JPH0626077U - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH0626077U
JPH0626077U JP044390U JP4439093U JPH0626077U JP H0626077 U JPH0626077 U JP H0626077U JP 044390 U JP044390 U JP 044390U JP 4439093 U JP4439093 U JP 4439093U JP H0626077 U JPH0626077 U JP H0626077U
Authority
JP
Japan
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tape
belt
tape cartridge
enclosure
roller
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP044390U
Other languages
English (en)
Inventor
ロバート・アーノルド・ボン・ベーレン
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー filed Critical ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
Publication of JPH0626077U publication Critical patent/JPH0626077U/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08778Driving features, e.g. belt

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動時における摩擦が小さく、従って、小さ
いモータで駆動することができ、熱の発生量が小さい、
2つのリールを備えたベルト駆動式テープカートリッジ
を提供する。 【構成】 このベルト駆動式テープカートリッジ10
は、各リールにテープ20が巻かれて形成される1対の
テープパック15,16と、各テープパック15,16
に隣接して一端部がこのテープカートリッジ10のベー
スプレート12に回動自在に取り付けられたアーム2
7,28と、各アーム27,28の自由端側に回動自在
に設けられたアイドルローラ37,38と、テープパッ
ク間に位置するベルト駆動ローラ18とを備えており、
このベルト20は、その外周面の一部が各テープパック
に圧接するように各アイドルローラ37,38とベルト
駆動ローラ18とに張架されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2つのリールを有するテープカートリッジに関し、詳しくは、テー プを正接方向に駆動するべく弾性ベルトがテープパックの回りにかけられたテー プカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
ボン・べーレン氏の米国特許第3692255号明細書には、2つリールを有 し、テープを両方向に駆動するべく逆転自在のモータにより弾性ベルトが駆動さ れるように構成されたテープカートリッジが開示されている。このベルトは、テ ープパックと、ベルト駆動ローラと、カートリッジのコーナ部に設けられた固定 ピンに回転自在に軸支された1対のアイドルローラ(たとえば、図1,2に示す ベルトガイドローラ21,22)の回りに弾性的にかけられている。アイドルロ ーラとその固定ピンとの間には所定の摩擦カップリングが設けられており、この 摩擦カップリングにより、ベルトに所定の抵抗がかかるようになっている。また 、ベルトにより、供給パック側のテープよりも巻き取りパック側のテープがより 速く駆動されるようになっており、テープに張力をかけて、リール間に位置する テープに形成される可能性があるタルミが生じないようにしている。
【0003】 上記ボン・べーレン氏の発明に係るカートリッジは、データ記録用に使用され るため、このカートリッジは、一般的に、データカートリッジと呼ばれている。 最近では、これらのカートリッジは、0.8〜2.5m/sec以上の速度でテ ープが駆動される装置に広く用いられている。実質的に、テープ速度を増すため には、駆動モータの力を大きくする必要があるが、テープ速度が増すと、ベルト とテープの巻きとの間に空気が入り込んで空転する傾向がある。このように、テ ープ速度が増せば増す程、カートリッジの動作は不確かなものになる。さらに、 モータの容量が大きくなるにつれて発生する熱量も大きくなり、これに加えて、 アイドルローラとの抵抗により発生する熱によって、ベルトは高温となり、その 寿命が短くなる。
