JPH06259039A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH06259039A
JPH06259039A JP4559793A JP4559793A JPH06259039A JP H06259039 A JPH06259039 A JP H06259039A JP 4559793 A JP4559793 A JP 4559793A JP 4559793 A JP4559793 A JP 4559793A JP H06259039 A JPH06259039 A JP H06259039A
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JP
Japan
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bus line
liquid crystal
scan
voltage
data bus
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Withdrawn
Application number
JP4559793A
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English (en)
Inventor
Tadahisa Yamaguchi
忠久 山口
Munehiro Haraguchi
宗広 原口
Masami Oda
雅美 小田
Michiya Oura
道也 大浦
Keizo Morita
敬三 森田
Hiroshi Yoshioka
浩史 吉岡
Kazuhiro Takahara
和博 高原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクティブマトリクス型液晶表示パネルを備え
てなる液晶表示装置に関し、開口率の低下や、歩留まり
の低下という問題点を招くことなく、交流駆動により同
一パターンを連続して表示する場合においても、残像
や、フリッカのない高品質の画像を表示することができ
るようにする。 【構成】表示電極27、28に液晶30を介してコモン
電極29を対向させてなる液晶セル25、26で一画素
を構成し、データバスライン31、32間に液晶セル2
5、26を駆動するための電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネル(liqu
id crystal display panel)のうち、マトリクス状に配
列させた画素に記憶保持動作を行わせるように構成され
る、いわゆるアクティブマトリクス型液晶表示パネルを
備えてなる液晶表示装置に関する。
【0002】近年、CRT(陰極線管)を備えてなるC
RT表示装置を代替する表示装置として、液晶表示パネ
ルを備えてなる液晶表示装置の研究、開発が盛んに進め
られている。
【0003】特に、アクティブマトリクス型液晶表示パ
ネルは、CRTに匹敵する表示品質を有することから、
このアクティブマトリクス型液晶表示パネルを備えてな
る液晶表示装置が有望視されている。
【0004】
【従来の技術】
第1従来例・・図25 従来、アクティブマトリクス型液晶表示パネルを備えて
なる液晶表示装置として、図25にその一画素部分の回
路構成を示すアクティブマトリクス型液晶表示パネルを
備えてなるものが知られている。
【0005】図中、1は液晶セル、2は画素ごとに設け
らている表示電極(画素電極)、3は全画素に共通に設
けられているコモン電極(共通電極)、4は液晶であ
り、この例では、1個の液晶セル1で一画素が構成され
ている。
【0006】また、5はデータドライバ(図示せず)を
介してデータ信号(表示信号)が印加されるデータバス
ライン、6はスキャンドライバ(図示せず)を介して走
査信号が印加されるスキャンバスラインである。
【0007】また、7は走査信号によりオン、オフが制
御されるスイッチ素子(アクティブ素子)をなす薄膜ト
ランジスタ(thin film transistor.以下、TFTとい
う)、8はスキャンバスライン6とTFT7のソースと
の間の寄生容量である。
【0008】ここに、液晶セル1に対する書込みは、デ
ータバスライン5にデータ信号電圧を印加すると共に、
スキャンバスライン6の走査信号をオン電圧とし、TF
T7をオンとして、表示電極2にデータ信号電圧を印加
し、その後、一水平走査期間経過時に、TFT7をオフ
とすることにより行われる。
【0009】この場合、液晶セル1は、次のフレームに
おける書込みが行われるまで、印加されたデータ信号電
圧を保持し、この印加されたデータ信号電圧に対応した
階調を表示することになる。
【0010】第2従来例・・図26、図27 また、アクティブマトリクス型液晶表示パネルを備えて
なる液晶表示装置として、図26にその一画素部分の回
路構成を示すアクティブマトリクス型液晶表示パネルを
備えてなるものが知られている。
【0011】図中、9、10は液晶セルであり、11、
12は表示電極、13は全画素に共通に設けられている
コモン電極、14は液晶であり、この例では、2個の液
晶セル9、10で一画素が構成されている。
【0012】また、15はデータバスライン、16はこ
の画素を含む水平ライン(Nライン)のスキャンバスラ
イン、17は次の水平ライン(N+1ライン)のスキャ
ンバスライン、18、19はスキャンバスライン16の
走査信号によりオン、オフが制御されるTFTである。
【0013】また、20はスキャンバスライン17の走
査信号によりオン、オフが制御されるTFT、21はス
キャンバスライン16とTFT18のソースとの間の寄
生容量、22はスキャンバスライン16とTFT19の
ソースとの間の寄生容量である。
【0014】図27は、このアクティブマトリクス型液
晶表示パネルを備えてなる液晶表示装置が備えるスキャ
ンドライバが出力する走査信号の一部を示す波形図であ
り、図27(A)はスキャンバスライン16に印加され
る走査信号、図27(B)はスキャンバスライン17に
印加される走査信号を示している。
【0015】即ち、この液晶表示装置においては、アク
ティブマトリクス型液晶表示パネルの隣合う水平ライン
のスキャンバスラインに印加される走査信号は、オン電
圧が一部重複するように印加される。
【0016】そこで、期間t1では、TFT18、19
=オン、TFT20=オフとされ、期間t2では、TF
T18、19、20=オンとされ、期間t3では、TF
T18、19=オフ、TFT20=オンとされる。
【0017】この結果、例えば、TFT19が故障でオ
ンとはならず、期間t1において、データバスライン1
5に印加されるデータ信号電圧が表示電極12に印加さ
れないような場合においても、期間t2においては、デ
ータバスライン15に印加されているデータ信号電圧
は、TFT18、表示電極11、TFT20を介して表
示電極12に印加されることになる。
【0018】したがって、この液晶表示装置によれば、
表示の無欠陥化を達成し、歩留まりの向上によるコスト
の低減化を図ると共に、表示欠陥のない高画質の表示を
実現することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
第1従来例が有する問題点・・図28、図29 図28は、図25に示すアクティブマトリクス型液晶表
示パネルを備えてなる液晶表示装置(第1従来例)が有
する問題点を説明するための波形図である。
【0020】図28(A)はスキャンバスライン6に印
加される走査信号、図28(B)はデータバスライン5
に印加されるデータ信号、図28(C)は表示電極2の
電圧を示している。
【0021】即ち、この液晶表示装置においては、走査
信号をオン電圧からオフ電圧にし、TFT7をオンから
オフにする場合に、寄生容量8の影響でTFT7のソー
ス電位、即ち、表示電極2の電圧が負電圧側にシフトし
てしまう。
【0022】このため、同一パターンを連続して表示す
る場合、正駆動時と負駆動時とで、データ信号電圧が非
対称となってしまい、残像や、フリッカ(画面のちらつ
き)が発生してしまうという問題点があった。
【0023】ちなみに、表示電極2の電圧のシフト量Δ
Vは、寄生容量8の容量値をCGS、液晶セル1の容量を
LC、走査信号のオン電圧とオフ電圧との差をΔVG
すると、数1で示される。
【0024】
【数1】
【0025】そこで、従来、図28(C)に破線23で
示すように、コモン電極3に印加すべき電圧(コモン電
