JPH0625734Y2 - チェ−ン張り装置 - Google Patents
チェ−ン張り装置Info
- Publication number
- JPH0625734Y2 JPH0625734Y2 JP12069087U JP12069087U JPH0625734Y2 JP H0625734 Y2 JPH0625734 Y2 JP H0625734Y2 JP 12069087 U JP12069087 U JP 12069087U JP 12069087 U JP12069087 U JP 12069087U JP H0625734 Y2 JPH0625734 Y2 JP H0625734Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- case
- leaf springs
- free end
- tubular member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はチェーン張り装置に関する。
（従来の技術） 従来のチェーン張り装置として、例えば、複数枚の帯状
板ばねを重合して弧状に湾曲させてチェーンタイトナを
形成し、このチェーンタイトナの一端をチェーンケース
に枢支又は固着し、他端を自由端としてチェーンケース
内面に摺接又は近接させると共に、湾曲状とされた中間
部をチェーンケース内に掛張したチェーンに摺接させて
チェーンにテンションを付与するものがある。
板ばねを重合して弧状に湾曲させてチェーンタイトナを
形成し、このチェーンタイトナの一端をチェーンケース
に枢支又は固着し、他端を自由端としてチェーンケース
内面に摺接又は近接させると共に、湾曲状とされた中間
部をチェーンケース内に掛張したチェーンに摺接させて
チェーンにテンションを付与するものがある。
（考案が解決しようとする問題点） 前記従来のものは、チェーンタイトナの自由端で、板ば
ね同志が幅方向に相対的にずれ動き、チェーンの張りに
影響を与えることがある。そこで、チェーンケース内面
からチェーンタイトナの自由端の幅方向両側方に規制板
を突設し、この規制板により自由端で板ばね同志が幅方
向にずれ動くのを防止しようとしたものがある。しかし
ながら、規制板とチェーンタイトナとの間には組立上の
すき間が生じ、そのためチェーンタイトナが幅方向に揺
動した際、規制板と接触して異音を発生させる。また、
チェーンケース内面とチェーンタイトナの自由端とが、
チェーンの振動によって摺接又は衝当して異音を発生さ
せることがある。
ね同志が幅方向に相対的にずれ動き、チェーンの張りに
影響を与えることがある。そこで、チェーンケース内面
からチェーンタイトナの自由端の幅方向両側方に規制板
を突設し、この規制板により自由端で板ばね同志が幅方
向にずれ動くのを防止しようとしたものがある。しかし
ながら、規制板とチェーンタイトナとの間には組立上の
すき間が生じ、そのためチェーンタイトナが幅方向に揺
動した際、規制板と接触して異音を発生させる。また、
チェーンケース内面とチェーンタイトナの自由端とが、
チェーンの振動によって摺接又は衝当して異音を発生さ
せることがある。
本考案は、前記問題点に鑑みて案出されたもので、チェ
ーンタイトナの自由端で、板ばね同志が幅方向に相対的
にずれ動くのを防止すると共に、チェーンタイトナの自
由端とチェーンケース内面との摺接又は衝当による異音
が発生するのを防止するチェーン張り装置を提供するこ
とにある。
ーンタイトナの自由端で、板ばね同志が幅方向に相対的
にずれ動くのを防止すると共に、チェーンタイトナの自
由端とチェーンケース内面との摺接又は衝当による異音
が発生するのを防止するチェーン張り装置を提供するこ
とにある。
（問題点を解決するための手段） 本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段は
複数枚の帯状板ばね18を重合して弧状に湾曲させたチェ
ーンタイトナ12の一端をチェーンケース８に取付け、他
端を自由端とすると共に、湾曲中間部15をチェーンケー
ス８内に掛張したチェーン11に摺接してこれにテンショ
ンを付与するチェーン張り装置において、 前記チェーンタイトナ12の自由端19のチェーンケース８
内面に近接する部分に、ゴム様材料から成る筒部材16を
複数枚の板ばね18全てに亘って外嵌固定すると共に、こ
の筒部材16がチェーンケース８内面に接触するように構
成した点にある。
複数枚の帯状板ばね18を重合して弧状に湾曲させたチェ
ーンタイトナ12の一端をチェーンケース８に取付け、他
端を自由端とすると共に、湾曲中間部15をチェーンケー
ス８内に掛張したチェーン11に摺接してこれにテンショ
ンを付与するチェーン張り装置において、 前記チェーンタイトナ12の自由端19のチェーンケース８
内面に近接する部分に、ゴム様材料から成る筒部材16を
複数枚の板ばね18全てに亘って外嵌固定すると共に、こ
の筒部材16がチェーンケース８内面に接触するように構
成した点にある。
（作用） 複数枚の板ばね18を重合して構成されたチェーンタイト
ナ12の自由端19に、ゴム様材料より成る筒部材16が複数
枚の板ばね18全てに亘って外嵌固定されて、板ばね18同
志が幅方向に相対的にずれ動くことが阻止される。
ナ12の自由端19に、ゴム様材料より成る筒部材16が複数
枚の板ばね18全てに亘って外嵌固定されて、板ばね18同
志が幅方向に相対的にずれ動くことが阻止される。
また、筒部材16は自由端19のチェーンケース８内面に近
接する部分に、チェーンケース８内面に接触するように
設けられ、チェーン11が振動した際、筒部材16がチェー
ンケース８内面に摺接又は衝当し、且つ筒部材16がゴム
様材料により形成されているので異音を発生させること
