JPH06261112A

JPH06261112A - 伝言印刷機能付き電話機

Info

Publication number: JPH06261112A
Application number: JP4785293A
Authority: JP
Inventors: Kazuyo Takeuchi; 一代武内; Takeshi Kawaguchi; 猛川口; Katsumi Iida; 克己飯田; Michiyo Amano; 美智代天野; Ritsuko Kagami; 律子加賀美; Yoshihisa Kayanaka; 良久茅中
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1993-03-09
Filing date: 1993-03-09
Publication date: 1994-09-16

Abstract

(57)【要約】【目的】発呼者が電話機に伝言を残す際に予め定めら
れた内容の伝言の中から、発呼者のプッシュトーンを利
用して伝言内容を選択し印刷装置に印刷しておくことが
できる伝言印刷機能付き電話機を提供することを目的と
する。【構成】発呼者からのプッシュトーンを受け取る中央
制御装置からなるプッシュトーン受取装置５と、受け取
ったプッシュトーンを解析し、数字、記号などに変換す
る中央制御装置からなるプッシュトーン変換装置６と、
プッシュトーンで指定できる数字、記号などの識別項目
と伝言内容との対比表を記憶するＲＯＭなどからなる伝
言内容記憶装置８と、受け取って変換された数字、記号
と、対比表から指定された伝言内容を検索する中央制御
装置からなる伝言内容検索装置７と、選択された伝言内
容を印刷するプリンタなどからなる伝言内容印刷装置９
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、発呼者の伝言を紙面に
残すことができる伝言印刷機能付き電話機に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、被呼者が不在であった際などにも
伝言を残すことができる、いわゆる留守番機能付き電話
機は、発呼者からの送信を自動的に着信する手段を有
し、発呼者からの伝言内容を記録しておくテープレコー
ダなどの録音装置が備え付けられている。そして、被呼
者はその後テープレコーダに録音された発呼者の音声を
再生し、発呼者の伝言内容を聞くことができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
留守番機能付き電話機においては、被呼者が発呼者から
の録音された多くの伝言内容を聞く場合には、テープレ
コーダなどの録音装置を最初から再生し最後まで伝言内
容を聞かなければならない。それでは全ての伝言を聞く
のに長い時間が架かるという欠点があった。また、被呼
者が時間を惜しんで、再生時にテープレコーダなどの録
音装置の早送り操作などを行ない伝言内容を聞こうとし
ても、逆に重要な伝言内容をとばしてしまうなどという
虞があり、良い策とは言えなかった。

【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、伝言内容の要点を印刷すること
で、録音された伝言のすべてを聞く必要なしに、被呼者
が明確に用件を認識できる伝言印刷機能付き電話機を提
供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の伝言印刷機能付き電話機は、図１に示すよう
に、発呼者からの伝言情報を受け取る伝言情報受信手段
と、その伝言情報受信手段で受け取った伝言情報を解析
し、その伝言内容を認識する伝言内容認識手段と、その
伝言内容を印刷する伝言内容印刷装置とを備えている。

【０００６】尚、前記伝言内容受信手段は発呼者からの
プッシュトーンを受け取り、前記伝言内容認識手段は、
プッシュトーンで指定できる伝言内容を記憶する伝言内
容記憶手段と、前記伝言内容受信手段で受け取ったプッ
シュトーンを解析し、対応する伝言内容に変換するプッ
シュトーン解析手段とから構成されていてもよい。

【０００７】

【作用】上記の構成を有する本発明の伝言印刷機能付き
電話機は、発呼者からの送信を着信し、発呼者が伝言情
報を送信すると、伝言情報受信手段により送信された伝
言情報は受け取られ、伝言内容認識手段により、受け取
られた伝言情報は解析され、その伝言内容を認識され
る。そして、その認識された伝言内容は、伝言内容印刷
装置により印刷される。