【0004】 一方、ベルトにより駆動され、2つのリールを有する、今一つの2つ目のタイ プに属するテープカートリッジにおいては、回転自在に軸支されるアイドルロー ラの使用を廃することによって摩擦抵抗を減少させている。このテープカートリ ッジにおいては、アイドルローラに代わってフローティングローラが使用されて おり、該フローティングローラはベルト及びテープパックの外周面に押圧されて いる(米国特許第3907230号[メルル氏],4146194号[マジセッ ク氏],4209144号[マジセック氏],4205808号[ハーティグ氏 等]各明細書を参照)。メルル氏の発明について、ハーティグ氏は、上記フロー ティングローラは不安定になりがちであり、従って、ベルトを、ひいてはテープ までをも不安定にするものであると指摘している。ハーティグ氏の解決策は、フ ローティングローラの表面を円錐型に形成するためにその表面を先細りにするこ とであり、これによって、ベルトをフローティングローラのアッパリップに移動 させることができる。
【0005】 ところで、上記フローティングローラの位置を安定させる問題に関して、マジ セック氏の特許明細書は、この2つ目のタイプに属するベルト駆動式カートリッ ジはテープを急激に加速したり減速したりすることができないため、この問題を 少しでも解決するには、厚さが十分に小さく、しかも、ベルトとテープパックと を押圧するフローティングローラの圧力に対して伸縮率が十分に小さいベルトを 使用する必要がある、と指摘している。マジセック氏の上記米国特許第’194 号明細書に記載の装置には、ベルトの幅よりも小さい幅を有するフローティング ローラが備えられており、これによって、フローティングローラの位置を安定さ せている。マジセック氏の上記米国特許第’144号明細書に記載されている装 置には、硬い外周面を有するフローティングローラと、厚さが小さく、しかもフ ローティングローラによりベルトをテープパックに押圧させて幾らかのテープの 張力を生じさせるべくそれらを変形させるに十分に伸縮率が小さいベルトとが備 えられている。
【0006】 この二つ目のタイプに属するベルト駆動式カートリッジは、数年前から市場に 出回っているが、その市場性についてはまだ検証の余地がある。
【0007】
【考案の要旨】
本発明によれば、ボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジと比較し て、駆動時における摩擦が有意に小さく、従って、小さいモータで駆動すること ができ、しかも、熱の発生量が小さい、2つのリールを備えたベルト駆動式テー プカートリッジが提供される。
【0008】 ボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジと同様に、この低摩擦のベ ルト駆動式テープカートリッジは、箱状のエンクロージャを備え、該エンクロー ジャは、互いに隔てられかつ互いに平行な軸に回転自在に支持された1対のリー ルと、各リールに夫々逆方向に巻かれて各テープパックを形成するテープと、上 記各リールの軸に平行な軸を有するベルト駆動ローラと、該軸に平行な軸を有す る1対のアイドルローラと、上記各テープパックと上記ベルト駆動ローラと上記 各アイドルローラの回りに伸張した状態でかけられた弾性ベルトとを備える。 このテープカートリッジは、ボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジ に対して、次の点で相違している。
【0009】 すなわち、各アイドルローラを固定位置に設ける代わりに、各アイドルローラ は、エンクロージャに一端部が回動自在に取り付けられたアームの他端部から突 出する軸に回転自在に取り付けられる。そして、弾性ベルトにより、各アイドル ローラは、該ベルト及び該ベルトの下に位置するテープパックに押圧せしめられ る。
【0010】 上記各アイドルローラは回動自在なアームにより支持されているため、これら のアイドルローラは、上記従来例の2つ目のタイプに属するベルト駆動式テープ カートリッジに備えられる不支持のアイドルローラと比較して、はるかに高い安 定性を備えている。