がない。
接する部分に、チェーンケース８内面に接触するように
設けられ、チェーン11が振動した際、筒部材16がチェー
ンケース８内面に摺接又は衝当し、且つ筒部材16がゴム
様材料により形成されているので異音を発生させること
がない。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第１図において示すものは、農用トラクタの後部に装着
されるセンタードライブ式ロータリ耕耘機の動力伝達装
置１である。
されるセンタードライブ式ロータリ耕耘機の動力伝達装
置１である。
前記動力伝達装置１は、その中央部に動力受入ギヤボッ
クス２を有し、このギヤボックス２には後端にベベルピ
ニオン４を有する入力軸３が回転自在に支持されてい
る。入力軸３の前端は図示省略の伝動軸を介してトラク
タのＰＴＯ軸に連結される。また、ギヤボックス２内に
はベベルピニオン４と噛合するベベルギア５が回転自在
に支持され、このベベルギア５と同行回転する伝動軸６
に駆動スプロケット７が固定されている。
クス２を有し、このギヤボックス２には後端にベベルピ
ニオン４を有する入力軸３が回転自在に支持されてい
る。入力軸３の前端は図示省略の伝動軸を介してトラク
タのＰＴＯ軸に連結される。また、ギヤボックス２内に
はベベルピニオン４と噛合するベベルギア５が回転自在
に支持され、このベベルギア５と同行回転する伝動軸６
に駆動スプロケット７が固定されている。
前記ギヤボックス２の左右両側にはサポートフレームが
突設され、ギヤボックス２の下部にはチェーンケース８
が垂下状に一体形成されている。チェーンケース８の下
部には耕耘爪軸９が回転自在に支持され、この爪軸９に
従動スプロケット10が固定されている。この従動スプロ
ケット10と前記駆動スプロケット７との間には無端チェ
ーン11が掛張されている。
突設され、ギヤボックス２の下部にはチェーンケース８
が垂下状に一体形成されている。チェーンケース８の下
部には耕耘爪軸９が回転自在に支持され、この爪軸９に
従動スプロケット10が固定されている。この従動スプロ
ケット10と前記駆動スプロケット７との間には無端チェ
ーン11が掛張されている。
前記チェーンケース８内にはチェーン11にテンションを
付与するチェーンタイトナ12が設けられている。このチ
ェーンタイトナ12は２枚の帯状板ばね18を重合して湾曲
状に形成されている。また、チェーンタイトナ12は、そ
の上端がチェーンケース８上部に設けられた支持ブラケ
ット13にピン14を介して回動自在に枢支され、下端が自
由端19とされている。そして、湾曲状とされたチェーン
タイトナ12の中間部15はチェーン11に摺接している。ま
た、チェーンタイトナ12の自由端19は、その先端がチェ
ーン11側に向うように若干湾曲され、その湾曲部分には
筒部材16が設けられている。
付与するチェーンタイトナ12が設けられている。このチ
ェーンタイトナ12は２枚の帯状板ばね18を重合して湾曲
状に形成されている。また、チェーンタイトナ12は、そ
の上端がチェーンケース８上部に設けられた支持ブラケ
ット13にピン14を介して回動自在に枢支され、下端が自
由端19とされている。そして、湾曲状とされたチェーン
タイトナ12の中間部15はチェーン11に摺接している。ま
た、チェーンタイトナ12の自由端19は、その先端がチェ
ーン11側に向うように若干湾曲され、その湾曲部分には
筒部材16が設けられている。
前記筒部材16はゴム又は合成樹脂等の弾性材料より直方
体に形成されている。また、筒部材16には矩形状の嵌合
孔17が貫通形成され、この嵌合孔17にチェーンタイトナ
12の自由端19を、その各板ばね18を重合した状態で圧入
気味に挿通することにより、筒部材16はチェーンタイト
ナ12の自由端に外嵌固定されている。これにより、自由
端19で板ばね18同志が結束され、板ばね18同志が幅方向
に相対的にずれ動くことが防止される。また、筒部材16
は自由端の湾曲部分、すなわちチェーンケース８内面に
近接する部分に設けられているので、筒部材16がチェー
ンケース８内面に摺接し、自由端19はチェーンケース８
に接触しないようにされている。これにより、チェーン
11が振動した際、自由端19とチェーンケース８とが接触
して異音を発生させるのが防止される。なお、図例では
筒部材16の隣合う２面の角部が、チェーンケース８に形
成された窓孔21を閉塞する蓋体22の内面に摺接してお
り、これにより、筒部材16はチェーンケース８に対して
線接触されているので、チェーン11が振動した際、筒部
材16とチェーンケース８内面との摺接が円滑となる。
体に形成されている。また、筒部材16には矩形状の嵌合
孔17が貫通形成され、この嵌合孔17にチェーンタイトナ
12の自由端19を、その各板ばね18を重合した状態で圧入
気味に挿通することにより、筒部材16はチェーンタイト
ナ12の自由端に外嵌固定されている。これにより、自由
端19で板ばね18同志が結束され、板ばね18同志が幅方向
に相対的にずれ動くことが防止される。また、筒部材16
は自由端の湾曲部分、すなわちチェーンケース８内面に
近接する部分に設けられているので、筒部材16がチェー
ンケース８内面に摺接し、自由端19はチェーンケース８
に接触しないようにされている。これにより、チェーン
11が振動した際、自由端19とチェーンケース８とが接触
して異音を発生させるのが防止される。なお、図例では
筒部材16の隣合う２面の角部が、チェーンケース８に形
成された窓孔21を閉塞する蓋体22の内面に摺接してお
り、これにより、筒部材16はチェーンケース８に対して
線接触されているので、チェーン11が振動した際、筒部
材16とチェーンケース８内面との摺接が円滑となる。