【０００８】

【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。

【０００９】図１は本実施例の伝言印字機能付き電話機
の構成図である。相手側電話機１は、電話回線２を介し
て、交換機３と接続されている。さらに電話回線２を介
して本実施例の伝言印字機能付き電話機と接続されてい
る。本実施例の電話機内に設けられた伝言制御装置４は
伝言情報としてプッシュトーンを受け取り、また、その
伝言内容を印刷するものである。伝言制御装置４は、発
呼者からのプッシュトーンを受け取る中央制御装置から
なるプッシュトーン受取装置５と、前記プッシュトーン
受取装置５で受け取ったプッシュトーンを解析し、数
字、記号などの文字コードに変換する中央制御装置から
なるプッシュトーン変換装置６と、プッシュトーンで指
定できる文字コードの識別項目と伝言内容とを対比させ
る対比表を記憶するＲＯＭなどからなる伝言内容記憶装
置８と、前記プッシュトーン変換装置６で解析し、変換
された文字コードと、前記伝言内容記憶装置８に記憶さ
れている伝言内容対比表から、指定された伝言内容を検
索する中央制御装置からなる伝言内容検索装置７と、前
記伝言内容検索装置７から選択された伝言内容を印刷す
るプリンタなどからなる伝言内容印刷装置９とからな
る。

【００１０】上記のプッシュトーン受取装置５が本発明
の伝言情報受信手段に相当し、プッシュトーン変換装置
６、伝言内容検索装置７及び伝言内容記憶装置８が本発
明の伝言内容認識手段を構成する。

【００１１】次に、図２のフローチャートを参照して本
実施例の動作を説明する。

【００１２】まず、交換機３は発呼者の相手側電話機１
からの送信を電話回線２を介して、本発明の電話機に接
続し、被呼者の本発明の電話機が着信する（Ｓ１１）。
発呼者がプッシュトーンを送信するタイミングを指示す
るため、被呼者の電話機からメッセージを送信する（Ｓ
１２）。発呼者から送信されたプッシュトーンを図１の
プッシュトーン受取装置５が受け取る（Ｓ１３）。図１
のプッシュトーン変換装置６は前記図１のプッシュトー
ン受取装置５で受け取ったプッシュトーンを解析し、数
字、記号などに変換する（Ｓ１４）。次に、図１の伝言
内容検索装置７は、図１の伝言内容記憶装置８内の伝言
内容対比表からプッシュトーンで指定できる数字、記号
などの識別項目と、前記プッシュトーン変換装置６で解
析し、変換された数字、記号などとを比較し、指定され
た伝言内容を検索し、選択する（Ｓ１５）。そして、そ
の伝言内容は図示しない備え付けられたテープレコーダ
等の録音装置に記録される。

【００１３】次に、図１の伝言内容印刷装置９は、前記
伝言内容検索装置７で選択された伝言内容を印刷する
（Ｓ１６）。最後に、次に検索の対象とする伝言内容対
比表が存在するかどうかを確認する（Ｓ１７）。存在す
る場合は、Ｓ１２からＳ１６の処理を繰り返す。存在し
ない場合は、この処理を終了する。

【００１４】次に、この発明の伝言印刷機能付き電話機
の具体的な動作例を示す。前記の処理に録音のタイミン
グを指示するメッセージを入れることにより以下のよう
な動作が考えられる。図１の伝言内容記憶装置８の内容
は、図３に示されるようなプッシュトーンで指定できる
数字からなる識別項目と印刷する伝言内容対比表で、顧
客内容対比表、商品内容対比表、数量内容対比表の３つ
が記憶されている。

【００１５】最初に、この電話が着信する（Ｓ１１）
と、「顧客番号を入力し、最後に＊を入れて下さい。」
などのようなメッセージを発呼者に送信する（Ｓ１
２）。発呼者が、『１１１１１＊』とプッシュトーンを
送信した場合、図１のプッシュトーン受取装置５は、プ
ッシュトーン『１１１１１＊』を受け取る（Ｓ１３）。
次に、前記図１のプッシュトーン受取装置５で受け取っ
たプッシュトーン『１１１１１＊』を、図１のプッシュ
トーン変換装置６で数字『１１１１１』に変換する（Ｓ
１４）。図１の伝言内容検索装置７で、図３に示される
ような伝言内容記憶装置８の顧客内容対比表から、前記
図１のプッシュトーン変換装置６で解析、変換された数
字『１１１１１』と、対比する顧客内容対比表から先頭
の識別項目『１１１１１』を取り出し、一致するかどう
かを比較し、一致するので顧客内容を検索し、『ＡＢＣ
商事』を選択する（Ｓ１５）。

【００１６】そして、図１の伝言内容印刷装置９で、前
記図１の伝言内容検索装置７で選択された『ＡＢＣ商
事』を印刷する（Ｓ１６）。最後に、次に検索する伝言
内容対比表は存在するかどうかを確認し、次に検索する
商品内容対比表が存在するため、Ｓ１２の処理に戻る
（Ｓ１７）。