【0011】 ボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジに備えられる弾性ベルトは 、このテープカートリッジに使用することができ、0.005〜0.05m/n t mの弾性係数を備えたポリウレタン製ベルトであることが好ましい。このベ ルトは、少なくとも1.5ntのプレテンションを有している必要があり、2〜 5ntのプレテンションを有することが好ましい。また、このベルトは、各リー ルに対して、少なくとも60°の全巻き角を有している必要があり、少なくとも 90°の全巻き角を有することが好ましい。
【0012】 本件テープカートリッジにおいて、テープを巻き取る側の巻き取りパックと、 テープを供給する側の供給パック間の速度における巻き取り比率は、次の数式に より与えられる。
【0013】 Tr=t/D1+t/Dr この数式において、tはベルトの厚さ、D1は供給パックの直径、そして、D rは巻き取りパックに当接するアイドルローラの直径を示している。DrはD1 よりもはるかに小さいことが好ましく、t/Drは、不必要な摩滅が防止されヘ ッドとの当接が良好に維持されるに十分なテープの張力を得るために、25〜2 50μmの範囲内にあることが好ましい。
【0014】 本件テープカートリッジの巻き取り比率は、主に、ベルトが、巻き取りパック に隣接しているアイドルローラを通過するときのベルトの外周面の伸びの効果と 関係しており、このベルトの外周面の伸びによって、巻き取りパックの最も外側 に位置するテープの巻きがベルトよりも早く駆動される。また、より重要でない 程度において、この巻き取り比率は、ベルトが供給パックに接するときのベルト 内周面の速度の低下と収縮との効果に関係している。
【0015】 従って、本件テープカートリッジの巻き取り比率は、ボン・べーレン氏の発明 に係るテープカートリッジと比較して、実質的に摩擦抵抗による損失なしに達成 される。本件テープカートリッジの他の構成部材、たとえば、アイドルローラや ベルト駆動ローラのベアリング等は、その摩擦を最小限度に抑えて駆動時におけ る動作上の損失が生じないように、潤滑されることが好ましい。
【0016】
【実施例】
以下に、本発明の第1実施例に係るテープカートリッジ10について、図1に 従って詳細に説明する。
【0017】 このテープカートリッジ10は、ベースプレート12とカバー13とからなる 箱型のエンクロージャ11を備えている。このベースプレート12からシャフト が突出しており、1対のリール15,16と、エンクロージャ11の第1側面1 9に隣接しリール15,16間に位置するベルト駆動ローラ18とが、該シャフ トにより回転自在に軸支されている。磁気記録テープ20は、渦巻き状に各リー ル15,16に巻き付けられるが、その巻き付け方向は互いに逆方向になってい る。この磁気記録テープ20は、1対のラップピン21,22と、1対のガイド ピン23,24とにより案内された状態で、エンクロージャ11の上記第1側面 19沿いに延在している。図において、25は切り欠きであり、該切り欠き25 により、不図示のテープレコーダの記録用ヘッドを上記テープ20に当接させる ことができるようになっている。
【0018】 自由端を有する1対のアーム27,28がベースプレート12に回動自在に軸 支されている。これらの自由端は、エンクロージャ11の上記第1側面19に平 行な第2側面30に向けて延在している。上記1対のアーム27,28を軸支し ている軸支点27a,28aは、夫々、エンクロージャ11の第3,4側面31 ,32に隣接して位置しており、また、リール15,16の軸を結ぶライン34 (本明細書では、ハブラインと称することにする)よりわずかに下に、つまり、 ハブライン34と、エンクロージャ11の上記第1側面19との間に位置してい る。各アーム27,28の自由端側に位置する各フィンガーからはシャフトが突 出しており、該各シャフトには、夫々、アイドルローラ37,38が備えられて いる。これらのアイドルローラ37,38は互いに同一構成となっており、該各 アイドルローラ37,38の各軸は、リール15,16及びベルト駆動ローラ1 8の各軸に平行になるように設けられている。各アーム27,28は、テープ2 0に接しないように、緩やかな湾曲状に形成されている。
【0019】 図において、40は弾性ベルトであり、図に示すように、この弾性ベルト40 は、各アイドルローラ37,38とベルト駆動ローラ18とに、該各アイドルロ ーラ37,38と該ベルト駆動ローラ18間に位置する該ベルトの外周面が各テ ープパックに圧接するように張架されており、これによって、各アイドルローラ 37,38は、ベルト40と、その下に位置するテープパックとに対して押圧せ しめられる。
【0020】 上記アイドルローラ37,38を軸支するシャフトは、十分な強度を備えた小 さい直径を有するものであることが好ましく、また、摩擦力を最小限度に維持す るために注油されることが好ましい。