圧)をΔVだけ負電圧側にシフトさせることで、正駆動
時と負駆動時とで対称な駆動を実現する方法が提案され
ている。
【0026】ところが、液晶容量には電圧依存性があ
り、白表示の場合と黒表示の場合とで液晶容量が異なっ
てしまう。このため、この駆動方法で、正駆動時と負駆
動時との対称性を十分に確保することは困難である。
【0027】そこで、また、従来、図29に示すよう
に、液晶容量よりも電圧依存性の小さい補助容量(保持
容量)24を液晶セル1と並列に設けることで、寄生容
量8による表示電極2の電圧のシフト量ΔVを低減する
方法が提案されている。
【0028】この場合、表示電極2の電圧のシフト量Δ
Vは、補助容量24の容量値をCSとすれば、数2に示
すようになる。
【0029】
【数2】
【0030】この方法によっても、シフト量ΔVを完全
になくすことはできないが、補助容量24の容量値CS
を液晶セル1の容量値CLCよりも十分に大きく、例え
ば、一桁以上大きい値にすることができれば、残像、フ
リッカを見えにくくすることは可能である。
【0031】しかし、容量値の大きい補助容量24に対
する書込みは、現状のTFT7の大きさでは不可能であ
り、また、このような補助容量24を設けることは、開
口率の低下やプロセスの複雑化により歩留まりの低下を
招いてしまうという問題点がある。
【0032】第2従来例が有する問題点・・図30 図30は図26に示すアクティブマトリクス型液晶表示
パネルを図27に示す駆動方法で駆動するように構成さ
れた液晶表示装置(第2従来例)が有する問題点を説明
するための波形図である。
【0033】図30(A)はスキャンバスライン16に
印加される走査信号、図30(B)はスキャンバスライ
ン17に印加される走査信号、図30(C)は表示電極
11、12の電圧を示している。
【0034】即ち、この液晶表示装置では、スキャンバ
スライン16の走査信号がオン電圧からオフ電圧にな
り、TFT18、19がオンからオフとなる場合に、寄
生容量21、22の影響で表示電極11、12の電圧が
低電圧側にΔVだけシフトしてしまう。
【0035】また、次に、スキャンバスライン17の走
査信号がオン電圧からオフ電圧になり、TFT20がオ
ンからオフとなる場合に、スキャンバスライン17とT
FT22のドレイン、ソース間の寄生容量(図示せず)
の影響で表示電極11、12の電圧は更に低電圧側にΔ
Vだけシフトしてしまう。
【0036】この結果、この液晶表示装置においては、
表示電極11、12の電圧の全シフト量は、図25に示
すアクティブマトリクス型液晶表示パネルを備えてなる
液晶表示装置の場合に比較して2倍となってしまい、残
像や、フリッカも、より明白なものとなってしまうとい
う問題点があった。
【0037】本発明は、かかる点に鑑み、交流駆動によ
り同一パターンを連続して表示する場合においても、残
像や、フリッカのない高品質の画像を表示することがで
き、しかも、補助容量を設けることによる開口率の低下
や、歩留まりの低下という問題点を招くことのないよう
にしたアクティブマトリクス型液晶表示パネルを備えて
なる液晶表示装置を提供することを第1の目的とする。
【0038】また、図26に示すような、いわゆる1画
素2表示電極3トランジスタ方式のアクティブマトリク
ス型液晶表示パネルを備えてなる液晶表示装置であっ
て、交流駆動により同一パターンを連続して表示する場
合における残像や、フリッカを低減化し、高品質の画像
を表示することができるようにした液晶表示装置を提供
することを第2の目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】
第1の発明・・図1 図1は本発明中、第1の発明の原理説明図であり、第1
の発明の液晶表示装置が備えるアクティブマトリクス型
液晶表示パネルの一画素部分の回路構成を示している。
【0040】図中、25、26は液晶セル、27、28
は表示電極、29は表示電極27、28に対向されたコ
モン電極、30は液晶であり、液晶セル25、26で一
画素が構成されている。
【0041】なお、コモン電極29は、表示電極27、
28にのみ対向して設けられ、他の画素のコモン電極と
は電気的に独立のものとされている。即ち、第1の発明
においては、コモン電極は画素ごとに設けられている。
【0042】また、31、32は液晶セル25、26を
駆動するための電圧が印加されるデータバスライン、3
3は走査信号が印加されるスキャンバスライン、34、
35はスキャンバスライン33の走査信号によりオン、
オフが制御されるトランジスタである。
【0043】なお、これらトランジスタ34、35は、
単結晶シリコンを用いたMOSトランジスタや、シリコ
ン薄膜を用いたTFT等で構成されるが、いわゆるNチ
ャネル・タイプのものも、Pチャネル・タイプのもの
も、いずれも使用することができる。
【0044】また、36はスキャンバスライン33とト
ランジスタ34のソースとの間の寄生容量、37はスキ
ャンバスライン33とトランジスタ35のソースとの間
の寄生容量である。
【0045】即ち、第1の発明の液晶表示装置は、表示
電極27、28に液晶30を介してコモン電極29を対
向させて液晶セル25、26を構成すると共に、表示電
極27をトランジスタ34のソースに接続し、このトラ
ンジスタ34のドレイン及びゲートをそれぞれデータバ
スライン31及びスキャンバスライン33に接続し、表
示電極28をトランジスタ35のソースに接続し、この
トランジスタ35のドレイン及びゲートをそれぞれデー
タバスライン32及びスキャンバスライン33に接続し
て一画素部分を形成してなるアクティブマトリクス型液
晶表示パネルを備え、データバスライン31、32間に
液晶セル25、26を駆動するための電圧を印加するよ
うに構成される。
【0046】第2の発明・・図2 図2は本発明中、第2の発明の原理説明図であり、図
中、38は第2の発明が備えるアクティブマトリクス型
液晶表示パネルの一画素部分の回路構成を示している。
【0047】ここに、39、40は液晶セル、41、4
2は表示電極、43は全画素に共通に設けられているコ
モン電極、44は液晶であり、この例では、2個の液晶
セル39、40で一画素が構成されている。
【0048】また、45はデータバスライン、46はこ
の画素を含む水平ライン(Nライン)のスキャンバスラ
イン、47は次の水平ライン(N+1ライン)のスキャ
ンバスラインである。
【0049】また、48、49はスキャンバスライン4
6の走査信号によりオン、オフが制御されるトランジス
タである。これらトランジスタ48、49も、単結晶シ
リコンを用いたMOSトランジスタや、シリコン薄膜を
用いたTFT等で構成され、Nチャネル・タイプのもの
も、Pチャネル・タイプのものも、いずれも使用するこ
とができる。
【0050】また、50はスキャンバスライン47の走
査信号によりオン、オフが制御されるトランジスタ、5
1はスキャンバスライン46とトランジスタ48のソー
スとの間の寄生容量、52はスキャンバスライン46と
トランジスタ49のソースとの間の寄生容量である。
【0051】また、53はスキャンドライバであり、5
4はスキャンドライバ53から出力される走査信号のう
ち、スキャンバスライン46に印加される走査信号を示
し、55はスキャンドライバ53から出力される走査信
号のうち、スキャンバスライン47に印加される走査信
号を示している。
【0052】ここに、走査信号54は、連続する2個の
方形波56A、56Bでオン電圧を供給するようにされ
ており、走査信号55も、連続する2個の方形波57
A、58Bでオン電圧を供給するようにされている。
【0053】また、走査信号54と、走査信号55と
は、方形波56Aの立ち下がりのタイミングと、方形波
57Aの立ち上がりのタイミングとが一致すると共に、
方形波56Bの立ち下がりのタイミングと、方形波57
Bの立ち上がりのタイミングとが一致するようにされて
いる。
【0054】即ち、スキャンドライバ53は、オン電圧
を、連続する第1、第2の方形波で供給するような走査
信号を生成し、かつ、一のスキャンバスラインの走査信
号と、次のスキャンバスラインの走査信号とが、一のス
キャンバスラインの走査信号の第1の方形波の立ち下が
りのタイミングと、次のスキャンバスラインの走査信号
の第1の方形波の立ち上がりのタイミングとを一致させ
ると共に、一のスキャンバスラインの走査信号の第2の
方形波の立ち下がりのタイミングと、次のスキャンバス
ラインの走査信号の第2の方形波の立ち上がりのタイミ