【００１７】続いて、「商品番号を入力し、最後に＊を
入れて下さい。」などのようなメッセージを発呼者に送
信する（Ｓ１２）。発呼者が、『２２２＊』とプッシュ
トーンを送信した場合、図１のプッシュトーン受取装置
５は、プッシュトーン『２２２＊』を受け取る（Ｓ１
３）。次に、前記図１のプッシュトーン受取装置５で受
け取ったプッシュトーン『２２２＊』を、図１のプッシ
ュトーン変換装置６で数字『２２２』に変換する（Ｓ１
４）。図１の伝言内容検索装置７で、図３に示されるよ
うな伝言内容記憶装置８の商品内容対比表から、前記図
１のプッシュトーン変換装置６で解析、変換された数字
『２２２』と、対比する商品内容対比表から先頭の識別
項目『１１１』を取り出し、一致するかどうかを比較
し、一致しないため、次の商品内容対比表の識別項目
『２２２』を取り出し、今度は一致するので商品内容を
検索し、『鉛筆』を選択する（Ｓ１５）。

【００１８】そして、同様に図１の伝言内容印刷装置９
で、前記図１の伝言内容検索装置７で選択された『鉛
筆』を印刷する（Ｓ１６）。最後に、次に検索する伝言
内容対比表は存在するかどうかを確認し、次に検索する
数量内容対比表が存在するため、Ｓ１２の処理に戻る
（Ｓ１７）。

【００１９】数量内容についても、Ｓ１２からＳ１６の
処理を同様に繰り返し、発呼者がプッシュトーンを『２
＊』と入力することにより、『２ケース』が印刷され
る。最後に、次に検索する伝言内容対比表は存在するか
どうかを確認し、存在しないため、処理を終了する（Ｓ
１７）。

【００２０】図４は、上記の動作後、図１の伝言内容印
刷装置９により印刷された例である。

【００２１】以上説明したことから明かなように、本実
施例の伝言印刷機能付き電話機によれば、伝言を残す際
に予め定められた伝言内容の中から発呼者のプッシュト
ーンを利用して伝言内容を選択させ、選択された伝言内
容を印刷しておくことができ、目にみえる形にして伝言
を残すことができるため、被呼者は伝言内容を紙で見て
要点を正確に認識することができる。そのため、従来の
ように伝言内容をすべて聞くという手間を取らなくても
よくなる。

【００２２】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなくその趣旨を逸脱しない範囲の変更は可
能である。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の伝言印刷機能付き電話機によれば、伝言内容を電
話のプッシュトーンで指定することにより伝言内容を印
刷しておくことができ、目にみえる形にして伝言を残す
ことができるため、伝言内容をすべて聞く必要がなく、
被呼者は伝言内容を紙で見て的確に用件を認識すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電話機の構成を示すブロック図であ
る。

【図２】本実施例の伝言印刷機能付き電話機の構成図で
ある。

【図３】本実施例の動作を示すフローチャートである。

【図４】本実施例の伝言内容記憶装置内の対比表の内容
を示す説明図であり、（ａ）は顧客内容対比表であり、
（ｂ）は商品内容対比表であり、（ｃ）は数量内容対比
表である。

【図５】本実施例の動作後の印刷例を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

４伝言制御装置５プッシュトーン受取装置６プッシュトーン変換装置７伝言内容検索装置８伝言内容記憶装置９伝言内容印刷装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者天野美智代名古屋市瑞穂区苗代町15番１号ブラザー工業株式会社内 (72)発明者加賀美律子名古屋市瑞穂区苗代町15番１号ブラザー工業株式会社内 (72)発明者茅中良久名古屋市瑞穂区苗代町15番１号ブラザー工業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】発呼者からの伝言情報を受け取る伝言情
報受信手段と、その伝言情報受信手段で受け取った伝言情報を解析し、
その伝言内容を認識する伝言内容認識手段と、その伝言内容を印刷する伝言内容印刷装置とを備えたこ
とを特徴とする伝言印刷機能付き電話機。
【請求項２】前記伝言内容受信手段は、発呼者からの
プッシュトーンを受け取り、前記伝言内容認識手段は、
プッシュトーンで指定できる伝言内容を記憶する伝言内
容記憶手段と、前記伝言内容受信手段で受け取ったプッ
シュトーンを解析し、対応する伝言内容に変換するプッ
シュトーン解析手段とから構成されている請求項１に記
載の伝言印刷機能付き電話機。