【0021】 ボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジと同様に、ベルト駆動ロー ラ18はより大きな直径を有しており、該ローラ18の部分は、不図示のテープ レコーダの駆動ローラにより当接せしめられるように、1対のガイドピン23, 24の間に位置するテープの搬送経路上に延在している。
【0022】 各アイドルローラ37,38と、ベルト駆動ローラ18のベルト40当接部の 各外周面にはクラウンが形成されており、ベルト40を案内するためのエッジガ イドを設けなくても、ベルト40が各アイドルローラ37,38及びベルト駆動 ローラ18の各中心に位置せしめられるようになっている。ボン・べーレン氏の 発明に係るテープカートリッジでは、各アイドルローラとベルト駆動ローラとは 、その外周面中央部にベルトガイド用のスロットが設けられているが、クラウン が形成されたローラは、その特許が付与されて以来製造されているベルト駆動式 テープカートリッジに使用されている。
【0023】 次に、本発明の第2実施例に係るテープカートリッジ10’について、図2に 従って詳細に説明する。
【0024】 図2に示すテープカートリッジ10’は、図1に示すテープカートリッジと類 似に構成されている。図において、対応する各部は、プライム符号を除いて同一 の参照番号により示している。
【0025】 図2のテープカートリッジ10’は、図1のテープカートリッジ10に対して 次の点で相違している。すなわち、このテープカートリッジ10’の1対のアー ム27’,28’は、その箱状のエンクロージャ11’の第2側面30’に隣接 して備えられており、該各アーム27’,28’の自由端側に設けられている各 フィンガーは、夫々、エンクロージャ11’の第3,4側面31’,32’側に 設けられている。
【0026】 ( 具 体 例 1 ) 図1に示した低摩擦のベルト駆動式テープカートリッジは次のように構成され る。
【0027】 ベースプレート12 アルミ製;厚さ2.5mm カバー13 ポリカーボネート樹脂 リール15,16 直径40mm 磁気記録テープ20 長さ200mm テープパックの直径 73mm(最大) ベルト駆動ローラ18 直径17.4mm; 最大直径部22.6mm アーム27,28 軸支点から各アイドルローラ37,38の 回転軸までの長さ43mm 軸支点27a,27b ハブライン34の8.5mm下 アイドルローラ37,38 アセタール樹脂製;直径15.8mm シャフト 焼き入れ鋼製;直径1.6mm 弾性ベルト40 ポリウレタン製;長さ39.2cm; 厚さ0.1mm ここで使用された弾性ベルト40のプレテンションは3.3ntであり、リー ル15,16における最小、最大全巻き角は、夫々、110°及び170°であ った。このテープカートリッジ10は、5.1m/sec以内のテープ速度で駆 動され、また、加速度及び減速度を75m/sec2とすることにより、繰り返 し行われたテストを通してテープ20の張力は少なくとも0.17ntに保たれ た。また、各テストを通して、ベルト40もテープ20も、常に、完全にトラッ キングした。テープ速度を2.3m/secとするために必要とされるモータの 力は0.7ntであった。
【0028】 比較検討のために、同一寸法のボン・べーレン氏の発明に係るベルト駆動式テ ープカートリッジがテストされた。その駆動ベルトには、プレテンションが4. 4ntであるものが使用された。というのは、2.3m/secまでの速度でテ ープを駆動するべく加速時又は減速時において動作不良を防止するために、少な くとも約4.4ntのプレテンションが必要とされたからである。(上記具体例 1に示すカートリッジのプレテンションと比較して)プレテンションの値がこの ように高いにもかかわらず、テープの張力は、3.4m/secの速度でゼロ以 下となった。2.3m/secのテープ速度を得るためのモータの力は、0.9 ntであった。
【0029】 アイドルローラにより、ベルトの下から空気が駆逐されると共にテープの巻き の間の空気が駆逐されるため、ボン・べーレン氏の発明に係るベルト駆動式テー プカートリッジと比較して、このテープカートリッジは、ベルトの張力が小さく ても動作させることができ、これによって、テープが超高速度で駆動されたとき にボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジが有していた滑りの問題が 実質的に解決される。