ングとを一致させるように、各走査信号を各スキャンバ
スラインに印加するように構成されている。
【0055】
【作用】
第1の発明・・図1 本発明中、第1の発明では、データバスライン31、3
2間に液晶セル25、26を駆動するための電圧が印加
される。
【0056】ここに、走査信号がオン電圧とされ、トラ
ンジスタ34、35がオンとされると、表示電極27の
電圧はデータバスライン31に印加されている電圧とな
り、表示電極28の電圧はデータバスライン32に印加
されている電圧となる。
【0057】即ち、表示電極27、28間の電圧は、デ
ータバスライン31、32間の電圧と同一になり、液晶
セル25、26は、容量分割により、それぞれ、データ
バスライン31、32間に印加された電圧の1/2を保
持することになる。
【0058】その後、走査信号がオフ電圧とされ、トラ
ンジスタ34、35がオフとされると、表示電極27の
電圧は、寄生容量36により、低電圧側にシフトし、表
示電極28の電圧も、寄生容量37により、低電圧側に
シフトする。
【0059】このように、表示電極27、28の電圧は
低電圧側にシフトするが、寄生容量36、37の容量値
は同一であるので、表示電極27、28の電圧のシフト
量も同一となる。
【0060】この結果、トランジスタ34、35がオフ
とされた後も、表示電極27、28間の電圧は、当初、
データバスライン31、32間に印加された電圧と同一
になり、液晶セル25、26も、当初、データバスライ
ン31、32間に印加された電圧の1/2を継続して保
持することになる。
【0061】このように、第1の発明においては、一画
素を構成する液晶セル25、26を他の画素と電気的に
独立されたコモン電極29を介して電気的に直列に接続
し、表示電極27、28間にトランジスタ34、35を
介してデータバスライン31、32間の電圧を印加する
という構成を採用したことにより、寄生容量36、37
による表示電極27、28の電圧のシフトを実質的にキ
ャンセルすることができる。
【0062】したがって、この第1の発明によれば、交
流駆動により、同一パターンを連続して表示する場合に
おいても、正駆動時と負駆動時における対称性を確保す
ることができ、残像や、フリッカをなくし、高品質の画
像を表示することができる。しかも、補助容量を設ける
ことによる開口率の低下や、歩留まりの低下という問題
点を招くこともない。
【0063】なお、データバスライン31、32間に
は、液晶セル25、26に表示させるべき階調に対応し
た電圧の2倍の電圧を印加する必要があるが、これは、
例えば、データバスライン31、32にそれぞれ所定の
基準電圧を基準として対称関係にある第1、第2のデー
タ信号電圧を印加することにより行うことができる。
【0064】また、水平ライン方向上、データバスライ
ン31を挟んで隣合う画素は、データバスライン31を
自己のデータバスライン32とし、データバスライン3
2を挟んで隣合う画素は、データバスライン32を自己
のデータバスライン31とし、データバスライン31、
32間に液晶セル25、26を駆動するための電圧を印
加するように構成することもできる。
【0065】また、データバスライン32をスキャンバ
スライン33以外のスキャンバスライン、例えば、前の
水平ラインのスキャンバスラインに接続し、データバス
ライン32の電圧を走査信号のオフ電圧に固定し、デー
タバスライン31にデータ信号電圧を印加することによ
り、データバスライン31、32間に液晶セル25、2
6を駆動するための電圧を印加するように構成すること
もできる。
【0066】また、所定の基準電圧を印加するための基
準電圧バスラインを設け、データバスライン32を基準
電圧バスラインに接続し、データバスライン32の電圧
を所定の基準電圧に固定し、データバスライン31にデ
ータ信号電圧を印加することにより、データバスライン
31、32間に液晶セル25、26を駆動するための電
圧を印加するように構成することもできる。
【0067】また、データバスライン32の電圧を所定
の基準電圧に固定し、データバスライン31にデータ信
号電圧を印加するフレームと、データバスライン31の
電圧を所定の基準電圧に固定し、データバスライン32
にデータ信号電圧を印加するフレームとを繰り返すこと
により、データバスライン31、32間に液晶セル2
5、26を駆動するための電圧を印加するように構成す
ることもできる。
【0068】第2の発明・・図2 本発明中、第2の発明においては、スキャンドライバ5
3により、オン電圧を、連続する第1、第2の方形波で
供給するような走査信号がスキャンバスラインに印加さ
れる。
【0069】この場合、一のスキャンバスラインの走査
信号と、次のスキャンバスラインの走査信号とが、一の
スキャンバスラインの走査信号の第1の方形波の立ち下
がりのタイミングと、次のスキャンバスラインの走査信
号の第1の方形波の立ち上がりのタイミングとを一致さ
せると共に、一のスキャンバスラインの走査信号の第2
の方形波の立ち下がりのタイミングと、次のスキャンバ
スラインの走査信号の第2の方形波の立ち上がりのタイ
ミングとを一致させるように、各走査信号は、各スキャ
ンバスラインに印加される。
【0070】例えば、図2において、走査信号54と、
走査信号55とは、方形波56Aの立ち下がりのタイミ
ングと、方形波57Aの立ち上がりのタイミングとを一
致させると共に、方形波56Bの立ち下がりのタイミン
グと、方形波57Bの立ち上がりのタイミングとを一致
させるように、スキャンバスライン46、47に印加さ
れる。
【0071】この結果、走査信号54の方形波56Aが
立ち下がる場合、寄生容量51、52の影響で表示電極
41、42の電圧は低電圧側にシフトしようとするが、
この場合には、走査信号55の方形波57Aが立ち上が
るので、スキャンバスライン47とトランジスタ50の
ドレイン、ソース間の寄生容量により、表示電極41、
42の電圧は高電圧側にシフトしようとし、結局、表示
電極41、42の電圧に変動は生じない。
【0072】次に、走査信号54の方形波56Bが立ち
下がる場合、寄生容量51、52の影響で表示電極4
1、42の電圧は低電圧側にシフトしようとするが、こ
の場合には、走査信号55の方形波57Bが立ち上がる
ので、スキャンバスライン47とトランジスタ50のド
レイン、ソース間の寄生容量により、表示電極41、4
2の電圧は高電圧側にシフトしようとし、結局、表示電
極41、42の電圧に変動は生じない。
【0073】次に、走査信号55の方形波57Bが立ち
下がる場合、スキャンバスライン47とトランジスタ5
0のドレイン、ソース間の寄生容量により、実線58に
示すように、表示電極41、42の電圧は低電圧側にシ
フトすることになる。
【0074】このように、この第2の発明によれば、い
わゆる一画素2表示電極3トランジスタ方式のアクティ
ブマトリクス型液晶表示パネルを備えてなる液晶表示装
置について、表示電極41、42の電圧のシフト量を従
来の場合の1/2に抑えることができる。
【0075】
【実施例】以下、図3〜図24を参照して、本発明の第
1実施例〜第6実施例について説明する。なお、第1実
施例〜第5実施例は、本発明中、第1の発明の実施例で
あり、第6実施例は、第2の発明の実施例である。
【0076】第1実施例・・図3〜図6 図3は本発明の第1実施例が備えるアクティブマトリク
ス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図であ
り、図中、60〜67は液晶セル、68〜75は表示電
極、76〜79はそれぞれ電気的に独立してなるコモン
電極、80は液晶である。
【0077】この第1実施例では、液晶セル60、61
でR(赤色)画素81が構成され、液晶セル62、63
でG(緑色)画素82が構成され、液晶セル64、65
でB(青色)画素83が構成され、液晶セル66、67
でR画素84が構成されている。
【0078】また、85〜92はデータバスライン、9
3はスキャンバスライン、94〜101はスキャンバス
ライン93の走査信号によりオン、オフが制御されるT
FTである。
【0079】図4は本発明の第1実施例の全体の構成を
示す図であり、図中、102は図3に示すアクティブマ
トリクス型液晶表示パネル、103は奇数番目のデータ
バスラインを駆動するアナログデータドライバ、104
は偶数番目のデータバスラインを駆動するアナログデー
タドライバ、105はスキャンバスラインを駆動するス
キャンドライバである。