20はチェーンタイトナ12の過度の変形を防止するための
ストッパーである。
ストッパーである。
なお、前記筒部材16の形状は円柱状、球状、多角柱状又
は不定形状であっても良い。また、チェーンタイトナ12
は３枚以上の板ばね18で構成されても良く、その上端は
チェーンケース８に固定であっても良く、その際筒部材
16はチェーンケース８内面に摺接されなくても良い。
は不定形状であっても良い。また、チェーンタイトナ12
は３枚以上の板ばね18で構成されても良く、その上端は
チェーンケース８に固定であっても良く、その際筒部材
16はチェーンケース８内面に摺接されなくても良い。
（考案の効果） 本考案によれば、複数枚の帯状板ばね18を重合して構成
されたチェーンタイトナ12の自由端19に、ゴム様材料か
ら成る筒部材16を複数枚の板ばね18全てに亘って外嵌固
定したので、板ばね18は自由端19で結束されて、板ばね
18同志が幅方向に相対的にずれ動くことが防止される。
されたチェーンタイトナ12の自由端19に、ゴム様材料か
ら成る筒部材16を複数枚の板ばね18全てに亘って外嵌固
定したので、板ばね18は自由端19で結束されて、板ばね
18同志が幅方向に相対的にずれ動くことが防止される。
また、筒部材16は自由端19のチェーンケース８内面に近
接する部分に設けられると共に筒部材16がチェーンケー
ス８内面に接触するように構成され、これにより、チェ
ーン11が振動した際、筒部材16がチェーンケース８内面
に摺接又は衝当するので、従来のように、自由端がチェ
ーンケース８内面に摺接又は衝当して異音を発生さると
いうことが防止される。
接する部分に設けられると共に筒部材16がチェーンケー
ス８内面に接触するように構成され、これにより、チェ
ーン11が振動した際、筒部材16がチェーンケース８内面
に摺接又は衝当するので、従来のように、自由端がチェ
ーンケース８内面に摺接又は衝当して異音を発生さると
いうことが防止される。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例を示し、第１図は側面断面図、第
２図はチェーンタイトナ及び筒部材の外観図である。 １…動力伝達装置、８…チェーンケース、11…チェー
ン、12…チェーンタイトナ、15…中間部、16…筒部材、
18…板ばね、19…自由端。
２図はチェーンタイトナ及び筒部材の外観図である。 １…動力伝達装置、８…チェーンケース、11…チェー
ン、12…チェーンタイトナ、15…中間部、16…筒部材、
18…板ばね、19…自由端。
Claims (1)
- 【請求項１】複数枚の帯状板ばね18を重合して弧状に湾
曲させたチェーンタイトナ12の一端をチェーンケース８
に取付け、他端を自由端とすると共に、湾曲中間部15を
チェーンケース８内に掛張したチェーン11に摺接してこ
れにテンションを付与するチェーン張り装置において、 前記チェーンタイトナ12の自由端19のチェーンケース８
内面に近接する部分に、ゴム様材料から成る筒部材16を
複数枚の板ばね18全てに亘って外嵌固定すると共に、こ
の筒部材16がチェーンケース８内面に接触するように構
成したことを特徴とするチェーン張り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12069087U JPH0625734Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | チェ−ン張り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12069087U JPH0625734Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | チェ−ン張り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6425556U JPS6425556U (ja) | 1989-02-13 |
| JPH0625734Y2 true JPH0625734Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31367022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12069087U Expired - Lifetime JPH0625734Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | チェ−ン張り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625734Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001355688A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Borg Warner Automotive Kk | ブレードテンショナ |
| JP4651778B2 (ja) * | 2000-06-15 | 2011-03-16 | ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社 | ブレードテンショナ |
-
1987
- 1987-08-06 JP JP12069087U patent/JPH0625734Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6425556U (ja) | 1989-02-13 |
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