【0030】 ( 図 3 ) 各テープパックの直径は、テープが一方のテープパックから他方のテープパッ クへ巻き取られるにつれて夫々変化するが、このとき、アイドルローラのテープ パックに対する圧力とベルトの伸びとは、夫々、一定であることが好ましい。図 3において、直線44,45は、上記第3,4側面31,32に対して平行な一 直線沿いに軸支点27a,28aが移動した場合における、アイドルローラ37 ,38の一つによってテープパックに作用せしめられる最大の力と、最小の力と を示している。これらのラインの集中点は、軸支点27a,28aがハブライン 34の下方、つまり、該ハブライン34と、エンクロージャ11の第1側面19 との間に位置せしめられることが好ましいことを示している。直線47は、軸支 点27a,28aが変化した場合のベルトの長さの変化を示している。この直線 47は、軸支点27a,28aがハブラインよりも上方に位置する場合には、ベ ルトの長さの変化、従ってベルトの張力の変化がゼロになることを示している。 図3は、図1に示す如く軸支点27a,28aがハブライン34よりも僅かに下 に位置することが好ましいことを示している。
【0031】 ( 図 4 ) 図4において、曲線50は駆動力を示しており、曲線52は、上記具体例1に 示したテープカートリッジのテープが一方のリールから他方のリール、つまり、 テープの始端(Bot)からテープの終端(Eot)へ2.3m/secで駆動さ れたときのテープの張力を示している。図において、グラフ54,56は、夫々 、ボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジの駆動力と、テープの張力 とを示している。これらの各グラフは、上記具体例1に係るテープカートリッジ を使用した場合の方が、ボン・べーレン氏の発明に係るテープカートリッジを使 用した場合よりも、実質的により小さい駆動力で略同一のテープ張力が得られる ことを示している。
【0032】 ( 具 体 例 2 ) 低摩擦のベルト駆動式テープカートリッジが図2に示す如く構成された。しか し、このテープカートリッジは、ベルト40’とテープ20’との間に滑りが生 じるため、図1に示したテープカートリッジ10の方がこのテープカートリッジ 10’よりも、その構成において好ましいことが判明した。
【0033】 上記第1,2実施例に使用されているテープは、磁気記録テープである。しか し、このテープは、磁気記録テープに限定されず、1対のリール間で搬送される ものとして、たとえば、マイクロフィルムや、ペーパーウェブや、細長形状の柔 軟なウェブ等であっても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るベルト駆動式テー
プカートリッジの平面断面図である。
【図2】 本発明の第2実施例に係るベルト駆動式テー
プカートリッジの平面断面図である。
【図3】 図1に示すテープカートリッジにおいて、ア
ームの軸支点の位置をハブラインに対して変化させた場
合の、アイドルローラに作用する力と弾性ベルトの伸張
率との関係を示すグラフである。
【図4】 図1に示すテープカートリッジと、ボン・べ
ーレン氏の発明に係るテープカートリッジとの、テープ
張力と駆動力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10,10’ テープカートリッジ 11,1
1’ エンクロージャ 12,12’ ベースプレート 13,1
3’ カバー 15,15’,16,16’ リール 18,1
8’ ベルト駆動ローラ 19,19’ 第1側面 20,2
0’ 磁気記録テープ 21,21’,22,22’ ラップピン 23,23’,24,24’ ガイドピン 25,25’ 切り欠き 27,2
7’ アーム 27a,27’a 軸支点 28,2
8’ アーム 28a,28’a 軸支点 30,3
0’ 第2側面 31,31’ 第3側面 32,3
2’ 第4側面 34,34’ ハブライン 37,37’,38,38’ アイドルローラ 40,40’ 弾性ベルト

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状のエンクロージャを備えたテープカ
    ートリッジにおいて、 該エンクロージャは、互いに隔てられかつ互いに平行な
    軸に回転自在に支持された1対のリールと、 該各リールに夫々逆方向に巻かれて各テープパックを形
    成するテープと、 エンクロージャの一つの側面に隣接しかつ上記1対のリ
    ール間に位置する固定軸、に回転自在に支持されかつエ
    ンクロージャ内に備えられたベルト駆動ローラと、 各一端側が各軸支点を介してエンクロージャに回動自在