【0080】また、106はRGB信号をクランプし、
これらRGB信号を液晶の透過率−電圧特性(T−V特
性)に合わせて増幅し、基準電圧Vref、例えば、0
[V]に対して線対称の2つのデータ信号A、Bを生成
し、これらデータ信号A、Bの正負を交流化信号により
フレーム毎に切り換えて出力するデータ処理部である。
【0081】ここに、図5はデータ処理部106の特性
を示す図であり、このデータ処理部106の特性は、直
線107で示すようにリニヤでも良く、曲線108、1
09に示すようにガンマ補正を施したものであっても良
い。
【0082】また、図4において、110は垂直同期信
号VS、水平同期信号HSに基づいてアナログデータド
ライバ103、104に供給すべきサンプリング信号
や、スキャンドライバ105に供給すべきタイミング信
号や、データ処理部106に供給すべき交流化信号を出
力するタイミングコントローラである。
【0083】図6は、この第1実施例の動作を示す波形
図であり、図3においてR画素81に書込みを行う場合
を例にして示している。なお、図6(A)はスキャンバ
スライン93に印加される走査信号、図6(B)はデー
タバスライン85に印加されるデータ信号A、図6
(C)は表示電極68の電圧を示している。
【0084】また、図6(D)はデータバスライン86
に印加されるデータ信号B、図6(E)は表示電極69
の電圧、図6(F)は液晶セル60に保持される電圧、
図6(G)は液晶セル61に保持される電圧を示してい
る。
【0085】ここに、R画素81に対する書込みが行わ
れる場合には、図6(A)に示すように、走査信号がオ
ン電圧とされ、TFT94、95がオンとされると共
に、図6(B)、(D)に示すように、データバスライ
ン85、86にそれぞれ液晶セル60、61に保持させ
るべき電圧の2倍の電圧差を有する正負対称のデータ信
号A、Bが印加される。
【0086】例えば、液晶セル60、61にそれぞれ5
[V]を保持させる場合には、データバスライン85に
は+5[V]のデータ信号Aが印加され、データバスラ
イン86には−5[V]のデータ信号Bが印加される。
【0087】このようにされると、液晶セル60、61
には、それぞれ、容量分割により、{+5−(−5)}
/2=10/2=5[V]の電圧が印加され、この5
[V]の電圧が保持される。
【0088】ここに、走査信号がオン電圧からオフ電圧
にされ、TFT94、95がオンからオフにされる場
合、TFT94のソース電圧、即ち、表示電極68の電
圧は、スキャンバスライン93とTFT94のソースと
の間の寄生容量の影響で、図6(C)に示すように、低
電位側にΔVだけシフトする。
【0089】また、TFT95のソース電圧、即ち、表
示電極69の電圧は、スキャンバスライン93とTFT
95のソースとの間の寄生容量の影響で、図6(E)に
示すように、低電位側にΔVだけシフトする。
【0090】このように、表示電極68、69の電圧は
低電圧側にシフトするが、スキャンバスライン93とT
FT94のソースとの間の寄生容量の容量値と、スキャ
ンバスライン93とTFT95のソースとの間の寄生容
量の容量値とは同一であるので、表示電極68、69の
電圧のシフト量ΔVも同一となる。
【0091】この結果、TFT94、95がオフとされ
た後も、表示電極68、69間の電圧は、当初、データ
バスライン85、86間に印加された電圧と同一にな
り、液晶セル60、61も、当初、データバスライン8
5、86間に印加された電圧の1/2を継続して保持す
ることになる。
【0092】このように、この第1実施例では、一画素
を構成する液晶セル60、61を他の画素と電気的に独
立されたコモン電極76を介して電気的に直列に接続
し、表示電極68、69間にTFT94、95を介して
データバスライン85、86間の電圧を印加するという
構成を採用したことにより、スキャンバスライン93と
TFT94、95のソースとの間の寄生容量による表示
電極68、69の電圧のシフトを実質的にキャンセルす
ることができる。
【0093】したがって、この第1実施例によれば、交
流駆動により、同一パターンを連続して表示する場合に
おいても、正駆動時と負駆動時における対称性を確保す
ることができ、残像や、フリッカをなくし、高品質の画
像を表示することができる。しかも、補助容量を設ける
ことによる開口率の低下や、歩留まりの低下という問題
点を招くこともない。
【0094】第2実施例・・図7〜図13 図7は本発明の第2実施例が備えるアクティブマトリク
ス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図であ
り、図中、111〜118は液晶セル、119〜126
は表示電極、127〜130はそれぞれ電気的に独立し
てなるコモン電極、131は液晶である。
【0095】この第2実施例では、液晶セル111、1
12でR画素132が構成され、液晶セル113、11
4でG画素133が構成され、液晶セル115、116
でB画素134が構成され、液晶セル117、118で
R画素135が構成されている。
【0096】また、136〜140はデータバスライ
ン、141はスキャンバスライン、142〜149はス
キャンバスライン141の走査信号によりオン、オフが
制御されるTFTである。
【0097】即ち、この第2実施例では、R画素132
とG画素133はデータバスライン137を共有し、G
画素133とB画素134はデータバスライン138を
共有し、B画素134とR画素135はデータバスライ
ン139を共有している。
【0098】図8は本発明の第2実施例の全体の構成を
示す図であり、図中、150は図7に示すアクティブマ
トリクス型液晶表示パネル、151は偶数番目のデータ
バスラインを駆動するアナログデータドライバである。
【0099】また、152は1番目のデータバスライン
136を除く、奇数番目のデータバスラインを駆動する
アナログデータドライバであり、1番目のデータバスラ
イン136には基準電圧Vrefが印加される。
【0100】また、153はスキャンバスラインを駆動
するスキャンドライバ、154はRGB信号をクランプ
し、これらRGB信号を後述する特性に合わせて増幅し
て、データ信号を生成し、このデータ信号の正負を交流
化信号によりフレーム毎に切り換えて出力するデータ処
理部である。
【0101】また、155はアナログデータドライバ1
51、152に供給すべきサンプリング信号A、Bや、
スキャンドライバ153に供給すべきタイミング信号
や、データ処理部154に供給すべき交流化信号を出力
するタイミングコントローラである。
【0102】また、図9はデータ処理部154の回路構
成を示す図である。図中、156はRGB信号をクラン
プし、これらRGB信号を図10に示す特性に基づいて
増幅するRGB信号増幅部である。
【0103】即ち、RGB信号増幅部156は、液晶の
透過率−電圧特性が図11に示すようなものであること
を前提とし、黒レベル信号が入力された場合は、10
[V]を出力し、白レベル信号が入力された場合には、
4[V]を出力するような特性とされている。
【0104】なお、黒レベルと白レベルとの間は、図1
0に直線157で示すようにリニヤでも良く、曲線15
8、159で示すようにガンマ補正を施したものであっ
ても良い。
【0105】また、図9において、160はRGB信号
増幅部156から1ドット分のRGB信号が出力されて
いる期間の1/3の期間を遅延時間とする遅延回路、1
61〜163は加減算回路である。
【0106】ここに、加減算回路161〜163は、基
準電圧Vref>遅延回路160の出力の場合には、加算
回路として動作し、基準電圧Vref<遅延回路160の
出力の場合には、減算回路として動作し、基準電圧Vre
f=遅延回路160の出力の場合には、交流化信号によ
り動作が決定され、交流化信号=Hレベルの場合は、加
算回路として動作し、交流化信号=Lレベルの場合は、
減算回路として動作するものである。
【0107】また、164はRGB信号増幅部156か
ら1ドット分のRGB信号が出力されている期間の1/
3の期間を切り換え周期として、接点164Aの接続す
べき接点の切り換えを、接点164B→164C→16
4D→164B・・・の順に繰り返し行うスイッチ回路
である。
【0108】また、165は帰線期間の間は接点165
Aを接点165Bに接続し、基準電圧Vrefを遅延回路
160に供給し、表示期間の間は接点165Aを接点1
65Cに接続し、スイッチ回路164の出力を遅延回路
