納処理の一例を示す説
明図。
おけるページメモリへのデータ格納処理の一例を示す説
明図。
【図３】本発明に係る画像処理装置における画データ処
理の動作手順の一例を示すフローチャート。
理の動作手順の一例を示すフローチャート。
１ ハードコーディック １ａ 符号・復号化変換回路 １ｂ データ制御部 ２ ページメモリ ４ 信号処理部 ８ ファクシミリ通信制御部 ８ａ モデム Ｐ ページプリンタ Ｋ 記録紙 Ｆ ファクシミリ装置
Claims (1)
- 【請求項１】符号化された画データの復号化手段と、復
号された画データをページプリンタ用のページメモリに
順次格納する手段とを備えた画像処理装置であって、画
データの復号処理にエラーが生じたときは、エラー発生
ラインの前又は後のラインの画データがページメモリか
ら読み出され且つその画データがエラー発生ラインの画
データに代えてページメモリに格納されるべく構成され
ている画像処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5043615A JPH06261216A (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5043615A JPH06261216A (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 画像処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06261216A true JPH06261216A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12668750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5043615A Withdrawn JPH06261216A (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06261216A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013046963A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像データ転送装置およびそれを備えた画像形成装置 |
| JP2013510703A (ja) * | 2009-11-12 | 2013-03-28 | ノヴォマティック アクツィエンゲゼルシャフト | 空気流から空気汚染物質を除去する空気清浄機 |
-
1993
- 1993-03-04 JP JP5043615A patent/JPH06261216A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013510703A (ja) * | 2009-11-12 | 2013-03-28 | ノヴォマティック アクツィエンゲゼルシャフト | 空気流から空気汚染物質を除去する空気清浄機 |
| JP2013046963A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像データ転送装置およびそれを備えた画像形成装置 |
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