    に取り付けられた1対のアームと、 該各アームの他端側に設けられかつ各リールとベルト駆
    動ローラの各軸に平行に設けられた軸、に回転自在に取
    り付けられたアイドルローラと、 上記各テープパックと上記ベルト駆動ローラと上記各ア
    イドルローラの回りに伸張した状態でかけられた弾性ベ
    ルトであって、各アイドルローラを該弾性ベルトと、該
    弾性ベルトの下に位置するテープパックとに押圧するベ
    ルトとを備えたことを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記各アームの上記各一端側は、上記各
    リールの軸と軸とを結ぶ直線に隣接しかつ上記エンクロ
    ージャの側面に隣接した位置に位置することを特徴とす
    る請求項1記載のテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記各アームの上記各一端側に設けられ
    た上記各軸支点は、上記各リールの上記軸と軸とを結ぶ
    上記直線と、上記エンクロージャの上記一つの側面との
    間に位置することを特徴とする請求項2記載のテープカ
    ートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記各アームは、上記テープに隣接する
    側が凹となるような湾曲状に形成されたことを特徴とす
    る請求項3記載のテープカートリッジ。
  5. 【請求項5】 上記弾性ベルトの上記各テープパックに
    対する全巻き角は、少なくとも90°であることを特徴
    とする請求項1記載のテープカートリッジ。
  6. 【請求項6】 上記ベルトの弾性係数は、0.005〜
    0.05m/ntmであることを特徴とする請求項1記
    載のテープカートリッジ。
  7. 【請求項7】 上記ベルトは、2〜5ntのプレテンシ
    ョンを有することを特徴とする請求項6記載のテープカ
    ートリッジ。
  8. 【請求項8】 上記各アームの上記他端部には夫々フィ
    ンガーが備えられ、上記各アイドルローラが取り付けら
    れた上記軸は、該各フィンガーに備えられたことを特徴
    とする請求項6記載のテープカートリッジ。
  9. 【請求項9】 箱状のエンクロージャを備えたテープカ
    ートリッジであって、該エンクロージャは、互いに隔て
    られかつ互いに平行な軸に回転自在に支持された1対の
    リールと、各リールに逆方向に巻かれたテープと、ベル
    ト駆動ローラと、1対のアイドルローラと、テープとベ
    ルト駆動ローラと各アイドルローラの回りに伸張した状
    態でかけられた弾性ベルトとを備え、ベルト駆動ローラ
    と上記1対のアイドルローラは、夫々、上記各リールの
    軸に平行な軸を有するテープカートリッジにおいて、一
    端側が上記エンクロージャに回動自在に軸支され、他端
    側に軸を介して回転自在に上記各アイドルローラが備え
    られたアームを有し、上記弾性ベルトにより、上記各ア
    イドルローラは、該弾性ベルトと、該弾性ベルトの下に
    位置するテープとに押圧されることを特徴とするテープ
    カートリッジ。
JP044390U 1992-08-25 1993-08-13 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH0626077U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/934,954 US5374004A (en) 1992-08-25 1992-08-25 Low-friction, belt-driven tape cartridge
US934954 1992-08-25

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JPH0626077U true JPH0626077U (ja) 1994-04-08

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US (1) US5374004A (ja)
EP (1) EP0584751B1 (ja)
JP (1) JPH0626077U (ja)
DE (1) DE69312405T2 (ja)

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