160に供給するスイッチ回路である。
【0109】図12は、この第2実施例の動作を示す波
形図であり、基準電圧Vrefを、例えば、0[V]とし
て、図7において、R画素132に暗表示、G画素13
3に明表示、B画素134に明表示、R画素135に暗
表示を行わせる場合を例にして示している。
【0110】即ち、液晶セル111、112にそれぞれ
5[V]、液晶セル113、114にそれぞれ2
[V]、液晶セル115、116にそれぞれ2[V]、
液晶セル117、118にそれぞれ5[V]を保持させ
る場合を例にして示している。
【0111】なお、図12(A)はRGB信号増幅部1
56から出力されるR信号、図12(B)はRGB信号
増幅部156から出力されるG信号、図12(C)はR
GB信号増幅部156から出力されるB信号を示してい
る。
【0112】また、図12(D)はアナログデータドラ
イバ151に供給されるサンプリング信号A、図12
(E)はアナログデータドライバ152に供給されるサ
ンプリング信号Bを示している。
【0113】ここに、期間Taでは、スイッチ回路16
4は、加減算回路161の出力を選択するが、この場
合、RGB信号増幅部156から出力されるR信号は、
R画素132が暗表示であることから、10[V]とな
る。
【0114】また、この期間Taにおいては、遅延回路
160の出力は0[V]で基準電圧0[V]と同一とな
っているので、加減算回路161は交流化信号によって
動作を決定され、このフレームでは、交流化信号は、例
えば、Hレベルとされる。したがって、加減算回路16
1は、加算回路として動作し、その出力は10[V]と
なる。
【0115】この電圧は、サンプリング信号Aの立ち下
がりエッジでアナログデータドライバ151に取り込ま
れ、図13に示すように、データバスライン137に印
加されると共に、遅延回路160に供給され、RGB信
号増幅部156から1ドット分のRGB信号が出力され
ている期間の1/3の期間だけ遅延して遅延回路160
から出力される。
【0116】次の期間Tbでは、スイッチ回路164は
加減算回路162の出力を選択するが、この場合、RG
B信号増幅部156から出力されるG信号は、G画素1
33が明表示であることから、4[V]となる。
【0117】また、この期間Tbにおいては、遅延回路
160の出力=10[V]で、基準電圧0[V]<遅延
回路160の出力であるため、加減算回路162は減算
回路として動作し、加減算回路162の出力は、10
[V]−4[V]=6[V]となる。
【0118】この電圧は、サンプリング信号Bの立ち下
がりエッジでアナログデータドライバ152に取り込ま
れ、図13に示すように、データバスライン138に印
加されると共に、遅延回路160に供給され、RGB信
号増幅部156から1ドット分のRGB信号が出力され
ている期間の1/3の期間だけ遅延して遅延回路160
から出力される。
【0119】次の期間Tcでは、スイッチ回路164は
加減算回路163の出力を選択するが、この場合、RG
B信号増幅部156から出力されるB信号は、B画素1
34が白表示であることから、4[V]となる。
【0120】また、この期間Tcにおいては、遅延回路
160の出力=6[V]で、基準電圧0[V]<遅延回
路160の出力であるため、加減算回路163は減算回
路として動作し、加減算回路163の出力は6[V]−
4[V]=2[V]となる。
【0121】この電圧は、サンプリング信号Aの立ち下
がりエッジでアナログデータドライバ151に取り込ま
れ、図13に示すように、データバスライン139に印
加されると共に、遅延回路160に供給され、RGB信
号増幅部156から1ドット分のRGB信号が出力され
ている期間の1/3の期間だけ遅延して遅延回路160
から出力される。
【0122】次の期間Tdでは、スイッチ回路164
は、再び、加減算回路161の出力を選択するが、この
場合、RGB信号増幅部156から出力されるG信号
は、R画素135が暗表示であることから、10[V]
となる。
【0123】また、この期間Tdにおいては、遅延回路
160の出力=2[V]で、基準電圧0[V]<遅延回
路160の出力であるため、加減算回路161は減算回
路として動作し、加減算回路161の出力は、2[V]
−10[V]=−8[V]となる。
【0124】この電圧は、サンプリング信号Bの立ち下
がりエッジでアナログデータドライバ152に取り込ま
れ、図13に示すように、データバスライン140に印
加されると共に、遅延回路160に供給され、RGB信
号増幅部156から1ドット分のRGB信号が出力され
ている期間の1/3の期間だけ遅延して遅延回路160
から出力される。
【0125】この結果、図13に示すように、データバ
スライン136、137間の電圧差は、10[V]−0
[V]=10[V]、データバスライン137、138
間の電圧差は、10[V]−6[V]=4[V]、デー
タバスライン138、139間の電圧差は、6[V]−
2[V]=4[V]、データバスライン139、140
間の電圧差は、2[V]−(−8[V])=10[V]
となる。
【0126】したがって、液晶セル111、112には
それぞれ5[V]、液晶セル113、114にはそれぞ
れ2[V]、液晶セル115、116にはそれぞれ2
[V]、液晶セル117、118にはそれぞれ5[V]
が印加される。
【0127】ここに、この第2実施例においても、例え
ば、R画素132においては、一画素を構成する液晶セ
ル111、112を他の画素と電気的に独立されたコモ
ン電極127を介して電気的に直列に接続し、表示電極
119、120間にTFT142、143を介してデー
タバスライン136、137間の電圧を印加するという
構成を採用している。
【0128】この結果、スキャンバスライン141とT
FT142、143のソースとの間の寄生容量による表
示電極119、120の電圧のシフトを実質的にキャン
セルすることができる。他の画素においても、同様であ
る。
【0129】したがって、この第2実施例によっても、
第1実施例の場合と同様、交流駆動により、同一パター
ンを連続して表示する場合においても、正駆動時と負駆
動時における対称性を確保することができ、残像や、フ
リッカをなくし、高品質の画像を表示することができ
る。しかも、補助容量を設けることによる開口率の低下
や、歩留まりの低下という問題点を招くこともない。
【0130】第3実施例・・図14〜図16 図14は、本発明の第3実施例が備える液晶表示パネル
の一部分の回路構成を示す図であり、図中、166〜1
73は液晶セル、174〜181は表示電極、182〜
185はそれぞれ電気的に独立してなるコモン電極、1
86は液晶である。
【0131】この第3実施例では、液晶セル166、1
67でR画素187が構成され、液晶セル168、16
9でG画素188が構成され、液晶セル170、171
でB画素189が構成され、液晶セル172、173で
R画素190が構成されている。
【0132】また、191〜198はデータバスライ
ン、199は前の水平ラインのスキャンバスライン、2
00はこの画素を含む水平ラインのスキャンバスライ
ン、201〜208はスキャンバスライン200の走査
信号によりオン、オフが制御されるTFTであり、この
第3実施例では、データバスライン192、194、1
96、198はスキャンバスライン199に接続されて
いる。
【0133】図15は本発明の第3実施例の全体の構成
を示す図であり、図中、209は図14に示すアクティ
ブマトリクス型液晶表示パネル、210は奇数番目のデ
ータバスラインを駆動するアナログデータドライバ、2
11はスキャンバスラインを駆動するスキャンドライバ
である。
【0134】また、212はRGB信号をクランプし、
これらRGB信号を図16に示す特性に合わせて増幅
し、交流化信号に基づいてフレーム毎に正負の異なるデ
ータ信号を出力するデータ処理部である。
【0135】なお、データ処理部212の特性は、図1
6に直線213で示すようにリニヤでも良く、曲線21
4、215に示すようにガンマ補正を施したものであっ
ても良い。
【0136】また、図15において、216は垂直同期
信号VS、水平同期信号HSに基づいてアナログデータ
ドライバ210に供給すべきサンプリング信号や、スキ
ャンドライバ211に供給すべきタイミング信号、デー
タ処理部212に供給すべき交流化信号を出力するタイ
ミングコントローラである。
【0137】即ち、この第3実施例においては、各画素
の図上、左側のデータバスラインにはデータ信号が印加
され、図上、右側のデータバスラインには走査信号のオ
フ電圧が印加されて駆動される。
【0138】例えば、R画素187においては、データ
バスライン191にはデータ信号が印加され、データバ
スライン192にはスキャンバスライン199の走査信
号のオフ電圧が印加されて駆動される。
【0139】ここに、この第3実施例においても、例え
ば、R画素187においては、一画素を構成する液晶セ
ル166、167を他の画素と電気的に独立されたコモ
ン電極182を介して電気的に直列に接続し、表示電極
174、175間にTFT201、202を介してデー
タバスライン191、192間の電圧を印加するという
構成を採用している。
【0140】この結果、スキャンバスライン200とT
FT201、202のソースとの間の寄生容量による表
示電極174、175の電圧のシフトを実質的にキャン
セルすることができる。他の画素においても、同様であ
る。
【0141】したがって、この第3実施例によっても、
第1実施例の場合と同様、交流駆動により、同一パター
ンを連続して表示する場合においても、正駆動時と負駆
動時における対称性を確保することができ、残像や、フ
リッカをなくし、高品質の画像を表示することができ
る。しかも、補助容量を設けることによる開口率の低下
や、歩留まりの低下という問題点を招くこともない。
【0142】第4実施例・・図17〜図19 図17は本発明の第4実施例が備えるアクティブマトリ
クス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図であ
り、図中、217〜224は液晶セル、225〜232
は表示電極、233〜236はそれぞれ電気的に独立し
てなるコモン電極、237は液晶である。
【0143】この第4実施例では、液晶セル217、2
18でR画素238が構成され、液晶セル219、22
0でG画素239が構成され、液晶セル221、222
でB画素240が構成され、液晶セル223、224で
R画素241が構成されている。
【0144】また、242〜249はデータバスライ
ン、250はスキャンバスライン、251は次のスキャ
ンバスライン、252は基準電圧Vrefが印加される基
準電圧バスライン、253〜260はスキャンバスライ
ン250の走査信号によりオン、オフが制御されるTF
Tであり、この第4実施例においては、データバスライ
ン243、245、247、249は基準電圧バスライ
ン252に接続されている。
【0145】図18は本発明の第4実施例の全体の構成
を示す図であり、図中、261は図17に示すアクティ
ブマトリクス型液晶表示パネル、262は奇数番目のデ
ータバスラインを駆動するアナログデータドライバであ
る。
【0146】また、263はスキャンバスラインを駆動
するスキャンドライバ、264はRGB信号をクランプ
し、これらRGB信号を図19に示す特性に合わせて増
幅して、交流化信号によりフレーム毎に正負の異なるデ
ータ信号を出力するデータ処理部である。
【0147】なお、データ処理部264の特性は、図1
9に直線265で示すようにリニヤでも良く、曲線26
6、267に示すようにガンマ補正を施したものであっ
ても良い。
【0148】また、図18において、268は垂直同期
信号VS、水平同期信号HSに基づいてアナログデータ
ドライバ262に供給すべきサンプリング信号や、スキ
ャンドライバ263に供給すべきタイミング信号や、デ
ータ処理部264に供給すべき交流化信号を出力するタ
イミングコントローラである。
【0149】即ち、この第4実施例においては、各画素
の図上、左側のデータバスラインにはデータ信号が印加
され、図上、右側のデータバスラインには基準電圧Vre
fが印加されて駆動される。
【0150】例えば、R画素238においては、データ
バスライン242には、データ信号が印加され、データ
バスライン243には、基準電圧バスライン252の基
準電圧Vrefが印加されて駆動される。
【0151】ここに、この第4実施例においても、例え
ば、R画素238においては、一画素を構成する液晶セ
ル217、218を他の画素と電気的に独立されたコモ
ン電極233を介して電気的に直列に接続し、表示電極
225、226間にTFT253、254を介してデー
タバスライン242、243間の電圧を印加するという
構成を採用している。
【0152】この結果、スキャンバスライン250とT
FT253、254のソースとの間の寄生容量による表
示電極225、226の電圧のシフトを実質的にキャン
セルすることができる。他の画素においても、同様であ
る。
【0153】したがって、この第4実施例によっても、
第1実施例の場合と同様、交流駆動により、同一パター
ンを連続して表示する場合においても、正駆動時と負駆
動時における対称性を確保することができ、残像や、フ
リッカをなくし、高品質の画像を表示することができ
る。しかも、補助容量を設けることによる開口率の低下
や、歩留まりの低下という問題点を招くこともない。
【0154】第5実施例・・図20〜図22 図20は本発明の第5実施例が備えるアクティブマトリ
クス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図であ
り、図中、269〜276は液晶セル、277〜284
は表示電極、285〜288はそれぞれ電気的に独立し
てなるコモン電極、289は液晶である。
【0155】この第5実施例では、液晶セル269、2
70でR画素290が構成され、液晶セル271、27
2でG画素291が構成され、液晶セル273、274
でB画素292が構成され、液晶セル275、276で
R画素293が構成されている。
【0156】また、294〜301はデータバスライ
ン、302はスキャンバスライン、303〜310はス
キャンバスライン302の走査信号によりオン、オフが
制御されるTFTである。
【0157】図21は本発明の第5実施例の全体の構成
を示す図であり、図中、311は図20に示すアクティ
ブマトリクス型液晶表示パネル、312は奇数番目のデ
ータバスラインを駆動するアナログデータドライバ、3
13は偶数番目のデータバスラインを駆動するアナログ
データドライバである。
【0158】ここに、アナログデータドライバ312
は、切り換え信号Aにより制御され、例えば、奇数フレ
ーム時には、サンプリング信号によりサンプリングした
データ信号を出力し、偶数フレーム時には、基準電圧V
refを出力するように構成されている。
【0159】また、アナログデータドライバ313は、
切り換え信号Bにより制御され、奇数フレーム時には、
基準電圧Vrefを出力し、偶数フレーム時にはサンプリ
ング信号によりサンプリングしたデータ信号を出力する
ように構成されている。
【0160】また、314はスキャンバスラインを駆動
するスキャンドライバ、315はRGB信号をクランプ
し、これらRGB信号を図22に示す特性に合わせて増
幅してなるデータ信号を出力するデータ処理部である。
【0161】なお、データ処理部315の特性は、図2
2に直線316で示すようにリニヤでも良く、曲線31
7、318に示すようにガンマ補正を施したものであっ
ても良い。
【0162】また、図21において、319は垂直同期
信号VS、水平同期信号HSに基づいてアナログデータ
ドライバ312、313に供給すべきサンプリング信号
及び切り換え信号A、Bや、スキャンドライバ314に
供給すべきタイミング信号を出力するタイミングコント
ローラである。
【0163】即ち、この第5実施例では、奇数フレーム
時には、奇数番目のデータバスラインにデータ信号が印
加され、偶数番目のデータバスラインに基準電圧Vref
が印加され、偶数フレーム時には、奇数番目のデータバ
スラインに基準電圧Vrefが印加され、偶数番目のデー
タバスラインにデータ信号が印加されて、交流駆動が行
われる。
【0164】ここに、この第5実施例においても、例え
ば、R画素290においては、一画素を構成する液晶セ
ル269、270を他の画素と電気的に独立されたコモ
ン電極285を介して電気的に直列に接続し、表示電極
277、278間にTFT303、304を介してデー
タバスライン294、295間の電圧を印加するという
構成を採用している。
【0165】この結果、スキャンバスライン302とT
FT303、304のソースとの間の寄生容量による表
示電極277、278の電圧のシフトを実質的にキャン
セルすることができる。他の画素においても、同様であ
る。
【0166】したがって、この第5実施例によっても、
第1実施例の場合と同様、交流駆動により、同一パター
ンを連続して表示する場合においても、正駆動時と負駆
動時における対称性を確保することができ、残像や、フ
リッカをなくし、高品質の画像を表示することができ
る。しかも、補助容量を設けることによる開口率の低下
や、歩留まりの低下という問題点を招くこともない。
【0167】第6実施例・・図23、図24 図23は本発明の第6実施例の要部、即ち、第2の発明
が備えるスキャンドライバ53(図2参照)の一例の要
部の回路構成を示す図である。
【0168】図中、320はスタート信号ST1をクロ
ック信号SCLK1に同期させて順にシフトする直列入
力・並列出力型のシフトレジスタ、3211、3212
・・321nはシフトレジスタ320の1ビット部分で
ある。
【0169】また、322はスタート信号ST2をクロ
ック信号SCLK2に同期させて順にシフトする直列入
力・並列出力型のシフトレジスタ、3231、3232
・・323nはシフトレジスタ322の1ビット部分で
ある。
【0170】また、3241、3242・・・324n
シフトレジスタ320、322の同一ビット目から出力
される信号をOR処理して各スキャンバスラインの走査
信号3251、3252・・・325nを生成するOR回
路である。
【0171】図24は図23に示すスキャンドライバの
動作を示す波形図であり、図24(A)はシフトレジス
タ320に供給されるクロック信号SCLK1、図24
(B)はシフトレジスタ322に供給されるクロック信
号SCLK2を示している。
【0172】また、図24(C)はシフトレジスタ32
0に供給されるスタート信号ST1、図24(D)はシ
フトレジスタ322に供給されるスタート信号ST2を
示している。
【0173】また、図24(E)はシフトレジスタ32
0の1ビット目3211から出力される信号、図24
(F)はシフトレジスタ322の1ビット目3231
ら出力される信号、図25(G)はOR回路3241
ら出力される走査信号3251を示している。
【0174】また、図24(H)はシフトレジスタ32
0の2ビット目3212から出力される信号、図24
(I)はシフトレジスタ322の2ビット目3232
ら出力される信号、図25(J)はOR回路3242
ら出力される走査信号3252を示している。
【0175】このように、走査信号3251、3252
代表して示すように、このスキャンドライバによれば、
オン電圧を、連続する第1、第2の方形波で供給する走
査信号を生成し、かつ、一のスキャンバスラインの走査
信号と、次のスキャンバスラインの走査信号とが、一の
スキャンバスラインの走査信号の第1の方形波の立ち下
がりのタイミングと、次のスキャンバスラインの走査信
号の第1の方形波の立ち上がりのタイミングとを一致さ
せると共に、一のスキャンバスラインの走査信号の第2
の方形波の立ち下がりのタイミングと、次のスキャンバ
スラインの走査信号の第2の方形波の立ち上がりのタイ
ミングとを一致させるように、各走査信号を各スキャン
バスラインに印加することができ、第2の発明を実施す
ることができる。
【0176】したがって、この第6実施例によれば、図
2に一画素部分の回路構成38を示すような、いわゆる
一画素2表示電極3トランジスタ方式のアクティブマト
リクス型液晶表示パネルを備えてなる液晶表示装置につ
いて、表示電極41、42の電圧のシフト量を従来の場
合の1/2に抑えることができるので、交流駆動により
同一パターンを連続して表示する場合においても、残像
や、フリッカを従来の場合よりも低減化して、高品質の
画像を表示することができる。
【0177】
【発明の効果】本発明中、第1の発明によれば、一画素
を構成する第1、第2の液晶セル(25、26)を他の
画素とは電気的に独立されたコモン電極(29)を介し
て電気的に直列に接続し、第1、第2の表示電極(2
7、28)間に第1、第2のトランジスタ(34、3
5)を介して第1、第2のデータバスライン(31、3
2)間の電圧を印加するという構成を採用したことによ
り、スキャンバスライン(33)と第1、第2のトラン
ジスタ(34、35)のソースとの間の寄生容量(3
6、37)による第1、第2の表示電極(27、28)
の電圧のシフトを実質的にキャンセルすることができる
ので、交流駆動により、同一パターンを連続して表示す
る場合においても、正駆動時と負駆動時における対称性
を確保することができ、残像や、フリッカをなくし、高
品質の画像を表示することができる。しかも、補助容量
を設けることによる開口率の低下や、歩留まりの低下と
いう問題点を招くこともない。
【0178】また、本発明中、第2の発明によれば、図
2に一画素部分の回路構成(38)を示すような、いわ
ゆる一画素2表示電極3トランジスタ方式のアクティブ
マトリクス型液晶表示パネルを備えてなる液晶表示装置
において、オン電圧を、連続する第1、第2の方形波で
供給するような走査信号を生成し、かつ、一のスキャン
バスラインの走査信号と、次のスキャンバスラインの走
査信号とが、一のスキャンバスラインの走査信号の第1
の方形波の立ち下がりのタイミングと、次のスキャンバ
スラインの走査信号の第1の方形波の立ち上がりのタイ
ミングとを一致させると共に、一のスキャンバスライン
の走査信号の第2の方形波の立ち下がりのタイミング
と、次のスキャンバスラインの走査信号の第2の方形波
の立ち上がりのタイミングとを一致させるように、各走
査信号を各スキャンバスラインに印加するようにされた
スキャンドライバ(53)を備えるという構成を採用し
たことにより、表示電極(41、42)の電圧のシフト
量を従来の場合の1/2に抑えることができるので、交
流駆動により、同一パターンを連続して表示する場合に
おいても、残像や、フリッカを従来の場合よりも低減化
して、高品質の画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明中、第1の発明の原理説明図である。
【図2】本発明中、第2の発明の原理説明図である。
【図3】本発明の第1実施例が備えるアクティブマトリ
クス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例の全体の構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例を構成するデータ処理部の
特性を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例の動作を示す波形図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例が備えるアクティブマトリ
クス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例の全体の構成を示す図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例が備えるデータ処理部の回
路構成を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例を構成するデータ処理部
内のRGB信号増幅部の特性を示す図である。
【図11】液晶の透過率−電圧特性の一例を示す図であ
る。
【図12】本発明の第2実施例の動作を示す波形図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例の動作を説明するための
波形図である。
【図14】本発明の第3実施例が備えるアクティブマト
リクス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図で
ある。
【図15】本発明の第3実施例の全体の構成を示す図で
ある。
【図16】本発明の第3実施例を構成するデータ処理部
の特性を示す図である。
【図17】本発明の第4実施例が備えるアクティブマト
リクス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図で
ある。
【図18】本発明の第4実施例の全体の構成を示す図で
ある。
【図19】本発明の第4実施例が備えるデータ処理部の
特性を示す図である。
【図20】本発明の第5実施例が備えるアクティブマト
リクス型液晶表示パネルの一部分の回路構成を示す図で
ある。
【図21】本発明の第5実施例の全体の構成を示す図で
ある。
【図22】本発明の第5実施例が備えるデータ処理部の
特性を示す図である。
【図23】本発明の第6実施例の要部、即ち、第2の発
明が備えるスキャンドライバの一例の要部の回路構成を
示す図である。
【図24】図23に示すスキャンドライバの動作を示す
波形図である。
【図25】従来の液晶表示装置の一例(第1従来例)が
備えるアクティブマトリクス型液晶表示パネルの一画素
部分の回路構成を示す図である。
【図26】従来の液晶表示装置の他の例(第2従来例)
が備えるアクティブマトリクス型液晶表示パネルの一画
素部分の回路構成を示す図である。
【図27】図26に示すアクティブマトリクス型液晶表
示パネルを備えてなる従来の液晶表示装置(第2従来
例)が備えるスキャンドライバが出力する走査信号の一
部を示す波形図である。
【図28】図25に示すアクティブマトリクス型液晶表
示パネルを備えてなる液晶表示装置(第1従来例)が有
する問題点を説明するための波形図である。
【図29】補助容量を備えてなるアクティブマトリクス
型液晶表示パネルの一例の一画素部分の回路構成を示す
図である。
【図30】図26に示すアクティブマトリクス型液晶表
示パネルを図27に示す駆動方法で駆動するように構成
された液晶表示装置(第2従来例)が有する問題点を説
明するための波形図である。
【符号の説明】
(図1) 34、35 スイッチ素子をなすトランジスタ 36、37 寄生容量 (図2) 48、49 スイッチ素子をなすトランジスタ 51、52 寄生容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大浦 道也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 森田 敬三 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 吉岡 浩史 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 高原 和博 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、第2の表示電極(27、28)に液
    晶(30)を介してコモン電極(29)を対向させて第
    1、第2の液晶セル(25、26)を構成すると共に、
    前記第1の表示電極(27)を第1のトランジスタ(3
    4)のソースに接続し、この第1のトランジスタ(3
    4)のドレイン及びゲートをそれぞれ第1のデータバス
    ライン(31)及びスキャンバスライン(33)に接続
    し、前記第2の表示電極(28)を第2のトランジスタ
    (35)のソースに接続し、この第2のトランジスタ
    (35)のドレイン及びゲートをそれぞれ第2のデータ
    バスライン(32)及び前記スキャンバスライン(3
    3)に接続して一画素部分を形成してなるアクティブマ
    トリクス型液晶表示パネルを備え、前記第1、第2のデ
    ータバスライン(31、32)間に前記第1、第2の液
    晶セル(25、26)を駆動するための電圧を印加する
    ように構成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記第1、第2のデータバスライン(3
    1、32)にそれぞれ所定の基準電圧を基準として対称
    関係にある第1、第2のデータ信号電圧を印加すること
    により、前記第1、第2のデータバスライン(31、3
    2)間に前記第1、第2の液晶セル(25、26)を駆
    動するための電圧を印加するように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】水平ライン方向上、前記第1のデータバス
    ライン(31)を挟んで隣合う画素は、前記第1のデー
    タバスライン(31)を前記第2のデータバスライン
    (32)とし、前記第2のデータバスライン(32)を
    挟んで隣合う画素は、前記第2のデータバスライン(3
    2)を前記第1のデータバスライン(31)としている
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記第2のデータバスライン(32)を前
    記スキャンバスライン(33)以外のスキャンバスライ
    ンに接続し、前記第2のデータバスライン(32)の電
    圧を前記スキャンバスライン(33)以外のスキャンバ
    スラインの走査信号のオフ電圧に固定し、前記第1のデ
    ータバスライン(31)にデータ信号電圧を印加するこ
    とにより、前記第1、第2のデータバスライン(31、
    32)間に前記第1、第2の液晶セル(25、26)を
    駆動するための電圧を印加するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】所定の基準電圧が印加される基準電圧バス
    ラインを設け、前記第2のデータバスライン(32)を
    前記基準電圧バスラインに接続し、前記第2のデータバ
    スライン(32)の電圧を前記所定の基準電圧に固定
    し、前記第1のデータバスライン(31)にデータ信号
    電圧を印加することにより、前記第1、第2のデータバ
    スライン(31、32)間に前記第1、第2の液晶セル
    (25、26)を駆動するための電圧を印加するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  6. 【請求項6】前記第2のデータバスライン(32)の電
    圧を所定の基準電圧に固定し、前記第1のデータバスラ
    イン(31)にデータ信号電圧を印加するフレームと、
    前記第1のデータバスライン(31)の電圧を前記所定
    の基準電圧に固定し、前記第2のデータバスライン(3
    2)にデータ信号電圧を印加するフレームとを繰り返す
    ことにより、前記第1、第2のデータバスライン(3
    1、32)間に前記第1、第2の液晶セル(25、2
    6)を駆動するための電圧を印加するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】第1、第2の表示電極(41、42)に液
    晶(44)を介してコモン電極(43)を対向させて第
    1、第2の液晶セル(39、40)を構成し、前記第1
    の表示電極(41)を第1のトランジスタ(48)のソ
    ースに接続し、この第1のトランジスタ(48)のドレ
    イン及びゲートをそれぞれデータバスライン(45)及
    びスキャンバスライン(46)に接続し、前記第2の表
    示電極(42)を第2のトランジスタ(49)のソース
    に接続し、この第2のトランジスタ(49)のドレイン
    及びゲートをそれぞれ前記データバスライン(45)及
    び前記スキャンバスライン(46)に接続すると共に、
    前記第1、第2の表示電極(41、42)をそれぞれ第
    3のトランジスタ(50)のドレイン及びソースに接続
    し、この第3のトランジスタ(50)のゲートを次のス
    キャンバスライン(47)に接続して一画素部分を形成
    してなるアクティブマトリクス型液晶表示パネルを備え
    てなる液晶表示装置であって、オン電圧を、連続する第
    1、第2の方形波で供給するような走査信号を生成し、
    かつ、一のスキャンバスラインの走査信号と、次のスキ
    ャンバスラインの走査信号とが、前記一のスキャンバス
    ラインの走査信号の第1の方形波の立ち下がりのタイミ
    ングと、前記次のスキャンバスラインの走査信号の第1
    の方形波の立ち上がりのタイミングとを一致させると共
    に、前記一のスキャンバスラインの走査信号の第2の方
    形波の立ち下がりのタイミングと、前記次のスキャンバ
    スラインの走査信号の第2の方形波の立ち上がりのタイ
    ミングとを一致させるように、各走査信号を各スキャン
    バスラインに印加するように構成されたスキャンドライ
    バ(53)を備えていることを特徴とする液晶表示装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980051990A (ko) * 1996-12-24 1998-09-25 손욱 평판 표시 장치 및 그 구동 방법
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